JPS58135800A - ブリケツトの成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多量の水分を含んだ材料をブリケラマシンで成
形する方法に関する。

従来、水分を１５〜２０％以上含んだ材料、例えば脱硫
石膏、都、市ゴミ焼却灰などをブリケットマシンにかけ
ると、材料は圧縮ロールのモールド部ニ付着してはがれ
ず、ブリケットに成形されないのは勿論のこと、付着し
た材料のためモールド部が埋まってしまい、以後圧縮ロ
ールへ供給される材料は薄板状になって排出され、所望
のブリケットを得ることができなかった。

このため、材料を予め乾燥させるとか、タルク、ステア
リン酸塩などの滑沢剤を材料にまぜたり、圧縮ロールの
表面に吹き付けるなどの方法が取られてきた。

しかし大量の材料を処理する場合、これを全て乾燥させ
るには大規模な乾燥装置と莫大な乾燥エネルギーを要し
、コスト上問題がある。また滑沢剤を用いる方法には、
材料に異なった成分がまじるため、成形されたブリケッ
トの純度が損なわれるという難点があった。

本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、多
量の水分を含む材料をブリケットに成形する場合、簡単
な装置により低コストで行え、かつ不純物を含まない製
品を成形し得る方法を提供するものである。

以下本発明につき実施例に基づいて詳細説明する。第１
図は本発明の一実施例を示し、その表面に所望のブリケ
ットを成形すべく刻設されたモールド部（１）　（ｌａ
）を有する一対の圧縮ロール（２）（２ａ）が、駆動軸
（３）　（３Ｂ）に支持されると共に、図示されない都
動機構により矢印Ａ、Ａ’の方向に回転するようになっ
ている。前記駆動軸（３）　（３ａ）の一方の駆動軸（
３ａ）は固定されているが、他方の駆動軸（３）は左右
硲移動可能であり、平常時は図示されないアキュームレ
ータに接続する油圧シリンダ（４）により一定圧力（Ｆ
）で左方へ押されているが、圧縮ロール（２）　（２ａ
）間に金属等の硬い異物が咬み込むことにより該軸（３
）に一定圧力（Ｆ）以上の力が加わると、該軸（３）は
右方へ移動し、押圧力が解除されると再び元の位置に戻
るようになっている。

前記圧縮ロール（２）　（２ａ）の相接する部位の上方
Ｊこは、円＃筒状のメインホッパ（５）が配設され、そ
の内部に！（前記圧、縮ロール（２）　（２ａ）の中心
を結ぶ線の垂直二等分線上に軸心を有するフィ、−トス
クリｚ　＜６）が挿入され、該フィードスクリュ（６）
は、メインホッパ（５）上に取り付け６ちれたフィーダ
ーハウジング（７）内の図示されない駆動装置を介して
回転される。

前記圧縮ロール（２）　（２！ｌ）の各々の上方には、
その一端開口部を圧縮ロール（２）　（２ａ）のモール
ド部（１）　（ｌａ）に臨ませたフィードシュート（８
）　（８ａ）が、図示されないフレームに支持されて配
設されている。該フィードシュート（８）　（８ａ）の
他端末には電磁バイブレータ（９）　（９ａ）が、また
他端上部には該フィードシュート（８）　（８ａ）へ材
料を供給するためのサブホッパ（１０）　（１０ａ）が
取り付けられている。

以上のように構成さ口た装置において、メインホッパ（
５）内へ多量の水分を含んだ材料（以下湿態材料と呼ぶ
）　（１１）を投入すると共に、同じ湿態材料（１１）
の一部で予め図示しない乾燥機により乾燥させたもの（
以下乾燥粉体と呼ぶ）　（１２）　（１２ａ）をサブホ
ッパ（１０）　（１０ａ）へ投入スる。

次に圧縮ロール（２）　（２ａ）を回転させると共に、
電磁バイブレータ（９）　（９ａ）を作動させてフィー
ドシュート（８）　（８ａ）を振動させ、以てサブホッ
パ（１０）（１０ａ）内の乾燥粉体（１２）　（１２ａ
）をフィードシュート（８）　（８ａ）一端開口部から
圧縮ロール（２）（２ａ）　（Ｄ　−ｖ−−ルド部（１
）　（ｌａ）へ均一に散布する。これにより、モールド
部（１）　（ｌａ）底面に乾燥粉体（１２）　（１２ａ
）の層が形成される。

さらにフィードスクリュ（６）を回転させてメインホッ
パ（５）内の湿態材料（１１）を圧縮ロール（２）（２
ａ）間へ押し出すと、該材料（１１）は該ロール（２）
（２ａ）（７）　−Ｔ：　−ルＦ　部（１）　（ｌａ）
で圧縮成形される。この時、モールド部（１）　（ｌａ
）の底面には乾燥粉体（１２）　（１２ａ）の層が形成
されているから、湿態材料（１１）がモールド部（１）
　（ｌａ）底面と接触してこれに付着することは防止さ
れる。従って圧縮ロール（２）　（２ａ）が更に回転し
てモールド部（１）　（ｌａ）が左右、に分離すると、
湿態材料（１１）は、その表面を乾燥粉体（１２）　（
１２ａ）の殻で包まれたブリケット（１３）となってモ
ールド部（１）　（ｌａ）からスムースに離型される。

この、ようにモールド部（１）　（ｌａ）に湿態材料（
１１）が付着、残留することがないため、以後の圧縮成
形作業でも所望のブリケット（１３）が得られるのであ
る。

なお本実施例では、最高５０％の含水率を有する脱硫石
膏について、その一部を含水率３％以下の乾燥粉体（１
２）　（１２ａ）にして圧縮ロール（２）　（２ａ）の
モールド部（１）　（ｌａ）へ均一に散布することによ
り、良好なブリケット（１３）を成形することができた
。

第２図は本発明の他の実施例を示す。本実施例が前記実
施例と構成上具なる点は、圧縮ロール（２）　（２ａ）
の各々の上方不配設された乾燥粉体（１２）（１２ａ）
の供給機構にある。すなわち、その先端開口部を圧縮ロ
ール（２）　（２ａ）のモールド部（１）　（ｌａ）に
臨ませた吹付ノズル（１４）　（１４ａ）の後端は、導
管（１５）　（１５ａ）を介して図示しない圧縮空気源
と連通しており、該導管（１５）　（１５ａ）には圧縮
空気の流量を調節するためニードルバルブ（１６）　（
１６ａ）が取り付けられている。また吹付ノズル（１４
）　（１４ａ）の上部には、サブホッパ（１７））（１
７ａ）が連通されている。

以上のように構成された装置において、メインホッパ（
５）内へ湿態材料（１１）を投入すると共に、同じ材料
から成る乾燥粉体（１２）　（１２ａ）をサブホッパ（
１７）　（１７ａ）へ投入する。次に圧縮ロール（２）
（２ａ）を回転させると共に、ニードルバルブ（１６）
（１６ａ）を開いて図示しない圧縮空気源より圧縮空気
を吹付ノズル（１４）　（１４ａ）へ供給し、以てサブ
ホッパ（１７）　（１７ａ）内の乾燥粉体（１２）　（
１２ａ）を吹付ノズル（１４）　（１４ａ）先端開口部
から圧縮ロール（２）（２ａ）のモールド部（１）　（
ｌａ）へ均一に散布するよう吹きつける。更にフィード
スクリュ（６）を回転させて“メインホッパ（５）内の
湿態材料（１１）を圧縮ロール（２）　（２ａ）間へ押
し出すと、第一実施例の場合と同様、湿態材料（１１）
はモールド部（１）（ｌａ）テ圧縮され、乾燥粉体（１
２）　（１２ａ）の殻で包まれたブリケット（１３）に
成、形された上、該モールド部（１）（１ａ）の分離、
と共・にスムースに離型する。

以上、の説・明から明らかなように、本発明は湿態材料
（１１）をブリケットマシンにかＬするｊこ当り、予め
その一部を乾燥させて圧縮ロール（２）　（２ａ）のモ
ールド部（１）　（ｌａ）へ均一に散布しつ＼、前記湿
態材料（１１）を該モールド部（１）　（ｌａ）で圧縮
し、ブリケット（１３）に成形するようにしたから、モ
ールド部（１）　（ｌａ）の分離時、該ブリケット（１
３）がスムースに離型されるのである。

従って本発明は、ブリケットをモールド部から離型させ
るために何ら特別の滑沢剤を使用する必要がな□（、成
形されたブリケットの純度が損われない。また湿態材料
の一部だけを乾燥させるものであるから、簡単な乾燥装
置があれば足り、大規模な装置や莫大な乾燥エネルギー
は不要となり、低コストでブリケットを成形することが
できる。

以上のような優れた特徴を有する本発明が業界に寄与す
る所は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明を実施するための装置の一部
切欠正面図である。 （１）　（ｌａ）　：モールド部　　（２）　（２ａ）
　：圧縮ロール　゛（５）：メインホッパ　　　（６）
：フィードスクリュ、（８）　（＆Ｌ）　：フィードシ
ュート（１０）　（１０ａ）　、　（１７）　（１７ｇ
）　：サブホッパ（１１）　：湿態材料　　　（１２）
　（１２ａ）　：乾燥粉体（１４）　（１４ａ）：吹付
ノズル 耳１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、湿態材料の一部を乾燥粉体となし、該乾燥粉体をブ
   リケットマシンの圧縮ローラの上方から該ローラのモー
   ルド部へ均一に散布しつ＼前記湿態材料を該モールド部
   で圧縮成形することを特徴とするブリケットの成形方法
   。 ２、特許請求の範囲第１項記載のブリケットの成形方法
   において、乾燥粉体をフィードシュートにより散布する
   ことを特徴とするブリケットの成形方法。 ３、特許請求の範囲第１項記載のブリケットの成形方法
   において、乾燥粉体を吹付ノズルにより散布することを
   特徴とするブリケットの成形方法。