JPH1198084A - 光通信装置 - Google Patents

光通信装置

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Publication number
JPH1198084A
JPH1198084A JP9269333A JP26933397A JPH1198084A JP H1198084 A JPH1198084 A JP H1198084A JP 9269333 A JP9269333 A JP 9269333A JP 26933397 A JP26933397 A JP 26933397A JP H1198084 A JPH1198084 A JP H1198084A
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JP
Japan
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optical
light
unit
light receiving
optical axis
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Application number
JP9269333A
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English (en)
Inventor
Masahiro Watanabe
政博 渡辺
Kentaro Iguchi
謙太郎 井口
Takao Shimizu
隆雄 清水
Masamichi Sato
雅道 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は人間が光通信装置と光中継装置との間
の光路を横切ったり、何らかの原因で光軸合わせをした
光路がずれたりした場合は、別の光送受信装置との間の
光軸合わせのためのサーチ処理に時間がかかり、よって
通信が長い間中断する。 【解決手段】 今回光軸合わせされた第2の光中継装置
と前回光軸合わせされた第1の光中継装置の各光軸方向
を示す座標が記憶部22に記憶される(ステップ10
2、106)。その後、第1の光中継装置との光路が遮
断されたときは、直ちに第2の光中継装置との光軸合わ
せを行い、また、第2の光中継装置との光路が遮断され
たときは、直ちに第1の光中継装置との光軸合わせがで
きるため(ステップ107〜110)、通信を殆ど途絶
えさせることなく通信の瞬時の再開ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信装置に係り、
特に可搬型の端末に接続されてその端末を光信号により
相手端末との通信を可能とする光通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、同一敷地内や同一建物内などの比
較的狭い地域内に分散設置された、パーソナルコンピュ
ータ、サーバー、ワークステーションなどの端末間で通
信を行うLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)が
急速に普及している。かかるLANでは構成要素である
端末が独立して動作できるように、互いに疎に結合され
ており、各端末は携帯用として移動可能であるがすべて
有線であると使い勝手が悪いため、伝送路の一部として
光伝送路を使用するLANが知られている。
【0003】この光伝送路を使用するLANでは、例え
ば図10に示すように、端末11や端末12が例えば建
物の天井に固定されている光送受信装置13a、13
b、13cと光送受信可能とされている。また、光送受
信装置13a、13b、13cは、それぞれ天井に対応
して固定されたトランシーバ14a、14b、14cと
接続されている。トランシーバ14a、14b及び14
cは、イーサネット線15を介して図示しないサーバー
等に接続されている。
【0004】端末11はパーソナルコンピュータやプリ
ンタなどの情報処理機器11aとこれにケーブルで接続
された光通信装置11bとから構成されている。同様
に、端末12は情報処理機器12aとこれにケーブルで
接続された光通信装置12bとから構成されている。ま
た、光送受信装置13a〜13cは、それぞれガイド光
を常時放射しており、光通信装置11b、12bからの
送信光を受光すると、その光通信装置との間で光通信が
可能とされている。
【0005】光通信装置11b及び12bは情報処理機
器11a及び12aにより制御される構成とされてお
り、これにより、情報処理機器11a、12aは、接続
されている光通信装置11b、12bと、光送受信装置
13a、13b及び13cのうちの最寄りのいずれか一
の光送受信装置と、その光送受信装置に接続されている
トランシーバと、イーサネット線15をそれぞれ介して
図示しない相手端末との間で通信が可能とされる。
【0006】このようなシステム構成のLANにおい
て、従来の光通信装置11b及び12bは、それぞれガ
イド光を常時放射している光送受信装置13a〜13c
のうちの最寄りの光送受信装置を探索するために、その
光送受信部をある範囲で走査し、その範囲内での光受信
レベル最大位置を検出し、その位置に光送受信部を移動
させるという方法で、光通信装置と光送受信装置との間
の光軸合わせをしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来は光軸
合わせをした場所で通信をしている途中で、人間が光通
信装置と光送受信装置(光中継装置)との間の光路を横
切ったり、何らかの原因で光軸合わせをした光路がずれ
たりした場合は、光通信装置に設けられているサーチス
イッチを押下するなどして、別の光送受信装置(光中継
装置)との間の光軸合わせのためのサーチ処理を再度や
り直さなければならず、次の光軸合わせが完了するまで
に時間がかかり、よって通信が長期間中断するなどの不
具合がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
光軸合わせを瞬時に行い得る光通信装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、光中継装置から放射されているガイド光を
検出するために、受光部及び発光部を移動する光走査を
受光部による受光信号を監視しつつ行い、ガイド光検出
後に受光部及び発光部と光中継装置との光軸合わせを行
ってから光中継装置との間で受光部及び発光部を介して
光通信を行う光通信装置において、受光部の出力受光信
号レベルを検出する受光レベル検出回路と、受光部及び
発光部の位置を、外部駆動信号に基づいて一体的に回動
制御する回動手段と、受光レベル検出回路から出力され
た受光レベル検出信号に基づき、受光部の中心位置から
の光スポットの位置が、予め設定した閾値よりも小にな
るように、回動手段に駆動信号を供給するサーチ手段
と、サーチ手段によるサーチ処理の結果、光軸合わせし
た複数の光中継装置のそれぞれの光軸方向を示す各座標
を記憶している記憶部と、受光レベル検出回路から出力
された受光レベル検出信号に基づき、光軸合わせしてい
る現在の光中継装置との間の光路遮断を検出したとき
に、記憶部から複数の光中継装置のうち、現在の光中継
装置とは異なる一の光中継装置に対する光軸方向を示す
座標に基づき駆動信号を発生して回動手段を制御する制
御手段とを有する構成としたものである。
【0010】本発明では、予め光軸合わせをした複数の
光中継装置との間の光軸方向を示す座標を記憶部に記憶
しておき、一の光中継装置との間の光路遮断時に、記憶
部の記憶座標に基づき、上記の複数の光中継装置のうち
の別の光中継装置との間で光軸合わせして光通信するよ
うにしたため、従来必要であった光軸合わせのための光
走査及びレベル偏差を閾値以下にするための演算と光送
受信ユニットの回動処理を伴うサーチ処理を不要にでき
る。
【0011】また、本発明は、光通信装置と光中継装置
との間を直接結ぶ光路以外の迂回光路を構成するための
光反射手段を有し、記憶部は、この迂回光路を形成する
ための光軸方向を示す座標を、サーチ処理により光軸合
わせした複数の中継装置のそれぞれの光軸方向を示す各
座標と共に、又はこれら各座標に代えて記憶するように
したものである。
【0012】この発明では、一の光中継装置との間の光
路遮断時に、記憶部の記憶座標に基づき、上記の一の光
中継装置に対する別の迂回光路に切り換えて光通信する
ようにしたため、従来必要であった光軸合わせのための
光走査及びレベル偏差を閾値以下にするための演算と光
送受信ユニットの回動処理を伴うサーチ処理を不要にで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0014】図1は本発明になる光通信装置の一実施の
形態のブロック図を示す。この実施の形態は、図10に
示したシステム構成のLANの光通信装置11bや12
bとして用いられる装置である。図1において、中央処
理装置(CPU)20は、A/D変換部21及び記憶部
22を有し、装置の各部を制御して装置全体の動作を統
括する。サーチスイッチ(SW)32は、光軸合わせの
ためのサーチ処理起動時に使用するスイッチである。こ
の実施の形態はCPU20の処理に特徴がある。
【0015】発光部23はCPU20の制御の下に動作
し、光変復調用の大規模半導体集積回路(LSI)25
からの符号化されている送信信号を電気−光変換して光
強度が送信信号で変調された光信号を出射する。受光部
24は受光した光を電気信号である受信信号に変換し、
その受信信号を光変復調LSI25に供給して復調させ
る一方、受光レベル検出回路26に供給して受光レベル
を検出させる。
【0016】上記の発光部23及び受光部24は、CP
U20からモータドライバ27を介して入力される駆動
信号により、互いに独立して駆動されるパン方向用モー
タ28とチルト方向用モータ29によりそれぞれの光軸
位置がパン方向とチルト方向に移動制御される。パン方
向用リミットSW30は、発光部23及び受光部24の
光軸のパン方向の走査範囲の限界点でオンとなるスイッ
チである。同様に、チルト方向用リミットSW31は、
発光部23及び受光部24の光軸のチルト方向の走査範
囲の限界点でオンとなるスイッチである。
【0017】CPU20及び光変復調LSI25は、米
国の電気電子技術者協会(IEEE)の802.3で規
格化されたLANの伝送路仕様の一例である10BAS
E−Tに準拠したドライバ33及びジャック33を介し
てパーソナルコンピュータ等の図示しない情報処理機器
(図10の例では11a又は12a)に、より対線のケ
ーブルで接続されている。
【0018】これにより、後述する光軸合わせの終了後
の通信時は、情報処理機器からの送信データは、ジャッ
ク33及びドライバ33を介して光変復調LSI25に
供給されて変調された後、発光部23により光信号に変
換されて送信される。一方、相手端末からの送信データ
は、前記光送受信装置(図10の例では13a〜13
c)により光信号に変換されて受光部24で受光された
後、光変復調LSI25で復調され、更にドライバ33
及びジャック33を通して情報処理機器へ伝送される。
【0019】かかるブロック構成の本実施の形態の光通
信装置の機構自体は、本出願人が先に特願平9−784
67号(発明の名称「光送受信装置」)にて提案した、
図2の平面図に示す光通信装置をそのまま用い得る。図
2において、送信側レンズ41はその中心点が受信側レ
ンズ42の中心点に対して、チルト方向用モータ29の
シャフトの軸方向に平行にモータ29からδだけ遠ざか
る位置に設けられている。送信側レンズ41と受信側レ
ンズ42はそれぞれ非球面レンズであり、球面レンズに
比較して焦点距離を大幅に短縮することができる。送信
側レンズ41は、紙面に対して垂直方向の下部に設けら
れている図示しない発光素子と共に前記発光部23を構
成している。また、受信側レンズ42は、紙面に対して
垂直方向の下部に設けられている図示しない受光素子と
共に前記受光部24を構成している。
【0020】これら発光部23及び受光部24で構成さ
れる光送受信ユニットを支持する第1の軸44は、腕4
6、47により回動自在に支持されている。腕46、4
7はそれらの一端を支える背板51と、背板51の後面
から腕46、47とは逆に延ばした基部の軸としての第
2の軸48と共に二股フォーク形状の支持部材を構成し
ており、腕46、47に第1のベアリング45を取り付
けることで軸44を支える構造とされている。
【0021】チルト方向用モータ29は、そのモータシ
ャフトに中心部が固定された図示しない小径ギヤと、そ
の小径ギヤに噛合する大径ギヤ52と、大径ギヤ52と
一体構成されたウォーム53と、第1の軸44に一体的
に取り付けられている欠歯ホイール54と共に第1の回
動機構を構成している。
【0022】一方、図2では図示されていないパン方向
用モータ28は、そのモータシャフトに中心部が固定さ
れた小径ギヤ55と、小径ギヤ55に噛合する大径ギヤ
56と、大径ギヤ56に一体構成されているウォーム5
7と、第2の軸48に一体的に取り付けられている欠歯
ホイール58と共に第2の回動機構を構成している。第
2の軸48は第2のベアリング49を介して第2の支持
部材50に取り付けられている。
【0023】これにより、図3の概略斜視図に示すよう
に、送信側レンズ41及び受信側レンズ42を含む前記
発光部23及び受光部24で構成される光送受信ユニッ
ト60は、チルト方向用モータにより軸44を中心とし
て垂直面内である+θあるいは−θのチルト方向に回動
され、パン方向用モータにより軸48を中心にして水平
面内である+αあるいは−αのパン方向に回動される。
【0024】ここで、光通信装置との間で光通信を行う
前述したガイド光を放射している光送受信装置13a〜
13cに相当する光中継装置は、できるだけ光路遮蔽に
即応して短時間で光軸合わせが可能なように、例えば図
4の平面図に61a〜61fで示すように、天井に例え
ば5m間隔のマトリクス状に配置されており、また、壁
63には壁掛け用光中継装置62a、62bが所定の間
隔で配置されている。これにより、光通信装置が64a
で示す位置にあるときは、光中継装置61a、61fの
いずれかと通信可能であり、光通信装置が64bに示す
位置にあるときは、光中継装置61b、61cと通信可
能であり、光通信装置が64cに示す位置にあるとき
は、光中継装置61e、62bのいずれかと通信可能で
ある。
【0025】しかし、このように光中継装置を配置して
も、光軸合わせの際に光検出のための走査が必要である
ため、サーチに時間がかかる。そこで、この問題を解決
するために、本発明の図1の実施の形態では、CPU2
0により図5〜図7のフローチャートに従う動作を実行
する点に特徴がある。
【0026】まず、図5に示すように、CPU20は、
記憶部22に予め記憶されているプログラムに従い、受
光レベル検出回路26からの受光レベルに従い、最寄り
の光中継装置(光送受信装置)との光軸合わせのために
後述するサーチ処理を行う(ステップ101)。CPU
20はこのサーチ処理の結果、光軸合わせされた第1の
光中継装置との光軸方向を示す座標を記憶部22に記憶
する(ステップ102)。このときの第1の光中継装置
との光軸方向を示す座標を(COILX1,COILY
1)とする。
【0027】この状態で受光レベル検出回路26からの
受光レベルが所定値以下のノイズレベルになったか、あ
るいはサーチスイッチ(SW)32が押下されたかどう
かを監視する(ステップ103)。第1の光中継装置と
の間の光路が遮断されたことにより受光レベルが所定値
以下のノイズレベルになったか、あるいはユーザにより
サーチスイッチ(SW)32が押下されたことが検出さ
れたときは、CPU20は、再び光軸合わせのために後
述するサーチ処理を行う(ステップ104)。
【0028】CPU20はこのサーチ処理の結果、光軸
合わせされた第2の光中継装置との光軸方向を示す座標
(COILX2,COILY2)のX座標COILX2
と、先に記憶部22に記憶しておいた第1の光中継装置
に対する光軸方向のX座標COILX1との差の絶対値
が所定値dXより大であるか、又は第2の光中継装置と
の光軸方向を示す座標(COILX2,COILY2)
のY座標COILY2と、先に記憶部22に記憶してお
いた第1の光中継装置に対する光軸方向のY座標COI
LY1との差の絶対値が所定値dYより大であるかどう
かを判定する(ステップ105)。
【0029】ステップ105で|COILX2−COI
LX1|>dX、又は|COILY2−COILY1|
>dYと判断されたときには、光軸の移動量が所定値d
X又はdYよりも大きいから、今回光軸合わせされた第
2の光中継装置は前回光軸合わせされた第1の光中継装
置とは別の光中継装置であると判断して、その第2の光
中継装置との光軸方向を示す座標(COILX2,CO
ILY2)を記憶部22に記憶する(ステップ10
6)。なお、上記の座標(COILX1,COILY
1)及び(COILX2,COILY2)は、便宜上X
座標、Y座標として説明するが、実際は、図3に示した
光送受信ユニット60のパン方向の角度±α及びチルト
方向の角度±θを示す。基準角度(基準位置座標)は、
パン方向用リミットSW30、チルト方向用リミット3
1がオンされた位置とすることができる。
【0030】その後、受光レベル検出回路26からの受
光レベルが所定値以下のノイズレベルになったかどうか
を監視し(ステップ107)、光路が遮断されたことに
より受光レベルが所定値以下のノイズレベルになったこ
とが検出されたときは、CPU20は、今度はサーチ処
理を行わずに、前回記憶しておいた第1の中継装置との
光軸方向(COILX1,COILY1)に光軸を向け
るように、前記図1のモータ28及び29の回転角をそ
れぞれ互いに独立に制御する(ステップ108)。これ
により、サーチ処理を行うことなく、直ちに第1の中継
装置との光軸合わせができる。
【0031】続いて、受光レベル検出回路26からの受
光レベルが所定値以下のノイズレベルになったかどうか
を監視し(ステップ109)、光路が遮断されたことに
より受光レベルが所定値以下のノイズレベルになったこ
とが検出されたときは、CPU20は、サーチ処理を行
わずに、前回記憶しておいた第2の中継装置との光軸方
向(COILX2,COILY2)に光軸を向けるよう
に、前記図1のモータ28及び29の回転角をそれぞれ
互いに独立に制御する(ステップ110)。これによ
り、サーチ処理を行うことなく、直ちに第2の中継装置
との光軸合わせができる。
【0032】次に、ステップ101及びステップ104
のサーチ処理について図6乃至図8と共に説明する。ま
ず、CPU20は図1に示したモータドライバ27を通
してパン方向用モータ28及びチルト方向用モータ29
にそれぞれ駆動信号を供給し、これらのモータ28及び
29の回転角をそれぞれ互いに独立に制御し、図3に示
した光送受信ユニット60をパン方向±α及びチルト方
向±θに回動することで、大まかな走査で前記光送受信
装置からのガイド光を探す(図7のステップ201、2
02)。
【0033】上記の光走査は、例えば図8に示すよう
に、スタート位置Sから数字の昇順で示す予め定めた順
番で予め定めた範囲内を走査する。図8中、縦軸は垂直
面回動方向の角度(チルト方向の角度)、横軸は水平面
回動方向の(パン方向の角度)を示し、また、「0」〜
「12」は第1の走査範囲の走査を、「13」〜「2
6」は第2の走査範囲の走査を、「27」〜「39」は
第3の走査範囲の走査をそれぞれ示す。
【0034】CPU20は上記の光走査中も、図1の受
光部24により受光された光の受光レベルを検出する受
光レベル検出回路26からA/D変換部21に入力され
る受光レベル検出信号に基づいて、光が検出されたかど
うか監視しており、光を検出した場合、CPU20はx
方向の移動ステップSTEPX(=Nx)と、y方向の
移動ステップSTEPY(=Ny)とをそれぞれ設定し
た後(図6のステップ203)、受光部24から受光レ
ベル検出回路26を通して入力される受光レベル検出信
号に基づいて、x方向のレベル偏差dVxとy方向のレ
ベル偏差dVyを計算により求める(図6のステップ2
04)。
【0035】ここで、受光部24を図6に示すように、
4つの分割受光領域PD〜PDからなる4分割光検
出器で構成した場合、レベル偏差dVxは(PDの受
光レベル+PDの受光レベル)−(PDの受光レベ
ル+PDの受光レベル)で求め、レベル偏差dVyは
(PDの受光レベル+PDの受光レベル)−(PD
の受光レベル+PDの受光レベル)で計算される。
【0036】ステップ204によりレベル偏差dVx,
dVyが計算されると、続いて、上記のx方向のレベル
偏差の絶対値|dVx|が予め設定した閾値Voxより
も小さく、かつ、上記のx方向のレベル偏差の絶対値|
dVx|が予め設定した閾値Voxよりも小さいかどう
か判定し(図6のステップ205)、この条件を満足し
ないときには光スポットがいずれかにずれているので、
まず、|dVx|≧Voxであるかどうか判定する(図
6のステップ206)。
【0037】|dVx|≧Voxのときには、x方向の
ずれが大きいので、以前とずれている方向が同じかどう
か判定する(図6のステップ207)。|dVx|<V
oxのときには、x方向のずれが閾値Voxより小さい
ので、図7の後述するステップ212に進んでy方向に
ついてずれを検出する。
【0038】ステップ207において、前回とずれてい
る方向が異なっていると判定されたときには、前回のx
方向の移動ステップSTEPXが大き過ぎたので、その
STEPXを半分の値に変更した後(図6のステップ2
08)、一方、前回とずれている方向が同じときには上
記のx方向の移動ステップSTEPXの変更はしない
で、図7のステップ209に進みx方向のレベル偏差d
Vxが負であるかどうか判定する。
【0039】dVx<0のときには、(PDの受光レ
ベル+PDの受光レベル)<(PDの受光レベル+
PDの受光レベル)であるので、(PDの受光レベ
ル+PDの受光レベル)が(PDの受光レベル+P
Dの受光レベル)に等しくなるように、左方向に4分
割光検出器がステップSTEPXだけ移動するようにパ
ン方向用モータ28を制御し(図7のステップ21
0)、dVx≧0のときには上記とは逆に右方向に4分
割光検出器がステップSTEPXだけ移動するようにパ
ン方向用モータ28を制御する(図7のステップ21
1)。
【0040】続いて、上記と同様の動作をy方向につい
ても行う。すなわち、|dVy|≧Voyであるかどう
か判定し(図7のステップ212)、|dVy|≧Vo
yのときには、y方向のずれが大きいので、以前とずれ
ている方向が同じかどうか判定する(図7のステップ2
13)。|dVy|<Voyのときには、y方向のずれ
が閾値Voyより小さいので、図6のステップ204に
進んでx、y方向のレベル偏差dVx、dVyを再度計
算する。
【0041】ステップ213において、前回とずれてい
る方向が異なっていると判定されたときには、前回のy
方向の移動ステップSTEPYが大き過ぎたので、その
STEPYを半分の値に変更した後(図7のステップ2
14)、一方、前回とずれている方向が同じときには上
記のy方向の移動ステップSTEPYの変更はしない
で、y方向のレベル偏差dVyが負であるかどうか判定
する(図7のステップ215)。
【0042】dVy<0のときには、(PDの受光レ
ベル+PDの受光レベル)<(PDの受光レベル+
PDの受光レベル)であるので、(PDの受光レベ
ル+PDの受光レベル)が(PDの受光レベル+P
Dの受光レベル)に等しくなるように、上方向に4分
割光検出器がステップSTEPYだけ移動するようにチ
ルト方向用モータ29を制御し(図7のステップ21
6)、dVy≧0のときには上記とは逆に下方向に4分
割光検出器がステップSTEPYだけ移動するようにチ
ルト方向用モータ29を制御する(図7のステップ21
7)。
【0043】上記のステップ216又は217の処理を
終了すると、続いてCPU20は、図6のステップ20
4に進み、前回の移動制御の結果を確認するために、再
びx、y方向のレベル偏差を計算し、以下上記と同様の
動作を繰り返す。
【0044】このようなx方向のレベル偏差の絶対値|
dVx|が閾値Voxよりも小で、かつ、y方向のレベ
ル偏差の絶対値|dVy|が閾値Voyよりも小となる
ような移動制御(サーチ処理)により、光スポットが4
分割光検出器のほぼ中央に位置することとなり、入射光
と受光部24との各光軸を一致させる光軸合わせができ
ることとなる。
【0045】このように、この実施の形態では、第1の
光中継装置との光路が遮断されたときは、直ちに第2の
光中継装置との光軸合わせを行い、また、第2の光中継
装置との光路が遮断されたときは、直ちに第1の光中継
装置との光軸合わせができるため(ステップ107〜1
10)、通信を殆ど途絶えさせることなく通信の瞬時の
再開ができる。これにより、光通信特有の光路遮断によ
る通信の途絶を大幅に改善することができる。
【0046】なお、上記の実施の形態では、2つの光中
継装置の光軸方向を示す座標を記憶するようにしている
が、これに限らず、3つ以上の光中継装置の光軸方向を
示す座標を記憶しておき、光路遮断の都度、これら記憶
座標に基づいて光軸方向が3つ以上の光中継装置のどれ
かに向くように巡回的に切り換えてもよい。
【0047】また、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、他の変形例も可能である。例えば、
図9において、パーソナルコンピュータ等の情報処理機
器71に有線接続されて端末70を構成する、図1のブ
ロック図の構成の光通信装置72が、天井74に取り付
け固定された光中継装置(光送受信装置)73との間で
直接形成される光路75以外に、所定位置に鏡76を固
定し、光中継装置(光送受信装置)73との間の迂回光
路77の光軸方向を示す座標を、予め光通信装置72内
の記憶部に記憶しておく。この場合、記憶部には前記実
施の形態で説明した複数の光中継装置との光軸方向を示
す座標と共に記憶してもよく、これらの座標に代えて迂
回光路77の光軸方向を示す座標のみを記憶してもよ
い。
【0048】これにより、光通信装置72が光中継装置
73との間に直接の光路75を形成して光通信している
状態において、人間78が光路75を遮断した場合、光
通信装置72内のCPUがサーチ処理することなく、記
憶部の記憶座標に基づいて直ちに光通信装置72の発光
部と受光部を鏡76に対向する方向を向くように移動制
御し、迂回光路77を形成させて、同じ光中継装置73
との間で光通信を再開させることができる。
【0049】なお、図9の説明では、鏡76を光通信装
置72と光中継装置73との間の迂回光路77を構成す
るために用いているが、図4のように光中継装置が複数
ある場合は、光中継装置73以外の別の光中継装置と光
通信装置72との間の迂回光路を形成するようにしても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め光軸合わせをした複数の光中継装置との間の光軸方
向を示す座標、あるいは迂回光路の光軸方向の座標を記
憶部に記憶しておき、一の光中継装置との間の光路遮断
時に、記憶部の記憶座標に基づき、上記の複数の光中継
装置のうちの別の光中継装置との間で光軸合わせして、
あるいは迂回光路に切り換えて同じ光中継装置あるいは
別の光中継装置との間で光通信することで、従来必要で
あった光軸合わせのための光走査及びレベル偏差を閾値
以下にするための演算と光送受信ユニットの回動処理を
伴うサーチ処理を不要にできるため、サーチ処理に要し
ていた時間を省略でき、これにより瞬時に通信を再開で
き、光通信特有の遮断による通信途絶を大幅に改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の光通信装置の機構として用い得る本出願
人が先に提案した一例の機構の平面図である。
【図3】図2の機構における受光部と発光部の回動を説
明する概略斜視図である。
【図4】光中継装置の配置の一例を示す図である。
【図5】図1の実施の形態の動作説明用フローチャート
である。
【図6】図5中のサーチ処理のフローチャートである
(その1)。
【図7】図5中のサーチ処理のフローチャートである
(その2)。
【図8】図6中の光走査の一例を説明する図である。
【図9】本発明の一変形例の説明図である。
【図10】本発明を適用し得るLANシステムの要部の
一例のシステム構成図である。
【符号の説明】
11、12、70 端末 11a、12a、71 情報処理機器 11b、12b、64a、64b、64c、72 光通
信装置 20 中央処理装置(CPU) 23 発光部 24 受光部 25 変復調大規模半導体集積回路(LSI) 26 受光レベル検出回路 27 モータドライバ 28 パン方向用モータ 29 チルト方向用モータ 41 送信側レンズ 42 受信側レンズ 60 光送受信ユニット 61a〜61f、62a、62b、73 光中継装置
(光送受信装置) 76 鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 謙太郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 清水 隆雄 東京都江東区豊洲3丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 佐藤 雅道 東京都江東区豊洲3丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光中継装置から放射されているガイド光
    を検出するために、受光部及び発光部を移動する光走査
    を前記受光部による受光信号を監視しつつ行い、前記ガ
    イド光検出後に前記受光部及び発光部と前記光中継装置
    との光軸合わせを行ってから前記光中継装置との間で前
    記受光部及び発光部を介して光通信を行う光通信装置に
    おいて、 前記受光部の出力受光信号レベルを検出する受光レベル
    検出回路と、 前記受光部及び発光部の位置を、外部駆動信号に基づい
    て一体的に回動制御する回動手段と、 前記受光レベル検出回路から出力された受光レベル検出
    信号に基づき、前記受光部の中心位置からの光スポット
    の位置が、予め設定した閾値よりも小になるように、前
    記回動手段に前記駆動信号を供給するサーチ手段と、 前記サーチ手段によるサーチ処理の結果、光軸合わせし
    た複数の光中継装置のそれぞれの光軸方向を示す各座標
    を記憶している記憶部と、 前記受光レベル検出回路から出力された受光レベル検出
    信号に基づき、光軸合わせしている現在の光中継装置と
    の間の光路遮断を検出したときに、前記記憶部から前記
    複数の光中継装置のうち、前記現在の光中継装置とは異
    なる一の光中継装置に対する光軸方向を示す座標に基づ
    き前記駆動信号を発生して前記回動手段を制御する制御
    手段とを有することを特徴とする光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部は、光路遮断又はサーチスイ
    ッチの押下による前記サーチ手段によるサーチ処理の結
    果、得られた光軸合わせした今回の座標が光路遮断又は
    前記サーチスイッチ押下前の前回の座標と所定値以上異
    なるときにのみ、今回の座標を記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の光通信装置。
  3. 【請求項3】 前記光通信装置と前記光中継装置との間
    を直接結ぶ光路以外の迂回光路を構成するための光反射
    手段を有し、前記記憶部は、この迂回光路を形成するた
    めの光軸方向を示す座標を、前記サーチ処理により光軸
    合わせした複数の中継装置のそれぞれの光軸方向を示す
    各座標と共に、又はこれら各座標に代えて記憶すること
    を特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  4. 【請求項4】 光中継装置から放射されているガイド光
    を検出するために、受光部及び発光部を移動する光走査
    を前記受光部による受光信号を監視しつつ行い、前記ガ
    イド光検出後に前記受光部及び発光部と前記光中継装置
    との光軸合わせを行ってから前記光中継装置との間で前
    記受光部及び発光部を介して光通信を行う光通信装置に
    おいて、 前記受光部の出力受光信号レベルを検出する受光レベル
    検出回路と、 前記受光部及び発光部の位置を、外部駆動信号に基づい
    て一体的に回動制御する回動手段と、 前記受光レベル検出回路から出力された受光レベル検出
    信号に基づき、前記受光部の中心位置からの光スポット
    の位置が、予め設定した閾値よりも小になるように、前
    記回動手段に前記駆動信号を供給するサーチ手段と、 前記光通信装置と前記光中継装置との間を直接結ぶ光路
    以外の迂回光路を構成するための光反射手段と、 前記サーチ手段によるサーチ処理の結果、前記記憶部は
    前記迂回光路を形成するための光軸方向を示す座標を記
    憶している記憶部と、 前記受光レベル検出回路から出力された受光レベル検出
    信号に基づき、光軸合わせしている現在の光中継装置と
    の間の光路遮断を検出したときに、前記記憶部から読み
    出した前記迂回光路を形成するための光軸方向を示す座
    標に基づき、前記駆動信号を発生して前記回動手段を制
    御する制御手段とを有することを特徴とする光通信装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076837A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 ウシオ電機株式会社 光送受信装置及びこれを用いた光通信ネットワーク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017076837A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 ウシオ電機株式会社 光送受信装置及びこれを用いた光通信ネットワーク

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