JPS58134212A - ヒ−ト・ブリツジ防止装置付きボルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規且つ有用なヒート・ブリッジ防止装置付き
ボルトに関する。

古来、家屋の内外を問わず、締結及び取り付は具として
金属製ボルトが巾広く利用されている。しかるに、金属
製ボルトは熱伝導度が良好なるが故に、外気又は構造物
の熱伝導度に起因する所謂ヒート・ブリッジ又はコール
ド・ブリッジを起こし、この結果構造物中又は外表面で
の結露現象をひき起こすという問題を生ずる。

この結露現象は、■外装表面を濡らし、クロス、ペイン
ト等の剥離、シワ、汚点等の原因となる、■発錆を促し
、クロス、ペイント等を汚染する、■構造物中を湿潤状
態とし、構造物自体を腐食させるのみならず、ポルート
自体を禰食させ、締結力を損い、結１局、構造物全体の
強度、耐久力を著しく減することになる。かかる現象は
、特に寒冷地方にとっては由々しき問題である。

本発明者は上記問題点を解決せんとして鋭意研究の末、
本発明に到達した″ものである。　゛即ち、本発明は金
属製ポ／Ｌ／　）のネジ部の任意部所に熱伝導の小さい
素材からなるヒート・ブリッジ防止装置を設けた構造の
ボルトを内容とする。本発明におい七、ネジ部とは先端
と頭部（皿部）とに囲まれた部分を相称する。

本発明にいうボルトは右ネジ、左ネジのらせんの巻き方
のいかんを問わず、またらせん状突起の断面形状のいか
んを問わず、全てのネジ、ホ／Ｌ／ト類を包含する。ま
た、平行ネジ、テーパーネジ、タッピングネジ等全ての
ネジ、ボルト類を包む。先端は平光、棒先、とがり先、
くぼみ先等のいずれでもよく、また頭部も特に制限され
ないが、その表面にプラス、マイナス形の゛ドライバー
先端を当接するためのす９割り又は六角、四角等の棒ス
パナ−を当接する穴を設けたものが好適である。

ヒート・ブリッジ防止装置はネジ部の任意の部所に設け
られるが、外気からの熱伝導を妨げ、構造物内での結露
、発錆、腐食を防止するためには頭部（皿部）の近傍に
設けるのが好ましい。

また、逆に構造物からの熱伝導を妨げ、ボルト頭部での
結露、発錆、腐食！防止するには、ネジ部の先端部に設
けるのが好ましい。

ヒート・ブリッジ防止装置は熱伝導度が小さく、硬度、
強度が大きく、且つ耐摩耗性の良好なものが好ましく、
例えばポリアミド、ポリエーテル、ポリ塩化ビニリデン
等の熱可塑性樹脂及びポリエステル型樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂が好適である。

また、ヒート・ブリッジ防止装置の大きさは、ボルト自
体の大きさ、熱伝導の阻止程度等により左右されるので
一概には規定できないが、通例数ミリ程度のもので実用
上の熱伝導阻止の効果を発揮する。ヒート・ブリッジ防
止装置はボルトのネジ込み回転動作によって離脱しない
ように装設される、。

本発明のヒート・ブリッジ防止装置付きボルトの皿部及
び／又はその近傍部に穿孔刃を設けることにより、頭部
を構造物中に任意に埋潜せしめることができる。穿孔刃
は皿部（頭部）が回転することにより構造物中に孔を穿
って進入しながらその削り屑を外方向に排出するような
構造のものであればその形状、構造を問わない。

かかる穿孔刃としては、らせん形のもの、面取りドリル
形、羽根ボルト形等が例示される。

以下、本発明を図面に基づいて更に詳細に説明する。

図１は本発明の一例を示すもので、（１）は正面図、（
２）は側面図、（３）はＡ−Ａ断面図である。四角形の
頭部（１）を有するボルトのネジ部（２）の略中央部に
、ヒート・ブリッジ防止装置（３）がボルトのネジ込み
に対して緊締する方向に螺着されている。

図２は他の例を示し、（１）は正面図、（２）は側面図
、（３）はＢ、−Ｂ断面図である。円形の頭部（１）に
プラス形のすり割り（４）を刻設したボルトのネジ部（
２）の略中央部に、ヒート・ブリッジ防止装置（３）が
横方向から装入し、接着した構造となっている。

図３は更に他の例を示し、（１）は正面図、（２）は側
面図、（３）はＣ−Ｃ断面図である。頭部（１）の表面
にプラス形すり割り（４）を刻設した皿部（６）に、面
取りドリル形穿孔刃（５）を刻設し、ネジ部（２）の略
中央部にヒート・ブリッジ防止装置（３）を設けた例を
示す。

図４は別の例でありす、（１）は正面図、（２）は側面
図、（３）はＤ−Ｄ断面図である。頭部（１）の表面に
マイナス形すり割り（４）を刻設した皿部（６）にらせ
ん形穿孔刃（５）を設け、皿部（６）とネジ部（２）と
の略中間にと一ト・ブリッジ防止装置（８）を接着装入
したものである。

図５は更に別の例を示すもので、（１）は正面図、（２
）は側面図、（８）はＥ−Ｅ断面図である。頭部（１）
の表面に六角形の棒スパナー当接穴（７）を設けた皿部
（６）に、菊花状の穿孔刃（５）を、他端に先端刃（８
）を刻設し、ネジ部（２）の略中央部にヒート・ブリッ
ジ防止装置（３）を螺着したものである。この例におい
て、ネジ部（２）とと−ト・ブリッジ防止装置（３）と
を螺着する螺子はネジ部（２）と同じ金属製である。

図６は本発明の更に他の例を示し、（１）は正面図、（
２）は側面図、（３）はＦ−Ｆ断面図である。頭部（１
）の表面に四角形の棒スパナー当接穴（７）を設けた皿
部（６）に、らせん状に配列、された突起状穿孔刃（５
）を設け、ネジ部（２）の先端にビート・ブリッジ防止
装置（３）を螺着した構造である。

本発明は、叙上の通り、簡単な構造によりこれまで業界
から久し、く待望されていたヒート・ブリッジの問題を
解消したポルトを提供するもので、ヒート・ブリッジに
由来する結露現象、クロスやペイント等の剥離、シワ、
汚染、発錆等の問題を一挙に解決し得、構造物の強度、
耐久性を飛躍的に高めるものである。

【図面の簡単な説明】

図１乃至図６はいずれも本発明の突・雄側を示す概略図
で、各図において、（１）は正面図、（２）は側面図、
（３）は断面図である。 ■・・・頭部　　　　　２・・・ネジ部３・・・ヒート
・ブリッジ防止装置 ４　・・・ドライバー当接すり割り ５・・・穿孔刃　　　　６・・・皿部 ７・・・棒スパナー当接穴 ８・・・先端刃 特許出願人 技研発泡工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　金属製゛ポルトのネジ部の任意の部所に熱伝導率
   の小さい素材からなるし一ト・ブリッジ防止装置を設け
   た構造の、ヒート・ブリッジ防止装置付きボルト。 ２、　皿部及び／又はその近傍部に穿孔刃を設け、頭部
   を構造物中に沈潜せしめうる構造の特許請求の範囲第１
   項記載のボルト。 ８、　　ヒ−，）・ブリッジ防止装置がプラスチックか
   らなる特許請求の範囲第１項又は第２項記載のボルト。