JPS58136649A - 電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法 - Google Patents
電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法Info
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- JPS58136649A JPS58136649A JP1635882A JP1635882A JPS58136649A JP S58136649 A JPS58136649 A JP S58136649A JP 1635882 A JP1635882 A JP 1635882A JP 1635882 A JP1635882 A JP 1635882A JP S58136649 A JPS58136649 A JP S58136649A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気伝導性有機高分子系材料およびそビンダ剤
父は電子受容性ドーピング剤、あるいはそれらの両者を
芳香族系ポリマーの熱処理物であってポリアセン系骨格
を有する不溶不融性基体にドーピングし九耐酸化性及び
機械的強度に優れたエレクトロニクス材料としてM用な
電気半導性あるいは電気伝導性有機高分子系材料および
その製造法に関する。
父は電子受容性ドーピング剤、あるいはそれらの両者を
芳香族系ポリマーの熱処理物であってポリアセン系骨格
を有する不溶不融性基体にドーピングし九耐酸化性及び
機械的強度に優れたエレクトロニクス材料としてM用な
電気半導性あるいは電気伝導性有機高分子系材料および
その製造法に関する。
高分子材料は、成型性、@置性およびlIl童性等に優
れている。そのため、高分子材料のこれらの特性を生か
して電気的に半導性あるいは伝導性を有する4r機高分
子系材料の製造がエレクトロニクス産業を始めとして多
くの産業分野において希求されている。特に、電気伝導
度が半導体あるいは伝導体領域にあめというだけではな
く、シリコン、rル″Wニウム等の黒磯牛導体のように
ガ型あるいはp型中導体としての性質を有し、それらの
p−%接合等を利用して〆イオード、トランジスターあ
るいは太陽電池等への応用が可能な有機高分子系半導体
あるいは伝導体が望まれている。
れている。そのため、高分子材料のこれらの特性を生か
して電気的に半導性あるいは伝導性を有する4r機高分
子系材料の製造がエレクトロニクス産業を始めとして多
くの産業分野において希求されている。特に、電気伝導
度が半導体あるいは伝導体領域にあめというだけではな
く、シリコン、rル″Wニウム等の黒磯牛導体のように
ガ型あるいはp型中導体としての性質を有し、それらの
p−%接合等を利用して〆イオード、トランジスターあ
るいは太陽電池等への応用が可能な有機高分子系半導体
あるいは伝導体が望まれている。
初期の(愼病分子系半導体あるいは伝導体はフィルム状
あるいは板状体等に成形することが困−で多り、又%a
hるいVip型の不純−半導体としての性質を有してい
なかった為、用途的に%限定されていた。近年比較的成
形性に優れてお9、成形物とすることが可能であり、し
かも電子供与性ドーピング剤あるいは電子受容性ドーピ
ング剤等をドーピングすることによって大巾に電気伝導
性を増加させることが可能なS型あるいはν盤半導体と
しての性質を有する有機高分子系材料が得られている。
あるいは板状体等に成形することが困−で多り、又%a
hるいVip型の不純−半導体としての性質を有してい
なかった為、用途的に%限定されていた。近年比較的成
形性に優れてお9、成形物とすることが可能であり、し
かも電子供与性ドーピング剤あるいは電子受容性ドーピ
ング剤等をドーピングすることによって大巾に電気伝導
性を増加させることが可能なS型あるいはν盤半導体と
しての性質を有する有機高分子系材料が得られている。
そのような有機高分子系材料として4リアセチレンとポ
リフェニレyが知られている。
リフェニレyが知られている。
例えば「合成金属」化学増刊S7.11110年発行、
Is〜28員)には、アセチレンを重合して直接フィル
ム状のポリアセチレン(電気伝導度は10−9〜1O−
50−i3I−1> 、得、これに電子供与性ドーピン
グ剤あるいは電子受容性ドーピング剤をドーピングする
仁とに↓つて大巾に電気伝導度を増加させたpfliあ
るいは%童の半導体を祷ることのできることが記載され
ている。しかしながら、ポリアセチレンは酸素によって
酸化され易い欠点がおる0例えばポリアセチレンを空気
中に放置すると徐々に酸素t−吸収して、tto増加を
示し、それとともに黒色から褐色を経て淡黄色に変色す
る。このような酸化反応の速さ#iIリアセチレンの結
晶性(左右されるが、例えばTi ((j−ss−C4
/4)4−At (ら#s)m系触媒で調製し九比較的
結晶性の良好な粉末状ポリアセチレンでさえ例えば空気
中、室温でgooo時間放置すると(C#0)e、+s
)露の組成に変化しそして電気伝導度も大巾に低下する
。
Is〜28員)には、アセチレンを重合して直接フィル
ム状のポリアセチレン(電気伝導度は10−9〜1O−
50−i3I−1> 、得、これに電子供与性ドーピン
グ剤あるいは電子受容性ドーピング剤をドーピングする
仁とに↓つて大巾に電気伝導度を増加させたpfliあ
るいは%童の半導体を祷ることのできることが記載され
ている。しかしながら、ポリアセチレンは酸素によって
酸化され易い欠点がおる0例えばポリアセチレンを空気
中に放置すると徐々に酸素t−吸収して、tto増加を
示し、それとともに黒色から褐色を経て淡黄色に変色す
る。このような酸化反応の速さ#iIリアセチレンの結
晶性(左右されるが、例えばTi ((j−ss−C4
/4)4−At (ら#s)m系触媒で調製し九比較的
結晶性の良好な粉末状ポリアセチレンでさえ例えば空気
中、室温でgooo時間放置すると(C#0)e、+s
)露の組成に変化しそして電気伝導度も大巾に低下する
。
ポリアセチレンは優れ良電気伝導度を有しているが、こ
のように酸化安定性に問題があるため、極めて実用性に
乏しい。また、特開昭ss−tgs443号公報には例
えばベンゼンを酸化カチオン重合して得られ九4リフエ
ニレン(電気伝導度は約10−1−″1m−1であり絶
縁体である)を加圧成形することによってポリフェニレ
ン成形体を得、これに電子供与性ドーピング剤あるいは
電子受容性ドーピング剤tドーピングすることによって
大巾に電気伝導度を増加させたπ型あるいはν製の半導
体を製造できることが記載されている。ポリフェニレン
はポリアセチレンと異なシ、比較的酸化安定性に優れて
いるという長所t−4!している。
のように酸化安定性に問題があるため、極めて実用性に
乏しい。また、特開昭ss−tgs443号公報には例
えばベンゼンを酸化カチオン重合して得られ九4リフエ
ニレン(電気伝導度は約10−1−″1m−1であり絶
縁体である)を加圧成形することによってポリフェニレ
ン成形体を得、これに電子供与性ドーピング剤あるいは
電子受容性ドーピング剤tドーピングすることによって
大巾に電気伝導度を増加させたπ型あるいはν製の半導
体を製造できることが記載されている。ポリフェニレン
はポリアセチレンと異なシ、比較的酸化安定性に優れて
いるという長所t−4!している。
しかしながら、4リフエ=レンはフェニレン骨格が単結
合で線状に結合しているため炭素原子間の共役系が小さ
く、そのためドーピング剤をドーピングすることによっ
て達成される電気伝導度に限界があると考えられ、また
ドーピング剤による不純遺制#に4限界があると思われ
る。kfi実ポリフェニレンは例えば八日rン(電子受
容性ドーピング剤)をドーグしても同廠の八日rンをド
ーグした4リアセチレンよりも電気伝導度の種卵割合が
小さく、ポリアセチレンに比較して見劣りがする。
合で線状に結合しているため炭素原子間の共役系が小さ
く、そのためドーピング剤をドーピングすることによっ
て達成される電気伝導度に限界があると考えられ、また
ドーピング剤による不純遺制#に4限界があると思われ
る。kfi実ポリフェニレンは例えば八日rン(電子受
容性ドーピング剤)をドーグしても同廠の八日rンをド
ーグした4リアセチレンよりも電気伝導度の種卵割合が
小さく、ポリアセチレンに比較して見劣りがする。
4リフエニレンにドーグ可能な最大量のハロダンのドー
ピングを行っても、電気伝導度が10−71 −1 Ω 傷 以上のものは得られない(同公開公報の実施例
5参照)。
ピングを行っても、電気伝導度が10−71 −1 Ω 傷 以上のものは得られない(同公開公報の実施例
5参照)。
本発明の目的は、半導体ないし伝導体の電気伝導性t4
fL且つ優れた物理的性’mtwするばかりでなく、酸
化安定性にも優れた電気伝導性M億高分子系材料を提供
することにある。
fL且つ優れた物理的性’mtwするばかりでなく、酸
化安定性にも優れた電気伝導性M億高分子系材料を提供
することにある。
本%明の他の目的は、炭素原子間の共役系が発遣し九ポ
リアセン系骨格榊遺t−有する不溶不融性材料を基体と
し、蝋子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピング
剤を含有する電気伝導性有機高分子系材料を提供するこ
とにある。
リアセン系骨格榊遺t−有する不溶不融性材料を基体と
し、蝋子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピング
剤を含有する電気伝導性有機高分子系材料を提供するこ
とにある。
本発明の更に他の目的は、p−Mあるいは3−型の不純
吻半導体(amtrsnaia aatmioonds
etor)の性質t4する電気伝導性有機高分子系材料
を提供することにある。
吻半導体(amtrsnaia aatmioonds
etor)の性質t4する電気伝導性有機高分子系材料
を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、優れた一理的性質を有する繊
維、フィルム、板あるいはそれらの複合体の形状の電気
伝導性有情^分子系材料を提供するととKある。
維、フィルム、板あるいはそれらの複合体の形状の電気
伝導性有情^分子系材料を提供するととKある。
本発明の更に他の目的は本発明の電気伝導性有機高分子
材料を製造する方法を提供することにある。
材料を製造する方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的および利点は以下の説明から明ら
かとなろう。
かとなろう。
本発明看等の研究によれば、上記の如龜目的及び利点は
、 (,4) Iil素、水素および酸素から成る芳香族
系縮合ポリマーの熱処理物であって、水素原子/炭素原
子の原子比がα60〜α15で表わされるポリアセン系
骨格構造會含tJ−る不溶不融性基体と、 <B) 電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピ
ング剤 とから成り、 (C) 電気伝導性が未ドープの該基体よりも大である ことを特徴とする電気伝導性有機高分子系材料によって
達成されることが分った。
、 (,4) Iil素、水素および酸素から成る芳香族
系縮合ポリマーの熱処理物であって、水素原子/炭素原
子の原子比がα60〜α15で表わされるポリアセン系
骨格構造會含tJ−る不溶不融性基体と、 <B) 電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピ
ング剤 とから成り、 (C) 電気伝導性が未ドープの該基体よりも大である ことを特徴とする電気伝導性有機高分子系材料によって
達成されることが分った。
本発明によれば、かかる電気伝導性M機高分子−材料は
、炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮合4リマー
を非酸化性雰囲気中で400〜sOO℃の温度まで加熱
し、熱処理して、水素原子/炭素原子の原子比が(LI
IOないしα15の基体を形成し、次いでこれに電子供
与性ドーピング剤又は鬼子受容性ドーピング剤或はそれ
らの混合吻をドーピングすることにぶり該基体の電気伝
導度よりも電気伝導度を大ならしめることによって製造
することができる。
、炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮合4リマー
を非酸化性雰囲気中で400〜sOO℃の温度まで加熱
し、熱処理して、水素原子/炭素原子の原子比が(LI
IOないしα15の基体を形成し、次いでこれに電子供
与性ドーピング剤又は鬼子受容性ドーピング剤或はそれ
らの混合吻をドーピングすることにぶり該基体の電気伝
導度よりも電気伝導度を大ならしめることによって製造
することができる。
以下本発明について更に騨細に説明する。
従来フェノールをホルムアルデヒドと反応して得られる
フェノール−ホルムアルデヒド縮合’nt−真空又は非
酸化性雰H気中で約400〜soo’cの温fまで加熱
し、熱処理すると、最初に水蒸気(#、0)が発生し、
次いで水素、メタン、−酸化員素等の分解ガスが発生し
て、原熱処理−合吻中に、ベンゼン環が隣のベンゼン環
とその!II□核炭素原炭素原子て直接結合して少くと
も数個のベンゼン環が直接接合し九構造(以下これを一
リアセン構造という)の領域が発達することが知られて
いる( Pargatsm悌Press Lid、 1
9 II 1 。
フェノール−ホルムアルデヒド縮合’nt−真空又は非
酸化性雰H気中で約400〜soo’cの温fまで加熱
し、熱処理すると、最初に水蒸気(#、0)が発生し、
次いで水素、メタン、−酸化員素等の分解ガスが発生し
て、原熱処理−合吻中に、ベンゼン環が隣のベンゼン環
とその!II□核炭素原炭素原子て直接結合して少くと
も数個のベンゼン環が直接接合し九構造(以下これを一
リアセン構造という)の領域が発達することが知られて
いる( Pargatsm悌Press Lid、 1
9 II 1 。
”C@rh輯”Vt51. 19 、 pp、 89−
94 、 1また、フェノールやキシレノール(IHJ
、ttf3゜5−ジメチルフェノール)の如きフェノー
ル類とホルムアルデヒドとの反応により得られる所謂フ
ェノール拳ホルムアルデヒド縮合1を約500℃以上の
湿質まで加熱し、熱処理すると、ヤの過程で壊状構造が
次第に発展し、最初に電気的に絶縁物であったものが、
熱処理によって電気伝導性が現われ、之等の熱処理物t
i真性半導体の性質を示すことが知られている(「高分
子」昭和3s年、V@1.9.962頁お工び資源技術
試−所*舌第丁4号、昭和44年3月、10!負)。
94 、 1また、フェノールやキシレノール(IHJ
、ttf3゜5−ジメチルフェノール)の如きフェノー
ル類とホルムアルデヒドとの反応により得られる所謂フ
ェノール拳ホルムアルデヒド縮合1を約500℃以上の
湿質まで加熱し、熱処理すると、ヤの過程で壊状構造が
次第に発展し、最初に電気的に絶縁物であったものが、
熱処理によって電気伝導性が現われ、之等の熱処理物t
i真性半導体の性質を示すことが知られている(「高分
子」昭和3s年、V@1.9.962頁お工び資源技術
試−所*舌第丁4号、昭和44年3月、10!負)。
本発明者等の研究によれば、炭素、水素および酸素から
成る芳香族系縮合ポリマー〇熱処理物であって、水素原
子(H)/炭素原子<C>の原子比がα41G−a15
、jlK好ましくは0.50〜agsで表わされるポリ
アセン系骨格構造を含有する不溶不融性基体は、意外に
も電子供与性ドーピング剤及び/又は電子受容性ドーピ
ング剤でドーピングすることができ、かようなドーピン
グによって未ドーピングの該基体よりも電気伝導性を極
めて大きく増大させることができることが分った。
成る芳香族系縮合ポリマー〇熱処理物であって、水素原
子(H)/炭素原子<C>の原子比がα41G−a15
、jlK好ましくは0.50〜agsで表わされるポリ
アセン系骨格構造を含有する不溶不融性基体は、意外に
も電子供与性ドーピング剤及び/又は電子受容性ドーピ
ング剤でドーピングすることができ、かようなドーピン
グによって未ドーピングの該基体よりも電気伝導性を極
めて大きく増大させることができることが分った。
本発明の製造方法で用いる炭素、水素および酸素から成
る芳香族系縮合4リマーとしては、フェノール性水酸基
を有する芳香族炭化水素化合物とアルデヒドとの縮合物
が好適である。かような芳香族化合物としては1例えば
フェノール、クレゾール、キシレノール等の所謂フェノ
ール類が好適であるが、これらに限られない。例えば下
記式式中、へ、及び%、は同一でも異ってもよく、0〜
2の祭数である、 で表ワされるメチレン−ビス・フェノール類であっても
↓いし、或はヒドロキシ−ピフェニル畑やヒドロキシナ
フタレン−であってもよい。2寺の中、実用的にはフェ
ノール類、殊にフェノールが好適である。
る芳香族系縮合4リマーとしては、フェノール性水酸基
を有する芳香族炭化水素化合物とアルデヒドとの縮合物
が好適である。かような芳香族化合物としては1例えば
フェノール、クレゾール、キシレノール等の所謂フェノ
ール類が好適であるが、これらに限られない。例えば下
記式式中、へ、及び%、は同一でも異ってもよく、0〜
2の祭数である、 で表ワされるメチレン−ビス・フェノール類であっても
↓いし、或はヒドロキシ−ピフェニル畑やヒドロキシナ
フタレン−であってもよい。2寺の中、実用的にはフェ
ノール類、殊にフェノールが好適である。
また、アルデヒドとしてはホルムアルデヒドのみならず
、アセトアルデヒドその他のアルデヒドも使用すること
ができるが、ホルムアルデヒドか好適である。
、アセトアルデヒドその他のアルデヒドも使用すること
ができるが、ホルムアルデヒドか好適である。
フェノール・ホルムアルデヒド傘合−としてfよ、ノー
ラック型又はレゾール型或はそれらの機台・勿のいずれ
でおってもよい。
ラック型又はレゾール型或はそれらの機台・勿のいずれ
でおってもよい。
1紀の如き炭素、水素S?よび酸素〃・ら成る芳香族系
m倉ポリマーは予じめ繊維、フィルム、板又はそれらの
複合体に成形して、熱処理するのがM利である。
m倉ポリマーは予じめ繊維、フィルム、板又はそれらの
複合体に成形して、熱処理するのがM利である。
之等の芳香族系粗金ポリマーは、そのままでは水翼原子
/炭素原子の原子比(以下///Cで表わす)が通常α
9以上であり、a8以下のものは殆んどないといってよ
い。
/炭素原子の原子比(以下///Cで表わす)が通常α
9以上であり、a8以下のものは殆んどないといってよ
い。
本発明によれば、かような芳香族系縮合4リマ−1,非
酸化性雰囲気(真空状態も含む)中で400〜100℃
の温度、好ましくは450〜7sO℃、特に好ましくは
SOO〜700℃の範囲の適轟な温度まで徐々に加熱し
、熱処理して、H/Cの比が0.60〜(Li2、%に
好ましくはQ46〜(Lllsの熱処理物(基体)を形
成する。かかる熱処理物は不溶不融性である。
酸化性雰囲気(真空状態も含む)中で400〜100℃
の温度、好ましくは450〜7sO℃、特に好ましくは
SOO〜700℃の範囲の適轟な温度まで徐々に加熱し
、熱処理して、H/Cの比が0.60〜(Li2、%に
好ましくはQ46〜(Lllsの熱処理物(基体)を形
成する。かかる熱処理物は不溶不融性である。
熱処理によって、該縮合4リマーのH/Cが可成p大−
く減少する事実は、前記引用文献に開示されているとお
勤、熱処理物、すなわち基体中にベンゼンの多環構造で
あるホリアセン系構造が発達したことを示すものと信ぜ
られる。
く減少する事実は、前記引用文献に開示されているとお
勤、熱処理物、すなわち基体中にベンゼンの多環構造で
あるホリアセン系構造が発達したことを示すものと信ぜ
られる。
本発明で用いる上す己熱処理切、すなわち不溶不融性基
体が可成り兄達した/ リアセン系構造を官有する(し
ρ為も均一に含有すると信ぜられる)ことは、基体の上
記元素分析値に基つ〈H/Cの比の今ならず、該基体の
同じく元素分?T頃に基づく酸素原子/炭素原子の原子
比(以ドυ/Cの比で示す)が熱処理前の縮合ポリマー
の0/Cの比よりも町成り大きく減少すること、場らに
X線回折および赤外線吸収スペクトルによっても支持さ
れる。
体が可成り兄達した/ リアセン系構造を官有する(し
ρ為も均一に含有すると信ぜられる)ことは、基体の上
記元素分析値に基つ〈H/Cの比の今ならず、該基体の
同じく元素分?T頃に基づく酸素原子/炭素原子の原子
比(以ドυ/Cの比で示す)が熱処理前の縮合ポリマー
の0/Cの比よりも町成り大きく減少すること、場らに
X線回折および赤外線吸収スペクトルによっても支持さ
れる。
芳香族系縮合ポリマーの0/CFi通常α1以上であり
、α08以下を示すことは殆んどないといってよいが、
これを上記の如く加熱、熱処理することによって、H/
Cと一様に07Cも減少する。
、α08以下を示すことは殆んどないといってよいが、
これを上記の如く加熱、熱処理することによって、H/
Cと一様に07Cも減少する。
本発明で用いる熱処理物であ、る基体は、O/Cの比が
α06以下のもの、特にα03以下のものが好適であり
、07C比が熱処理前の芳香族系縮合4リマーに比べて
遥かに小さいという事実もまたかかる縮合IリマーがM
するrsJ、すなわちフェノール往水#基か分解、除去
されてポリアセン系構造に転換し九ことを支持する。
α06以下のもの、特にα03以下のものが好適であり
、07C比が熱処理前の芳香族系縮合4リマーに比べて
遥かに小さいという事実もまたかかる縮合IリマーがM
するrsJ、すなわちフェノール往水#基か分解、除去
されてポリアセン系構造に転換し九ことを支持する。
本発明で用いる芳香族系縮合ポリマーは、第1図に示さ
れると29、X線回折(CscK。線)においてメイン
・ピークの位itが20で表わして20゜以下に存在し
、且つ2#で表わして41−46゜の間にピークの存在
を示さない。
れると29、X線回折(CscK。線)においてメイン
・ピークの位itが20で表わして20゜以下に存在し
、且つ2#で表わして41−46゜の間にピークの存在
を示さない。
X11回折において、!Oで表わして24°以下に現わ
れるメイン・ピークは、平面ポリアセン系分子間の平均
距離に相轟するといわれておυ、ま九2#で41〜44
!0の間に現われるピークはポリアセン系構造の分子の
ベンゼン環の平均大きさに相幽するといわれている(「
炭素材料入門」炭素材料研究会、昭和47年発行、12
〜21頁参照)。
れるメイン・ピークは、平面ポリアセン系分子間の平均
距離に相轟するといわれておυ、ま九2#で41〜44
!0の間に現われるピークはポリアセン系構造の分子の
ベンゼン環の平均大きさに相幽するといわれている(「
炭素材料入門」炭素材料研究会、昭和47年発行、12
〜21頁参照)。
ところが、該芳香族系縮合ポリマーを熱処理して得られ
る不溶不融性基体は、X線回折においてメイン・ピーク
の位置が20で表わして2α5〜22L5°の間にシフ
トしく第2及び3図参照)、さらに20で41−46°
の間にブロードな回折ピークが生じる(編2及び3図参
照)。前者のメイン・−一りのシフトは平面ポリアセン
系分子間の平均配離が短縮し九こと、そして後者のブロ
ードなピークはポリアセン系のベンゼンの多iIIm造
が発達し九ことを示すものと思われる。
る不溶不融性基体は、X線回折においてメイン・ピーク
の位置が20で表わして2α5〜22L5°の間にシフ
トしく第2及び3図参照)、さらに20で41−46°
の間にブロードな回折ピークが生じる(編2及び3図参
照)。前者のメイン・−一りのシフトは平面ポリアセン
系分子間の平均配離が短縮し九こと、そして後者のブロ
ードなピークはポリアセン系のベンゼンの多iIIm造
が発達し九ことを示すものと思われる。
事実、本発明で用いる不溶不融性基体は、かようにX線
回折(C:5cKa線)においてメイン・ピークの位置
が2#で2αト115°の間罠生じ、且つ1#で41−
46@の関にブロードなピークを示すものが好適である
。
回折(C:5cKa線)においてメイン・ピークの位置
が2#で2αト115°の間罠生じ、且つ1#で41−
46@の関にブロードなピークを示すものが好適である
。
ま九芳香族系繻合ポリマーの赤外線吸収スペクトルにお
いて、2900〜2940カイザー(傷 )の範囲に現
われる吸収ピークは共役系を構成しない炭素とそれに結
合する水素間の伸縮振動に相当するといわれており、ま
た1560〜1640カイザー(信−1)の範囲KJA
われる吸収ピークは共役系を構成する3個の炭素間の伸
ll1i!(1!勅に相当するといわれている( [C
arbon J ParggtmonPress L
it Pr1nted (s Great Br
1tain 、第4巻、S9〜−6頁参照)。
いて、2900〜2940カイザー(傷 )の範囲に現
われる吸収ピークは共役系を構成しない炭素とそれに結
合する水素間の伸縮振動に相当するといわれており、ま
た1560〜1640カイザー(信−1)の範囲KJA
われる吸収ピークは共役系を構成する3個の炭素間の伸
ll1i!(1!勅に相当するといわれている( [C
arbon J ParggtmonPress L
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1tain 、第4巻、S9〜−6頁参照)。
本発明の方法に従って該芳香族系縮合ポリ!−を熱処理
すると、熱処理前のものに比べて、添付図面第4.S及
び6図に示すとおり、2900〜1840カイザーの範
囲に生じる吸収ビータが減少し、それとは反対に158
G〜1640カイザー0範囲に塊われる吸収ピークが増
大する。この事実も會た、本発明で用いる前記不溶不融
性基体が、その熱処理前のものと比べて、ボリア竜ン系
のベンゼン多環構造が発達していることを示す。
すると、熱処理前のものに比べて、添付図面第4.S及
び6図に示すとおり、2900〜1840カイザーの範
囲に生じる吸収ビータが減少し、それとは反対に158
G〜1640カイザー0範囲に塊われる吸収ピークが増
大する。この事実も會た、本発明で用いる前記不溶不融
性基体が、その熱処理前のものと比べて、ボリア竜ン系
のベンゼン多環構造が発達していることを示す。
本発明においてVi該不溶不−性基体が、赤外吸収スペ
クトルから求められるFed式で表わされる吸光度比(
i、 D :’HD、、。、〜1.4゜/Dtie・〜1..
。
クトルから求められるFed式で表わされる吸光度比(
i、 D :’HD、、。、〜1.4゜/Dtie・〜1..
。
式中、Dl、。6’%4@4@ は赤外吸収スペクトル
における2900−1940カイザーの範囲の蛾大吸収
ピークから求められる吸光啜、Dll、。4.□。は赤
外吸収スペクトルにおける1560〜1640カイザー
の範畦の最大吸収ピークから求められる吸光度である、
がOS以F1特KO13以下のものが好適である(なお
上記吸光度比CD>の算出方法の詳述は後記実施例1で
述べる)。
における2900−1940カイザーの範囲の蛾大吸収
ピークから求められる吸光啜、Dll、。4.□。は赤
外吸収スペクトルにおける1560〜1640カイザー
の範畦の最大吸収ピークから求められる吸光度である、
がOS以F1特KO13以下のものが好適である(なお
上記吸光度比CD>の算出方法の詳述は後記実施例1で
述べる)。
本発明の電気伝導性有情高分子系材料は、炭素、水素お
よび酸素から成る芳香族系縮合ポリマーを非酸化性雰囲
気中で400〜800℃のm度まで加熱し、熱処理して
、水軍原子/炭孝原子の比がα60ないしα150基体
を形成し、次いでこれに電子供与性ドーピング剤父#i
電子受容性ドーピング剤或はそれらの混合Wt−ドーピ
ングすることKよ#)該着体の電気伝導度よりも電気伝
導度を大ならしめることによp製造することができる。
よび酸素から成る芳香族系縮合ポリマーを非酸化性雰囲
気中で400〜800℃のm度まで加熱し、熱処理して
、水軍原子/炭孝原子の比がα60ないしα150基体
を形成し、次いでこれに電子供与性ドーピング剤父#i
電子受容性ドーピング剤或はそれらの混合Wt−ドーピ
ングすることKよ#)該着体の電気伝導度よりも電気伝
導度を大ならしめることによp製造することができる。
上記芳香族系縮合ポリマーとしては、繭述したとおり、
フェノール性水酸基會肩する芳香族炭化水嵩化合物とア
ルデヒドとの縮合物が好ましく用いられる。芳香族炭化
水素化合物としては、例えばフェノール、クレゾール、
キシレノールの如きフェノール類、メチレン−ビス・フ
ェノール類、とドロキシ−ビフェニル類、ヒドロキシナ
フタレン類、特にフェノールが好ましく用いられる。
フェノール性水酸基會肩する芳香族炭化水嵩化合物とア
ルデヒドとの縮合物が好ましく用いられる。芳香族炭化
水素化合物としては、例えばフェノール、クレゾール、
キシレノールの如きフェノール類、メチレン−ビス・フ
ェノール類、とドロキシ−ビフェニル類、ヒドロキシナ
フタレン類、特にフェノールが好ましく用いられる。
また、アルデヒドとしては例えばホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒドフルフラール等、特にホルムアルデヒド
が好ましく用いられる。
セトアルデヒドフルフラール等、特にホルムアルデヒド
が好ましく用いられる。
芳香族系縮合ポリマーとしては、好ましくけノがラック
型あるいけレゾール型の7エノール・ホルムアルデヒド
樹脂が用いられる。
型あるいけレゾール型の7エノール・ホルムアルデヒド
樹脂が用いられる。
これらの芳香族系−合?リマーは、それ自体公知の方法
に従って、フェノール往水酸基τ有する芳香族系炭化水
系化合物とアルデヒドとを酸′性父は塩基性触媒の存在
下で縮合せしめることにより製造することができる。
に従って、フェノール往水酸基τ有する芳香族系炭化水
系化合物とアルデヒドとを酸′性父は塩基性触媒の存在
下で縮合せしめることにより製造することができる。
例えば、ノIラック型フェノール舎ホルムアルデヒド樹
脂は、フェノール対ホルムアルデヒドのモル庇が例えば
1対α丁〜α9となるようなフェノール過剰の条件で、
例えばシュウ酸の如き酸触媒の存在下でフェノールとホ
ルムアルデヒドとを反応させることによって製造される
。このような方法によって得られたノーラック型フェノ
ール樹脂はフェノールが主としてメチレン基によって結
合された3〜S量体が主成分をなし、遊離メチロール基
を殆んど含Mせず、従ってそれ自体では自己架橋性を有
せず、熱可塑性であって、それ自体又はこれから誘導さ
れる繊維、フィルム又は粒状品は本発明の芳香族系−合
4リマーとして轡に好適である。
脂は、フェノール対ホルムアルデヒドのモル庇が例えば
1対α丁〜α9となるようなフェノール過剰の条件で、
例えばシュウ酸の如き酸触媒の存在下でフェノールとホ
ルムアルデヒドとを反応させることによって製造される
。このような方法によって得られたノーラック型フェノ
ール樹脂はフェノールが主としてメチレン基によって結
合された3〜S量体が主成分をなし、遊離メチロール基
を殆んど含Mせず、従ってそれ自体では自己架橋性を有
せず、熱可塑性であって、それ自体又はこれから誘導さ
れる繊維、フィルム又は粒状品は本発明の芳香族系−合
4リマーとして轡に好適である。
また、レゾール蓋フェノールーホルムアルデヒド樹脂は
、例えば水酸化ナトリウムの如き塩基性触媒の存在下で
フェノール対ホルムアルデヒドのモル比が1 対1−1
の如きホルムアルデヒド過剰の条件下でフェノールとホ
ルムアルデヒドトラ反応せしめることによって製造さn
る。このようKして得られるレゾール型フェノール樹脂
は比較的多量の遊離メチロール基を有するフェノールの
1〜3量体が主成分をなし、単に加熱することによって
架磯反応をする。
、例えば水酸化ナトリウムの如き塩基性触媒の存在下で
フェノール対ホルムアルデヒドのモル比が1 対1−1
の如きホルムアルデヒド過剰の条件下でフェノールとホ
ルムアルデヒドトラ反応せしめることによって製造さn
る。このようKして得られるレゾール型フェノール樹脂
は比較的多量の遊離メチロール基を有するフェノールの
1〜3量体が主成分をなし、単に加熱することによって
架磯反応をする。
本発明方法によれば、上記芳香族系縮合4リマー社、好
ましくは例えば予め繊維、フィルム、板、 又はそれら
の複合体に成形し、次いで非酸化性雰囲気中で加熱し、
熱処理するのが南°利である。これらの成形体は、本発
明によれば、好ましくは加熱前に4IJl化反応に付し
、分子構造および形状を安定化せしめるのが有利である
。
ましくは例えば予め繊維、フィルム、板、 又はそれら
の複合体に成形し、次いで非酸化性雰囲気中で加熱し、
熱処理するのが南°利である。これらの成形体は、本発
明によれば、好ましくは加熱前に4IJl化反応に付し
、分子構造および形状を安定化せしめるのが有利である
。
かかる成形および硬化反応は、例えはノがラック型フェ
ノール樹脂のメタノール溶液中にホルマリンを適当普混
合し、仁の溶液を平1104板上にフィルム化し、これ
を例えば塩酸触媒存在ドで加熱し硬化させることKよっ
て行なうことができる。
ノール樹脂のメタノール溶液中にホルマリンを適当普混
合し、仁の溶液を平1104板上にフィルム化し、これ
を例えば塩酸触媒存在ドで加熱し硬化させることKよっ
て行なうことができる。
ま友、ノーラック型フェノール樹脂内に前もってヘキサ
メチレンテトラ電ンの如きそれ自体ホルムアルデヒド発
生剤であると共に、am塩基発生剤でもある架橋剤を混
合しておき、フィルム化して後、加熱硬化し、硬化フェ
ノール樹脂フィルムを作成してもよい、又レゾール型フ
ェノール樹脂を使用しても同11&cして容易に硬化フ
ェノール樹脂フィルムを得ることができる。
メチレンテトラ電ンの如きそれ自体ホルムアルデヒド発
生剤であると共に、am塩基発生剤でもある架橋剤を混
合しておき、フィルム化して後、加熱硬化し、硬化フェ
ノール樹脂フィルムを作成してもよい、又レゾール型フ
ェノール樹脂を使用しても同11&cして容易に硬化フ
ェノール樹脂フィルムを得ることができる。
また、例えばフェノール樹脂繊維(例えば日本カイノー
ル社製間品名カイノール)の布に、レゾール戯フェノー
ル樹脂のメタノール溶液を含浸せしめ、風乾等によって
メタノールを除去した後、例えば110−1?O℃の温
度で50−1!GOK4/−の圧力下、3〜60分硬化
させること罠よって硬化フェノール系樹脂板状体を複合
体として得ることもできる。
ル社製間品名カイノール)の布に、レゾール戯フェノー
ル樹脂のメタノール溶液を含浸せしめ、風乾等によって
メタノールを除去した後、例えば110−1?O℃の温
度で50−1!GOK4/−の圧力下、3〜60分硬化
させること罠よって硬化フェノール系樹脂板状体を複合
体として得ることもできる。
上記の如く成形−硬化して得られた硬化体は、これを次
いで非酸化性雰囲気中で加熱し、熱処理してもI@馳せ
ず、硬化体に付された形状を有する不溶不融性基体を与
える。
いで非酸化性雰囲気中で加熱し、熱処理してもI@馳せ
ず、硬化体に付された形状を有する不溶不融性基体を与
える。
本発明方法によれは、芳香族系縮合4リマー好ましくは
その硬化体は、先ず非酸化性雰囲気中で4@0−100
℃の温度まで加熱し、熱処理される。加熱温度は好まし
くは4!IO〜75・℃であp1%に好ましくはsOO
〜700℃である。
その硬化体は、先ず非酸化性雰囲気中で4@0−100
℃の温度まで加熱し、熱処理される。加熱温度は好まし
くは4!IO〜75・℃であp1%に好ましくはsOO
〜700℃である。
熱処理の際の好ましい昇温速度は、使用する芳香族系縮
合ポリマー、又はその硬化処理の11i度あるいはその
形状等によって多少相違するが、−ffに室温から30
0℃程度の温度までは比叡的大きな昇温速度とすること
が可能であり例えば100℃/時間の速度とすることも
可能である。300℃以上の温度になると、該芳香族系
縮合ポリマーの熱分解が開始し、水蒸気(HlU )、
水素、メタン、−酸化員素の如きがスが発生し始めるた
め、充分に遅い速度で昇温せしめるのが有利である。
合ポリマー、又はその硬化処理の11i度あるいはその
形状等によって多少相違するが、−ffに室温から30
0℃程度の温度までは比叡的大きな昇温速度とすること
が可能であり例えば100℃/時間の速度とすることも
可能である。300℃以上の温度になると、該芳香族系
縮合ポリマーの熱分解が開始し、水蒸気(HlU )、
水素、メタン、−酸化員素の如きがスが発生し始めるた
め、充分に遅い速度で昇温せしめるのが有利である。
例えば、非多孔質の芳香族系ポリマー成形体の場合には
、該成形体の厚さ1k(■)とすると、IQ/l”T、
7時間以下の昇温速度とrるのが好ましい、かかる昇温
速度とすることにより、生成する不溶不融性基体のH/
Cの比をα60〜αlSK制御することが容易となり、
ま良電気伝導度あるいはその他の機械的性質を安定化せ
しめることも容易となる。
、該成形体の厚さ1k(■)とすると、IQ/l”T、
7時間以下の昇温速度とrるのが好ましい、かかる昇温
速度とすることにより、生成する不溶不融性基体のH/
Cの比をα60〜αlSK制御することが容易となり、
ま良電気伝導度あるいはその他の機械的性質を安定化せ
しめることも容易となる。
芳香族系縮合ポリマーのかかる加熱、熱処理は、非酸化
性雰囲気下において行なわれる。非酸化性雰囲気は、例
えば窒素、アルプン、ヘリウム、ネオン、二酸化炭素等
であり、窒素が好ましく用いられる。かかる非酸化性雰
囲気は静止していても流−していてもさしつかえない。
性雰囲気下において行なわれる。非酸化性雰囲気は、例
えば窒素、アルプン、ヘリウム、ネオン、二酸化炭素等
であり、窒素が好ましく用いられる。かかる非酸化性雰
囲気は静止していても流−していてもさしつかえない。
かくして、上記加熱、熱処理により、α60〜α160
kl/Cの比をMする不溶不融性基体を製造することが
できる。加熱、熱処理の温1tt400COD低い温度
とするときには熱分解が不充分となり、一方畠OO℃よ
砂高い温度とするときには熱分解が激しくな夛すぎ、い
ずれの場合にも上記117Cjk、を有する不溶不融性
基体を得ることは極めて困−であるか不可能である。
kl/Cの比をMする不溶不融性基体を製造することが
できる。加熱、熱処理の温1tt400COD低い温度
とするときには熱分解が不充分となり、一方畠OO℃よ
砂高い温度とするときには熱分解が激しくな夛すぎ、い
ずれの場合にも上記117Cjk、を有する不溶不融性
基体を得ることは極めて困−であるか不可能である。
本発明によれば、上記不溶不融性基体は好ましくriH
/Cf)比が約0.50−(Lm St有しテイル。
/Cf)比が約0.50−(Lm St有しテイル。
を九、07Cの比は通常α06以下、好1しくにα03
以下である。また、X線回折(CuKcl )によれば
、メイン・ピークの位置112mで表わして2α5〜2
2L5°の間に存在し、また該メイン・ピークの他に4
1〜46″の間にブロードな他のピークが存在する。ま
た、赤外線91jL収スペクトルによれば、D (”D
ts**〜1.、。/D1@@@〜ts** )の吸光
度比は通常α5以下、好ましくはα3以下である。
以下である。また、X線回折(CuKcl )によれば
、メイン・ピークの位置112mで表わして2α5〜2
2L5°の間に存在し、また該メイン・ピークの他に4
1〜46″の間にブロードな他のピークが存在する。ま
た、赤外線91jL収スペクトルによれば、D (”D
ts**〜1.、。/D1@@@〜ts** )の吸光
度比は通常α5以下、好ましくはα3以下である。
すなわち、上記不溶不融性基体は、ポリアセン系のベン
ゼンの多環構造がポリアセン系分子間に均−且つ適度に
発達したものであると理解される。
ゼンの多環構造がポリアセン系分子間に均−且つ適度に
発達したものであると理解される。
かかる不溶不融性基体は、本発明によれば、次いで電子
供与性ドーピング剤ま九は電子受容性ドーピング剤ある
いはこれらの両者をドーピングせしめられる。
供与性ドーピング剤ま九は電子受容性ドーピング剤ある
いはこれらの両者をドーピングせしめられる。
電子供与性ドーピング剤としては電子を離し易い物質が
用いられる。例えにリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウムあるいはセシウムの如き周期律表の第1A族
金属が好ましく用いられる。
用いられる。例えにリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウムあるいはセシウムの如き周期律表の第1A族
金属が好ましく用いられる。
また、電子受容性ドーピング剤としては電子を受は埴り
易い榔質が用いられる。例えばフッ素、塩素、臭素、沃
素の如きハロダン;A#^、P^。
易い榔質が用いられる。例えばフッ素、塩素、臭素、沃
素の如きハロダン;A#^、P^。
BF、、BCIs、BBデ、の如きハロダン化合物;S
O1あるいはN、0.の如き非金属元素の酸化物審ある
いはH,804,1lNO,又はHCLO,の如嚢無機
酸に由来する隙イオン等が好ましく用いられる。
O1あるいはN、0.の如き非金属元素の酸化物審ある
いはH,804,1lNO,又はHCLO,の如嚢無機
酸に由来する隙イオン等が好ましく用いられる。
かかるドーピング剤のドーピング方法としては、ポリア
セチレンあるいはポリフェニレンについて従来用いられ
ているドーピング法と本質的に同じ方法t11!用する
ことができる。強いて本発明におけるドーピング法を従
来知られたドーぜンダ法と比較してその相違を記述すれ
ば、本発明に用いる上記不溶不融性基体は酸素に対して
非常に安定であるのみならず他の檀々の化学薬品に対し
ても關い安定性をMしているため本発明に&けるドーピ
ング法は従来知られた方法よりも強い栄杆、例えばZo
o’〜WOO℃のi!1下でドーピングを実施すること
ができる点にある。それ故、本発明におけるドーピング
法によれば、従来知られた方法よりも効率よく有利にド
ーピングを行うことができる。
セチレンあるいはポリフェニレンについて従来用いられ
ているドーピング法と本質的に同じ方法t11!用する
ことができる。強いて本発明におけるドーピング法を従
来知られたドーぜンダ法と比較してその相違を記述すれ
ば、本発明に用いる上記不溶不融性基体は酸素に対して
非常に安定であるのみならず他の檀々の化学薬品に対し
ても關い安定性をMしているため本発明に&けるドーピ
ング法は従来知られた方法よりも強い栄杆、例えばZo
o’〜WOO℃のi!1下でドーピングを実施すること
ができる点にある。それ故、本発明におけるドーピング
法によれば、従来知られた方法よりも効率よく有利にド
ーピングを行うことができる。
ドーピング剤がアルカリ金顧の場合には、溶融し九アル
カリ金禰あるいはアルカリ金属の蒸気と不溶不融性基体
とを接触せしめてドーピングすることができ、また例え
ばテトラヒドロフラン中で生成せしめたアルカリ金属ナ
フタレン錯体と不溶不融性基体とを接触せしめてドーピ
ングすることもできる。
カリ金禰あるいはアルカリ金属の蒸気と不溶不融性基体
とを接触せしめてドーピングすることができ、また例え
ばテトラヒドロフラン中で生成せしめたアルカリ金属ナ
フタレン錯体と不溶不融性基体とを接触せしめてドーピ
ングすることもできる。
ドーピング剤がハロダン、ハロダン化合物あるいは非金
属元素の酸化物である場合にはこれらのガスを不溶不融
性基体とW!触せしめることにより、容易にドーピング
を行うことができる。
属元素の酸化物である場合にはこれらのガスを不溶不融
性基体とW!触せしめることにより、容易にドーピング
を行うことができる。
ドーピング剤が無械酸に由来する陰イオンである場合に
は、無機1Ilt−不溶不融性基体Kl[液塗布あるい
は含浸せしめるかあるいはこれらの無機酸を含む電解液
中で不溶不融性着体を陽極として電鱗してドーピングを
行うこともできる。
は、無機1Ilt−不溶不融性基体Kl[液塗布あるい
は含浸せしめるかあるいはこれらの無機酸を含む電解液
中で不溶不融性着体を陽極として電鱗してドーピングを
行うこともできる。
ドーピング剤は一部に、芳香族系縮合−リw−の繰返し
単位に対して10−5モル以上の割合で得られる本発明
の有機^分子材料に存在するよう(用いられる。
単位に対して10−5モル以上の割合で得られる本発明
の有機^分子材料に存在するよう(用いられる。
かくして得られる本発明の有機高分子材料は、ドーピン
グ前の不溶不融性基体の電気伝導度よりも高−電気伝導
度、好ましくはドーピング前の不溶不融性基体よりも1
0倍又はそれ以上、適歯な方法によれば101〜10’
倍又はそれ以上の^い電気伝導性4fす。
グ前の不溶不融性基体の電気伝導度よりも高−電気伝導
度、好ましくはドーピング前の不溶不融性基体よりも1
0倍又はそれ以上、適歯な方法によれば101〜10’
倍又はそれ以上の^い電気伝導性4fす。
電子供与性ドーピング剤tドーピングちれた本発明の電
気伝導性イ慎^分子材料Fi3型(電子過剰型)半導体
又は導体の一気伝導性をゼする。また、電子受容性ドー
ピング剤をドーピングされた本発明の電気伝導性有機高
分子材料t’1j)ti(正孔過剰型)半導体又は導体
の電気伝導度を有する。
気伝導性イ慎^分子材料Fi3型(電子過剰型)半導体
又は導体の一気伝導性をゼする。また、電子受容性ドー
ピング剤をドーピングされた本発明の電気伝導性有機高
分子材料t’1j)ti(正孔過剰型)半導体又は導体
の電気伝導度を有する。
一方、本発明によればP−ピンr剤として電子供与性ド
ーピング剤と磁子受答性ドーピング剤とt−籟に用いる
こともできる。これらのドーピング剤が本発明の電気伝
導性有機高分子材料にはげ均一に混在する場合にはいず
れか一方の多く存在する方Oドーピング剤によってp型
開は11型となる0例えば、電子供与性ドーピング剤が
多く存在する場合にFi覚型とな9、電子受容性ドーピ
ング剤が多く存在する場合KFijl型となる。ドーピ
ング剤が混在するこのような電気伝導性肩+tk偽分子
材料は、ドーピング剤の混合書と不溶不融性基体とを接
触せしめるかあるいは一方のドーピング剤に不溶不融性
基体を接触せしめ次いでもう一方のドーピング剤と接触
せしめることKよって製造できる。
ーピング剤と磁子受答性ドーピング剤とt−籟に用いる
こともできる。これらのドーピング剤が本発明の電気伝
導性有機高分子材料にはげ均一に混在する場合にはいず
れか一方の多く存在する方Oドーピング剤によってp型
開は11型となる0例えば、電子供与性ドーピング剤が
多く存在する場合にFi覚型とな9、電子受容性ドーピ
ング剤が多く存在する場合KFijl型となる。ドーピ
ング剤が混在するこのような電気伝導性肩+tk偽分子
材料は、ドーピング剤の混合書と不溶不融性基体とを接
触せしめるかあるいは一方のドーピング剤に不溶不融性
基体を接触せしめ次いでもう一方のドーピング剤と接触
せしめることKよって製造できる。
また1本発明によれば、所剛シーII量合菖を有する電
気伝導性4f機高分子材料を製造する゛こともできる。
気伝導性4f機高分子材料を製造する゛こともできる。
かかる材料は、不溶不融性基体成形体の一方から電子供
与性ドーピング剤をドーピングせしめ他方から電子受容
性ドーピング剤tドー♂ンrせしめろか、あるいは不溶
不融性基体成形体の金−にいずれか一方のドーピング剤
をドーピングせしめ次いで他方のドーピング剤をその面
の一部のみにドーピングせしめることによって製造する
ことができる。
与性ドーピング剤をドーピングせしめ他方から電子受容
性ドーピング剤tドー♂ンrせしめろか、あるいは不溶
不融性基体成形体の金−にいずれか一方のドーピング剤
をドーピングせしめ次いで他方のドーピング剤をその面
の一部のみにドーピングせしめることによって製造する
ことができる。
、本発明により得られる電気伝導性4i楡高分子材料は
、室温での直流伝導度が好ましくはif’Q−1,、−
1以上を有する。
、室温での直流伝導度が好ましくはif’Q−1,、−
1以上を有する。
本発明の電気伝導性有機高分子材料は、ポリアセン系骨
格構造と電子供与性ドーピング剤あるいは電子受容性ド
ーピング剤、あるいけそれらの併。
格構造と電子供与性ドーピング剤あるいは電子受容性ド
ーピング剤、あるいけそれらの併。
合書との電子的な相互作用によって電気伝導間が高めら
れているものと推察される。
れているものと推察される。
例えば約10−”Q−”eIIL−”ノミ気伝導度to
wする本発明における未ドーピング不溶不融性基体に、
■つ素tドーピングさせ九場合、本発明の有機高分子材
料の電気伝導度は約10−”Ω−11−1となるが、こ
の有機^分子材料の赤外線麩収スペクトルには未ドーピ
ング不溶不融性材料には認められな−S −t −
t かつ友ピークが出現する。又約10 01 の電気伝導
度を有する未ドーピング不溶不1性基体に、冒つ素をド
ーピングさせた場合、電気伝導度は約l−〇−1cR−
1となp、赤外線吸収スペクトルにおいて共役系を構成
する炭素間の伸縮振動に和尚するピーク(I Is 6
G−1640cs−1)が高波長側に7フトする。
wする本発明における未ドーピング不溶不融性基体に、
■つ素tドーピングさせ九場合、本発明の有機高分子材
料の電気伝導度は約10−”Ω−11−1となるが、こ
の有機^分子材料の赤外線麩収スペクトルには未ドーピ
ング不溶不融性材料には認められな−S −t −
t かつ友ピークが出現する。又約10 01 の電気伝導
度を有する未ドーピング不溶不1性基体に、冒つ素をド
ーピングさせた場合、電気伝導度は約l−〇−1cR−
1となp、赤外線吸収スペクトルにおいて共役系を構成
する炭素間の伸縮振動に和尚するピーク(I Is 6
G−1640cs−1)が高波長側に7フトする。
又本発明における不溶不融性基体は、一般に黒色の光沢
1−[する物質であるが、例えば三酸化イオウをドーピ
ングした場合には紫色の光沢に変色し、又ナトリウムを
ドーピングした場合KVi金色の光沢Kffi色する。
1−[する物質であるが、例えば三酸化イオウをドーピ
ングした場合には紫色の光沢に変色し、又ナトリウムを
ドーピングした場合KVi金色の光沢Kffi色する。
これらの現象から判断すると本発明の電気伝導性有機高
分子材料では、骨格を形成する4リアセン系骨格構造と
ドーピング剤との間に電子的相互作用が存在し、そのた
めに電気伝導度が大巾に増大されているという機構が十
分に確かなものとして推察される。
分子材料では、骨格を形成する4リアセン系骨格構造と
ドーピング剤との間に電子的相互作用が存在し、そのた
めに電気伝導度が大巾に増大されているという機構が十
分に確かなものとして推察される。
本発鳴で使用する不溶不融性基体はそれ自体では絶縁体
ないし半導体に属する電気伝導度を示すにもかかわらず
、共役系を構成するポリアセン骨1111 格構造が発達しているため、ドーピング剤をドーピング
することに19電気伝導度の大きな増加を示して本発明
の電気伝導性有機高分子材料を与える0例えば、電気伝
導度10−120−一−1の不溶不融性基体は、ヨウ素
のドーピングにより祇気伝導度約10”3Ω−11−1
の本発明の有機属分子材料を与える。これに対し、特開
昭55−129443号公報に記載されているように、
電気伝導度1G”Q″″−一1の4リフエニレンにハロ
ダンをドーピングした場合vcFi、電気伝導度は1O
−70−1億−11でしか上昇しない。
ないし半導体に属する電気伝導度を示すにもかかわらず
、共役系を構成するポリアセン骨1111 格構造が発達しているため、ドーピング剤をドーピング
することに19電気伝導度の大きな増加を示して本発明
の電気伝導性有機高分子材料を与える0例えば、電気伝
導度10−120−一−1の不溶不融性基体は、ヨウ素
のドーピングにより祇気伝導度約10”3Ω−11−1
の本発明の有機属分子材料を与える。これに対し、特開
昭55−129443号公報に記載されているように、
電気伝導度1G”Q″″−一1の4リフエニレンにハロ
ダンをドーピングした場合vcFi、電気伝導度は1O
−70−1億−11でしか上昇しない。
本発明で使用する不溶不融性基体は、tsgに対する安
定性に優れており、例えば空気中、室温で5ooo時間
放置してもほとんど物性に変化はなく、電気伝導率もほ
とんど一定である。又機械的強匿賜高く、例えば曲げI
J1度は一般に3004/−以上であり、実用上充分の
物性を有している。
定性に優れており、例えば空気中、室温で5ooo時間
放置してもほとんど物性に変化はなく、電気伝導率もほ
とんど一定である。又機械的強匿賜高く、例えば曲げI
J1度は一般に3004/−以上であり、実用上充分の
物性を有している。
本発明の電気伝導性有機高分子材料は、上記不溶不融性
基体の性質を継承し同様の性質を備えている。
基体の性質を継承し同様の性質を備えている。
本発明の電気伝導性有機高分子材料は、既に明らかなと
お91例えばフィルム、繊維、板あるいはそれらの複合
体として与えられる。これらは例えば整流〆イオード、
トランジスター、太陽電池あるいはdツテリー用電池の
電極等として種々の分野において用いられる。
お91例えばフィルム、繊維、板あるいはそれらの複合
体として与えられる。これらは例えば整流〆イオード、
トランジスター、太陽電池あるいはdツテリー用電池の
電極等として種々の分野において用いられる。
以下実施例により本発明をさらにl#細に説明する。
実施例1
(1) ノブラック臘フェノール樹脂/メタノール/
ホルマリン(約37暢濃度の水溶液)を重量比で1/S
/10割合で混合し九溶atガラス板上に滝し、アプリ
ケーターを用いて引き伸ばした。その後、約sO分間風
乾してメタノールを除去し九後、ガラス板に付着させえ
tt S#塩酸内に入れ、to℃のafで90分間硬化
反応させた。その後充分に温水で洗浄し、約1日風乾し
て、厚みが約10jの硬化フェノール樹脂フイルムケ得
た。
ホルマリン(約37暢濃度の水溶液)を重量比で1/S
/10割合で混合し九溶atガラス板上に滝し、アプリ
ケーターを用いて引き伸ばした。その後、約sO分間風
乾してメタノールを除去し九後、ガラス板に付着させえ
tt S#塩酸内に入れ、to℃のafで90分間硬化
反応させた。その後充分に温水で洗浄し、約1日風乾し
て、厚みが約10jの硬化フェノール樹脂フイルムケ得
た。
この樹脂フィルムをシリコニット電気炉中に入れ窒素気
流中で81g1表に示し九植々の所定温度まで約り0℃
/時間の昇温速度にて熱処珈し、不溶不融性のフィルム
状基体を得た。硬化フェノール樹脂フィルムおよび仁の
フィルム状基体のそれぞれについて、元素分析、X線回
折、赤外スペクトル分析及び電気伝導度の測定を行った
。結果は試料の色調と共に第1表に示した。
流中で81g1表に示し九植々の所定温度まで約り0℃
/時間の昇温速度にて熱処珈し、不溶不融性のフィルム
状基体を得た。硬化フェノール樹脂フィルムおよび仁の
フィルム状基体のそれぞれについて、元素分析、X線回
折、赤外スペクトル分析及び電気伝導度の測定を行った
。結果は試料の色調と共に第1表に示した。
また、添付図面の第1図、第2図および第3図には、そ
れぞれ硬化フェノール樹脂フィルム、ム3の基体試料お
よびSSの基体試料のX−線回折図を示し九、第1図乃
至第3図において横軸は回折角(冨−1度)であり、縦
iは強度を表わしている。また、第4図乃至第6図には
それぞれ硬化フェノール樹脂フィルム、A3の基体試料
およびA40基体試料の赤外線吸収スペクトル図を示し
友(測定はフィルム基体をそのまま用いて行った)。
れぞれ硬化フェノール樹脂フィルム、ム3の基体試料お
よびSSの基体試料のX−線回折図を示し九、第1図乃
至第3図において横軸は回折角(冨−1度)であり、縦
iは強度を表わしている。また、第4図乃至第6図には
それぞれ硬化フェノール樹脂フィルム、A3の基体試料
およびA40基体試料の赤外線吸収スペクトル図を示し
友(測定はフィルム基体をそのまま用いて行った)。
第5図KFi2900−’1940(III−”のピー
クの吸光[(D***a勺mam )と1560〜16
40aa−”のピークの吸光度(D*m4*、v*m4
m )の求め方も記載し九・D電書・・〜鵞・4・は図
解されている工うKして處、1とり、とを求め下記式 によって算出される。同様にしてD11@@〜8.1.
は−、8 とり、 とを求め、下記式 によりて算出される。
クの吸光[(D***a勺mam )と1560〜16
40aa−”のピークの吸光度(D*m4*、v*m4
m )の求め方も記載し九・D電書・・〜鵞・4・は図
解されている工うKして處、1とり、とを求め下記式 によって算出される。同様にしてD11@@〜8.1.
は−、8 とり、 とを求め、下記式 によりて算出される。
上記第1表にIいて、A1〜nso試料にみられる42
〜4s0の間の20の位置に現われるツ四−ドなピーク
はいずれも43°付近に存在した。
〜4s0の間の20の位置に現われるツ四−ドなピーク
はいずれも43°付近に存在した。
なお、電気伝導度は試料である蚤方形のフィルム状基体
に等間隔で平行に4本のり−ドat付し、直流定電圧電
源を用い、室温にて電圧と電流とを別々に測定する方法
にて求めた。
に等間隔で平行に4本のり−ドat付し、直流定電圧電
源を用い、室温にて電圧と電流とを別々に測定する方法
にて求めた。
上記第1表および第1図〜第6図から、熱処理温度をS
OO〜740℃とすることによp水素原子対表素原子の
原子比がO,SO〜αIIの基体が製造で龜る仁とがわ
かる。又X線回折から11〜SO賦科はすべて一リアセ
ン系構造を有しており、その千両ポリアセン系分子間の
平均距離は黒鉛等に比較するとかなり大きいことがわか
る。この分子間の平均距離は後に示すドーピング剤が入
るのに都合のよい距離であり、ドーピング剤との間に電
子の相互作用を生じる。
OO〜740℃とすることによp水素原子対表素原子の
原子比がO,SO〜αIIの基体が製造で龜る仁とがわ
かる。又X線回折から11〜SO賦科はすべて一リアセ
ン系構造を有しており、その千両ポリアセン系分子間の
平均距離は黒鉛等に比較するとかなり大きいことがわか
る。この分子間の平均距離は後に示すドーピング剤が入
るのに都合のよい距離であり、ドーピング剤との間に電
子の相互作用を生じる。
υ)次に、禾ドーピングフィルム状基体を真空ライン中
に入れ、真空度を10 tarr以上にした後、室温
にてヨウ素ガスをラインに導入し、ドーピングt−30
分間行った。真空kf1らずにドービンr時間5分、1
0分、10分および30分時の電気伝導度を各試料につ
いて測定した(第2表参照)。いずれの試料についても
電気伝導度はドーピング中、連続して増大したことが第
2表かられかる。約30分間ドーピングした後、ヨウ累
ガスtライン外へ除自、梃に約180分間、真空度を保
ち、余分の付着ヨウ素ft取り除いた。試料をラインよ
り空気中に取り出して眠気伝導度をライン中での伝導度
と比較し九がほとんど差Viなかった(第[表参照)。
に入れ、真空度を10 tarr以上にした後、室温
にてヨウ素ガスをラインに導入し、ドーピングt−30
分間行った。真空kf1らずにドービンr時間5分、1
0分、10分および30分時の電気伝導度を各試料につ
いて測定した(第2表参照)。いずれの試料についても
電気伝導度はドーピング中、連続して増大したことが第
2表かられかる。約30分間ドーピングした後、ヨウ累
ガスtライン外へ除自、梃に約180分間、真空度を保
ち、余分の付着ヨウ素ft取り除いた。試料をラインよ
り空気中に取り出して眠気伝導度をライン中での伝導度
と比較し九がほとんど差Viなかった(第[表参照)。
又このようにしてドーピングしたフィルム状試料を赤外
吸収スペクトル分析し、ドーピング前の試料のそれと比
較した。いずれの試料も共役系を構成する炭素間の伸m
振動に相当するピーク(1560−1640am 付
近)が高波長側ヘシフトしていた。ま九、試料13のサ
ンプルにりいてはスペクトル中にドーピング前の試料K
Fiなかつえ新しいピーク(1?0OaIl 付近)が
出現していた。これらの現象はドーピング剤であるヨウ
素に基ずく吸収でFiなく、ヨウ素のポリアセン系構造
との間で電子の相互作用があることを示している。
吸収スペクトル分析し、ドーピング前の試料のそれと比
較した。いずれの試料も共役系を構成する炭素間の伸m
振動に相当するピーク(1560−1640am 付
近)が高波長側ヘシフトしていた。ま九、試料13のサ
ンプルにりいてはスペクトル中にドーピング前の試料K
Fiなかつえ新しいピーク(1?0OaIl 付近)が
出現していた。これらの現象はドーピング剤であるヨウ
素に基ずく吸収でFiなく、ヨウ素のポリアセン系構造
との間で電子の相互作用があることを示している。
[宏表Kl’−ピンダ中及びラインがら空気中IICM
j19出した直後及び空気中にてgooo時間放置し友
後の電気伝導&を示す・ 第3表よりMつ素のドーピングによって大巾に電気伝導
度が増大することがわかった。を九、こζで注−すべき
は厚みが約lθμである未ドーグ試料は比験的短い時間
でドーピングがほぼ完了することである。得られ九本発
明の電気伝導性有機高分子材料は、空気中の酸素に対し
て優れた安定性を示すことがJIIlllされた。
j19出した直後及び空気中にてgooo時間放置し友
後の電気伝導&を示す・ 第3表よりMつ素のドーピングによって大巾に電気伝導
度が増大することがわかった。を九、こζで注−すべき
は厚みが約lθμである未ドーグ試料は比験的短い時間
でドーピングがほぼ完了することである。得られ九本発
明の電気伝導性有機高分子材料は、空気中の酸素に対し
て優れた安定性を示すことがJIIlllされた。
実施fIIm
フェノール系繊維よりなる平織クロス(日本カイノール
社、商品名カイノール、H付20 @ f/−)を40
重量慢のレゾール型フェノール樹脂のメタノールsit
に浸漬し、マンダルにて搾液し、レゾール型フェノール
樹脂を付着せしめ、室温にて、34峙関乾燥することに
より、フェノール系繊1m/Vゾール獲フェノール樹脂
==、1/1(重量比)のグリグレダを作った。このグ
リグVダ1枚t150’cK加熱され九積層板用加圧成
形機により、1soK4/adの圧力下で30分間硬化
することによって厚み250#の板を傅た。この板を窒
素雰囲気下で300℃まで1i70℃/時間またはaO
O℃から600℃まではlO℃/#間で昇温し、熱処理
を行った。この未ドーピング板状体は水素原子対炭素原
子の原子比が131であり、又酸素対炭素原子の原子比
はαO1であった。父X線回折によればピークはsag
as”にあり、又8#4i〜45°付近に他のピークが
認められた。
社、商品名カイノール、H付20 @ f/−)を40
重量慢のレゾール型フェノール樹脂のメタノールsit
に浸漬し、マンダルにて搾液し、レゾール型フェノール
樹脂を付着せしめ、室温にて、34峙関乾燥することに
より、フェノール系繊1m/Vゾール獲フェノール樹脂
==、1/1(重量比)のグリグレダを作った。このグ
リグVダ1枚t150’cK加熱され九積層板用加圧成
形機により、1soK4/adの圧力下で30分間硬化
することによって厚み250#の板を傅た。この板を窒
素雰囲気下で300℃まで1i70℃/時間またはaO
O℃から600℃まではlO℃/#間で昇温し、熱処理
を行った。この未ドーピング板状体は水素原子対炭素原
子の原子比が131であり、又酸素対炭素原子の原子比
はαO1であった。父X線回折によればピークはsag
as”にあり、又8#4i〜45°付近に他のピークが
認められた。
又赤外吸収スペクトルにおいて吸光度比D(7JtH@
%lIa@ / D11@@’uls4@ )はα05
であった。
%lIa@ / D11@@’uls4@ )はα05
であった。
このようにして得られた板状体(厚み約200S)を!
00℃の1.ガス雰−気中にさらし板表tlL’)’s
のドーピングを約30分間行った。ドーピンrvkの試
料の電気伝導度t#1足したところ、ドーピング前に比
較して約to’in大してい友。
00℃の1.ガス雰−気中にさらし板表tlL’)’s
のドーピングを約30分間行った。ドーピンrvkの試
料の電気伝導度t#1足したところ、ドーピング前に比
較して約to’in大してい友。
又ドーピング後の板状体内部におけるヨウ素のド−ピン
グ状態t−調べるためにEMAX (エレクトロン・マ
イクロ・アナライザー)分析を行ったところ、lつ素は
試料表面より約40JIの所まで浸入しており、この深
さの所を界面とする外側の層状部分にヨウ素が認められ
た。即ち内側は真性半導体のままであるがこの界面の外
側はp型の半導体となっていた。
グ状態t−調べるためにEMAX (エレクトロン・マ
イクロ・アナライザー)分析を行ったところ、lつ素は
試料表面より約40JIの所まで浸入しており、この深
さの所を界面とする外側の層状部分にヨウ素が認められ
た。即ち内側は真性半導体のままであるがこの界面の外
側はp型の半導体となっていた。
実施例3
実施例1で作成した44の試料、即ち電気伝導度が約1
0″″60″″1al−1のフィルム(厚み約1o#)
を真空ライン中に入れ、脱気し真空度を10””ter
r以上にし先後、SO,ガスをライン内に導入した。S
Osを導入後試料の電気伝導度は急激に増加し始め約2
0分後には10”Ω−1ffi−11で達した0次いで
このフィルム状試料を空気中Kjle出し、真空乾燥器
の内で約110”Cの温度で84時間乾me行った。こ
の乾燥試料を収り出し、電気伝導度を測定したところ約
1O−10−1ffi−1まで低下していた。このため
再び真空乾燥器内で上記と同じ条件で#′lJ?2時間
乾燥を行ない、その後、丹び電気伝導度を測定し九とこ
ろ約1O−10−11−1であった。この電気伝導度は
空気中に取り出してももはや変化しないことが確認でき
た。又この乾燥後の試料は紫色でありドーピング前の黒
色とは異った光−を有していた。
0″″60″″1al−1のフィルム(厚み約1o#)
を真空ライン中に入れ、脱気し真空度を10””ter
r以上にし先後、SO,ガスをライン内に導入した。S
Osを導入後試料の電気伝導度は急激に増加し始め約2
0分後には10”Ω−1ffi−11で達した0次いで
このフィルム状試料を空気中Kjle出し、真空乾燥器
の内で約110”Cの温度で84時間乾me行った。こ
の乾燥試料を収り出し、電気伝導度を測定したところ約
1O−10−1ffi−1まで低下していた。このため
再び真空乾燥器内で上記と同じ条件で#′lJ?2時間
乾燥を行ない、その後、丹び電気伝導度を測定し九とこ
ろ約1O−10−11−1であった。この電気伝導度は
空気中に取り出してももはや変化しないことが確認でき
た。又この乾燥後の試料は紫色でありドーピング前の黒
色とは異った光−を有していた。
実施例4
実施例1で作成した44の試料フィルム(電気伝導度約
1O−60−11−1,を陽極とし、炭素Qを陽極とし
、又プロピレンカーがネート11に約1モルのL(βt
042溶解させ九溶液を電解液として用いて電解ドーピ
ングを得た。
1O−60−11−1,を陽極とし、炭素Qを陽極とし
、又プロピレンカーがネート11に約1モルのL(βt
042溶解させ九溶液を電解液として用いて電解ドーピ
ングを得た。
電圧を肘用した直後のl1ilctN、#i約(LOI
ミリアンペアであったが、15分後には約α2Zリアン
ペアとなり、約2時間後には約3ミリアンペアまで増大
した。この時点で電解液から直ちに試料を取り出し、ア
セトンにて数回洗浄し、室温にて減圧乾燥を行った。乾
燥試料の電気伝導度を測定したと仁ろ約10−30−一
−1であり、ドーピング前の電気伝導度10−’Ω−−
−1と比較して約10’倍−になっていた。又乾燥試料
は青藍色の光沢を示していえ。
ミリアンペアであったが、15分後には約α2Zリアン
ペアとなり、約2時間後には約3ミリアンペアまで増大
した。この時点で電解液から直ちに試料を取り出し、ア
セトンにて数回洗浄し、室温にて減圧乾燥を行った。乾
燥試料の電気伝導度を測定したと仁ろ約10−30−一
−1であり、ドーピング前の電気伝導度10−’Ω−−
−1と比較して約10’倍−になっていた。又乾燥試料
は青藍色の光沢を示していえ。
実施例器
脱水したテトラヒドロフラン、ナフタレン及び金属ナト
リウムを用いてナトリウムナフタレートのテトラヒドロ
7ラン溶液を作成し友。ドライブツクス(N、気流中)
中にて、この溶*に実施例1で作成し九雇4の試料t−
浸漬し室温にてドーピングを行った。約10時間浸漬し
た後、ドライボックス中て脱水したテトラヒドロフラン
にて洗浄しえ、その後この試料を室温にて約10−ζo
rrの減圧下、約!O時間、乾燥し友。乾燥試料は金色
の光Xt有しており、ドーピング前の煕色とは異なる色
調であった。また、この乾櫟試料の電気伝導度は約lO
10−1O−Su腸おった。
リウムを用いてナトリウムナフタレートのテトラヒドロ
7ラン溶液を作成し友。ドライブツクス(N、気流中)
中にて、この溶*に実施例1で作成し九雇4の試料t−
浸漬し室温にてドーピングを行った。約10時間浸漬し
た後、ドライボックス中て脱水したテトラヒドロフラン
にて洗浄しえ、その後この試料を室温にて約10−ζo
rrの減圧下、約!O時間、乾燥し友。乾燥試料は金色
の光Xt有しており、ドーピング前の煕色とは異なる色
調であった。また、この乾櫟試料の電気伝導度は約lO
10−1O−Su腸おった。
実施例6
実施例!で用いたと同じ未ドーピング板状体(厚み約′
100μ)試料について約−100℃〜20℃の範囲の
温度において電気体4度の温(変化t−調べた。この温
度に対する′電気伝導度の関係は一般の半導体と同様に
横軸に温度の逆数をとり縦軸に電気伝導度の対数をとる
とほぼ直線関係を示した。すなわち温度が上昇′すると
共に電気伝導fも増大した。この関係より、エネルギー
ギヤラグΔEと計算したところ、約α55エレクトロl
ルトであつ九。
100μ)試料について約−100℃〜20℃の範囲の
温度において電気体4度の温(変化t−調べた。この温
度に対する′電気伝導度の関係は一般の半導体と同様に
横軸に温度の逆数をとり縦軸に電気伝導度の対数をとる
とほぼ直線関係を示した。すなわち温度が上昇′すると
共に電気伝導fも増大した。この関係より、エネルギー
ギヤラグΔEと計算したところ、約α55エレクトロl
ルトであつ九。
仄にこの板状体試料Ho ocのI、ガスず囲気中にさ
らして約60分間ドーピングを行なつ九。
らして約60分間ドーピングを行なつ九。
このドーピング試料について電気伝導度の涙度変化を調
べ友。ドーピング前と同様に磁気伝導[Fi温阪か上昇
すると共に増大した。又、横軸に温度の逆数、111軸
に電気伝導度の対数tとると、はぼ直−関係を示し、エ
ネルギーギャップΔEは約013エレクトoがルトであ
った。
べ友。ドーピング前と同様に磁気伝導[Fi温阪か上昇
すると共に増大した。又、横軸に温度の逆数、111軸
に電気伝導度の対数tとると、はぼ直−関係を示し、エ
ネルギーギャップΔEは約013エレクトoがルトであ
った。
第1図および第4図は、それぞれ硬化フェノール樹脂フ
ィルムのX−線回折図お↓び赤外線吸収スペクトル図で
ある。第8図および第3図は本発明で用いられる不溶不
融性基体のX−線回折図であり、第5図および第6図は
本発明で用いられる不溶不融性基体の赤外線吸収スペク
トル図である。 手続補正書 昭和57年6月30日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 一利57年轡許願第14358号 2、発明の名称 電気伝導性有機高分子系材料およびその!#造置方A3
補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東匁幅墨田区墨田五丁目17番4号4、代 理
人〒107 (1) 明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正す
る。 12)明細書jjEt3頁11行目、第14貞12−1
3行目、第351iJ@1!行目、第s s 貢2 行
目、第36頁6行目、第36頁10行目、第36頁16
〜17行目、第37頁6行目、第37頁15〜16行目
、第38頁1行目、第3S頁8〜9行目、第38頁to
行目、第39頁7行目、第39頁峡下行、第40頁3行
目、第40頁15行目、第41頁1行目および第49頁
6行目の「高分子材料」をいずれもr高分子系材料jと
訂正する。 +31 明細書第18頁8行目の「アセトアルデヒド
」のすぐ後にrl フルフラール」を加入する。 (4)同第18頁13行目と14行目との間に以下を加
入する。 r t 喪、本発明によれば、炭素、水素および酸素か
ら1611=&F成る芳香族系縮合−リマーとして、フ
エノール性水酸基を有する芳香族炭化水素の一部をフェ
ノ−綻性水酸基を有さない他の芳香族炭化水素例えばキ
シレン、トルエン等で置換した変性芳香族系縮合ポリマ
ーを用いることもできる。 また、本発明によれば、フランとホルムアルデヒドとの
縮合−に相当するような例えばフルフリルアルコールの
縮合物の如き、異部原子としての酸素原子を含む芳香族
化合物とアルデヒドとの縮合物に相当する如き芳香族系
縮合/ IJママ−用いることもできる。」 (瞬 同第21頁2行目の「すなわち」を、「例えば1
と訂正する。 +6) 同第21頁6行目の[図に示されるとおり」
を、1図に示される例かられかるとおりjと訂正する。 (η 同第21頁8行目、第22頁5行目、第!11!
頁14行目および第45頁2行目のr41−46°」を
いずれ鳴r41〜46@ 」と訂正する。 (8)同第23頁5行目の「共役系」のすぐ前に「ベン
ゼン環の1を加入する。 (憫 同第23頁11行目の「第4.5及び6図に示す
とおり」を、r第4.5.6.7.8及び9図に示す例
かられかるとおりjと訂正する。 01 同第23頁13〜14行目の[少し、それとは
反対に1560〜1640カイザーの範囲に現われる吸
収ピークが増大する。」を、 r少する。またその場合、ベンゼンIII?有する芳香
族縮合系−リマーでは1560〜1640カイデーの範
囲に現われる吸収ピークが増大しく第4.5、@、?及
び8図)、一方ペンゼ/壌を待たない芳香族縮合系、j
eリマーガえばフラン樹脂では1560−1640カイ
ザーの範囲に新たに吸収ビーク會示すようになる(第9
図)。」と訂正する。 aD 同第25頁下から3行目の[アセトアルデヒド
フルフラールJ=j−1rアセトアルデヒド、フルフラ
ール1と訂正する。 aり 同第86頁4行目の[フェノール性水酸基」のす
ぐ前KrMえば1を加入するO a場 同第4雪頁2行目の「シリコニット電気炉」の
すぐ後Kr(炭化硅素を加熱電極とする電気炉)1を加
入する。 本 軸 同第1−の第1表の第1行第3列の「酸素/炭素」
t、「水素/酸素1と訂正する。 −同第44頁の第1表の第1行第6列の[42〜4 S
@J t−1rnt 〜48° J ト訂正t ル。 −同第44頁の第1表の第1行第7列の「赤外の吸光f
Jt−r赤外の吸光度比1と訂正する。 叡旬 同第47頁3行目の「していた。」の後に「こ
の現象はヨウ素とポリアセン系構造との間に電子の相互
作用があることを示している。J’にカロ入する。 舖 同第4丁頁6〜7行の[これらの現mlゴド一ビン
グ剤であるヨウ素に基ずく吸収ではなく、ヨウ素の4リ
アセン系構造]を、「この吸収はドーピング剤であるヨ
ウ素に基づく吸収ではないので、この現象もまたヨウ素
とポリアセン系構造1と訂正する。 ■ 同第50頁9行目の「42〜45@」を、j41〜
46° 1と訂正する。 (至)同第1s2頁8行目および第54員1行目の「光
調」を、r色filiJと訂正する。 C11同第Sil’jj14行目の「得た。」を、r行
った。1と訂正する・ (2)同第s3頁12行目の「Nt気流中」を、j71
/、気流1と訂正する。 (至)同第s4頁13行目の「ΔEと」を、rΔEtJ
と訂正する。 (至)同第54頁13〜14行および第55頁5行目の
「エレクトロがルト」をいずれ4 r電子がル)Jと訂正する。 (至)−同第55頁の第5行目と第6行目との間に以下
を加入する。 「実施例7 溶液状のクレゾール樹QW (クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、熱硬化タイプ、住友デュレズ■製PR−91
2>をガラス板上に流し、アプリケーターを用いて引き
伸ばした。その後約8時間風乾した後、150℃の温度
にて30分間熱硬化させ膜厚が約30μのフィルムを得
た。次に1 このフィルムtシリコニット電気炉の中に
入れ、窒素気流中で、約り0℃/時間の昇温速1[て、
室温から610℃の温Wtマで熱処理し、不溶不融性の
フィルム状基体を得え。このフィルム状基体について、
元素分析、X線回折(第7図参照)、赤外スペクトル分
析(第10図参照)及び電気伝導度の測定を行った。X
線回折における最大ピークの位置(2θ)は2z7@で
あり、41〜46°(2θ)のピークの大きさは中であ
った。又、赤外スペクトルにおいて、2900〜294
0cm−’ の吸収は殆んど認められないほど小さく、
一方1560〜1640cts−”の吸収は明確に認め
られ友。吸光度比(D□。。〜2.4゜/D、I6゜〜
1..。)は明らかにα3よりも小さかった。又、電気
伝導度擾ま1O−1Ω−1儒−1であった。 次にこのフィルム状基体を真空ライン中に入れ、実施例
1と同様な方法にて、ヨウ素のドーピングを約30分間
行い、電気伝導電の変化ヲ調べた。 30分間のドーピングを行ったのち、試料の電気伝導L
Fi10−’IJ −”cs−”まで上昇しティた。 上記結果を含め下記第3表に結果をまとめて示した。 実施例8 フェノールの一部をキシレンで置換した中シレン変性フ
ェノールホルムアルデヒド樹脂の溶液(フェノール:キ
シレン=1:1(モル比)、熱硬化タイプ、三菱瓦斯■
製PR−x4aoM)w、ガラス板上K[、、アプリケ
ーターを用いて引き伸ばした。その後約2時間風乾した
後、15G’Cの温度にて約2時間熱硬化させ、膜厚が
約50μのフィルムを得た。次にこのフィルムをシリコ
ニット電気炉に入れ、窒素気流中で約40”C/時間の
昇温速fKて室温から610 ”にまで熱処理し、不溶
不融性のフィルム状基体ヲ得り。 上記フィルム状基体(ドープ前)のX−線回折図および
赤外線吸収スペクトル図をそれぞれ第8図及び第11図
に示した。赤外線吸収スペクトルには、2900〜29
40 cm −” (D吸収1fi殆1vト認められな
い#1どに小さくしか出現しておらず、吸光度比(D!
900〜2114゜/ Dtsso〜+s4e ) V
io、 3 Lりも小さかった。 次ニ、このフィルム状基体を真空ラインに入れ、実施例
1と同様にして、ヨウ素のドーピングを約30分間行な
った。 結果を、下記第3表に合せて示した。 実施例9 フラン樹脂(フルフリルアルコール樹脂、日立化成工業
■製ヒタフラン30り1にガラス板上に流し、アプリケ
ーターを用いて、引き伸ばした。 その後約2時間風乾したvkloo℃の温度にて約2時
間加熱して、硬化させて、膜厚的40μの7(ルムt−
mた。次にこのフィルムをシリコニット電気炉内に入れ
窒素気流中にて約40’C/時間の速度で昇温し、室温
から640’c4で熱処理し不溶不融性のフィルム状基
体を得九。 このフィルム状基体のX−線回折図および赤外線吸収ス
ペクトル図をそれぞれ第9図および第1!図に示した。 第12図から吸光度比(Dl、。。 〜te4s/Dtsss〜、64゜)が0.3より小さ
いことが明らかとなった。 次に1 このフィルム状基体を真空ラインに入れ実施ガ
lと同様にして、ヨウ素のドーピングを約30分間行っ
た。 結果を、下記第3表に合せて示した。 実施例10 フェノミル樹脂フィルムを得、さらにこの樹脂フィルム
を実施例1と同様な方法にて61G’C1で熱処理を行
い、電気伝導度が1O−7Ω″″’c1M−’であるフ
ィルム状基体を得た。 次に、このフィルム状基体を真空ラインに入れ、真空圧
を約lO−″torrとした後、室温にてBy、ガスを
ラインに導入しドーピングを30分間行った。その後ポ
ンプKLってBr、ガスを系外に除き、系内を圧力を約
1 cr” tartとした。その後再びBr、ガスを
系内に導入して約30分間ドーピングを行った。この時
点の試料の電気伝導度は約10−”Ω13″″mを示し
友。 実施例11 実施Mlと同様にして作成した厚さ1071の硬化フェ
ノール樹脂フィルムを590℃まで熱処理して、黒色の
不溶不融性のフィルム状基体を得た。 このフィルム状基体は、水素原子/炭素臓子および酸素
原子/炭素原子の比がそれぞれ0,36およびα013
でめi、X線の最大ピークの位置(2θ)が21.3叱
であり41〜46@のビークの大きさは中であった。ま
た、Dt、。12.4゜/DI1.。〜、。6.の吸光
度比はαlOであり、電気伝導度は10−マΩ−’ l
?jll’ =であった。 このフィルム状基体金、実施例5の方法と同様にしてナ
トリ、ウムのドーピングに付した。得られた試料は金色
の光沢ある色嘴を示し、10−”Q−”1?71f −
”の電気伝導度を示した。 −万、公知の方法で得た4リアセチレンフイルム(シス
型、銀色、厚さ約80μ、電気伝導度101Ω−’3−
”)Kついて、上記と全く同様にして、ナトリウムのド
ーピングt−実施した。得られ九試料は金色の光沢める
色!!lを示し、10−”Ω−i備−富の電気伝導度を
示した。 機高分子系材料が、公知のポリアセチレンと同郷の優れ
た電気伝導性を与えることを示している。 ぼりアセチレンが酸化安定性に乏しいのに対し本発明の
材料が優れた酸化安定性を示すこと全考慮すると、本発
明の材料が実用上袢優れたものであることがわかる。j (至)同第55頁7〜12行目の[第1図および第4図
は、・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・赤
外線吸収スペクトル図である。]を、 r第1図は、本発明において用いられる硬化フェノール
樹脂のX−線回折図(粉末にて測定)である。 第3図および第3図はいずれも硬化フェノール樹脂から
導かれ九本発明で用いられる不溶不融性基体のX−線回
折図である。 第4図は、本発明において用いられる・餡化フェノール
樹脂の赤外線吸収スペクトル(・り(フィルムで測定)
である。 第S図および第6図はいずれも硬化フェノール樹脂から
導かれた本発明で用いられる不溶不融性基体の赤外線吸
収スペクトル図である。 第7図および第10図は、クレゾール樹脂から導かれた
本発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回
折図および赤外線吸収ス(クトル図である。 第8図および第11図は、中7レン樹脂から導かれた本
発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回折
図および赤外線吸収スペクトル図である。 fs9図および第12図は、フラン樹脂から導かれた本
発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回折
図および赤外線吸収スペクトル図である。jと訂正する
。 (2)願書に添付した図面の第2図を、添付した第2図
と差換える。 (至)添付した図面の第7図〜第12図を加入する。 □ 2、特許請求の範囲 L (A)炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮
合ポリマー〇熱処理物でろって、水素原子/炭素原子の
原子比が0.60〜α15で表わされるポリアセン系骨
格構造を含有する不溶不融性基体と、 CB>電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピン
グ剤 とから成り、 (C)電気伝導性が未ドープの該基体よりも大である ことを特徴とする電気伝導性有機高分子系材料。 2 芳香族系縮合ポリマーが、フェノール性水酸基を有
する芳香族炭化水素化合物とアルデヒド類との縮合物で
ある特許請求の範囲第1項記載の有機高分子系材料。 & 該芳香族系輪台4リマ−が、フェノールとホルムア
ルデヒドとの縮合物である特許請求の範囲第1項記載の
有機高分子系材料。 本 不溶不軸性基体が、炭素、水素および酸素から成る
芳香族系縮合ポリi−の熱処理物であって、水素原子/
炭素原子の原子比が0.50−011で表わされるポリ
アセン系骨格構造を含有するものである特許請求の範囲
第1項記載の有機高分子系材料。 翫 不溶不融性基体が、酸素原子(0)/炭素原子(C
)の原子比がaOS以下で表わされる4リア七y系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第1項乃至第
4項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 a 不溶不軸性基体が、酸素原子(O)/炭素原子1”
)の原子比がα03以下で表わされるIリアセン系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第1項乃至第
4項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 7、不溶不融性基体が、X41回折(Cx Kaa、4
)におけるメイン・ピークの位置が20で表わして2
α5〜21511の範囲に生ずるものである特許請求の
範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の有機高分子系
材料。 a 不溶不融性基体が、X線回折(CsKα線)におい
て2#で表わして41〜46°の範囲にピークの存在を
示すものである特許請求の範囲第1璃乃至第7項のいず
れかに記載の有機^分子系材料。 甑 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求めら
れる下記式で表わされる吸光度比(D)、D=D、、。 。〜19.。/DII@。〜1..。 式中、D3.。、〜2.4.は赤外吸収スペクトルにお
ける2900〜!94Gカイザーの範囲の蛾大吸収ピー
クから求められる吸光度、DI56゜〜、64゜は赤外
吸収スペクトルにおける1560〜1640カイザーの
範囲の最大吸収ピークから求められる吸光度である、が
α5以下のものである特許請求の範囲第1項乃至第8項
のいずれかに記載の有機高分子系材料。 lα 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求め
られる上記定義による吸光度比[))がα3以下のもの
である特許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記
載の有機高分子系材料。 IL 有機高分子系材料が、室温での直流伝導度が1O
−4Ω−’c111−’以上である特許請求の範囲第1
項乃至第10項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 IL 電子供与性ドーピング剤が、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、ルビ・ジウム及びセシウム金倉む第1
A族金属である特許請求の範囲第1項乃至第11項のい
ずれかに記載の有機高分子系材l& 電子受容性ドーピ
ング剤が、フッ素、塩素、シュウ素、ヨウ素等のへ口r
ノである特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか
に記載の有機高分子系材料。 14 電子受容性ドーピング剤が、AsF5゜PFl、
BF、、BCI、、BBr、等(Dハor:y化物であ
る特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載
の有機高分子系材料。 11L 電子受容性ドーピング剤が、So、あるいは
NtOI等の非金属元素の酸化物あるいF′iH,So
、。 HNO,あるいはHCto4等の無機酸に由来する陰イ
オンである特許請求の範囲第1項乃至@11項のいずれ
かに記載の有機高分子系材料。 lL 有機高分子系材料が成形体である特許請求の範囲
第1項乃至第15rr4のいずれかに記載の有機高分子
系材料。 17、 有機高分子系材料が、フィルム、板、繊維又
はそれらの複合体である特許請求の範囲第1墳乃至第1
5項のいずれかに記載の有機高分子系」を斜口 ta 炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮合ポ
リマーを非酸化性雰囲気中で4015〜SOO℃の1l
lftで加熱し熱処理して、水素原子/炭素原子の原子
比がO,SOないしくLi2の基体を形成し、次いでこ
れに電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピング
剤或はそれらの混合物をドーピングすることKよシ該基
体の電気伝導層よりも電気伝導1f’に大ならしめるこ
とを%徴とする電気伝導性有機高分子系材料の製造方法
。 19、該芳香族系縮合ポリマーが、フェノール性水酸基
を有する芳香族炭化水素化合物とアルデヒドとの縮合物
である特許請求の範囲第18項記載の方法。 2α 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノールとホルム
アルデヒドとの縮合反応によって得られるレゾール型、
)?ラック型或はそれらの混合物の成形体である特許請
求の範囲第18項記載の方法。 2L 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノール系繊維と
フェノール−ホルムアルデヒド縮合物との複合体から成
る成形体である特許請求の範囲第18項記載の方法。 22 ドーピングすることにより電気伝導[110倍又
はそれ以上に増大させる特許請求の範囲第18項乃至@
21項のいずれかに記載の方法。 手続補正書 昭和58年2月22日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 l、事件の表示 昭和57年特許顧ml&358号 2、@明の名称 電気体尋性有機萬分子糸材料およびその装造方法3゜補
正をする渚 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都畠田区蟲田五丁目17査4号4代 理
人〒107 (1)明細書簡51頁1〜2行目の[E MA X(エ
レクトロン・マイクロ・アナライザー)Jt、fEpM
A (エレクトロン・グローブ・X線・マイクロアナリ
シス)の手法を用いて」と訂正する。 (2)明細書第55頁の5行目と6行目の間に(但し、
昭和57年6月30日付で提出した手続補正書の補正の
内容の欄(25)で加入した実施例7〜11の後に)、
以下を加入する。 「実施例12 実施f!I 1の+1)の前半と同様にして厚さ約30
μの硬化フェノール樹脂フィルムを得九。このフィルム
を2枚準備し、シリコニット電気炉中で窒素気流中で一
方は600℃まで他方は670℃まで熱処理を行い不溶
不融性のフィルム状基体(以下、SOOoCまでの熱処
理を受秒たものを基体A、 670″C1での熱処理
を受けた本のを基体Bという)を得た。基体Aの一電気
伝4度および元素分析による水素/炭素比はそれぞれ2
X10”−’Ω−・3−1および0,31であった。ま
た、基体Bの電気伝導度および水素/炭素比はそれぞれ
3XIO−”Ω−1・ff1−”およびa17でおった
。 これらの基体を真空ライン中に入れ、真空度を10−’
torr以上(10−’ torr以下の圧力)
にしたのち、室温にて沃素ガスを真空ラインに導入し、
約8時間ドーピングを行った。基体Aからドーピングし
て得られたフィルム状試料は2xlO−1Ω″″1 ・
ffF+−’の電気伝導度を示し、−力参体Bからドー
ピングして得られたフィルム状試料はl X I O@
Ω″″1 ・oIM−1の電気伝導度を示した。 これらの試料のドーピングされた沃素量を求めるため元
素分析を行ったところ、未ドープの基体重量に対し62
重量%(基体Aからの試料)および65重量%(基体B
からの試料)に相当する沃素がドーピングされていると
とが刊った。 また、ドーピングされた同じこれらの試料をエレクトロ
ンプローfX−紐マイクロアナリシス(EpMA)
の+法により分析した結果、沃素はいずれの試料につい
ても試料のフィルム厚方向に内部まで均一にドーピング
されていることが明らかとなった。 実施例13 光分に脱水したテトラヒドロフラン、ナフタレン及び:
1k14ナトリウムヲ、真空ライン中に尋人し、真空ラ
イン中にてナトリウムナフタレートのテトラヒドロフラ
ン浴液を―製した。 次に実施例12にて使用した電気伝導度2XlO−10
−1・備−1のフィルム状&K(益体A)を真空ライン
中VC取付け、上りじのナトリウムナフタレートのテト
ラヒドロ7ラン蔭赦中に&&してナトリウムのドーピン
グを細鮎した。フィルム状基体には4本の白金リード線
を取り付けて、ドーピング中におりる試料の電気伝導度
の変化を測定し′fC8ドーピング−始と−」時に電気
伝導度は大巾に瑣加し、約30分抜1は5X10−’Ω
−1・傭−1となった。約4時間ドーピングした後、J
’4:俵ライン中にてドーピングした試料をテトラヒド
ロフランにて洗浄した。次に約2時間、真空度10−’
torrにて、室温下、?L録した。乾燥試料の電
気伝導度は7 X l O−’ Ω−1・ff1−”で
あった。次にこのナトリウムがドーピングされた試料を
取り出して元素分析を行ったところ、未ド−プの基本3
itに対して13里に%のナトリウムが検出式れた。 又ドーピングされた同じ試料をEPMAの手法により分
析したところ、ナトリウム原子はフィルム表面に近い部
分によシ多く存在したが、フィルム厚方向の内部まで浸
入していることが明らかとなつ九。 実施例12にて用いた一気伝専厩3X10−”Ω−1・
儒−1のフィルム状基体(ん俸B)についても同様の実
験を行った。ドーピング開始抜約4#間で電気伝導度は
I X 10’ Ω−”crn−’まで増大し九。テト
ラヒドロフランにて充分に洗浄し、乾燥した後真空ライ
ンに空気を導入し、空気中での安だ性を調べた。約2時
間放置したが電気伝導度は1G@Ω−1・ロー1り下を
示し、空気中でかなυ安置であることが明らかとなった
。j以上
ィルムのX−線回折図お↓び赤外線吸収スペクトル図で
ある。第8図および第3図は本発明で用いられる不溶不
融性基体のX−線回折図であり、第5図および第6図は
本発明で用いられる不溶不融性基体の赤外線吸収スペク
トル図である。 手続補正書 昭和57年6月30日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 一利57年轡許願第14358号 2、発明の名称 電気伝導性有機高分子系材料およびその!#造置方A3
補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東匁幅墨田区墨田五丁目17番4号4、代 理
人〒107 (1) 明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正す
る。 12)明細書jjEt3頁11行目、第14貞12−1
3行目、第351iJ@1!行目、第s s 貢2 行
目、第36頁6行目、第36頁10行目、第36頁16
〜17行目、第37頁6行目、第37頁15〜16行目
、第38頁1行目、第3S頁8〜9行目、第38頁to
行目、第39頁7行目、第39頁峡下行、第40頁3行
目、第40頁15行目、第41頁1行目および第49頁
6行目の「高分子材料」をいずれもr高分子系材料jと
訂正する。 +31 明細書第18頁8行目の「アセトアルデヒド
」のすぐ後にrl フルフラール」を加入する。 (4)同第18頁13行目と14行目との間に以下を加
入する。 r t 喪、本発明によれば、炭素、水素および酸素か
ら1611=&F成る芳香族系縮合−リマーとして、フ
エノール性水酸基を有する芳香族炭化水素の一部をフェ
ノ−綻性水酸基を有さない他の芳香族炭化水素例えばキ
シレン、トルエン等で置換した変性芳香族系縮合ポリマ
ーを用いることもできる。 また、本発明によれば、フランとホルムアルデヒドとの
縮合−に相当するような例えばフルフリルアルコールの
縮合物の如き、異部原子としての酸素原子を含む芳香族
化合物とアルデヒドとの縮合物に相当する如き芳香族系
縮合/ IJママ−用いることもできる。」 (瞬 同第21頁2行目の「すなわち」を、「例えば1
と訂正する。 +6) 同第21頁6行目の[図に示されるとおり」
を、1図に示される例かられかるとおりjと訂正する。 (η 同第21頁8行目、第22頁5行目、第!11!
頁14行目および第45頁2行目のr41−46°」を
いずれ鳴r41〜46@ 」と訂正する。 (8)同第23頁5行目の「共役系」のすぐ前に「ベン
ゼン環の1を加入する。 (憫 同第23頁11行目の「第4.5及び6図に示す
とおり」を、r第4.5.6.7.8及び9図に示す例
かられかるとおりjと訂正する。 01 同第23頁13〜14行目の[少し、それとは
反対に1560〜1640カイザーの範囲に現われる吸
収ピークが増大する。」を、 r少する。またその場合、ベンゼンIII?有する芳香
族縮合系−リマーでは1560〜1640カイデーの範
囲に現われる吸収ピークが増大しく第4.5、@、?及
び8図)、一方ペンゼ/壌を待たない芳香族縮合系、j
eリマーガえばフラン樹脂では1560−1640カイ
ザーの範囲に新たに吸収ビーク會示すようになる(第9
図)。」と訂正する。 aD 同第25頁下から3行目の[アセトアルデヒド
フルフラールJ=j−1rアセトアルデヒド、フルフラ
ール1と訂正する。 aり 同第86頁4行目の[フェノール性水酸基」のす
ぐ前KrMえば1を加入するO a場 同第4雪頁2行目の「シリコニット電気炉」の
すぐ後Kr(炭化硅素を加熱電極とする電気炉)1を加
入する。 本 軸 同第1−の第1表の第1行第3列の「酸素/炭素」
t、「水素/酸素1と訂正する。 −同第44頁の第1表の第1行第6列の[42〜4 S
@J t−1rnt 〜48° J ト訂正t ル。 −同第44頁の第1表の第1行第7列の「赤外の吸光f
Jt−r赤外の吸光度比1と訂正する。 叡旬 同第47頁3行目の「していた。」の後に「こ
の現象はヨウ素とポリアセン系構造との間に電子の相互
作用があることを示している。J’にカロ入する。 舖 同第4丁頁6〜7行の[これらの現mlゴド一ビン
グ剤であるヨウ素に基ずく吸収ではなく、ヨウ素の4リ
アセン系構造]を、「この吸収はドーピング剤であるヨ
ウ素に基づく吸収ではないので、この現象もまたヨウ素
とポリアセン系構造1と訂正する。 ■ 同第50頁9行目の「42〜45@」を、j41〜
46° 1と訂正する。 (至)同第1s2頁8行目および第54員1行目の「光
調」を、r色filiJと訂正する。 C11同第Sil’jj14行目の「得た。」を、r行
った。1と訂正する・ (2)同第s3頁12行目の「Nt気流中」を、j71
/、気流1と訂正する。 (至)同第s4頁13行目の「ΔEと」を、rΔEtJ
と訂正する。 (至)同第54頁13〜14行および第55頁5行目の
「エレクトロがルト」をいずれ4 r電子がル)Jと訂正する。 (至)−同第55頁の第5行目と第6行目との間に以下
を加入する。 「実施例7 溶液状のクレゾール樹QW (クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、熱硬化タイプ、住友デュレズ■製PR−91
2>をガラス板上に流し、アプリケーターを用いて引き
伸ばした。その後約8時間風乾した後、150℃の温度
にて30分間熱硬化させ膜厚が約30μのフィルムを得
た。次に1 このフィルムtシリコニット電気炉の中に
入れ、窒素気流中で、約り0℃/時間の昇温速1[て、
室温から610℃の温Wtマで熱処理し、不溶不融性の
フィルム状基体を得え。このフィルム状基体について、
元素分析、X線回折(第7図参照)、赤外スペクトル分
析(第10図参照)及び電気伝導度の測定を行った。X
線回折における最大ピークの位置(2θ)は2z7@で
あり、41〜46°(2θ)のピークの大きさは中であ
った。又、赤外スペクトルにおいて、2900〜294
0cm−’ の吸収は殆んど認められないほど小さく、
一方1560〜1640cts−”の吸収は明確に認め
られ友。吸光度比(D□。。〜2.4゜/D、I6゜〜
1..。)は明らかにα3よりも小さかった。又、電気
伝導度擾ま1O−1Ω−1儒−1であった。 次にこのフィルム状基体を真空ライン中に入れ、実施例
1と同様な方法にて、ヨウ素のドーピングを約30分間
行い、電気伝導電の変化ヲ調べた。 30分間のドーピングを行ったのち、試料の電気伝導L
Fi10−’IJ −”cs−”まで上昇しティた。 上記結果を含め下記第3表に結果をまとめて示した。 実施例8 フェノールの一部をキシレンで置換した中シレン変性フ
ェノールホルムアルデヒド樹脂の溶液(フェノール:キ
シレン=1:1(モル比)、熱硬化タイプ、三菱瓦斯■
製PR−x4aoM)w、ガラス板上K[、、アプリケ
ーターを用いて引き伸ばした。その後約2時間風乾した
後、15G’Cの温度にて約2時間熱硬化させ、膜厚が
約50μのフィルムを得た。次にこのフィルムをシリコ
ニット電気炉に入れ、窒素気流中で約40”C/時間の
昇温速fKて室温から610 ”にまで熱処理し、不溶
不融性のフィルム状基体ヲ得り。 上記フィルム状基体(ドープ前)のX−線回折図および
赤外線吸収スペクトル図をそれぞれ第8図及び第11図
に示した。赤外線吸収スペクトルには、2900〜29
40 cm −” (D吸収1fi殆1vト認められな
い#1どに小さくしか出現しておらず、吸光度比(D!
900〜2114゜/ Dtsso〜+s4e ) V
io、 3 Lりも小さかった。 次ニ、このフィルム状基体を真空ラインに入れ、実施例
1と同様にして、ヨウ素のドーピングを約30分間行な
った。 結果を、下記第3表に合せて示した。 実施例9 フラン樹脂(フルフリルアルコール樹脂、日立化成工業
■製ヒタフラン30り1にガラス板上に流し、アプリケ
ーターを用いて、引き伸ばした。 その後約2時間風乾したvkloo℃の温度にて約2時
間加熱して、硬化させて、膜厚的40μの7(ルムt−
mた。次にこのフィルムをシリコニット電気炉内に入れ
窒素気流中にて約40’C/時間の速度で昇温し、室温
から640’c4で熱処理し不溶不融性のフィルム状基
体を得九。 このフィルム状基体のX−線回折図および赤外線吸収ス
ペクトル図をそれぞれ第9図および第1!図に示した。 第12図から吸光度比(Dl、。。 〜te4s/Dtsss〜、64゜)が0.3より小さ
いことが明らかとなった。 次に1 このフィルム状基体を真空ラインに入れ実施ガ
lと同様にして、ヨウ素のドーピングを約30分間行っ
た。 結果を、下記第3表に合せて示した。 実施例10 フェノミル樹脂フィルムを得、さらにこの樹脂フィルム
を実施例1と同様な方法にて61G’C1で熱処理を行
い、電気伝導度が1O−7Ω″″’c1M−’であるフ
ィルム状基体を得た。 次に、このフィルム状基体を真空ラインに入れ、真空圧
を約lO−″torrとした後、室温にてBy、ガスを
ラインに導入しドーピングを30分間行った。その後ポ
ンプKLってBr、ガスを系外に除き、系内を圧力を約
1 cr” tartとした。その後再びBr、ガスを
系内に導入して約30分間ドーピングを行った。この時
点の試料の電気伝導度は約10−”Ω13″″mを示し
友。 実施例11 実施Mlと同様にして作成した厚さ1071の硬化フェ
ノール樹脂フィルムを590℃まで熱処理して、黒色の
不溶不融性のフィルム状基体を得た。 このフィルム状基体は、水素原子/炭素臓子および酸素
原子/炭素原子の比がそれぞれ0,36およびα013
でめi、X線の最大ピークの位置(2θ)が21.3叱
であり41〜46@のビークの大きさは中であった。ま
た、Dt、。12.4゜/DI1.。〜、。6.の吸光
度比はαlOであり、電気伝導度は10−マΩ−’ l
?jll’ =であった。 このフィルム状基体金、実施例5の方法と同様にしてナ
トリ、ウムのドーピングに付した。得られた試料は金色
の光沢ある色嘴を示し、10−”Q−”1?71f −
”の電気伝導度を示した。 −万、公知の方法で得た4リアセチレンフイルム(シス
型、銀色、厚さ約80μ、電気伝導度101Ω−’3−
”)Kついて、上記と全く同様にして、ナトリウムのド
ーピングt−実施した。得られ九試料は金色の光沢める
色!!lを示し、10−”Ω−i備−富の電気伝導度を
示した。 機高分子系材料が、公知のポリアセチレンと同郷の優れ
た電気伝導性を与えることを示している。 ぼりアセチレンが酸化安定性に乏しいのに対し本発明の
材料が優れた酸化安定性を示すこと全考慮すると、本発
明の材料が実用上袢優れたものであることがわかる。j (至)同第55頁7〜12行目の[第1図および第4図
は、・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・赤
外線吸収スペクトル図である。]を、 r第1図は、本発明において用いられる硬化フェノール
樹脂のX−線回折図(粉末にて測定)である。 第3図および第3図はいずれも硬化フェノール樹脂から
導かれ九本発明で用いられる不溶不融性基体のX−線回
折図である。 第4図は、本発明において用いられる・餡化フェノール
樹脂の赤外線吸収スペクトル(・り(フィルムで測定)
である。 第S図および第6図はいずれも硬化フェノール樹脂から
導かれた本発明で用いられる不溶不融性基体の赤外線吸
収スペクトル図である。 第7図および第10図は、クレゾール樹脂から導かれた
本発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回
折図および赤外線吸収ス(クトル図である。 第8図および第11図は、中7レン樹脂から導かれた本
発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回折
図および赤外線吸収スペクトル図である。 fs9図および第12図は、フラン樹脂から導かれた本
発明で用いられる不溶不融性基体のそれぞれX−線回折
図および赤外線吸収スペクトル図である。jと訂正する
。 (2)願書に添付した図面の第2図を、添付した第2図
と差換える。 (至)添付した図面の第7図〜第12図を加入する。 □ 2、特許請求の範囲 L (A)炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮
合ポリマー〇熱処理物でろって、水素原子/炭素原子の
原子比が0.60〜α15で表わされるポリアセン系骨
格構造を含有する不溶不融性基体と、 CB>電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピン
グ剤 とから成り、 (C)電気伝導性が未ドープの該基体よりも大である ことを特徴とする電気伝導性有機高分子系材料。 2 芳香族系縮合ポリマーが、フェノール性水酸基を有
する芳香族炭化水素化合物とアルデヒド類との縮合物で
ある特許請求の範囲第1項記載の有機高分子系材料。 & 該芳香族系輪台4リマ−が、フェノールとホルムア
ルデヒドとの縮合物である特許請求の範囲第1項記載の
有機高分子系材料。 本 不溶不軸性基体が、炭素、水素および酸素から成る
芳香族系縮合ポリi−の熱処理物であって、水素原子/
炭素原子の原子比が0.50−011で表わされるポリ
アセン系骨格構造を含有するものである特許請求の範囲
第1項記載の有機高分子系材料。 翫 不溶不融性基体が、酸素原子(0)/炭素原子(C
)の原子比がaOS以下で表わされる4リア七y系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第1項乃至第
4項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 a 不溶不軸性基体が、酸素原子(O)/炭素原子1”
)の原子比がα03以下で表わされるIリアセン系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第1項乃至第
4項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 7、不溶不融性基体が、X41回折(Cx Kaa、4
)におけるメイン・ピークの位置が20で表わして2
α5〜21511の範囲に生ずるものである特許請求の
範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の有機高分子系
材料。 a 不溶不融性基体が、X線回折(CsKα線)におい
て2#で表わして41〜46°の範囲にピークの存在を
示すものである特許請求の範囲第1璃乃至第7項のいず
れかに記載の有機^分子系材料。 甑 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求めら
れる下記式で表わされる吸光度比(D)、D=D、、。 。〜19.。/DII@。〜1..。 式中、D3.。、〜2.4.は赤外吸収スペクトルにお
ける2900〜!94Gカイザーの範囲の蛾大吸収ピー
クから求められる吸光度、DI56゜〜、64゜は赤外
吸収スペクトルにおける1560〜1640カイザーの
範囲の最大吸収ピークから求められる吸光度である、が
α5以下のものである特許請求の範囲第1項乃至第8項
のいずれかに記載の有機高分子系材料。 lα 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求め
られる上記定義による吸光度比[))がα3以下のもの
である特許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記
載の有機高分子系材料。 IL 有機高分子系材料が、室温での直流伝導度が1O
−4Ω−’c111−’以上である特許請求の範囲第1
項乃至第10項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 IL 電子供与性ドーピング剤が、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、ルビ・ジウム及びセシウム金倉む第1
A族金属である特許請求の範囲第1項乃至第11項のい
ずれかに記載の有機高分子系材l& 電子受容性ドーピ
ング剤が、フッ素、塩素、シュウ素、ヨウ素等のへ口r
ノである特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか
に記載の有機高分子系材料。 14 電子受容性ドーピング剤が、AsF5゜PFl、
BF、、BCI、、BBr、等(Dハor:y化物であ
る特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載
の有機高分子系材料。 11L 電子受容性ドーピング剤が、So、あるいは
NtOI等の非金属元素の酸化物あるいF′iH,So
、。 HNO,あるいはHCto4等の無機酸に由来する陰イ
オンである特許請求の範囲第1項乃至@11項のいずれ
かに記載の有機高分子系材料。 lL 有機高分子系材料が成形体である特許請求の範囲
第1項乃至第15rr4のいずれかに記載の有機高分子
系材料。 17、 有機高分子系材料が、フィルム、板、繊維又
はそれらの複合体である特許請求の範囲第1墳乃至第1
5項のいずれかに記載の有機高分子系」を斜口 ta 炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮合ポ
リマーを非酸化性雰囲気中で4015〜SOO℃の1l
lftで加熱し熱処理して、水素原子/炭素原子の原子
比がO,SOないしくLi2の基体を形成し、次いでこ
れに電子供与性ドーピング剤又は電子受容性ドーピング
剤或はそれらの混合物をドーピングすることKよシ該基
体の電気伝導層よりも電気伝導1f’に大ならしめるこ
とを%徴とする電気伝導性有機高分子系材料の製造方法
。 19、該芳香族系縮合ポリマーが、フェノール性水酸基
を有する芳香族炭化水素化合物とアルデヒドとの縮合物
である特許請求の範囲第18項記載の方法。 2α 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノールとホルム
アルデヒドとの縮合反応によって得られるレゾール型、
)?ラック型或はそれらの混合物の成形体である特許請
求の範囲第18項記載の方法。 2L 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノール系繊維と
フェノール−ホルムアルデヒド縮合物との複合体から成
る成形体である特許請求の範囲第18項記載の方法。 22 ドーピングすることにより電気伝導[110倍又
はそれ以上に増大させる特許請求の範囲第18項乃至@
21項のいずれかに記載の方法。 手続補正書 昭和58年2月22日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 l、事件の表示 昭和57年特許顧ml&358号 2、@明の名称 電気体尋性有機萬分子糸材料およびその装造方法3゜補
正をする渚 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都畠田区蟲田五丁目17査4号4代 理
人〒107 (1)明細書簡51頁1〜2行目の[E MA X(エ
レクトロン・マイクロ・アナライザー)Jt、fEpM
A (エレクトロン・グローブ・X線・マイクロアナリ
シス)の手法を用いて」と訂正する。 (2)明細書第55頁の5行目と6行目の間に(但し、
昭和57年6月30日付で提出した手続補正書の補正の
内容の欄(25)で加入した実施例7〜11の後に)、
以下を加入する。 「実施例12 実施f!I 1の+1)の前半と同様にして厚さ約30
μの硬化フェノール樹脂フィルムを得九。このフィルム
を2枚準備し、シリコニット電気炉中で窒素気流中で一
方は600℃まで他方は670℃まで熱処理を行い不溶
不融性のフィルム状基体(以下、SOOoCまでの熱処
理を受秒たものを基体A、 670″C1での熱処理
を受けた本のを基体Bという)を得た。基体Aの一電気
伝4度および元素分析による水素/炭素比はそれぞれ2
X10”−’Ω−・3−1および0,31であった。ま
た、基体Bの電気伝導度および水素/炭素比はそれぞれ
3XIO−”Ω−1・ff1−”およびa17でおった
。 これらの基体を真空ライン中に入れ、真空度を10−’
torr以上(10−’ torr以下の圧力)
にしたのち、室温にて沃素ガスを真空ラインに導入し、
約8時間ドーピングを行った。基体Aからドーピングし
て得られたフィルム状試料は2xlO−1Ω″″1 ・
ffF+−’の電気伝導度を示し、−力参体Bからドー
ピングして得られたフィルム状試料はl X I O@
Ω″″1 ・oIM−1の電気伝導度を示した。 これらの試料のドーピングされた沃素量を求めるため元
素分析を行ったところ、未ドープの基体重量に対し62
重量%(基体Aからの試料)および65重量%(基体B
からの試料)に相当する沃素がドーピングされていると
とが刊った。 また、ドーピングされた同じこれらの試料をエレクトロ
ンプローfX−紐マイクロアナリシス(EpMA)
の+法により分析した結果、沃素はいずれの試料につい
ても試料のフィルム厚方向に内部まで均一にドーピング
されていることが明らかとなった。 実施例13 光分に脱水したテトラヒドロフラン、ナフタレン及び:
1k14ナトリウムヲ、真空ライン中に尋人し、真空ラ
イン中にてナトリウムナフタレートのテトラヒドロフラ
ン浴液を―製した。 次に実施例12にて使用した電気伝導度2XlO−10
−1・備−1のフィルム状&K(益体A)を真空ライン
中VC取付け、上りじのナトリウムナフタレートのテト
ラヒドロ7ラン蔭赦中に&&してナトリウムのドーピン
グを細鮎した。フィルム状基体には4本の白金リード線
を取り付けて、ドーピング中におりる試料の電気伝導度
の変化を測定し′fC8ドーピング−始と−」時に電気
伝導度は大巾に瑣加し、約30分抜1は5X10−’Ω
−1・傭−1となった。約4時間ドーピングした後、J
’4:俵ライン中にてドーピングした試料をテトラヒド
ロフランにて洗浄した。次に約2時間、真空度10−’
torrにて、室温下、?L録した。乾燥試料の電
気伝導度は7 X l O−’ Ω−1・ff1−”で
あった。次にこのナトリウムがドーピングされた試料を
取り出して元素分析を行ったところ、未ド−プの基本3
itに対して13里に%のナトリウムが検出式れた。 又ドーピングされた同じ試料をEPMAの手法により分
析したところ、ナトリウム原子はフィルム表面に近い部
分によシ多く存在したが、フィルム厚方向の内部まで浸
入していることが明らかとなつ九。 実施例12にて用いた一気伝専厩3X10−”Ω−1・
儒−1のフィルム状基体(ん俸B)についても同様の実
験を行った。ドーピング開始抜約4#間で電気伝導度は
I X 10’ Ω−”crn−’まで増大し九。テト
ラヒドロフランにて充分に洗浄し、乾燥した後真空ライ
ンに空気を導入し、空気中での安だ性を調べた。約2時
間放置したが電気伝導度は1G@Ω−1・ロー1り下を
示し、空気中でかなυ安置であることが明らかとなった
。j以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 L (A)畿累、水素および酸素から成る芳香族系縮
合4リマーの熱処理物であって、水素原子/炭素原子の
原子比がα@O〜α15で表わされるIリアセン系骨格
構造を含有する不溶不融性基体と、 (B)電子供与性ドーインダ剤又は電子受容性ドーピン
グ剤 とから成p。 (C)電気伝導性が未ドープの該基体よりも大である ことを特徴とする醸気伝導性有執高分子系材料。 2 芳香族系縮合ポリマーが、隻エノール性水酸基を有
する芳香族炭化水素化合会とアルデヒド類との縮合物で
ある特許1iIi求の範囲第1項記載の有機^分子系材
料。 龜 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノールとフォルム
アルデヒドとの縮合物である特許請求の範囲第1項記載
の有機高分子系材料。 本 不溶不融性基体が、炭素、水素および酸素から成る
芳香族系縮合ポIJ w−の熱処理物であって、水素原
子/炭素原子の原子比がaSO〜α25で表わされるポ
リアセン系骨格構造を含有するものである%ff請求の
範囲第1項記載の有機−分子系材料。 翫 不溶不融性基体が、酸素原子(O)/炭素原子(C
)の原子比がα06以下で表わされるポリアセン系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第111乃至
第4項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 亀 不溶不融性基体が、鹸素原子(O)/炭素原子<C
>のぶ子比がα03以下で表わされる4リアセン系骨格
構造を含有するものである特許請求の範囲第1項乃至第
4項のいずれかに記載O有機高分子系材料。 7、不溶不融性基体が、X−回折(Csj−線)におけ
るメイン・ピークの位置が2#で表わして3αl5−1
13L6”の範囲に生ずるものでおる特許請求の範囲第
1項乃至1s6項のいずれ・かに記載のM機高分子系材
料。 亀 不溶不融性基体が、X線回折(Cs1−線)におい
て!−で表わして41〜46°o’avucぜ−りの存
在を示すものである特許請求の範囲第1項乃至第7項の
いずれかに記載の有機高分子系材料。 東 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求めら
れる下記式で表わされる吸光度比(D)、D−D、00
.〜1..。/jutes。/vl@4@式中% DI
I@。r%yl141は赤外吸収スペクトルにおける2
90G−1940カイザーの範囲の最大吸収ピークから
求められる吸光度、DIII@〜、14.Fi赤外吸収
スペクトルにおける1560〜1640カイザーの範囲
の最大吸収ピークから求められる吸光度である、がα2
以下の−のである特許請求の範囲第1項乃至第8項のい
ずれかに記載の有機高分子系材料。 ia 不溶不融性基体が、赤外吸収スペクトルから求
められる上記定MKよる吸光度比(D)がαS以下の−
のである411’f請求の範囲第1項乃至第9項のいず
れかに記載の有機高分子系材料。 IL 有機高分子系材料が、室温での直流伝導度が1
0−’Ω−1..−1以上である特許請求の範囲第1項
乃至第10項のいずれかに記載O有機高分子系材料。 12 電子供与性ドーピング剤が、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム及びセシウムを含む第1A族
金属である特許請求の範囲111項乃至第11項のいず
れかに記載の有機高分子系材料。 l& 電子受容性ドーピング剤が、フッ素、塩素、シェ
ラ素、目つ素等の・・口rンである特許請求の範囲第1
項乃至第11項のいずれかに記載の有機高分子系材料。 14 電子受容性ドーピング剤が、As4゜PF、 、
BFl、ECL、 、BBv、等(DI’口’f:/
化物f4る特許請求の範囲第1項乃至第11]JLのい
ずれかに記載の有機高分子系材料。 l龜 電子受容性ドーピング剤が、SOlあるいはN、
0.等の非金属元素の酸化物あるいはH,804゜MH
O,あるいはHCLO,等の無機[C由来する陰イオン
である特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに
記載の有Mtli6分子系材料。 l& 有機高分子材料が成形体である%計請求の範囲@
IJJt乃至第15項のいずれかに記載のM機高分子系
材料。 1 ?、 肩機隔分子材料が、フィルム、板、繊維又
はそれらの複合体である特許請求の範囲第1墳乃至Ht
S項のいずれかKml載の有機高分子材料。 l& 炭素、水素および酸素から成る芳香族系縮合ポリ
マーを非酸化性雰囲気中で400〜800℃の温度まで
加熱し熱処理して、水素原子/炭素原子の原子比が0.
60ないい口5の基体を形成し、次いでこれに′4I子
供与性ドーピング剤又r、t vg子受容性ドービンダ
剤或はそれらの混合物をドーピングすることにより該基
体の電気伝導度よりも電気伝導度を大ならしめることを
%像とする電気伝導性有機高分子系材料の製造方法。 19、戯芳香族系−合ポリマーが、フェノール性水酸基
を有する芳香族炭化水素化合物とアルデヒドとの縮合物
である特許請求の範囲第18項記載の方法。 =a 該芳香族系縮合ポリマーが、フェノールとホルム
アルデヒドとの縮合反応によって得られるレゾール型、
ノlラック型或はそれらの混合吻の成形体である特許請
求の範囲第18項記載の方法。 意L 該芳香族系縮合ポリマーか、フェノール系繊維と
フェノール−ホルムアルデヒド縮合−との複合体から成
る成形体である特許請求の範囲第18項記載の方法。 81 ドーピングすることにより電気伝導度を14e倍
又はそれ以上に増大させる%許請求の範囲第1I項乃至
第21項のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1635882A JPS58136649A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法 |
US06/386,816 US4601849A (en) | 1981-06-15 | 1982-06-09 | Electrically conductive organic polymeric material and process for production thereof |
EP82105230A EP0067444B1 (en) | 1981-06-15 | 1982-06-15 | Electrically conductive organic polymeric material and process for production thereof |
DE8282105230T DE3267395D1 (en) | 1981-06-15 | 1982-06-15 | Electrically conductive organic polymeric material and process for production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1635882A JPS58136649A (ja) | 1982-02-05 | 1982-02-05 | 電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58136649A true JPS58136649A (ja) | 1983-08-13 |
Family
ID=11914116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1635882A Pending JPS58136649A (ja) | 1981-06-15 | 1982-02-05 | 電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JPS58136649A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593806A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-10 | カネボウ株式会社 | 電気伝導性有機高分子系材料およびその製造方法 |
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EP0196055A2 (en) | 1985-03-25 | 1986-10-01 | Kanebo, Ltd. | Porous article having open pores prepared from aromatic condensation polymer and use thereof |
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- 1982-02-05 JP JP1635882A patent/JPS58136649A/ja active Pending
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