JPS58122222A - ウインドガラスの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のウィンドガラスの取付構造に関し、特
に接着剤によってウィンドガラスを車体バ洋ルに固定す
る接着構造の改良に１関する。

周知のように、第１図に示されたような乗用車のウィン
ドガラス、例えばフロントウィンドガラスＡＦｉｉ２図
示のような構造で車体パネルに取付けられる場合がある
。即ち、第２図におイテ、符号１　ｉｊルーフパネルで
あって、フロントウィンドガラスＡはこのルーフパネル
１のフランジ１ａとの間に介在される一液性ウレタンシ
ーラント等の水硬性接着剤２により車体に固定する。そ
して、同フロントウィンドガラスＡの車外側表面をモー
ルディングファスナ３に支持されたモールディング４で
覆い、前記フランジ１ａとフロントウィンドガラスＡの
室内側表面との間にダムラバー５を介在させて前記接着
剤２のはみ出しを防止する。

ところで、このような目的に用いられている従来のダム
ラバー５は、第３図示のように、柔軟なスポンジ５ａを
基材とし、との基材の表面に天然ゴム層から々る表皮５
ｂを破覆したもので作られている。したがって、前述し
た水硬性接着剤２が位置される空間Ｂけ、モールディン
グ４及びダムラバー５によって外気からほとんど隔絶さ
れた状態になる。このため、従来の取付構造では、水硬
性接着剤２が外気の水分を充分に含むことができなくな
り、接着剤の硬化速度が遅く、ウィンドガラスの安定し
た固定状態を得るまでに数時間程度の時間を必要として
いる。勿論、このような遅い硬化時間は車体組立工程の
複雑化や組立時間の長時間化といった各種の整置を招ね
く。

本発明は、前述したような従来の水硬性接着剤の硬化速
度の改善を目的としたものであって従来のダムラバーの
代りに、水分を含浸させた通気性の新規なダムラバーを
用いるだけで、水硬性接着剤の硬化時間を短縮させよう
とするものである。

第４図は本発明で用いるダムラバー５Ａの断面を示し、
このダムラバー５Ａは、例えばポリウレタン、ポリスチ
レン、ポリエチレン等のような通気性のある発泡材料を
用いて図示する台形断面のス）　ＩＪツブ状に作られ、
水分を含浸させた後、適当な長さに切断されてウィンド
ガラスに貼着される。即ち、このダムラバー５Ａの底面
には当紙６で覆われた粘着＃７が形成され、ウィンドガ
ラスにダムラバー５Ａを取付ける際。

前記当紙６が粘着層７から剥離され、ダムラバー５Ａは
粘着層７の粘着力によってウィンドガラスに固定される
ことになる。また、同ダムラバー５Ａに水分を含浸させ
るには、第５図示のように親水性を高めるため界面活性
剤を混入した水浴槽８中に、切断以前のダムラバー５Ａ
を浸漬しながら、水中に位置した圧搾ローラ９でダムラ
バー５Ａを圧縮すれば、ダムラバー５Ａの内部細孔中に
水分を充分に含ませることができる。

本発明にあっては、前述したようなダムラバー５Ａをウ
ィンドガラスの取付部に用いるため、ウィンドガラスを
車体パネルに固定する水硬性接着剤２はダムラバー５Ａ
から放出される水分を充分に吸水し、速やかに硬化する
ことになる。

したがって、本発明によれば、従来に比較し、ウィンド
ガラスを車体パネルに速やかに安定的に固定できるので
、作業管理が容易になり、他の組立工程においてウィン
ドガラスの固定が緩むこともなくなる。

（３）

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の乗用車の斜視図、第２図は同乗用車のフ
ロントウィンドガラス庫付部の断面図、第３図は同取付
部に用すられる従来のダムラバーの断面図、第４図は本
発明で用いるダムラバーの断面図、第５図は同ダムラバ
ーの含水工程説明図である。 Ａ・・・フロントウィンドガラス、 ｌ・・・ルーフパネル、　　２・・・水硬化性接着剤、
５．５Ａ・・・ダムラバー。 特許出１願人　日産自動車株式会社 （４）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）車体パネルにウィンドガラスを水硬性接着剤で固定
   し、同接着剤のはみ出しを車体パネルと前記ガラスの間
   に位置させたダムラバーによって防止するウィンドガラ
   スの取付構造において、前記ダムラバーを、水分を含浸
   させた通気性のある多孔質発泡材料で構成したことを特
   徴とするウィンドガラスの取付構造。