JPH1193428A - 柱状建造物用ブレイダー装置 - Google Patents

柱状建造物用ブレイダー装置

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Publication number
JPH1193428A
JPH1193428A JP26801297A JP26801297A JPH1193428A JP H1193428 A JPH1193428 A JP H1193428A JP 26801297 A JP26801297 A JP 26801297A JP 26801297 A JP26801297 A JP 26801297A JP H1193428 A JPH1193428 A JP H1193428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
columnar
ring
building
yarns
Prior art date
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Pending
Application number
JP26801297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Uozumi
忠司 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP26801297A priority Critical patent/JPH1193428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱状建造物を補強するにあたり、従来の金属
板による補強法よりも、作業性および補強性に優れた補
強手段を提供する。 【解決手段】 リング状の本体2は、糸条を放出するボ
ビンキャリアー12の交錯走行軌道13を備え、半径方
向に複数部分に分割され得るとともに、柱状建造物1を
包囲しかつ柱状建造物1に沿って昇降運動可能に配置さ
れる。ボビンキャリアー12と本体2が連動することに
よって、柱状建造物1の外面に糸条が巻き付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柱状建造物を補強す
るために、柱状建造物の外面に複数本の糸条或いは繊維
束等(以下「糸条」という)から成る組成体を組成する
柱状建造物用ブレイダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、橋脚や煙突等のコンクリート製の
柱状建造物の耐震補強のために、柱状構造物の外面に鉄
板等の金属板を巻き付けて補強する金属板補強法が採用
されていた。しかしながら、この方法においては作業性
が悪く高コストであり、しかも金属板は高重量のわりに
機械的強度に欠けるという問題が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、柱状建造物を補強するにあたり、従来の金属板によ
る補強法よりも作業性および補強性に優れた補強手段を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明者は検討を重ね
た結果、糸条を放出するボビンキャリアーの交錯走行軌
道を備えたリング状の本体を有し、本体は、半径方向に
複数部分に分割され得るようになっているとともに、柱
状建造物を包囲しかつ柱状建造物に沿って昇降運動可能
に配置され、ボビンキャリアーと本体が連動することに
よって柱状建造物の外面に糸条を巻き付けることを特徴
とする柱状建造物用ブレイダー装置を構成することによ
り上記課題を解決できることを見出した。
【0005】本発明の好ましい実施例によれば、柱状建
造物用ブレイダー装置の本体の外周部分に、間隔をあけ
て複数のナットが取り付けられており、柱状建造物の周
囲に、ナットに係合するネジ山を備えた複数本の支柱が
設けられており、本体は、支柱によって支持されるとと
もに、支柱がその軸のまわりに回転することによって昇
降運動するようになっている。
【0006】また、本発明の別の好ましい実施例によれ
ば、柱状建造物用ブレイダー装置の本体は、柱状建造物
の表面上を自走するようになっている。
【0007】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面
を参照して詳しく説明する。図1は、補強すべき柱状建
造物1の周囲に設置された本発明の一実施例による柱状
建造物用ブレイダー装置を示すものであり、図2は図1
に記載の装置の要部拡大斜視図である。図1および図2
に示したように、本発明による柱状建造物用ブレイダー
装置は、糸条を放出するボビンキャリアー12の交錯走
行軌道13を備えたリング状の本体2を有している。こ
の本体2は、半径方向に分割され得る2つの湾曲した部
分8、9から成っており、これらの部分8、9は各一端
部が蝶番3によって互いに連結されている。これによっ
て、リング状の本体2は、開環状態と、閉環状態をとれ
るようになっている。また、湾曲した部分8、9の各他
端部は、連結金具4によって連結されるようになってい
る。この本体2を柱状建造物1の周囲に設置する場合、
連結金具4を外し、湾曲した部分8、9を開き、リング
状本体2を開環状態にして、柱状建造物にはめ込み、部
分8、9を閉じた後、連結金具で2つの部分8、9を連
結する。本実施例においては、湾曲した部分8、9の各
一端部を蝶番3で連結したことにより、作業現場におけ
る作業の効率化を図ることができる。
【0008】また、本体2の外周には、等間隔をあけ
て、3個のナット5が取り付けられている。そして、こ
のナット5に係合するネジ山を備えた支柱6が柱状建造
物1の周囲に配置されており、本体2はこれらの支柱6
によって支持されている。また、本体2は、支柱回転駆
動モーター7によって支柱6を軸心のまわりに回転させ
ると、昇降運動するようになっている。支柱6は、図1
に示すように、支柱6の上端部および下端部において、
アッパーベース10とボトムベース11によって固定さ
れている。このアッパーベース10とボトムベース11
はともに、本体2と同様に、半径方向に分割し得る複数
の部分から構成されており、柱状建造物の側面から柱状
建造物を包囲できるようになっている。なお、図示はし
ないが、ボトムベース11には、設置時の移動の便宜を
考慮してキャスターが取り付けられていることが好まし
い。また、アッパーベース10とボトムベース11は、
上述の構成に限定されず、例えば、U字型の部材を使用
して、U字型部材の開口部から柱状建造物にはめ込むも
のであってもよい。
【0009】次に本発明による柱状建造物用ブレイダー
装置の作動方法について説明する。この柱状建造物用ブ
レイダー装置が作動すると、炭素繊維やガラス繊維等の
糸条を装荷した複数個のボビンキャリアー12が、ボビ
ンキャリアー駆動装置14によって、交錯走行軌道13
上を、左回り又は右回りに交錯走行運動するとともに、
本体2が、図1に示したように、柱状建造物に沿って上
から下に移動する。これにより所定状態に交絡された組
紐組成体が柱状建造物1の全外面にわたって組成され
る。ここでボビンキャリアー12は、リング状本体2に
備えられたボビンキャリアー駆動装置14と、ボビンキ
ャリアー12の下部に設けられた駆動ギアーによって交
錯走行軌道13上を走行するようになっている。そし
て、この駆動ギアーのギアー比を調整することにより、
種々の巻き角度の組紐組成体を組成することが可能であ
る。なお、ボビンキャリアーの駆動機構は、この実施例
に限定されるものではなく、適当な周知のものが用いら
れ得る。
【0010】上記のようにして、柱状建造物1の外面に
所定の交絡状態の組紐組成体を組成した後に、組紐組成
体に液状の熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を浸透させ
て固化する樹脂加工を施すことにより、柱状建造物1
は、その外面が繊維強化プラスチックで補強された状態
となる。この樹脂加工に使用する樹脂は、糸条との濡れ
性や経済性、取り扱い易さ、耐久性、機械的強度等を考
慮して選択される。
【0011】なお、本実施例においては、作業現場にお
ける作業の効率性を考慮して、リング状本体2は2つの
湾曲した部分8、9を、蝶番3および連結金具4を使用
して連結する構成としたが、リング状本体2の分割およ
び組立の構成は、これに限られず、例えば、本体2を予
め複数の部分に分割しておき、これらの部分を柱状建造
物1を包囲するように組み立てた後、連結するようにし
てもよい。また、連結金具4としてはボルトやネジ等の
従来周知の連結手段を適宜選択して採用することができ
る。また、上記実施例では、リング状の本体2は、半径
方向に2分割され得るようにしたが、半径方向に3つ以
上の部分に分割され得るようにしてもよい。
【0012】本体2を昇降運動させる機構は、実施例の
ものに限定されるものではなく、例えば、本体2をワイ
ヤーロープでつり下げて、ワイヤーロープの巻き取り又
は巻き戻しにより、柱状建造物1に沿って本体2を昇降
運動させるものでもよい。また、リング状本体2の上端
部または下端部の少なくとも一方に、リング状の駆動部
を備え、この駆動部の内周面に複数の駆動ローラーが配
置された構成とし、これらの駆動ローラーが柱状建造物
1の表面を圧接しながら転動することによって、本体が
柱状建造物1の表面を自走する構成としてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
柱状建造物の外面に糸条を巻き付けて組紐組成体を組成
し、さらに、この組成体を樹脂加工することによって、
柱状建造物を補強することができる。本発明のブレイダ
ー装置による補強は、従来の金属板による補強に比べ
て、作業性、コスト面、補強強度、耐久性の点において
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柱状建造物用ブレイダー装置の平面図
である。
【図2】図1に記載のブレイダー装置の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 柱状建造物 2 リング状の本体 3 蝶番 4 連結金具 5 ナット 6 支柱 7 支柱回転駆動モーター 8、9 湾曲した部分 10 アッパーベース 11 ボトムベース 12 ボビンキャリアー 13 交錯走行軌道 14 ボビンキャリアー駆動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条を放出するボビンキャリアーの交錯
    走行軌道を備えたリング状の本体を有し、前記本体は、
    半径方向に複数部分に分割され得るようになっていると
    ともに、柱状建造物を包囲しかつ前記柱状建造物に沿っ
    て昇降運動可能に配置され、前記ボビンキャリアーと前
    記本体が連動することによって前記柱状建造物の外面に
    前記糸条を巻き付けることを特徴とする柱状建造物用ブ
    レイダー装置。
  2. 【請求項2】 前記本体の外周部分に、間隔をあけて複
    数のナットが取り付けられており、前記柱状建造物の周
    囲に、前記ナットに係合するネジ山を備えた複数本の支
    柱が設けられており、前記本体は、前記支柱によって支
    持されるとともに、前記支柱がその軸のまわりに回転す
    ることによって昇降運動することを特徴とする請求項1
    に記載の柱状建造物用ブレイダー装置。
  3. 【請求項3】 前記本体は、前記柱状建造物の表面上を
    自走することを特徴とする請求項1に記載の柱状建造物
    用ブレイダー装置。
JP26801297A 1997-09-12 1997-09-12 柱状建造物用ブレイダー装置 Pending JPH1193428A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26801297A JPH1193428A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 柱状建造物用ブレイダー装置

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JP26801297A JPH1193428A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 柱状建造物用ブレイダー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1193428A true JPH1193428A (ja) 1999-04-06

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ID=17452686

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26801297A Pending JPH1193428A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 柱状建造物用ブレイダー装置

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JP (1) JPH1193428A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105569370A (zh) * 2016-01-05 2016-05-11 河海大学 碳纤维布加固桩柱式构件全自动施工机
CN107022956A (zh) * 2017-04-13 2017-08-08 王燕 一种桥梁墩柱钢模板爬升系统及其实施方法

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