JPH119221A - 抗骨粗鬆症組成物 - Google Patents

抗骨粗鬆症組成物

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JPH119221A
JPH119221A JP9185842A JP18584297A JPH119221A JP H119221 A JPH119221 A JP H119221A JP 9185842 A JP9185842 A JP 9185842A JP 18584297 A JP18584297 A JP 18584297A JP H119221 A JPH119221 A JP H119221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用の無い安全な抗骨粗鬆症組成物。 【解決手段】 有効成分としてビタミンKと大豆イソフ
ラボンを、望ましくは乾燥重量中のビタミンK濃度が1
00ppm 以上、かつ大豆イソフラボン濃度が5000pp
m 以上に共に強化した抗骨粗鬆症組成物。 【効果】 ビタミンKと大豆イソフラボンを共に強化す
ることにより、より有効な抗骨粗鬆症効果を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタミンKと大豆
イソフラボンを共に強化した抗骨粗鬆症組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、社会の高齢化に伴い、骨密度が低
下し骨がもろくなる骨粗鬆症が大きな問題となってい
る。骨粗鬆症になると、骨の湾曲や激しい痛み、骨折な
どの症状がみられ、特に大腿骨頸部を骨折した場合では
寝たきりとなることがあり、有効な治療方法が求められ
ている。
【0003】骨粗鬆症の治療薬としては活性型ビタミン
3 や女性ホルモン(エストロゲン)、カルシトニン、
イプリフラボン、ビスフォスフォネート、ビタミンKな
どが開発されているが、骨粗鬆症の治療は困難な場合が
多く、適切な運動や日常摂取する食品に気をつけること
により予防に努めることが重要である。骨粗鬆症を防ぐ
ためには、食事に関して言えばカルシウムを多く含む乳
製品や魚類の摂取が推奨されている。さらに、カルシウ
ムやマグネシウム、ビタミンDや、カゼインホスホペプ
チド(腸管からのカルシウム吸収を促進する作用がある
と言われている)などを含む健康食品の利用も推奨され
ている。
【0004】近年、ビタミンKの骨に対する作用が注目
され、様々な利用方法が検討されるようになった。ビタ
ミンKには、主として植物が作るビタミンK1 (フィロ
キノン)と、主として微生物が作るビタミンK2 (メナ
キノン)があるが、さらに、ビタミンK2 は側鎖の長さ
の違いによりメナキノン(MK)−1〜14に分類され
ている。ビタミンKは食品中に広く存在するが、その含
量は極微量である。一方、最近になって、大豆イソフラ
ボンに、骨強化作用があることがわかり注目されてい
る。大豆イソフラボンには、ダイジン(daidzin) 、グリ
シチン(glycitin),ゲニスチン(genistin)、ダイゼイン
(daidzein)、グリシテイン(glycitein) 、ゲニステイン
(genistein) 、6″−0−アセチルダイジン、6″−0
−マロニルダイジン、6″−0−アセチルグリシチン、
6″−0−マロニルグリシチン、6″−0−アセチルゲ
ニスチン、6″−0−マロニルゲニスチンなどの成分が
ある。また、納豆菌により修飾されたサクシニル化ダイ
ジン、サクシニル化グリシチンおよびサクシニル化ゲニ
スチンなどの成分がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ビタミンKは、食品中
に極微量含まれているが、ppm オーダー以上の量含むも
のは、納豆や、クロレラ、海藻、緑黄色野菜などの一部
の食品でしかない。しかしながら、いずれの場合も抗骨
粗鬆症作用を発揮するためにはあまりにも少ない量であ
る。また、ビタミンKは骨粗鬆症の治療に使われている
が、治療を目的とした投与量である1日45mgの摂取
では、まれに腹痛、頭痛、発疹などの副作用がみられる
ことがある。これより少ない量では、治療効果が減弱さ
れる。
【0006】大豆イソフラボンは、大豆や大豆食品中に
約100〜4,000ppm ほど含まれ、大豆食品から伝
統的に摂取されてきた。しかしながら、抗骨粗鬆症作用
を発揮させるのに充分な量の大豆イソフラボンを大豆食
品だけから摂取しようとすると、大量の大豆や大豆食品
を摂取しなければならず、嗜好上問題である。近年、大
豆イソフラボンを高濃度に含む製品も開発されている
が、大豆イソフラボンには女性ホルモン作用が認めら
れ、大量摂取すると子宮が肥大したり不妊症になるなど
の可能性が懸念されている。
【0007】これら以外に、カルシウムやマグネシウ
ム、ビタミンD、カゼインホスホペプチドなどが、骨を
強くする目的で利用されているが、これらの骨強度を高
める効果は低い。すなわち、安全な摂取量の範囲内で、
骨粗鬆症の予防、あるいは改善効果をもつ機能性食品の
開発が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、有効成分としてのビタミ
ンKと大豆イソフラボンとを共に強化することで、より
有効で安全な骨粗鬆症の予防あるいは治療組成物を提供
できることを見いだして本発明を完成した。本発明の抗
骨粗鬆症組成物において、ビタミンKと大豆イソフラボ
ンの両者が骨組織に対して作用する際の相互作用のメカ
ニズムに関しては明らかになっていないが、おそらく、
大豆イソフラボンの骨吸収抑制作用とビタミンKの石灰
化促進作用とが協調して働くものと考えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に利用されるビタミンK
は、ビタミンK1 あるいはビタミンK2 のいずれでもよ
く、合成品、天然品いずれも使用できるが、食品として
用いる場合、天然由来のものが望ましい。また、微生物
由来のビタミンK2 の場合、長い食経験のある納豆菌に
代表される枯草菌由来のビタミンK2 が望ましい。ま
た、本発明に利用される大豆イソフラボンは、その製造
方法および組成には特に限定されず、大豆よりイソフラ
ボンを高度に含む大豆胚芽を取り出し、これをそのまま
粉砕したもの、または、適当な手段により精製したも
の、あるいは、ダイジン、グリシチン、ゲニスチン、ダ
イゼイン、グリシテイン、ゲニステイン、6″−0−ア
セチルダイジン、6″−0−マロニルダイジン、6″−
0−アセチルグリシチン、6″−0−マロニルグリシチ
ン、6″−0−アセチルゲニスチン、6″−0−マロニ
ルゲニスチンなどを分離、濃縮した製品を利用してもよ
い。さらに、大豆イソフラボンが、納豆、みそ、醤油、
テンペ等大豆発酵食品の製造後にサクシニル化やヒドロ
キシ化などの何らかの修飾をされて新たに生成されたも
のであってもよいし、酵素処理やその他の方法によって
修飾されたものでもよい。本発明によって作られた組成
物を摂取する場合、症状、年齢などにより摂取量は異な
り、特に限定されない。
【0010】本発明による組成物は、有効成分としてビ
タミンKと大豆イソフラボンが共に含まれていることが
必須であるが、これら有効成分の他に必要に応じて、カ
ルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、銅、亜鉛など
のミネラルや、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミン
E、ユビキノンなどのビタミン類、さらにイソフラボノ
イド類やフラボノイド類、カゼインホスホペプチドなど
のペプチド類、その他、タンパク質や脂質、糖類、オリ
ゴ糖など骨に対する作用に有効と言われている様々な食
品成分や食品添加物、さらには化学薬品が含まれていて
もよい。この他、製薬上または食品製造上許容される担
体、増量剤、着色剤、香料等を使用してもよい。
【0011】大豆食品にはビタミンK1 と大豆イソフラ
ボンがごく微量含まれているが、両成分が相乗作用を発
揮するためには、ビタミンK濃度がまったく不充分な量
である。例えば、納豆は、ビタミンK2 と大豆イソフラ
ボンを含む優れた食品であるが、骨に対する作用を発揮
するに充分な量のビタミンK2 と大豆イソフラボンを摂
取するには、大量に食する必要があり、嗜好上問題であ
る。本発明における抗骨粗鬆症組成物は、乾燥重量中の
ビタミンK濃度が100ppm 以上で、かつ大豆イソフラ
ボン濃度が5000ppm 以上であることが望ましい。好
ましくは、ビタミンK濃度が100ppm 以上で、かつ大
豆イソフラボン濃度が7000ppm 以上、さらに好まし
くは、ビタミンK濃度が200ppm 以上で、かつ大豆イ
ソフラボン濃度が7000ppm 以上であると、より効果
的である。
【0012】
【実施例】次に、本発明を具体的に説明するため、以下
に実施例ならびに製品例を掲げるが、本発明はこれらに
よって限定されるものではない。なお、以下の大豆イソ
フラボン濃度ならびにビタミンK濃度は高速液体クロマ
トグラフィー法で測定した。
【0013】実施例 表1の実施例1と実施例2に示した組成で、ビタミンK
と大豆イソフラボンを共に含む素材を以下のとおり調製
した。使用したビタミンK1 およびビタミンK2 は、そ
れぞれ、菜種および納豆のヘキサン抽出物を原料とし、
液体クロマトグラフィーによりそれぞれ98%以上の純
度まで精製して使用した。大豆イソフラボンは、大豆胚
軸の熱水抽出物を原料とし、液体クロマトグラフィーに
て純度約91%まで精製して使用した。その組成は、ダ
イジン22.6%、グリシチン2.5%、ゲニスチン4
6.9%、ダイゼイン9.8%、グリシテイン0.7
%、ゲニステイン9.1%であった。ビタミンK1 ある
いはビタミンK2 と、大豆イソフラボンにセルロース粉
末(旭化成工業株式会社製)、マルトース、α−デキス
トリンを加え、高速ミキサーにて均一になるまで混合
し、実施例1および実施例2の素材を調製した。同時
に、両成分を含まないもの(比較例1:コントロー
ル)、有効成分として大豆イソフラボンだけを含むもの
(比較例2)、ビタミンK1 だけを含むもの(比較例
3)、ビタミンK2 だけを含むもの(比較例4)を、実
施例と同様の方法により調製した。
【0014】
【0015】実施例ならびに比較例の各素材について、
抗骨粗鬆症効果を調べるため、以下の動物実験を行っ
た。 (1)骨粗鬆症改善効果試験 a.試験方法 SD系ラット(22週齢)メスの卵巣を外科的に取り除
き、骨粗鬆症のモデルラットを作成した。卵巣摘出ラッ
トを7匹ずつ6群に分け、35日間の試験期間中、1日
置きに(計17回)、表1に示した実施例1、2ならび
に比較例1、2、3、4の各素材をそれぞれ170mg
ずつ1mlの生理食塩水に懸濁し、マーゲンゾンデを用
いて強制的に経口投与した。飼料はオリエンタル酵母株
式会社のマウス・ラット・ハムスター用固形飼料CRF
−1を用い、給餌および給水方法は自由摂取とした。試
験期間中、各群間で、餌の摂取量に差は認められなかっ
た。試験開始後35日目にラットの体重を測定した後、
大腿骨を取り出した。大腿骨は、接着組織および筋肉を
取り除いて分析に使用した。大腿骨の体積を測定した
後、エタノールで3回洗浄し、次にアセトンで3回洗浄
したのち、一晩乾燥し、その後、重量を測定して大腿骨
の乾燥重量を求めた。体積および乾燥重量から、骨密度
(乾燥重量g/体積mm3 )を測定した。その結果を表
2に示した。
【0016】b.試験結果 骨粗鬆症のモデルとして通常使用される卵巣摘出ラット
に対する大豆イソフラボンとビタミンKによる効果は、
両者が相乗的に骨密度を改善することを表2の結果が示
している。大豆イソフラボンのみ(比較例2)を投与し
ても、骨密度はコントロール(比較例1)と比べて改善
されなかった。一方、ビタミンK1 のみ(比較例3)の
投与においても、骨密度は改善されなかった。ところ
が、実施例1の様に大豆イソフラボンとビタミンK1
共に強化された素材を投与すると、コントロール(比較
例1)との比較においては勿論、比較例2および3と比
べて顕著に骨密度が改善された。すなわち、大豆イソフ
ラボンとビタミンK1 を同時に摂取したことにより、骨
に対して相乗効果が発揮され、骨密度が改善されたこと
が明らかに認められる。
【0017】さらに、ビタミンK2 の場合も、表2に示
すように大豆イソフラボンとビタミンK2 の両者を含む
実施例2は骨代謝に対する相乗作用が認められた。ビタ
ミンK2 は単独で投与(比較例4)しても、コントロー
ル(比較例1)と比べて有意に骨密度が改善されるが、
一方、大豆イソフラボン単独(比較例2)投与では、骨
密度は改善されていない。しかしながら、大豆イソフラ
ボンとビタミンK2 を同時(実施例2)に投与すると、
比較例4におけるビタミンK2 の骨密度に対する効果よ
りも、さらに高い骨密度改善効果が示された。換言すれ
ば、ビタミンK2 および大豆イソフラボンをそれぞれ単
独で投与した場合の効果の和よりも、共存させた場合に
有意に高い効果が認められた。以上の結果から、本発明
により、単独では骨粗鬆症の改善に効果が現れないか、
効果が弱いビタミンK量であっても、大豆イソフラボン
と共に摂取することにより、両成分が相乗的に作用し、
抗骨粗鬆症効果が顕著に促進されることが明らかとなっ
た。
【0018】 * p<0.05,** p<0.01, ***p<0.001 :比較例1(control) に対して有意差が 認められる。 実施例1と比較例2の対比: p<0.05の危険率で有意差が認められる。 実施例1と比較例3の対比: p<0.05の危険率で有意差が認められる。 実施例2と比較例4の対比: p<0.001 の危険率で有意差が認められる。
【0019】安全性試験 本発明品の安全性を確かめるため、実施例1および実施
例2について変異原性試験および急性毒性試験を行っ
た。 (1)変異原性試験 a.試験方法 細菌を用いる復帰突然変異試験による変異原性を調べ
た。検定菌はSalmonellatyphimurium TA100, TA1535, T
A98, TA1537 およびEscherichia coli WP2 uvrAを使用
した。試験に際して、ニュートリエントブロスNo.2(Ox
oid 社)を入れたL字型試験管に解凍した菌液を加え、
37℃で10時間培養したものを検定菌液とした。被検
物質は水にて50mg/mlの被検物質調製液を調製
し、以下希釈して用いた。陽性対照物質としては、2−
(2−フリル)−3−(5−ニトロ−2−フリル)アク
リルアミド、アジ化ナトリウム、9−アミノアクリジ
ン、2−アミノアントラセンを使用した。被検物質をそ
のまま検定菌に作用させるS9mix 無添加試験と、ほ乳
類の持つ薬物代謝酵素(S9mix )によって産生される
被検物質の代謝物の変異原性を試験するS9mix 添加試
験からなる。
【0020】b.試験結果 用いた5種類の検定菌において、S9mix 無添加試験お
よびS9mix 添加試験のいずれにおいても溶媒対照値の
2倍以上となる変異コロニー数の増加が認められなかっ
たことから、両被検物質とも、用いた試験系において、
変異原性を有しない(陰性)と判断された。
【0021】(2)急性毒性試験 a.試験方法 5週齢の健康なddy系マウスのメスを1群10匹使用
した。18時間絶食した後、被検物質が個体体重に対し
て5g/kgになるように、マーゲンゾンデを用いて強制
経口投与した。投与日を0日として各個体の体重を測定
しつつ、7日間の一般症状および生死の状態を観察し
た。この間水と餌は自由に与えた。また、同時に子宮の
状態を観察した。
【0022】b.試験結果 本試験において、マウスの死亡例は認められず、体重も
順調に増加した。また、外観も通常のマウスと何ら変わ
りがなかった。したがって、両被検物質の、LD50は5
g/kgより大きく、安全な組成物であることがわかっ
た。7日後に解剖し、子宮の状態を観察したところ、何
ら異常は認められなかった。
【0023】以上、性能試験および安全性試験の結果か
ら、本発明に従って処方された抗骨粗鬆症組成物は、食
品として安全な量のビタミンKと大豆イソフラボンを同
時に摂取することができ、それぞれ単独では得られない
ような優れた骨強化作用を得ることができることがわか
った。
【0024】
【製品例】
製品例1 カプセル剤 バターから精製したビタミンK2 を食用油に溶解して、
ビタミンK2 含有油を製造した。大豆胚軸を粉砕して大
豆胚軸粉砕物を得た。また、製品中の油分の酸化を保護
すると同時に栄養強化の目的で、ビタミンEを用意し、
以下の処方に基づきカプセル剤の原液を製造した。 [処方] (1) ビタミンK2 含有油(ビタミンK濃度300ppm) 130mg (2) 大豆胚軸粉砕物(大豆イソフラボン濃度 28,500ppm) 50mg (3) ビタミンE(αトコフェロール濃度98%) 20mg (乾燥重量当たり、ビタミンK濃度195ppm、大豆イソフラボン7,125ppm) 1カプセル当たりの量が、上記比率になるようによく混
合し、ゼラチンカプセルによりカプセル化した。得られ
たカプセル剤は、安定性が高く、保存性、携帯性に優れ
たものであった。
【0025】製品例2 飲料 ビタミンK2 は、納豆より液体クロマトグラフィーによ
り精製した。大豆胚軸より、大豆イソフラボンを含む画
分をエタノールを用いて抽出し、分取用液体クロマトグ
ラフィーにより91%の濃度まで精製した。 [処方] 原料 配合量 (1) ビタミンK2 (濃度:90%) 0.03g (2) 大豆イソフラボン(濃度:91%) 1.5g (3) デキストリン粉末 20g (4) 牛乳 1000g (乾燥重量当たりビタミンK濃度189ppm、大豆イソフラボン濃度9,545ppm) 上記原料をミキサーにて混合して均一な乳飲料を得た。
得られた飲料は、味が良く、継続して摂取することがで
きる。
【0026】製品例3 錠剤 菜種を原料とし、高速液体クロマトグラフィーにより、
ビタミンK1 を精製した。大豆イソフラボンは、大豆胚
軸の熱水抽出物を、カラムクロマトグラフィーにより粗
精製したものを使用した。その他、以下の助剤や健康食
品用素材を購入して使用した。 [処方] 原料 配合量 ビタミンK1 1mg 大豆イソフラボン(濃度70%) 30mg ホタテ貝粉末 70mg 乳糖 120mg 還元麦芽糖 15mg トウモロコシデンプン 12mg セルロース粉末 15mg 乾燥酵母粉末 10mg ビタミンD3 18 IU(国際単位) (乾燥重量当たりビタミンK濃度3,636ppm、大豆イソフラボン濃度76,364ppm) 以上の配合比率で、各原料をよく混合した後、打錠して
錠剤を得た。得られた錠剤は、大豆イソフラボン、ビタ
ミンKだけでなく、ホタテ貝粉末からカルシウムも得ら
れ、健康食品として、骨粗鬆症に対して優れた予防効果
が期待できる。
【0027】
【発明の効果】本発明に従って処方された抗骨粗鬆症組
成物は、ビタミンKと大豆イソフラボンを共に強化する
ことにより、より有効な抗骨粗鬆症効果を得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 2/38 A23L 2/38 D A61K 31/12 A61K 31/12 31/35 ABJ 31/35 ABJ 35/78 ADDJ 35/78 ADD A23L 2/00 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分としてビタミンKと大豆イソフ
    ラボンを共に強化した抗骨粗鬆症組成物。
  2. 【請求項2】 ビタミンKが、天然ビタミンKである請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ビタミンKが、枯草菌由来のビタミンK
    2 である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 乾燥重量中のビタミンK濃度が100pp
    m 以上、かつ大豆イソフラボン濃度が5000ppm 以上
    である請求項1ないし3のいずれか一項記載の組成物。
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