JPH1195878A - データ処理装置、ネットワークシステム、及び記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、ネットワークシステム、及び記録媒体

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JPH1195878A
JPH1195878A JP25993997A JP25993997A JPH1195878A JP H1195878 A JPH1195878 A JP H1195878A JP 25993997 A JP25993997 A JP 25993997A JP 25993997 A JP25993997 A JP 25993997A JP H1195878 A JPH1195878 A JP H1195878A
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JP
Japan
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operator
computer
distance
processing
predetermined
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Application number
JP25993997A
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English (en)
Inventor
Hirohide Kurokawa
弘英 黒川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不所望のタイミングでスクリーンシャッタ機能
等の不所望の処理が作動してしまうことを無くすと共
に、オペレータが離席した場合に、表示データのセキュ
リティを確保すること。 【解決手段】距離センサ28でオペレータとの距離を測
定し、その距離が所定距離D2 を基準にして離れる方向
であれば、CPU10は、表示装置14のスクリーンシ
ャッタ処理を行い、近づく方向であれば、表示装置14
のスクリーン解除処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンシャッ
タ機能を提供するデータ処理装置、そのようなデータ処
理装置が複数接続されたネットワークシステム、及びパ
ーソナルコンピュータをそのようなデータ処理装置とし
て動作させるためのプログラムを格納した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等のディスプレ
ィの焼き付けを防ぐために、一定時間キーボード等から
の入力が無き場合はディスプレィ表示を止める(画面全
体に黒を表示する)スクリーンセーバ機能が知られてい
る。近年、ディスプレィの性能向上により、簡単に焼き
つくようなことがなくなり、スクリーンセーバは単純な
黒画面表示から、アニメーション表示等、言わば遊び感
覚の物へと移ってきている。さらに、最近では、いわゆ
る省エネ対策として、スクリーンセーバからディスプレ
ィの電源を切るというようなスクリーンシャッタという
機能へと移ってきている。
【0003】また、一定時間キーボード等からの入力が
無いときにスクリーンロック機能が作動し、その後、キ
ーボード等からの入力が発生すると、パスワード入力画
面になり、パスワードが正しくないとコンピュータのオ
ペレーションができなくするという機能も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクリーンセーバ機能やスクリーンシャッタ機能では、
キーボード等からの入力が、予め定めた一定時間無かっ
た場合に作動する仕掛けになっているため、オペレータ
が必要でモニタを見続けている場合でも、時間になると
作動してしまい、その結果、オペレータはマウスを動か
したり、キーボードから実際には入力されることの無い
キー(例えばシフトキー)を押して、スクリーンセーバ
機能やスクリーンシャッタ機能を解除しなければならな
かった。また、これらの機能は、アプリケーションやド
キュメントの内容に関わらず作動してしまうので、単な
る邪魔な機能となってしまうなどの不都合が合った。
【0005】一方、セキュリティの観点からは次のよう
な問題がある。即ち、オペレータが席を離れた場合、上
記スクリーンセーバ機能やスクリーンシャッタ機能が働
くことで、作業中のドキュメントの内容を隠すことはで
きるが、キー入力等の入力作業を行えば誰でもこれらの
機能を解除することができるので、当該コンピュータを
利用していたオペレータ以外の人が解除することも可能
となり、表示セキュリティは無いに等しい。
【0006】これは、解除時にパスワード入力を求める
ことで、防ぐことは可能であるが、上記のようにオペレ
ータの意志とは無関係に経過時間のみで判断する従来の
機能では、オペレータが席を離れた場合でも予め設定さ
れた時間が経つまで作動せず、したがって、他人に見ら
れては行けない(見せては行けない)データ等を表示し
たまま離席すると、その所定時間経過するまでの表示デ
ータにセキュリティは無い。
【0007】本発明の課題は、不所望のタイミングでス
クリーンシャッタ機能等の不所望の処理が作動してしま
うことを無くすと共に、オペレータが離席した場合に、
表示データのセキュリティを確保することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の手段は
次の通りである。距離測定手段は、オペレータとの距離
を測定する。距離変化判別手段は、上記距離測定手段に
よって測定された距離の変化が、所定距離を基準にして
離れる方向か近づく方向かを判別する。処理実行手段
は、上記距離変化判別手段による判別結果に応じた予め
定義されている所定処理を実行する。
【0009】また、請求項9の発明の手段は次の通りで
ある。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、オペ
レータがコンピュータを使用する際に、以下の処理をコ
ンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格納す
る。第1の処理は、オペレータとの距離を測定する処理
である。第2の処理は、上記測定された距離の変化が、
所定距離を基準にして離れる方向か近づく方向かを判別
する処理である。第3の処理は、上記判別結果に応じた
予め定義されている所定処理を実行する処理である。
【0010】請求項1及び請求項9の発明の手段の作用
は次の通りである。オペレータとの距離を測定して、こ
の測定された距離の変化が、所定距離を基準にして離れ
る方向か近づく方向かを判別し、その判別結果に応じた
予め定義されている所定処理、例えば離れる方向であれ
ばスクリーンシャッタ処理を実行し、近づく方向であれ
ばスクリーンシャッタ解除処理を実行する。従って、不
所望のタイミングでスクリーンシャッタ機能等の不所望
の処理が作動してしまうことを無くすと共に、オペレー
タが離席した場合に、表示データのセキュリティを確保
することができる。
【0011】請求項6の発明の手段は次の通りである。
複数のコンピュータがネットワークでつながれたネット
ワークシステムであって、オペレータ識別手段は、各コ
ンピュータにおいて当該コンピュータを使用中のオペレ
ータを識別する。処理状況記憶手段は、各コンピュータ
から当該コンピュータを使用中のオペレータが所定距離
よりも離れたとき、上記オペレータ識別手段により識別
されたオペレータによる当該コンピュータでのデータ処
理状況を記憶する。処理状況転送手段は、いずれかのオ
ペレータがいずれかのコンピュータに上記所定距離より
も近づいたとき、上記オペレータ識別手段によりそのオ
ペレータを識別し、上記処理状況記憶手段に記憶されて
いる当該オペレータが行っていたデータ処理状況を、当
該オペレータが近づいたコンピュータに転送する。
【0012】また、請求項10の発明の手段は次の通り
である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、複
数のコンピュータがネットワークでつながれたネットワ
ークシステムで複数のオペレータが各コンピュータを使
用する際に、以下の処理をコンピュータに実行させる命
令を含むプログラムを格納する。第1の処理は、各コン
ピュータにおいて当該コンピュータを使用中のオペレー
タを識別する処理である。第2の処理は、各コンピュー
タから当該コンピュータを使用中のオペレータが所定距
離よりも離れたとき、上記識別されたオペレータによる
当該コンピュータでのデータ処理状況を記憶する処理で
ある。第3の処理は、いずれかのオペレータがいずれか
のコンピュータに上記所定距離よりも近づいたとき、上
記オペレータを識別する処理によってそのオペレータを
識別し、上記記憶されている当該オペレータが行ってい
たデータ処理状況を、当該オペレータが近づいたコンピ
ュータに転送する処理である。
【0013】請求項6及び請求項10の発明の手段の作
用は次の通りである。複数のコンピュータがネットワー
クでつながれたネットワークシステムで、各コンピュー
タにおいて当該コンピュータを使用中のオペレータを識
別し、各コンピュータから当該コンピュータを使用中の
オペレータが所定距離よりも離れたとき、上記識別され
たオペレータによる当該コンピュータでのデータ処理状
況を記憶しておき、いずれかのオペレータがいずれかの
コンピュータに上記所定距離よりも近づいたとき、その
オペレータを識別して、上記記憶されている当該オペレ
ータが行っていたデータ処理状況を、当該オペレータが
近づいたコンピュータに転送する。従って、複数のコン
ピュータがネットワークでつながれたシステムにおい
て、所定オペレータがある1台のコンピュータで処理を
実行し、その処理途中でそのオペレータがネットワーク
上の他のコンピュータで処理を再開する際、前のコンピ
ュータで処理していた内容をそのまま引き継いで処理が
実行できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態のデータ処理装置の適用されたパーソナル
コンピュータの構成を示す図で、図中の参照番号10
は、当該パーソナルコンピュータ全体を制御する制御部
としてのCPUである。12はキーボードやマウス等の
入力装置であり、14はCRT等の表示装置である。1
6はハードディスクやROM等の記憶装置であり、18
はRAMである。
【0015】また、参照番号20は装着されたフロッピ
ーディスクや光(磁気)ディスク等の記憶媒体22に対
するデータの記憶及び読み出しを制御する記憶媒体制御
部であり、24は通信回線(有線又は無線)26を介し
て外部とデータの送受を行う通信制御部である。
【0016】なお、上記記憶装置16もしくは記憶媒体
22は、上記CPU10で実行される当該パーソナルコ
ンピュータをデータ処理装置として動作させる処理プロ
グラムやデータ等が予め記憶されているものであるが、
もちろん、このような記憶装置16もしくは記憶媒体2
2に記憶するプログラムやデータ等は、通信制御部24
により、通信回線26等を介して接続された他の機器か
ら受信して(例えばRAM18に設けた図示しないワー
クメモリに)記憶する構成にしてもよく、さらに、通信
回線26等を介して接続された他の機器側に記憶装置や
記憶媒体を設け、そこに記憶されているプログラム、デ
ータを通信回線26を介して使用する構成にしてもよ
い。
【0017】また、参照番号28は、当該パーソナルコ
ンピュータとオペレータとの間の距離を、例えば赤外線
等の反射光を用いて測定する距離センサである。本実施
の形態においては、図2の(A)に示すように、この距
離センサ28を表示装置14上に配置し、表示画面とオ
ペレータとの間の距離を測定するようにしている。
【0018】次に、このような構成における動作を説明
する。図3は、本発明の第1の実施の形態のデータ処理
装置の動作を説明するフローチャートである。このフロ
ーチャートに記載した各機能を実現するプログラムは、
CPU10が読み取り可能なプログラムコードの形態で
上記記憶装置16もしくは記憶媒体22に記憶されてい
る。
【0019】まず、初期設定として、CPU10内又は
RAM18内に構成した図示しないスティ(stay)
フラグをオンする(ステップS10)。そして、キーボ
ードやマウス等の入力装置12の操作の有無を判定し
(ステップS12)、何らかの操作があれば、その操作
に対応する処理を実行した後(ステップS14)、上記
ステップS12に戻る。
【0020】これに対して、入力装置12の操作が無い
場合には、次に、オープンしているファイルがあるかど
うか判断する(ステップS16)。オープンファイルが
無いならば、上記ステップS12に戻る。オープンファ
イルがある場合には、図2の(B)に示すような、RA
M18に予めオペレータが設定したスクリーン設定テー
ブル18Aを参照して、そのオープンされているファイ
ルを使用しているアプリケーションのスクリーン設定の
有無を判定する(ステップS18)。当該アプリケーシ
ョンがスクリーン設定されていなければ(設定無であれ
ば)、上記ステップS12に戻る。
【0021】スクリーン設定されている(設定有の)場
合には、次に、距離センサ28によりオペレータとの距
離を測定する(ステップS20)。ここで、通常の使用
状態であれば、表示画面とオペレータとの間の距離は、
図2の(C)に示すD1 (例えば20cm)乃至D2
(例えば1m)の範囲にある。そこで、上記測定した距
離がこのD2 以上であるかどうか判定することにより、
オペレータが離席したかどうか判断する(ステップS2
2)。
【0022】オペレータが離席していない場合には、上
記stayフラグがオフかどうか判別し(ステップS2
4)、オンであれば、さらに上記測定した距離がD3
満であるかどうか判定する(ステップS26)。ここ
で、距離D3 は、図2の(C)に示すように、本実施の
形態では10cmとしており、これは、通常の利用状態
では取られることがなく、オペレータが意志を持って近
づかなければ得られない距離である。測定距離がD3
満でない場合つまり通常の使用状況であれば、上記ステ
ップS12に戻る。
【0023】而して、上記ステップS22において、上
記測定距離がD2 以上つまりオペレータが離席したと判
断された場合には、上記stayフラグがオンかどうか
判別する(ステップS28)。ここで、それがオンであ
ると判別したならば、このstayフラグをオフして
(ステップS30)、表示装置14の電源をオフするス
クリーンシャッタ処理を行った後(ステップS32)、
上記ステップS12に戻る。
【0024】そして、オペレータが離席したままであれ
ば、測定距離はD2 以上であるとステップS22で判定
されるが、ステップS28においてstayフラグがオ
フであると判定される。この場合には、何ら状態を変化
させる必要が無いので、上記ステップS12に戻る。
【0025】一方、オペレータが戻ってきて、D2 の距
離まで近づくと、ステップS22で測定距離はD2 以上
ではないと判断され、上記ステップS24に進む。そし
て、上記ステップS30で上記stayフラグがオフさ
れているので、ステップS24では、今度はそれがオフ
と判定される。この場合には、そのstayフラグをオ
ンして(ステップS34)、表示装置14の電源をオン
するスクリーンシャッタ解除処理を行った後(ステップ
S36)、上記ステップS12に戻る。
【0026】また、上記ステップS26において測定距
離がD3 未満と判断された場合には、例えば、アクティ
ブウィンドゥのファイルデータの更新保存処理等のスク
リーンシャッタ処理以外の所定の処理を実行した後(ス
テップS38)、上記ステップS12に戻る。
【0027】以上のように、本第1の実施の形態では、
距離センサ28でオペレータとの距離を測定し、その距
離が所定距離を基準にして離れる方向か近づく方向かを
測定し、その測定結果に応じて所定処理、例えば、スク
リーンシャッタ処理やスクリーン解除処理を実行するよ
うにすることで、不所望のタイミングでスクリーンシャ
ッタ機能等の不所望の処理が作動してしまうことを無く
すと共に、オペレータが離席した場合に、表示データの
セキュリティを確保することができるようになる。
【0028】また、本第1の実施の形態では、上記所定
距離を複数設定していることで、表示データを隠すよう
な処理に加えて、アクティブウィンドゥファイルデータ
更新保存処理等の別の処理を行わせるようにすることが
可能となっている。
【0029】なお、オペレータが上記所定距離を基準に
して離れる方向であった場合での上記所定処理として
は、スクリーンシャッタ処理に限らず、スクリーンセー
バ処理や、ウィンドゥ最小化処理、アイコン化処理、等
のその他の処理であっても良い。この場合、オペレータ
が上記所定距離を基準にして近づく方向であった場合で
の上記所定処理も、それに対応して、スクリーンセーバ
解除処理や、ウィンドゥ最小化解除処理、アイコン化解
除処理、等のその他の処理となることはもちろんであ
る。
【0030】また、上記ステップS36において、無条
件にスクリーンシャッタ解除処理を行うのではなく、パ
スワード入力を要求し、正確なパスワードが入力された
ときにのみ、スクリーンシャッタ解除処理を行うように
しても良い。
【0031】さらに、起動中のアプリケーションや作業
内容に重み付けして、オペレータが離席したときの対処
を区別するようにしても良い。例えば、予めアプリケー
ション毎に重要度を設定しておき、その重要度によって
単なるスクリーンシャッタ機能か、キーボードロック機
能(参照のみ許され入力は不可)等か、あるいはパスワ
ード付スクリーンシャッタ、等々、様々な処置が可能と
なる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、図2の(D)に示すように、LA
N等のネットワークを介して複数台のパーソナルコンピ
ュータ(PC1,PC2,PC3,…)とサーバが接続
された状況において、サーバには、環境ファイルと作業
ファイルとを保存する各オペレータ毎のフォルダが設け
られている。ここで、環境ファイルとは、表示形態、ウ
ィンドゥ順位、直前作業位置(どのウィンドゥのどのペ
ージのどこを表示し、どこをカーソル指定していたのか
等)などを保存するものであり、作業ファイルとは、オ
ープンしていたファイルの全てを保存するものである。
【0033】各PCは、上記第1の実施の形態と同様の
構成のデータ処理装置が適用されており、各PCのCP
U10は、図4に示すような動作を行う。但し、本実施
の形態では、各オペレータは自己を特定するためのID
カード等を持っており、これに発信器等を埋め込んでお
き、ID等を発信することで、距離センサ28はその発
信信号の強弱により各オペレータとの距離を測定するこ
とができる。
【0034】而して、オペレータが当該PCに近づき、
例えば上記距離D2 よりも接近すると、距離センサ28
がそれを検出して、CPU10にそのことを報知する。
これに応じて、CPU10は、当該PCのメイン電源を
オンし(ステップS40)、距離センサ28で受信した
IDを認識してそのIDに対応するフォルダをサーバか
ら記憶装置16にアップロードする(ステップS4
2)。
【0035】そして、キーボードやマウス等の入力装置
12より何らかの操作が行われたかどうか判断し(ステ
ップS44)、なにも操作がないときには、オペレータ
との距離がD2 以上かどうか判断する(ステップS4
6)。D2 以上でなければ、上記ステップS44に戻
り、またD2 以上のときには、オペレータが離れていっ
たと判断して、当該PCのメイン電源をオフして(ステ
ップS48)、処理を終了する。
【0036】一方、何らかの操作がなされた場合には、
記憶装置16にアップロードしたフォルダ中の環境ファ
イル及び作業ファイルにより、そのオペレータが別のP
Cで行っていた直前の画面を復活して表示装置14に表
示する(ステップS50)。その後、入力装置12の操
作の有無を判定し(ステップS52)、何らかの操作が
あれば、その操作に対応する処理を実行した後(ステッ
プS54)、上記ステップS52に戻る。
【0037】これに対して、入力装置12の操作が無い
場合には、次に、距離センサ28によりオペレータとの
距離を測定し(ステップS56)、その測定した距離が
2以上であるかどうか判定することにより、オペレー
タが離席したかどうか判断する(ステップS58)。オ
ペレータが離席していない場合には、上記ステップS5
2に戻る。
【0038】これに対して、上記測定距離がD2 以上つ
まりオペレータが離席したと判断された場合には、記憶
装置16に記憶されている環境ファイル及び作業ファイ
ルを更新し(ステップS60)、それらをサーバの当該
オペレータに対応するフォルダにダウンロードする(ス
テップS62)。その後、上記ステップS48に進み、
当該PCのメイン電源をオフして、処理を終了する。
【0039】このように、本第2の実施の形態では、オ
ペレータが離席した際に、その作業状態をサーバに保存
しておくことにより、オペレータが特定のPCにこだわ
ることなく、どのPCへ移動しても直前の状態から作業
を始められるようになっている。
【0040】また、オペレータが離席した際に、その作
業状態をサーバに保存し終えたならば、その離席された
PCは電源が切られるので、離席前に表示していた表示
データは第三者に見られることはない。この場合、記憶
装置16には、その作業状態が保存されていることにな
るが、別の者が当該PCを使用しようとしたときには、
その者のIDに対応する環境ファイル及び作業ファイル
がアップロードされて書き換えられた後に、表示装置1
4の表示が開始されるようになっているので、前のオペ
レータの作業データを見ることはできない。このよう
に、オペレータが処理途中のPCから離れる場合には、
スクリーンセキュリティが働くので、オペレータが離席
した場合に、表示データのセキュリティを確保すること
ができる。
【0041】なお、環境ファイル及び作業ファイルをサ
ーバにダウンロードすることなく、移動先のPCにて直
接、移動前のPCの記憶装置16からアップロードする
ようにしても良い。
【0042】また、上記ステップS62でのサーバへの
ダウンロード後、記憶装置16に記憶されているそれら
の環境ファイル及び作業ファイルを削除するようにすれ
ば、セキュリティ上より好ましい。
【0043】さらに、本第2の実施の形態は、LAN接
続されたPCだけでなく、携帯情報端末にも適用可能な
ことは勿論である。即ち、いわゆるモバイルコンピュー
ティングでも、このセキュリティ機能を実現できる。
【0044】
【発明の効果】請求項1及び請求項9の発明によれば、
不所望のタイミングでスクリーンシャッタ機能等の不所
望の処理が作動してしまうことを無くすと共に、オペレ
ータが離席した場合に、表示データのセキュリティを確
保することができる。
【0045】請求項6及び請求項10の発明によれば、
複数のコンピュータがネットワークでつながれたシステ
ムにおいて、所定オペレータがある1台のコンピュータ
で処理を実行し、その処理途中でそのオペレータがネッ
トワーク上の他のコンピュータで処理を再開する際、前
のコンピュータで処理していた内容をそのまま引き継い
で処理が実行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデータ処理装置の
適用されたパーソナルコンピュータのブロック構成図で
ある。
【図2】(A)は図1中の距離センサの設置状況を示す
図、(B)は図1中のRAMに設けられたスクリーン設
定テーブルの構成を示す図、(C)は図1中の表示装置
の表示画面とオペレータとの距離範囲を説明するための
図であり、(D)は本発明の第2の実施の形態のデータ
処理装置の適用されたネットワークシステムの構成を示
す図である。
【図3】第1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】第2の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 12 入力装置 14 表示装置 16 記憶装置 18 RAM 18A スクリーン設定テーブル 20 記憶媒体制御部 22 記憶媒体 24 通信制御部 26 通信回線 28 距離センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータとの距離を測定する距離測定
    手段と、 上記距離測定手段によって測定された距離の変化が、所
    定距離を基準にして離れる方向か近づく方向かを判別す
    る距離変化判別手段と、 上記距離変化判別手段による判別結果に応じた予め定義
    されている所定処理を実行する処理実行手段と、 を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理実行手段は、上記距離変化判別
    手段が、上記距離変化方向を離れる方向であると判別し
    た場合に、上記所定処理として、オペレータが作業して
    いたデータの表示を禁止するスクリーンセキュリティ処
    理を行うことを特徴する請求項1に記載のデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記処理実行手段は、上記距離変化判別
    手段が、上記距離変化方向を近づく方向であると判別し
    た場合に、上記所定処理として、上記表示を禁止された
    データの表示を復帰させるスクリーンセキュリティ解除
    処理を行うことを特徴する請求項2に記載のデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記距離変化判別手段は、上記所定距離
    として複数の距離を基準にして、上記判別処理を行い、 上記処理実行手段は、上記複数の距離それぞれに対応し
    た個々の処理を定義されており、上記距離変化判別手段
    による各距離についての判別結果に応じて、対応する処
    理を実行することを特徴する請求項1に記載のデータ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理実行手段による上記所定処理を
    行うかどうかを、アプリケーション毎に定義するアプリ
    ケーション定義手段をさらに具備し、 上記処理実行手段は、上記アプリケーション定義手段で
    の定義に従って、現在開かれているアプリケーションに
    対して上記所定処理を実行するかどうかを決定すること
    を特徴する請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 複数のコンピュータがネットワークでつ
    ながれたネットワークシステムであって、 各コンピュータにおいて当該コンピュータを使用中のオ
    ペレータを識別するオペレータ識別手段と、 各コンピュータから当該コンピュータを使用中のオペレ
    ータが所定距離よりも離れたとき、上記オペレータ識別
    手段により識別されたオペレータによる当該コンピュー
    タでのデータ処理状況を記憶する処理状況記憶手段と、 いずれかのオペレータがいずれかのコンピュータに上記
    所定距離よりも近づいたとき、上記オペレータ識別手段
    によりそのオペレータを識別し、上記処理状況記憶手段
    に記憶されている当該オペレータが行っていたデータ処
    理状況を、当該オペレータが近づいたコンピュータに転
    送する処理状況転送手段と、 を具備することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 上記オペレータ識別手段での各オペレー
    タの識別は、各オペレータ所有のIDカードにより行う
    ことを特徴する請求項6に記載のネットワークシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 上記オペレータが処理途中のコンピュー
    タから上記所定距離よりも離れた場合に、当該コンピュ
    ータにスクリーンセキュリティ処理を行わせるスクリー
    ンセキュリティ手段を更に具備することを特徴する請求
    項6に記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 オペレータがコンピュータを使用する
    際、 オペレータとの距離を測定する処理と、 上記測定された距離の変化が、所定距離を基準にして離
    れる方向か近づく方向かを判別する処理と、 上記判別結果に応じた予め定義されている所定処理を実
    行する処理と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 複数のコンピュータがネットワークで
    つながれたネットワークシステムで複数のオペレータが
    各コンピュータを使用する際、 各コンピュータにおいて当該コンピュータを使用中のオ
    ペレータを識別する処理と、 各コンピュータから当該コンピュータを使用中のオペレ
    ータが所定距離よりも離れたとき、上記識別されたオペ
    レータによる当該コンピュータでのデータ処理状況を記
    憶する処理と、 いずれかのオペレータがいずれかのコンピュータに上記
    所定距離よりも近づいたとき、上記オペレータを識別す
    る処理によってそのオペレータを識別し、上記記憶され
    ている当該オペレータが行っていたデータ処理状況を、
    当該オペレータが近づいたコンピュータに転送する処理
    と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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