JPS5812000B2 - カルシウムの除去方法 - Google Patents
カルシウムの除去方法Info
- Publication number
- JPS5812000B2 JPS5812000B2 JP6851876A JP6851876A JPS5812000B2 JP S5812000 B2 JPS5812000 B2 JP S5812000B2 JP 6851876 A JP6851876 A JP 6851876A JP 6851876 A JP6851876 A JP 6851876A JP S5812000 B2 JPS5812000 B2 JP S5812000B2
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- JP
- Japan
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- calcium
- carbonate
- aqueous solution
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- carbon dioxide
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はカルシウムの除去方法に関する。
水溶液中に含まれる不純物としてのカルシウムを除去す
る必要性は種々存在する。
る必要性は種々存在する。
たとえば、甘蔗中には多量のカルシウムイオンが夾雑し
て製糖工程を阻害し、又そこがら得られた廃糖協を発酵
原料に用いた場合にも発酵液から目的生産物を分離取得
する工程において阻害とたる二゛ このような液からカルシウムを除去する方法として炭酸
、硫酸、リン酸、蓚酸等の塩として沈澱返せる方法、イ
オン交換樹脂に吸着させる方法等種々の方法が知られて
いる。
て製糖工程を阻害し、又そこがら得られた廃糖協を発酵
原料に用いた場合にも発酵液から目的生産物を分離取得
する工程において阻害とたる二゛ このような液からカルシウムを除去する方法として炭酸
、硫酸、リン酸、蓚酸等の塩として沈澱返せる方法、イ
オン交換樹脂に吸着させる方法等種々の方法が知られて
いる。
又目的物を分離する際にキレート化剤を加えてカルシウ
ムの析出を防止する方法もある。
ムの析出を防止する方法もある。
本発明の方法は炭酸塩として沈澱させる方法に関するも
のである。
のである。
炭酸塩として沈澱させる場合には従来は通例単に炭酸ガ
スを導入するか、炭酸塩を添加して析出した沈澱物を分
離する方法によっていた。
スを導入するか、炭酸塩を添加して析出した沈澱物を分
離する方法によっていた。
本発明者らは予め石灰を添加してから炭酸ガスを目的と
する水溶液に導入し、その後炭酸塩を加えることにより
極めて効率よくカルシウムを除去しうろことを見出した
ものである噌すなわち、本発明の方法は、カルシウムイ
オンを含有する水溶液に石灰を添加してから炭酸ガスを
導入し、その後床酸塩を加えてから析出した炭酸カルシ
ウムを分離することよりなる。
する水溶液に導入し、その後炭酸塩を加えることにより
極めて効率よくカルシウムを除去しうろことを見出した
ものである噌すなわち、本発明の方法は、カルシウムイ
オンを含有する水溶液に石灰を添加してから炭酸ガスを
導入し、その後床酸塩を加えてから析出した炭酸カルシ
ウムを分離することよりなる。
カルシウムイオンを含有する水溶液とは甘蔗搾汁、甜菜
糖搾汁およびこれらを原料とする各種製糖工業工程中間
生産物、ケインモラセスおよびビートモラセスを原料と
する各種発酵液およびそこから目的物な分離する工程に
おける中間生産物、エステルをCa(OH)2にて加水
分解した際の分解液等を例仁して挙げることができる。
糖搾汁およびこれらを原料とする各種製糖工業工程中間
生産物、ケインモラセスおよびビートモラセスを原料と
する各種発酵液およびそこから目的物な分離する工程に
おける中間生産物、エステルをCa(OH)2にて加水
分解した際の分解液等を例仁して挙げることができる。
このような水溶液が中性〜アルカリ性の場合にはそのま
ま、酸性の場合には中性付近に調整してから石灰を投入
する。
ま、酸性の場合には中性付近に調整してから石灰を投入
する。
石灰は消石灰又は生石灰を用いる。
添加量は消石灰として水溶液に対し0.1g /d1以
上であり、1〜5g/dl程度が好ましい。
上であり、1〜5g/dl程度が好ましい。
その結果、p、Hは通例8.5以上、大体11前後にな
る。
る。
、添加方法としでは粉末状のまま水溶液に導入してもよ
いが、通常は水もしくは目的とする水溶液の一部に崗濁
して投入する。
いが、通常は水もしくは目的とする水溶液の一部に崗濁
して投入する。
゛炭酸ガスはカルシウムに対し等モル以
上導入する。
上導入する。
pHは通例9以下になる。
炭酸ガスを導入後炭酸塩を添加する。
炭酸塩としては炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素アンモニウム、炭酸カリウム等を例として挙げ
ることができる。
酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素アンモニウム、炭酸カリウム等を例として挙げ
ることができる。
添加量は必要とするカルシウム除去率によって異なり、
通常は1〜597dl程度である。
通常は1〜597dl程度である。
添加後、放置或いは攪拌して過飽和を解消させる。
その際、加温するほうが析出した炭酸カルシウムを濾別
しやすくする点で好ましい。
しやすくする点で好ましい。
過飽和解消後は炭酸カルシウムを濾過、遠心分離等公知
の方法で固液分離する。
の方法で固液分離する。
実施例 1
ケインモラセスを原料とするグルタミン酸発酵液を除菌
して、11あたりグルタミン酸65g、カルシウム1.
4Orを含有するpH8,0の除菌液を得た。
して、11あたりグルタミン酸65g、カルシウム1.
4Orを含有するpH8,0の除菌液を得た。
この除菌液31を100m1づつ30バツチニ分け、各
バッチ共水酸化カルシウム2.82を添加してpH11
,0とした。
バッチ共水酸化カルシウム2.82を添加してpH11
,0とした。
各バッチ共炭酸ガスを吹き込んでpHを9.0とし、こ
れに表1記載の炭酸塩を投入して表1記載の各温度で1
5時間振盪した。
れに表1記載の炭酸塩を投入して表1記載の各温度で1
5時間振盪した。
各バッチ共サンプルを引抜き、ミリポアフィルタ−を用
いて濾過して得られた液のカルシウム濃度を測定したと
ころ下表に示す如き結果が得られた。
いて濾過して得られた液のカルシウム濃度を測定したと
ころ下表に示す如き結果が得られた。
実施例 2
実施例1で用いた除菌液800dを100m1づつ8バ
ツチに分け、各バッチ共水酸化カルシウム2.8gを添
加してpH11,0とした。
ツチに分け、各バッチ共水酸化カルシウム2.8gを添
加してpH11,0とした。
各バッチ共炭酸ガスを吹き込んでpH8,0とした後6
0℃で2時間振盪した。
0℃で2時間振盪した。
振盪後、30%NaOHを用いて4バツチはpH90,
4バツチは Hll、0とし、これらに表2記載の炭酸
アンモニウムを添加後60℃で更に2時間振盪した。
4バツチは Hll、0とし、これらに表2記載の炭酸
アンモニウムを添加後60℃で更に2時間振盪した。
各バッチ共サンプルを引抜き、ミリポアフィルタ−を用
いて濾過して得られた液のカルシウム濃度を測定したと
ころ下表に示す如き結果が得られた。
いて濾過して得られた液のカルシウム濃度を測定したと
ころ下表に示す如き結果が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カルシウムイオンを含有する水溶液からカルシウム
イオンを分離除去するに゛あたり、該水溶液に石灰を添
加してから炭酸ガスを導入し、その後炭酸−を加えてか
ら析出した炭酸カルシウムを分離することを特徴とする
カルシウムの除去方法。 2 力光シウムイオンを含有する水溶液が廃糖蜜を甫い
たグルタミン酸発酵液である特許請求の範囲第1項記載
の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6851876A JPS5812000B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | カルシウムの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6851876A JPS5812000B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | カルシウムの除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52151740A JPS52151740A (en) | 1977-12-16 |
JPS5812000B2 true JPS5812000B2 (ja) | 1983-03-05 |
Family
ID=13376010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6851876A Expired JPS5812000B2 (ja) | 1976-06-11 | 1976-06-11 | カルシウムの除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812000B2 (ja) |
-
1976
- 1976-06-11 JP JP6851876A patent/JPS5812000B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52151740A (en) | 1977-12-16 |
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