JPS5810788Y2 - 浚渫機用カッタ−歯 - Google Patents
浚渫機用カッタ−歯Info
- Publication number
- JPS5810788Y2 JPS5810788Y2 JP1976149895U JP14989576U JPS5810788Y2 JP S5810788 Y2 JPS5810788 Y2 JP S5810788Y2 JP 1976149895 U JP1976149895 U JP 1976149895U JP 14989576 U JP14989576 U JP 14989576U JP S5810788 Y2 JPS5810788 Y2 JP S5810788Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- key lock
- adapter
- rubber
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は浚渫機のカッターヘッドに装着して海底等の土
砂をかき取るために使用されるカッター歯、特にそのチ
ップの取付構造に関するものである。
砂をかき取るために使用されるカッター歯、特にそのチ
ップの取付構造に関するものである。
従来からこの種のカッター歯は、カッターヘッドに固定
されるアダプターと、そのアダプターに着脱自在に取付
けられるチップとから構成され、アダプターとチップと
はキーロック構造によって結合されている。
されるアダプターと、そのアダプターに着脱自在に取付
けられるチップとから構成され、アダプターとチップと
はキーロック構造によって結合されている。
しかしながら、従来のキーロック構造はキ一部材の打込
み方向、抜は出し方向のいずれの方向についても同程度
の抵抗を発揮する構造になっているため、使用時の遠心
力の影響等による抜は出しを防止するにはキ一部材に強
い抵抗を及ぼすように締付けなければならないが、そう
すると打込み時の抵抗が大きくなって打込み難い問題が
ある。
み方向、抜は出し方向のいずれの方向についても同程度
の抵抗を発揮する構造になっているため、使用時の遠心
力の影響等による抜は出しを防止するにはキ一部材に強
い抵抗を及ぼすように締付けなければならないが、そう
すると打込み時の抵抗が大きくなって打込み難い問題が
ある。
逆に、打込み易くすると抜は出し易いことになり、いず
れの場合にも程良い抵抗を与えるためには、打込み方向
、抜は出し方向の抵抗は同程度に設定するほかなかった
のである。
れの場合にも程良い抵抗を与えるためには、打込み方向
、抜は出し方向の抵抗は同程度に設定するほかなかった
のである。
本考案はキ一部材とこれに噛み合うキーロック部材との
結合構造に改良を加え、キ一部材が打込み易く、シかも
抜は出し難いキーロック構造をもった浚渫機用のカッタ
ー歯を提供することを目的としている。
結合構造に改良を加え、キ一部材が打込み易く、シかも
抜は出し難いキーロック構造をもった浚渫機用のカッタ
ー歯を提供することを目的としている。
次に、本考案の構成を添付図面に基づいて説明する。
図において、1は浚渫機用のカッター歯であり、カッタ
ーヘッドのブレードA(第5図参照)に固定されるアダ
プター2と、そのアダプター2の先端部に着脱自在に取
付けられるチップ3とによって構成される。
ーヘッドのブレードA(第5図参照)に固定されるアダ
プター2と、そのアダプター2の先端部に着脱自在に取
付けられるチップ3とによって構成される。
アダプター2は、その先端に至るほど次第に細くなる四
角柱形のノーズ部4を有しており、そのノーズ部4の一
面から反対面に貫通する角孔5が設けられている。
角柱形のノーズ部4を有しており、そのノーズ部4の一
面から反対面に貫通する角孔5が設けられている。
上記の孔5は、第3図に示すように狭幅部5aとその先
端に連らなった広幅部5bとから形成されている。
端に連らなった広幅部5bとから形成されている。
チップ3はその後端面に前記のノーズ部4に適合する凹
所6を有し、その対向二面に上記の孔5の狭幅部5aと
合致する孔7,7を設けである。
所6を有し、その対向二面に上記の孔5の狭幅部5aと
合致する孔7,7を設けである。
上記アダプター2の孔5における広幅部5b内にはキー
ロック部材8が予め組込まれており、これを組込んだ状
態でノーズ部4にチップ3の凹所6を嵌合すると、孔5
の狭幅部5aとチップ3の孔7,7とが合致するので、
両者に共通なキ一部材9を打込むことができる。
ロック部材8が予め組込まれており、これを組込んだ状
態でノーズ部4にチップ3の凹所6を嵌合すると、孔5
の狭幅部5aとチップ3の孔7,7とが合致するので、
両者に共通なキ一部材9を打込むことができる。
上記のキーロック部材8は孔5の広幅部5b内に適合す
る長さ及び厚さを有するゴム等の弾性体10の一側面に
、一定の間隔をおいてロック金具11をモールド成形等
によって一体に植設しである。
る長さ及び厚さを有するゴム等の弾性体10の一側面に
、一定の間隔をおいてロック金具11をモールド成形等
によって一体に植設しである。
このロック金具11の露出部分は、当該植設面の幅方向
に稜線をもった三角形突起に形成され、複数のロック金
具11によって鋸歯状の凹凸12を形成している。
に稜線をもった三角形突起に形成され、複数のロック金
具11によって鋸歯状の凹凸12を形成している。
上記ロック金具11の三角形突起を形成する一方の傾斜
面14は、第4図に示すように、植設面に対して角度α
の傾斜角度を有し、他方の傾斜面15はそれより小さい
傾斜角度βを有する。
面14は、第4図に示すように、植設面に対して角度α
の傾斜角度を有し、他方の傾斜面15はそれより小さい
傾斜角度βを有する。
上記のキ一部材9は孔5の狭幅部5aに適合する厚さ、
及びチップ3の各孔7,7にわたって貫通し得る長さで
あって、キーロック部材8と対向するロック面にその凹
凸12に適合する凹凸13を有する。
及びチップ3の各孔7,7にわたって貫通し得る長さで
あって、キーロック部材8と対向するロック面にその凹
凸12に適合する凹凸13を有する。
この凹凸13を形成する■形凹所16は前記の傾斜面1
4.15と同一の傾斜角度を有する傾斜面によって形成
されている。
4.15と同一の傾斜角度を有する傾斜面によって形成
されている。
したがって、予めキーロック部材8を組込んだ状態でそ
の傾斜角度の小さい方の傾斜面14を乗り越える方向(
第4図矢印a方向)に打込むと、キ一部材9の凹凸13
の凸部が各ロック金具11を弾性体10内に押込みなが
ら次々とその上を通り越して貫入される。
の傾斜角度の小さい方の傾斜面14を乗り越える方向(
第4図矢印a方向)に打込むと、キ一部材9の凹凸13
の凸部が各ロック金具11を弾性体10内に押込みなが
ら次々とその上を通り越して貫入される。
ロック金具11は弾性体10の弾力によって元の状態に
復元し、キ一部材9の■形凹所16に嵌り込む(第1図
参照)。
復元し、キ一部材9の■形凹所16に嵌り込む(第1図
参照)。
本考案のカッター歯1は上記のように構成され、第5図
に示すようにアダプター2をカッターヘッドのブレード
Aに固着して使用に供される。
に示すようにアダプター2をカッターヘッドのブレード
Aに固着して使用に供される。
この場合カッター歯1は矢印す方向に回転するからキ一
部材9は矢印C方向に遠心力を受ける。
部材9は矢印C方向に遠心力を受ける。
この遠心力はキ一部材9を引抜く方向に作用するが、キ
一部材9とキーロック部材8は傾斜角度の大きい傾斜面
相互が係合するため著しく大きい抵抗力を示すことにな
る。
一部材9とキーロック部材8は傾斜角度の大きい傾斜面
相互が係合するため著しく大きい抵抗力を示すことにな
る。
以上のように、本考案はキーロック部材の三角突起とキ
一部材の■形凹所とが噛み合う2面の傾斜面の角度を一
方が他方より大であるように形成したためキ一部材を一
方向に打込んでそのま・同じ方向に抜き出すことは容易
であるが、それと反対方向にキ一部材を移動させようと
すると、角度の大きい傾斜面の係合により著しく大きい
抵抗力を生じ、その方向には抜は難くなる。
一部材の■形凹所とが噛み合う2面の傾斜面の角度を一
方が他方より大であるように形成したためキ一部材を一
方向に打込んでそのま・同じ方向に抜き出すことは容易
であるが、それと反対方向にキ一部材を移動させようと
すると、角度の大きい傾斜面の係合により著しく大きい
抵抗力を生じ、その方向には抜は難くなる。
したがって、このカッター歯の取付状態の如何によって
キ一部材にその打込み方向と逆方向に遠心力が作用する
ことがあっても、キ一部材は強い抵抗力を発揮するため
抜は出す危険がない。
キ一部材にその打込み方向と逆方向に遠心力が作用する
ことがあっても、キ一部材は強い抵抗力を発揮するため
抜は出す危険がない。
更に、キーロック部材はゴム等の弾性体の片面にロック
金具を植設して三角形突起を露出せしめることによりキ
一部材と噛み合う凹凸を形成しているので、キ一部材と
の係合力を大きくするには、ロック金具を植設する際の
傾きだけを変ればよく、突出量を変える必要はないので
、ゴム等の弾性体との結合力の低下を来たさない、いい
かえれば弾性体との結合力に影響を及ぼすことなく、単
にロック金具の傾きを変えるだけでキ一部材との係合力
を大きくすることができる効果もある。
金具を植設して三角形突起を露出せしめることによりキ
一部材と噛み合う凹凸を形成しているので、キ一部材と
の係合力を大きくするには、ロック金具を植設する際の
傾きだけを変ればよく、突出量を変える必要はないので
、ゴム等の弾性体との結合力の低下を来たさない、いい
かえれば弾性体との結合力に影響を及ぼすことなく、単
にロック金具の傾きを変えるだけでキ一部材との係合力
を大きくすることができる効果もある。
第1図は横断平面図、第2図は正面図、第3図は分解斜
視図、第4図は一部拡大図、第5図は使用状態を示す平
面図である。 1・・・・・・カッター歯、2・・・・・・アダプター
、3・・・・・・チップ、4・・・・・・ノーズ部、5
・・・・・・孔、6・・・・・・凹所、8・・・・・・
キーロック部材、9・・・・・・キ一部材、10・・・
・・・弾性体、11・・・・・・ロック金具、14.1
5・・・・・・傾斜面、16・・・・・・■形凹所。
視図、第4図は一部拡大図、第5図は使用状態を示す平
面図である。 1・・・・・・カッター歯、2・・・・・・アダプター
、3・・・・・・チップ、4・・・・・・ノーズ部、5
・・・・・・孔、6・・・・・・凹所、8・・・・・・
キーロック部材、9・・・・・・キ一部材、10・・・
・・・弾性体、11・・・・・・ロック金具、14.1
5・・・・・・傾斜面、16・・・・・・■形凹所。
Claims (1)
- カッタ一本体に固定されたアダプターのノーズ部にチッ
プ後端面の凹所を嵌合し、その嵌合部分においてアダプ
ターとチップとをキーロック構造により結合し、そのキ
ーロック構造をアダプターノーズ部に挿入したキーロッ
ク部材と、チップ及びアダプターノーズ部に共通に挿入
したキ一部材との噛み合い構造によって構成した浚渫機
用カッター歯において、上記キーロック部材をゴム等の
弾性体によって形成し、その−側面に長さ方向に一定間
隔をおいて複数個のロック金具を植設し、各金具の露出
部分を当該植設面の幅方向に稜線をもった三角形突起に
形成し、且つ各突起の片側の傾斜面の傾斜角度を他側の
傾斜面の傾斜角度より小に形成し、上記キ一部材のロッ
ク面に上記三角形突起に適合する傾斜面をもったV形凹
所を複数個所形成したことを特徴とする浚渫機用カッタ
ー歯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976149895U JPS5810788Y2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 浚渫機用カッタ−歯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976149895U JPS5810788Y2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 浚渫機用カッタ−歯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5365233U JPS5365233U (ja) | 1978-06-01 |
JPS5810788Y2 true JPS5810788Y2 (ja) | 1983-02-28 |
Family
ID=28758208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976149895U Expired JPS5810788Y2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 浚渫機用カッタ−歯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810788Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7171771B2 (en) * | 2003-04-30 | 2007-02-06 | Esco Corporation | Releasable coupling assembly |
AR071446A1 (es) * | 2008-01-08 | 2010-06-23 | Esco Corp | Punta para rodillo para trabajos de terraceria |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135121U (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-16 |
-
1976
- 1976-11-04 JP JP1976149895U patent/JPS5810788Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135121U (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5365233U (ja) | 1978-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5311681A (en) | Retaining mechanism | |
JPS63142131A (ja) | 掘削機用歯組立体 | |
US6619956B1 (en) | Dental matrix strip | |
CA2244456A1 (en) | Connection pin assembly | |
JPS5810788Y2 (ja) | 浚渫機用カッタ−歯 | |
JPH0111060Y2 (ja) | ||
CA2193296C (en) | Cable tie having enhanced locking engagement between pawl and ratchet teeth on tongue | |
GB2136871A (en) | Ball-and-socket joint | |
KR840002649Y1 (ko) | 박 클 | |
JPS649126B2 (ja) | ||
US5906027A (en) | Handle with interchangeable implements | |
JPH0420423Y2 (ja) | ||
JPH0420422Y2 (ja) | ||
JPH0136505Y2 (ja) | ||
JPS6317849Y2 (ja) | ||
KR920007083Y1 (ko) | 나사 고정구 | |
JPS60159759U (ja) | 薄膜類用の切断刃 | |
JP2540293Y2 (ja) | 粘着式除塵具のめくり取り兼切断用具 | |
JPS5910893Y2 (ja) | 配線ダクト用ジヨイナ−のカバ−取付構造 | |
JPS5848165Y2 (ja) | 接着ウインドのモ−ル取付け構造 | |
JP4658294B2 (ja) | 目地内への乾式目地材の装着方法 | |
JP3001243U (ja) | ヘルメツトのヘツドバンド | |
JPH018174Y2 (ja) | ||
JPS6141805Y2 (ja) | ||
KR860001821Y1 (ko) | 벨트구 |