JPS58126653A - ビ−ム浸透型陰極線管 - Google Patents

ビ−ム浸透型陰極線管

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JPS58126653A
JPS58126653A JP798183A JP798183A JPS58126653A JP S58126653 A JPS58126653 A JP S58126653A JP 798183 A JP798183 A JP 798183A JP 798183 A JP798183 A JP 798183A JP S58126653 A JPS58126653 A JP S58126653A
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correction lens
front plate
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voltage
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/20Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes for displaying images or patterns in two or more colours
    • H01J31/208Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes for displaying images or patterns in two or more colours using variable penetration depth of the electron beam in the luminescent layer, e.g. penetrons

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ハヒーム浸透型陰極線管(beam penet
rationcathode ray tube )に
関し、4IKその発色を変化させるため可変加速電圧を
変化させた場合のスポットの位置の変門を打ち消すこと
に関する。
ビーム浸透型カラー陰極線管(以FではCftTと称す
る)では、電子ビームが前面板の螢光物質に衝突する速
度を変えることによつ°〔その電子ビームが衝突したこ
とにより発光し”(いる箇所(μ丁、トレースと称する
)の発色を変化させることができる。所要の速度変化は
、電子ビームが受ける加速電圧を変えることによつ°〔
作られる。ある加えられる単一電圧を変えることによっ
てなされる。いわゆる「分割陽極JCRTにおい′〔は
、前述の速度変化は前面板のみに加えられる電圧を変え
、漏斗部に加えられる電圧を一定に保つことKよつ°C
得られる。いずれの場合も、いま入手できる螢光物質に
おいては充分な発色の変化を得るためには数千ボルトの
前記電圧変化を必要とする。
ビーム浸透型カラーCRTの積年の問題はトレースの発
色を変化させると偏向率が40%も変化することである
。色が変えられるにつれ°〔、電子速度のCRTの縦軸
(μ下では前面板に垂直な方向を縦方向、またCRTの
縦軸を通りかつ縦軸に直交する面内にある直線の方向を
半径方向と称する)方向成分は変化するため、偏向機構
によつ°〔電子が偏向を受ける時間が変化する。その結
果偏、地。
向電界或は磁界が同一であつ′〔も発色を変化されると
前面板上のトレース位置も変化する。縦方向の速度が低
下するにつれ”C半径方向の変位が大きくなり、かつ偏
向率(v/cIL)が低くなる。もし補償をしないなら
ば、これらの変化によって、発色を変化させると像の大
きさも同時に変化し°Cしまうことになる。当然ながら
儂の大きさはその色には影響を受けないことが望ましい
偏向率の色依存性の問題に対する従来の解決法は、色が
変えられるKつれて偏向増幅器の利得を変えることであ
った。これは、偏向増幅器の回路と、ビーム浸透型カラ
ーCRTの制御全体との双方を複雑にする。その理由は
所要の利得変化がいくつかの値をとることがある高い印
加電圧の関数なければならないからである。偏向率のこ
の変化がCRT自体の内部で打ち消され、CRTに加わ
る高圧の可変電圧の(tLKかかわりなく、偏向増幅器
を固定利得で作動させることができればその方が望まし
い。
水平および垂直偏向率の補償を行った場合、例えば前面
板の中心からその隅へ伸びる主対角線のような、対角線
方向についてもこれらの補償の合成量が正しい補償を与
えるようにならなければならない。対角線方向の補償が
不適切な場合、表示パターンに樽形ひすみまたは糸巻形
ひずみをもたらす。拡散メツシュ(expansion
 mesh )を備え°CいるCRTでは、水平および
垂直拡散度は、拡散メツシュを囲む電界強度の変化によ
って調節することができる。このような拡散度の変化に
よって所要の偏向率補償を得ることができる。しかし拡
散メツシュは水平および垂直の横方向速度に単に独立し
°〔影響を及ぼすものではなく、あらゆる半径方向への
拡散が行われる。したがって、各半径方向毎に適切な拡
散率を選択し°〔実現することにより、ひずみのない偏
向率補償を行わねばならない。
に深たれるビーム浸透型カラーCRTを提供することで
ある。
本発明の他の目的は、最大の色変化に相当する範囲内で
印加高圧を任意に変化させ°Cも、水平および垂直偏向
率が自動的かつ連続的に一定に保たれるビーム浸透型カ
ラーca’rを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、拡散メツシュを備える静電
偏向ビーム浸透型カラーCRTの偏向率を一定にし、発
色の変化による樽形または糸巻形ひずみをなくすことで
ある。
本発明によれば、上記及びその他の目的は、静電偏向分
割陽極ビーム浸透型カラーCRTにおい°〔、管の軸を
中心として補正レンズを置くことにより達成される。好
適な実施例において、補正レンズは拡散メツシュの近傍
であるCRTの外管の漏斗領域の入口における円錐部分
の内側の導電領域によつ°〔構成される。この補正レン
ズは分!1JII極前面板に電気的に接続され、両者は
同じスイッチされた高圧を受ける。補正レンズの形状は
、水平、垂直および対角線方向に関し”〔の半径方向速
度の補償に変化を与える(すなわちこれらの各方向毎に
拡散量を異ならせる)ために、拡散メツシュの作用と相
互作用するように選択される。これらの半径方向速度の
変化は、縦方向加速度の変化によって引きおこされる偏
向率の変化を打ち消す。
この補償動作は単に選択された電圧につぃ°Cだけでは
な(、前面板への全ての印加電圧について正しく動作す
る。かくて、発色を変化させ°Cも垂直および水平の偏
向率は全体とし°C見ると変化せず自動的に一定に保た
れる。選択された量の補正は対角線方向を含むすべての
半径方向につい゛〔行われ、表示骨にはひずみが誘起さ
れない。
また、磁気偏向分割陽極ビーム浸透型CRTK関する水
平および垂直偏向率の補正は、管の軸を中心としかつ偏
向ヨークの入口端に近いCRTのネック部の内側に胃か
れる禰正レンズによって行われる。補正レンズの電圧は
前面板の高圧に応じて変化される。磁気偏向領域内の電
子ビームの縦方向速度変化は前面板領域内における縦方
向速度の変化な補償するように制御される。これKより
磁気偏向領域における偏向量が変化し、その結果偏向率
は最終的に一定となる。
以ドでは図面に基い;本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明にかかるCRTを示す図である。
第1図においてC)LTIの電子銃アセンブリ6の出口
端には、「メツシュ罐(mesh can月5の上に支
持さ7tた拡散メツシュ(それ自体は見えない)が置か
れている。C)tT外管の内側であって、拡散メツシュ
および漏斗の入口の近くには、4ケ所に丸い突起がある
、少しテーパが付いた円柱形をした導電性の補正レンズ
3が置かれている。補正レンズ3は、外部導線(図示さ
れていない)によって分割陽極前面板に電気的に接続さ
れている。
基本的に一定の幅を持つ誘電体被覆ギャップ4は、CR
’rtの漏斗部の残り部分の内側の導電性被覆(以下、
漏斗部被覆と称する)2から補正レンズ3を分離する。
漏斗部被覆2は従来どおりであるが、ただしその細い方
の端部の形状は誘電体被覆CRT1の前面板から電気的
に絶縁され゛〔いる。
CRTI  は小形高画質カラー・グラフィック表示装
置に用いるようにされている。その前面板にはおよそ幅
(水平方向)5インチ(127ml)、高さく垂直方向
)4インチ(101,6m )の観測区域を有し、長さ
は約15インチ(38181)である。
C)ITI  の各部の形状を描き易(するため、第1
図におい°〔はCRTI  をその通常の使用位置から
縦軸のまわりに1/4回転させ°〔図示しである。
従ってここでは水平軸と垂直軸との間の空間関係は入れ
替っている。このようにして管の広い側が図示され、説
明のだめの特徴がより大きく描かれている。
第1図に示されたCRTは、最大垂直偏向感度を必要と
するオシログラフ用として設計されたものではなく、む
しろ水平および垂直偏向感度がほぼ等しいことが最も好
都合であるグラフィクス方い)、その次に垂直偏向が行
われる。偏向の一方の軸が他方の軸よりもはるかに高感
度であるように設計されたCRTについても本発明が等
しく適用できることは当業者にとって明らかであろう。
第1図のCI(TI  とは対照的に、第2図は在来の
分割陽極ビーム浸透型カラーCRT7の一部分の断面図
である。このようなCRT7では、外管8の漏斗部分の
内部は導電性の漏斗部被覆10が施され〔いる。この漏
斗部被覆は拡散メツシュ11の前方から前面板のかなり
近くKまでのびている。
別の導電性領域9が、前面板上の螢光物質の上に被覆さ
れ゛〔いる。漏斗部被FliIOは固定高電圧源に接続
されるが、導電性前面板被覆9は可変高電圧源に接続さ
れる。
この在来形分割陽極ビーム浸透型CRTによる偏向率の
色値′性の基本原理は、第2図をよ(見れば容易に理解
される。第2図において点@12a乃至12dは、おの
おの前面板電圧が+15kVである場合(@ )レース
用)における、いろいろな量の偏向a乃至dについての
電子ビームの軌跡を表わす。軌#12a乃至12dはあ
る偏向率で作られる無ひずみパターンを形成する。一方
第2図の実線13a乃至13dで表わされる軌椿は軌跡
12a乃至12d  と著しく異つCいるが、その条件
の違いは前面板電圧が+9kV (赤トレース用)に低
下しただけである。
本釣に同一である。おのおのの軌跡に相当する電子は漏
斗部被覆lOによって◆実上同じ瞳だけ加速される。ま
た半径方向の速度につい°〔も偏向板および拡散メツシ
ュによっていったん与えられた後、行程中の上記2/3
の部分におい゛(は一定に保たれる。軌跡12a乃至1
2dの場合、電子の速度の縦軸方向の成分は、導電漏斗
部被6[10によつ′〔いったん加速されると、電子が
前面板に当たるまで基本的に不変である。それぞれの半
径方向の速度は、拡散メツシュの領域を出た後は一定に
床たf’Lる。従つ°〔軌跡12a乃至12dはほぼ直
線である。ところが一方前面板電圧を低下させると電子
が画面板に近づくにつれて縦軸方向の速度は次第に減少
するが、半径方向の速度はほぼ一定に深たれる(実際に
は少し増加する)。電子が軸方向に減速するにつれて、
電子が前面板に衝突するまでに半径方向に移動できる時
間が長(なる。したがつ°C軌跡13a乃至13dの最
後の部分は、前面板に近づくにつれ”〔湾曲度を増す。
その結果、偏向率が大幅に減少しくすなわち偏向感度が
増加し)、糸巻形ひずみや樽形ひすみは基本的にないも
ののより大きな儂が作られる。
第3図は第2図に似ているが第1図にしたがつ°〔作ら
れたCRT14の上部の断面図である。外管の内側には
、導電性被覆17(第1図の補正レンズ3に相当)、1
5(第1図の漏斗部被覆2に相当)、および16(前面
板の分割陽極)が施されている。弾性接触子、ボッグ・
スルー(pop −through、  穴を密閉した
スルーホール状の構造をした表裏接続用の電極)、およ
び金量製のアノード・ボタンなどの従来からある種々の
手段によって補正レンズ用の導電性被覆17どの電気的
接触を得ることができる。絶縁塗料の層18が、導電性
被覆17と15を分けるギャップ4に施されている。同
様な絶縁層が、漏斗部の導電性被覆15と前面板の導電
性被覆16とを分離するように施され°Cいる。本例で
は、ギャップ40幅は約2.5鵡(1710インチ)で
ある。導線19は漏斗部の導電性被覆15を固定高圧電
源に、すなわち本例では+15kvに接続する。もう1
つの導線20は、前面板の導電性被覆16および補正レ
ンズ用導電性被覆17の両方を+9〜+15kVの値を
とる可変高圧源に接続する。また、電子銃アセンブリ2
2の出口端にある拡散メツシュ21も示され°Cいる。
補正レンズ用の導電性被覆17が置かれる外管の内部は
、2個の円錐面から成っている。漏斗部の左側のギャッ
プ4の近傍部分は8°の円錐面になつ°〔いるが、すぐ
左の隣接部分(いわゆる「レデューサ」)は3ダの円錐
面になっている。以下の図の説明のために好都合なので
第3図において2翻 つの円錐円の交線である円(第3図では直線になつCい
るが3次元空間では円である)について触れ°〔おく。
第3図によれば、拡散メツシュ21の先端部は、CRT
の縦軸に添ツ”〔約5.1fi(0,2インチ)だけそ
の円形交線の面を越えた位置にある。
補正レンズ用の導電性被覆17038°部分の最も狭い
開口部がどんな形状でもほとんど或は全く影響しない。
それはこの開口部の位置が拡散メツシュ21から出る電
子から遠く離れ゛〔いるからである。その形状は円形と
し”Cも良い。2個の円錐面の交わる形状は、既に円形
として説明され“〔いる。補正レンズ用の導電性被覆1
7のもう一方の端である8°の円錐面側の縁の形状(第
3図)、および漏斗部の導電性波1[15の左縁の対応
する形状は、そんなに簡単には説明されない。これkは
、前述のとおり、また第1図hc見られるようく4ケ所
に丸い突起がついた形状をし゛〔いる。この突起付きの
形状は、補正レンズ用の導電性被覆17と漏斗被覆15
との間のギャップ4の形状にょっ°〔説明される。その
理由は、ギャップ40寸法形状がそれによって分けられ
るものの形状よりもはるかに描きやすいからである。ギ
ャップ4の形状がわかれば、残りの部分の形状も明白か
つ確実にわかることはもちろんであろう。
ギャップ4の形状の性質およびその形状が所望の補正を
果たす理由を述べる前に最後の注意をしておいた方が良
いだろう。ギャップ4が8°の円錐面に限定されるだけ
ではなく、4ケ所で38°の円錐面まで延びていること
がすぐにわかる。第5B図をざっと見れば、ギャップ4
をそれ自身1つの面と考えるなら、ギャップ4は4つの
折り曲げられた耳部24乃至27を具備している。知ら
れる限り、ギャップのこれらの曲げ領域は、曲げられて
いることにより特に望ましい性質を持つ−〔いるわけで
はない。所望の結果を得るため、4つの突起部の出入は
ある長さでなければならず、かつ拡散メツシュに関して
特定の位置に置かれなければならないということによる
ものである。すなわちレデューサおよび漏斗部の交線が
これらの出入の範囲内圧入ってきたので、突起部の最後
の部分が曲がったのである。本CRTは既存のCRTの
変形であり、これらの曲げを除去するため、拡散メツシ
ュの位置および外管の形状を再設計することは本プロジ
ェクトの範囲外であった。別のCRTではこのギャップ
の曲がった耳部はな(なったりまたもつとはつきりした
ものになったりもすム本CfLTにおい′〔はこの曲が
りははっきりした悪影響なしに単に無視された。
第4〜図および第4B図は、第1図および第3図の特定
なCRTについて、ギャップ4の正確な形状を示すため
、その作図法を説明する図であム図示されCいるのは平
面形状であり、これは紙またはマイラーのような適当な
媒体によつ0作られた場合は切り抜かれ、その端で接合
されかつ点線に沿って曲げられることによりギャップ4
の実際の三次元形状を構成する。すなわち、第4A図お
よび第4B図は基本的に形状を作る方法を示すものであ
る。この様にし0作られる形の大部分は8゜の円錐の表
面上にある。。
第4A図におい′〔、点線23は半径271.8酋(I
Q、フインチ)の円であり、2個の円錐の円形交線に相
当する。角0は約51°であり、8°の円錐を作るよう
に選択された。第4B図の形状を作るに・インチ)、2
98.50(11,75インチ)の同心の扇形を作る。
これらの扇形のセグメントは、同じ51゜の中心角に対
向し゛〔いなければならない。中心角を水平および垂直
軸に相当する4つの等しい部分に分割する。その主対角
線の位置(縦横比によって定められる)に相当するよう
に、4つの等しい各部分を細分する。第4A図において
角αが角βより小であるのは、異なる主対角線につい°
(の対称性が異なるからである。前面板が正方形の管で
は、α=βである。中心から一番外側のセグメントまで
9本の放射状の直線をツ匹パ〔8つの部分を作る。これ
らの放射状の直線に沿って規定半径のいろいろな小円セ
グメントの図示された中心を置き、小円を描(。これら
の各小円は関連する放射状の直線−ヒの一点で関連する
大きな円と相接する。
そこで、このギャップの形状の内縁および外縁に沿う連
続小円を結ぶ接線を引(。そしてこのギャップの形状に
図示の通りH,VおよびDの記号を与える。出来上った
形状を切抜き、第1および第9の放射状の直線に沿って
相当する縁を接合する。
そして半径271.81+JI (10,フインチ)の
円の中にある半径6.411m(0,25インチ)の形
状の部分を内方に曲げる。
この様にし0作られた円環状線片は、ひずみなしに第5
図Bに示されるような4ケの突起部を持つ円錐面を構成
する。記号H2vおよびDによつ・C1第5図へと第5
図Bは第1図ならびに第3図のCRTにあるギャップ4
の方向を示す。これが重要であるのは、記号Vの突起部
が記号Hの突起部より6.4111(1/4インチ)だ
け長いからである。
言うまでもないと思うが、第4A図および第4B図にお
いて述べられた具体的な値は、CRT外管の大きさ、形
状、およびその拡散メツシュに依存するものである。し
かし当業者は、補正レンズの形状を知れば、本例を参考
にし−〔異なる拡散メツシュを持つ異なるCRTについ
て同様な作図をすることができる。任意のCRTについ
て補正レンズの形状を選択する方法を以ドに簡潔に説明
する。
この−膜形状の作動理由を説明する面に、かかる補正レ
ンズの組立C法を簡潔に説明する。補正レンズおよび漏
斗部の導電性被覆はいずれも、アルミニウムの蒸着によ
って形成される。ギャップ形状を有するマスキング取付
具は、ステンレス鋼の薄板で作られている。それはレデ
ューサの内部に対して重力によつ′〔定位置に保持され
ている。
それは円錐表面のどんなわずかな偏心にも十分従電被覆
(3および2、または17および15)がブラシによる
手塗りなどのような任意の好都合な手段によって施すこ
とができる。
第6図は、電子ビームが拡散メツシュ21を出るとき電
子ビームに及ぼす補正レンズ17の補償作用を示すため
の図である。第2図に示されたものと同様、点線28a
乃至28d は分割陽極前面板16と漏斗部の導電性被
覆とを同電位(+15kV)に保った状態でのいろいろ
な偏向量に対する電子ビームの軌跡を表わす。実線で示
された軌跡29a乃至29dは分割陽極前面板の電圧が
+9kVに丁について電子ビームが最終的に前面板に衝
突する位置は前面板電圧の影響を受けない。
前面板16が漏斗部の導電性被覆15と同じ電圧で作動
されるとき、補正レンズ17も同じ電圧になる。結局全
体とし°CはC)tT全全体別の分割陽極や別の補正レ
ンズを持たない一様な内部導電性被覆を具備したのと同
じである。拡散メツシュ21は正常に作動する。すなわ
ち、拡散メツシュ21のすぐ外側の領域(例えば+10
0V)とCRTの外管の隣接部分(+15kV)との間
の電界は高傾度である。この高傾度の電界は、拡散メツ
シュ21の倍率を最大にする。
しカシ、前面板16 tf)電圧ヲ+9 k V 、 
或ハ+x 5kv〜+9kV の任意な都合のよい電圧
まで減少させると、補正レンズ17における電圧もそれ
にともなって減少する。これによつC拡散メツシュ21
の周囲の電界傾度が減少する。前面板に印加されるどの
様な電圧につい“〔も、この作用によって電子ビームが
拡散メツシュ21から出るときに電子ビームが受ける全
ての偏向角につい゛〔倍率が正しく減少する。この倍率
の減少量の選択は、この減少量と、電子ビームが前面板
に近づくにつれ”〔電子ビームが受ける進行方向軸(縦
軸)の減速およびわずかな半径方向の加速とb’一つり
合う様になされる。前面板電圧が套゛の様に変化しよう
とも、上述の倍率の減少も正しく追随する。第6図に示
されているのはCRTの平面図の一部であるから、ここ
で示され°〔いるのは水平偏向に関する電子ビームの軌
跡である。従って補正レンズ17の作動に関する上記記
事は、垂直偏向がないことを暗に想定し〔いる。すなわ
ち、対角線に沿うパターン補正は考慮されない。しかし
、かかる考慮は軸からはずれた方向の大きなパターンひ
ずみを防止するために必要である。
前述のとおり、第4図をよく見ると、補正レンズの垂直
方向に対応する突起部は水平方向のものよりも長いこと
が分かる。この理由から説き起こせば、対角線方向のパ
ターン補正方法に関するμ丁の説明がやりやすくなる。
補正レンズ素子3または17の電圧を減少させると、拡
散メツシュ210倍率はそれに応じて減少する。この基
礎となるスネルの法則を以下にごく手短かに説明する。
以下の様な定義を与える。
vl:拡散メツシュの内部および表面の領域の電位。
■2:拡散メツシュの外部領域の近くにおける電位。
01:メツシュを通過する電子の通路と通過点における
メツシュの接線とのなす角の余角。
0□:メツシュを通過したばかりの電子の通路と通過点
におけるメツシュの接線とのなす角の余角。
すると下式が成立する。
、灰sinθ1 =J¥; sin偽・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・filいま、拡散メツシュ
の表面の電位は約+100■である。拡散メツシュの外
部の電位は主に漏斗部の導電性被覆2または15による
ものである。補正レンズの目的はまず在来の分極陽極ビ
ーム浸透型CRTにおい゛〔漏斗部の導電性被覆のよう
な高圧で作動することであり、次に低圧で動作して低圧
の領域を作り、この領域を介在させることにより漏斗部
の導電性被覆に境れる高圧の影響から拡散メツシュ21
を一部遮へいし、それにより第(1)式の電位v2の実
効喧を小さくすることである。
拡散メツシュ上の1つの点と漏斗部の導電性被覆上で拡
散メツシュの前記点く最も近い点との関の距離を一定と
すれば、これらの点の間に介在する低電位部における物
理的分離が太き(なるほど、遮へいが大きくなりかつ電
位v2の実効値の減少量が太き(なる。しかし、電界の
性質をよく知つ〔いる者け、メツシュ上の今考え°Cい
る点を漏斗部へ近づけ5につれ°〔(すなわち前の文の
[一定電位■2の埴が低いことは、輪車着意電位v2が
分布する領域へ向かつ゛(入っていく電子ビームの倍率
が低くなることを意味する。明らかに、拡散メツシュの
外部に半径方向に分布し°Cいる電位v2のいろいろな
値は、補正レンズ素子3または17の形状の変化によつ
“〔変えることができる。すなわち、任意の半径方向へ
向けて拡散メツシュを離れた場合の水平および垂直軸方
向への倍率の低減の程度は、少なくとも次の2つの事項
の関数である:すなわち+11その半径方向における補
正レンズの幅;および(2)拡散メツシュの中心からビ
ームがメツシュを出るまでの半径方向に沿って測った距
離。第2の条件は第1の条件と同じ理由で重要である。
すなわちこの条件は高圧がかかつ“でいる漏斗部の導電
性被覆2または15とメツシュ七一部分の分離度に影響
し、したがって電位v2の実効値に影響するからである
。第2の条件(メツシュの中心からビームが出る位置ま
での距離)は基本的に、ビームが拡散メツシュを通過す
る前に偏向板がビームに影響を及ぼした程度の関数であ
ることに注意されたい。
補正レンズの垂直方向の突起部が水平方向の突起部より
も大きい理由を次に説明する。
水平偏向を考える。前述のとおり、ここで説明している
CRTにおい°C1水平偏向がまず行われるのは、前面
板の水平方向が垂直方向よりも広く、また水平偏向率と
垂直偏向率との差を最小にすることが望ましいからであ
る。これは、水平偏向をいっばいにかけた場合(ただし
垂直偏向なし)に、ビームが拡散メツシュの中心から十
分遠く(すなわち大きな半径方向の距離の位置において
)拡散メツシュを通過することを意味する。
他方では、最大垂直偏向(水平偏向なし)をかけ(も、
ビームはそんなに半径方向に大きな距離だけ離れた位置
では拡散メツシュを通過することはない。その理由は垂
直偏向板がメツシュに近い(垂直向きの半径方向速度に
よつ゛〔番番蓄岑1宴2偏向される時間が少ない)から
であるとともに、そもそも所要の偏向が少ない(前面板
の垂直寸法が水平寸法よりも小さい)からである。
前面板を低圧に切り替えると、水平および垂直の両偏向
率が率しい割合で減少するものと仮定する(実際には、
垂直偏向率の減少のほうが数パーセント大きい傾向があ
る。)そのとき要求されることは、拡散メツシュによる
水平および垂直倍率の等しい減少である(或はむしろ垂
直倍率の方の減少度を多少太きく(シなければならない
かもしれない)。しかし最大垂直偏向が大書丼かかつて
いる電子ビームが拡散メツシュから出る位置と拡散メツ
シュの中心との距離は水平偏向の場合に(らべて小さく
、また電圧傾度のうちの垂直偏向に関連するものは最大
水平偏向に関連するものほど大きくないにもかかわらず
、補正を行う装置はビームが拡散メツシュから出る場所
から遠く離れて作用してかつしかもより近い位置から作
用する水平方向の補正装置と同じ結果が得られなければ
ならない(少し大きな結果が必要とされる場合はなおさ
らである。)。したがつ゛〔所要の補正を行うためKは
、補正レンズ素子の垂直方向突起部なより長くしなけれ
ばならない。
いま主対角線方向の偏向を考え゛〔みる。これが起こる
のは、最大垂直偏向および最大水平偏向が同時に生じる
ときである。この条件下では、電子ビームがメツシュを
通過するとき、拡散メツシュの中心から偏向された電子
ビームの出口点までの距離が最大になる。この電子ビー
ムの出口点は漏斗部の導電性の被覆の高電圧に接近し゛
(いるの1狭い幅の介在電圧だけで電位■2の実効値の
所要変化を得ることができる。したがつ°〔補正レンズ
素子の幅は主対角線方向において最小である。これらの
最小値がおのおの等しいのは、半径方向の距離が各主対
角線につい°〔同じだからである。また4つの最小対角
線幅部分の関には太き(、また大きさが異なる水平部、
垂直部の幅がある。以上になる。
補正レンズ素子と漏斗部の導電性被覆との間のギャップ
4の幅の変化も補正レンズ自体の輪廓に影響することが
ある。これらの変化は1つの一定な全幅からもう1つの
幅への変化であったり、ギャップ401つの位置からも
う1つの位置への幅の局部変化であったりする。
ここに説明した補正レンズは、どんなCRTが与えられ
Cも、正確に補正する様に形成されるが、その補正レン
ズの形状はCRTの外管の大きさおよび形状に一部左右
される。外管の公差に注意を払わないと、各CRTが同
じ形式でありかつ他のものと直接置換可能であっても、
成るCRTでは正しい補正作用をする補正レンズの形状
が他のCI(Tでも正しい補正作用をするとは限らない
。外管の大きさおよび形状に関する適当な公差が保たれ
ない場合は、調節可能な量の電気可変利得を持つ偏向増
幅回路を備えることがどっちみち望ましいかもしれない
。しかし、ここでの可変性は2〜3%の利得変化量にす
ぎず、40%の変化を得るよりもはるかに容易である。
利得変化の正確な量は、CRTが取り付けられた後の較
正工程において調節されるが、これはその量がそれぞれ
のCRT*に変わり得るからである。
このCRTの経験よりすれば、外管の公差はそれほど格
別厳しいものは要求されないだろうし、また同一型式の
CRTであれば公差に特別の注意を払うことなしにCR
Tをいろいろ取りかえてもほぼ正確な補正がなされるで
あろうということが予想される。
補正レンズ素子の作動IjK埋について、以下に第7図
乃至第9図を用いて詳細に説明するっ第7図は、拡散メ
ツシュ31を備えた従来の静電偏向CRT30の断面図
である。前述のとおり、拡散メツシュ31の電位は約+
100Vであり、漏斗部の導電性被覆32および前面板
33の電位はおのおの+15kV  である。また同図
中には拡散メツシュ31とCRT内のその他の部分との
間におけるいろいろな等電位線も図示されている。
図から見られるとおり、電界傾度および等電位線の曲率
は拡散メツシュ31の最近部において最大となつ〔いる
。電子ビームの軌跡34a乃至34dに対してなされる
拡散作用の大部分は、軌跡上の電子が11.9kV  
の等電位線に達するまでに生じる。そし°〔13,9k
V  の等電位線に達するまでには極(小部分を除いた
全拡散が終了する。この点から先は電子はドリフト領域
に入り、その軌道はほぼ完全な直線となる。
第8図は第7図のCRT30  に似たやはり従来のC
)tT35の断面図であるが、漏斗部の導電性被覆37
から分離された分割陽極前面板38を使用する点が第7
図のCRTと違う。第8図の拡散メツシュ36は第7図
の拡散メツシュ31と同じであり、その周囲の電界も@
7図のものと(恐ら(完全にというわけではなく、はと
んど)同じである。したがってドリフト領域の端までは
、第8図のCRT35についても第7図のCRT30 
についても、任意の偏向曖に対して同じ拡散が生じる。
しかし、第8図のCRT35におい′Cはドリフト領域
は前面板38のかなり手前の、低減された電圧がかかっ
た前面板380近く2曲った等電位線の所で終る。いろ
いろな軌跡39a乃至39dの電子が半径方向に少し加
速されるとともに縦軸方向に大きく減速されるのはこの
領域内である。いろいろな記号Δa乃至Δdは、最終的
なトレース位置の誤差量を示す。
第9図は、本発明の一例がどの様にし°C第7図および
第8図の情況を変更しかつ組み合わせて動作するかを示
す図である。同図において静電偏向ビーム浸透型カラー
CRT40には、分割陽極前面板43に電気接続された
導電補正レンズ素子41が備えられ−〔いる。両者の間
には、おのおのから電気絶縁された漏斗部の導電性被覆
42がある。
第9図の左部分には拡散メツシュ44のまわりの電界の
等電位線が示されている。第7図および第8図の相当す
る電界とは対照的に、第9図の拡散メツシュ44の同り
の電界は電界−傾度が低(、また等電位線の曲率度も低
い。これらの図面を比べると、縦軸のご(近くでは電界
の傾度は基本的に同一であるが、拡散メツシュ44の周
辺に8つ°〔傾度の明確な減少が見られ、それとともに
等電位線はメツシュの曲率に従わなくなる。曲率の減少
は、約9kV未満のこれら等電位線を、導電補正レンズ
素子41と漏斗部の導電性被覆42との間のギャップの
方に「引き寄せる」ことによつ°〔生じる。明らかに、
拡散メツシュ44の中心から周辺へ向か5につれて顕著
になる電界傾度の減少とそれにともなう等電位線曲率の
減少とKよって、拡散メツシュ44上の各点における拡
散量は、中心から遠ざかるにつれて、第7図及び第8図
における拡散メツシュの対応する点の拡散よりも一層少
なくなつ゛〔いく。またギャップの位置は拡散量減少を
決定する重要な役割を演じ゛〔いることも明らかである
。ある種のCRTにおい°〔は既に述べた様に、偏向の
方向毎に補正レンズによる拡散量減少の瞼を異ならせる
ことが要求される。従ってこの補正レンズの形状は偏向
の方向に従い規則的に変化しかつ対称形となる。
したがって、軌跡45a乃至45d はおのおの、第8
図の対応する軌跡39a乃至39d  よりも少な(・
量だけ拡散される。軌跡45a乃至45dが前面板43
を囲む等電位線を通過するKっれ〔それらの線が受ける
縦軸方向の減速およびわずかな半径方向の加速は、先程
述べた拡散の減少な相殺し′〔結局第7図の軌跡34a
乃至34dと同じ点に衝突する(ここで記号a乃至dは
第7図乃至第9図で夫々同量の初期偏向を示す)。
拡散メツシュ44を囲む曲がった等電位線及び前面板4
30近くにある曲がった等電位線はおのオノ、レンズと
考えられる。各レンズの屈折力は、レンズを構成する素
子の電圧差およびこれら素子の形状によつ゛〔定められ
る。これらの素子である補正レンズ41および前面板4
3の電圧は相等しく、共に変化り、そして常にメツシュ
電圧より大きく、漏斗部電圧以下であるので、「拡散メ
ツシュ・レンズ」の電圧差(補正レンズ41と拡散メツ
シュ44との間)の減少はそのレンズの屈折力を低下す
るが、同じ電圧変化(この場合は漏斗部の導電性被覆4
2と前面板43との間)は「前面板レンズ」の屈折力を
増大する。これらのレンズの屈折力の変化は、電圧差の
複雑な関数である。おおざっばに首えば、屈折力とは電
界が電子を加減速する能力である。
容易にわかると思うが、補正レンズ素子(第9図では補
正レンズ41)の大きさおよび形状は、前面板電圧を最
も低い電圧まで振ったとき(例えば+15kVの高圧か
ら+9kVへ)正しい補正を与えるとき、中間の電圧直
でも基本的に正しく自動作動するように選択されること
が望ましい。補正素子電圧の低下によって作られる拡散
メツシュ・レンズによる半径方向の加速を減少させる機
能は、前面板レンズによる軸方向速度に減速させまた半
径方向の速度を増加させる機能によく似ている。補正レ
ンズ素子の寸法を調節することによって、拡散メツシュ
・レンズ機能は、最も低い電圧だけではなく中間の籠で
も、前面板レンズ機能の組合せ効果に合うように定める
ことができる。その後、1つのレンズの変化は、任意の
与えられた電圧変化について、他のレンズの相補変化に
よって自動的に相殺される。
第9図には示され°Cいないが、言うまでもなく、漏斗
部の導電性被覆42と前面板43との間の電界は前面板
の隅で最大の曲率を持っている。すなわち、漏斗部の導
電性被覆42から出°(前面板43に至る電気力線(等
電位線ではない)が密集し合うのは、「垂直側」と「水
平側」の表面が交わって1つの縁を構成する領域で外管
が曲るからである。したがって前面板レンズの屈折力は
隅が最大である。それにもかかわらず、本例の特定な管
では、これがある初期型の補正素子形状で見られたパタ
ーンひずみの大きな原因でなかったことは全く確かだと
思う。例えば、本CRTで、どんな補正レンズ素子も機
能させずに前面板電圧を低下させると偏向率が大幅に変
化するが、隅におけるパターンひずみは識別されない。
したがつ〔、これらの初期型の補正レンズの形状による
樽形ひずみは偏向の対角線方向についての過剰補正から
生じたものと思われる。
隅の領域の電子ビームについては、拡散メツシュ・レン
ズは主軸用についてと同量の倍率の低減隅に相当する補
正レンズ素子上の位置である。一方では、補正レンズ素
子(第9図の補正レンズ41゜第6図及び第3図の補正
レンズ用の導電性被覆17゜第1図の補正レンズ3)の
これらの点が、そこでの最小の幅に基いて拡散メツシュ
の作用についての倍率を低減させると主張したくなるが
、他の2つの考慮も必要である。拡散メツシュで対角線
方向の電子ビームが出る一番端の位置は、電子ビームを
漏斗部の導電性被覆から出る電界に最も近い位置に置く
ので、比較的小さな間に介在する電界でも依然とし°C
明白な効果を持つ′Cいる。次に、rDJと記された最
小幅の点は、それだけで完全に孤立しくいるわけではな
い。それらはかなりけわしい突起部によ・つて両側を囲
まれ゛〔いる。これらの突起部のへりはrDJで表わさ
れた場所と相互作用するので、拡散メツシュにおける対
角線方向についての電界の乱れは、補正素子が「実際よ
りも広く見える」ことの結果と思われる。したがつ°〔
この2つの理由で、補正レンズ素子41,17゜3に関
する上述の形状は実際に、最大偏向時の対角線方向につ
い°〔他の偏向方向と同じ公称量の倍率低減をもたらす
解析モデルによる動作解析を行った場合、たとえコンピ
ュータを使ったとし°Cも、必ずしも最も正確かつ信頼
性のある情報を得ることができるわけではないというこ
とは、電子光学部門の当業者にとつ°〔驚(に当たらな
いと思う。このモデリングの手法が傾向を予測する程度
にしか役に立たないことはしばしばある。本例のCRT
の補正レンズ素子の形状を開発する場合もその例にもれ
ず、所要の大きさ、形状、および場所を知るために多く
の試行錯誤が必要とされた。
軸線上の倍率補正の実境可能性を示唆するコンピュータ
モデルを使用した最初の調査は経験的試行において確か
められた。経験に基く見積りおよび詳細な試行により、
垂直軸方向の端部に2個の突起部を持つほぼ円筒形の補
正レンズ素子が作られた。この補正レンズはすべての中
関電座でも軸上の偏向率変化を良好に補償した。しかし
これらのいろいろな初期型の補正レンズの形状は有望と
されたが、思わぬ樽形ひずみを招いた。樽形ひずみの原
因の追求の結果、拡散メツシュの中心から電子ビームが
出る場所までの半径方向の距離に関する拡散メツシュの
前述の特性がわかった。この特性の解明に基い°C4つ
の突起部のある形状が得られた。これらの突起部の効果
は著しく相互作用する。従つ゛〔その大きさおよび位置
を選択するためには、数度の試行錯誤を繰り返すことに
よりすべ゛〔の電圧で適当な偏向率補正を行うと同時に
適当なパターン補正を行う形状を選択しなければならな
い。
開発作業は下記の結果を得゛〔終了した。赤色用の+9
kV の電圧で、表示儂がごくわずか過剰補正される。
すなわち、赤色儂および同じ縁色儂(+15kV)はほ
んのわずかに認められるt()レース線幅の1/4、す
なわち約o、o o s インチ(1271Im))だ
け、大きさが違う。前面板電圧の上昇につれて誤差はこ
の極大状態から次第に減から緑色までは基本的に完全で
ある。どんな発色をしている状態でもそれとわかるパタ
ーンひずみは存在しない。
形状の決定は、試行錯誤と、有限1!素法によるコンピ
ュータ解析とを組み合わせ°C達成された。
任意な多くの周知のコンピュータ・プログラムがこれに
関して役立つ。1つのかかるプログラム+’4米国のス
タンフォード−線型加速器センタによって1973年に
発表されたウィリアムB、ハーマンスフルトの「電子軌
道プログラム」雄、出版番号SLへC−166(A )
UC−28であり、これは契約番号14’r(04−3
)−515K基ツ@ A F、C向1rjに開発された
ものである。このFORTRANプログラムは、米国商
務省の一部でありバージニア州スゲリングフィールドに
ある米国技術情報サービス(NTIS)から入手するこ
とができる。
最終的な形状がいったん知られると、補正レンズ素子の
形状と前面板の形状とにはある種の関係があるのではな
いかということが視察によって推測された。大幅に異な
る設計のCRTに対しCもこの関係を一般化して適用す
るのがどれだけ確かなことかは不明であることをことわ
った上で、この関係の推測な以下に示す。
補正レンズ素子の縁の形状は、CRTの外管の漏斗部分
に隣接する円錐表面上へ前面板の矩形形状を投影したも
のと同じであるか似°〔いることが観測された。その説
明のため、ここで8°の直円錐から作られる直円錐台で
拡散メツシュの近(におけるCFtT外管に相当する寸
法を持つ直円錐台を考える。そし′にの直円錐の軸の上
に第1の点を選択する。多くの場合その点は断面の広い
端よりも狭い端の方に近いだろう。更に前面板と相似形
の長方形を考える。この長方形は直円錐台の軸に垂直な
面内圧あり、かつその中心が多くの場合この直円錐台の
軸上のその狭い端よりも広い端に近い1llcある。更
に第1の点に軸支され、かつ前述の矩形の縁と交わる直
線を考え、この直線を前述の矩形の縁に添っC−周させ
る。その結果得られるところの、この直線と円錐台の表
面との交点の軌跡は第1図及び第5図に示された補正レ
ンズ素子41,17.3の縁の形状に類似したものにな
る。
本発明の原理は、拡散メツシュを持つ別の静電偏向CR
Tの拡散メツシュの作用に補正を加えるのに使用されC
いる。そのCRTは固定加速電圧で作動する単色CRT
であり、元来拡散メツシュを含まない設計のCRTであ
った。標準の容易に入手できる拡散メツシュを管に入れ
て、その偏向感度を増大させることが望まれた。所望の
感度の増大は得られたが、その代わりに対角線方向ρに
沿う拡散の量が不適切であることに起因したパタわ 一ンひずみがそれとかかる量になるという副作用があら
れれた。このひずみは、基本的には上で説明されたもの
に似°Cいるが、固定電圧で作動される補正レンズ素子
の使用により除去された。
ここに説明された補正レンズ素子が必ずしもCI(Tの
外管の内側の導電被覆である必要はないがことは理解で
きるだろう(もつともこれがしばしば最も具合のよい方
法であるが)。電子ビームの軌跡に影響を及ぼす他の手
段、たとえば薄金属板で作られかつビームの通路の回り
に適当に置かれた形状などが使用される。たとえば前項
の単色C1(Tの例におい゛〔は、金属タブが絶縁隔離
器によつ”(メツ7ユ罐に取り付けられた。
以上の説明は静電偏向型のC)tTについてのものだっ
たが、磁気偏向型のCRTでも同様の補正ができる。
第10図は、漏斗部の導電性波61148から分離され
た分割陽極前面板47を持つ磁気偏向ビームい)に接続
され、またもう1つの導線50は漏斗部の導電性被覆4
8を固定高圧源(これも図示されていない)に接続する
。CRT46のネック部にある電子銃アセンブリ(図示
されていない)は、集束電子ビーム51を出す。磁気偏
向ヨーク・アセンブリ52は水平および垂直の両偏向コ
イルを含み、これらは適当な偏向増幅器(図示されCい
ない)によって駆動される。
静電偏向CRTの場合のように、)レースの発色変化は
分割陽極前面板に印加される正の高圧を変更することに
よって達成される。本例では、漏斗部の導電性被覆が+
20kV  の固定高圧で作動すること、および分割陽
極前面板が+10kV  〜+20kVの範囲で作動す
る。
板は+20kVの上限電圧いっばいまで振られ〔いるも
のとする。どんな補正レンズもないものとすれば、上の
軌跡53のものと同様な初期偏向量を与えかつ分割陽極
前面板47の電圧&+10kVまで低下させた場合の軌
跡は点4154の様になる。
静電偏向CRTの場合と同様、偏向過程により電子ビー
ムに半径方向の速度が誘起される。減少した面板電圧に
より、電子ビームが前面板に近づくにつれてビームの縦
軸方向速度が減速される。その結果生ずる走行時間の増
加により、半径方向の速度が會m修−大きくなり、その
結果偏向が大きくなる。
いま環状導電表面の形をした補正レンズ55の効果を考
えてみると、このレンズはCRT46のネックの内側に
置かれ、電子ビーム51の通路を中心とし−C軸方向に
置かれる。この補正レンズ55が置かれる場所は、電子
ビーム51がヨーク52により作られた磁気偏向の領域
に入るより前である。導線56は補正レンズ55を第2
町変高圧源(図示され°〔いない)に接続する。トレー
スの発色が変えられるにつれて、第1および第2高圧源
は次のように同時に変化する。すなわち分割陽極前面板
47に加えられる電圧が減少するKつれて、補正レンズ
55に加えられる正の高圧が増加する。
補正レンズ55の電圧の増加により、電子ビーム51は
その走行時間を一定に保つに要する量だけ縦軸方向に加
速される。その結果、電子ビームの軌跡57の前面板4
7への衝突点が軌跡53のものと同じであるととに示さ
れるとおり、偏向率は一定となる。同様に、分割陽極前
面板47に加えられる電圧が増加するにつれて、補正レ
ンズ55に加えられる正の高圧は減少する。磁気偏向C
RTが自動集束回路を具備するならば、補正レンズに加
えられる電圧を制御する回路に自動集束回路をも結合す
ることが望ましいかもしれない。
上述の代替実施例は拡散メツシュのない静電偏向CRT
にも適用できることは、当業者によつ°〔理解されるも
のと思う。
【図面の簡単な説明】
!I1図は本発明にかかるビーム浸透型カラーCRTの
斜視図、第2図は従来技術によるビーム浸透型カラーC
RTの部分断面図、第3図は第1図に示された本発明に
かかるビーム浸透型カラーCRTの断面図、第4A図及
び!48図は第1図中のギャップの形状を説明する図、
a!5図は第1図中のギャップの立体形状を説明する図
、第6図は電子ビームが拡散メツシュを出る時の補正レ
ンズの作用を説明する図、第7図は従来の静電偏向Cに
Tにおける内部の電位と電子ビームの軌跡を示す図、第
8図は従来のビーム浸透型カラーCRTにおける電子ビ
ームの軌跡の変動を説明する図、第9図は本発明にかか
るビーム浸透型カラーCRTにおける補正効果を説明す
る図、第10図は本発明にかかる電磁偏向ビーム浸透型
カラーCRTの動作を説明する図である。 2:漏斗部被覆、 3:補正レンズ、 4:ギャップ、
  6:電子銃アセンブリ、  15:漏斗部の導電性
被覆、  16:前面板の導電性被覆、17:補正レン
ズ用の導電性被覆、 21:拡散メツシュ、 47:分
割陽極前面板、 48:漏斗部の導電性被覆、 52:
磁気偏向ヨーク・アセンブリ、  55:補正レンズ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電子ビームを放射する電子銃と、 偏向信号に応答し゛CC前篭電子ビーム偏向する偏向手
    段と、 可変加速電圧に応答して偏向された前記電子ビームに加
    速度を与える可変加速手段と、偏向され加速度を与えら
    れた前記電子ビームの衝突によつ”〔励起された部分に
    発光表示を与える発光性前面板 とを有するビーム浸透型陰極線管において、前記可変加
    速電圧に応じた可変補償電圧に応答し−C補償電界を発
    生する偏向率補償手段を前記電子ビームの経路上に設け
    たことを特徴とするビーム浸透型陰極線管。
JP798183A 1982-01-19 1983-01-19 ビ−ム浸透型陰極線管 Granted JPS58126653A (ja)

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US340683 1982-01-19

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