JPS5810640B2 - 揮発性液体の移注方法 - Google Patents
揮発性液体の移注方法Info
- Publication number
- JPS5810640B2 JPS5810640B2 JP52133992A JP13399277A JPS5810640B2 JP S5810640 B2 JPS5810640 B2 JP S5810640B2 JP 52133992 A JP52133992 A JP 52133992A JP 13399277 A JP13399277 A JP 13399277A JP S5810640 B2 JPS5810640 B2 JP S5810640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- container
- liquid
- sealed
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、揮発性液体の移注方法に関し、詳しくは一定
の容器に封入されているエチルメルカプタン、エチレン
イミン、シアン化水素水等悪臭を有する揮発性液体を実
験研究、伝染予防、汚物処理その他の使用目的に応じて
他の容器に移注する際、上記液体の漏洩、気化蒸散、流
失等に伴う水蓄への被害や環境汚染を完全に防止するた
めに、移注されるこれら液体を外気に全く触れること無
く、安全かつ適切に、しかも簡単に他の容器に反復して
移注することができる方法、に係るものである。
の容器に封入されているエチルメルカプタン、エチレン
イミン、シアン化水素水等悪臭を有する揮発性液体を実
験研究、伝染予防、汚物処理その他の使用目的に応じて
他の容器に移注する際、上記液体の漏洩、気化蒸散、流
失等に伴う水蓄への被害や環境汚染を完全に防止するた
めに、移注されるこれら液体を外気に全く触れること無
く、安全かつ適切に、しかも簡単に他の容器に反復して
移注することができる方法、に係るものである。
従来、一定の容器に封入されている上記エチルメルカプ
タン、エチレンイミン、シアン化水素水等悪臭を有する
揮発性液体を使用目的に応じて他の容器に移注するにあ
たっては、換気装置を備えたフード内で行うか、グロー
ブボックス内で行うか、マジックバンドを装備した密室
内で行い等の方法しかなく、しかもこの際、これら液体
の漏洩、気化蒸散、流失等に伴う水蓄への被害や環境汚
染を防止するためには、多大の費用と設備を要している
のが実状である。
タン、エチレンイミン、シアン化水素水等悪臭を有する
揮発性液体を使用目的に応じて他の容器に移注するにあ
たっては、換気装置を備えたフード内で行うか、グロー
ブボックス内で行うか、マジックバンドを装備した密室
内で行い等の方法しかなく、しかもこの際、これら液体
の漏洩、気化蒸散、流失等に伴う水蓄への被害や環境汚
染を防止するためには、多大の費用と設備を要している
のが実状である。
本発明は、かかる実状に鑑み、一定の容器に封入されて
いるエチルメルカプタン等、水蓄に極めて有害な悪臭を
有する揮発性液体を使用目的に応じて他の容器に移注す
る際、これら液体の漏洩、気化蒸散、流失等に伴う水蓄
への被害や環境汚染を防止する為の何等格別な設備を必
要とせずに。
いるエチルメルカプタン等、水蓄に極めて有害な悪臭を
有する揮発性液体を使用目的に応じて他の容器に移注す
る際、これら液体の漏洩、気化蒸散、流失等に伴う水蓄
への被害や環境汚染を防止する為の何等格別な設備を必
要とせずに。
該液体を外気に全く触れること無く、安全かつ適切に、
しかも簡単に他の容器に反復して移注し得る方法を提供
せんとするものである。
しかも簡単に他の容器に反復して移注し得る方法を提供
せんとするものである。
本発明の構成を図面に示された一実施例について説明す
れば、1は一方の有底端面中央部に注入管1を連通して
一体に形成し、他端面を開放状とした円筒状のポリエチ
レン製の不透気性袋体、2は移注液体の受容器であって
、該受容器2と上記ポリエチレン製袋体1は、受容器2
の上端面−側に設けた密栓3に連通して接続されたポリ
エチレン製受注管3に接続用管4を介して連結されてい
る。
れば、1は一方の有底端面中央部に注入管1を連通して
一体に形成し、他端面を開放状とした円筒状のポリエチ
レン製の不透気性袋体、2は移注液体の受容器であって
、該受容器2と上記ポリエチレン製袋体1は、受容器2
の上端面−側に設けた密栓3に連通して接続されたポリ
エチレン製受注管3に接続用管4を介して連結されてい
る。
5は極めて悪臭な揮発性液体であるエチルメルカプタン
を封入したアンプル状容器であって、該容器5の一端面
には突状部5が形成されている。
を封入したアンプル状容器であって、該容器5の一端面
には突状部5が形成されている。
この容器は容器本体と蓋体とからなるものであってもよ
い。
い。
6は受容器2の内部と大気とを連通すべく該受容器2の
上端面側に装着された開閉栓である。
上端面側に装着された開閉栓である。
斜上の如き構成において、いまアンプル状容器5内に封
入されているエチルメルカプタンを受容器2内に移注す
るにあたっては、先ずアンプル状容器5を、該アンプル
状容器5の突状部5を前記注入管1方向に臨ませた状態
でポリエチレン製袋体1内に挿入し、該ポリエチレン製
袋体1の開口部を熱融着部7で熱融着して熱融着部8を
形成し密封状態とする(第2図A参照)。
入されているエチルメルカプタンを受容器2内に移注す
るにあたっては、先ずアンプル状容器5を、該アンプル
状容器5の突状部5を前記注入管1方向に臨ませた状態
でポリエチレン製袋体1内に挿入し、該ポリエチレン製
袋体1の開口部を熱融着部7で熱融着して熱融着部8を
形成し密封状態とする(第2図A参照)。
次いで袋体の外部から目視の状態で上記アンプル状容器
5の突状部5を折損し、その中に封入されているエチル
メルカプタンを注入管1から受注管3を介して受容器2
に移注する(第2図B参照)D上記の如き方法によって
エチルメルカプタンを受容器2内に移注したならば、袋
体を熱融着部8側から注入管1側に押しつぶすか、扁平
にして巻き上げる等により、袋体1内に残留する揮発気
体を十分絞り出したのち、接続用管4の近傍受容器2側
を熱融着部7で熱融着して熱融着部9を形成しポリエチ
レン製袋体1と受容器2との連結を融着断絶する。
5の突状部5を折損し、その中に封入されているエチル
メルカプタンを注入管1から受注管3を介して受容器2
に移注する(第2図B参照)D上記の如き方法によって
エチルメルカプタンを受容器2内に移注したならば、袋
体を熱融着部8側から注入管1側に押しつぶすか、扁平
にして巻き上げる等により、袋体1内に残留する揮発気
体を十分絞り出したのち、接続用管4の近傍受容器2側
を熱融着部7で熱融着して熱融着部9を形成しポリエチ
レン製袋体1と受容器2との連結を融着断絶する。
第2図C然る後核熱融着部9の中間部を切断しその両側
を密封のまま切離すことにより上記アンプル状容器5内
に残存するエチメルカブタン及びその揮発ガスは外気に
全く触れること無く、また受容器2内に移注されたエチ
メルカブタンも外気から全く遮断含恥(第3図参照)。
を密封のまま切離すことにより上記アンプル状容器5内
に残存するエチメルカブタン及びその揮発ガスは外気に
全く触れること無く、また受容器2内に移注されたエチ
メルカブタンも外気から全く遮断含恥(第3図参照)。
そして切離3功ポリ工チレン製袋体1は、そのまま焼却
する等の適宜通常の手段により安全力つ適切に処理され
る。
する等の適宜通常の手段により安全力つ適切に処理され
る。
一方液体の移注を反発して操り返す必要があるときは、
第4図に示す如くポリエチレン製受注管3の前記熱融着
部9の近傍受容器2側をピンチコック10等で挟圧密封
して該熱融着部9とピンチコック10間の非熱融音部分
を切損し、該端部に新たなポリエチレン製袋体1の注入
管1′を新たな接続用管4を介て連結すれば、一端を受
容器に、連通接続されているポリエチレン製受注管3の
他端はピンチコック10で密封されているので、エチル
メルカプチンの蒸気が外部に流出すること無く新たなポ
リエチレン製袋体1が連結される。
第4図に示す如くポリエチレン製受注管3の前記熱融着
部9の近傍受容器2側をピンチコック10等で挟圧密封
して該熱融着部9とピンチコック10間の非熱融音部分
を切損し、該端部に新たなポリエチレン製袋体1の注入
管1′を新たな接続用管4を介て連結すれば、一端を受
容器に、連通接続されているポリエチレン製受注管3の
他端はピンチコック10で密封されているので、エチル
メルカプチンの蒸気が外部に流出すること無く新たなポ
リエチレン製袋体1が連結される。
従って、前記と同様な方法でアンプル状容器5を該ポリ
エチレン製袋体1に挿入密封した後、上記ピンチコック
10を解除せしめれば、アンプル状容器5内に封入され
たエチルメルカプタンを受容器2内に移注する状態にす
ることができる。
エチレン製袋体1に挿入密封した後、上記ピンチコック
10を解除せしめれば、アンプル状容器5内に封入され
たエチルメルカプタンを受容器2内に移注する状態にす
ることができる。
このため、ポリエチレン製受注管3が短小化する迄何度
でも反復して揮発性液体を移注することができる。
でも反復して揮発性液体を移注することができる。
尚、アンプル状容器に封入されている液体の化学的、物
理的性質により、移注に際して外気に触れても直接環境
汚染が生じない場合には、必要に応じて開閉栓6を開放
して該液体の移注を促進させてもよい。
理的性質により、移注に際して外気に触れても直接環境
汚染が生じない場合には、必要に応じて開閉栓6を開放
して該液体の移注を促進させてもよい。
上記実施例においては、揮発性液体の移注方法について
説明したが、この方法は引火性の液体にも応用できるこ
とは勿論であり、また熱融着性袋体をポリエチレン製の
ものとしたが、これに限定されるものではなく、通常の
熱融着性を有している樹脂、例えばポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、テフロン等の不透気性
フィルムにより製造されたものでよい。
説明したが、この方法は引火性の液体にも応用できるこ
とは勿論であり、また熱融着性袋体をポリエチレン製の
ものとしたが、これに限定されるものではなく、通常の
熱融着性を有している樹脂、例えばポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、テフロン等の不透気性
フィルムにより製造されたものでよい。
これを要するに、本発明は、エチルメルカプタン等、水
蓄に極めて有害な悪臭を有する揮発性液体を使用目的に
応じて他の容器に移注するに際し、一端を受容器に接続
した熱融着性受注管に連結し、かつ他端を開放してなる
熱融着性袋体に上記液体を封入した容器を入れた後、該
熱融着性袋体の開口部を融着密封してから、該容器中の
液体を上記熱融着性受注管を介して受容器に移注し、然
る後核熱融着性受注管を融着密封して該熱融着部の中間
部を切断しその両側を密封のまま切離すようにしたもの
であるから上記揮発性液体を受容器に移注する際、該液
体を外気に全く触れさせること無く、安全かつ適切に、
しかも簡単に移注し得て、該液体の漏洩、気化蒸散、流
失等を完全に阻止することができ、従って従来の如く移
注作業の際に必要とした環境汚染を防止するための格別
な設備を全く不要となるばかりでなく、通常の状態下で
、前記有害液体を封入した容器と受容器とを連通連結す
る熱融着性受注管が短小化する迄、何度でも操り返して
反復移注することができ、さらに移注作業に使用される
袋体は透視性を有する合成樹脂フィルムで形成されてい
るので袋体内での容器の取扱が簡便である許りでなく、
容器の切損に起因する袋体の裂損も防止することができ
、常に適切な移注作業を安全的確に行うことができる極
めて有用な新規的効果を奏するものである。
蓄に極めて有害な悪臭を有する揮発性液体を使用目的に
応じて他の容器に移注するに際し、一端を受容器に接続
した熱融着性受注管に連結し、かつ他端を開放してなる
熱融着性袋体に上記液体を封入した容器を入れた後、該
熱融着性袋体の開口部を融着密封してから、該容器中の
液体を上記熱融着性受注管を介して受容器に移注し、然
る後核熱融着性受注管を融着密封して該熱融着部の中間
部を切断しその両側を密封のまま切離すようにしたもの
であるから上記揮発性液体を受容器に移注する際、該液
体を外気に全く触れさせること無く、安全かつ適切に、
しかも簡単に移注し得て、該液体の漏洩、気化蒸散、流
失等を完全に阻止することができ、従って従来の如く移
注作業の際に必要とした環境汚染を防止するための格別
な設備を全く不要となるばかりでなく、通常の状態下で
、前記有害液体を封入した容器と受容器とを連通連結す
る熱融着性受注管が短小化する迄、何度でも操り返して
反復移注することができ、さらに移注作業に使用される
袋体は透視性を有する合成樹脂フィルムで形成されてい
るので袋体内での容器の取扱が簡便である許りでなく、
容器の切損に起因する袋体の裂損も防止することができ
、常に適切な移注作業を安全的確に行うことができる極
めて有用な新規的効果を奏するものである。
図面は本発明に係る揮発性液体の移注方法およびそれに
使用される移注用袋体の一実施例を示すものであって、
第1図は該液体の移注方法を実施するための全体説明図
、第2図A、B、C,第3図及び第4図は上記実施例の
作用説明図である。 図中1はポリエチレン製の不透気性袋体、1′は注入管
、2は受容器、3はポリエチレン製受注管、5はアンプ
ル状容器、8,9は熱融着部、10はピンチコックであ
る。
使用される移注用袋体の一実施例を示すものであって、
第1図は該液体の移注方法を実施するための全体説明図
、第2図A、B、C,第3図及び第4図は上記実施例の
作用説明図である。 図中1はポリエチレン製の不透気性袋体、1′は注入管
、2は受容器、3はポリエチレン製受注管、5はアンプ
ル状容器、8,9は熱融着部、10はピンチコックであ
る。
Claims (1)
- 1 容器内の揮発性液体を他の容器に移注する方法であ
って、上記液体を収容する容器を、容器ごと不当気性合
成樹脂膜で円筒形に形成され一端を開口部とし他端有底
部に注入管を一体に連通して設けた袋体内に入れ、該袋
体の開口部を熱融着させ、注入管の先端を他の容器の密
栓に設けた受注管に接続して袋体を密封状態にしたのち
、上記袋体内で容器の蓋を解放して収容されている液体
を注入管、受注管を経て他方の容器に移注し、しかるの
ち、受注管を密封して移注時の揮発気体を袋体内に密閉
することを特徴とする揮発性液体の移注方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52133992A JPS5810640B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 揮発性液体の移注方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52133992A JPS5810640B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 揮発性液体の移注方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5467221A JPS5467221A (en) | 1979-05-30 |
JPS5810640B2 true JPS5810640B2 (ja) | 1983-02-26 |
Family
ID=15117845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52133992A Expired JPS5810640B2 (ja) | 1977-11-08 | 1977-11-08 | 揮発性液体の移注方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810640B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS556680Y2 (ja) * | 1976-04-05 | 1980-02-15 |
-
1977
- 1977-11-08 JP JP52133992A patent/JPS5810640B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5467221A (en) | 1979-05-30 |
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