JPH1196297A - 帳票画像処理方法及び帳票画像処理装置 - Google Patents

帳票画像処理方法及び帳票画像処理装置

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JPH1196297A
JPH1196297A JP9251642A JP25164297A JPH1196297A JP H1196297 A JPH1196297 A JP H1196297A JP 9251642 A JP9251642 A JP 9251642A JP 25164297 A JP25164297 A JP 25164297A JP H1196297 A JPH1196297 A JP H1196297A
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JP9251642A
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Yoshihiro Shima
好博 嶋
Katsumi Marukawa
勝美 丸川
Hiroshi Shinjo
広 新庄
Kazuki Nakajima
和樹 中島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いデータ圧縮効率を得るため、帳票画像を
プレ印刷除去画像と色領域画像に分解し、それぞれ独立
して画像圧縮する。また、画像を使用者が見やすくなる
ため、予め具備している基準画像と抽出したプレ印刷画
像並びに抽出した色画像をもとに、それぞれの画像の表
示色を任意に設定して重ねあわせた一つのカラー画像を
合成して表示できる画像処理装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 圧縮されたプレ印刷除去後画像と赤色領
域画像を伸長する手段と、基準画像の上に当該プレ印刷
除去後画像と赤色領域画像を重ね書きした合成画像を生
成する手段と、合成画像内のこれら基準画像とプレ印刷
除去後画像と赤色領域画像との表示色を独立して設定す
る手段とを画像処理装置に具備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパターン処理装置に
関わり、帳票に予め印刷されたパターンと記入されたパ
ターンとを自動的に識別、抽出し、これらのパターンを
独立して画像圧縮するとともに読み取り結果の修正が容
易なように画像を合成するような画像処理装置。
【0002】
【従来の技術】従来の帳票画像を読み取る装置は、特許
出願公告平4−27592号に記載されているように、
入力帳票画像から基準帳票画像に含まれる部分を消去
し、この消去後の画像から、入力帳票に記入された読取
対象パターンを切出して認識している。この装置では、
入力帳票画像のデータ圧縮について考慮されておらず、
入力帳票画像を遠隔地に通信する場合や大容量の記憶装
置に格納する場合、通常のファクシミリ装置で用いられ
ている画像圧縮方式を利用することになる。このため、
入力帳票画像のデータ量が膨大で、通信コストや保管コ
ストがかかるという問題がある。
【0003】さらに、従来の装置では、入力帳票画像か
ら太め処理後の基準帳票画像を減算することにより、記
入文字パターンを残している。しかし、記入のガイド用
に丸印の点線として予め印刷されているチェックマーク
の場合、記入したチェックマークと太め後の基準帳票画
像の丸印の点線とが重なり、このため、記入チェックマ
ークが減算後、消えてしまうという問題がある。
【0004】また、青ドロップアウトカラーを利用して
いるため、プレ印刷部分や記入文字と同じく赤色マーカ
ー部分も黒色となる。帳票上に赤色でマーキングされた
修正指示部分や赤色の印鑑部分が入力帳票画像では黒色
となり、入力帳票画像を表示装置に表示し、認識結果を
修正する場合、マーキング部分が黒色のままであるため
目立たず、マーキングされた修正個所を見落す恐れがあ
った。なお、ドロップアウトカラーを利用した画像処理
装置としては、例えば、特開昭56−12988号があ
る。
【0005】また、複写機等に関わる従来の画像装置
は、特開平9−186876号に記載されているよう
に、原稿の地肌と絵柄を区別するためにマーカーで記さ
れた個所をカラーコード化して閉曲線領域を抽出し、こ
のマーカーで囲まれた閉曲線領域内部に対して地肌の除
去を行っている。しかしながら、この画像装置では画像
のデータ圧縮については考慮されていない。また、カラ
ーマークは複写機の編集に利用されているのみで、認識
結果を修正するためにカラーマークを目立たせるなどの
画像処理手段について考慮されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ような画像処理装置では、通常のファクシミリ装置で用
いられている画像圧縮方式を帳票画像の全面に適用して
おり、帳票画像のデータ量が膨大となり、遠隔地への通
信に時間がかかる等の問題があった。また、入力帳票画
像と太めた基準画像との単純な減算では、記入したチェ
ックマークが消えるという問題があった。また、青ドロ
ップアウトカラーを利用しているため、プレ印刷部分や
記入文字と同じく赤色マーカー部分も黒色となる。帳票
画像を画面に表示し、読み取り結果を修正する際に、赤
色マーカーで記された個所は黒色となるため、画面上で
目立たず、修正作業に漏れが発生したり、修正時間がか
かるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、高いデータ圧縮効率を得
るため、帳票画像をプレ印刷除去画像と色領域画像に分
解し、それぞれ独立して画像圧縮する画像処理装置を提
供することにある。
【0008】本発明の目的は、入力帳票画像と基準画像
とを減算する際、チェックマークが減算により消されな
いように帳票画像をプレ印刷除去画像に分解する画像処
理装置を提供することにある。
【0009】本発明の目的は、画像を使用者が見やすく
なるよう、予め具備している基準画像と抽出したプレ印
刷画像並びに抽出した色画像をもとに、それぞれの画像
の表示色を任意に設定し、重ねあわせた一つのカラー画
像を合成して表示できる画像処理装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】遠隔地への通信用または
記憶装置への保管用にデータ量を圧縮するため、青色ド
ロップアウト帳票画像から基準画像を減算する手段と青
色ドロップアウト帳票画像から赤色ドロップアウト帳票
画像を減算する手段と、これら減算結果から得られたプ
レ印刷除去後画像と赤色領域画像のデータ量を独立して
圧縮する手段と当該圧縮した画像データを通信する手段
とを画像処理装置に具備させる。
【0011】チェックマークが基準画像の減算により消
されないように、基準画像から指定したプレ印刷部分を
消去する手段と、青色ドロップアウト帳票画像から当該
指定したプレ印刷部分を消去した基準画像を減算する手
段とを画像処理装置に具備させる。
【0012】帳票画像を画面に表示し、読み取り結果を
修正する際に、赤色マーカーで記された個所や押印個所
を画面上で目立たせるため、圧縮されたプレ印刷除去後
画像と赤色領域画像を伸長する手段と、基準画像の上に
当該プレ印刷除去後画像と赤色領域画像を重ね書きした
合成画像を生成する手段と、合成画像内のこれら基準画
像とプレ印刷除去後画像と赤色領域画像との表示色を独
立して設定する手段とを画像処理装置に具備させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下実施例につき本発明を詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の帳票画像処理装
置の構成図である。制御部100は計算機からなり、画
像圧縮部101、画像解析部102、文字認識部10
3、画像入力104を制御する。通信回線110を介し
て、制御部100は遠隔地にある制御部105と接続さ
れている。画像入力部104では、帳票の表面画像を採
取し帳票画像として採取する。当該画像入力部では赤色
をドロップアウトした画像と青色をドロップアウトした
画像を入力することができる。文字認識部103では入
力した帳票画像から読み取り領域を切出し、文字パター
ンを認識して文字コードに変換する。画像解析部102
では、オリジナルな帳票のデジタルファイルを基準画像
として具備している。このデジタルファイルは未記入帳
票を印刷するのに使用するファイルであり、画像形式で
保持されている。なお、紙に印刷した未記入帳票をスキ
ャナで採取した画像でもよい。青色ドロップアウト画像
と基準画像からプレ印刷除去後画像を生成する。また、
青色ドロップアウト画像と赤色ドロップアウト画像より
赤色のマーカー記入個所や押印個所に相当する赤色領域
画像を生成する。画像圧縮部101では、1枚の帳票か
ら生成されたプレ印刷除去後画像と赤色領域画像とをそ
れぞれ独立にデータ圧縮を施し、制御装置100、通信
回線110を介して、遠隔の制御部105にこの圧縮画
像データを伝送する。
【0015】制御部105には、画像伸長部106、画
像合成部107、認識結果編集部108、画像表示部1
09が接続されており、圧縮画像を受信する。使用者は
画面に表示された帳票をみながら、認識結果の確認や修
正を行う。画像伸長部106で、圧縮されたプレ印刷除
去後画像と赤色領域画像画像を伸長し、画像合成部10
7にて、基準画像の上にプレ印刷除去後画像と赤色領域
画像を色を任意に指定して合成し、画像表示部109で
当該合成画像をカラー表示する。また、認識結果編集部
108によって使用者は画面と対話しながら認識結果の
確認、修正を行う。
【0016】図2は本発明の一実施例の帳票画像処理の
処理手順を示す図である。ステップ200で青色ドロッ
プアウト画像から赤色ドロップアウト画像を減算し、赤
色のマーカー記入個所や押印個所に相当する赤色領域を
抽出する。次いで、ステップ201で青色ドロップアウ
ト画像から基準画像を減算するプレ印刷除去を行いプレ
印刷除去後画像を獲得する。さらに、ステップ202で
基準画像の上にプレ印刷除去後画像と赤色領域画像を色
を任意に指定して重ねあわせ、1つのカラー画像を合成
する。
【0017】図12は入力帳票画像の例である。120
0は青色をドロップアウトした画像である。プレ印刷部
分としては、罫線部分1201や文字部分1202があ
る。また、記入個所としては1203で示す記入文字
や、赤色マーカで記入した訂正線1204や訂正文字1
205、或いは、修正個所を示し囲みマーカ線1206
がある。これらの部分1201から1206は青色ドロ
ップアウトで画像を採取しているため、黒色となる。
【0018】図13は基準画像を示す図である。基準画
像1300は、罫線部分1301や文字部分1302か
らなる。この基準画像に対して太め処理を行い、減算に
用いてもよい。
【0019】図14はステップ201で青色ドロップア
ウト画像から基準画像を減算するプレ印刷除去の結果画
像を示す。青色ドロップアウト画像1200から基準画
像1300を減算した結果の画像1400がプレ印刷除
去後画像である。記入文字部分1401と赤色マーカ記
入個所1402が黒色となる。
【0020】図15(a)に赤色ドロップアウト画像を
示す。赤色ドロップアウト画像1500では、プレ印刷
の文字部分1501や罫線部分1502および記入文字
部分1503、1504が黒色となる。一方、赤色マー
カの記入個所1204、1205、1206は消えて白
色となる。同図(b)は、ステップ200で青色ドロッ
プアウト画像1200から赤色ドロップアウト画像15
00を減算した結果画像を示す。赤色領域画像1510
では、赤色のマーカで記入された個所1501、150
2、1503、1504が黒色となる。
【0021】図16は、ステップ202で基準画像の上
にプレ印刷除去後画像と赤色領域画像を色を任意に指定
して重ねあわせ、1つのカラー画像を合成した画像であ
る。合成画像1600は、これらの画像の色を指定する
ことができる。例えば、プレ印刷部分1601、160
2は青緑色で、黒色のボールペンで記入された個所16
03は茶色で、赤色のマーカで記入された個所1604
は紫色で表示することができる。
【0022】図3は本発明の一実施例の帳票画像処理装
置のブロック図である。画像解析部102は図中の赤色
領域抽出部301、プレ印刷除去部302を合わせてブ
ロックである。スキャナ入力部300では帳票の表面画
像を採取し、赤色ドロップアウト画像310と青色ドロ
ップアウト画像311を獲得する。赤色領域抽出部30
1では、基準座標データ312をもとに、入力された赤
色ドロップアウト画像310と青色ドロップアウト画像
311の歪みを補正し、減算処理を行ない、赤色領域画
像を出力する。基準座標データ312としては予め基準
画像から特徴的な部分画像を複数個選択し、当該複数個
の部分画像の位置情報を設定しておく。また、プレ印刷
除去部302では、マスク画像データ313と青色ドロ
ップアウト画像311を入力として、歪みを補正して減
算処理を行い、プレ印刷除去後画像を出力する。なお、
歪みを補正するために基準画像データを予め具備してお
けばよい。マスク画像データ313は基準画像をそのま
ま用いてもよいし、基準画像に対して太め処理を施した
画像を用いてもよい。文字認識部303では、青色ドロ
ップアウト画像311を対象に読み取り領域を切出し、
文字パターンを文字コードに変換する。画像合成部30
6では、基準画像データ314と赤色領域画像、プレ印
刷除去後画像を入力として一つの画像を生成する。そし
て、画像表示部307と編集部308により文字認識結
果を画面対話により確認、修正する。なお、この図では
画像圧縮部と画像伸長部は省略している。
【0023】図4は赤色領域抽出部301の構成を示す
図である。赤色ドロップアウト画像は太め処理部400
にて、縦方向、横方向に太められ、画像減算部401の
減算データとして入力される。また、青色ドロップアウ
ト画像は画像減算部401の被減算データとして入力さ
れる。画像減算部401では、2つの画像の対応する画
素の白または黒により減算結果を求める。減算画素と被
減算画素の白黒の組み合わせにより、減算結果を設定で
きる。例えば、減算画素が黒で被減算画素が黒の場合、
結果画素は白となる。また、減算画素が黒で被減算画素
が白の場合、結果画素は白となる。なお、本図では、画
像の歪みはないものとして、歪み処理部を具備していな
い。
【0024】図5は赤色領域抽出部301の処理手順を
示す。ステップ500で赤色ドロップアウト画像を入力
し、ステップ501で青色ドロップアウト画像を入力す
る。そして、ステップ502で青色ドロップアウト画像
の歪みを補正し、歪み補正後画像Rを獲得する。また、
ステップ503で赤色ドロップアウト画像の歪みを補正
し、ステップ504で太め処理を行い太め画像Bを獲得
する。ステップ505で画像減算を行い、結果画像とし
て赤色領域画像を出力する。
【0025】図6は図5で示した赤色領域抽出の構成図
であり、歪み補正部を具備する。画像歪み保西部60
0、602において、基準座標データをもとに各ドロッ
プアウト画像の歪みを補正する。減算データである赤ド
ロップアウト画像にたいしては、歪み補正後、太め処理
部601にて画像パターンを太める。画像減算部603
では入力した被減算データから減算データを引く処理を
行なう。
【0026】図7はプレ印刷除去部302の処理手順を
示す。ステップ700でマスク画像を入力し、ステップ
701で青色ドロップアウト画像を入力する。そして、
当該青色ドロップアウト画像の歪みを補正する。最後
に、ステップ703で画像減算を行い、プレ印刷除去後
画像を獲得する。
【0027】図8はプレ印刷除去部302の構成図であ
る。画像歪み補正部801にてマスク画像の基準座標デ
ータをもとに、青色ドロップアウト画像の画像歪みを補
正する。そして、画像減算部800にて、マスク画像と
歪み補正後の青色ドロップアウト画像との減算を行な
い、結果画像をプレ印刷除去後画像として出力する。
【0028】図9は画像歪み補正部600、602、8
01の処理手順の説明図である。ステップ900で入力
画像の傾きを検出し、ステップ901で画像の傾きを補
正する。そして、ステップ902で画像の倍率誤差を検
出し、ステップ903でその倍率誤差を補正する。最後
に、ステップ904で画像の位置ずれを検出し、ステッ
プ905で画像の位置ずれを補正し、歪み補正後の画像
を獲得する。
【0029】図10は画像合成部306の処理手順を説
明する図である。ステップ1000で赤色領域画像を入
力し、ステップ1001でプレ印刷除去後画像を入力す
る。そして、ステップ1002で基準画像を入力する。
ステップ1003、ステップ1004で画像を横方向、
次いで、縦方向に注目画素を走査し、ステップ1005
から1007の処理を繰り返す。ステップ1005では
これら複数個の入力画像の画素値を参照し、ステップ1
006で注目画素の色を選択する。そして、ステップ1
007で合成画像の対応する注目画素の画素値を設定す
る。以上の処理を繰り返し、その後、ステップ1008
で合成画像を出力する。
【0030】図11はステップ1006で注目画素の色
を決定する方法を説明する図である。赤色領域画像11
10、プレ印刷除去後画像1111、基準画像1112
の画素値の組み合わせに応じて1100に示すような8
通りの場合がある。予め、色選択テーブル1101を具
備しておき、この8通りの組み合わせに対して、注目画
素の色を当該色選択テーブル1101を参照することに
より決定する。色選択テーブルには、赤色成分111
3、緑色成分1114、青色成分1115の各成分ごと
にその濃度値を保持している。例えば、赤色領域画像1
110の画素値が1、即ち、黒であれば、赤色成分11
13が値255、緑色成分1114の値が0、青色成分
1115の値が0となり、合成画像上の注目画素は赤色
となる。
【0031】図17は画像減算部401、603、80
0の一実施例である減算処理方法を説明する図である。
本減算処理方法では横方向につながった複数個の画素を
ランと呼ぶ。そして、ランデータに対して減算を行う。
画素単位の減算処理と比較して、処理時間が短いという
高速化の効果がある。図中の場合1711から場合17
18に示すように、被減算ラン1701の配置と減算ラ
ン1702の配置の関して場合分けをランの始点座標と
終点座標をもとに行い、結果ラン1703を求めてい
る。なお、説明上黒く塗りつぶした矩形が減算ランにお
ける注目ラン1700である。場合1711では、注目
ランとその直前のランの間に被減算ランがある場合、結
果ランは、当該被減算ランそのものである。また、場合
1716では、注目ランのその直後のランの間に被減算
ランがある場合、注目ランの終点を始点としその直後の
ランの始点を終点とするランを結果ランとして生成す
る。このように、ランの始点と終点の相対的に配置関係
を検出して減算結果のランを生成するため、減算処理を
高速に行なうことができる。
【0032】図18はチェックマーク付きのマスク画像
の例であり、チェックマークのためのガイドとして丸印
が点線で印刷されている。マスク画像1800におい
て、チェックマーク1801、1802のいずれかに丸
印を記入することになる。図19はチェックマーク記入
済みの帳票画像の例である。帳票画像1900におい
て、1901の線で示されるようなチェックマークが記
入されている。1902は記入ガイド用の点線である。
図20は特許出願公告平4−27592号に記載されて
いる従来技術を用いたプレ印刷除去後の画像の例であ
る。プレ印刷除去後画像2000では、ガイドの点線と
記入されたチェックマークが重なっている個所が、減算
処理により消去され、2001のように記入したチェッ
クマークの大半が消去されてしまうという問題がある。
そのため、本発明では図21に示すように、マスク画像
を予め編集し、記入個所がプレ印刷部分と重なる部分に
ついては、その重なり部分を消去しておく。2100は
プレ印刷除去のためのマスク画像である。プレ印刷部2
101、2102には、重複の可能性のあるガイド部分
1801、1802が消去されている。図22は編集し
たマスク画像を用いプレ印刷除去をおこなった結果画像
である。プレ印刷除去後画像2200において、記入し
たチェックマーク2201が検出されている。このよう
に、図7のステップ700において入力するマスク画像
を予め編集することにより、記入個所とプレ印刷個所が
重畳する部分においても記入個所を減算して消去するこ
となく抽出することができるという効果がある。
【0033】
【発明の効果】入力帳票画像を予め与えられ基準の画像
と階層的に重ねあわせが可能な複数個の画像に分解して
データ圧縮するため、入力帳票画像を遠隔地に通信する
場合や大容量の記憶装置に格納する場合、データ量の大
幅な削減ができ、通信コストや保管コストを低減できる
という効果がある。
【0034】読み取り結果を修正する際に、入力帳票画
像を画面に表示すると同時に赤色マーカーで記された個
所を任意の色に色付けして表示することができので、画
面上で当該マーカーが目立つようになり、修正作業の漏
れや誤りを少なくするという効果があった。
【0035】入力するマスク画像を予め編集することに
より、記入個所とプレ印刷個所が重畳するチェックマー
ク部分においても記入個所を減算して消去することなく
抽出することができるという効果がある。
【0036】画像の減算処理において、ランの始点と終
点の相対的に配置関係を検出して減算結果のランを生成
することができるため、減算処理を高速に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の帳票画像処理装置の構成図
である
【図2】本発明の一実施例の帳票画像処理の処理手順を
示す図である。
【図3】本発明の一実施例の帳票画像処理装置のブロッ
ク図である。
【図4】赤色領域抽出部の構成を示す図である。
【図5】赤色領域抽出部の処理手順を示す。
【図6】歪み補正部を具備する赤色領域抽出の構成図で
ある。
【図7】プレ印刷除去部の処理手順を示す図である。
【図8】プレ印刷除去部の構成図である。
【図9】画像歪み補正部の処理手順の説明図である。
【図10】画像合成部の処理手順を説明する図である。
【図11】注目画素の色を決定する方法を説明する図で
ある。
【図12】入力帳票画像の例である。
【図13】基準画像を示す図である。
【図14】青色ドロップアウト画像から基準画像を減算
するプレ印刷除去の結果画像を示す。
【図15】赤色ドロップアウト画像と赤色領域画像を示
す図である。
【図16】基準画像の上にプレ印刷除去後画像と赤色領
域画像を色を任意に指定して重ねあわせ1つのカラー画
像に合成した画像を示す図である。
【図17】画像減算部の一実施例である減算処理方法を
説明する図である。
【図18】チェックマーク付きのマスク画像の例であ
り、チェックマークのためのガイドとして丸印が点線で
印刷されている画像を示す図である。
【図19】チェックマーク記入済みの帳票画像の例を示
す図である。
【図20】従来技術を用いたプレ印刷除去後の画像の例
を示す図である。
【図21】マスク画像を予め編集し、記入個所がプレ印
刷部分と重なる部分については、その重なり部分を消去
したマスク画像の生成を説明する図である。
【図22】編集したマスク画像を用いプレ印刷除去をお
こなった結果画像を示す図である。
【符号の説明】
101…画像圧縮部、102…画像解析部、107…画
像合成部、109…画像表示部、200…赤色領域抽出
部、201…プレ印刷除去部、310…赤色ドロップア
ウト画像、311…青色ドロップアウト画像、400…
太め処理部、401…画像減算部、600…画像歪み補
正部、1101…色選択テーブル、1200…青色ドロ
ップアウト画像、1300…基準画像、1510…赤色
領域画像、1600…合成画像、1900…チェックマ
ーク記入済み帳票画像、2200…プレ印刷除去後画
像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 和樹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準帳票画像を記憶し、入力帳票画像から
    基準帳票画像に含まれる部分を消去する画像処理方法に
    おいて、送信側および受信側において共通の基準帳票画
    像を保持し、送信側において、入力帳票画像から基準帳
    票画像をもとに画像減算処理により階層的に重なった単
    数もしくは複数個の画像を抽出し、抽出した画像に対し
    てそれぞれデータ圧縮を施して、受信側に送信し、受信
    側において、当該データ圧縮した単数もしくは複数個の
    画像を伸長し、受信側で保持している基準帳票画像と合
    わせてカラー画像として合成して表示することを特徴と
    する帳票画像処理方法
  2. 【請求項2】基準帳票画像を記憶し、入力帳票画像から
    基準帳票画像に含まれる部分を消去する画像処理方法に
    おいて、送信側および受信側において共通の基準帳票画
    像を保持し、送信側において、第1および第2のカラード
    ロップアウト帳票画像を入力し、第1のカラードロップ
    アウト帳票画像から基準帳票画像に含まれる部分を消去
    した画像に対してデータ圧縮を施すとともに、第1のカ
    ラードロップアウト画像から第2のカラードロップアウ
    ト帳票画像を減算し、その減算画像にデータ圧縮を施
    し、当該複数個の圧縮画像を受信側に送信し、受信側に
    おいて、当該複数個のデータ圧縮した画像を伸長し、受
    信側で保持している基準帳票画像と合わせて、それぞれ
    色指定をしてカラー画像として合成して表示することを
    特徴とする帳票画像処理方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項および第2項の記載
    の帳票画像処理方法において、画像の減算処理は、黒画
    素が水平方向につながったランの始点および終点座標を
    用い、被減算画像のランと減算画像のランのそれぞれ始
    点および終点の相対的な配置関係をもとにして減算結果
    のランを生成することを特徴とする帳票画像処理方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項および第2項の記載
    の帳票画像処理方法において、基準画像はスキャナから
    未記入帳票の表面画像を採取するのではなく、紙に印刷
    するための帳票データを画像形式に変換して基準画像と
    して保持することを特徴とする帳票画像処理方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項の記載の帳票画像処
    理方法において、基準画像の部分領域を指定すること
    と、当該指定領域を予め編集消去することと、編集した
    基準画像を画像の減算処理用として保持することと、当
    該編集した基準画像を用いて画像を合成することを特徴
    とする帳票画像処理方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項および第2項の記載
    の帳票画像処理方法において、受信側において、単数も
    しくは複数個の階層的に重なった画像と基準画像に対
    し、予め設定した色指定テーブルを保持し、当該色指定
    テーブルを参照して画像の重畳状態に応じて表示色を決
    定してカラー画像として合成することを特徴とする帳票
    画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110136B1 (en) 1999-11-22 2006-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Reading apparatus and data processing system
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JP2019504430A (ja) * 2016-01-25 2019-02-14 アリババ グループ ホウルディング リミテッド 画像処理方法及びデバイス

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