JPS5813957B2 - マルチバイブレ−タ - Google Patents

マルチバイブレ−タ

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JPS5813957B2
JPS5813957B2 JP50125120A JP12512075A JPS5813957B2 JP S5813957 B2 JPS5813957 B2 JP S5813957B2 JP 50125120 A JP50125120 A JP 50125120A JP 12512075 A JP12512075 A JP 12512075A JP S5813957 B2 JPS5813957 B2 JP S5813957B2
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JP
Japan
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circuit
voltage
capacitor
flip
circuits
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JP50125120A
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柴田利二
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Meisei Electric Co Ltd
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Meisei Electric Co Ltd
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主としてラジオゾツデ搭載用に適した抵抗・
周波数変換回路のマルチバイブレータに関するものであ
る。
気象観測業務におけるルーチン作業の1つとして風向、
風速、温度、気圧等の所謂気象要素を気球に吊した観測
機器を用いて測定し、マイクロ波帯の電波を用いて地上
の受信局に伝送することが行なわれている。
このような気球に吊された観測機器をラジオゾンデと指
称している。
シジオゾンテは地上から放揚されて高度約30km程度
の上空に至る間作動することが必要であって、使用環境
条件は通常、温度が+40℃〜−80℃、気圧が104
0mb−1mb,湿度が1%〜1 0 0.%の範囲の
作動が要求され、極めて過酷なものであり、また飛揚中
に振動.衝撃を受けるので堅牢さが要求され、しかも飛
揚終了後は回収が一般には不可能なので消耗品である。
従ってラジオゾンデ用の機器は一般に小形、軽量、安価
であって、しかも過酷な条件に耐えて安定な特性を維持
することが要謂される。
一方、その特性を維持しなければならない時間は、1回
の放揚観測を終了するまでの時間、高々数時間程度であ
る。
このようなことから、ラジオゾンデ用の計測回路は地上
局で使用されるものとは全く異った観点からの要請に応
え得ることを考慮しなけれはならない。
ラジオゾンデにより各種気象要素を測定する方法として
従来から採られている方法は、例えば、サーミスタやカ
ーボン湿度計の如く、気象状態の変化によって電気抵抗
が変化する素子を気象感応素子として採用し、ブロツキ
ング発振回路やマルチバイブレータの如く、回路中の抵
抗及びコンデンサによって発振周波数が決定される回路
中に気象感応素子を接続した抵抗・周波数変換回路の発
振周波数により各種気象要素を把握している。
ブロツキング発振回路は発振トランスを必要とし、重量
・容積ともに大きく且つ比較的高価であって気球に吊し
て消耗品として使用するラジオゾンテ用の機器としては
好ましくないので従来はトランスを使用しないマルチバ
イブレータを使用する抵抗・周波数変換回路が提案され
ている。
第1図は、従来から使用されているマルテバイブレータ
を用いた抵抗・周波数変換回路の回路図であり、第2図
は第1図に示す各点の波形図である。
第1図において、1,2はインバータ、3,4は抵抗(
抵抗値を夫々R8及びR)、5は気象感応素子(抵抗値
をRX)、6はコンデンサ(容量をC)、7は出力端子
、VDDは電源のプラス側の電圧、VSSは電源のマイ
ナス側の電圧を示す。
インバータ1及び2はシー.モス.アイ.シー(以下、
C MOS ICという。
)を使用し、これはCMOSICが低消費電力、高雑音
余裕度、広作動電圧範囲、広作動温度範囲、高入力イン
ピーダンス等種々の利点があることによる。
CMOSICは周知の如く、電源電圧VDDより高い電
圧及び電源電圧VCCより低い電圧が入力した場合、保
護のために、電圧VDD ,VS Sを超えた分がクラ
ンプされる保護回路を含むので、P3の波形は第2図の
P3の如く、電圧VDD、VSSを超える期間1, ,
12だけクランプした波形となる。
インバータ1の入力P3は抵抗3を介して気象感応素子
5とコンデンサ6との接続点P2に接続しているので、
P2の電圧がインバータ1のしきい値電圧V1より高い
場合はインバータ1の出力P4は低レベルとなってこの
電圧がインバータ2の入力P4に入力してその出力P1
が高レベルとなるから、インバータ2の出力P1が高レ
ベル、インバータ1の出力P4が低レベルとなって、P
1からコンデンサ6、気象感応素子5、抵抗4を経てP
4に向う電流が流れ、P2の電圧は期間t3にコンデン
サ6、気象感応素子5、抵抗4で構成する回路の時定数
に従って徐々に下り、インバータ1のしきい値電圧V1
に達するとインバータ1の出力P4は低レベルから高レ
ベルに反転し、インバータ2の出力P1は高レベルから
低レベルに反転する。
今度はP4から抵抗4、気象感応素子5、コンデンサ6
を経て、P1に向って電流が流れ、P2の電圧は期間t
4に抵抗4、気象感応素子5、コンテンサ6で構成する
回路の時定数に従って徐々に上昇し、インバータ1のし
きい値電圧V1に達するとインバータ1及びインバータ
2の出力レベルが夫々反転する。
以後この動作をくり返して発振を継続する。
ここで抵抗3に電流が流れないと仮定すると(実際は後
述のように抵抗3に電流が流れる楊合が生ずる。
)第2図で以下の関係が成立つ。但しVss=Oとする
発振周波数fは 但し、Kは定数 即ち、発振周波数は気象感応素子の抵抗値に反比例する
処で、インバータ2の出力P1が反転した瞬間にP2の
電圧は電源電圧となるから、第2図P2において、 V2−V1−VDD−Vss となり、P2の電圧のピーク値はインバータ1のしきい
値電圧V1から電源電圧(VDD VSS)だけ高く
なり、期間t3のうちt1の時間だけインバータ1の入
力P3にはプラス側電源電圧VDDより高い電圧を印加
するので、この超えた分はクランプされてt1時間には
抵抗3を通ってインバータ1の入力に電流が流れ込むか
ら、抵抗4、気象感応素子5を通してP2に流れ込んだ
電流は抵抗3とコンデンサ6に分流する。
即ちt1の期間は抵抗3が抵抗4と気象感応素子5との
直列回路に並列に接続されたと同じになり、t1の期間
と(t3−t1)の期間とでは時定数が異なるのでt3
の全期間では発振周波数を決定する時定数に誤差が生じ
て(1)式の関係が成り立たなくなり、気象感応素子5
の抵抗値RXと発振周波数fとが正しい反比例関係でな
くなる。
t4の期間のt2の時間についても同様の現象が生ずる
従って気象感応素子5の抵抗値RXの変化をマルチバイ
ブレータの発振周波数の変化から正確に杷握することは
むづかしい。
この発明は以上の従来技術の問題点に鑑みて簡単な構成
で気象感応素子の抵抗値の変化を正確に把握でき、且つ
小形、軽量、安価であって過酷な環境条件に耐え得る抵
抗・周波数変換回路に適したマルテバイブレータを得る
ことを目的とする。
以下第3図〜第7図により本発明の実施例を説明する。
第3図は本発明の実施例を示す回路構成図、第4図は第
3図中P5〜P8で示す各点の電圧波形である。
第3図において、10及び11は夫々第1のナンドゲー
ト及び第2のナンドゲート、12はインバータ、13〜
16は抵抗値が夫々R1〜R4の抵抗、17及び18は
測定抵抗としての抵抗値が夫夫RX1,RX2の気象感
応素子、19は静電容量がCのコンデンサ、20及び2
1は夫々気象感応素子11及び気象感応素子18を択一
的に選択する第2のスイッチ、22は第1のスイッチと
しての半導体スイッチ、23は出力端子、VDD及びV
SSは夫々電源のプラス側及びマイナス側の電圧である
なお、インバータ12はナンドゲートの第1の入力を電
源のグラス側VDDに接続して構成し、第2の入力がイ
ンバータとしての有効論埋入力である。
第1のナンドゲート10の出力を第2のナンドゲート1
1の第1の入力P5に接続し、第2のナンドゲート11
の出力を第1のナンドゲート10の第1の入力に接続し
、インバータ12の出力を第2のナンドゲート11の第
2の入力P8に与えて、第1のナンドケート10、第2
のナンドゲート11及びインバータ12によりフリツプ
フロツプ回路を形成する。
第1のナンドゲート10の第2の入力P6には、抵抗1
3と抵抗14を直列接続した分圧回路、抵抗15と気象
感応素子11とスイッチ20を直列接続した測定分枝回
路及びコンデンサ19を並列接続したものを電源のマイ
ナス側VSSとの間に接続し、分圧回路中の抵抗13と
抵抗14との接続点による分圧点にコンデンサ19の端
子電圧を分圧して取出してインバータ12の入力P1に
与える。
第1のナンドゲート10と第2のナンドゲート11が双
安定動作の本体部であり、インバータ12はフリツプフ
ロップ回路のリセット回路であって、第1のナンドゲー
ト10の第2の入力が双安定動作のセット入力であり、
インバータ12の入力P7が第2のナンドゲート11の
第2の入力P8を介して双安定動作のリセット入力であ
る。
気象感応素子17をスイッチ2oに直列接続した測定分
枝回路と、気象感応素子18をスイッチ21に直列接続
した測定分枝回路を並列接続し、スイッチ20とスイッ
チ21とは択一的に一方が導通(以下オンという。
)して気象感応素子17,18のいずれか一方を抵抗1
5に直列接続する。
一般には気象感応素子とスイッチとの直列回路からなる
測定分枝回路は3個以上でもよく、各測定分枝回路中の
スイッチによりいずれか1つの測定分枝回路だけを抵抗
15を介してコンデンサ19に並列に接続する。
但し、抵抗15は必須ではないが、これについては後述
する。
第2のナンドゲート11の出力を半導体スイッチ22の
制御入力に接続し、半導体スイッチ22と抵抗16とを
直列接続したものを電源のプラス側VDDと第1のナン
ドゲート10の第2の入力P6との間に接続する。
次にスイッチ20がオンの場合について第3図の動作を
第4図を参照して説明する。
電源を投入した時点(第4図S点)ではコンデンサ19
は充電されていす、第1のナンドゲート10は第2の入
力P6の電圧がしきい値電圧V4より低く、出力は高レ
ベルである(第4図■)。
インバータ12の入力P1はP6の電圧を分圧していて
電圧V4より更に低くてしきい値電圧V3に達していな
いのでインバータ12の出力は高レベルであり、(第4
図■)第2のナンドゲート11は2つの入力が共に高レ
ベルなので出力は低レベルである。
第2のナンドゲート11の低レベル出力で半導体スイッ
チ22がオンし、電源VDDから抵抗16を介してコン
デンサ19を充電し、P6の電圧が上昇する(第4図■
)。
P6の電圧が第1のナンドゲート10のしきい値電圧V
4に達してもP7の電圧はまだインバータ12のしきい
値電圧V8に達せず(第4図■)インバータ12の出力
は高レベルを維持して第2のナンドゲート11の出力が
低レベルのままであり、第1のナンドゲート10は第1
の入力が引続き低レベルの電圧なので出力は反転せずコ
ンデンサ19への充電が継続し、P6の電圧はV4より
更に高くなる(第4図■)。
P6の電圧が上昇して分圧点P1の電圧がしきい値電圧
V8に達するとインバータ12の出力が反転して低レベ
ルとなり(第4図■)、第2のナンドゲート11は第2
の入力が低レベルとなって出力が高レベルに反転してフ
リツプフロツプ回路がリセット状態となる。
第2のナンドゲート11の高レベル出力は半導体スイッ
チ22を不導通(以下オフという。
)にし、又第1のナンドゲート10の第1の入力にも印
加し、第1のナンドゲート10は第2の入力P6が既に
しきい値電圧V4に達しているで出力が低レベルとなり
(第4図■)、このときのP6の電圧V5は である。
半導体スイッチ22がオフすると、抵抗13、抵抗14
、抵抗15、気象感応素子17の合成抵抗(この合成抵
抗を以下Rpとする)及びコンデンサ19によって定ま
る時定数に従ってコンデンサ19が放電しP6の電圧が
下降する(第4図@)従ってP7の電圧は、インバータ
12のしきい値電圧v8に達した瞬間からそれよりも低
くなってインバータ12の出力は直ちに高レベルに戻り
、第2のナンドゲート11の第2の入力P8は高レベル
となる(第4図[有])が、既に第1のナンドゲート1
0の出力が低レベルなので第2のナンドゲート11は第
1の入力P5に低レベルが印加して出力は高レベルのま
ま持続し、且つ第1のナンドゲートの出力も低レベルで
持続する(第4図■)。
P6の電圧が下降してしきい値電圧V4に達すると、第
1のナンドゲート 1 0の出力が反転して高レベルと
なってフリツプフロップ回路がセット状態となり(第4
図[相]:即ちV4はセットしきい値)、第2のナンド
ゲート11の第1の入力が高レベルとなる。
このときインバータ12の高レベル出力が第2のナンド
ゲート11の第2の入力に印加しているので2つの入力
が高レベルとなって第2のナンドゲートの出力は反転し
て低レベルとなるから、半導体スイッチ22が再びオン
してコンデンサ19の充電が始まりP6の電圧が上昇す
る(第4図■)。
P6の電圧が第1のナンドゲート10のしきい値電圧v
4以下になることはないが、P7の電圧がインバータ1
2のしきい値電圧v8以下になっているのでこの時点で
は第1のナンドゲート10は出力を反転しない。
コンデンサ19の充電が進行してP6,P7の電圧が上
昇しP7の電圧がしきい値電圧V8に達して(第4図■
)インバータ12の出力が反転すると第2のナンドゲー
ト11が出力が高レベルに反転して第1のナンドゲート
10の出力が低レベルに反転してフリツプフロツプ回路
がリセット状態となり(第4図◎:即ちv8はリセツト
しきい値)、半導体スイッチ22が再びオフしてコンデ
ンサ19の放電が始まる。
このようにして第1のナンドゲート10及び第2のナン
ドゲート11がオン・オフを繰り返し、マルチバイブレ
ータが発振を続ける。
いま第3図に示す回路例において、スイッチ20がオン
、電源電圧Vss=0の場合の発振周波数を検討する。
第1のナンドゲート10と第2のナンドゲート11とが
コンデンサ19の充放電に従って双安定動作できるため
に、インバータ12の入力P7の直流条件として、 但し、合成抵抗RPは 及び を設定する。
(2)式は、半導体スイッチ22がオンのときコンデン
サ19を切離して抵抗16と合成抵抗RPとによりP7
に得る電源電圧VDDの分圧値がフリツプフロツプ回路
のリセットしきい値より大きいことである。
処で、第4図の時間t5はコンデンサ19の放電時間で
あり、 である。
この式と(1)式から である。
ここで、第1のナンドゲート10とインバータ12とを
集積回路の同一パツケージ内の回路を使用すれば第1の
ナンドゲート10のしきい値電圧V4とインバータ12
のしきい値電圧V8とを略同じ値にすることができ、 V4 −: V8・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(5)とすることができるので、t5は
次のようになる。
又第4図の時間t6はコンデンサ19の充電時間であり
、 但し、 である。
ここにV6は第1のナンドゲート10の第2の入力P6
及びインバータ12の入力P7を切離してコンデンサ1
9をVDDで充電したときの終末値である。
このV6の式と(1)式及び(5)式から、t6を表わ
す式は次のようになる。
なお、抵抗16はコンデンサ19の充電の際の電流制限
抵抗であり、この意味からと充電時間を可及的に短くす
るためとから、その値R4を可及的に小さく設定するこ
とにより(4)式の関係を容易に満足することができ、
充電の時定数における抵抗16と合成抵抗Rpとの全体
の合成抵抗値を実効的に略R4に近いものにできる。
RX1の種々の値に対して(5)式と(6)式からt5
及びt6 を求めた具体例を示す。
(AIR1=IMΩ、R2=2MΩ、R3−50坦n、
R4=2kΩ、C = o. i μF, V,l/V
l)I) = 0. 5の場合 (B)R1=IMΩ、R2=2MΩ、R3 = 5 0
kQ,R4−2風去C = 0. 1μF1V4/V
DD一〇.35の場合 これらの例のように、1周期(t5+ta)でt6はt
,に比較して短い時間であり、かつ気象感応素子17の
抵抗値RXIの変化に対するt6の変化はt5のそれに
比して極めて小さいので、t6を一定値と見做す。
このように考えて実施例のマルチバイブレータの発振周
波数fを求めると 但し t6 を定数と見做したのでRtを定数として処理でき
る。
このfの式に(3)式のRPを用いると、但し、 ?あり、且つ(8)式の第1項の分母を導出するには(
エーR, ,。
太きさが、RX1が変化しても略1に等しいと見做し得
るものとしている。
ここに合成抵抗RPにおいて、第3図の回路例には気象
感応素子11又は18と別個の抵抗15が描図してある
が、本質的には抵抗15を気象感応素子17及び18の
個々のものに含ましめ得る。
fflちスイッチ20が導通の限りにおいて抵抗11は
気象感応素子17と直列接続した状態しかあり得ないの
で、抵抗値R3は本質的には抵抗値RXtの全部又は一
部に相消する。
(3)式以下の各式中の(R3+RX1)について両者
の合成値に置換して処理しても不都合はない。
測定分枝回路が複数でも、択一導通スイッチ20,21
,・・・・・・によりいすれか1つの測定分枝回路だけ
が有効なので、他の測定分枝回路についても所論は同じ
である。
従って(8)式の第1項の分母導出は( Ra + R
XI )の変化にかかわらすこの抵抗値に比べてRjが
微小と見做し得ることと同等であり、これはR4を可及
的微少に設定することが充分である。
(8)式のように、発振周波数fと気象感応素子17の
抵抗値RX1とは一定の関係にあり、(8)式で定数K
1t K2 7 Rt ,Reを予め求めておけば気象
感応素子17の抵抗値RX1が広範囲にわたり変化した
場合でも発振周波数から気象感応素子17の抵抗値RX
Iを求めることができるので、気象観測結果を正確に知
ることができる。
第5図において、20,21,22はモス型電界効果ト
ランジスタ(以下MOS FET という)、24はイ
ンバータ、25は切換信号の入力端子、他の信号につい
ては第3図と同様である。
MOS FET 20,21及びインバータ24で構成
する回路は、気象感応素子11及び18の切換回路で入
力端子25に入力する信号のレベルが高レベルのときM
OS FET 21の制御端子には高レベルが入力し、
MOS FET 20の制御端子には高レベルの人力が
インバータ24で反転して低レベルとなって入力するの
で、MOS FET20はオフ、MOS FET 21
はオンである。
この場合は、気象感応素子18をマルチバイブレータの
第2の時定数回路に接続する。
又入力端子25に低レベルの信号が入力した場合は、逆
の動作で気象感応素子17をマルチバイブレータの第2
の時定数回路に接続する。
MOS FET 22は第2のナンドゲート11の出力
が高レベルになったときオフ、低レベルとなったときオ
ンし、第3図で説明した動作を行なう。
第6図において、22はダイオード、他の記号について
は第3図又は第5図と同様である。
ダイオード22は第1のナンドゲート10の高レベル出
力のときオンしてコンデンサ19を充電し、又低レベル
出力でオフしてコンデンサ19が気象感応素子17又は
18を含む第2の時定数回路で放電するように動作して
全体として第3図で説明したような動作を行なう。
第6図の気象感応素子17又は18の切換回路は、第5
図と同様の回路で構成している。
第1図はフリツプフロツプ回路をノアゲートで構成した
マルチバイプレータの回路例を示し、10及び11は第
1のノアゲート及び第2のノアゲート、26はインバー
タ、他の記号は第3図と同様である。
この回路構成において第3図と異なる処は、ノアゲート
を用いたこと及び第1のノアゲート10の第2の入力の
前段にインバータ26を接続し、第2のノアゲート11
の第2の入力の前段にインバータを接続していないこと
であり、このようにすることはノアゲートは少くとも1
個の入力にしきい値電圧以上の入力があれば低レベル出
力となる論理素子であることによるものである。
第3図、第5図〜第7図の回路例は、コンデンサ19を
P6と電源VSS間に接続しているが、P6と電源VD
D間にコンデンサ19を接続しても同様の発振動作が行
なわれる。
この場合、半導体スイッチ22(MOS FET、ダイ
オード)のオン・オフとコンデンサ19の充放電の関係
は逆になる。
抵抗16、コンテンサ19、半導体スイッチの電源VD
D,Vssに対する接続順序はこの発明の本旨に関係し
ないが、測定分枝回路、分圧回路はコンデンサ19に並
列に接続する。
なお、フリップフロツプ回路についてセツト、リセット
の指称は双安定動作の一方と他方を区別する説明の便宜
に過ぎないが、この発明においては、半導体スイッチ2
2をオンにする出力を生じてコンデンサ19を充電する
場合をセットとし、この場合のフリップフロツプの出力
をセット時出力とした。
又電源の正負関係を逆にしても、それに応じてインバー
タ、ナンドゲート、ノアゲート、スイッチ素子の極性を
逆にすれば同様の動作を得る。
次に第1図に示す従来例と第3図に示す本発明の実施例
とを比較する。
この所論は第5図及び第6図の回路例にも適合する。
マルテバイブレータを構成するインバータ若しくはナン
ドゲートが反転したときの初段の入力のピーク値は、従
来例が電源電圧VDD及びVSSを超えているのに対し
て本発明の実施例は電源電圧VDD及びVSS以内にあ
るので、電源電圧、気象感応素子の抵抗値及び気象感応
素子と直列に接続する抵抗の抵抗値等が同一である場合
、気象感応素子に流れる電流が本発明の実施例では従来
例より少ないことを意味する。
このことは気象感応素子に例えばサーミスタを用いた温
度測定等において、ジュールヒートによるサーミスタ自
体の昇温を低く抑えることが出来、温度測定誤差を少な
くできることを示す。
次に、気象感応素子を複数個用いて複数の事象を測定す
る場合においては、気象感応素子間の切換えに使用する
スイッチの接点間容量が発振周波数に及ぼす影響を無視
することはできない。
これについて第2図における時間t3と第4図における
時間t5を比較すると、時間t3は1nMxに比例し、
時間t5は1nmlに比例するが、使用するインバータ
若しくはナンドケートを同一規格のC MOC ICで
構成すればしきい値電圧であるV1とV4は同じ値とな
り、又v2はV5より大きいので気象感応素子とそれに
直列に接続している抵抗及びコンデンサが同一規格であ
れば従来例のt3の方が本発明の実施例のt5より長い
又t4はt3とほぼ同じ値となり、t6はt5より小さ
な値であるので従来例の発振周波数1/(t3+t4)
は本発明の実施例の発振周波数1/(t5+t6)より
小さい。
このことは従来例と同じ発振周波数を得るためのコンテ
ンサの静電容量は、本発明の実施例の方が従来例に比べ
て大きいことを意味するから、接点間容量が時定数回路
の静電容量に占める比率が小さく接点間容量が発振周波
数に及ぼす影響を小さくできる。
又第5図及び第6図の回路例の如く、この切換スイッチ
に例えば C MOS IC を使用したスイッチを使用した場
合においてもC MOS IC素子内の浮遊容量の発
振周波数に及ぼす影響を小さくできる。
次に第5図及び第6区の如く気象感応素子の切換回路を
C MOS ICを使用して構成する場合このC
MOS ICへの入力電圧はC MOS ICの電
源電圧の範囲内に留めないと誤動作の原因となるが、第
1図に示す従来例では気象感応素子に加わる電圧は電源
電圧の範囲を超える時間があり、このような電圧で作動
する回路をC MOS ICのスイッチにより切換え
るためにはこのスイッチ用の電源としてマルチバイブレ
ータ用の電源電圧より高い電圧の別個の電源を用いる必
要があり、2種類の電源を必要とする。
しかし、本発明では気象感応素子に加わる電圧はその電
源電圧の範囲内にあるから、スイッチ用の電源もマルチ
バイブレータ用の電源と同一のものを使用することがで
きるので本発明は非常に有利な回路である。
次に、第1図の従来例では気象感応素子5に流れる電流
の方向はt3とt4の期間で互に逆方向であり、しかも
気象感応素子5に加わる電圧はP2点とP4点の双方の
電圧の変化で複雑に変化するので、気象感応素子を複数
個必要とする場合に切換えに半導体スイッチ回路を採用
するとき、電流方向や印加電圧が変化しても正常な動作
をする回路を必要とするから半導体スイッチ素子の選定
や回路構成が複雑となるのに対し、本発明では気象感応
素子に流れる電流の方向は一定していて気象感応素子切
換え回路のスイッチの一端は電源に接続された形を採る
ことができるのでスイッチ素子の選定が容易であり、且
つ簡単な回路構成で良好なスイッチ特性が得られる。
以上のように、本発明によれば (a)気象感応素子の抵抗値と発振周波数とが広い範囲
にわたって正確に一定の関係にあるマルチバイブレータ
が得られる。
(1)) 使用する集積回路(IC)の特性のバラツ
キによる発振周波数の変化が少ない。
(C) 発振周波数が電源電圧の変化や温度変化によ
るICの特性の変化に対して安定である。
(d)スイッチ等の回路素子が有する浮遊容量の発振周
波数に及ぼす影響が少い。
(e) スイッチ等を電子回路素子で構成してマルチ
バイブレータと組み合せて使用する場合、スイッチ回路
とマルチバイブレータを同一の電源で作動させることが
でき、且つこのスイッチ回路を構成する回路素子の選定
が容易である。
(f) 気象感応素子に流れる電流を少なくすること
ができるので気象感応素子のジュールヒートによる昇温
を低く抑えることができ測定誤差が小さい。
(g) 時定数要素のコンデンサの充電時間は充電々
流制限の保護抵抗値を可及的に小さくしたことにより可
及的に短くすることができて且つ気象観測要素抵抗値の
変化にかかわらず一定値と見做し得るので、一周期中の
大部分の時間を実用上放電による気象観測要素抵抗値の
状態を表現するために使用することとなるから、信号の
時間効率が良い。
等、種々の長所を有し、小形・軽量で安価なマルチバイ
ブレータが得られる。
以上の実施例ではラジオゾンデ搭載用のマルチバイブレ
ータについて述べたが、一般に広く使用されるマルチバ
イブレータとしても本発明は実施でき、又マルチバイブ
レータを構成するナンドゲートやインバータ等は実施例
で掲げたC MOS ICに限定されることなく、種
々の回路素子を使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマルチバイブレータの回路図、第2図は
第1図に示す各点の電圧波形図、第3図、第5図、第6
図及び第7図は本発明の実施例を示す回路図、第4図は
第3図に示す各点の電圧波形図である。 主な記号:1 ,2,24,26・・・・・・インバー
タ、5,17,18・・・・・・気象感応素子、6,1
9・・・・・・コンデンサ,10,11,12・・・・
・・フリツプフロツプを構成するナンド回路、13,1
4・・・・・・分圧回路の抵抗、16・・・・・・電流
制限抵抗、20,21・・・・・・第2のスイッチ(択
一導通スイッチ)、22゜゛゜・・・第1のスイッチ(
充電放電切換え制御スイッチ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンデンサ19、電流制限抵抗16、制御入力のオ
    ン信号により閉となる第1のスイッチ22、電源VDD
    、 VSSを直列接続した閉回路と、抵抗値が測定事
    象の状態に対応して定まる測定抵抗15,17及び第2
    のスイッチ20を直列接続した測定分枝回路と、内部に
    分圧点P1を有する抵抗回路網からなる分圧回路と、フ
    リツプンロツプ回路10,11,12とを有し、上記コ
    ンデンサ19に上記測定分枝回路と上記分圧回路とを夫
    々並列接続し、上記フリツプフロツプ回路10,11,
    12のセット入力端を上記コンデンサの一方端に接続し
    、上記フリツプフロツプ回路10,11,12のリセッ
    ト入力端を上記分圧点P7に接続し、上記フリツプフロ
    ツプ回路10,11,12のセット出力端を上記第1の
    スイッチ22の制御入力端に接続し、上記電流制限抵抗
    16は上記測定分枝回路の抵抗15,17と上記分圧回
    路の抵抗13,14との合成抵抗値RPより小さい範囲
    で可及的小値に設定し、上記分圧点P7に得る直流バイ
    アス値を上記フリツプフロツプ回路10,IL12のリ
    セットしきい値より大きく設定し、上記フリツプフロツ
    プ回路10,11,12の上記リセットしきい値とセッ
    トしきい値を等しく設定したことを特徴とするマルチバ
    イプレータ。 2 複数の測定分枝回路をコンデンサ19と並列に接続
    し、上記複数の各測定分枝回路中の各第2のスイッチ2
    0.21を択一的に導通せしめる制御回路24,25を
    有することを特徴とする特許請求の範囲1に記載のマル
    チバイブレータ。
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FI54664C (fi) * 1977-10-14 1979-01-10 Vaisala Oy Elektronisk omkopplingstroemstaellare i synnerhet foer telemeteranvaendning i sonder
JPS59196478A (ja) * 1983-04-22 1984-11-07 Sanden Corp 抵抗値のデジタル値変換器

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