JPH1198932A - 鑑賞魚用水槽の底面装飾板 - Google Patents

鑑賞魚用水槽の底面装飾板

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JPH1198932A
JPH1198932A JP29930297A JP29930297A JPH1198932A JP H1198932 A JPH1198932 A JP H1198932A JP 29930297 A JP29930297 A JP 29930297A JP 29930297 A JP29930297 A JP 29930297A JP H1198932 A JPH1198932 A JP H1198932A
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JP
Japan
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aquarium
decorative plate
gravel
washed
sand
Prior art date
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Pending
Application number
JP29930297A
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English (en)
Inventor
Kiyoji Shimoda
喜代治 下田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鑑賞魚用水槽には、美観的にも、また魚の健康
的成育の点からも必要とされる砂利や砂が底部に敷かれ
ている。その掃除は、水槽内部から全ての物を取り出
し、米を研ぐようにして洗わなければならず、非常に大
変な作業であった。本発明はその作業を軽減し、快適な
鑑賞魚用水槽にする事ができる底面装飾板を提供する事
を目的とするものである。 【解決手段】大量の水を使い、米を研ぐようにして洗浄
していた水槽底部に敷く砂利を、樹脂板の表面に樹脂板
が見えなくなる程度の厚さで接着し、全体の厚みと高低
は、発泡スチロールやウレタン等の水の浸入しない材質
のもので作る事によって、最も問題となる砂利の深層部
をなくした。したがって、魚の糞尿や残餌が入り込んで
浄化されずに腐敗する事はない。また、掃除のときは表
面を掃くようにすればよく、作業が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】鑑賞魚用水槽の中の底面に置
き、美観をよくするとともに、飼育魚が落ち着く環境を
提供し、同時に、水槽の内や外に設置された浄化器の機
能を最大限に発揮させるべく、水槽底面の砂利の中の老
廃物や餌の残留を防ぎ、もって水槽掃除の際の労力を軽
減しようとするものであって、米を研ぐようにして洗っ
ていた砂利を、表面を掃くようにすれば掃除ができる、
水槽底面に設置する装飾板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から水槽の装飾品には、天然及び人
工の水草、流木、岩棚、人工サンゴ、あるいは水車小屋
のおもちゃ等があり、それらを、大磯砂、南国砂、サン
ゴ砂、川砂、海砂等の黒っぽいものや、白っぽいもの、
さらには茶色っぽい色をした砂利のバラバラのものを6
0cmの水槽で約15kg、奥の方を厚く高くする等し
て立体感が出るように工夫しながら敷きつめた水槽に、
魚を泳がせ鑑賞していた。これらは専ら装飾のみを目的
とするものであって、その後に行わなければならない水
槽内の掃除の事を考慮したものではなかった。したがっ
て、糞尿等魚の排泄物や残餌等がバラバラの砂利の隙間
の深層部に入り込んで取り出す事が難しかった。また、
水槽の状態を良く保つ事は、魚の成育と健康管理には欠
かせない事であるから、「上部式」、「外部式」、「投
げ込み式」、「スポンジ式」、「底面式」、「底面オー
バーフロー式」、「底面式と背面式の併用式」等、多種
多様の浄化装置が開発されている。しかし、いずれもバ
ラバラの砂利の深層部に入り込んだ老廃物等を完全に処
理する事はできなかった。その結果、老廃物は腐敗し、
有害なアンモニアや亜硝酸、硝塩酸を発生させ、魚が大
量死する事が多々あった。つまり、バラバラの底砂の中
では消化バクテリアなどの生物ろ過が十分にできないた
めである。それを解決するには、2〜3ヶ月に一度の底
砂を取り出して米を研ぐようにして洗う、大水換といわ
れる掃除を必要とした。またその間にも、7〜10日に
一度の砂利掃除器や底面掃除器と呼ばれている道具を用
いる、小水換といわれる掃除をしなければならなかっ
た。しかし、貝類や魚卵、あるいは稚魚が同じ水槽の中
にいる時に、その底砂を取り出して洗浄する事はほとん
どできない作業であって、たとえできたとしても、多く
の場合は魚等を死なせてしまっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有毒なアン
モニア、亜硝酸、硝塩酸の元になる魚の糞尿や残餌を速
やかに、それらを適正に処理できる水槽内外に設置され
た浄化器に集め、効率の良い物理的ろ過や、バクテリア
による生物ろ過を行い、それで処理しきれなくても、水
槽内を引っかきまわす事無く取り出して除去できるよう
にするとともに、60cm型の水槽の場合で約15kg
の砂利を使用していたものを3kg程度まで減らし、ま
た、水草の根元には水草の成育によい砂を入れるなど、
種類の異なる砂利を使え、水槽の奥の方には細かい砂
を、手前の方には粗い砂を使うことで立体感を出す事も
可能とし、さらに、水槽掃除の際の米を研ぐようにして
洗浄する、大変な労力と大量の洗浄水を必要とする作業
を軽減するばかりか、掃除のために長時間、別容器に入
れられた魚の飛び出し事故や、ストレスによる大量死を
も防ぐ事を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明は、大量の水を使
い、米を研ぐようにして洗浄していた水槽底部の砂利
を、樹脂板の表面に樹脂板そのものが見えない程度の厚
さで接着した構造にする事で、もっとも問題となる砂利
の深層部をなくした。したがって、魚の糞や残餌が入り
込む事がなくなった。掃除は、砂利掃除器などで強力に
吸い込むのではなく、軽く表面を掃くようにすればよ
い。また、初期注水時や、水換時にも砂利を舞い上がら
せる事が無いから、レイアウトが崩れない。
【0005】
【本発明の実施の形態】図面とともに説明すると次の通
りである。水槽の底部に設置される装飾板は、FRP
や塩化ビニール、ポリエチレン、アクリル板等のプラス
チックで成形した基板に対して、表面には砂利を接
着し、裏面には発泡スチロールやウレタン、あるいはコ
ンクリート等の充填材を充填し水が入らないようにし
た本体に、水草やヒーターを埋める穴や溝を設け
てある。水草は、穴よりすこし大きめのスポンジ等
に根を挟み、穴に植えて固定する事ができる。また、
軟質弱接着剤を用いて、水槽の底面ガラスに本発明の底
面装飾板を接着してもよい。
【0006】
【実施例】
実施例1: 本発明は、次のような構造でも同じ効果を
得る事ができる。即ち、天然の砂や砂利を適当な厚さに
して、FRP等の樹脂で固める製造方法であり、発泡ス
チロール、ウレタン、基板などを省いて作る方法であ
る。 実施例2: 本発明は必ずしも天然の砂や砂利を用いな
くても、樹脂板そのものの表面を石肌調や砂利肌調、あ
るいは砂利模様に加工してもよい。 実施例3: 大型の水槽に用いる場合には適当な大きさ
のブロックに分け、それを組み合わせて敷設するように
してもよい。 実施例4: 天然の砂や砂利に替えて、人工のセラミッ
クボールや、人工のゼオライト、陶磁器を用いてもよ
い。
【0007】
【発明の効果】A. 糞や残餌が取り出しやすい構造で
あるから、水槽が清浄である期間が延びると同時に、砂
利を米を研ぐようにして洗う作業が、表面を掃くように
して掃除する作業に替わり、一回の掃除に要する時間が
短縮される。 B. 水槽の底面の砂利肌面の作り方によっては、例え
ば川の流れのような模様と高低差を砂の色を変える事に
より、強力に表現できる。 C. 大きさの違う砂利を適宜配置できるので、より一
層立体感を変化をつける事ができ、優れた美観を持つ水
槽にする事ができる。 D. 水槽の運転時の重量を軽くする事ができる。 E. ヒーター等のようにガラス面に接触させない方が
よい器具や、水草は最適な位置に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部断面とした立面図である。
【符号の説明】
1:水槽 2:基板 3:砂利 4:充填材 5:穴 6:溝 7:水草

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽の底面を覆う大きさの塩化ビニールや
    ポリエチレン板等の、プラスチックで成形した基板の表
    面に、天然の石や砂、あるいは人工の装飾品を接着し、
    裏面には発泡スチロールや発泡ウレタン等の樹脂、ある
    いはコンクリート等を充填した事を特徴とする鑑賞魚用
    水槽の底面装飾板。
  2. 【請求項2】天然の石や砂をFRP樹脂等に埋め固めた
    事を特徴とする請求項1の鑑賞魚用水槽の底面装飾板。
  3. 【請求項3】基板の表面に水草を植え付ける為の穴と、
    ヒーターを埋設するための溝を設けた事を特徴とする、
    請求項1、請求項2の鑑賞魚用水槽の底面装飾板。
  4. 【請求項4】基板の表面が石肌調や砂利模様、あるいは
    砂利肌調に加工された事を特徴とする、請求項1、請求
    項2、請求項3の鑑賞魚用水槽の底面装飾板。
  5. 【請求項5】適当な大きさのブロックに分割し、組み合
    わせて使用するようにした事を特徴とする、請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4の鑑賞魚用水槽の底面装
    飾板。
JP29930297A 1997-09-25 1997-09-25 鑑賞魚用水槽の底面装飾板 Pending JPH1198932A (ja)

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JP29930297A JPH1198932A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 鑑賞魚用水槽の底面装飾板

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JPH1198932A true JPH1198932A (ja) 1999-04-13

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JP (1) JPH1198932A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6358634B1 (ja) * 2017-05-26 2018-07-18 岐阜技巧株式会社 敷き砂代替物
JP2020512012A (ja) * 2017-03-01 2020-04-23 アラン ジェイ. コーエン オーナメントアセンブリ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020512012A (ja) * 2017-03-01 2020-04-23 アラン ジェイ. コーエン オーナメントアセンブリ
JP6358634B1 (ja) * 2017-05-26 2018-07-18 岐阜技巧株式会社 敷き砂代替物
JP2018198559A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 岐阜技巧株式会社 敷き砂代替物

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