JPS5815899Y2 - シツリヨウブンセキケイヨウイオンゲン - Google Patents

シツリヨウブンセキケイヨウイオンゲン

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Publication number
JPS5815899Y2
JPS5815899Y2 JP1975056558U JP5655875U JPS5815899Y2 JP S5815899 Y2 JPS5815899 Y2 JP S5815899Y2 JP 1975056558 U JP1975056558 U JP 1975056558U JP 5655875 U JP5655875 U JP 5655875U JP S5815899 Y2 JPS5815899 Y2 JP S5815899Y2
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JP
Japan
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hole
ionization
slide plate
electron
guide groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975056558U
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English (en)
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JPS51136190U (ja
Inventor
亀島紀夫
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は質量分析計のイオン源の改良に関するものであ
る。
周知の如く質量分析における重要な技法として試料のイ
オン化方式があるが、頻用されるイオン化方式としては
、電子を試料分子に当てXこれを分断し多種の断片イオ
ン(フラグメントイオン)を形成させるEI方式および
試料と低分子の反応ガスとを共存させておき、電子によ
って該反応ガスを電離させ、生じたイオンを試料分子と
結合させるCI方式とがある。
EI方式は比較的高い真空度(I Cr4Torr )
に保存したイオン化箱内で試料分子に電子を衝突させる
ので、その外周空間たる質量分析空間との真空度の差は
少いのであるが、CI方式ではイオン化箱内にI To
rr程度のかなり高い圧力の反応ガスを導入しながら前
記の如く反応ガスをイオン化して試料分子と反応させる
のでイオン化箱と質量分析空間との圧力差はきわめて大
きい。
CI方式のイオン化箱はEI方式用のものに比べてこの
ような大きな圧力差を維持しかつ質量分析計の真空ポン
プの負担を軽減し、反応ガスおよび試料のロスをなるべ
く少くするためイオン化箱と質量分析空間との気体分子
通過のコンダクタンスを出来るだけ小さくするようにし
ている。
即ち具体的にはCI方式のイオン化箱はEI方式のもの
に比べ主要な相違点として電子入射孔、イオン出射孔等
をきわめて小さく形成しているのである。
従って従来では予めCI方式専用およびEI方式専用の
イオン化箱を別々に用意しておき、CI−EI方式間の
切換えに際してそれぞれに応じたイオン化箱に取り替え
ねばならないと云う煩雑さがあった。
こSにおいて本考案は同一イオン化箱を使用してイオン
化箱と質量分析空間との気密を十分に保持したま\、ワ
ンタッチでCI−EI方式間の切り替えが可能な質量分
析計用イオン源を提供せんとするものであって、次にそ
れを実施例図について説明すると、第1図乃至第5図は
電子入射孔とイオン出射孔とをワンタッチでCI−EI
方式間の切り替え可能にした場合であって、そのうち第
1図、第2図はCI方式にセットした場合、第3図、第
4図はEI方式にセットした場合である。
即ちEI方式用の場合比較的大形の電子入射孔1とイオ
ン出射孔2を設けたイオン化箱3の各孔1.2の外面上
に、当り面4,4′を有する案内溝5,5′を設けて、
案内溝5を摺動可能なスライドプレート6にはCI方式
用の比較的小形の電子入射孔7および一定間隔をおいて
バカ穴8を、そして案内溝5′を摺動可能なスライドプ
レート6′にはCI方式用の比較的小形のイオン出射孔
7′及び一定間隔をおいてバカ穴8′を穿設し、両スラ
イドプレート6.6′のそれぞれの両側辺をヘールバネ
9a 、9b 、9c 、sctにより前記案内溝5,
5′内に摺動自在に押圧保持してアングル部材10およ
びビス11a、11bにより一体に連結したものである
このように一体としたスライドプレート6.6′を摺動
させてCI−EI方式間を切り替え作動させる実施例と
しては第5図に示す如くスライドプレート6 、6’と
L字状のてこ12とをアーム13により遊嵌状にピン止
め13a 、13bして連結し、ロッド14の上下方向
の作動および引きバネ15の作用により、てこ12を支
点16を中心として一定角度回動させると容易に実施で
きることとなる。
このように構成することによりロッド14を弓上げてバ
ネ15の作用でスライドプレート6.6′を当り面4,
4′まで摺動させた場合(第1図、第2図)にはイオン
化箱3に設けられたEI方式用の電子入射孔1とイオン
出射孔2はスライドプレート上に設けられたこれより小
さいCI方式用の孔7,7′によって規制されてイオン
化箱3はCI方式用のものとして作用することになり、
次にロッド14を下方に押下げることによりスライドプ
レート6 、6’を一定距離引出して、イオン化箱3の
各孔1,2上にこれより大きいバカ穴8,8′を位置さ
せた場合(第3図、第4図)にはイオン化箱3はEI方
式用のものとして作用することになり、CI−EI方式
間の切り替えがロッド14を上下動させると云うワンタ
ッチの操作で可能となる。
尚こ\でスライドプレート6.6′のバカ穴8゜8′は
必ずしも必要なものではなく、スライドプレートを引出
してEI方式用として作用させる際にイオン化箱3の孔
1,2を被わないようにスライドプレートを形成すれば
よいのである。
第6図は本考案の他の実施例であって、電子トラップ1
7がイオン化箱3と離れて位置している場合(これに対
し、前記実施例第1図乃至第5図は電子トラップがイオ
ン化箱内に絶縁物を介して取付けられていることになる
)にはフィラメント18よりの電子はイオン化箱3下面
の電子射出孔(図示せず)を通過して電子トラップ17
に到達することになるので、イオン化箱3の該電子射出
孔上にも前記実施例と同様のスライドプレートを設けて
、結局イオン化箱3の三面にスライドプレート6.6’
、6″を設けてこれらをチャンネル部材19およびビス
20a 、20b 、20cで一体に連結したものであ
って、電子入射孔、イオン出射孔、電子出射孔のそれぞ
れについてワンタッチでCI−EI方式間の取り替え操
作ができることになる。
また別の実施例としては、それぞれのスライドプレート
にEI方式用の穴とCI方式用の穴の中間の大きさの孔
を設けておくと、例えば試料の損失が問題となるような
EI方式の分析においてこの中間の大きさの孔を使用す
ることができることになる。
叙上の如く本考案によりCI−EI方式間の切り替えに
際してイオン化箱を交換する手間が省けることになり、
また切り替え操作もワンタッチで簡単にできる質量分析
計が得られることになるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるイオン源をCI方式にセットした
場合の平面図、第2図はその正面図、第3図はこれをE
I方式に切り替えた場合の平面図、第4図はその正面図
、第5図はCI−EI方式間の切り替えの原理の実施例
を示すイオン源附近の背面図、第6図は本考案イオン源
の他の実施例であってCI方式にセットした場合の正面
図である。 1・・・・・・EI方式電子入射JL 2・・・・・
・EI方式イオン出射孔、3・・・・・・イオン化箱、
5,5′・・・・・・案内溝、6.6’、6“・・・・
・・スライドプレート、9a〜9d・・・・・・ヘール
バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的大形の電子入射孔、イオン出射孔、電子出射孔等
    の孔を設けた一つのイオン化箱の6孔の外面上に案内溝
    を設け、該案内溝を摺動する各スライドプレートには比
    較的小形の6孔を設けて、各スライドプレートの両側辺
    をバネにより前記案内溝内に摺動自在に抑圧保持し、か
    つ各スライドプレートを一体に連結して同時に摺動させ
    ることにより一つのイオン化箱における電子入出射子L
    イオン出射孔等の大きさを選択するイオン化方式に応じ
    て変更し得るようにしたことを特徴とする質量分析計用
    イオン源。
JP1975056558U 1975-04-24 1975-04-24 シツリヨウブンセキケイヨウイオンゲン Expired JPS5815899Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPS51136190U JPS51136190U (ja) 1976-11-02
JPS5815899Y2 true JPS5815899Y2 (ja) 1983-03-31

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ID=28210966

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2439711A1 (de) * 1973-08-27 1975-04-10 Hewlett Packard Co Ionenquelle

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2439711A1 (de) * 1973-08-27 1975-04-10 Hewlett Packard Co Ionenquelle

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JPS51136190U (ja) 1976-11-02

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