JPS5810451B2 - Bi−sn−in ケイゴウキン - Google Patents
Bi−sn−in ケイゴウキンInfo
- Publication number
- JPS5810451B2 JPS5810451B2 JP50032938A JP3293875A JPS5810451B2 JP S5810451 B2 JPS5810451 B2 JP S5810451B2 JP 50032938 A JP50032938 A JP 50032938A JP 3293875 A JP3293875 A JP 3293875A JP S5810451 B2 JPS5810451 B2 JP S5810451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- sealing
- present
- sealing material
- nuclear reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉に用いられるたとえばステンレス鋼など
の金属製容器のシール材として用いることのできる低融
点のシール用B1−8n−In系合金に関する。
の金属製容器のシール材として用いることのできる低融
点のシール用B1−8n−In系合金に関する。
従来の原子炉のシール用B1−8n−In系合金はB1
−8n共晶組成にInを多量に加えて融点を100℃以
下にすることによって、ステンレス鋼製容器などのシー
ル材として用いられていた。
−8n共晶組成にInを多量に加えて融点を100℃以
下にすることによって、ステンレス鋼製容器などのシー
ル材として用いられていた。
たとえば、第1図に示すような原子炉1の回転プラグ2
は、炉1内の冷却材3の上面を覆う放射能を帯びたカバ
ーガス4を大気中にろう漏させないために、プラグ2の
縁に設けた仕切板5と炉1の上縁に設けた樋6と、この
樋6内に充填したシール材7とで密閉状態に保持する必
要があり、特に上記シール材7としてB1−8n−In
系合金の低融点合金を用いることによって、回転プラグ
2の回転操作を行なう場合、そのシール材を溶融するた
めの加熱装置に大容量のものを用いる必要がなく、好都
合であった。
は、炉1内の冷却材3の上面を覆う放射能を帯びたカバ
ーガス4を大気中にろう漏させないために、プラグ2の
縁に設けた仕切板5と炉1の上縁に設けた樋6と、この
樋6内に充填したシール材7とで密閉状態に保持する必
要があり、特に上記シール材7としてB1−8n−In
系合金の低融点合金を用いることによって、回転プラグ
2の回転操作を行なう場合、そのシール材を溶融するた
めの加熱装置に大容量のものを用いる必要がなく、好都
合であった。
しかしながら従来のシール用B1−8n−In系合金を
シール材として用いるには高価なInを多量に必要とし
不経済なものであった。
シール材として用いるには高価なInを多量に必要とし
不経済なものであった。
(シール用B1−8n−In系合金で最低温度の融点を
得るにはBi、Snの組成比にも関係するがInのの量
を20重量%前後とする必要がある。
得るにはBi、Snの組成比にも関係するがInのの量
を20重量%前後とする必要がある。
)しかし安価なシール材を得るために単にInの量を少
なくしただけではシール性、耐酸化性などが劣化して実
用性および安全性のさらに高いものは得られない。
なくしただけではシール性、耐酸化性などが劣化して実
用性および安全性のさらに高いものは得られない。
たとえば、重量%でB165%、5n22%、In13
%の組成比としたシール材を第1図で示したような原子
炉1の回転プラグ2のシーリングに用いたとすると、回
転プラグ2の回転操作を行なうときにはシール材7を溶
融し、原子炉1の定常運転中には回転プラグ2を固定さ
せるために凝固させるが、この時の溶融、凝固によって
このシール材は酸化された酸化スケールが発生し、さら
にはシール材自身の組成を変化させてしまい、仕切板5
と樋6とシール材7との接触部での密着性を劣化させ、
原子炉1内のカバーガス4を密閉も維持し難くなるなど
の不都合を生じる。
%の組成比としたシール材を第1図で示したような原子
炉1の回転プラグ2のシーリングに用いたとすると、回
転プラグ2の回転操作を行なうときにはシール材7を溶
融し、原子炉1の定常運転中には回転プラグ2を固定さ
せるために凝固させるが、この時の溶融、凝固によって
このシール材は酸化された酸化スケールが発生し、さら
にはシール材自身の組成を変化させてしまい、仕切板5
と樋6とシール材7との接触部での密着性を劣化させ、
原子炉1内のカバーガス4を密閉も維持し難くなるなど
の不都合を生じる。
本発明は上述した従来の欠点を改良しさらにシール性や
耐酸化性のすぐれたもので、重量%の組成比でBiを3
6〜54%、Snを44〜52%。
耐酸化性のすぐれたもので、重量%の組成比でBiを3
6〜54%、Snを44〜52%。
Inを2〜12%、とすることによって高価なIn少な
くし、なおかつシール性耐酸化性の良好な原子炉のシー
ル用B1−8n−In系合金を提供することを目的とす
る。
くし、なおかつシール性耐酸化性の良好な原子炉のシー
ル用B1−8n−In系合金を提供することを目的とす
る。
以下本発明の実施例について詳細に説明する。
本発明によるシール用B1−5n−In系合金は、その
組成比を第2図のような三元図で示すと斜線の範囲の組
成となる。
組成比を第2図のような三元図で示すと斜線の範囲の組
成となる。
すなわち重量%でBiが36〜54%、Snが44〜5
2%、Inが2〜12%の範囲の組成とした時にすぐれ
たシール性および耐酸化性を発揮するものである。
2%、Inが2〜12%の範囲の組成とした時にすぐれ
たシール性および耐酸化性を発揮するものである。
この合金のシール性は、第2図内に、その代表例を測定
した結果について優秀な場合を○印、良い場合を△印、
やや悪い場合を△印、悪い場合を×印として示すと、本
発明の組成比内の合金であれば極めてすぐれていること
が解る。
した結果について優秀な場合を○印、良い場合を△印、
やや悪い場合を△印、悪い場合を×印として示すと、本
発明の組成比内の合金であれば極めてすぐれていること
が解る。
このシール性についてさらに詳述すると、所定測定容器
内にアルゴンガスを充てんし、この容器の端口を所定組
成比のシール合金を用い封止し、この容器内のガス圧を
外部との差圧を1kg/cr2としてセットし、放置す
ることによって(時間経過に伴なって)得られた容器内
の圧力減少速度(ky/cw2/H)乃至リーク量速度
(CC/H)をそれぞれ求めた次表に示す基準によるも
のであり、B1−8n−In系シール合金について本発
明に含まれる場合および本発明外の場合の例を併せて示
した。
内にアルゴンガスを充てんし、この容器の端口を所定組
成比のシール合金を用い封止し、この容器内のガス圧を
外部との差圧を1kg/cr2としてセットし、放置す
ることによって(時間経過に伴なって)得られた容器内
の圧力減少速度(ky/cw2/H)乃至リーク量速度
(CC/H)をそれぞれ求めた次表に示す基準によるも
のであり、B1−8n−In系シール合金について本発
明に含まれる場合および本発明外の場合の例を併せて示
した。
さらに耐酸化性は、Inの量によって決定されIn量が
12重量%以下であれば良好となる。
12重量%以下であれば良好となる。
しかしInが2重量未満であってはシール性が悪く実用
的でない。
的でない。
このようにIn量が2〜12%で、上記すぐれた耐酸化
性、耐シール性を示すのは全く予想外のことであった。
性、耐シール性を示すのは全く予想外のことであった。
本発明によるシール用B1−8n−In系合金は、原子
炉の回転プラグのシール材として用いることにより、効
果を発揮する。
炉の回転プラグのシール材として用いることにより、効
果を発揮する。
すなわち、本発明による合金の融点は、組成比によって
異なるが、135C〜150℃の範囲にあり、原子炉の
動作中の温度上昇によるシール性を弱めることはない。
異なるが、135C〜150℃の範囲にあり、原子炉の
動作中の温度上昇によるシール性を弱めることはない。
しかも150℃を超えると熱応力的に弱くなる原子炉な
どのステンレス鋼に対して本発明の合金の融点であれば
回転プラグの回転操作時の加熱で無理な応力が加わるこ
とはない。
どのステンレス鋼に対して本発明の合金の融点であれば
回転プラグの回転操作時の加熱で無理な応力が加わるこ
とはない。
なお本発明によるシール用B1−8n−In系合金は各
合金属内に不随的不純物が含まれていたとしても本発明
の範囲から逸脱するものではない。
合金属内に不随的不純物が含まれていたとしても本発明
の範囲から逸脱するものではない。
以上のように本発明によれば、原子炉の回転プラグなど
のシール材として適用すれば、そのシール性および耐酸
化性などのさらにすぐれた特性と共に高価なInを多量
に用いる必要がないなど(Inの組成比低減により従来
知られているB1−8n−In系シール材に較べ価格は
40〜60%程度)の多くの効果を発揮する。
のシール材として適用すれば、そのシール性および耐酸
化性などのさらにすぐれた特性と共に高価なInを多量
に用いる必要がないなど(Inの組成比低減により従来
知られているB1−8n−In系シール材に較べ価格は
40〜60%程度)の多くの効果を発揮する。
なお本発明のシール用B1−8n−In系合金は実施例
で示したようなステンレス鋼のシーリングに限らず、ア
ルミニウム基合金、銅基合金などの金属部材の接着、シ
ーリングなどのシール材として好適である。
で示したようなステンレス鋼のシーリングに限らず、ア
ルミニウム基合金、銅基合金などの金属部材の接着、シ
ーリングなどのシール材として好適である。
また、低融点かつ金属部材間の接着がすぐれていること
から、圧力釜などの安全弁としても用いることができる
。
から、圧力釜などの安全弁としても用いることができる
。
第1図は本発明の合金を原子炉の回転プラグのシール材
として適用した場合を示す側断面図、第2図は本発明の
合金組成比を説明するB1−8n−Inの三元図である
。 1・・・・・・原子炉、2・・・・・・回転プラグ、7
・・・・・・シール材。
として適用した場合を示す側断面図、第2図は本発明の
合金組成比を説明するB1−8n−Inの三元図である
。 1・・・・・・原子炉、2・・・・・・回転プラグ、7
・・・・・・シール材。
Claims (1)
- 1 重量%の組成比でBiを36〜54%、Snを44
〜52%、Inを2〜12%としたことを特徴とする原
子炉のシール用B1−8n−In系合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50032938A JPS5810451B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | Bi−sn−in ケイゴウキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50032938A JPS5810451B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | Bi−sn−in ケイゴウキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51108625A JPS51108625A (en) | 1976-09-27 |
JPS5810451B2 true JPS5810451B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=12372874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50032938A Expired JPS5810451B2 (ja) | 1975-03-20 | 1975-03-20 | Bi−sn−in ケイゴウキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810451B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5368814A (en) * | 1993-06-16 | 1994-11-29 | International Business Machines, Inc. | Lead free, tin-bismuth solder alloys |
US5344607A (en) * | 1993-06-16 | 1994-09-06 | International Business Machines Corporation | Lead-free, high tin, ternary solder alloy of tin, bismuth, and indium |
US5755896A (en) * | 1996-11-26 | 1998-05-26 | Ford Motor Company | Low temperature lead-free solder compositions |
JP6418349B1 (ja) * | 2018-03-08 | 2018-11-07 | 千住金属工業株式会社 | はんだ合金、はんだペースト、はんだボール、やに入りはんだおよびはんだ継手 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839694A (ja) * | 1971-09-30 | 1973-06-11 |
-
1975
- 1975-03-20 JP JP50032938A patent/JPS5810451B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839694A (ja) * | 1971-09-30 | 1973-06-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51108625A (en) | 1976-09-27 |
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