JPS581182Y2

JPS581182Y2 - ペット用水飲み具

Info

Publication number: JPS581182Y2
Application number: JP1979137080U
Authority: JP
Inventors: 大城太郎
Original assignee: 大城太郎
Priority date: 1979-10-02
Filing date: 1979-10-02
Publication date: 1983-01-10
Also published as: JPS5652956U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はペット用水飲み具の改良に関し、より詳記す
れば、水飲み具に入れられた水が、吸水口から自然に水
滴として漏れ出ないようにしたものである。

従来、犬、猫、ネズミ類等のペットケースに、吸水管を
取付けた水飲み具がペットケースの側部或いは上部に設
けられペットは水が飲みたいときは自由にその水飲み具
から吸水していた。

しかしこれらの水飲み具はしばしば水飲み具の吸水管か
ら水が漏れ出て、ペットケース内に水たまりを作ったり
、或いは不潔にしたりして極めて不衛生であった。

また飼主が知らない間に水が無くなったりして、ペット
が死ぬ場合もあった。

そこで、従来の水飲み具の吸水管の吸水口の径を小さく
したり、実公昭４９−２５４９のごとく、吸水管内に鋼
球を収容することにより、その欠点の改良が加えられて
きた。

しかし、ステンレス製の吸水管の吸水口のみを小さくし
たり、吸水管内から、鋼球が飛出さないように吸水管を
作製することは、作業行程の関係上高価なものとなり、
水飲み具本体の価格の上昇を招くものであった。

そこで本考案は、従来の水飲み具に安価な漏水防止具を
取付け、水飲み具本体の価格の上昇を押えると共に、自
然に水が水飲み具から漏れ出でず、かつペットが吸水し
たときは勢いよく水が出るようにした水飲み具を提供し
ようとするものである。

以下本考案の一実施例を図面に基き説明すれば、第１図
は水飲み具本体１の側面図、第２図はその断面図を示す
ものである。

２は水飲み具本体１の水入れ容器部を示し、この容器部
２は水量が分るように透明又は半透明のプラスチックス
により成型され、略円筒状に形成され、上部３は半球状
とし、下部４は一側部を正面方向に彎曲して内径を狭め
て、水入れ容器部２の開口部５を形成している。

この開口部５の容器外周面には螺子６が刻設され、また
この開口部５に、中央部の通孔７に吸水管８を嵌挿して
設けたゴム栓９を嵌入させて、さらに、上記螺子６と螺
合するキャップ１０を螺着させて、ゴム栓９の抜落を防
止している。

もちろん、このキャップ１０には、吸水管８を挿通ずる
孔１７が設けられている。

そして、この吸水管８に、漏水防止具１１を圧入して本
考案水飲み具本体１を形成する。

図面第３図は、吸水管８と漏水防止具１１との拡大分解
側面図を示す。

この漏水防止具１１は、水入れ容器部２の開口部５から
、自然に水が漏水しないだけの細長の通孔１８を貫設し
た筒体で、その上端縁に鍔１２を設けると共に、該鍔１
２よりやや下方の上部外周面に、下方に向って、適宜、
間隔をおいて鍔１３．１３’、１３“を三つ形成してい
る。

また、漏水防止具１１の下端部１４は、漏水防止具１１
の上部の径の約半分の径として形成され、下端部１４と
の境目には、上記上部の鍔１３．１３’、１γと同一幅
を有する鍔１５を設けている。

上記の如く形成される漏水防止具１１は通常プラスチッ
クスにより成型されるものであるが、材質は限定される
ものでなく、ガラス管或いは金属管を使用してもよい。

また吸水管８は通常、錆防止のためメッキされたステン
レス製の金属管が使用される。

プラスチックスであればペットにかじられる虞があるた
め金属管が望ましい。

漏水防止具１１の長さは、吸水管８よりやや短目に形成
され、かつ吸水管８への圧入は漏水防止具１１の上部の
鍔１３、１３’、１３″の少なくとも下方に二つの
鍔１３’、１３”が吸水管８内に位置するように圧入す
る。

したがって漏水防止具１１の下端部１４は吸水管８の吸
水口１６より突出せず、吸水管８の下部管内に位置し、
ペットによりかじられる虞はない。

なお、漏水防止具１１の上部の鍔１３．１３’、１３”
と下端部１４の鍔１５は吸水管８の内径と同一径を有す
るものとし、漏水防止具１１が、吸水管８から脱抜した
り、また、吸水管８内でぐらつくことがないようにして
いる。

本考案は上記の如く、吸水管８の吸水口１６よりも狭径
な通孔１８を形成した漏水防止具１１を吸水管８に設け
て水飲み具本体１を構成していることから、従来存在し
た水飲み具の漏水を完全に防止することができる効果を
有する。

また、ステンレス製の吸水管８を、或いは吸水管８の吸
水口１６を漏水しない程度に狭径にする必要がなく、シ
かも吸水管内に鋼球を収容し、当該、鋼球が吸水管内か
ら容易に飛出さないように吸水管を形成する必要もない
ため、製造の作業工程がいたって簡単である。

したがって、本考案は漏水防止具１１をプラスチックス
で形成する場合などにおいては、安価な水飲み具を市場
に供給することができるものである。

そして、漏水防止具１１を吸水口１６から突出しないよ
うに吸水管８内に設けることから、ペットのかじりから
漏水防止具１１を保護することができ、長期に亘って漏
水しない水飲み具を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案水飲み具の側面図、第２図は第１図水飲
み具の縦断面図、第３図は吸水管と漏水防止管との拡大
分解図である。１・・・・・・水飲み具本体、２・・・・・・水入れ容
器部、５・・・・・・開口部、７・・・・・・通孔、８
・・・・・・吸水管、９・・・・・・ゴト栓、１０・・
・・・・キャップ、１１・・・・・・漏水防止具、１６
・・・・・・吸水口、１７・・・・・・孔、１８・・・
・・・通孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

水入れ容器部２と、当該水入れ容器部２の開口部５に嵌
挿されるゴム栓９と、当該開口部５の外周面に螺着する
キャップ１０と、上記ゴム栓９の通孔７及びキャップ１
０の孔１７を連通して開口部５に設けられたステンレス
製の吸水管８とにより構成される水飲み具本体１におい
て、上記、開口部５から直接吸水管８内に水が通水しな
いよう漏水防止具１１を吸水管８内に嵌入圧着して設け
ると共に当該漏水防止具１１には、水が自然に漏水しな
いだけの細長の通孔１８を貫設し、かつ当該漏水防止具
１１の先端を少なくとも吸水口１６から突出しないよう
にしたことを特徴とするペット用、水飲み具。