JPH1195186A - 液晶シャッタ眼鏡 - Google Patents
液晶シャッタ眼鏡Info
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- JPH1195186A JPH1195186A JP9258109A JP25810997A JPH1195186A JP H1195186 A JPH1195186 A JP H1195186A JP 9258109 A JP9258109 A JP 9258109A JP 25810997 A JP25810997 A JP 25810997A JP H1195186 A JPH1195186 A JP H1195186A
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- eye
- shutter glasses
- crystal shutter
- liquid crystals
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2213/00—Details of stereoscopic systems
- H04N2213/008—Aspects relating to glasses for viewing stereoscopic images
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立体映像が表示される画面の方向に対して高
いコントラストを得ることができる液晶シャッタ眼鏡を
提供することとを目的とする。 【解決手段】 液晶シャッタ眼鏡における右眼用液晶１
Ｒと左眼用液晶１Ｌとは同一平面内にはなく、約５°の
角度傾斜して配置されている。この傾斜により、右眼用
液晶１Ｒ及び左眼用液晶１Ｌにおける高コントラスト方
向が、図示しない立体映像表示装置の画面の方向を向く
ことになる。右眼用液晶１Ｒと左眼用液晶１Ｌは同一構
造を有するが、互いに配置関係が逆にされていること
で、右眼用液晶１Ｒ及び左眼用液晶１Ｌが共に眉間側か
ら顔面側方に行くに従って顔面側に近づく傾斜を成す。
そして、各々の電極部１ａが眼鏡中央側（眉間側）に位
置することになる。眼鏡中央部分に電気回路を配置する
構造では、当該回路と前記電極部１ａとの電気的接続が
容易になる。
いコントラストを得ることができる液晶シャッタ眼鏡を
提供することとを目的とする。 【解決手段】 液晶シャッタ眼鏡における右眼用液晶１
Ｒと左眼用液晶１Ｌとは同一平面内にはなく、約５°の
角度傾斜して配置されている。この傾斜により、右眼用
液晶１Ｒ及び左眼用液晶１Ｌにおける高コントラスト方
向が、図示しない立体映像表示装置の画面の方向を向く
ことになる。右眼用液晶１Ｒと左眼用液晶１Ｌは同一構
造を有するが、互いに配置関係が逆にされていること
で、右眼用液晶１Ｒ及び左眼用液晶１Ｌが共に眉間側か
ら顔面側方に行くに従って顔面側に近づく傾斜を成す。
そして、各々の電極部１ａが眼鏡中央側（眉間側）に位
置することになる。眼鏡中央部分に電気回路を配置する
構造では、当該回路と前記電極部１ａとの電気的接続が
容易になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】一定の周期で右眼映像と左眼
映像を画面上に交互に表示し、観察者が装着している液
晶シャッタ眼鏡においては前記一定の周期に同期して右
眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透過を交互に行
い、観察者に立体視を行わせる３次元映像表示システム
が知られている。この発明は、前記液晶シャッタ眼鏡に
関する。
映像を画面上に交互に表示し、観察者が装着している液
晶シャッタ眼鏡においては前記一定の周期に同期して右
眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透過を交互に行
い、観察者に立体視を行わせる３次元映像表示システム
が知られている。この発明は、前記液晶シャッタ眼鏡に
関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の液晶シャッタ眼鏡を簡略化
して示した図であり、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）
は前側から見た斜視図である。これらの図から分かるよ
うに、従来の液晶シャッタ眼鏡においては、右眼用液晶
５１Ｒと左眼用液晶５１Ｌとが同一平面内に位置するよ
うに配置されていた。別言すれば、観察者が当該液晶シ
ャッタ眼鏡を装着すると、立体映像（左右交互映像）が
表示される図示しない画面に対して、右眼用液晶５１Ｒ
および左眼用液晶５１Ｌはともに平行に位置するもので
あった。
して示した図であり、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）
は前側から見た斜視図である。これらの図から分かるよ
うに、従来の液晶シャッタ眼鏡においては、右眼用液晶
５１Ｒと左眼用液晶５１Ｌとが同一平面内に位置するよ
うに配置されていた。別言すれば、観察者が当該液晶シ
ャッタ眼鏡を装着すると、立体映像（左右交互映像）が
表示される図示しない画面に対して、右眼用液晶５１Ｒ
および左眼用液晶５１Ｌはともに平行に位置するもので
あった。
【０００３】ところで、特に液晶を用いるディスプレイ
においては、見る方向や角度によって画面の色や明るさ
などが変化する視角依存性ということが問題とされてい
る。このような特性は、図９によって説明される。図９
（ａ）は画素（セル）部分の断面模式図であり、同図
（ｂ）は、電圧０Ｖの時の各曲線の透過率を１００パー
セントとして表した、透過率（Ｔ）−電圧（Ｖ）特性で
ある。この図（ｂ）における特性Ａ，特性正面，特性Ｂ
は、同図（ａ）の方向Ａ，方向正面，方向Ｂに対応す
る。液晶はこのような特性を有するため、一般に、画面
を上下方向から見た場合には画面が白っぽく或いは黒っ
ぽく見えることになる。
においては、見る方向や角度によって画面の色や明るさ
などが変化する視角依存性ということが問題とされてい
る。このような特性は、図９によって説明される。図９
（ａ）は画素（セル）部分の断面模式図であり、同図
（ｂ）は、電圧０Ｖの時の各曲線の透過率を１００パー
セントとして表した、透過率（Ｔ）−電圧（Ｖ）特性で
ある。この図（ｂ）における特性Ａ，特性正面，特性Ｂ
は、同図（ａ）の方向Ａ，方向正面，方向Ｂに対応す
る。液晶はこのような特性を有するため、一般に、画面
を上下方向から見た場合には画面が白っぽく或いは黒っ
ぽく見えることになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図９に示した特性の液
晶を用いて図８の液晶シャッタ眼鏡を構成すると、立体
映像が表示される画面の方向に対して最も高いコントラ
ストを得ることができない。コントラストが十分に得ら
れない場合には、右眼用液晶５１Ｒが透過で左眼用液晶
５１Ｌが不透過の状態では、この不透過であるはずの左
眼用液晶５１Ｌを右眼映像が透過してしまい、これが観
察者の左眼に漏れ入り、また、左眼用液晶５１Ｌが透過
で右眼用液晶５１Ｒが不透過の状態では、この不透過で
あるはずの右眼用液晶５１Ｒを左眼映像が透過し、これ
が観察者の右眼に漏れ入る現象、いわゆるクロストーク
が生じ、立体視が適正に行えないという問題を生じる。
晶を用いて図８の液晶シャッタ眼鏡を構成すると、立体
映像が表示される画面の方向に対して最も高いコントラ
ストを得ることができない。コントラストが十分に得ら
れない場合には、右眼用液晶５１Ｒが透過で左眼用液晶
５１Ｌが不透過の状態では、この不透過であるはずの左
眼用液晶５１Ｌを右眼映像が透過してしまい、これが観
察者の左眼に漏れ入り、また、左眼用液晶５１Ｌが透過
で右眼用液晶５１Ｒが不透過の状態では、この不透過で
あるはずの右眼用液晶５１Ｒを左眼映像が透過し、これ
が観察者の右眼に漏れ入る現象、いわゆるクロストーク
が生じ、立体視が適正に行えないという問題を生じる。
【０００５】この発明は、上記の事情に鑑み、立体映像
が表示される画面の方向に対して高いコントラストを得
ることができる液晶シャッタ眼鏡を提供することとを目
的とする。
が表示される画面の方向に対して高いコントラストを得
ることができる液晶シャッタ眼鏡を提供することとを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶シャッタ
眼鏡は、上記の課題を解決するために、所定の周期で右
眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透過を交互に行
い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッタ眼鏡におい
て、前記右眼用液晶および左眼用液晶の高コントラスト
が得られる方向が略正面を向くように、これら右眼用液
晶および左眼用液晶を傾斜配置したことを特徴とする。
眼鏡は、上記の課題を解決するために、所定の周期で右
眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透過を交互に行
い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッタ眼鏡におい
て、前記右眼用液晶および左眼用液晶の高コントラスト
が得られる方向が略正面を向くように、これら右眼用液
晶および左眼用液晶を傾斜配置したことを特徴とする。
【０００７】上記の構成であれば、立体映像が表示され
る画面の方向に対して高いコントラストを得ることがで
きるので、クロストークを解消して立体視を適正に行わ
せることができる。
る画面の方向に対して高いコントラストを得ることがで
きるので、クロストークを解消して立体視を適正に行わ
せることができる。
【０００８】また、この発明の液晶シャッタ眼鏡は、所
定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透
過を交互に行い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッ
タ眼鏡において、前記右眼用液晶および左眼用液晶の優
先視野方向が横方向に設定されているとともに、高コン
トラストが得られる方向が略正面を向くように、これら
右眼用液晶および左眼用液晶を前記優先視野方向に対応
させて傾斜配置したことを特徴とする。
定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透
過を交互に行い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッ
タ眼鏡において、前記右眼用液晶および左眼用液晶の優
先視野方向が横方向に設定されているとともに、高コン
トラストが得られる方向が略正面を向くように、これら
右眼用液晶および左眼用液晶を前記優先視野方向に対応
させて傾斜配置したことを特徴とする。
【０００９】また、この発明の液晶シャッタ眼鏡は、所
定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透
過を交互に行い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッ
タ眼鏡において、前記右眼用液晶および左眼用液晶の優
先視野方向が縦方向に設定されているとともに、高コン
トラストが得られる方向が略正面を向くように、これら
右眼用液晶および左眼用液晶を前記優先視野方向に対応
させて傾斜配置したことを特徴とする。
定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶における透過と不透
過を交互に行い、観察者に立体視を行わせる液晶シャッ
タ眼鏡において、前記右眼用液晶および左眼用液晶の優
先視野方向が縦方向に設定されているとともに、高コン
トラストが得られる方向が略正面を向くように、これら
右眼用液晶および左眼用液晶を前記優先視野方向に対応
させて傾斜配置したことを特徴とする。
【００１０】前記の優先視野方向が同一方向に設定さ
れ、同一の側端部に電力供給電極部を備えた二つの液晶
を用い、互いの電力供給電極部がそれぞれ眼鏡中央側に
位置するように配置して成ることが望ましい。
れ、同一の側端部に電力供給電極部を備えた二つの液晶
を用い、互いの電力供給電極部がそれぞれ眼鏡中央側に
位置するように配置して成ることが望ましい。
【００１１】
（実施の形態１）以下、この発明の実施の形態を図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１２】図１はこの発明の実施の形態１の液晶シャ
ッタ眼鏡を簡略化して示した図であり、同図（ａ）は平
面図、同図（ｂ）は前側から見た斜視図である。また、
図２は、この液晶シャッタ眼鏡に用いた液晶１（右眼用
液晶１Ｒ，左眼用液晶１Ｌ）を簡略的に示した図であ
り、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は正面図である。
図３は、図１（ａ）と同様の平面図であるが、図２の液
晶を組み込んだ状態を透視的に示している。なお、図２
における矢印は、優先視野方向を示している。優先視野
方向とは、コントラストの視角依存性が大きい方向であ
る。この優先視野方向は、液晶１の製造時におけるラビ
ングの処理方向等によって決まる。また、図中の１ａ
は、液晶駆動用の電圧が印加される電極部である。そし
て、この実施の形態では、液晶１としてＳＴＮモードの
ものを用いている。
ッタ眼鏡を簡略化して示した図であり、同図（ａ）は平
面図、同図（ｂ）は前側から見た斜視図である。また、
図２は、この液晶シャッタ眼鏡に用いた液晶１（右眼用
液晶１Ｒ，左眼用液晶１Ｌ）を簡略的に示した図であ
り、同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は正面図である。
図３は、図１（ａ）と同様の平面図であるが、図２の液
晶を組み込んだ状態を透視的に示している。なお、図２
における矢印は、優先視野方向を示している。優先視野
方向とは、コントラストの視角依存性が大きい方向であ
る。この優先視野方向は、液晶１の製造時におけるラビ
ングの処理方向等によって決まる。また、図中の１ａ
は、液晶駆動用の電圧が印加される電極部である。そし
て、この実施の形態では、液晶１としてＳＴＮモードの
ものを用いている。
【００１３】これらの図から分かるように、この発明の
液晶シャッタ眼鏡においては、右眼用液晶１Ｒと左眼用
液晶１Ｌとは同一平面内にはなく、約５°の角度傾斜し
て配置されている。そして、この実施の形態では、かか
る傾斜は、眉間側から顔面側方へ行くに従って顔面側に
近づくような傾斜、別言すれば、観察者が当該液晶シャ
ッタ眼鏡を装着すると、立体映像（左右交互映像）が表
示される図示しない画面に対して、右眼用液晶１Ｒは右
側が遠ざかり、左眼用液晶１Ｌは左側が遠ざかるような
傾斜となる。
液晶シャッタ眼鏡においては、右眼用液晶１Ｒと左眼用
液晶１Ｌとは同一平面内にはなく、約５°の角度傾斜し
て配置されている。そして、この実施の形態では、かか
る傾斜は、眉間側から顔面側方へ行くに従って顔面側に
近づくような傾斜、別言すれば、観察者が当該液晶シャ
ッタ眼鏡を装着すると、立体映像（左右交互映像）が表
示される図示しない画面に対して、右眼用液晶１Ｒは右
側が遠ざかり、左眼用液晶１Ｌは左側が遠ざかるような
傾斜となる。
【００１４】傾斜自体が持つ意義は、従来例で示した図
９において、方向Ｂが方向正面を向くようにすることに
相当し、同図（ｂ）の特性Ｂの高コントラストを得るこ
とにある。また、図４の表示コントラストの視角依存特
性図を用いて説明すれば、液晶を画面に対して平行に配
置した場合には、液晶にとっての方向正面が画面方向に
一致し、画面方向を図の中心におくことになるのに対
し、傾斜配置とすることで、液晶にとっての方向正面を
画面方向に対してずらし、この画面方向を図のＰ点にシ
フトさせたことに相当する。このようにして高コントラ
ストを得たことにより、クロストークといった現象を殆
ど無くして、立体視を適正に行わせることが可能とな
る。
９において、方向Ｂが方向正面を向くようにすることに
相当し、同図（ｂ）の特性Ｂの高コントラストを得るこ
とにある。また、図４の表示コントラストの視角依存特
性図を用いて説明すれば、液晶を画面に対して平行に配
置した場合には、液晶にとっての方向正面が画面方向に
一致し、画面方向を図の中心におくことになるのに対
し、傾斜配置とすることで、液晶にとっての方向正面を
画面方向に対してずらし、この画面方向を図のＰ点にシ
フトさせたことに相当する。このようにして高コントラ
ストを得たことにより、クロストークといった現象を殆
ど無くして、立体視を適正に行わせることが可能とな
る。
【００１５】また、傾斜の方向を、眉間側から顔面側方
へ行くに従って顔面側に近づくような方向としたのは、
液晶シャッタ眼鏡におけるデザイン的な点を考慮したた
めである。つまり、図２に示した液晶１を同図（ｂ）の
位置状態のまま右眼および左眼の双方に用いても良いの
だが、このようにすると、右眼用液晶１Ｒについては眉
間側から顔面側方へ行くに従って顔面側から遠ざかるよ
うな傾斜となり、眼鏡のデザインとしては不細工とな
る。右眼用液晶１Ｒについては、図２（ｂ）の配置状態
をその紙面内において１８０°回転させた状態として用
いれば、図３の構造が実現されることになる。このよう
にすることで、同一構造の液晶を用いつつ、優れたデザ
インを実現できることになる。
へ行くに従って顔面側に近づくような方向としたのは、
液晶シャッタ眼鏡におけるデザイン的な点を考慮したた
めである。つまり、図２に示した液晶１を同図（ｂ）の
位置状態のまま右眼および左眼の双方に用いても良いの
だが、このようにすると、右眼用液晶１Ｒについては眉
間側から顔面側方へ行くに従って顔面側から遠ざかるよ
うな傾斜となり、眼鏡のデザインとしては不細工とな
る。右眼用液晶１Ｒについては、図２（ｂ）の配置状態
をその紙面内において１８０°回転させた状態として用
いれば、図３の構造が実現されることになる。このよう
にすることで、同一構造の液晶を用いつつ、優れたデザ
インを実現できることになる。
【００１６】また、図３に示した構造であれば、各液晶
１の電極部１ａは、共に液晶シャッタ眼鏡の中央部（右
眼用液晶１Ｒと左眼用液晶１Ｌの中間部）側に位置す
る。従って、この液晶シャッタ眼鏡における中央部に電
気回路（画像表示装置からの赤外線信号を受信して液晶
１Ｒ，１Ｌの交互シャッタ動作を行わせるための回路）
を配置する場合に、当該回路と各液晶１Ｒ，１Ｌとの電
気的接続が容易に行えることになり、組立作業が効率化
する。ここで、前記電極部１ａが電気回路から離れて存
在する構造を採用した場合には、その間を配線で接続し
なければならず、断線のおそれや見栄えの悪さを生じる
が、かかる構造であれば、そのような問題も生じないこ
とになる。
１の電極部１ａは、共に液晶シャッタ眼鏡の中央部（右
眼用液晶１Ｒと左眼用液晶１Ｌの中間部）側に位置す
る。従って、この液晶シャッタ眼鏡における中央部に電
気回路（画像表示装置からの赤外線信号を受信して液晶
１Ｒ，１Ｌの交互シャッタ動作を行わせるための回路）
を配置する場合に、当該回路と各液晶１Ｒ，１Ｌとの電
気的接続が容易に行えることになり、組立作業が効率化
する。ここで、前記電極部１ａが電気回路から離れて存
在する構造を採用した場合には、その間を配線で接続し
なければならず、断線のおそれや見栄えの悪さを生じる
が、かかる構造であれば、そのような問題も生じないこ
とになる。
【００１７】（実施の形態２）図５は、この実施の形態
２の液晶シャッタ眼鏡を示した平面図であり、図６は同
正面図であり、図７は、図５のＡ−Ａ断面図である。こ
の実施の形態の液晶シャッタ眼鏡は、額付近から耳上部
付近に渡って装着されるバンド部１１と、このバンド部
１１の前記額付近の位置から張り出して設けられた連結
部１２と、眼部前方に臨むように前記連結部１２に取り
付けられた液晶シャッタ眼鏡部１３と、眼鏡保護透明板
１４とから成る。
２の液晶シャッタ眼鏡を示した平面図であり、図６は同
正面図であり、図７は、図５のＡ−Ａ断面図である。こ
の実施の形態の液晶シャッタ眼鏡は、額付近から耳上部
付近に渡って装着されるバンド部１１と、このバンド部
１１の前記額付近の位置から張り出して設けられた連結
部１２と、眼部前方に臨むように前記連結部１２に取り
付けられた液晶シャッタ眼鏡部１３と、眼鏡保護透明板
１４とから成る。
【００１８】前記バンド部１１は、例えば樹脂などの弾
性材料にて形成されている。前記連結部１２は、液晶シ
ャッタ眼鏡部による荷重では回動しないが人の操作力で
は回動し、且つこの回動状態を維持し得るように構成さ
れている。前記液晶シャッタ眼鏡部１３は、枠体部１３
ａに右眼用液晶１３Ｒと左眼用液晶１３Ｌを組み込んで
成る。前記枠体部１３ａにおける右眼用液晶１３Ｒと左
眼用液晶１３Ｌとの中間の上部の表面側には、赤外受光
部１３ｂが設けられている。この赤外受光部１３ｂは、
図示しない立体画像表示装置から送信されてくる赤外線
信号を受信し、この赤外線信号に応じた信号を枠体部１
３ａ内に内蔵されている信号処理用ＬＳＩ１３ｃに与え
る。信号処理用ＬＳＩ１３ｃは、前記信号に基づいてフ
ィールド周期（右眼映像と左眼映像の切り替わりタイミ
ング）を判別し、この周期に基づいて右眼用液晶１３Ｒ
と左眼用液晶１３Ｌの交互シャッタ動作を行わせる。ま
た、前記枠体部１３ａにおける右眼用液晶１３Ｒと左眼
用液晶１３Ｌとの中間上部の裏面側には、ボタン電池収
容部１３ｄが設けられている。このボタン電池収容部１
３ｄに収容されたボタン電池１５によって、前記信号処
理用ＬＳＩ１３ｃ、右眼用液晶１３Ｒ、及び左眼用液晶
１３Ｌ等に電力供給が行われる。
性材料にて形成されている。前記連結部１２は、液晶シ
ャッタ眼鏡部による荷重では回動しないが人の操作力で
は回動し、且つこの回動状態を維持し得るように構成さ
れている。前記液晶シャッタ眼鏡部１３は、枠体部１３
ａに右眼用液晶１３Ｒと左眼用液晶１３Ｌを組み込んで
成る。前記枠体部１３ａにおける右眼用液晶１３Ｒと左
眼用液晶１３Ｌとの中間の上部の表面側には、赤外受光
部１３ｂが設けられている。この赤外受光部１３ｂは、
図示しない立体画像表示装置から送信されてくる赤外線
信号を受信し、この赤外線信号に応じた信号を枠体部１
３ａ内に内蔵されている信号処理用ＬＳＩ１３ｃに与え
る。信号処理用ＬＳＩ１３ｃは、前記信号に基づいてフ
ィールド周期（右眼映像と左眼映像の切り替わりタイミ
ング）を判別し、この周期に基づいて右眼用液晶１３Ｒ
と左眼用液晶１３Ｌの交互シャッタ動作を行わせる。ま
た、前記枠体部１３ａにおける右眼用液晶１３Ｒと左眼
用液晶１３Ｌとの中間上部の裏面側には、ボタン電池収
容部１３ｄが設けられている。このボタン電池収容部１
３ｄに収容されたボタン電池１５によって、前記信号処
理用ＬＳＩ１３ｃ、右眼用液晶１３Ｒ、及び左眼用液晶
１３Ｌ等に電力供給が行われる。
【００１９】そして、この実施の形態においても、右眼
用液晶１３Ｒおよび左眼用液晶１３Ｌは、同一平面内に
はなく、約５°の角度で、眉間側から顔面側方へ行くに
従って顔面側に近づくように傾斜配置されている。ま
た、液晶における優先視野方向を横方向とし、同一構造
の液晶を用いつつ液晶シャッタ眼鏡として優れたデザイ
ンを実現している点も実施の形態１と同様である。
用液晶１３Ｒおよび左眼用液晶１３Ｌは、同一平面内に
はなく、約５°の角度で、眉間側から顔面側方へ行くに
従って顔面側に近づくように傾斜配置されている。ま
た、液晶における優先視野方向を横方向とし、同一構造
の液晶を用いつつ液晶シャッタ眼鏡として優れたデザイ
ンを実現している点も実施の形態１と同様である。
【００２０】ところで、優先視野方向を縦方向とした場
合には、上方向に行くに従って顔面から離間するような
傾斜、或いは、下方向に行くに従って顔面から離間する
ような傾斜となる。液晶シャッタ眼鏡のデザインとして
は、実施の形態１，２で示した優先視野方向を縦方向と
した構成が優れていると言える。
合には、上方向に行くに従って顔面から離間するような
傾斜、或いは、下方向に行くに従って顔面から離間する
ような傾斜となる。液晶シャッタ眼鏡のデザインとして
は、実施の形態１，２で示した優先視野方向を縦方向と
した構成が優れていると言える。
【００２１】また、高コントラスト化によって、クロス
トークを殆ど無くすことができるわけであるが、コント
ラストの程度を従来構成と同程度とする代わりに、液晶
に印加する電圧を小さくして、低消費電力の液晶シャッ
タ眼鏡を実現することも可能である。
トークを殆ど無くすことができるわけであるが、コント
ラストの程度を従来構成と同程度とする代わりに、液晶
に印加する電圧を小さくして、低消費電力の液晶シャッ
タ眼鏡を実現することも可能である。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、立体映像が表示される画面の方向に対して高いコン
トラストを得ることができ、クロストークの防止等が図
れるという効果を奏する。
ば、立体映像が表示される画面の方向に対して高いコン
トラストを得ることができ、クロストークの防止等が図
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】同図（ａ）はこの発明の実施の形態１の液晶シ
ャッタ眼鏡の平面図であり、同図（ｂ）は同斜視図であ
る。
ャッタ眼鏡の平面図であり、同図（ｂ）は同斜視図であ
る。
【図２】同図（ａ）はこの発明の実施の形態１の液晶シ
ャッタ眼鏡に用いる液晶の平面図であり、同図（ｂ）は
同正面である。
ャッタ眼鏡に用いる液晶の平面図であり、同図（ｂ）は
同正面である。
【図３】図２の液晶を組み込んだ状態を透視的に示した
この発明の実施の形態１の液晶シャッタ眼鏡の平面図で
ある。
この発明の実施の形態１の液晶シャッタ眼鏡の平面図で
ある。
【図４】液晶の表示コントラストの視角依存特性図であ
る。
る。
【図５】この発明の実施の形態２の液晶シャッタ眼鏡の
平面図である。
平面図である。
【図６】この発明の実施の形態２の液晶シャッタ眼鏡の
正面図である。
正面図である。
【図７】図５のＡ−Ａ断面図である。
【図８】同図（ａ）は従来の液晶シャッタ眼鏡の平面図
であり、同図（ｂ）は同斜視図である。
であり、同図（ｂ）は同斜視図である。
【図９】同図（ａ）は液晶表示パネルの画素（セル）部
分の断面模式図であり、同図（ｂ）は、電圧０Ｖの時の
各曲線の透過率を１００パーセントとして表した、透過
率（Ｔ）−電圧（Ｖ）特性である。
分の断面模式図であり、同図（ｂ）は、電圧０Ｖの時の
各曲線の透過率を１００パーセントとして表した、透過
率（Ｔ）−電圧（Ｖ）特性である。
１ 液晶 １Ｒ 右眼用液晶 １Ｌ 左眼用液晶 １１ バンド部 １２ 連結部 １３ 液晶シャッタ眼鏡部 １３Ｒ 右眼用液晶 １３Ｌ 左眼用液晶
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年９月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２０】ところで、優先視野方向を縦方向とした場
合には、上方向に行くに従って顔面から離間するような
傾斜、或いは、下方向に行くに従って顔面から離間する
ような傾斜となる。液晶シャッタ眼鏡のデザインとして
は、実施の形態１，２で示した優先視野方向を横方向と
した構成が優れていると言える。
合には、上方向に行くに従って顔面から離間するような
傾斜、或いは、下方向に行くに従って顔面から離間する
ような傾斜となる。液晶シャッタ眼鏡のデザインとして
は、実施の形態１，２で示した優先視野方向を横方向と
した構成が優れていると言える。
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (4)
- 【請求項１】 所定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶に
おける透過と不透過を交互に行い、観察者に立体視を行
わせる液晶シャッタ眼鏡において、前記右眼用液晶およ
び左眼用液晶の高コントラストが得られる方向が略正面
を向くように、これら右眼用液晶および左眼用液晶を傾
斜配置したことを特徴とする液晶シャッタ眼鏡。 - 【請求項２】 所定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶に
おける透過と不透過を交互に行い、観察者に立体視を行
わせる液晶シャッタ眼鏡において、前記右眼用液晶およ
び左眼用液晶の優先視野方向が横方向に設定されている
とともに、高コントラストが得られる方向が略正面を向
くように、これら右眼用液晶および左眼用液晶を前記優
先視野方向に対応させて傾斜配置したことを特徴とする
液晶シャッタ眼鏡。 - 【請求項３】 所定の周期で右眼用液晶と左眼用液晶に
おける透過と不透過を交互に行い、観察者に立体視を行
わせる液晶シャッタ眼鏡において、前記右眼用液晶およ
び左眼用液晶の優先視野方向が縦方向に設定されている
とともに、高コントラストが得られる方向が略正面を向
くように、これら右眼用液晶および左眼用液晶を前記優
先視野方向に対応させて傾斜配置したことを特徴とする
液晶シャッタ眼鏡。 - 【請求項４】 優先視野方向が同一方向に設定され、同
一の側端部に電力供給電極部を備えた二つの液晶を用
い、互いの電力供給電極部がそれぞれ眼鏡中央側に位置
するように配置して成ることを特徴とする請求項２また
は請求項３に記載の液晶シャッタ眼鏡。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9258109A JPH1195186A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 液晶シャッタ眼鏡 |
| US09/158,608 US6266106B1 (en) | 1997-09-24 | 1998-09-23 | Liquid crystal shutter glasses having inclined liquid crystal glasses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9258109A JPH1195186A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 液晶シャッタ眼鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1195186A true JPH1195186A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17315634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9258109A Pending JPH1195186A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 液晶シャッタ眼鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1195186A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR20110060314A (ko) * | 2009-11-30 | 2011-06-08 | 엘지디스플레이 주식회사 | 입체 영상 시스템 |
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| JPWO2019156130A1 (ja) * | 2018-02-07 | 2020-12-03 | 三井化学株式会社 | アイウェアシステム |
| RU2806339C1 (ru) * | 2014-05-28 | 2023-10-31 | Иноптек Лимитед, Цвейгниедерлассунг Дойчланд | Электронные очки |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP9258109A patent/JPH1195186A/ja active Pending
Cited By (11)
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