JPS58116670A - 喫煙物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （２） 本発明は喫煙物品、たとえば特に紙巻タバコに関する。

ただし、紙巻タバコのみに限定するものではない。

紙巻タバコの主流煙中に排出される一酸化炭素の対ター
ル重ｐ２比は、場合により０．９程度の低さのこともあ
るが、通常は１又はそれ以上である。ここにいう゛ター
ル″とは、水分とニコチンを含まない状態で測定された
粒状物質をいう。ところで、紙巻タバコの設計においで
ある新奇な構成に従うときは、ＣＯ：タール排出型は比
を顕著に低下させうろことがわかった。しかも、本発明
を用いることにより、化学的手段で紙巻タバコの煙から
発生する一酸化炭素を除去するために従来提案されてい
る物質の使用に関連する費用や製造上の問題を生じるこ
となく、低いＣＯ：タール比を実現することができる。

本発明は、封入体又は包装体（以下単に゛′包装体”と
いう）に封入又は包装された発煙素材のタバコロッドか
ら成る喫煙物品において、該包装体は２０及至１２０コ
レスタ単位、好ましくは２０及至６０（３） の範囲内の通気性を有し、前記喫煙物品は好適にはその
吸口端付近に通気手段を備えて１５及至９０％、好まし
くは６０及至約８０％の範囲の通気性を与えるようにし
てあり、これにより前記喫煙物品のタール生成量に対す
る一酸化炭素生成着の比が０９をか−なり下回り、好ま
しくは最高０５までである喫煙物品を提供するものであ
る。

本発明に従った紙巻タバコは、約０３程度の低いＣＯ：
タール比を示しうるが、好便には、０．５及至０．７５
の範囲内にある。

喫煙物品が端部部材を有する場合には、通気手段は好便
には端部部材に設けることができる。端部部材としては
、７ウスビース、低効率フィルター、又は同時係属の英
国特許出願８０．１４４５５号に開示した流れ抵抗装置
を使用することができる。なお、ここにいう低効率フィ
ルターとは、タールの沖過効率が最高３５９６までのフ
ィルターをいう。従来のセルローズ・アセテート係フィ
ルターのタール沖過効率が３５％を上回らないようにす
るためには、フィルターの圧力低下が水柱約５０ｆｆを
超えな（４） いようにしなければならない。

喫煙物品がフィルタその他の端部部材を備えていない場
合、該物品の包装体は気流の進入を許すようなものでな
ければならない。また喫煙物品が端部部材を備えている
場合でも、気流の一部がタバコロッドの包装体から流入
するようにしてもよい。区分通風（空気−タバコ煙分離
型通風）又はチッピング包装体を介しての通風を用いて
もよい。

喫煙物品の包装体の通気性は、一定差圧１Ωｋｐａで１
分間に包装体素材１ｃｄの面積を通過する空気の立方、
センチ量は測定してコレスタ単位で算定する。

本発明によるいかなる喫煙物品についても、２０及至１
２０コレスタ単位の範囲内で包装体の最適通気性値を算
定することが”Ｉ能である。通気性値が最適数値より上
下すると、ＣＯ：タール比が高くなる結果となる。

タバコロッドは、ニコチン含有量の相対的に高い、例え
ば乾重量で２〜５％のニコチンを含有する葉身部タバコ
を高い割合で、好適には８０〜１００（５） ％程度含んでいるのが望ましい。

好適には、ロッドのタバコは荒切りのタバコ、即ち１イ
ンチ当り３０力ツト以下程度のタバコがよい。葉柄を一
部含む場合には、葉柄は荒切り又は細断されたものでな
ければならない。

発煙素材は、好便には膨張タバコを約５０〜６０％まで
含むものであってよい。

現在、紙巻タバコ紙／ｊ燃焼促進剤、例えばくえん酸ナ
トリウムを添加すると、−酸化炭素生成量が増加すると
いう考え方がなされている。しかし、本発明の紙巻タバ
コでは、この種薬剤の低水準添加は、−酸化炭素生成量
の低下をもたらすほか、ＣＯ：タール比をも低下させる
ことが認められている。

次に本発明の実施例のいくつかを示す。

実施例１ 通気＆４５コレスタ単位の紙巻タバコ紙に６４Ｂ長さの
タバコロッドを包装し、２０Ｈ長さのセルローズ・アセ
テートの自立型フィルターを設け、かつ機械的に形成し
た通気孔の輪を介して７０％通風す（６） るように構成した紙巻タバコを試作した。発煙素材充填
物はすべて葉身部タバコとし、うち３０％は膨張させた
ものを使用した。充填タバコは、１インチ３０カツトで
カットした。充填タバコのニコチン含有量は２．６％で
あった。紙巻タバコ紙にくえん酸ナトＩＪウムを１％レ
ベルで添加した。このタバコを１分間に２秒間パフ３５
回の割で、吸い残り長さ８Ｗ１１まで喫煙した。タール
生成量測定値ＩＪ　７．３ｍｇであった。また、ニコチ
ンと一酸化炭素の生成量は、それ、ぞれｉｆ）ｒｎｇ、
　１９−ｇであった。従って、ＣＯ：タール比は０２６
であった。フィルターのタール沖過効率は２４％であっ
た。

実施例２ 紙巻タバコ紙の通気、＆４２コレスタ単位、フィルター
の通気度７７％のほかは、実施例１の場合と同じ設計の
紙巻タバコを、実施例１と同じ要領で喫煙した。タール
、ニコチン、−酸化炭素の紙巻タバコ１本当り排出量は
、それぞれ５１ｍｇ、　Ｑ、３ｍｇ、１５ｍｇであった
。従って、ＣＯ：タール比は０．２９であった。

（７） 次の諸点で実施例１と異なる紙巻タバコを試作した。す
なわち１紙巻タバコ紙は通気度４５コレスタ単位で、く
えん酸ナトリウムその他の燃焼促進剤を含有しないもの
を用いた。また、フィルターは通気度７４％のものとし
た。使用した葉身部タバコのうち、４０％は膨弓長させ
たものであった。この紙巻タバコのタール、ニコチン、
−酸化炭素の１本当り排出量は、それぞれ７．６ｍｇ、
　１１ｍｇ１２．８ｍｇであった。従って、Ｃｏ：ター
ル比は０．３７であった。

実施例４ 紙巻タバコ紙のくえん酸ナトリウム添加レベル２％、多
孔チッピング使用のほかは、実施例３のものと同じ紙巻
タバコを製作した。タール、ニコチン、−酸化炭素の１
本当り排出量は、それぞれ７．２ｍｇ、　１０６　ｆｎ
ｇ、　２．３ｍｇであった。従って、ｃＯｓタール比は
０．３２であった。

実施例５ タバコロッド長さ６４端、通気度５ｏコレスタ単位の紙
巻タバコ紙包装、セルローズ・アセテートの（８） 巻きフィルター２０ＭＭ長の紙巻タバコを製作した。

フィルターは機械でレーザー穿孔し、通気レベル１８９
６のものとした。タバコは選別葉身部葉８０％、乾燥処
理した混合葉柄２０９６を使用し、葉身部、葉柄はそれ
ぞれインチ当り３ｏカツト、１５０カツトでカットした
。ニコチン含有量は２０％であった。紙巻タバコ紙１こ
は、くえん酸ナトリウムをＯＢ　９６レベルで添加した
。喫煙の方法は実施例１の要領１こ従った。１本当りタ
ール排出量は１７．０ｍｇであった。

ニコチン、−酸化炭素の生成量は、それぞれ１．４３ｍ
ｇ、１２．４−ｇであった。従って、αＬ　タール比率
は０．７３であった。フィルターのタール沖過効率は３
４％であった。

以−り述べたように、本発明によれば関連パラメータを
変化させることにより、所望に応じてＣＩ）／タール比
を低減することができる。

代理人　　　　　森　　　本　　　義　　　弘（９）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、包装体に包装された発煙素材のタバコロッドから成
   る喫煙物品であって、前記包装体は２０及至１２０コレ
   スタ単位、好ましくは２０及至６０コレスタ単位の範囲
   内の通気性を有すると共に、吸口端付近において、１５
   及至９０％、好ましくは６０及至８０％の通気数を与え
   る通気手段を備え、而して前記喫煙物品のタール生成量
   に対する一酸化炭素生成量の比が０９より可成り低く、
   好ましくは０５及至０．７５になるように構成したこと
   を特徴とする喫煙物品。 ２、特許請求の範囲第１項記載の喫煙物品であって、端
   部部材、すなわちマウスピース、低効率フィルター、又
   は流れ抵抗装置を備えており、該端部部材−こ少くとも
   部分的に通気手段を設けたことを特徴とする喫煙物品。 １　特許請求の範囲第１項又は第２項記載の喫（１） 煙物品であって、前記発煙素材が相対的にニコチン含有
   量の高い葉身部タバコを高割合で含んでいることを特徴
   とする喫煙物品。 ４、特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載
   の喫煙物品であって、前記発煙素材中のタバコは荒切り
   １．たものであることを特徴とする喫煙物品。 ５、特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載
   の喫煙物品であって、前記発煙素材中のタバコ葉柄は荒
   切りしたものであることを特徴とする喫煙物品。 ６、特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載
   の喫煙物品であって、前記発煙素材は最高５０％までの
   膨張タバコを含むことを特徴とする喫煙物品。 ７、特許請求の範囲９７Ｊ１項乃至第６項のいずれかに
   記載の喫煙物品であって、前記包装体に燃焼促進剤を添
   加したことを特徴とする喫煙物品。