JPS58110468A - 複合材料の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐摩耗性にすぐれた鉄系複合材料の製造法に関
するものである・ 建設機械に使われる土工機部品（リッツ（、−ポイント
、カツテングエッジなど）は土砂、岩石に対するはげし
い摩耗を受ける。これらの耐摩性向上には材料の硬さの
高いことが有効である。

すなわち、ＷＣをＣｏ基で複合した超硬などは硬さも高
くすぐれている。しかし、これは余りにも高価であり、
切削加工用の工具材料としては使えても、土工機用材料
としては高価で使えない。

本発明は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところはアルミナ粒子を安価な鉄合金に複合
化できて安価で耐摩耗性のすぐれた複合材料の製造法を
提供することにある。

以下、本発明を図面を参照して説明する。

本発明は、鉄−ニッケルークロム系アトマイズ粉に熱加
塑性合成樹脂で被横しこれをアルミナ粒子と混合後不活
性ガス中で加熱焼成するようにした複合材料の製造法で
ある。

上記したように素材としてアルミナ粒子と鉄−ニッケル
ークロム系アトマイズ粉とを用いるのであるが、アルミ
ナ粒子としては硬質アルミナ粒子（Ａｇｏ３、硬さＨＶ
＝２００）が用いられ、鉄−ニッケルークロム系アトマ
イズ粉としてはＦｅ−３ｏｓＮｉ−２０憾Ｃｒ合金粉末
が用いられる。

Ｆｅ−３０’１Ｎｉ−２０４Ｃｒ合金粉末は第１図に示
す装置により水噴霧法によりアトマイズ粉として作成す
る。

すなわち、溶湯１をノズル２より噴出させると共にガス
３を噴射して溶湯１を霧状にしこれ全水中４に入れてア
トマイズ粉を作る。

このようにして作成されたＰａ−３０％Ｎｉ−２０４Ｃ
ｒアトマイズ粉に熱論塑性フェノール樹脂をコーティン
グする。

このコーティング方法はｙ・−３９％Ｎｉ−２０％Ｃｒ
アトマイズ粉と熱論塑性フェノール樹脂（α４〜０６重
量％）とを混線し１３０−１５０℃に加熱して行ないメ
ツシュを有する加振機すなわちふるいにかけて粒径をそ
ろえる。

この樹脂コーティング粉を使うことにより後の焼結工程
が安価にできる。

硬質アル゛ｔす粒子と樹脂コーティングをしたＶθ−３
ＯＮｉ−２０９６Ｃｒ合金アトマイザ粉とを混合し喪の
ち成型し、２００℃〜３００℃で予備焼成（完全溶焼で
はない）シ、馬雰囲気中で１２００℃で２時間焼成し複
合材料を作る（第２図参照）０通常焼結は、真空中で行
うかあるいはＲＸガス（プロパン変成）など銅粉の酸化
防止のため還元性雰囲気を使う必要があね、このための
費用がコストアップの大きな要因となっている。

しかし、本発明の場合、コーテングし次樹脂が熱分解し
、Ｃｏ　、　Ｈ！など、還元ガスを発生するため、焼結
体内部に還元宴曲が形成され焼結を促進するため雰囲気
ガスはボンベ窒素で代替できるＯ 本発明によればＲＸガスによる焼結法に比べそのコスト
は約３０俤低減することが可能となる＠フェノール樹脂
の熱分解による還元ガスのほかに不活性ガス（Ｎ、　、
　Ｈｅ等）を流入してやるが、これはフェノール樹脂が
一時的に冷えて材料がほさぼさになってしまうのを防止
するためである。

本発明は以上詳述したようになるから、アルミナ粒子を
安価な鉄系合金に複合化できて安価で耐摩耗性のすぐれ
た複合材料を製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はアトマイズ粉の製造装置の構成説明図、第２図
は本発明方法の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄−ニッケルークロム系アトマイズ粉・之熱加塑性合成
   樹脂で被覆しこれをアルミナ粒子と混合後不活性ガス中
   で加熱焼成するようにした複合材料の製造法。