JPH1196834A - 導電性ペーストおよびその製造方法 - Google Patents

導電性ペーストおよびその製造方法

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JPH1196834A
JPH1196834A JP25297197A JP25297197A JPH1196834A JP H1196834 A JPH1196834 A JP H1196834A JP 25297197 A JP25297197 A JP 25297197A JP 25297197 A JP25297197 A JP 25297197A JP H1196834 A JPH1196834 A JP H1196834A
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JP
Japan
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metal powder
conductive paste
conductive
conductive metal
resin
Prior art date
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Application number
JP25297197A
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English (en)
Inventor
Koji Tani
広次 谷
Kazuhito Oshita
一仁 大下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ビヒクル中に導電性金属粉末が良好に分
散している導電性ペースト、およびそのような導電性ペ
ーストの製造方法を提供する。 【解決手段】 導電性ペーストを、樹脂でコーティング
された導電性金属粉末と、有機溶剤または有機ビヒクル
とを混練することにより製造した。このようにして製造
された導電性ペーストは、樹脂2によりコーティングさ
れた導電性金属粉末1が有機ビヒクル3中に良好に分散
しているため、ペースト印刷時にパターンの目詰まりが
発生しにくく、また、均一で平滑な導電膜を形成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導電性ペースト
およびその製造方法に関するもので、特に、セラミック
基板またはセラミックグリーンシートに印刷するのに適
する導電性ペーストおよびその導電性ペーストの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある従来の導電性
ペーストは、たとえば、導電成分である金属粉末と、エ
チルセルロースやアクリルなどの樹脂粉末をテルピネオ
ールやブチルカルビトールなどの有機溶剤で溶解した有
機ビヒクルとを3本ロールミルなどを用いて混練するこ
とにより製造していた。製造された導電性ペーストは、
たとえば、図3に示すように、有機ビヒクル3中に、導
電性金属粉末1が分散状態で存在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の製造方
法においては、たとえば、導電性金属粉末と有機ビヒク
ルとの濡れ性があまりよくない場合や有機ビヒクルの粘
度が高い場合には、有機ビヒクル中に導電性金属粉末が
十分に分散されないことがあった。そのため、導電性ペ
ースト中に導電性金属粉末が、たとえば図3に示すよう
な凝集粒1aとして残存し、導電性ペーストの印刷時に
パターンの目詰まりが発生したり、あるいは均一で平滑
な導電膜を形成できないという問題を生じていた。
【0004】そこで、この発明の目的は、有機ビヒクル
中に導電性金属粉末が良好に分散した導電性ペーストお
よびその導電性ペーストの製造方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、導電性ペー
ストであって、樹脂でコーティングされた導電性金属粉
末と、有機溶剤または有機ビヒクルとを含有しているこ
とを特徴としている。また、この発明は、導電性金属粉
末を樹脂粉末でコーティングした後、有機溶剤または有
機ビヒクルと混練することを特徴とする、導電性ペース
トの製造方法にも向けらている。
【0006】これらの発明において、前記導電性金属粉
末は、Cu、Ni、Ag、Ag/PdおよびAg/Pt
からなる群より選ばれた少なくとも1種を含んでいるこ
とが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明で用いられる導電性金属
粉末は、たとえば、上記のごとくCu、Ni、Ag、A
g/PdおよびAg/Ptなどを挙げることができる。
これら導電性金属粉末は、単独で使用してもよく、また
2種以上併用してもよい。これら導電性金属粉末の粒径
は、約0.5〜約50μmであることが好ましい。
【0008】また、この導電性金属粉末をコーティング
するための樹脂としては、たとえば、PMMA(ポリメ
チルメタクリレート)樹脂、セルロース樹脂、エポキシ
樹脂およびフェノール樹脂などの樹脂を挙げることがで
きる。この樹脂は、導電性金属粉末をコーティングする
ときには、粉末の形態として用いることが好ましく、そ
の粒径が約0.01〜約5μmであることが好ましい。
また、この樹脂の使用量は、導電性金属粉末をコーティ
ングし得るような量であれば特に制限はないが、通常、
導電性金属粉末100重量部に対して、1〜20重量部
程度である。
【0009】樹脂でコーティングされた導電性金属粉末
を得るには、上述のように、導電性金属粉末を樹脂粉末
でコーティングするのが好ましく、この場合、ボールミ
ルを用いた乾式混合法、表面融合法(メカノフュージョ
ン)および高速気流中衝撃式表面改質法などの方法を適
用することができる。このようなコーティングによっ
て、たとえば、図2で示すように、導電性金属粉末1の
表面の周りに、樹脂2が層状に付着するような状態が形
成される。
【0010】また、有機ビヒクルとしては、たとえば、
前述したような、エチルセルロースやアクリルなどの樹
脂粉末をテルピネオールやブチルカルビトールなどの有
機溶剤で溶解した有機ビヒクルなどの公知の有機ビヒク
ルを挙げることができる。また、有機溶剤を単独で用い
てもよい。そして、樹脂でコーティングされた導電性金
属粉末と有機溶剤または有機ビヒクルとを混練して導電
性ペーストを得るには、たとえば、樹脂でコーティング
された導電性金属粉末100重量部に対して、有機溶剤
または有機ビヒクルを10〜100重量部の割合で配合
し、3本ロールミルを用いるなどの公知の混練方法を適
用することができる。
【0011】このようにして得られた本発明の導電性ペ
ーストは、図1に示すように、有機ビヒクル3中に、樹
脂でコーティングされた導電性金属粉末1が、均一な状
態で良好に分散される。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げ、この発明をさらに具体
的に説明する。 実施例 導電性金属粉末として粒径3μmの銅粉末50重量部、
樹脂粉末として粒径0.2μmのPMMA(ポリメチル
メタクリレート)樹脂粉末5重量部を用意して、ボール
ミルを用いて銅粉末にPMMA樹脂粉末がコーティング
されるまで乾式混合を行なった。得られた粉末にテルピ
ネオール45重量部を添加し、攪拌擂潰機でペースト状
になるまで混合した後、3本ロールミルで混練を行い、
この発明に属する実施例としての導電性ペーストを得
た。
【0013】比較例 PMMA樹脂粉末を銅粉末にコーティングさせる操作を
除いては、実施例と同様の方法によって、この発明に属
さない比較例としての導電性ペーストを得た。 導電性ペースト中における導電性金属粉末の分散性の評
価 グラインドゲージにより導電性ペースト中の最大粗粒の
測定を行なった。その結果、実施例にかかる導電性ペー
ストでは9μmであり、比較例にかかる導電性ペースト
では20μmであった。このことより、実施例にかかる
導電性ペーストは、比較例にかかる導電性ペーストに比
べて分散性が向上していることがわかる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明の導電性ペース
トは、樹脂粉末によりコーティングされた導電性金属粉
末の分散性が良好であるため、ペースト印刷時にパター
ンの目詰まりが発生しにくく、また、均一で平滑な導電
膜を形成することができる。また、この発明の導電性ペ
ーストの製造方法によれば、たとえば、導電性金属粉末
と有機ビヒクルとの濡れ性があまりよくない場合や有機
ビヒクルの粘度が高い場合でも、有機ビヒクル中に導電
性金属粉末を良好に分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性ペースト中における導電性金属
粉末の分散状態を示す模式図である。
【図2】図1に示す導電性ペースト中において、樹脂に
よりコーティングされた導電性金属粉末を示す模試図で
ある。
【図3】従来の導電性ペースト中における導電性金属粉
末の分散状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 導電性金属粉末 2 樹脂 3 有機ビヒクル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂でコーティングされた導電性金属粉
    末と、有機溶剤または有機ビヒクルとを含有する、導電
    性ペースト。
  2. 【請求項2】 前記導電性金属粉末は、Cu、Ni、A
    g、Ag/PdおよびAg/Ptからなる群より選ばれ
    た少なくとも1種を含む、請求項1に記載の導電性ペー
    スト。
  3. 【請求項3】 導電性金属粉末を樹脂粉末でコーティン
    グした後、有機溶剤または有機ビヒクルと混練すること
    を特徴とする、導電性ペーストの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電性金属粉末は、Cu、Ni、A
    g、Ag/PdおよびAg/Ptからなる群より選ばれ
    た少なくとも1種を含む、請求項3に記載の導電性ペー
    ストの製造方法。
JP25297197A 1997-09-18 1997-09-18 導電性ペーストおよびその製造方法 Pending JPH1196834A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514020A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 アルファ・アセンブリー・ソリューションズ・インコーポレイテッドAlpha Assembly Solutions Inc. 金属粉末を製造するための方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017514020A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 アルファ・アセンブリー・ソリューションズ・インコーポレイテッドAlpha Assembly Solutions Inc. 金属粉末を製造するための方法
US10130995B2 (en) 2014-04-23 2018-11-20 Alpha Assembly Solutions Inc. Method for manufacturing metal powder

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