JPS5815234B2 - ロウ付け用ホイル - Google Patents

ロウ付け用ホイル

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JPS5815234B2
JPS5815234B2 JP55011392A JP1139280A JPS5815234B2 JP S5815234 B2 JPS5815234 B2 JP S5815234B2 JP 55011392 A JP55011392 A JP 55011392A JP 1139280 A JP1139280 A JP 1139280A JP S5815234 B2 JPS5815234 B2 JP S5815234B2
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joint
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foil
thickness
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ニコラス・ジヨン・ド・クリストフアロ
ピーター・セツクストン
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ARAIDO CORP
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属物品のロウ付け、特にステンレス鋼およ
び高ニッケル合金のロウ付けに有用な、均質で延性のあ
るロウ付は材料に関する。
ロウ付けは、金属物品(多くの場合、組成の異なるもの
)を互いに接合する方法である。
通常、接合すべき金属部材の融点より低い融点を有する
充填金属を、金属部材の間に挿入してアセンブリとする
このアセンブリを次いで充填金属を溶融するに十分な温
度にまで加熱する。
冷却することによって、強力で耐食性があり漏れのない
接合部が得られる。
一般に、ステンレス鋼は炭素鋼および低合金鋼などと比
較してロウ付けが難かしい。
明らかに、これはステンレス鋼に含まれる高クロム含量
に起因するものである。
ステンレス鋼の表面にクロム酸化物が生成するために溶
融金属充填材によるヌレがみられない。
したがって、加熱およびロウ付けは、乾燥水素または分
解アンモニアのような強還元条件下または真空下のいず
れかで、十分清浄な金属部材について行なわなければな
らない。
あるいは、上記酸化物を溶解する化学的活性フラノクス
を使用しなければならない。
しかし、ロウ付は後に広範囲な清浄化を行なってフラッ
クス残渣を除去しなければならない。
ステンレス鋼用に適するロウ付は用合金は、AWS
BNi の規格で示されるものであって、実質的量(約
3〜11重量%)のメタロイド元素、例えばボロン、ケ
イ素および/またはリンを含んでいる。
そのため、そのような合金は非常にもろく、粉末、粉本
−バインダのペースト、粉末−バインダのテープおよび
大形の鋳造成形体としテノみ利用できるにすぎない。
粉末は浸漬ロウ付けのような多くのロウ付は作業にとっ
て一般に適当でなく、また複雑な形状の物品のロウ付け
が難かしい。
有機バインダを使用することによって粉末のうちのいく
つかはペーストとすることができるが、ロウ付は時に、
それらのバインダは、好ましくないボイドおよび残渣を
形成する。
ロウ付は用合金のいくつかはホイルの形態で得られる。
そのようなロウ付は用材料は、(1)圧延しそして注意
深く熱処理するという費用のかかる工程を経て得るか、
(2)粉末冶金法によって製造するか、または(3)合
金溶融体を回転急冷輪(ホイール)で少なくとも約10
5℃/秒の速度で急冷することによって製造する。
巻取られたホイルは複雑な形状にプレスできる程十分な
延性を有していない。
粉末冶金法によるホイルは均質でなく、そしてバインダ
を使用しているため、ロウ付は時に好ましくないボイド
および残渣を生じさせてしまう。
米国特許第4148973号に開示されているような急
冷ホイルは、粉末法および圧延法によるホイルよりも実
質上改良されたものであるが、その厚さは約0.001
5〜(10025インチ(3,81X10−3〜6.3
5X10−3cm)程度であって、これは最大接合強度
を得るに必要であると今日考えられている厚さよりも多
少厚いものである。
米国特許第3856513号(H,S 、 Cheme
tal)には延性のあるガラス質金属合金が開示されて
いる。
この合金は式MaYbZcで表わされる組成を有するも
ので、ここにMは鉄、ニッケル、コバルト、バナジウム
およびクロムから成る群から選んだ金属であり、Yはリ
ン、ボロンおよび炭素から成る群から選んだ元素であり
、そして2はアルミニウム、ケイ素、錫、ゲルマニウム
、インジウム、アンチモンおよびベリリウムから成る群
から選んだ元素であり、“a”は約60〜90原子パー
セント、”b”は約10〜30原子パーセントそして′
C”は約0.1〜15原子ノ々−セントである。
さらに上記特許に開示されているのは式TiXjて俵わ
されるガラス質ワイヤであり、ここにTは少なくとも1
種の遷移金属であり、Xはリン、ボロン、炭素、アルミ
ニウム、ケイ素、錫、ゲルマニウム、インジウム、ベリ
リウムおよびアンチモンから成る群から選んだ元素であ
り、”i”は約70〜87原子パーセントそしてj”は
約13〜30原子パーセントである。
そのような材料は、現在では当業界に良く知られている
方法によって、溶融体を急速に冷却して製造されている
しかし、上記特許にはもちろん、従来法にあってもロウ
付は用材料は知られることがなかった。
薄い延性のあるホイルの形態で利用可能である、均質な
ロウ付は用材料に対する要求が当業界にみられる。
かくして、ここに本発明によれば、ロウ付けした金属物
品の充填金属として有用な、均質で延性のあるロウ付は
用ホイルが提供される。
このロウ付は用ホイルは少なくとも50パーセントがガ
ラス質(非晶質)組織である準安定相の材料から成るも
のであって、0.0025インチ(6,35XIO−3
cm)より大きくない厚さ、特にL27×1O−3CI
IL〜6.35X10−3cmの厚さを有する。
このように可撓性を有し薄く均質であるロウ付は用ホイ
ルを使用することによってロウ付は接合強度が改善され
、接合精度が向上し、そしてロウ付けのための所要時間
が短かくなる。
更に詳述すれば、このロウ付は用ホイルの厚さは約0.
0005〜0.0014インチ(1,27X10−3〜
3.556X10−3cm)である。
好ましくは、かかるホイルは、本質的に、鉄O〜4原子
パーセント、クロム0〜21原子パーセント、ボロ70
〜19原子パーセント、ケイ素0〜12原子パーセント
、リン0〜22原子パーセントおよび残部実質的にニッ
ケルおよび付随不純物から成る組成を有する。
上述の各元素を上記組成範囲内に含有するとともに、上
記組成にあっては、鉄、クロムおよびニッケルの合計量
が約76〜84原子パーセント、そしてボロン、ケイ素
およびリンの合計量が残りの部分、すなわち約16〜2
4原子パーセントとなるようにすべきである。
本発明に係る均質なロウ付は用ホイルは、前記組成の溶
融体ヶ形成し、該溶融体を回転急冷輪て少なくとも約り
05℃/秒の速度で急冷することから成る方法によって
製造される。
この充填用の金属ホイルは、均質な延性のあるリボンと
して容易に得られ、かかるリボンは鋳込んだままで(つ
まり急冷したままで)ロウ付は用に利用できる。
有利なことに、この金属ホイルは複雑な形状にプレスし
て、ロウ材の予成形体とすることができる。
さらに、本発明に係る均質で延性のあるロウ付は用ホイ
ルは、バインダおよびペーストを使用する必要性をなく
し、したがってそれらを使用した場合にみられるボイド
の発生および残渣による汚染が防止される。
また、本発明によって与えられる充填材料は、ステンレ
ス鋼の別のロウ付は法、例えば溶融塩への浸漬ロウ材は
法の採用を可能とする。
本発明については、以下の具体化例および添付図面に関
する詳細な説明を参照することによってさらに十分理解
されまたその利益も明らかになろう。
いずれのロウ付は法にあっても、ロウ付は用材料は、接
合される金属部材の使用時に要求される強度を与えるだ
け十分高い溶融点を有すべきである。
しかし、その溶融点はロウ付は作業を困難にする程に余
り高まぎてはならない。
さらに、充填材料はロウ付けされる材料と化学的にもま
た冶金的にも相溶性を有するものでなければならない。
ロウ付は用材料は、腐食をさけるためにも、ロウ付けさ
れる材料よりも責でなければならない。
理想的には、複雑な形状のものをプレスできるようにす
るために、ロウ付は用材料は延性をもったホイルの形態
でなければならない。
結局、このロウ付は用材料は均質、すなわちロウ付は時
にボイドまたは汚染性残渣を生成してしまうようなバイ
ンダやその他の物質を含まないものとすべきである。
本発明によれば、均質で延性のあるロウ付は用材料がホ
イルの形態で得られる。
このロウ付は用ホイルは、厚さが0.0025インチ(
6,35X10−3cIIL)以下、好ましくは約0−
0015〜0.0025インチ(3,81x10−3〜
6−25X10−3cIrL)、最も好ましくは約0.
0005〜Q、0Q14インチ(1,27X10−3〜
3,556×1O−3CIIL)である。
好ましくは、このロウ付は用ホイルは、本質的に、鉄O
〜4原子パーセント、クロム0〜21原子パーセント、
ボロン0〜19原子パーセント、ケイ素θ〜12原子パ
ーセント、リン0〜22原子パーセント、および残部実
質的にニッケルおよび付随的不純物から成る組成を有す
る。
さらに、上記組成にあって、鉄、クロム8よびニッケル
の合計量は約76〜84原子パーセントそしてボロン、
ケイ素およびリンの合計量が残りの部分、すなわち約1
6〜24原子パーセントである。
これらの組成物はステンレス鋼に対し相溶性を示し、か
つそれよりも責であり、したがって、ニッケル基合金ば
かりでなくオーステナイト系、マルテンサイト系および
フェライト系ステンレス鋼のロウ付けにも適するもので
ある。
ここに6均質”とは、製造されたままのホイルがいずれ
の方向に対しても実質上均一な組成を有することを意味
するものである。
また“延性がある”とは、ホイルがホイル厚さの10倍
程度の半匝にまで丸く曲げても破壊しないことをいう。
本発明の範囲に在るロウ付は用合金の組成例を次の第1
表に示す。
本発明に係るロウ付は用合金のロウ付は温度は約925
〜1205℃(1700〜2200F)の範囲である。
このロウ付は温度は300型ステンレス鋼の鋭敏化温度
よりも高い。
これは、上記の鋭敏化温度の範囲に入ってしまう銀ロウ
合金のロウ付は温度と対照的である。
良く知られているように、18−8型ステンレス鋼を約
510〜790℃(950〜1450’F)で適当な時
間だけ加熱すると、鋭敏化、すなわち粒界腐食を受けや
すくなる。
これは、明らかに、粒界領域においてクロムが欠乏する
ためによるものである。
しかし、本発明によるロウ付は用ホイルを使用すること
によってかかる鋭敏化はさけることができる。
本発明のロウ付は用ホイルは、ガラス質金属合金の分野
で良く知られている急速冷却法(前述の米国特許第38
56513号および同第 4148973号参照)を使って、所望組成の溶融体を
少なくとも約105℃/seeの速度で冷却することに
よって製造される。
各組成物の純度は一般に商業的に使われる程度のもので
ある。
連続リボン、ワイヤ、シートetcを製造するには各種
方法が利用できる。
通常は、まず特定の組成を選び、所要割合の必要な元素
の粉末または顆粒を溶解し、均質なものとして、次いで
この溶融合金を、高速回転金属シリンダのような急冷面
で急速に冷却する そのような急冷条件の下で、準安定相である均質な延性
材料が得られる。
この準安定相材料はガラス質であって、結晶構造的に長
範囲の規則性は示さない。
ガラス質金属合金のX−線回折パターンも、無機酸化物
ガラスにみられるものに似た、゛回折ピーク部がある範
囲に拡がったものである。
そのようなガラス質合金は、引き続いて行なう取り扱い
、例えばこの合金のリボンから複雑な形状のものをプレ
スすることができる程度に十分延性なものとするには、
少な(とも50%がガラス質でなければならない。
すぐれた延性を得るために、好ましくは、このガラス質
金属合金は少なくとも80%がガラス質、最も好ましく
は実質上(すなわち、完全に)ガラス質とする。
この準安定相は構成元素の固溶体であってもよい。
本発明に係る合金の場合、そのような準安定相の固溶体
相は、結晶性合金を製造する技術において使用されてい
る慣用の処理法によっては通常製造されない。
固溶体合金のX−線回折パターンは結晶性合金の特徴で
ある鋭い回折ピークを示すが、結晶粒の望ましい微細化
粒寸法に応じたピーク値のわずかな拡がりをもっている
そのような準安定相材料もまた前述のような条件下で製
造した場合には延性を示す。
本発明に係るロウ付は用材料はホイルの形態(またはリ
ボンの形態)で有利に製造され、その材料がガラス質で
あるかあるいは固溶体であるかによらず、鋳造したまま
でロウ付けに使用できる。
あるいは、ガラス質金属のホイルは、複雑な形状のもの
にプレスすることが意図されている場合には、グイ寿命
を長くするために、熱処理を行なうことにより、好まし
くは微細結晶粒の結晶相としても良い。
前述の方法により製造したホイルは、通常、約0.00
05〜0.0025インチ(1−27X10−3〜6.
25×10−3cm)の厚さであり、これはまたロウ付
げされる部材の間の所望離間距離である。
ホイル厚さ、すなわち、離間距離としての、約0.00
05〜0.0014インチ(127X10−3〜3.5
56 X 10−3cm)はロウ付げ継手の強度を最大
のものとする。
より薄いホイルであって、接合部材間に介装したときに
0.0025インチ(6,25X l O−3cm)よ
り大きい厚さを与えるものも使用できる。
さらに、ロウ付は時にフラックスは必要でなく、またホ
イルにはバインダも存在していない。
したがって、ボイドおよび汚染性残渣の生成をなくすこ
とができる。
結局、本発明による延性をもったロウ付は用リボンは、
スペーサの必要性をなくしたために、ロウ付は作業を容
易にするとともにロウ付は後の処理を最少とするのであ
る。
一般に、本発明によるロウ付は継手の強度は、同工組成
の従来の粉末ロウ材を使って得られるロウ付は継手のそ
れに少なくとも等しい。
N1−B−si 系の合金を使う場合、本発明による薄
い延性のあるロウ付は用リボンを使って得たロウ付は継
手は、より薄いリボンを使ったときあるいはペーストを
使ったときに得られる継手よりも常に強度が大きい。
N1−P系を使う場合、ペーストと共にリボンを使って
得たロウ付は継手ははy同一の剪断強度を示す。
特に理論的な説明をするまでもないことであるが、リボ
ンの表面積が小さくなれば(リボンは粉末に比較して酸
化を受げにくい)、また母材金属とリボンとの間の接触
面積が、粉末の場合と比較してより大きければ、それだ
け継手強度に対する寄与は著しくなる。
本発明に係るロウ付は用ホイルは、同一組成の各種粉床
ロウ材よりも、良好なロウ付は継手を与える点で、すぐ
れている。
これは多分に、必要とする箇所にロウ材を適用すること
ができる能力のためであり、接合面の縁部からロウ付は
充填材を移動させるのに、毛細現象のみによるよりもす
ぐれている。
例1 幅約2.5〜25.4mm(約0.10〜1−00イン
チ)および厚さ約13〜60μm(約0.0O05〜0
.0025インチ)のリボンを、アルゴンガスで過圧を
かけながら特定組成の溶融体を高速回転する銅製の冷却
輪(表面速度約3000〜600ft/= −914,
4〜1828.8 m/mt)に噴出させることによっ
て得た。
原子パーセントおよび重量パーセントで次のような組成
をもった実質上ガラス質の合金から成る準安定相の均質
リボンが製造された。
例2 ストリップの形状のA15Iの430SS型および30
4SS型の材料から引張り試験用の試験片を切り出した
いずれも厚さは0.036インチ(0,09CIrL)
であった。
本発明に係るロウ付は用合金は、BNi6用のAWS規
格A5.8−76の範囲内にある試料層2の組成をもっ
たガラス質の延性リボンであって、厚さく1001フイ
ンチ(4,318xlO−3CrfL)、幅0.175
インチ(0,44cIrL)のものを使って、試験片の
いくつかをロウ付けした。
比較のために、同一組成および規格のロウ付は用のペー
スト(ミシガン州、デトロイト市のWall −Co1
monoy社からN1crobraz”の登録商標で市
販)を使って他の試験片をロウ付けした。
引張り試験の試験片の寸法および製作はASTMD63
8によるものであってタイプ■に準じて製造した。
試験片は長さの中間地点で長さの方向に対して直角の方
向に切断した。
ロウ付は継手は重ね継手であり、重ね部分の寸法は、4
30型ステンレス鋼の場合には%インチ(0,95cI
rL)または%インチ(1−27cm)に、304型ス
テンレス鋼の場合には54インチ(1,59cm)また
は%インチ(1,91crrL)になるように注意深く
調整した。
切断しなかった試験片はロウ付はサイクル終了後に引張
り特性を決定するためのコントロール用とした。
ロウ付は用の試料は温ベンゼンで脱脂した。本発明に係
るロウ付は用リボンを含む重ね継手は、1つのリボンか
または重ね継手の長さ方向に並らべた4つのリボンのい
ずれかを使って、組立てた。
これらのロウ付は用合金の場合、リボンはスペーサとし
て作用した。
スポット溶接を1回行なって、工業上普通に実施されて
いるように、アセンブリを保持させた。
ロウ付は用ペーストを使ってロウ付けするために同様の
重ね継手を作った。
ロウ付は用ペーストを使う場合に通常行なわれているよ
うに、約0.19インチ(0,48cm) Xo、15
インチ(0,38cm)の410型ステンレス鋼の厚さ
0.0015インチ(3,81X10−3CrrL)の
スペーサを使った。
前述のものと同様な溶接方法により、スポット溶接を1
回行なった。
ロウ付は用ペーストを使ったロウ付は用試料には、商業
上行なわれていると同様な方法でロウ付は用のペースト
を施した。
ロウ付けは乾燥分解アンモニア雰囲気下のベルト型炉で
行なった。
炉は1900’F(1037,8℃)の温度、1 f
t/m (0,3048m/m)の速度で運転した。
高温帯域の長さは8ft−(2,44m)であった。
ロウ付は後ステンレス鋼のコントロール用のものを含め
てすべての試験片について引張り剪断試験を行なったと
ころ、次の結果を得た。
ロウ付は後のコントロール用のものの極限引張り強度は
次の通りであった。
430SSについてのロウ付けは3044SSの場合よ
りも一般に強力であることが分かった。
良く知られているように、薄いロウ付は接合部は三軸応
力条件にさらされることになり、破断時の応力は、ロウ
付は用充填金属および母材の両方の極限引張り強度によ
って決まる。
430型ステンレス鋼は304型ステンレス鋼よりも極
限引張り強度が大きいから、430型ステンレス鋼のロ
ウ付は継手は304型ステンレス鋼のロウ付は継手より
も強力であるようである。
430SSについてのロウ付は接合はいずれも母材で破
断がみられロウ付は接合部では破断しなかった。
したがって、表に示した数値は下限値ということである
例3 AISI 430SSおよび304SSの引張試験用
の試験片をロウ付は用として例2の如くして作った。
本発明に係るロウ付は用合金として、BNi 7用のA
WS A5.8−76規格の範囲内に入る試料應3の組
成をもったガラス質の延性のあるリボンを、厚さ0.0
021インチ(5,334X10−3cm) 、幅0.
106インチ(0,27cm)の大きさで使用して6個
の試験片をロウ付けした。
重ね継手の長さ方向に並らべた2個のリボンを使った。
比較用に、N 1crobrazの登録商標で市販され
ている同一組成、規格のロウ付は用ペーストを使って6
個の試験片をロウ付けした。
ロウ付けは乾燥分解アンモニア雰囲気下にあるベルト型
炉で行なった。
炉は19501F(1065−6℃)の温度、0.4
f t/m (0,12m/m1n)の速度で運転した
高温帯域の長さは8ft(2,44m)であった。
得られたロウ付は継手は次のような継手剪断強度を有し
ていた。
430SSの試料ではいずれもロウ付は接合部より先に
母材が破断した。
本発明のロウ付は用ホイルを使ってロウ付けした6個の
試験片について、良好なロウ付は接合がいずれの場合に
も得られた。
ロウ付は用ペーストを使ってロウ付けした6個の試験片
について、良好なロウ付は接合がいずれの場合にも得ら
れた。
例4 AISI 430SSおよび304SSの引張り試験
の試験片を例2におけるようにしてロウ付は用に作った
本発明に係るロウ付は用合金は、BNi 3用のAWS
規格A5.8−76の範囲内にある試料No6の組成を
もったガラス質の延性リボンであって、厚さ0.002
1インチ(5,334XIO−13CrrL)、幅0.
108インチ(0−27cm)のものを使って6個の試
験片をロウ付けした。
重ね継手の長さ方向に2つのリボンを並らべて使用した
比較用に、同一組成、規格のロウ付は用ペースト(登録
商標N1crobraz −130で市販のもの)を使
って6個の試験片をロウ付けした。
ロウ付けは、0.1ミクロンにまで排気してからN2
を100ミクロンの分圧になるまで満たした真空炉で行
なった。
炉内には1900’F(1037,8℃)の温度に15
分間保持した。
得られたロウ付は継手は次のような継手剪断強度を有し
ていた。
430SS試料のすべてにおいて、ロウ付は接合部が破
断する前に母材が破断した。
本発明によるロウ付は用ホイルを使ってロウ付けした6
個の試料のすべてについて良好なロウ付けが得られた。
ロウ付は用ペーストを使ってロウ付けした6個の試料の
うちわずかに4個だけ良好なロウ付けが行なわれた。
例5 AISI 430SSおよび304SSの引張り試験
の試験片を、例2に示すようにしてロウ付は用に作った
本発明によるロウ付は用合金は、BNi2用のAWSA
5.8−76の規格の範囲内にある試料/16.1の組
成をもったガラス質の延性をもったリボンであり、厚さ
0.0016インチ(4,064×lO−3cm)、幅
0.205インチ(Q、52CrrL)のものを使って
6個の試験片をロウ付けした。
重ね継手の長さ方向に1枚のリボンを置いて使用した。
比較用に、登録商標″N i crobraz LM”
で市販されている同一組成、規格のロウ付は用ペースト
を使って6個の試験片をロウ付けした。
ロウ付けは例4におけるように真空炉を使って行なった
得られた継手は次の継手剪断強度を有していた。
430SS試料のすべてにおいて、ロウ付は接合部より
先に母材が破断した。
本発明によるロウ付は用ホイルを使ってロウ付けした6
個の試料についていずれも良好なロウ付は接合部が得ら
れた。
ロウ付は用ペーストを使ってロウ付けした6個の試料の
うちわずか3個だけに良好なロウ付けが行なわれたにす
ぎなかった。
例6 試験片を厚さ0.125インチ(、o、 32cm )
のA15I 316SS型鋼のストリップから切り出
した。
本発明によるロウ付は用合金は試料/16.8の組成の
ものであり、幅0.25インチ(0,65cm)、厚さ
0.002インチ(5−08X103cm)のものを使
って3個の試験片をロウ付けした。
また、試料/16.9の組成を有する本発明のロウ付は
用合金の幅0.25インチ(6−5mm)、厚さ0.0
015インチ(40m)のホイルを使って3個の試験片
をロウ付けした。
重ね継手の剪断試験用試験片はAWS C3−2に準
じて作った。
重ね継手部の寸法は0.375インチ(0,95cm)
に注意深く調整した。
これは母材の厚さの3倍に相当する。
ロウ付けは真空炉で行なった。
炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(103
7,8℃)で15分間使用した。
ロウ付けを行なってから、得られた継手に引張り剪断試
験を行なった。
次の結果を得た。いずれの場合も、試料/468により
ロウ付けした試験片は母材部分で破断した。
したがって、上掲の表の数値は下限値を意味する。
試料No9によりロウ付けした試験片は3個のうち2個
が継手部分で破断した。
その3番目の試験片は母材部分で破断した。
本例における6個のロウ付は試験片では、いずれも良好
なロウ付は接合部が得られた。
例7 試験片を厚さ0.125インチ(0,32cIrL)の
A15I 316SS型鋼のストリップから切り出し
た。
本発明によるロウ付は合金は試料No8の組成のもので
あり、幅0.5インチ(12,7mm)、厚さ0.00
1インチ(25ミクロン)のものを使つて2つの試験片
をロウ付けした。
継手領域においてリボンを5層に重ねた。
継手スペーサを使って最終継手厚さを0.005インチ
(127ミクロン)にした。
重ね継手の剪断試験用試験片はAWS C3,2に準
じて作った。
重ね部分の寸法は0.25インチ(0,64cm)に注
意深く調整した。
これは母材の厚さの2倍に相当する。
ロウ付けは真空炉を使って行なった。
炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(103
7,8℃)で10分間使用した。
ロウ付は後、得られた試験片を使って引張り剪断試験を
行ない、次の結果を得た。
例8 試験片を厚さ0.125インチ(0,32(m)のA1
5I 316SS型鋼のストリップから切り出した。
本発明によるロウ付は用合金は試料A8の組成のもので
あって、幅0.5インチ(12,7mm)、厚さ0.0
01インチ(25ミクロン)のものを使って3個の試験
片をロウ付けした。
継手部分にはリボンを3層に重ねた。
継手スペーサを使って最終継手厚さを0.003インチ
(76ミクロン)にした。
重ね継手部の剪断試験の試験片はAWS C3,2に準じて作った。
重ね継手部の寸法は0.25インチ(0,64cm)に
注意深く調整した。
これは母材の厚さの2倍に相当する。
ロウ付けは真空炉で行なった。
真空炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(1
037,8℃)で10分間使用した。
ロウ付は後、すべての試験片について引張り剪断試験を
行なった。
次の結果を得た。例9 試験片は厚さ0.125インチ(0,32CIrL)の
2AISI 316SS型鋼のストリップから切り
出した。
本発明によるロウ付は用合金は試料/16.8の組成の
ものであって、幅0.5インチ(12,7in)、厚さ
0.001インチ(25ミクロン)のものを使って1つ
の試験片をロウ付けした。
継手領域にり3ボンを1層となるように置いた。
継手スペーサを使って最終継手厚さを0.001インチ
(25ミクロン)とした。
重ね継手の剪断試験用の試験片はAWS C3,2に準じて作った。
重ね継手部の寸法は0.25インチ(0,64cIIL
)となるように注意深く調整した。
これは母材の厚さの2倍に相当する。ロウ付けは真空炉
で行なった。
炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(103
7,8℃)で10分間使った。
ロウ付は後、すべての試験片について引張り剪
断試験を行ない、次の結果を得た。
例10 試験片は厚さ0.125インチ(0,32cm)のA1
5I 316SS型鋼のストリップから切り出した。
本発明のロウ付は用合金は試料A8の組成のものであり
、幅0.5インチ(12,7mm)、厚さ0.001イ
ンチ(25ミクロン)のものを使って3個の試験片をロ
ウ付けした。
継手領域にはリボンを1層だけ置いた。
継手スペーサを使って最終継手部厚さを0.0005イ
ンチ(13ミクロン)とした。
余分の充填金属は継手部の周りにすみ内部を形成した。
重ね継手の試験片はAWS C3,2に準じて作った
重ね継手部の寸法は0.25インチ(0,64(X)に
注意深く調整した。
これは母材の厚さの2倍に相当する。
ロウ付けは真空炉で行なった。
炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(103
7,8℃)で10分間使用した。
ロウ付は後、すべての試験片について引張り剪断試験を
行ない、次の結果を得た。
例11 試験片を厚さ0.125インチ(0,32cm)のA1
5I 316SS型鋼のストリップから切り出した。
本発明のロウ付は用合金は試験/16.8の組成のもの
であって、幅0.25インチ(0,64mm)、厚さ0
.0006インチ(15ミクロン)のものを使って4個
の試験片をロウ付げした。
継手部領域にリボンを1層だけ置いた。
継手部スペーサは使用しなかった。
最終継手部厚さは0.0006インチ(15ミクロン)
であった。
重ね継手の試験片はAWS C3,2に
準じて作った。
重ね継手の寸法は0.25インチ(0,64cm)に注
意深く調整した。
これは母材の厚さの2倍に相当する。
ロウ付けは真空炉で行なった。
炉は0.1ミクロンにまで排気し、1900F(103
7,8℃)で10分間使用した。
ロウ付は後、すべての試験片について引張り剪断試験を
行なったところ、次の結果を得た。
例7〜10に示すデータは、十分な量の充填金属が継手
空間部を占める限りにおいて、その厚さが減少するにつ
れて継手強度が増すことを明らかにしている。
このことは第1図に示しである。しかし、継手間隙が小
さい場合、継手郡全体にわたって、溶融した充填金属が
十分なだけ行きわたるようにすることが困難である。
もし、不十分な量の充填金属が使用されるならば、ある
いは充填金属が広範囲にわたって流れることが必要とさ
れるならば、薄い充填金属が使用された例11における
ように、継手強度は低下するであろう。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明に係るロウ付は用ホイルを使ってロ
ウ付けした継手の厚さと剪断強度との関係を示すグラフ
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも50%の非晶質組織を有し、かつ次の組
    成すなわち、 17〜19原子%のボロン並びに、 下記の構成員から成る群より選ばれる少なくとも1種の
    元素: 4原子%以下の鉄 21原子%以下のクロム 12原子%以下のケイ素、および 22原子%以下のリン を含み、残部が実質的にニッケルおよび付随不純物であ
    る組成を有し、該組成はさらに、鉄、クロムおよびニッ
    ケルの合計が76〜83原子%の範囲内にあり、かつボ
    ロン、リンおよびケイ素の合計が17〜24原子%の範
    囲内にあるという条件を満たす準安定性物質からなるこ
    とを特徴とする、均質で延性をもったロウ付は用ホイル
    。 20.0005〜0.0014インチ(1,27XlO
    −3cm〜3.556×10−3cm)の範囲内の厚さ
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の均質で延性をもったロウ付は用ホイル。
JP55011392A 1979-02-01 1980-02-01 ロウ付け用ホイル Expired JPS5815234B2 (ja)

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JPS55103297A JPS55103297A (en) 1980-08-07
JPS5815234B2 true JPS5815234B2 (ja) 1983-03-24

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