JPH1198121A - 光通信装置 - Google Patents

光通信装置

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JPH1198121A
JPH1198121A JP9253335A JP25333597A JPH1198121A JP H1198121 A JPH1198121 A JP H1198121A JP 9253335 A JP9253335 A JP 9253335A JP 25333597 A JP25333597 A JP 25333597A JP H1198121 A JPH1198121 A JP H1198121A
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optical
wavelength
amplifier
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signal
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JP9253335A
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Inventor
Tetsuji Miyata
哲次 宮田
Masahiro Sakakibara
雅博 榊原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】波長多重光信号の各波長の光信号電力を自動的
かつ確実に揃えることができる光通信装置を簡易な構成
で提供し、これにより信頼性と運用時の利便性を向上さ
せる。 【解決手段】光ファイバ1からの波長多重光を光分波器
2で分波して光スイッチ部4に導き、ADM制御回路7
の制御に応じた波長の光信号をドロップして光受信器5
−1,5−2,〜,5−nに入力する。一方、光スイッ
チ部4でスルーされた光信号を光合波器6−1で合波し
て利得可変光増幅器12で増幅し、この出力に上記スル
ーされた波長の光信号と重ならない波長の光送信器14
−1,14−2,〜,14−nの出力光を光合波器6−
2でアドして光ファイバ1に出力する。このとき利得可
変光増幅器12の出力光電力を(光送信器14−1の出
力光電力×スルーされる光信号数)と等しくなるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長多重伝送シ
ステムにおいて用いられる光通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信ニーズの拡大と通信技術の発
展とに伴い、光通信システムの伝送容量が急速に拡大し
ている。このような状況の中で、一本の光ファイバによ
る伝送容量を拡大するための手段の一つとして、複数の
波長の光信号を多重して伝送する光波長多重伝送システ
ムが実用化されつつある。
【0003】従来の光波長多重伝送システムの構成を図
4に示す。図4において、20〜22は光通信装置とし
てのステーションである。各ステーション20〜22の
構成は同一であるため、ここではステーション21を例
として説明する。
【0004】ステーション20から光ファイバ1を介し
て伝送される波長多重光信号は、光分波器2により異な
る波長λ1,λ2,〜,λnの光信号3−1,3−2,
〜,3−nに分波される。各波長の光信号3−1,3−
2,〜,3−nは光スイッチ部4に入力され、任意の波
長の光信号がドロップされる。ドロップされた光信号
は、受信光波長λ1,λ2,〜,λnの光受信器5−
1,5−2,〜,5−nのそれぞれに導かれ、光電変換
されて受信信号が再生される。
【0005】一方、光スイッチ部4でスルーされた光信
号は、それぞれの波長の光増幅器23−1,23−2,
〜,23−nで増幅されて各々光合波器6−1に導かれ
る。この光合波器6−1には、送信光波長λ1,λ2,
〜,λnの光送信器14−1,14−2,〜,14−n
が接続されており、前記ドロップされた光信号のうち少
なくとも一つの波長の光信号が前記スルーされた光信号
と合波されて光ファイバ15に導かれ、次のステーショ
ン22へ伝送される。
【0006】従来の光波長多重伝送システムの他の例を
図5に示す。図5に示すシステムは、図4の光増幅器2
3−1,23−2,〜,23−nに代えて、光送信器1
4−1,14−2,〜,14−nの出力段にそれぞれ光
減衰器24−1,24−2,〜,24−nを設け、さら
に光合波器6−1の出力を光増幅器17で増幅して出力
するようになっている。
【0007】上記図4及び図5に示す構成によれば、任
意の波長の光信号をドロップすると共に、このドロップ
された波長の光に新たな情報を乗せた光信号を、前記ス
ルーされた光信号にアドして伝送する光通信装置を提供
できる。
【0008】ところで、光ファイバを伝送媒体として用
いる光通信システムにあっては、伝送路途中に光中継器
を設け、減衰した光信号を増幅することで伝送距離の拡
大を図るようにしている。特に、上記した光波長多重伝
送システムに光中継器を用いる場合、伝送する各波長の
光信号の光信号電力を揃えることが重要である。
【0009】すなわち、伝送する各波長の光信号の光信
号電力にばらつきがあると、光中継器において波長ごと
の光SNR(信号対雑音比)にばらつきが生じ、最悪の
場合には受信器における再生が不可能となる。このた
め、従来の光波長多重伝送システムにおいては光増幅器
23−1,23−2,〜,23−nまたは光減衰器24
−1,24−2,〜,24−nを設け、各光増幅器の利
得または各光減衰器の減衰量をそれぞれ調整することで
スルーされる光信号とアドされる光信号の光信号電力を
波長ごとに揃えるようにしている。
【0010】ところが、上記した従来の光波長多重伝送
システムには以下に示すような不具合があった。すなわ
ち、各ステーションにおいてどの波長の光信号をドロッ
プまたはアドするかは任意に決定されるため、すべての
波長の光信号に対して光増幅器または光減衰器を設けな
ければならない。このため装置規模が大きくなり、シス
テムを構築する費用が高くなると共に信頼性も低下す
る。
【0011】さらに、各波長の光信号の光信号電力を揃
えるためには、スルーされた波長の光信号の光信号電力
またはアドする波長の光送信器の出力を測定し、これを
もとに光増幅器23−1,23−2,〜,23−nの利
得または光減衰器24−1,24−2,〜,24−nの
減衰量を最適に調整しなければならない。ところが、伝
送される光信号の光信号電力や光送信器の出力は温度や
経年変化によってドリフトするため、上記測定を定期的
に行い、そのたびに光増幅器や光減衰器の調整を行う必
要がある。このためシステム敷設後の手間が非常に大き
くなり、特にシステムを海底に敷設する海底光伝送シス
テムにおいて光波長多重伝送を行う場合には大きな問題
となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
光通信装置には、波長多重光信号の各波長の光信号電力
を揃えるためにすべての波長の光信号に対応した光増幅
器または光減衰器を設けなければならないためシステム
の構成が複雑となり、構築費用が高くなると共に信頼性
に欠けるという問題があった。さらに光増幅器の利得ま
たは光減衰器の減衰量の調整のために、伝送される光信
号の光信号電力や光送信器の出力の測定を定期的に行わ
なければならず、運用上不便であるという不具合があっ
た。
【0013】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、波長多重光信号の各波長の光信号電力を自
動的かつ確実に揃えることができる光通信装置を簡易な
構成で提供し、これにより信頼性と運用時の利便性を向
上させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力用光ファイバを通じて入力され、互い
に波長の異なる複数の光信号が多重された波長多重光信
号から各波長の光信号を分波する光分波器と、この光分
波器で分波された光信号のうち指定された波長の光信号
をドロップし、その他の光信号をスルーする光スイッチ
部と、前記光スイッチ部でドロップされた波長の光信号
を受信する光受信部と、前記光スイッチ部でスルーされ
た波長の光信号を合波する第1の光合波器と、この第1
の光合波器から出力される光信号を任意の利得で増幅す
る可変利得光増幅器と、前記光スイッチ部でドロップさ
れた波長のうちの任意の波長の光信号を互いに等しい電
力で送出する光送信部と、前記光スイッチ部でスルーさ
れる光信号数を判別する光信号数判別手段と、前記光送
信部から出力されるいずれかの光信号の電力値と前記光
信号数判別手段で判別される光信号数とを乗算する乗算
器と、前記可変利得光増幅器の出力電力値をモニタし、
前記乗算器の出力電力値と一致するように前記可変利得
光増幅器の利得を制御する利得制御手段と、前記可変利
得光増幅器から出力される光信号と前記光送信部から出
力される光信号とを合波し波長多重光信号として出力用
光ファイバへ送出する第2の光合波器とを具備すること
を特徴とする。
【0015】このように構成すれば、光スイッチ部にお
いてスルーされた光信号は第1の光合波器において合波
され、可変利得光増幅器により増幅されて第2の光合波
器に導かれる。この第2の光合波器では、上記合波され
た光信号に光送信装置からの上記スルーされた光信号と
重ならない波長の光信号がアドされ、再び光伝送路に送
出される。
【0016】このとき、可変利得光増幅器の利得は、そ
の出力光電力が、光送信部から出力されるいずれかの光
信号の電力値とスルーされる光信号の数との乗算値に等
しくなるように制御される。
【0017】すなわち、光伝送路を伝わる波長多重光に
含まれる各々の波長の光信号の光信号電力はそれぞれ等
しいので、それぞれの光信号電力をPとすると上記第1
の光合波器で合波された光信号の光信号電力は、P×
(スルーされた光信号の数)で表される。一方、光送信
部が出力する各々の波長の出力光信号電力は互いに等し
く、それぞれの出力光信号電力をQとすると、可変利得
光増幅器の利得はその出力光電力がQ×(スルーされた
光信号の数)となるように制御される。すなわち、可変
利得光増幅器の利得はQ/Pとなる。
【0018】このため、可変利得光増幅器を通過したそ
れぞれの波長の光信号は、Q/Pの利得で増幅され、結
果としてその出力光電力がQ、すなわち光送信部の出力
光信号電力Qと等しくなるように増幅されることにな
る。これにより、光通信装置の出力段においては各々の
波長の光信号電力を揃えることができるようになる。し
かも、可変利得光増幅器の利得調整は利得制御手段によ
り自動的に行われる。このため、運用者の調整作業が不
要となり、運用時の便宜を図ることができるようにな
る。
【0019】また、光分波器の入力側または第2の光合
波器の出力側の少なくともいずれか一方に光増幅器を備
えるようにしてもよい。このようにすると、入力段にお
ける微弱な光信号を増幅できると共に、出力段における
送信光電力を大きくすることができるので、伝送距離を
拡大することが可能となる。
【0020】さらに、可変利得光増幅器を、利得固定ま
たは利得半固定の光増幅回路と利得可変の光増幅回路を
組み合わせて構成するようにしてもよい。このようにす
ると、可変利得光増幅器の飽和出力を大きく取ることが
できるようになり、各波長の光信号電力が大きい場合
や、光スイッチ部でスルーされる光信号の数が多い場合
にも余裕を持って光信号の増幅を行うことができるよう
になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1に本発明の第1の実施形態に
係わる光通信装置の構成を示す。なお、図1において図
4及び図5と同一部分には同一符号を付して示し、重複
する説明は省略する。光ファイバ1を介して伝送する波
長多重光信号は、光分波器2により各々の波長の光信号
に分波されて光スイッチ部4に導かれる。この光スイッ
チ部4は、監視制御装置9から与えられる情報に基づく
ADM制御回路7の制御に応じた波長の光信号をドロッ
プするもので、ここでドロップされた光信号は対応する
波長の光受信器5−1,5−2,〜,5−nで受信され
る。
【0022】一方、光スイッチ部4でスルーされた光信
号は光合波器6−1で結合されて利得可変光増幅器12
に導かれる。この利得可変光増幅器12は、入力される
光信号を利得制御回路11が与える駆動信号に応じた利
得で増幅して出力するもので、その出力は光合波器6−
2に導かれると共に一部が利得制御回路11にフィード
バックされるものとなっている。また、光合波器6−2
には、それぞれ出力光信号電力が等しい光送信器14−
1,14−2,〜,14−nが接続されており、前記ド
ロップされた光信号のうち少なくとも一つの波長の光信
号が利得可変光増幅器12の出力光と合波されて光ファ
イバ15に導かれ、次のステーションへ伝送される。
【0023】ここで、利得制御回路11には、さらに乗
算器10の出力信号が与えられる。この乗算器10に
は、ADM制御回路7から与えられる光スイッチ部4に
てスルーされる光信号の数と、光送信器14−1,14
−2,〜,14−nのいずれか、例えば光送信器14−
1から与えられるその出力光信号電力の値とが入力され
ており、乗算器10はこれらの乗算値を利得制御回路1
1に与えるものとなっている。そして、利得制御回路1
1はフィードバックされる光合波器6−2の出力と、乗
算器10の出力信号とが等しくなるように利得可変光増
幅器12の利得を制御するものとなっている。
【0024】なお、光分波器2としては例えば誘電体多
層膜フィルタ、ファイバグレーティングフィルタまたは
導波路型グレーティングフィルタが用いられる。光スイ
ッチ部4は、例えば導波路型光スイッチまたはメカニカ
ル光スイッチで構成される。これらの光スイッチは各々
独立に構成しても、マトリクス状に構成しても良い。光
合波器6−1,6−2としては、例えば光ファイバカプ
ラまたは光導波路型カプラが用いられる。利得可変光増
幅器12としては光ファイバ増幅器または半導体光増幅
器が用いられる。
【0025】上記構成において、具体的な数値を用いて
その動作を説明する。いま仮に、光ファイバ1からの波
長多重光信号の波長多重数を10波とし、このうち光ス
イッチ部4にて5波をドロップし、5波をスルーすると
する。また、これらの各光信号の光信号電力をそれぞれ
0.01mWとし、各光送信器14−1,14−2,
〜,14−nの出力光信号電力はそれぞれ1mWとす
る。
【0026】上記仮定によれば、光合波器6−1の出力
光信号電力は0.05mWとなる。一方、乗算器10に
はスルーされる光信号数5と光送信器14−1の出力光
信号電力1mWが与えられ、かくして利得制御回路11
には5mWの制御情報が与えられる。すると、利得可変
光増幅器12は利得制御回路11の制御により光合波器
6−1の出力光信号電力を0.05mWから5mWにな
るよう増幅して光合波器6−2に入力する。すなわち、
利得可変光増幅器12の利得は20dBとなるよう制御
される。
【0027】また、例えば多重された各波長の光信号の
光信号電力をそれぞれ0.001mWとすると、利得可
変光増幅器12には0.005mWの光信号電力の多重
光が入力されることになり、この光信号電力を5mWに
なるよう増幅するため、利得可変光増幅器12の利得は
30dBとなるよう制御される。
【0028】このように利得制御回路11により、利得
可変光増幅器12の入力光信号電力値によらずに出力光
信号電力値が5mWになるように利得可変光増幅器12
の利得が自動的に制御される。これにより、利得可変光
増幅器12の出力光中の各波長の光信号電力は各々1m
Wとなり、光合波器6−2で合波する波長の光信号と共
に合波した波長多重光信号中の各波長の光信号電力を同
一にすることが可能となる。
【0029】かくして本実施形態では、光ファイバ1か
らの波長多重光を光分波器2で分波して光スイッチ部4
に導き、ADM制御回路7の制御に応じた波長の光信号
をドロップして光受信器5−1,5−2,〜,5−nに
入力する。一方、光スイッチ部4でスルーされた光信号
を光合波器6−1で合波して利得可変光増幅器12で増
幅し、この出力に上記スルーされた波長の光信号と重な
らない波長の光送信器14−1,14−2,〜,14−
nの出力光を光合波器6−2でアドして光ファイバ1に
出力する。このとき利得可変光増幅器12の利得を制御
して、利得可変光増幅器12の出力光電力を(光送信器
14−1の出力光電力×スルーされる光信号数)と等し
くする。
【0030】このようにすることで、利得可変光増幅器
12の出力光に含まれるそれぞれの波長の光信号の光信
号電力は、各々の光送信器14−1,14−2,〜,1
4−nの出力光の光信号電力と等しくなり、これにより
光ファイバ15に出力される波長多重光に含まれる各々
の波長の光信号の光信号電力を揃えることができるよう
になる。また、光スイッチ部4でスルーされた光信号を
光合波器6−1で結合して利得可変光増幅器12の入力
するようにしているので、各々の波長の光信号に対して
光増幅器を設ける必要がなくなり、これにより構成が簡
素化される。さらに、利得可変光増幅器12の利得調整
は利得制御回路11により自動的に行われる。このた
め、運用者によるシステム敷設後の利得調整作業が不要
となり、運用時の便宜を図ることができるようになる。
【0031】(第2の実施の形態)図2に本発明の第2
の実施形態に係わる光通信装置の構成を示す。なお、図
2において図1と同一部分には同一符号を付して示し、
重複する説明は省略する。
【0032】本実施形態に係わる光通信装置は、図1に
示す光通信装置と略同等の構成をしているが、光分波器
2の入力側および光合波器6−2の出力側にそれぞれ光
増幅器16および光増幅器17を設けたものとなってい
る。これらの光増幅器16および光増幅器17は、例え
ば光ファイバ増幅器または半導体光増幅器で実現され
る。なお、これらの光増幅器は光分波器2の入力側また
は光合波器6−2の出力側の一方のみに設けるようにし
ても良い。
【0033】上記構成によれば、光増幅器16はプリア
ンプとして機能して、光受信感度の向上を図り、光増幅
器17はブースターアンプとして機能して出力光信号電
力を大きくし、送受信レベル差の拡大を図ることができ
るようになる。このため、光信号の伝送距離を拡大する
ことができるようになり、特に光中継増幅器を介さない
無中継波長多重光伝送システムに本発明を適用するに当
たり効果が大きい。
【0034】(第3の実施の形態)図3に本発明の第3
の実施形態に係わる光通信装置の構成を示す。なお、図
3においても図1と同一部分には同一符号を付して示
し、重複する説明は省略する。
【0035】本実施形態に係わる光通信装置は、図1に
示す光通信装置と略同等の構成をしているが、可変利得
光増幅器12を光増幅器18および可変利得光増幅器1
9で構成するようにしたものである。すなわち、光合波
器6−1の出力光を光増幅器18により増幅し、この出
力光を可変利得光増幅器19でさらに増幅するようにし
たものである。なお、光増幅器18は利得固定型または
利得半固定型の光増幅器であり、光増幅器19とともに
例えば光ファイバ増幅器または半導体光増幅器で実現さ
れる。
【0036】光増幅器単体での最大利得はその飽和出力
に応じて制限されるが、上記構成のように光増幅器を2
段構成とすることで出力段での光電力を大きくすること
ができるようになる。この結果、各波長の光信号電力が
大きい場合や、光スイッチ部4でスルーされる光信号の
数が多く、可変利得光増幅器12に入力される光信号電
力が大きい場合にも光信号波形を歪ませることなく、余
裕を持って光信号の増幅を行うことができるようにな
る。
【0037】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ない。例えば光ファイバを伝送する光波長多重数に制限
はなく、任意に設定することができる。また、上記各実
施形態では光スイッチ部4においてスルーされる光信号
の数をADM制御回路7から乗算器10に通知するよう
にしたが、この通知を例えば外部に設けられた保守装置
などから運用者が手動で行うようにしてもよい。
【0038】また、上記各実施形態では光信号の流れを
一方向について説明したが、双方向波長多重光伝送シス
テムに本発明を適用することももちろん可能である。そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施
が可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、波
長多重光を分波してそれぞれの波長の光信号を光スイッ
チ部でドロップすると共に、この光スイッチ部でスルー
された光信号を合波して利得可変光増幅器で増幅し、こ
の出力光に光送信器の出力光をアドして光伝送路に出力
するようにした。このとき、利得可変光増幅器の出力光
電力を(光送信器の出力光電力×スルーされる光信号
数)と等しくするようにしたので、光伝送路に出力され
る各波長の光信号を自動的かつ確実に揃えることができ
るようになる。さらに、スルーされた光信号を合波して
利得可変光増幅器に入力するようにしているので、少な
くとも一つの利得可変光増幅器で各波長の光信号を増幅
することができ、構成を簡易にすることができる。
【0040】以上により、波長多重光信号の各波長の光
信号電力を自動的かつ確実に揃えることができる光通信
装置を簡易な構成で提供し、これにより信頼性と運用時
の利便性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光通信装置の第1の実施形態の
構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係わる光通信装置の第2の実施形態の
構成を示すブロック図。
【図3】本発明に係わる光通信装置の第3の実施形態の
構成を示すブロック図。
【図4】従来の光通信装置の構成を示すブロック図。
【図5】従来の光通信装置の他の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…入力側光ファイバ 2…光分波器 3−1,3−2,〜,3−n…波長がλ1,λ2,〜,
λnの光信号 4…光スイッチ部 5−1,5−2,〜,5−n…光受信器 6−1,6−2…光合波器 7…ADM制御回路 8…ADM制御回路からの制御信号 9…監視制御装置 10…乗算器 11…利得制御回路 12,19…利得可変光増幅器 13…光送信器の出力光電力を表す信号 14−1,14−2,〜,14−n…光送信器 15…出力側光ファイバ 16,17,18…光増幅器 23−1,23−2,〜,23−n…光増幅器 24−1,24−2,〜,24−n…光減衰器 20,21,22…ステーション

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力用光ファイバを通じて入力され、互
    いに波長の異なる複数の光信号が多重された波長多重光
    信号から各波長の光信号を分波する光分波器と、 この光分波器で分波された光信号のうち指定された波長
    の光信号をドロップし、その他の光信号をスルーする光
    スイッチ部と、 前記光スイッチ部でドロップされた波長の光信号を受信
    する光受信部と、 前記光スイッチ部でスルーされた波長の光信号を合波す
    る第1の光合波器と、 この第1の光合波器から出力される光信号を任意の利得
    で増幅する可変利得光増幅器と、 前記光スイッチ部でドロップされた波長のうちの任意の
    波長の光信号を互いに等しい電力で送出する光送信部
    と、 前記光スイッチ部でスルーされる光信号数を判別する光
    信号数判別手段と、 前記光送信部から出力されるいずれかの光信号の電力値
    と前記光信号数判別手段で判別される光信号数とを乗算
    する乗算器と、 前記可変利得光増幅器の出力電力値をモニタし、前記乗
    算器の出力電力値と一致するように前記可変利得光増幅
    器の利得を制御する利得制御手段と、 前記可変利得光増幅器から出力される光信号と前記光送
    信部から出力される光信号とを合波し波長多重光信号と
    して出力用光ファイバへ送出する第2の光合波器とを具
    備することを特徴とする光通信装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記光分波器の入力側または前
    記第2の光合波器の出力側の少なくともいずれか一方に
    光増幅器を備えることを特徴とする請求項1記載の光通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記可変利得光増幅器は、利得固定また
    は利得半固定の光増幅回路と利得可変の光増幅回路を組
    み合わせてなることを特徴とする請求項1記載の光通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記可変利得光増幅器は、光ファイバ増
    幅器または半導体光増幅器からなることを特徴とする請
    求項1記載の光通信装置。
  5. 【請求項5】 前記光分波器は、誘電体多層膜フィル
    タ、ファイバグレーティングフィルタ、導波路型グレー
    ティングフィルタのいずれかからなることを特徴とする
    請求項1記載の光通信装置。
  6. 【請求項6】 前記光スイッチ部は、導波路型光スイッ
    チまたはメカニカル光スイッチからなることを特徴とす
    る請求項1記載の光通信装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の光合波器は、光ファ
    イバカプラまたは光導波路型カプラからなることを特徴
    とする請求項1記載の光通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100351672B1 (ko) * 2000-06-12 2002-09-11 한국과학기술원 전광자동이득조절 기능을 갖는 양방향 애드/드롭 광증폭기
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