JPS58159748A - 患者用洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、寝たきり患者等の身体の自由がきかない者を
洗浄する装置に関する。

従来、病院等においては、寝たきゃ患者等の身体の不自
由な患者を洗浄するのに、底の低い浴僧を用いており、
介助者がこれに患者を抱き上けて入れ、洗浄した後再度
抱きよけて、ベッドに横たえる、要領で行なっている。

これは、介助者にとっては、かなりの重労働であり、し
かも、浴室の湿った暑い雰囲気岬の労働でめるから見か
け以上につらい仕事である一方、患者にとっても、例え
ば、腰痛患者の場合、抱き上げられ時あるいは洗浄時に
腰痛で悩まされることが多く、他の一般患者にとっても
苦痛を伴うことが多く問題であった。

本発明は、斯かる問題を解消すべくなされたもので、特
に寝たきシ患者の洗浄を、介助者にとって上記した如き
苦労がなく、患者１冴にとっても、上記した如き苦痛が
なく、＃ヨぼ完全に、かつスムースになし得る患者用洗
浄装置を提供することを目的としている。

このため、本発明の患者用洗浄装置は、患者支承枠と、
患者に流体を吹き付ける流体噴射装置と、前記患者支承
枠と前記流体噴射装置と全相対的に移動させる駆動手段
とを備えたことを特徴としている。

第１〜３図は、本発明の一実施例に係る患者用洗浄装置
を示す。該患者用洗浄装置は、主に、患者を寝かせた状
態で洗浄台枠ｌに載置する患者支承枠２、患者に温水２
石け／、ｙ’Ａ−あるいは乾燥用熱風を吹き付ける流体
噴射装置３、該流体噴射装置３を第１図左右方向に往復
駆動する即ち前記患者支水砕２に対して移動させる駆動
手段４、患者の首部から下の身体部、前記流体噴射装置
３等を囲うカバー５、以上の構成部材のほぼすべてを支
持する基盤台６等からなる。

患者支承枠２ｔｉｇ３図に示したように、枠２ａに網２
ｂを張設して通水性にしたもので、枠２＆の下方４個所
に車輪２ｃを設けている。洗浄台枠１ｉｉ、前記患者支
承枠２とほぼ同大の枠で、第２図に示すように患者支承
枠２の車輪２ｃを案内するガイドレール１ａを設けてお
り、さらに、その下方に流体噴射装置３Ｐよび駆動手段
４を載置する棚枠１ｂを設けている。該棚枠１ｂＫＦｉ
、彼達する可動ブロック４ｄを案内するガイドレールｌ
ｃを設けている。流体噴射装置３は、第２図に示すよう
に可動　ブロック４ｄの上方に固設した固定管３ａ、＃
固定管３ａと連通すべく一体的にかつ前記患者支承枠２
および患者を囲うべく設けた環条管３ｂ、さらに固定管
３ａに流体を供給するホース３ｃ等からなり、前記環条
管３ｂＫは、患者に向けて流体（温水、石けん水あるい
は乾燥用熱又、前記ホース３ｃの先端は、分岐管３ｆを
介して温水供給管３　ｇ、石けん水供給管、３　ｈ、熱
気供給管３１に接続され、これら供給管はコックの操作
によって択一的に開閉される。

駆動手段４は、主に、電動モータ４ａ、該電動モータ４
ｍの回転軸に連結した推進軸４ｂ、該推進軸４ｂを支承
する２つの軸受ブロック４ｃ、および推進軸４ｂに螺合
され、該推進軸の正逆回転により前記棚ａｔｂに設けた
ガイドレール１ｃに案内されて第１図左右方向に往復動
する可動ブロック４ｄ等からなる。カバー５には、上記
の構成よりなる洗浄装置を使用した後のカバ−５内部の
湿った暑い空気を排出する排出管５ａｉ設けており、さ
らに第３図に示すような患者用出入口５ｂを設けている
。該出入口５ｂには流体漏止め部）９５ｅ全垂設してい
る。

上記構成よりなる本発明の実施例に係る供者用　　　本
洗浄装置の作用を次に説明する。

先ず、図示しない患者移送用のｂ］動寝台に載せた患者
支承枠２に患者を仰向けあるいは俯伏せに寝かせる。次
に該可動寝台を押動して、洗浄台枠１の第１図左端側に
接続させ、患者支承枠２の車輪２ｃｆｒ：洗浄台枠１の
ガイドレールＩａに案内させて患者支承枠２をカバー５
の内奥へ押込み、第１図に示すように位置させる。そこ
で、例えば、図示しない温水供給管３ｇのコックを開き
、温水をホース３ｃ、固定管３ａを介して環条管３ｂに
供給し、第２図に示すように、ノズル３ｅがら温水を患
者に向けて噴射させる。これと同時に、電動モータ４’
ａを作動させ、推進軸４ｂを正逆回転させることによっ
て可動ブロック４ｄｉ第１図左右方向に往復動させ、患
者の首部から下の身体部のはげすべてに温水を吹き付け
るようにする。この電動モータ４ａの正逆回転の切換え
は、カイトレール１ｃの両端近傍に設けた可動ブロック
４ｄの位置検出子１！ｔ４ｅからの検出信号によってな
される。

そして、温水供給管３ｇのコックを閉め、石けん水供給
管３ｈのコックを開き、温水の場合とほぼ同じ作動によ
り、石けん水を患者の首部から下の身体部のほぼすみず
みまで吹き付け、界面活性効果が得られたところで、石
けん水供給管３ｈのコックを閉め、再び温水供給管３ｇ
のコックを開き、温水を患者に吹き付け、石けん水と体
表面の汚れを洗い流す。その後、温水供給管３ｇのコッ
クを閉じ、熱気供給管３１のコックを開き、上記とほぼ
同じ過Ｓを経て、熱気を患者に吹きつき、濡れた身体を
乾燥させる。

この一方、排出ポンプ５ｄを作動させることによりカバ
ー５に設けた排出管５ａから、カバー５内の湿った暑い
空気を排出させていき、適当なところで、電動モータ４
ａの作動スイッチを切り、熱気供給管のコック３１を閉
め、排出ポンプ５ｄの作動スイッチを切って洗浄を終了
する。そして、その後、患者を再び患者支承枠２に寝か
せた状態で、骸患者支水砕２を引っ張り、本洗浄装置の
左端に待機した可動寝台に移乗させ、患者の元の寝台へ
と搬送する。

このように、本発明の患者用洗浄装置は、患者を横たえ
る患者支承枠２と、患者に流体を吹きつける流体噴射装
置３と、前記患者支承枠２と前記流体噴射装置３とを相
対的に移動させる駆動手段４とを備えているので、介助
者は患者を患者支承枠２に構ええ、流体噴射装置３およ
び駆動手段４等を作動させればよく、後は本装置が、患
者をすみずみまできれいに流体による適当なマツサージ
効果と共に洗浄していくのである。そして、本装置の使
用後は、介助者は患者を例えば、可動寝台に移すのみで
よいので、患者を抱き上げて浴槽に出入れし、手作業で
洗浄、払拭等していた従来の苦労が全くといってよい程
なくなり、しかも、次々と患者を本装置に位置させ得、
能率が大幅に向上するのである。また、患者にとっても
、従来の苦痛が、全くといってよい程なくなり、しかも
、ソフトで快適なマツサージを伴う、はぼ完全な洗浄が
なされるので、喜ばれ、ひいては、早期治療にも役立つ
ものとなるのである。

以上の如き本発明の効果に加え、前記実施例としての患
者用洗浄装置によれば、次のような種々即ち、患者支承
枠２には網２ｂを張設しているので、網目からも患者の
身体に流体が吹き付けられ、患者支承枠２下方からも良
好な洗浄効果が得られる。例えば、患者を仰向けに寝か
せた図示例だと、背中側にも得られるため、患者を裏返
し反転させて洗浄過程を繰返す必要がない。また、車輪
２Ｃが洗浄台枠１のガイドレール１ａに案内されるよう
にしているので、スムースに患者を洗浄台枠１上に位置
させることができ、より介助者の労力が軽減される。流
体噴射装置１ｔ３の環条管３ｂは患者を包囲する大きさ
に形成され、これには患者に向けて流体を噴射するノズ
ル３ｅを第２図に示すように複数個配役しているので、
身体のすみずみまで流体が吹き付けられ、はぼ全身的か
つ全面的な洗浄が可能となる。又、ホース３Ｃの先端を
温水供給管３ｇ、石けん水供給管３ｈ、熱気供給管３１
に接続し、これら供給管をコックで択一１．、Ｈカ、１
よ、よ−い、。７４□。　：作用から、乾燥作用まで同
一場所にて連続してなされ、介助者の労力がより軽減さ
れる、駆動手段４は、この場合、極めて簡単な構造の装
置にしているので、本装置のコストが安くなるが、一方
、流体噴射装置３をスムースに患者に対して往復動させ
得る機能を十分に有する。

この実施例の場合、カバー５を用いているので、保温効
果があり、患者にとって、快適である一方、室内の温度
、湿度の過大な上昇が防止され、介助者にとっても助か
る。カバー５の患者出入口５ｂには可撓性ある流体濡れ
止め部片５ｃｔ−画設し、これを患者の首凡に接触させ
るようにしているので、本装置の１史用中、患者の顔向
等にカバー５内の流体が飛散してくることはない。又、
排出管５ａを設けているのでカバー５内の空調がスムー
スになされ、次々と本装置を使用し得る。

なお、前記実施例のうちカバーとしては他に糧々のもの
が考えられるが、例えば、第４図に示すような蝶番７を
介した開閉式のカバー８でもよく、更に、このｎｔｍ部
の首冗用切欠８ｂの内局縁にスポンジゴム等の弾力性材
料より成る流体漏れ止め部片８ａを設けるとよい、、−
！た、カバーの適所に窓を設け、あるいは、カバー全体
を透明に構成して、内部の様子ｔ−観察できるようにす
れば、安全対策上有益である。又、流体噴射装置３の環
状管３ｂの高さ位置を、固定管３ａの上下動や伸縮によ
って適宜ｉｔ＝できるようにすれば、噴射ノズル３ｅを
患者の膝等の特電部位により接近させ、該患部に対する
マツサージ効果ケ更に高めることができる。更に、ホー
ス３Ｃの先端には、温水供給管のみ、あるいは温水供給
管と石けん水供給管のみを接続してもよい。

前記実施例では、流体噴射装置３を患者支承枠２に対し
て移動させるようにしているが、他の構造の流体噴射装
置を基盤台６に固定し、他の構造の患者支承枠を他の構
造の駆動手段でその流体噴射装置に対して移動させるよ
うにしてもよく、あるいは、流体噴射装置及び患者支承
枠の両方を駆動手段ですれ違い方向に往復動させるよう
にしてもよい１、駆動手段の他のものとしては、クラン
ク−構、ピニオン・ラック機構、螺旋体による往復直線
運動機構、カルダン円応用の往復直線運動機構等を用い
たものなど種々考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る患者用洗浄装置を示す
正面縦断面図、第２図は第１図の■−■線断面図、第３
図はその患者用出入口側部分の斜視図、第４図は他の構
造のカバーを示す説明図である。 １・・・洗浄台枠、２・・・患者支承枠、３・・・流体
噴射装置、４・・・駆動手段、５・−・カバー。 特許出瓢人　井　上　芳　− 代理人弁理士　増　１）　　　守 ＩＬ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 患者支承枠と、患者に流体を吹き付ける流体噴射装置と
   、前記患者支承枠と前記流体噴射装置とを相対的に移動
   させる駆動手段とを備えたことを特徴とする患者用洗浄
   装置。