JPS5814730Y2 - 建築用材の仕口形状 - Google Patents
建築用材の仕口形状Info
- Publication number
- JPS5814730Y2 JPS5814730Y2 JP1979054348U JP5434879U JPS5814730Y2 JP S5814730 Y2 JPS5814730 Y2 JP S5814730Y2 JP 1979054348 U JP1979054348 U JP 1979054348U JP 5434879 U JP5434879 U JP 5434879U JP S5814730 Y2 JPS5814730 Y2 JP S5814730Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- tenon
- shape
- mortise
- dovetail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は建築用材の仕口形状に係り、特に多段蟻を有
するほぞと、このほぞに対応して形成されるほぞ溝との
それぞれの形状に関する。
するほぞと、このほぞに対応して形成されるほぞ溝との
それぞれの形状に関する。
建築用材に適用される仕口形状は、多種多様のものがあ
り、適宜に選択して使用されている。
り、適宜に選択して使用されている。
これら仕口の中で蟻を有するほぞおよびほぞ溝の組み合
わせは、2個以上の部材が強固に結合されることから、
重要度を有する結合個所に利用されているが、蟻部分の
加工が面倒であり、かつ技術も必要であることから、単
純な仕口形状で代用するなどの手段が、不本意な形で実
施される場合があった。
わせは、2個以上の部材が強固に結合されることから、
重要度を有する結合個所に利用されているが、蟻部分の
加工が面倒であり、かつ技術も必要であることから、単
純な仕口形状で代用するなどの手段が、不本意な形で実
施される場合があった。
これらの不具合を解決する一手段として、第1図に示す
ようなほぞ溝1が提案されている。
ようなほぞ溝1が提案されている。
このほぞ溝1は、その断面形状が左右対称であり、かつ
蟻溝2と平行溝3とを組み合わせた構成とされ、また、
このほぞ溝1に結合されるほぞ4には、蟻溝2に対応す
る蟻5と、平行溝3に対応する肩部6とがそれぞれ形成
されたものであった。
蟻溝2と平行溝3とを組み合わせた構成とされ、また、
このほぞ溝1に結合されるほぞ4には、蟻溝2に対応す
る蟻5と、平行溝3に対応する肩部6とがそれぞれ形成
されたものであった。
そして、はぞ溝1を形成する際には、その断面形状に見
合った回転するカッタを、第1図矢印イの方向に接触を
強めて行くことにより行われ、はぞ溝1の第1図上下の
長さが建築用材A全体におよばない場合は、円弧部7を
有するほぞ溝1が形成されていた。
合った回転するカッタを、第1図矢印イの方向に接触を
強めて行くことにより行われ、はぞ溝1の第1図上下の
長さが建築用材A全体におよばない場合は、円弧部7を
有するほぞ溝1が形成されていた。
また、このほぞ溝1に対応するほぞ4を形成する際は、
はぞ溝]の形状に対応する他のカッタなどにより行われ
ていた。
はぞ溝]の形状に対応する他のカッタなどにより行われ
ていた。
しかしながら、上述の手段においては、2種類のカッタ
を準備する必要があるばかりでなく、2種類のカッタは
それぞれ複数枚(第1図では2枚)を組み合わせて構成
するものであるから、それぞれのカッタを正確に組み合
わせることやその管理などが面倒であり、かつほぞ溝1
およびほぞ4の形成コストが高くなるほどの問題点があ
った。
を準備する必要があるばかりでなく、2種類のカッタは
それぞれ複数枚(第1図では2枚)を組み合わせて構成
するものであるから、それぞれのカッタを正確に組み合
わせることやその管理などが面倒であり、かつほぞ溝1
およびほぞ4の形成コストが高くなるほどの問題点があ
った。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、1種類のカッタでほぞ溝およびほぞの
両方を形成し得る仕口形状を提供することにある。
とするところは、1種類のカッタでほぞ溝およびほぞの
両方を形成し得る仕口形状を提供することにある。
以下、この考案を図面に示す一実施例に基いて詳細に説
明する。
明する。
第2図において、符号10は、後述するほぞ溝およびほ
ぞをそれぞれ形成するための組みカッタであり、仕口形
状に対応して多段形状とされている。
ぞをそれぞれ形成するための組みカッタであり、仕口形
状に対応して多段形状とされている。
また、第2図において符号11は、建築用材Aに形成さ
れるほぞ溝であり、このほぞ溝11は、その断面が対称
形状とされ、その深さ方向に等間隔に複数の蟻溝12,
13.14が形成されており、各蟻溝12〜14は、そ
の側面12 a 、13 a 、14 aおよび底面1
2 b 、13 b 、14 bがそれぞれ平行に形成
され、かつその開口縁12 C,13C,14Cが、−
直線状に配列された形状とされている。
れるほぞ溝であり、このほぞ溝11は、その断面が対称
形状とされ、その深さ方向に等間隔に複数の蟻溝12,
13.14が形成されており、各蟻溝12〜14は、そ
の側面12 a 、13 a 、14 aおよび底面1
2 b 、13 b 、14 bがそれぞれ平行に形成
され、かつその開口縁12 C,13C,14Cが、−
直線状に配列された形状とされている。
一方、第2図において符号21は、建築用材Bの端部に
形成されるほぞであり、このほぞ21は上記はぞ溝11
に対応した形状に形成されるもので、相互に嵌合するこ
とによって、両建築用材A、Bを結合するものである。
形成されるほぞであり、このほぞ21は上記はぞ溝11
に対応した形状に形成されるもので、相互に嵌合するこ
とによって、両建築用材A、Bを結合するものである。
以下、この考案の作用について説明すると、先ずほぞ溝
11を形成する場合は、第2図において、組みカッタ1
0を矢印イの方向に回転させながら下動させて、建築用
材Aを切削すると、組みカッタ10の外周形状に対応し
たほぞ溝11が形威される。
11を形成する場合は、第2図において、組みカッタ1
0を矢印イの方向に回転させながら下動させて、建築用
材Aを切削すると、組みカッタ10の外周形状に対応し
たほぞ溝11が形威される。
次いで、はぞ溝11が形成された建築用材Aの端面と同
一面上に、他の建築用材Bの端面を第2図に示すように
配して、組みカッタ10を上動または下動させると、組
みカッタ10の外周形状に対応した切削が建築用材Bの
一側面になされる。
一面上に、他の建築用材Bの端面を第2図に示すように
配して、組みカッタ10を上動または下動させると、組
みカッタ10の外周形状に対応した切削が建築用材Bの
一側面になされる。
次いで、建築用材Bの他側面に同様の切削を行うととも
に、第2図に示す下面には半円弧状の切削を行うと、は
ぞ溝11に嵌合される(対応した)はぞ21が形成され
ることになる。
に、第2図に示す下面には半円弧状の切削を行うと、は
ぞ溝11に嵌合される(対応した)はぞ21が形成され
ることになる。
この際に治具などを用いて一工程でほぞ21を形成する
ことも可能である。
ことも可能である。
一方、第3図は上述のように形成されたほぞ溝11およ
びほぞ21を互いに結合させた例(ただし図示例では2
段蟻構造)を示すものであり、この考案においては、1
個の組みカッタ10によって多段蟻を有するほぞ溝11
およびほぞ21を形成して、建築用材A、B・・・・・
・などを次々と結合することが可能であるが、上述した
ように、一定の条件を備えた仕口形状(即ちほぞ溝11
およびほぞ21の形状)であることが要求される。
びほぞ21を互いに結合させた例(ただし図示例では2
段蟻構造)を示すものであり、この考案においては、1
個の組みカッタ10によって多段蟻を有するほぞ溝11
およびほぞ21を形成して、建築用材A、B・・・・・
・などを次々と結合することが可能であるが、上述した
ように、一定の条件を備えた仕口形状(即ちほぞ溝11
およびほぞ21の形状)であることが要求される。
さらに詳述すると、仕口形状が次の諸条件を満たす場合
は、1個の組みカッタ10でほぞ溝11およびほぞ21
を形成することが可能となる。
は、1個の組みカッタ10でほぞ溝11およびほぞ21
を形成することが可能となる。
(1)はぞ溝11およびほぞ21が断面対称形状である
こと。
こと。
(2)複数の蟻溝11,12.・・・・・・および蟻が
その段方向に等間隔に形威されること。
その段方向に等間隔に形威されること。
(3)はぞ溝11およびほぞ21の側面などが各段毎に
平行であること(特殊例では波形などでもよい)。
平行であること(特殊例では波形などでもよい)。
(4)はぞ溝11およびほぞ21の各段の側面が一直線
上に配列されていること(ただしこの条件は3段以上の
場合特に重要である)。
上に配列されていること(ただしこの条件は3段以上の
場合特に重要である)。
以上、詳述したように、この考案は1個の組みカッタで
ほぞ溝およびほぞを形威し得るから、多段蟻を有する仕
口加工を簡単にすることができ、多段蟻とすることによ
って嵌合部分が非常に緊密な状態となって、精度の高い
結合が可能となり、従来、蟻溝を使用しなかった各種仕
口に適用範囲を広げることができ、かつカッタの管理が
簡単になるなどの効果がある。
ほぞ溝およびほぞを形威し得るから、多段蟻を有する仕
口加工を簡単にすることができ、多段蟻とすることによ
って嵌合部分が非常に緊密な状態となって、精度の高い
結合が可能となり、従来、蟻溝を使用しなかった各種仕
口に適用範囲を広げることができ、かつカッタの管理が
簡単になるなどの効果がある。
第1図は従来例の仕口を説明する斜視図、第2図はこの
考案の仕口を説明する斜視図、第3図はこの考案の結合
例を示す平面図である。 11・・・・・・はぞ溝、12,13.14・・・・・
・蟻溝、12a、13a14a・・・・・・側面、12
b 、13 b 、14 b ・、、、、底面、12
C13C,14C・・・・・・開口縁、21・・・・
・・はぞ。
考案の仕口を説明する斜視図、第3図はこの考案の結合
例を示す平面図である。 11・・・・・・はぞ溝、12,13.14・・・・・
・蟻溝、12a、13a14a・・・・・・側面、12
b 、13 b 、14 b ・、、、、底面、12
C13C,14C・・・・・・開口縁、21・・・・
・・はぞ。
Claims (1)
- 一方の材に断面対称なは、ぞ溝を形威し、このほぞ溝に
その深さ方向に等間隔に複数の蟻溝を形威し、各蟻溝の
側面および底面をそれぞれ平行に形成するとともに、各
蟻溝の開口縁を一直線上に配列し、他方の材に上記はぞ
溝に対応するほぞを形成してなり、上記はぞ溝およびほ
ぞを同一のカッタを用いて形成したことを特徴とする建
築用材の仕口形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979054348U JPS5814730Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 建築用材の仕口形状 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979054348U JPS5814730Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 建築用材の仕口形状 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55154204U JPS55154204U (ja) | 1980-11-06 |
JPS5814730Y2 true JPS5814730Y2 (ja) | 1983-03-24 |
Family
ID=28948761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979054348U Expired JPS5814730Y2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 建築用材の仕口形状 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814730Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS441787Y1 (ja) * | 1965-03-17 | 1969-01-23 | ||
JPS4816609B1 (ja) * | 1970-12-25 | 1973-05-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436489Y2 (ja) * | 1971-07-05 | 1979-11-05 |
-
1979
- 1979-04-23 JP JP1979054348U patent/JPS5814730Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS441787Y1 (ja) * | 1965-03-17 | 1969-01-23 | ||
JPS4816609B1 (ja) * | 1970-12-25 | 1973-05-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55154204U (ja) | 1980-11-06 |
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