JPS5813075Y2 - 過給機付内燃機関の給気加熱装置 - Google Patents
過給機付内燃機関の給気加熱装置Info
- Publication number
- JPS5813075Y2 JPS5813075Y2 JP1977056717U JP5671777U JPS5813075Y2 JP S5813075 Y2 JPS5813075 Y2 JP S5813075Y2 JP 1977056717 U JP1977056717 U JP 1977056717U JP 5671777 U JP5671777 U JP 5671777U JP S5813075 Y2 JPS5813075 Y2 JP S5813075Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supercharger
- intercooler
- heat exchanger
- pipe
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、過給機付ディーゼル機関における給気加熱装
置に関する。
置に関する。
高出力機関では、シリンダ内圧力が高くなるため、シリ
ンダ等の各部材の強度上の関係から、シリンダ内圧力を
ある限度以下に押える必要がある。
ンダ等の各部材の強度上の関係から、シリンダ内圧力を
ある限度以下に押える必要がある。
その手段として、一般に、機関の圧縮比をある程度下げ
るような手段がとられている。
るような手段がとられている。
しかし、その結果、寒冷時の始動困難や低負荷時に白煙
が発生するという不都合が生じる。
が発生するという不都合が生じる。
そして、この寒冷時の始動の困難さは、グローヒータや
サーモスタート等の使用によって解決しているが、低負
荷時の白煙の発生の解決については、例えば、バーナで
給気を加熱する方式が提案されているが、これは装置が
複雑となり、また、余分な熱エネルギを消費するため、
製造費、運転費がともに増大すること・なって、あまり
好ましいものではない。
サーモスタート等の使用によって解決しているが、低負
荷時の白煙の発生の解決については、例えば、バーナで
給気を加熱する方式が提案されているが、これは装置が
複雑となり、また、余分な熱エネルギを消費するため、
製造費、運転費がともに増大すること・なって、あまり
好ましいものではない。
本考案は、低圧縮比機関における低負荷時の白煙発生を
内燃機関以外からのエネルギーの供給を受けることなし
に防止することを目的とする。
内燃機関以外からのエネルギーの供給を受けることなし
に防止することを目的とする。
即ち、本考案は過給機付内燃機関において、過給機から
の給気流に対して熱交換器が上流側になるように熱交換
器とインタクーラを給気管に配設し、前記熱交換器に機
関冷却用清水の循環する冷却水管を接続し、前記インタ
クーラに海水供給管を接続すると共に、該海水供給管に
インタクーラを迂回するバイパス管を取付け、かつ、バ
イパス管の分岐個所に感温タイプの切換弁を設け、過給
機からの給気流が所定温度以下のときは海水がインタク
ーラを迂回するようにしたことを特徴とする。
の給気流に対して熱交換器が上流側になるように熱交換
器とインタクーラを給気管に配設し、前記熱交換器に機
関冷却用清水の循環する冷却水管を接続し、前記インタ
クーラに海水供給管を接続すると共に、該海水供給管に
インタクーラを迂回するバイパス管を取付け、かつ、バ
イパス管の分岐個所に感温タイプの切換弁を設け、過給
機からの給気流が所定温度以下のときは海水がインタク
ーラを迂回するようにしたことを特徴とする。
次に、図面により、本考案の一実施例を説明する。
図は、清水により機関各部の冷却を行い、過給機のイン
タクーラは海水により冷却を行う、舶用の過給式低圧縮
比型機関の例を示している。
タクーラは海水により冷却を行う、舶用の過給式低圧縮
比型機関の例を示している。
図において、１は給気管で、該給気管１の左端は過給機
（図示せず）に、また右端は機関の吸気マニホルド（図
示せず）に連通ずる。
（図示せず）に、また右端は機関の吸気マニホルド（図
示せず）に連通ずる。
給気管１には、熱交換器２とインタクーラ３とが、給気
流に対して、熱交換器２が一ヒ流側になるように、配置
されている。
流に対して、熱交換器２が一ヒ流側になるように、配置
されている。
そして、熱交換器２には、機関各部を冷却した冷却水管
の末端４が接続されている。
の末端４が接続されている。
尚該熱交換器２から流出した冷却水は、管５により、冷
却水クーラ（図示せず）に流れる。
却水クーラ（図示せず）に流れる。
インククーラ３は通常のもので、該インタクーラ３には
、ポンプ６により海水が供給される。
、ポンプ６により海水が供給される。
そして、この海水供給管７には、過給機を出た給気の温
度を検知し、その温度が所定値以下のときには、ポンプ
６の吐出水をバイパス管８に流し、海水のインタクーラ
３への流入を遮断する感温式の切替弁９が設けられてい
る。
度を検知し、その温度が所定値以下のときには、ポンプ
６の吐出水をバイパス管８に流し、海水のインタクーラ
３への流入を遮断する感温式の切替弁９が設けられてい
る。
次に、本装置の作動を説明する。
機関の低負荷運転時には、過給機から吐出される給気は
温度が低いため、切替弁９は、ポンプ６の吐出海水をバ
イパス８に流し、インタクーラ３は給気を冷却する作用
を奏さない。
温度が低いため、切替弁９は、ポンプ６の吐出海水をバ
イパス８に流し、インタクーラ３は給気を冷却する作用
を奏さない。
一方、熱交換器２には、機関各部を冷却して高温（８０
〜１００℃）となった冷却水が流入して、過給機から吐
出される給気を加熱する。
〜１００℃）となった冷却水が流入して、過給機から吐
出される給気を加熱する。
したがって、低負荷運転時に過給機から吐出される給気
の温度が低くても、給気は、熱交換器２で加熱されて高
温となって、機関の給気マニホルドに送られること・な
り、低負荷時の白煙の発生が防止されることになる。
の温度が低くても、給気は、熱交換器２で加熱されて高
温となって、機関の給気マニホルドに送られること・な
り、低負荷時の白煙の発生が防止されることになる。
なお、機関の定格運転時には、過給機から吐出される過
給空気の温度は、ｌ００℃以上となるから、熱交換器２
に冷却水を流通し続けても、これにより、過給気が加熱
されるおそれはなく、また燃交換器２はインタクーラ３
の上流に設けられているから、過給気が加熱されること
はない。
給空気の温度は、ｌ００℃以上となるから、熱交換器２
に冷却水を流通し続けても、これにより、過給気が加熱
されるおそれはなく、また燃交換器２はインタクーラ３
の上流に設けられているから、過給気が加熱されること
はない。
勿論このようなときには、インタクーラ３には海水が流
れて過給気を冷却する点は、従来例と同様である。
れて過給気を冷却する点は、従来例と同様である。
上記のように、本考案は過給機付内燃機関において、過
給機からの給気流に対して熱交換器が上流側になるよう
に熱交換器とインタクーラを給気管に配設し、前記熱交
換器に機関冷却用清水の循環する冷却水管を接続し、前
記インタクーラに海水供給管を接続すると共に、該海水
供給管にインタクーラを迂回するバイパス管を取付け、
かつ、バイパス管の分岐個所に感温タイプの切換弁を設
け、過給機からの給気流が所定温度以下のときは海水が
インタクーラを迂回するようにしたので、過給機から供
給される給気流は、その温度が低いときには、機関冷却
水によって加熱されると共に、インタクーラで冷却され
ないため、該給気は、加熱状態で吸気マニホルドに送ら
れることになり、低負荷運転時の白煙の発生を防止する
ことができる。
給機からの給気流に対して熱交換器が上流側になるよう
に熱交換器とインタクーラを給気管に配設し、前記熱交
換器に機関冷却用清水の循環する冷却水管を接続し、前
記インタクーラに海水供給管を接続すると共に、該海水
供給管にインタクーラを迂回するバイパス管を取付け、
かつ、バイパス管の分岐個所に感温タイプの切換弁を設
け、過給機からの給気流が所定温度以下のときは海水が
インタクーラを迂回するようにしたので、過給機から供
給される給気流は、その温度が低いときには、機関冷却
水によって加熱されると共に、インタクーラで冷却され
ないため、該給気は、加熱状態で吸気マニホルドに送ら
れることになり、低負荷運転時の白煙の発生を防止する
ことができる。
また、バイパス管を迂回した海水は清水クーラ等の冷却
に利用できる利点がある。
に利用できる利点がある。
また、機関が定格出力運転となると、過給機から吐出さ
れる過給気の温度は高くなり、このときには、インタク
ーラが正常に作動して、該給気を冷却するから、機関の
充填効率が低下するおそれはない。
れる過給気の温度は高くなり、このときには、インタク
ーラが正常に作動して、該給気を冷却するから、機関の
充填効率が低下するおそれはない。
そして、本装置における給気加熱用の熱エネルギは、機
関の排熱を利用するものであるから、給気加熱のために
、別にエネルギを要しないこと・なり、それだけ機関の
運転コストを安くすることができると共に、本考案では
、熱交換器を給気系に設置するだけでよいので、製造コ
ストは安く、また既設機関にも簡単に適用することがで
きる等の作用・効果を奏するものである。
関の排熱を利用するものであるから、給気加熱のために
、別にエネルギを要しないこと・なり、それだけ機関の
運転コストを安くすることができると共に、本考案では
、熱交換器を給気系に設置するだけでよいので、製造コ
ストは安く、また既設機関にも簡単に適用することがで
きる等の作用・効果を奏するものである。
図は本考案の一実施例を示すものである。
１・・・・・・給気管、２・・・・・・熱交換器、３・
・・・・・インタクーラ、４・・・・・・冷却水管の端
部、６・・・・・・ポンプ、８・・・・・・バイパス管
、９・・・・・・切替弁。
・・・・・インタクーラ、４・・・・・・冷却水管の端
部、６・・・・・・ポンプ、８・・・・・・バイパス管
、９・・・・・・切替弁。
Claims (1)
- 過給機付内燃機関において、過給機からの給気流に対し
て熱交換器が上流側になるように熱交換器とインタクー
ラを給気管に配設し、前記熱交換器に機関冷却用清水の
循環する冷却水管を接続し、前記インタクーラに海水供
給管を接続すると共に、該海水供給管にインタクーラを
迂回するバイパス管を取付け、かつ、バイパス管の分岐
個所に感温タイプの切換弁を設け、過給機からの給気流
が所定温度以下のときは海水がインタクーラを迂回する
ようにしたことを特徴とする過給機付内燃機関の給気加
熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977056717U JPS5813075Y2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 過給機付内燃機関の給気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977056717U JPS5813075Y2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 過給機付内燃機関の給気加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53152009U JPS53152009U (ja) | 1978-11-30 |
| JPS5813075Y2 true JPS5813075Y2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=28953887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977056717U Expired JPS5813075Y2 (ja) | 1977-05-06 | 1977-05-06 | 過給機付内燃機関の給気加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813075Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5882438U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | 株式会社小松製作所 | 高速デイ−ゼル機関の吸気加熱冷却装置 |
| JP6724621B2 (ja) * | 2016-07-20 | 2020-07-15 | アイシン精機株式会社 | 車両用熱利用システム |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3450109A (en) * | 1966-02-03 | 1969-06-17 | Jean Louis Gratzmuller | Supercharged diesel motors |
-
1977
- 1977-05-06 JP JP1977056717U patent/JPS5813075Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3450109A (en) * | 1966-02-03 | 1969-06-17 | Jean Louis Gratzmuller | Supercharged diesel motors |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53152009U (ja) | 1978-11-30 |
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