JPS58132088A - 水中造粒による脱灰炭の製造において造粒核として用いる粒状物 - Google Patents

水中造粒による脱灰炭の製造において造粒核として用いる粒状物

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JPS58132088A
JPS58132088A JP1399182A JP1399182A JPS58132088A JP S58132088 A JPS58132088 A JP S58132088A JP 1399182 A JP1399182 A JP 1399182A JP 1399182 A JP1399182 A JP 1399182A JP S58132088 A JPS58132088 A JP S58132088A
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coal
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、脱灰炭の製造法において用いられるシード
粒子に関するものである。
天然に産出する石炭中には灰分が比較的多く含まれてい
るが、これらの灰分はシリカ(Si02)、硫化鉄(F
 e S)およびアルミナ(AJ20a)等を主成分と
するものであり、通常石炭中に7〜25%程度の割合で
含まれている。このような天分を石炭から除去して脱灰
炭を製造する方法として、本出願人は、先にシード粒子
を用いる方法を提案した。すなわち、この先の方法では
、灰炭を粉砕して微粉炭をつくり、この微粉炭上水とを
混合して微粉炭スラリーをつくり、この灰分を含む微粉
炭スラリーに、浦および造粒核となる親油性粒状物より
なるシード粒子を混合して造粒し、造粒物をスラリー中
より分離して水て洗浄することにより、灰分を除去し、
洗浄した造粒物を乾燥し、乾燥した造粒物を分解してペ
レット状の含油脱灰炭とシード粒子とに分離し、含油脱
灰炭を得るとともに、シード粒子を回収して上記造粒工
程に返送するものである(特許昭55−1415釣参照
)。
この発明の目的は、上記のような脱灰炭の製造法に用い
られるシード粒子であって、微粉炭の付着性かきわめて
良好で、微粉炭を非常に短時間で造粒することかできて
、灰分含量の少ない脱灰炭を能率よく製造することがで
きるシード粒子の構造を提供しようとするにある。
この発明によるシード粒子は、親油性を有する粒状物よ
りなり、その表面番こ多数の四部または凸部が設けられ
たことを特徴とするものである。
ここて、シード粒子を構成する粒状物としては、親油性
を有するものであって、合成樹脂およびその他の素材が
使用せられ、好ましくは石炭の比重に近い比重を有する
素材を使用する。
具体的には、たとえば硬質ポリ塩化ビニル(比ff11
.4)、ポリエチレンおよびポリプロピレン(比重1.
0)、ポリカーボネート(比重1.2)、並ひにナイロ
ン(比重1.09〜114)等を使用する。シード粒子
は直径約1謳〜数Uの大きさを有し、短い柱状、球状等
の形状を有している。シード粒子の表面に多数設けられ
る四部と凸部は種々の形状を有していてもよいものであ
る。
第1図〜第5図に、この発明によるシード粒子の具体例
を示した。
第1図において、シード粒子は、直径3m、および高さ
1.5 mの短い円柱状の粒状物(1)よりなり、その
上下両面に高低差約05謳の多数の凸部(2]を有して
いるものである。このシード粒子は硬質ポリ塩化ビニル
樹脂の押出し成形物よりつくられ、比重1.4を有して
いる。なお、短い円柱状の粒状物(1)の側面は平滑で
ある。
また第2図に、おけるシード粒子は、同しく短い円柱状
の粒状物(3)よりなり、これの側面に、の凹部t61
が設けられているものである。
また第4図において、シード粒子は、直径3鵡の球状の
粒状物(7)よりなり、これの表面に円錐形の多数の凸
部(8)が設けられているものである。第5図における
シード粒子は、同じく球状の粒状物(9)よりなり、こ
れの表面に丸みのある底面を有する椀形の多数の凹部a
(2)か設けられているものである。
なお、シード粒子に設けられる四部または凸部は、上記
以外の形状を有するものであっても勿論よい。
つきに、この発明による上記シード粒子を用いて含油脱
灰炭を製造する方法を、第6図を参照しながら説明する
この方法は、つぎの5つの工程よりなるものである。
第1工程:灰分を含む天然の石炭をたとえは湿式ボール
・ミルにより粉砕して、粒径数百μmから数十μmの微
粉炭をつくる。原炭中には通常7〜25重量%の灰分が
含まれているか、粉砕により灰分も細かく砕かれる。つ
きにこの灰分を含む微粉炭と水とを混合して微粉炭スラ
リーをつくる。場合によっては石炭を粒径数71mのい
わゆる超微粉に粉砕することもある。石炭の粉砕は水中
で行なうのが好ましく、粉゛砕後はスラリーの濃度調整
のためにさらに所要量の水を添加する。
第2工程:つぎにこの微粉炭スラIJ 、−jこ、油お
よび造粒核となる親油性粒状固形物よりなる上記シード
粒子を混合して造粒する。ここで、浦としては灯油、軽
油、重油、蒸留残査油および植物浦等を用いる。曲の使
用量は、たとえば微粉炭に対して約10〜30重量愛で
ある。また油の分散が容易なるように界面活性剤を少量
添加することもある。造粒核となるシード粒子は、微粉
炭に対して通常1:1の割合で混合するのが好ましいが
、シード粒子と微粉炭の総量はスラリー中において30
重量係以下であり、この値を越えない範囲において微粉
炭に対するシード粒子の使用割合を増減しても勿論よい
微粉炭スラリーと、油と、シード粒子を混合するにはつ
きの3つの方法がある。
(1]微粉炭スラリーにシード粒子を混合し、ついでこ
のスラリー中に油を混合する。
(Ill  シード粒子に予め油を添加して、シード粒
子の表面に油を付着させておき、ついてこの油付きシー
ド粒子を微粉炭スラリー中に混合する。
(町 微粉炭スラリーに浦を混合し、ついてこのスラリ
ーにシード粒子を混合する。
上記のような混合物を撹拌して造粒するには、金網製撹
拌翼を備えた造粒装置あるいはその他の既知の造粒装置
を使用する。この造粒の過程においては、表面に四部ま
たは凸部を有する親油性粒状物よりなるシード粒子の表
面に浦か付着せられ、この油付きシード粒子を核として
これの表面の油に微粉炭か順次付着するか、シード粒子
の表面には四部または凸部が設けられているので、表面
積が増大するとともに、造粒初期の段階において微粉炭
が四部内に入り込みあるいは凸部に当たり易いので、そ
れだけ微粉炭の付着性か良好であり、その後いわゆる転
勤造粒によって微粉炭が加速度的にきわめて迅速に造粒
せられ、したかつて造粒時間が非常に短い。
またこのようなシード粒子を使用しているので、油の使
用量が非常に少なくてすむものである。
一方、微粉炭と同程度の大きさに粉砕された灰分は、水
中に残留する。
なお、原炭中の灰分の含有量がたとえば20重量%程度
と非常に多い場合には、造粒を行、なう前に一次脱灰処
理を行なってもよい。すなわち、微粉炭スラリーとシー
ド粒子と浦を混合すると、微粉炭とシード粒子と浦を含
む液相と、灰分を含む水よりなるスラリーとに分れる。
この灰分を含むスラリーを、微粉炭を含む液相から分離
し、ついでこの微粉炭を含む液相を清水て洗浄する。こ
れによって灰分のかなりのhlか除かれる。
第3工程:つきにスラリー中より微粉炭と油とシード粒
子とよりなる造粒物を分離して洗浄することにより、灰
分を除去する。この操作は造粒物を含むスラリーをたと
えはフィルターの上に流して、洗浄水を上から噴霧する
ことにより行なう。場合によっては分離後の造粒物を遠
心分離機にかけてさらに水分を除去することもある。灰
分を含むスラリーは、その後シックナーおよびρ過機等
を備えた水処理装置に導いて処理することにより、灰分
と水と番こ分離する。
第4工程:つきに微粉炭と油とシード粒子とよりなる洗
浄後の造粒物を乾燥して、水分を完全に除去する。
第5工程:乾燥した造粒物をたとえは振動を与えること
により分解して、ペレット状の含油脱灰炭とシード粒子
とに分離することにより、含油脱灰炭を得るとともに、
シード粒子を回収して上記第2番目の造粒工程に返送す
る。この場合シード粒子には油が若干量付着しているが
、このシード粒子にさらに油を添加したの&造粒工程に
返送してもよいし、また浦を添加することなくそのま一
返送してもよい。
このようにして製造された含油脱灰炭は、充分に灰分か
除去せられており、燃料としてそのま−で有効に使用せ
られるものである。
なお、油を含まない脱灰炭を製造する場合には、この含
油脱灰炭についてさらに脱油処理を行なえばよい。この
処理は、造粒のさい油として灯油、ガソリン等の揮発性
のものを使用した場合には、たとえば加熱して油を揮散
させるこして使用した場合には溶剤によって浦を抽出す
ることにより行なうものである。
つきに、この発明の実施例を比較例とともに説明する。
実施例 灰分含有量7.02重量%のブレアゾール炭(オースト
ラリア産)を粉砕して、200メツシユ以下、すなわち
粒径74μm以下の微粉炭をつくり、これに水を混合し
て微粉炭スラリーをつくる。つぎにこの微粉炭スラリー
に第1図に示すシード粒子を混合した。すなわち、シー
ド粒子は硬質ポリ塩化ビニル製で、直径約3謳および高
さ約1.5鵬の短い円柱状粒状物(1)よりなり、その
上下両面に高さ約0.5mの多数の凸部(2)を有して
おり、その比重は14で石炭の比重と近似している。ス
ラリー中の配合量は、微粉炭5重量%およびシード5重
量%とした。ついでこのスラリー中に灯油を微粉炭に対
する量で20重量%混合し、このスラリーを造粒装置に
導入し、撹拌して造粒した。この結果、シード粒子の表
面には8分間でスラリー中の微粉炭の207%が付着し
て造粒が行なわれた。このとき、シード粒子の凸部i2
+を有する上下両面より微粉炭が付着して、造粒が進む
のが観察された。
造粒後、スラリー中より造粒物を分離して水で洗浄する
ことにより、灰分を除去し、洗浄後の造粒物を乾燥し、
乾燥した造粒物に振動を与えて分解し、ペレット状の含
油脱灰炭を得た。
一方、分離されたシード粒子を回収し、これを造粒工程
に返送して再使用した。このようにして製造した含油脱
灰炭中の灰分含有量を測定するために溶剤によって浦を
抽出し、得られた;脱灰微粉炭について灰分含有量を測
定したところ、微粉炭に対して1.74重量%の灰分が
含まれているだけであった。
つきに、上記第2図〜第5図に示す4棟のシード粒子を
用いて実施例の場合と同様に微粉炭スラリーを造粒し、
含油脱灰炭を製造したところ、実施例の場合とほぼ同様
の結果を得ることかできた。
つぎに、比較のために、凸部が全くなく、平滑な表面を
有する直径3s+sおよび高さ1.5uの円柱状のシー
ド粒子と、同じく平滑な表面を有する直径3襲の球状の
シード粒子を使用して上記実施例の場合と同様に微粉炭
スラリーの造粒を行なった。これらのシード粒子の素材
は同しく硬質ポリ塩化ビニル(比重1.4)とした。こ
の結果、前者の平滑面を有する円柱状のシード粒子では
、撹拌開始後30分経過しても造粒が行なわれず、40
分経過後にやっと造粒が開始された。また後者の平滑面
を有する球状のシード粒子では、撹拌開始後25分経過
してから造粒が開始されるのが確認された。なお、これ
らの比較例において造粒した微粉炭の灰分含量は上記実
施例の場合とほぼ同じものであった。
この発明による脱灰炭の製造法において用いられるシー
ド粒子は、上述のように、親油性を有する粒状物よりな
り、その表面に多数の四部または凸部が設けられたもの
であるから、微粉炭の付着性がきわめて良好で、微粉炭
を非常に短時間で造粒することができて、灰分含量の少
ない脱灰炭を能率よく製造することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの発明による各種シード粒子の拡大
斜視図、第6図はこの発明によるシード粒子を使用した
含油脱灰炭の製造工程を示すブロック図である。 ill +31151 f7+ +91・・−親油性粒
状物、(2+ (81・・・凸部、+41 +61 (
11・・・凹部。 以  上 特許出願人  日立造船株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 親油性を有する粒状物よりなり、その表面に多数の四部
    または凸部が設けられたことを特徴とする脱灰炭の製造
    法において用いられるシード粒子。
JP1399182A 1982-01-29 1982-01-29 水中造粒による脱灰炭の製造において造粒核として用いる粒状物 Granted JPS58132088A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56145990A (en) * 1980-04-14 1981-11-13 Hitachi Zosen Corp Recovery of pulverized coal from slurry containing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56145990A (en) * 1980-04-14 1981-11-13 Hitachi Zosen Corp Recovery of pulverized coal from slurry containing the same

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