JPS5814430B2 - プロスタグランジンe類安定化組成物 - Google Patents
プロスタグランジンe類安定化組成物Info
- Publication number
- JPS5814430B2 JPS5814430B2 JP4298177A JP4298177A JPS5814430B2 JP S5814430 B2 JPS5814430 B2 JP S5814430B2 JP 4298177 A JP4298177 A JP 4298177A JP 4298177 A JP4298177 A JP 4298177A JP S5814430 B2 JPS5814430 B2 JP S5814430B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prostaglandin
- pge2
- methyl
- group
- hesperidin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/557—Eicosanoids, e.g. leukotrienes or prostaglandins
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプロスタグランジンE類安定化組成物に関する
ものである。
ものである。
プロスタグランジンE類は微量で気管支拡張、子宮収縮
力の調節、胃酸分泌の抑制、消化性潰瘍の治療と予防、
血圧低F、血小板凝集抑制、脂質代謝の調節等、種々の
広範囲にわたる薬埋作用を有する物質であるが、これら
を医薬として処方し利用する場合の問題点はその安定性
にある。
力の調節、胃酸分泌の抑制、消化性潰瘍の治療と予防、
血圧低F、血小板凝集抑制、脂質代謝の調節等、種々の
広範囲にわたる薬埋作用を有する物質であるが、これら
を医薬として処方し利用する場合の問題点はその安定性
にある。
これらの化合物は酸に対して、あるいは塩基に対して、
あるいは加熱に対して非常に分解し易い性質を有してい
る。
あるいは加熱に対して非常に分解し易い性質を有してい
る。
室温に保存した場合、数週間後には分解生成物が認めら
れ、高温例えば100℃に加熱すると数時間でその大半
が分解する。
れ、高温例えば100℃に加熱すると数時間でその大半
が分解する。
また低い温度例えば冷蔵庫内に保存した場合でも徐々に
分解することが知られている。
分解することが知られている。
そこで本発明者等はプロスタグランジンE類の安定化に
ついて鋭意検討した結果、メチルヘスペリジンが安定化
に対し著効を示すことを知見し、本発明に到達した。
ついて鋭意検討した結果、メチルヘスペリジンが安定化
に対し著効を示すことを知見し、本発明に到達した。
即ち本発明はメチルへスペリジンを含有してなる安定化
されたプロスタグランジンE類組成物を提供するもので
ある。
されたプロスタグランジンE類組成物を提供するもので
ある。
本発明の方法によって安定化されるプロスタグランジン
E類の例としてはプロスタグランジンE2(以下PGE
2と略す)、プロスタグランジンE, (以下PGE1
と略す)、13・14−ジヒドロプロスタグランジンE
,(以下PGEoと略す)、13・14−ジヒドロPG
E2 、15−メチルーPGE2、15−メチルーPG
E,、15−メチル−PGEo、16−メチルーPGE
2、16−メチルPGE1、16−メチルーPGEo、
16・16−ジメチルーPGE2、16・I6−ジメチ
ルーPGE1、16・16−ジメチルーPGEo、16
・16−プロパノーPGE2、16・16−プロパノー
PGE,、16・16−プロパノーP G Eo,16
−シクロへキシルーω−テトラノルーPGE2、・16
−フエニル−ω−テトラノル−PGE2、17=フエニ
ルーω一トリノルPGE2、16−フエノキシ−ω−テ
トラノルPGE2、16−m−クロロフエノキシーω−
テトラノルPGE2などが挙げられるが、それらのメチ
ルエステル、エチルエステルあるいはデシルエステルの
ようなエステルでもよいし、 一般式 〔式中、R1、R4およびR5は同じであっても異なっ
ていてもよくそれぞれ水素原子、低級アルキル基、もし
くはフッ素原子を示す。
E類の例としてはプロスタグランジンE2(以下PGE
2と略す)、プロスタグランジンE, (以下PGE1
と略す)、13・14−ジヒドロプロスタグランジンE
,(以下PGEoと略す)、13・14−ジヒドロPG
E2 、15−メチルーPGE2、15−メチルーPG
E,、15−メチル−PGEo、16−メチルーPGE
2、16−メチルPGE1、16−メチルーPGEo、
16・16−ジメチルーPGE2、16・I6−ジメチ
ルーPGE1、16・16−ジメチルーPGEo、16
・16−プロパノーPGE2、16・16−プロパノー
PGE,、16・16−プロパノーP G Eo,16
−シクロへキシルーω−テトラノルーPGE2、・16
−フエニル−ω−テトラノル−PGE2、17=フエニ
ルーω一トリノルPGE2、16−フエノキシ−ω−テ
トラノルPGE2、16−m−クロロフエノキシーω−
テトラノルPGE2などが挙げられるが、それらのメチ
ルエステル、エチルエステルあるいはデシルエステルの
ようなエステルでもよいし、 一般式 〔式中、R1、R4およびR5は同じであっても異なっ
ていてもよくそれぞれ水素原子、低級アルキル基、もし
くはフッ素原子を示す。
R2およびR3は同じであっても異なっていてもよくそ
れぞれ、水素原子、低級アルキル基もしくは水酸基の保
護基を示す。
れぞれ、水素原子、低級アルキル基もしくは水酸基の保
護基を示す。
R6はC1〜CIOアルキル基、C1〜C15置換アル
キル基、C1 〜C1oシクロアルキル基、置換シク
ロアルキル基、フエニル基などのアリール基もしくは置
換フエニル基などの置換アリール基を示し、2は単結合
、イオオ原子もしくは酸素原子を示す。
キル基、C1 〜C1oシクロアルキル基、置換シク
ロアルキル基、フエニル基などのアリール基もしくは置
換フエニル基などの置換アリール基を示し、2は単結合
、イオオ原子もしくは酸素原子を示す。
Aは−CH2CH2−またはシスーCH=CH−であり
、BはーCH2CH2−、一C三C一、またはトランス
ーCH=CH一である。
、BはーCH2CH2−、一C三C一、またはトランス
ーCH=CH一である。
XはC1〜C5アルキレン基もしくはC1 〜CIO
置換アルキレン基を示す。
置換アルキレン基を示す。
Yはカルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロ
キシメチル基、アルコキシメチル基、置換アルコキシメ
チル基を示す。
キシメチル基、アルコキシメチル基、置換アルコキシメ
チル基を示す。
〕で表わされる化合物でもよい。これらの化合物は例え
ば以下に示す公知文献あるいは公開された技術によって
容易に製造することが出来る。
ば以下に示す公知文献あるいは公開された技術によって
容易に製造することが出来る。
公知文献としては、例えばE. J. Corey
らC J . Am. Chem . Soc .第9
1巻、5675−5677頁(1969年);第92巻
、397−398頁(1970年)〕があり、公開され
た技術としては例えば特公昭48−10236、46−
24599、特開昭51−128492、51−115
991、51−43749、51−43744、5 1
−35 4 1 3、51−14150、48−52
745、47−38320、47一34355、47−
30641および47−6264がある。
らC J . Am. Chem . Soc .第9
1巻、5675−5677頁(1969年);第92巻
、397−398頁(1970年)〕があり、公開され
た技術としては例えば特公昭48−10236、46−
24599、特開昭51−128492、51−115
991、51−43749、51−43744、5 1
−35 4 1 3、51−14150、48−52
745、47−38320、47一34355、47−
30641および47−6264がある。
プロスタグランジンE類の不安定性は、その五員環部分
の部分構造として、脱離し易いヒドロキシル基、アシル
オキシ基もしくはアルコキシ基を有していることによっ
ている。
の部分構造として、脱離し易いヒドロキシル基、アシル
オキシ基もしくはアルコキシ基を有していることによっ
ている。
通常の分解においてはこれらの脱離し易い基の脱離によ
ってプロスタグランジンE動プロスタグランジンA類5
の変化が認められる。
ってプロスタグランジンE動プロスタグランジンA類5
の変化が認められる。
更にはプロスタグランジンA類はプロスタグランジンB
類、プロスタグランジンC類への分解が認められ、場合
によっては更に複雑な分解をする。
類、プロスタグランジンC類への分解が認められ、場合
によっては更に複雑な分解をする。
メチルへスペリジンは後述するようニコノ種の分解を驚
くべき程度に抑制する。
くべき程度に抑制する。
それ故メチルへスペリジンによる安定化は前記一般式に
限定されず前記一般式の五員環部分構造を有するすべて
のプロスタグランジンE類に適用される。
限定されず前記一般式の五員環部分構造を有するすべて
のプロスタグランジンE類に適用される。
プロスタグランジンE類の安定化の方法として若干の例
が知られている。
が知られている。
その中で酢酸エチルのような酸エステルあるいはエチル
アルコールのようなアルコールあるいはクロロホルムな
どにプロスタグランジンE類を溶解すると安定性が増大
することがK. C . S rivastava等に
よって報告されている。
アルコールのようなアルコールあるいはクロロホルムな
どにプロスタグランジンE類を溶解すると安定性が増大
することがK. C . S rivastava等に
よって報告されている。
〔詳しくは、K . C . S rivastava
and J.Clausen, Lipids第8巻
592−594頁(1973年)を参照〕従って一般
的に、エステルあるいはアルコールあるいはクロロホル
ムのような化合物と混合あるいはこれらの化合物に溶解
することによってプロスタグランジンE類が安定化され
ることは公知の事実である。
and J.Clausen, Lipids第8巻
592−594頁(1973年)を参照〕従って一般
的に、エステルあるいはアルコールあるいはクロロホル
ムのような化合物と混合あるいはこれらの化合物に溶解
することによってプロスタグランジンE類が安定化され
ることは公知の事実である。
しかし本発明者らは、プロスタグランジンE類に一般に
溶性ビタミンPとして知られている化合物即ちメチルへ
スペリジンを添加することによってプロスタグランジン
E類が予想をはるかに越えて著しく安定化されることを
発見し、ここに本発明を完成したのである。
溶性ビタミンPとして知られている化合物即ちメチルへ
スペリジンを添加することによってプロスタグランジン
E類が予想をはるかに越えて著しく安定化されることを
発見し、ここに本発明を完成したのである。
メチルへスペリジンは柑橘類の果皮から得られるヘスペ
リジンをメチル化したものであり、例えばヘスペリジン
のアルカリ溶液にジメチル硫酸を作用させ、反応液を硫
酸でPH4〜5にして、n−ブチルアルコールで抽出し
、減圧下にn−プチルアルコールを留去したのち.イソ
プロパノールで再結晶する方法によって得られる黄色の
粉末である。
リジンをメチル化したものであり、例えばヘスペリジン
のアルカリ溶液にジメチル硫酸を作用させ、反応液を硫
酸でPH4〜5にして、n−ブチルアルコールで抽出し
、減圧下にn−プチルアルコールを留去したのち.イソ
プロパノールで再結晶する方法によって得られる黄色の
粉末である。
メチルへスペリジンは、原料として用いるヘスペリジン
の精製度により、またメチル化の反応における程度によ
って通常数種類の混合物であるが、本発明においては使
用する際に特に精製する必要はなく、通常市販されてい
るものを使用すれば充分目的は達成される。
の精製度により、またメチル化の反応における程度によ
って通常数種類の混合物であるが、本発明においては使
用する際に特に精製する必要はなく、通常市販されてい
るものを使用すれば充分目的は達成される。
またメチルへスベリジンは一般に食品添加物としてよく
知られた安全な化合物であって、医薬製剤の一成分とし
て使用するのに何ら問題はない。
知られた安全な化合物であって、医薬製剤の一成分とし
て使用するのに何ら問題はない。
本発明を実施するに当たってはプロスタグランジンE類
に単にメチルへスペリジンを添加することによって目的
が達成される。
に単にメチルへスペリジンを添加することによって目的
が達成される。
添加の方法としては、水溶液で混和したのちに凍結乾燥
すれば容易に目的が達成されるし、この場合にプロスタ
グランジンE類が水に溶けにくい場合には少量のメチル
アルコール、エチルアルコールなどに溶かし、メチルヘ
スペリジンの水溶液と混和したのち凍結乾燥すればよい
。
すれば容易に目的が達成されるし、この場合にプロスタ
グランジンE類が水に溶けにくい場合には少量のメチル
アルコール、エチルアルコールなどに溶かし、メチルヘ
スペリジンの水溶液と混和したのち凍結乾燥すればよい
。
凍結乾燥の手段によらず単に減圧下で濃縮することによ
ってもほぼ同様に本発明の目的は達成される。
ってもほぼ同様に本発明の目的は達成される。
また水を用いずに、プロスタグランジンE類のみをアル
コール、酢酸エチルなどの有機溶剤に溶解し、メチルへ
スペリジンとよく混合し、しかるのちに有機溶剤を留去
する方法を用いることも出来る。
コール、酢酸エチルなどの有機溶剤に溶解し、メチルへ
スペリジンとよく混合し、しかるのちに有機溶剤を留去
する方法を用いることも出来る。
混合物中におけるプロスタグランジンE類に対するメチ
ルへスペリジンの量比は広い範囲で任意に選ぶことが出
来る。
ルへスペリジンの量比は広い範囲で任意に選ぶことが出
来る。
一般的にはプロスタグランジンE類に対して0.1〜1
0000倍(重量比)のメチルヘスペリジンを使用すれ
ば本発明の目的を達成することが出来るが、好ましくは
1〜1000倍のメチルへスペリジンを用いる。
0000倍(重量比)のメチルヘスペリジンを使用すれ
ば本発明の目的を達成することが出来るが、好ましくは
1〜1000倍のメチルへスペリジンを用いる。
一般に上記倍率が小さいと安定性が減じる傾向にあり、
逆に非常に大きいと製剤全体の量が多くなって医薬とし
ての使用上問題が生ずるので、上記の範囲で選ばれるの
が好ましい。
逆に非常に大きいと製剤全体の量が多くなって医薬とし
ての使用上問題が生ずるので、上記の範囲で選ばれるの
が好ましい。
かくして得られたプロスタグランジンE類安定化組成物
は更に必要によって他の物質との混合物とすることも出
来る。
は更に必要によって他の物質との混合物とすることも出
来る。
ここで他の物質とは前述の混合物の安定性を大巾にそこ
なわないようなものであれば何でもよく、そのような物
質としては一般に知られた医薬添加物例えば澱粉、セル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロースで代表されるようなセ
ルロース誘導体もしくはデキストリン、デキストラン、
シクロデキストリンなどの多糖類もしくは多糖類誘導体
、白糖、乳糖、麦芽糖、グルコース、果糖、マンニトー
ル、ソルビトールなどの二糖類もしくは単糖類、蛋白、
核酸、胆汁酸などの生体物質、アスコルビン酸、トコフ
エロール、ヘスペリジンなどのビタミンおよびビタミン
誘導体モしくはベントナイト、タルクなどの無機物もし
くは酸化防止剤、安定化剤、乳化剤、酸味剤などで代表
される食品添加物の中から任意に選ばれる。
なわないようなものであれば何でもよく、そのような物
質としては一般に知られた医薬添加物例えば澱粉、セル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロースで代表されるようなセ
ルロース誘導体もしくはデキストリン、デキストラン、
シクロデキストリンなどの多糖類もしくは多糖類誘導体
、白糖、乳糖、麦芽糖、グルコース、果糖、マンニトー
ル、ソルビトールなどの二糖類もしくは単糖類、蛋白、
核酸、胆汁酸などの生体物質、アスコルビン酸、トコフ
エロール、ヘスペリジンなどのビタミンおよびビタミン
誘導体モしくはベントナイト、タルクなどの無機物もし
くは酸化防止剤、安定化剤、乳化剤、酸味剤などで代表
される食品添加物の中から任意に選ばれる。
本発明の組成物は、一般に知られた製剤的手段によって
、注射剤、エアゾール剤、座薬、経口剤などとして処方
される。
、注射剤、エアゾール剤、座薬、経口剤などとして処方
される。
かくして得られたプロスタグランジンE類の安定化製剤
は、一般的にプロスタグランジンE類が使用される目的
、例えば気管支拡張、子宮収縮力の調節、胃酸分泌の抑
制、消化性潰瘍の治療と予防、血圧低下、血小板凝集抑
制、脂質代謝の調節等、種々の広範囲にわたる目的に使
用される。
は、一般的にプロスタグランジンE類が使用される目的
、例えば気管支拡張、子宮収縮力の調節、胃酸分泌の抑
制、消化性潰瘍の治療と予防、血圧低下、血小板凝集抑
制、脂質代謝の調節等、種々の広範囲にわたる目的に使
用される。
次に実施例によって、本発明を更に詳しく説明するが、
もちろんこれによって本発明の範囲が限定されるもので
はない。
もちろんこれによって本発明の範囲が限定されるもので
はない。
実施例中において、残存プロスタグランジンE類の量は
次のようにして求めた。
次のようにして求めた。
即ち所定時間過酷状況においた混合物に一定量の水を加
えてよく攪拌し更に一定量の有機溶剤(酢酸エチル、ク
ロロホルムなど)で抽出したのち有機溶剤溶液の一定量
を薄層クロマトグラフイー(酢酸エチル:iso−オク
タン:酢酸:水−110:40:20:100の上層で
展開)に供し、硫酸アンモニウムー硫酸の希薄水溶液を
噴霧したのち180℃で1時間加熱して発色したスポッ
トの濃度を記録式デンシトメータ(島津CS−900型
)で定量し、別にもとめた標準プロスタグランジンE類
の検量線から残存プロスタグランジE類の絶対量を算出
し、初期値に対する百分率を計算した。
えてよく攪拌し更に一定量の有機溶剤(酢酸エチル、ク
ロロホルムなど)で抽出したのち有機溶剤溶液の一定量
を薄層クロマトグラフイー(酢酸エチル:iso−オク
タン:酢酸:水−110:40:20:100の上層で
展開)に供し、硫酸アンモニウムー硫酸の希薄水溶液を
噴霧したのち180℃で1時間加熱して発色したスポッ
トの濃度を記録式デンシトメータ(島津CS−900型
)で定量し、別にもとめた標準プロスタグランジンE類
の検量線から残存プロスタグランジE類の絶対量を算出
し、初期値に対する百分率を計算した。
実施例 1
メチルへスペリジン509を蒸留水1 mlに溶解する
。
。
この水溶液にPGE2 500μVを含んだメタノール
50μlを加え、攪拌して均一溶液とした後、凍結乾燥
すると黄色粉末が得られる。
50μlを加え、攪拌して均一溶液とした後、凍結乾燥
すると黄色粉末が得られる。
得られた製剤を100℃恒温槽中で一定時間特記なき限
り開放系で加熱したあと、前述の方法で残存PGE2量
を求め初期値に対して残存率を算出した結果を表Iに示
す。
り開放系で加熱したあと、前述の方法で残存PGE2量
を求め初期値に対して残存率を算出した結果を表Iに示
す。
以下の実施例2〜10および参考例1〜4で調製した製
剤を同様の方法で得た結果も表1に示す。
剤を同様の方法で得た結果も表1に示す。
実施例 2
実施例1においてメチルへスペリジンの量を20mgに
して黄色粉末を得る。
して黄色粉末を得る。
実施例 3
メチルへスペリジン20mgおよびデキストリン174
mgを蒸留水L2mlに溶解し、これにPGE2500
μ1を含んだメタノール50μlを加え攪拌して均一溶
液としたあと凍結乾燥すると淡黄色粉末が得られる。
mgを蒸留水L2mlに溶解し、これにPGE2500
μ1を含んだメタノール50μlを加え攪拌して均一溶
液としたあと凍結乾燥すると淡黄色粉末が得られる。
実施例 4
PGE2 500μvを酢酸エチル1mlに溶解し、こ
れにメチルヘスペリジン20mgを加えて攪拌し、減圧
下に酢酸エチルを留去すると黄色粉末が得られる。
れにメチルヘスペリジン20mgを加えて攪拌し、減圧
下に酢酸エチルを留去すると黄色粉末が得られる。
実施例 5
実施例4において、酢酸エチルをエチルアルコールに置
き換えると黄色固体が得られる。
き換えると黄色固体が得られる。
実施例 6
実施例1においてPGE2をPGE, としたもの。
実施例 7
実施例1においてPGE2を13・14−ジヒドローP
GE, としたもの。
GE, としたもの。
実施例 8
実施例1においてPGE,を16・16−ジメチルーP
GE2 としたもの。
GE2 としたもの。
実施例 9
実施例1においてPGE2 を16・16−ジメチルP
GE, としたもの。
GE, としたもの。
実施例 10
実施例1において、PGE2を16−m−クロロフエノ
キシー17・18・19・20−テトラノルーPGE2
としたもの。
キシー17・18・19・20−テトラノルーPGE2
としたもの。
参考例 I
PGE2 500μグをガラス製アンプルに入れアルゴ
ン置換したあと溶封する。
ン置換したあと溶封する。
参考例 2
PGE2 500μ1を含むβ−シクロデキストリン包
接化合物にβ−シクロデキストリンを加えて混合し、全
体量を200mgとしたもの。
接化合物にβ−シクロデキストリンを加えて混合し、全
体量を200mgとしたもの。
参考例 3
参考例2の製剤をガラス製アンプルに入れ空間をアルゴ
ンで置換した後溶封する。
ンで置換した後溶封する。
参考例 4
デキストリン174Ivを蒸留水12mlに溶解し、こ
れにPGE2500μgを含んだメタノール50μlを
加え攪拌して均一溶液としたあと凍結乾燥することによ
って白色粉末が得られる。
れにPGE2500μgを含んだメタノール50μlを
加え攪拌して均一溶液としたあと凍結乾燥することによ
って白色粉末が得られる。
Claims (1)
- 1 プロスタグランジンE類とメチルへスペリジンとを
含有することを特徴とするプロスタグランジンE類安定
化組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298177A JPS5814430B2 (ja) | 1977-04-14 | 1977-04-14 | プロスタグランジンe類安定化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298177A JPS5814430B2 (ja) | 1977-04-14 | 1977-04-14 | プロスタグランジンe類安定化組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53127815A JPS53127815A (en) | 1978-11-08 |
JPS5814430B2 true JPS5814430B2 (ja) | 1983-03-18 |
Family
ID=12651201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4298177A Expired JPS5814430B2 (ja) | 1977-04-14 | 1977-04-14 | プロスタグランジンe類安定化組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814430B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0310351Y2 (ja) * | 1983-04-15 | 1991-03-14 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4301175A (en) * | 1980-12-29 | 1981-11-17 | The Upjohn Company | E-Type prostaglandin compositions |
-
1977
- 1977-04-14 JP JP4298177A patent/JPS5814430B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0310351Y2 (ja) * | 1983-04-15 | 1991-03-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53127815A (en) | 1978-11-08 |
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