JPS58143248A - メツキ液中の微量ゼラチンの濃度管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、メッキ液中の微量ゼラチンの濃度管理方法に
関するものである。

メッキ液には浴の種類、目的に応じているいろな添加剤
が加えられているが、その適量を保つことが大切である
。特に平滑剤は析出する金属上に吸着し、結晶生長に著
しい影響を与えるので添加量を規制することが必要であ
る。

プリント回路（ＦＰＯ）用の銅箔、フリート紙の製造工
程で使用されるメッキ液には、平滑剤として１〜１１０
０ｐｐのゼラチンが添加されているが、その添７Ｊ［］
′１１ｔはメッキ後の製品の品質１：大きく影響するた
め、一定濃度範囲内、例えば１　ｐｐｍ以上３　ｐｐｍ
以下になるように管理しなければならない。

しかしながら、このような微量なゼラチン濃度を測定す
る方法がないため、従来はメッキ液槽からの持出し量を
経験的に推定し、ゼラチンをそのつど追加する濃度管理
方法が行われていた。この方法は濃度の検知が不正確で
あり、これを一定範囲内ｇ二管理することが困難である
ため、品質管理、工程管理上問題となっていた。

本発明はこの問題に解決を与えるものであって、本発明
の方法によれば、メッキ液中の微量ゼラチン濃度を容易
（二測定でき、測定結果から液中のゼラチン濃度を正確
−二管理することができる。

本発明背らはゼラチンを含む水溶液にタンニン酸（また
はトリクロル酢酸）を加えるとゼラチンとタンニン酸（
またはトリクロル酢酸）が結合し、水に不溶の沈殿を生
じること（二看目し、本発明を完成したのであって、本
発明の方法はゼラチンを平滑剤として含むメッキ液Ｃニ
タンニン酸（またはトリクロル酢酸）の水溶液を添加し
、生成する着色沈殿を目の粗さが５μ以下のフィルタで
吸引ろ別し、該フィルタＣ二付着した不溶分の量を目視
または池の測定装置ｉ二より物理量ｇ：変換して、ゼラ
チン濃度を求めることを特徴とするメッキ液中の微量ゼ
ラチンの線間管理方法である。

以下これζ二ついて詳しく述べると、本発明の方法は、
平滑剤として添加されているメッキ液中のゼラチンｍＫ
を管理するＣ：際し、あらηλじめタンニン酸の希薄水
溶液を調製しておき、これを一定量のメッキ液試料ｆ：
添加して生成する着色沈殿を目の粗さが５μ以丁のフィ
ルタで吸引ろ過し、このフィルタ上に付着した水に不溶
の沈殿力＼らゼラチン濃度を求めるのである。この場合
、沈殿の着色度はゼラチン濃度と相関があるので、棟々
な濃度のゼラチン水溶液ｆ二ついて前記方法により作成
した標準青色組（ゼラチンの場合は黄土色の濃淡で示さ
れる）を用意してＲけば、試料の着色度をこれと対比す
ることにより、目視（二よってＩＭちにに捕集した不溶
分を光学的方法、例えば反射率の測定、赤外線吸収の測
定などによって測定することもできる。

したがって、本発明の方ａｔ二よれば、メッキ工程中（
＝逐次採取した試料から、そのときどきのゼラチン濃度
を知り、メッキ液中の微量ゼラチン濃度を一定範囲（例
えばｌｐｐｍ以上３ｐｐｍ思″Ｆ）内に管理することが
可能である。

本発明の方法は、採取試料の量を多くすることによりｉ
ｐｐｍ以下のゼラチン溶液（二ついて、また試料を希釈
すれば１０ｐＴ）ｍ以上のゼラチン溶液についても応用
することができる。

なお、メンブランフィルタの代りに紙、ガラス製のろ紙
等を用いることも可能であるが、いずれも目の粗さが５
μ以下のものを使用する必要がある。

以Ｆ実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこれ
Ｃ二限定されるものではない。

実施例１ （１）測定範囲 ：２）　　試砥装置 Ｏタンニン酸（小室化学、特級）ｌｖｒｔ％水溶液 ０メンプランフイルり（東洋メンプランフィルｙ　ＴＭ
−２２５７１Ｌｌ） ｏ２５ｍメンブランフィルタ用吸引ろ過器一式１式％ ａ）試料の前処理 メッキ敵試料５Ｑｍｊを採取し、ろ紙４５Ｂでろ過する
。

ｂ）測定 ５Ｑｒｘｌ栓付三角フラスコ（または栓付試鹸ｔ）ｌ二
試料２０ＩＩｊを入れ、タンニン酸水溶２５ｍを添加し
、栓をしてよく振りまぜ、３０分間放置した。この液を
メンブランフィルタで吸引ろ過し、水１０ｗＪで容器と
メンブランフィルタを洗浄し、不溶分のついたメンブラ
ンフィルタを下記０）で作成した標準着色紙と対比し、
ゼラチン濃度を求めた。第１図はこれを示すもので、試
料は目視から３１）Ｔ）ｍに相当することがわかる。

０）ゼラチン濃度として０，１．３および１０ｐｐｍの
４種の水溶液Ｃ：ついて、ａ）　、　ｂ）と同様の操作
をして、ａ度に応じて黄土色が濃淡で表わされる標準着
色紙を作成した。

実施例２ 山　測定範囲 （２１試薬、装置 ０タンニン酸（小寒化学、特級）１ｗｔ％水溶液０メン
ブランフイルタ（東洋メンブランフィルタ　　’ｒＭ−
２２５朋） ０２５順メンブランフイルタ用吸引ろ過器一式％式％ ） ａ）試料の前処理 メッキ液試料５０−を採取し、ろ紙４５Ｂでろ過する。

ｂ）測定 ５０ＩＩＩｊ栓付三角フラス：７（または栓付試験管）
（二試料２０μを入れ、タンニン酸水溶液５−を添７Ｊ
［ｌＩし、栓をしてよく振りまぜ３０分１川放置した。

この液をメンブランフィルタで吸引ろ過し、水１０ｍ１
で容器とメンブランフィルタを洗浄後フィルタを取出し
乾燥した。

このメンブランフィルタの不溶分付着面の反射率を測定
し、別ｆニゼラチン０〜３０　ｐｐｍを含む各種水溶液
について前記ａ）、ｂ＋）の操作を行って作成した反射
率とゼラチン濃度の検量線からゼラチン濃度を求めた。

弔２図はこの場合の検量線を示すもので、測定した反射
率から直ちにゼラチン濃Ｉｆを知８−

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法による標準着色紙と試料との対比説
明図、第２図は反射率とゼラチン濃度との関係を示す線
区である。 特許出願人　藤倉電線株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　ゼラチンを平滑剤として含むメッキ液にタンニン
   酸の水溶液を添加し、生成する着色沈殿を目の粗さが５
   μ以下のフィルタで吸引ろ別し、該フィルタ５：付看し
   た不溶分の瞳を目視または他の測定装置く−より物理畦
   に変換して、ゼラチン濃度を求めることを特徴とするメ
   ッキ液中の徴蝋ゼラチンのａ度管理方法。