JPS5811938Y2 - スピンドル支承部の滞電防止装置 - Google Patents

スピンドル支承部の滞電防止装置

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Publication number
JPS5811938Y2
JPS5811938Y2 JP16025278U JP16025278U JPS5811938Y2 JP S5811938 Y2 JPS5811938 Y2 JP S5811938Y2 JP 16025278 U JP16025278 U JP 16025278U JP 16025278 U JP16025278 U JP 16025278U JP S5811938 Y2 JPS5811938 Y2 JP S5811938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
bearing
ring
electric conductor
outer diameter
Prior art date
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Expired
Application number
JP16025278U
Other languages
English (en)
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JPS5576926U (ja
Inventor
紀明 宮本
金平 三矢
雅雄 白木
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP16025278U priority Critical patent/JPS5811938Y2/ja
Publication of JPS5576926U publication Critical patent/JPS5576926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5811938Y2 publication Critical patent/JPS5811938Y2/ja
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気の不良導体による弾性体を介して支承され
た軸受部における滞電防止装置に関するもので、弾性体
の介在によって絶縁されたスピンドルの軸受とホルダー
との間を線条スプリングによって接触させ、これにより
軸受に滞電する静電気を確実にホルダーに逃がすように
したものである。
近来、紡機の高速化による騒音、振動の防止のため、ス
ピンドル軸受とその支承部との間に弾性体を介在させ、
スピンドルの振動が機械各部に伝わらないようにし、騒
音の発生も防ぐようにしている。
ところがスピンドルが走行ベルトで駆動される場合、ベ
ルトとスピンドルとの間の摩擦やスリップによって静電
気を発生し、しかもスピンドル軸受が電気の不良導体で
構成される弾性体の介在によって絶縁されているため、
静電気が軸受に蓄積される不都合が生じがちである。
静電気の滞電により、浮遊風綿が吸着されて軸受部での
油を吸い出したり、また小間隙部での放電現象が生ずれ
ば風綿に引火して火災を起こす危険もはらんでいる。
特に超高速回転が可能なオープンエンド精紡機のスピン
ドル支承部では、第1図に示すように、走行ベルト1と
の摩擦で回転を伝えられるスピンドル2は、静電気の発
生が多く、これが軸受3に滞電し、またロータ4の超高
速回転により空気抵抗のためロータには静電気が滞電し
やすい。
従来、上記静電気の滞電を防止するためにとられた方策
は、第5図に示すように、軸受3とホルダー6との間に
装着された2組の弾性体7の外周を電気導体の環8で囲
み、第5図aに示すような2枚の舌片9を有する半割れ
の板状通電環10を軸受3外周に装着するとともに、舌
片9を電気導体環8に接触させるようにしている。
これにより軸受3の静電気は通電環10、電気導体環8
を介してホルダー6に逃げる。
ところが通電環10は軸受3および両導体環8,8との
間で挾持されるので一層剛体化し、弾性体7の吸振効果
を減する不都合がある。
また通電環10は必ず2つの弾性体7,7間で挾まれる
必要があるので、一方の弾性体7を位置調整できる形式
のものでは、通電環10が導体環8に接触できない事態
も起こりうる。
本考案は線条スプリング11を採用して吸振効果を減す
ることなく、シかも弾性体7の位置調整形式のものでも
通電が常に可能となるようにし、さらには該スプリング
11の装着構成がきわめて簡単で、着脱も容易としたも
のであり、具体的にはスプリング11に足部12を形成
して軸受3半径方向のスプリング11の位置を確保し、
またスプリング11を1重巻とすることによりスプリン
グの開拡にもとすくスプリング11の着脱を容易とした
図面に示された実施例について説明すると、第1〜3図
において、両弾性体7,7間の軸受3周りに線条スプリ
ング11が巻かれるが、まずスプリング11の外径を規
定するについて、外径部が電気導体環8外径部より突出
することのないよう配慮した。
すなわち電気導体環8の外径をDf、軸受3の外径をd
、スプリング11の線条径をkとすると、スプリング1
1の外径Dsは、 となる必要があり、これによりスプリング11を軸受3
の周りに巻回装着すると、スプリング11は電気導体環
8の外径より突出することがないので、環8を軸受3に
装着した後、該軸受3をホルダー6に挿入する際、スプ
リング11が邪魔になることがない。
つぎにスプリング11内径部と軸受3外径との接触およ
びスプリング外径部と電気導体環8との接触を維持すべ
く、スプリング11の両端に軸受3の中心に指向する足
部12を形成するようにした。
そして該足部12の長さlを規定すると、電気導体環厚
さをtとして、 の範囲内にある必要があり、これによりスプリング11
は足部12の位置に関係なく、常に軸受3と電気導体環
8とに接触できるので、軸受3の滞電静電気はスプリン
グ11.環8を介してホルダ6に伝わる。
もちろんスプリング11外径部と環8との接触作用は巻
回スプリング11の巾方向開拡力(第1図矢印A)に依
存する。
さらにはスプリング11の両足部12.12間に開口を
つくるべく開拡が容易なように、スプリング11は1巻
分とした。
これにより軸受3への弾性体7の装着後でのスプリング
11の着脱は、両足部12.12間に軸受3の外径6以
上の開口を形成すれば可能であり、1巻分であれば容易
に形成できる開口である。
なお、スプリング11の1巻分の範囲について、一端足
部12から他端足部12までの巻回角度は360°を越
えることが望ましく、その越える角度θは180°以下
の範囲が望ましい。
この角度θがない場合には、前記巾方向開拡力Aのため
にスプリング自体の形状がいびつになりやすく、特に電
気導体環8との接触が保証されない不都合がある。
またθが180°に近くなると、両足部12.12の中
心線が一致するようになり、ここを中心にスプリングが
振れやすくなる不都合がある。
第4図に示す実施例は電気導体環8が弾性体7を囲うよ
うに折り曲げられており、この場合、環8の厚さtを大
きくすることができ、それだけスプノング11の足部長
さlを小さくでき、スプリング11の姿勢安定に役立つ
また足部12の一方は軸受3に明けられた掛止突13に
係合させ他方の足部12側を電気導体環8に接触させて
もよく、この場合、掛止突13側の弾性体7をネジ14
にもとづく位置調整可能の形式としても巾方向開拡力A
が減衰するおそれがなく、スプリングと環8との接触が
維持され有利である。
以上説明したように本考案装置によれば滞電しようとす
る軸受3と、ホルダー6に接する電気導体環8とに接触
するのは、柔軟な線条スプリング11であるため、軸受
3から電気導体環8への振動伝達率は極く少<、シたが
って弾性体の吸振効果は損なわれることがなく、弾性体
外周を囲う電気導体環外径よりスプリングが突出するこ
となく、かつスプリング内径部が軸受と接触することが
できるように規定した足部を該スプリングに形成したた
め、安定的に軸受層りに巻回され、また1巻分としたた
めスプリングの着脱が容易となるものであり、簡単な構
成でありながら軸受部に滞電する静電気を確実に逃がす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案装置の実施例を示し、第1図
は側面断面図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は背
面図、第4図は他の実施例を示す側面断面図、第5図a
は従来装置の側面断面図、第5図すは通常環を示す斜視
図である。 2・・・・・・スピンドル、3・・・・・・軸受、6・
・・・・・ホルダー、7・・・・・・弾性体、8・・・
・・・電気導体環、11・・・・・・線条スプリング、
12・・・・・・足部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気導体の環8で外周が囲まれた弾性体7を介して、ス
    ピンドル2の軸受3をホルダー6に支承するようにした
    装置において、足部12を有する線条スプリング11を
    前記電気導体環8と軸受3表面との間に DSニスプリング外径 t:電気導体環厚さDf:電
    気導体環外径 lニスプリング足部長d:軸受外径
    θニスプリング重複巻回にニスプリング線条径
    角度 を満足するように1巻分装着したことを特徴とする滞電
    防止装置。
JP16025278U 1978-11-20 1978-11-20 スピンドル支承部の滞電防止装置 Expired JPS5811938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16025278U JPS5811938Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 スピンドル支承部の滞電防止装置

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JP16025278U JPS5811938Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 スピンドル支承部の滞電防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5576926U JPS5576926U (ja) 1980-05-27
JPS5811938Y2 true JPS5811938Y2 (ja) 1983-03-07

Family

ID=29153837

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JP16025278U Expired JPS5811938Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 スピンドル支承部の滞電防止装置

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JP (1) JPS5811938Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017081905A1 (ja) * 2015-11-09 2018-03-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017081905A1 (ja) * 2015-11-09 2018-03-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 像担持体ユニットおよびそれを備えた画像形成装置

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JPS5576926U (ja) 1980-05-27

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