JPS58149990A - 灯油の助燃剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、灯油の不完全燃焼等による不快臭気の発生
を防止した灯油の助燃剤に関するものである。

従来灯油の点火に際して着火温度が低いと灯油が不完全
燃焼してＣＩ６〜ゎ成分或いは未燃成分が多量に発生し
て不快臭気の原因となる。また燃焼中にＮＯ３、アルデ
ヒドなどが発生するが、これ等も不快な臭気の原因とな
る。

これ尋の臭気を除去するために各種の助燃剤が提案され
ているが、未だ灯油の不完全燃焼等による不快臭気を完
全に除去することができるような助燃剤の開発をみるに
到っていない。

この発明は上記実情に鑑み、灯油の不完全燃焼等による
不快臭気の完全防止を目的として鋭意研究の結果、所期
の目的とする助燃剤を開発したもので、その要旨とする
ところは過酸化物又はその塩類をアルコール類中に添加
してなるものである。　　′ この発明において使用する過酸化物は過酸化原票、過酸
化ピロリン酸、過炭酸等を挙げることができ、またその
塩類としてはソーダ塩等のアルカリ金属塩、カルシウム
塩等のアルカリ土類金楓塩を挙けることができる。

更にこの発明においてアルコール類は上記過酸化物また
はその塩類を溶解するアルコールの１種または２ａ以上
から選択することができ、このうち変性アルコール、ブ
タノール混合溶液が好ましく、その混合割合は（１：１
）〜（５：５）が灯油の引火点調整が容易である点にお
いて好ましい。

なお過゛酸化物またはその塩類の添加量は゛アルコール
類に対して１０．５〜１４．５１０ｔ％、好ましくは１
２．５ｗｔ１ｂであシ、１０．５ｕ）ｔｆｂ以下であれ
ば効果が薄＜　、１４−５’１ｌ）ｔ％以上ではアルコ
ール類に対する溶解が乏しくなる。この他必要とあれば
、灯油との親和性を高めるための非イオン界面活性剤を
加えて助燃剤を調整する。

以上のように調整された助燃剤は例えば灯油１ｓｔに対
して５０ｃｃの割合で混入して均一に攪拌した彼、燃焼
器には燃焼せしめるものであ夛、このようにすると多少
着火温度が低くても灯油を完全燃焼せしめることができ
、したがってこの発明によれば不完全燃焼に由来する不
快臭気、その他各種原因に由来する臭気を完全に一掃す
ることができる。

なおこの発明による灯油の燃焼時における不快臭気の発
生防止については種々のメカニズムの推定が可能である
が、例えばアルコール類中に含まれる過酸化物は燃焼初
期成いは燃焼中に分解して発生して灯油の引火点を下げ
、同時に灯油の完全燃焼を促して不快臭気の発生を防止
するものと推定される。なおこの場合過酸化物を溶解さ
せているアルコール類特に上記変性アルコール−ブタノ
ール混合液は低い温度（５５〜３８℃）で着火するため
、灯油の着火を早め、不快臭気発生の、防止に寄与する
ものと推定される。

以下、この発明の実施例を示す。

実施例１ 変性アルコール　　　　　　４Ｑｗｔ％ブタノール　　
　　　　　　　４０１ 過酸化ビロリン酸ソーダ・　　　１０　〃非イオン界面
活性剤　　　　　１０１ 上記組成を良く混和して助燃剤を調整した。

次にこの調整された助燃剤を灯油１８Ｌに対して５０ｃ
ｃの割合で混入して均一に攪拌した後、燃焼器にて着、
火した所、引火点２８℃（助燃剤を加えない場合の引火
点は４０℃）で着火した。そして以下に示すように不快
臭気成分を殆んど発生せずに完全燃焼させることができ
ｆｃ。

実施例２ 変性アルコール　　　　　　　５０　ｕ）ｔＴ。

ブタノール　　　　　　　　　５０１ 過酸化尿素　　　　　　　　　１０１１）ｔｏ。

非イオン界面活性剤　　　　　１ＯＮ 上記組成を良く混和して助燃剤を調整し、次にこの調整
され九助燃剤を灯油１８ｔに対して５０ＣＣの割合で混
入して均一に攪拌した後、燃焼器にて着火した所、引火
点５２〜５５℃で着火させることができ九。そして以下
に示すように不快臭気成分を殆んど発生せずに完全燃焼
させることができた。

代　理　人　　弁理士　福　１）武　過◇ 手続補正書（自船 昭和５８年２月２４日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 ■、　事件の表示 特願昭５７−５０５２１号 ２、発明の名称 灯油の助燃剤 ３、補正する者 事件との関係　　　出願人 上　　原　　基　　端 昭和　　年　　月・　　日 、６６　　補正の対象 明細書中、発明の詳細な説明の項 ７、補正の内容 別紙の通〉 内　　　容 １．　明細書中、［発明の詳細な説明１の項を次のよう
に訂正する。

（５１第３頁上からｇ行目に記載される「燃焼器には燃
焼せしめるものであり、」を、［燃焼器にて燃焼せしめ
るものであり、−１と訂正する。

（ｂ）第ダ頁下から６〜４Ｉ行目に記載される［そして
以下に示すように・・・できた。」を、「そして以下の
試験結果のように、不快臭気成分を殆んど発生せずに完
全燃焼させることができた、」と訂正する。

（６）　　軍Ｊｔ買上から７〜９行目に記載される［そ
して以下に示すように・・・できた。」を、［そして以
下の試験結果からも明らかなように不快臭気成分を殆ん
ど発生せずに完全燃焼させることができた。

（１）試験法 １立方米の通気性のない合成樹脂製の袋の開口端より実
施例１或いは２の燃焼器から発生するガスを送り込んで
、完全に袋内にガスを充満せしめる。

このガスを健康な臭覚を有する７０名に嗅覚せしめり名
以上臭気を感知しないときをもって不快臭気成分有無の
利足基準とした。

（２）検査項目の臭気成分 ｅ（）Ｃ＋ａ　−Ｃ２ｎ成分及び未燃焼成分の臭気（ロ
）　　Ｎｏ、の臭気 （ハ）　ホルムアルデヒドの臭気 に）　ブチルアルデヒドの臭気 （ホ）　メルカプタンの臭気 （３）試験結果 以上の結果より明らかなように、冥施例１．２のいずれ
も（イ）〜（ホ）の臭気成分について７名以上感知せず
の判定結果を得、これより実施−例１．２においては不
快臭気成分を殆んど発生せずに完全燃焼させることがで
きたことを確認した。−１ 以　　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルコール類に過酸化物またはその塩を加えてなること
   を特徴とする灯油の助燃剤。