JPH1190461A - 光反応液体処理装置 - Google Patents

光反応液体処理装置

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JPH1190461A
JPH1190461A JP25094797A JP25094797A JPH1190461A JP H1190461 A JPH1190461 A JP H1190461A JP 25094797 A JP25094797 A JP 25094797A JP 25094797 A JP25094797 A JP 25094797A JP H1190461 A JPH1190461 A JP H1190461A
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JP
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liquid
light
gas
reaction
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JP25094797A
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English (en)
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Koichi Tsuzuki
浩一 都築
Tetsuya Tanaka
哲也 田中
Fumitaka Handa
文隆 半田
Shiro Nakahira
四郎 仲平
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置内における光のエネルギーロスを十分に小
さくし、消費エネルギーを十分に低減できる光反応液体
処理装置を提供する。 【解決手段】被処理液体1を処理する処理容器2と、こ
の処理容器2内に光源3からの光を導入する光導入窓4
と、処理容器2内に酸素を含む気体を導入する気体導入
装置5とを備え、被処理液体1中で光酸化反応を行わせ
るようになっている。またこの光反応液体処理装置は、
処理容器2内の被処理液体1の自由液面1aより下方
に、気体導入装置5から導入された気体の気泡が主とし
て存在する気泡領域6が形成されるとともに、光導入窓
4から導入された光が照射され、主として光酸化反応が
行われる反応領域8が形成されている。そして、これら
気泡領域6及び反応領域8の境界には、気泡領域6と反
応領域8との境界の大部分を仕切る仕切壁9が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水などの各種液体
の浄化に係わり、特に、光のエネルギーを用いて液体を
処理する光反応液体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水などの液体の浄化において、消毒・混
入有機物分解等のために、UV(紫外線)光など光を用
いる処理が用いられることが多い。特に、光のエネルギ
ーを利用して酸化反応を誘起する光酸化処理は、殺菌効
果や有機物分解効果が高いので最近盛んに利用されるよ
うになってきた。また、このときの酸化効果を更に高め
る目的から、被処理液中に酸化チタン等の光触媒物質を
分散させる方法も注目されている。
【0003】このような光酸化処理に関する公知技術と
して、例えば、特開平7−100461号公報、特開平
4−190887号公報、及び特開平7−284764
号公報がある。特開平7−100461号公報では、消
毒室・紫外線発生管・散気装置等を備え、排出中の微生
物を紫外線にて殺菌する消毒装置において、散気室を隔
壁により仕切って形成する空間に空気噴射口を設け、そ
の空気噴射口から消毒室に空気を噴射して被消毒液を撹
拌することにより、紫外線発生管に付着した付着物を離
脱させる構成が開示されている。
【0004】特開平4−190887号公報では、循環
する水の紫外線照射による殺菌を行う紫外線殺菌装置に
おいて、紫外線照明ランプ保護管周辺に撹拌翼を設けて
ランプ保護管周辺に乱流を起こすことにより、ランプ保
護管表面へ汚着性汚損物質の付着を防止する構成が開示
されている。
【0005】特開平7−284764号公報では、菌類
を含む排水の処理方法において、処理容器本体内に光触
媒として5mm〜1cmの粒状の二酸化チタンを充填
し、これを処理容器内の排水と接触させることにより、
排水中の菌類を殺菌死滅させる方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には以下の課題が存在する。すなわち、光酸化反
応は液体中の溶存酸素を消費するため、液体の光酸化処
理を行う場合には、空気、酸素、若しくはオゾン化した
酸素等を供給する(曝気)。この空気等は気体状で光酸
化処理部に供給されるため、その処理部内に気泡が生じ
ることになる。この発生した気泡が光の透過を妨げた
り、多数の気泡間で光が散乱・反射・吸収されたりし
て、光のエネルギーをその分無駄に消費してしまう場合
がある。上記3つの公知技術は、いずれもこれらの点に
ついて配慮されていない。
【0007】また、特開平7−284764号公報で
は、光を処理部に導入する導入部が被処理液体に浸漬さ
れるため、その表面が時間の経過と共に次第に付着物に
よって汚染される。そのため、光の透過率が低下して、
光のエネルギーが無駄になる。これに対し、特開平7−
100461号公報や特開平4−190887号公報で
は、撹拌によって付着物の離脱や付着の抑制を図ってい
るが、導入部が被処理液体に長時間浸漬される場合等に
はその効果にも限界があるため、光のエネルギーロスの
低減が十分ではない。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、装
置内における光のエネルギーロスを十分に小さくし、消
費エネルギーを十分に低減できる光反応液体処理装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、液体を処
理する処理容器と、この処理容器内に光源からの光を導
入する光導入手段と、前記処理容器内に酸素を含む気体
を導入する気体導入手段とを備え、前記被処理液体中で
光酸化反応を行わせる光反応液体処理装置において、前
記処理容器内の前記被処理液体の自由液面より下方に、
前記気体導入手段から導入された気体の気泡が主として
存在する気泡領域と、前記光導入手段から導入された光
が照射され、主として前記光酸化反応が行われる反応領
域とを設ける。気体の気泡が主として存在する気泡領域
と、主として光酸化反応が行われる反応領域とを設ける
ことにより、光酸化反応が起こっている部分と気泡が発
生している部分とをある程度分離することができる。し
たがって、光酸化反応が起こっている部分において、気
泡が光の透過を妨げたり多数の気泡間で光が散乱・反射
・吸収されたりするのを防止できるので、その分、装置
内における光のエネルギーロスを十分に小さくすること
ができる。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記反応領域は、前記光導入手段の略水平方向における
近傍に配置され、前記気泡領域は、前記反応領域の略水
平方向における反光導入手段側に配置されている。これ
により、略水平方向において、光導入手段、反応領域、
気泡領域の順に配置され、気体導入手段から導入された
気体の気泡は、光導入手段から遠く離れた気泡領域内を
光導入手段に近寄ることなく上昇していくこととなる。
すなわち、光酸化反応が起こっている部分と気泡が発生
している部分とを略水平方向に分離することができる。
【0011】(3)上記(2)において、さらに好まし
くは、前記気泡領域と前記反応領域との境界の少なくと
も一部を仕切る仕切手段をさらに有する。これにより、
光酸化反応が起こっている部分と気泡が発生している部
分とを確実に分離することができる。また例えば、気泡
領域と反応領域との境界のすべてを仕切らず両領域を一
部で連結する構造とすれば、気泡の駆動力で被処理液体
を両領域に循環させることができる。
【0012】(4)上記(1)において、また好ましく
は、前記気泡領域は、前記光導入手段の下部に接するよ
うに形成された気相空間を含み、前記反応領域は、該気
相空間の下方に配置された下部反応領域を含む。これに
より、光源からの光は、光導入手段から、その下部に接
する気相空間を含む気泡領域を介し下部反応領域に照射
されるので、被処理液体が光導入手段に直接接触するの
を防止できる。したがって、光導入手段の表面に被処理
液体中の汚染物質が付着することがなく、光の透過率が
低下するのを防止できるので、装置内における光のエネ
ルギーロスをさらに小さくすることができる。
【0013】(5)上記目的を達成するために、また本
発明は、液体を処理する処理容器と、この処理容器内に
光源からの光を導入する光導入手段と、前記処理容器内
に酸素を含む気体を導入する気体導入手段とを備え、前
記被処理液体中で光酸化反応を行わせる光反応液体処理
装置において、前記処理容器内の前記被処理液体の自由
液面より下方で、前記光導入手段に接するように、前記
気体導入手段から導入された気体による気相空間を形成
する。これにより、光源からの光は、光導入手段から、
これに接する気相空間を介して被処理液体に照射される
ので被処理液体が光導入手段に直接接触するのを防止で
きる。したがって、光導入手段の表面に被処理液体中の
汚染物質が付着することがないので、撹拌によって光導
入手段の付着物の離脱や付着の抑制を図る従来構造より
も確実かつ十分に光導入手段の汚染を防止でき、その
分、装置内における光のエネルギーロスを十分に小さく
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図5により説明する。本実施形態による光反応液体処理
装置の構造を表す縦断面図を図1に、図1中II−II断面
による横断面図を図2に示す。これら図1及び図2にお
いて、光反応液体処理装置は、被処理液体1を処理する
処理容器2と、この処理容器2内に光源3からの光を導
入する光導入手段としての光導入窓4と、処理容器2内
に酸素を含む気体を導入する気体導入手段としての気体
導入装置5とを備え、被処理液体1中で光酸化反応を行
わせるようになっている。またこの光反応液体処理装置
は、処理容器2内の被処理液体1の自由液面1aより下
方に、気体導入装置5から導入された気体の気泡が主と
して存在する気泡領域6が形成されるとともに、光導入
窓4から導入された光が照射され、主として光酸化反応
が行われる反応領域8が形成されている。そして、これ
ら気泡領域6及び反応領域8の境界には、気泡領域6と
反応領域8との境界の大部分を仕切る仕切手段としての
仕切壁9が設けられている。
【0015】被処理液体1は、例えば産業排水、生活排
水、河川水、湖沼水、水道水源水等であり、これら排水
の種類に対応する水源、例えば工場の下水路、住宅から
の下水路、導水路等からポンプ10に導かれて加圧され
た後、吐出配管11及び処理容器2の底部に接続された
流入管12を介し、処理容器2内に流入するようになっ
ている。そして、処理容器2内の主として反応領域8で
光酸化反応を受けた被処理液体1は、処理容器2の上部
に接続された流出管13より流出し、次の処理手段か又
は給水路に導かれるようになっている。
【0016】反応領域8は、光導入窓4の略水平方向に
おける近傍に配置されている。光導入窓4は、処理容器
2のほぼ中央に設けられており、交流電源14で駆動さ
れた光源3から発せられた所定の光(例えば紫外線等)
を、処理容器2内に導入して照射するようになってい
る。気泡領域6は、反応領域8の略水平方向における反
光導入窓4側に配置されており、気体導入装置5は、こ
の気泡領域6の下部10箇所に設けられている(図2参
照)。気体導入装置5には、ブロア15で加圧された空
気が吸気配管16を介して導かれており、加圧空気は各
気体導入装置5から処理容器2内に流入するようになっ
ている。そして、処理容器2内の主として気泡領域6を
上昇し被処理液体1内に酸素を供給した空気は、処理容
器2の上部に接続されたエア抜き管18から外部に放出
されるようになっている。仕切壁9は、気泡領域6と反
応領域8との境界のすべてを仕切るわけではなく、両領
域6,8を上端近傍及び下端近傍で連結している。また
仕切壁9の内側(光導入窓4側)には、光導入窓4から
導入された光を反射するための反射板19が設けられて
いる。
【0017】上記構成において、気体導入装置5より導
入された気体はそれぞれ、仕切り壁9と処理容器2の側
壁2aとの間の気泡領域6を気泡として上昇し、この
間、被処理液体1中に酸素を供給して、最終的にエア抜
き管18から処理装置外に抜ける。気泡がこのように上
昇するのでその駆動力によって処理容器2内では被処理
液体1の循環流wが生じる。そして、酸素が供給された
被処理液体1がこれら循環流wによって反射板19と光
導入窓4との間の反応領域8に来ると、光源3から発光
した光に晒されて所定の光反応(例えば、紫外線照射に
よる有機物分解反応や殺菌線による殺菌反応等)が生
じ、これによって、例えば被処理液体1中に含まれる有
害有機物質、細菌、バクテリア、藻類、バクテリア、ア
オコ等の殺菌・消毒を行う。
【0018】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、処理容器2内の中心部から略水平方向外側に向かっ
て、光導入窓4、反応領域8、反射板19、仕切壁9、
気泡領域6の順に配置されており、反応領域8で光酸化
反応が起こっているとき、気体導入装置5から導入され
た気体の気泡は光導入窓4から遠く離れた気泡領域6内
を光導入窓4に近寄ることなく上昇していく。したがっ
て、光酸化反応が起こっている部分と気泡が発生してい
る部分とを略水平方向に分離することができるので、光
酸化反応が起こっている部分において、気泡が光の透過
を妨げたり多数の気泡間で光が散乱・反射・吸収された
りするのを防止できるので、その分、装置内における光
のエネルギーロスを十分に小さくすることができる。こ
れにより、装置の消費動力を小さくでき、装置自体をコ
ンパクト化することができる。また、光源3より発光
し、光導入窓4を通して反応領域8内に導入された光の
大部分は反射板19で反射することで反応領域8内に閉
じこもるので、光酸化反応を効率的に生じさせることが
でき、これによっても装置の消費動力を小さくすること
ができる。
【0019】なお、上記実施形態においては、図2に示
したように処理容器2は横断面略正方形の形状であった
が、これに限られない。すなわち、処理容器2は略円筒
形状でもよい。この変形例の横断面図を図3に示す。図
1及び図2と共通の部分には同一の符号を付している。
この場合、図3に示すように、反射板19及び仕切壁9
を同心円上にし、その外側に多数の気体導入装置5を配
置すればよい。そしてこのとき、反応領域8は、気体導
入窓4の外周側でかつ反射板19の内周側の略円環状の
領域となり、気泡領域6は、仕切壁9の外周側でかつ処
理容器2の内周側の略円環状の領域となる。
【0020】また、上記実施形態においては、被処理液
体1に対し特に何も添加しなかったが、例えば特開平7
−284764号公報等で公知のように、二酸化チタン
等の光触媒物質で構成される光酸化粒子20を被処理液
体1中に分散浮遊させてもよい。この変形例を図4に示
す。このようにすることにより、光酸化粒子20の表面
で光酸化反応が生じ、全体として光酸化反応が促進され
るので、さらに光酸化反応を効率的に生じさせることが
できる。
【0021】さらに、上記実施形態においては、仕切板
9の内側に反射板19を設けたが、これに代わり、二酸
化チタン等の光触媒物質を表面に固定した光酸化部材2
1を設けてもよい。この変形例を図5に示す。これによ
り、反射板19が光を閉じこめることによる光酸化反応
の高効率化効果は失われるものの、光酸化部材21の表
面で光酸化反応が生じて全体として光酸化反応が促進さ
れる効果を得る。
【0022】本発明の第2の実施形態を図6及び図7に
より説明する。本実施形態による光反応液体処理装置の
構造を表す縦断面図を図6に示す。この図6は、第1の
実施形態の図1に相当する図である。第1の実施形態と
共通の部分には同一の符号を付す。この図6において、
第1の実施形態と異なるのは、気体導入装置5を処理容
器2底部のほぼ中央に設けて、気泡領域6を被処理液体
1のほぼ中央に形成し、そこから外側に向かって、仕切
壁9、反射板19、及び光源3からの光をそれぞれ導入
する光導入窓4と配置したことである。これによって、
反応領域8は、処理容器2内の被処理液体1の最も外周
側、すなわち光導入窓4と処理容器2の側壁2aとの間
に形成されている。その他の構造は、第1の実施形態と
ほぼ同様である。
【0023】以上のように構成した本実施形態において
は、処理容器2内の中心部から略水平方向外側に向かっ
て、略水平方向に、気泡領域6、仕切壁9、反射板1
9、光導入窓4、反応領域8の順に配置されており、反
応領域8で光酸化反応が起こっているとき、気体導入装
置5から導入された気体の気泡は、第1の実施形態同
様、光導入窓4から遠く離れた気泡領域6内を光導入窓
4に近寄ることなく上昇していく。したがって、第1の
実施形態同様、装置内における光のエネルギーロスを十
分に小さくして装置の消費動力を小さくし、装置自体を
コンパクト化できる効果が得られる。
【0024】なお、上記第2の実施形態においても、先
に図4に示した変形例と同様に、光酸化粒子20を被処
理液体1中に分散浮遊させてもよい。この変形例を図7
に示す。
【0025】本発明の第3の実施形態を図8及び図9に
より説明する。本実施形態による光反応液体処理装置の
構造を表す縦断面図を図8に示す。第1の実施形態と共
通の部分には同一の符号を付す。この図8において、本
実施形態の光反応液体処理装置は、第1の実施形態の光
反応液体処理装置から仕切板9及び反射板19を取り去
った構成となっている。反応領域8と気泡領域6とを仕
切る仕切板9はないため、反応領域8と気泡領域6との
区分は第1の実施形態よりは明確でなくなる。しかし、
気体導入装置5が処理容器2の側壁2a近傍に設けられ
ていることから、図中破線で示すように、反応領域8が
処理容器2内の光導入窓4の近傍に形成されるとともに
気泡領域6が処理容器2の側壁2a近傍に形成され、気
泡の駆動力によって被処理液体1の循環流wが生じる。
そして、酸素が供給された被処理液体1がこの循環流w
によって反応領域8に来ると、光源3から発光した光に
晒されて所定の光反応が生じる。
【0026】すなわち、本実施形態によっても、第1の
実施形態同様、光酸化反応が起こっている部分と気泡が
発生している部分とを略水平方向に分離することができ
るので、装置内における光のエネルギーロスを十分に小
さくすることができ、装置の消費動力を小さくできる。
したがって、装置自体をコンパクト化することができ
る。
【0027】なお、この第3の実施形態においても、光
酸化粒子20を被処理液体1中に分散浮遊させてもよ
い。この変形例を図9に示す。
【0028】本発明の第4の実施形態を図10及び図1
1により説明する。本実施形態による光反応液体処理装
置の構造を表す縦断面図を図10に示す。第3の実施形
態と共通の部分には同一の符号を付す。この図10にお
いて、本実施形態の光反応液体処理装置は、第3の実施
形態の光反応液体処理装置において、光導入窓4に水平
仕切板23を固定した構造となっている。
【0029】この構成において、反応領域8が処理容器
2内の光導入窓4の近傍に形成されるとともに気泡領域
6が処理容器2の側壁2a近傍に形成されるが、気泡の
駆動力によって生じる被処理液体1の循環流は、水平仕
切板23によって高さ方向にw1とw2とに細分化され
る。そして、酸素が供給された被処理液体1がこれら循
環流w1及びw2によって反応領域8に来ると、光源3か
ら発光した光に晒されて所定の光反応が生じる。
【0030】本実施形態によっても、第3の実施形態同
様、装置内における光のエネルギーロスを十分に小さく
することができ、装置の消費動力を小さくできるので、
装置自体をコンパクト化することができる。またこれに
加え、循環流がw1とw2とに細分化され、被処理液体1
が気泡に接触する頻度を高くなるので、被処理液体1へ
の酸素供給を増加できる効果もある。したがって、光反
応による酸素の消費が大きい場合に好適である。
【0031】なお、この第4の実施形態においても、光
酸化粒子20を被処理液体1中に分散浮遊させてもよ
い。この変形例を図11に示す。
【0032】本発明の第5の実施形態を図12〜図14
により説明する。本実施形態による光反応液体処理装置
の構造を表す縦断面図を図12に示す。第4の実施形態
と共通の部分には同一の符号を付す。この図12におい
て、本実施形態の光反応液体処理装置は、第4の実施形
態の光反応液体処理装置に対し、第1の実施形態の仕切
板9及び反射板19と同等の機能をもつ仕切板9U,9
L及び反射板19U,19Lを付加したものである。
【0033】この構成において、反応領域8は処理容器
2内の光導入窓4と反射板19U,19Lとの間に形成
されるとともに気泡領域6は仕切板9U,9Lと処理容
器2の側壁2aとの間に形成される。そして、酸素が供
給された被処理液体1が、気泡の駆動力によって生じる
被処理液体1の循環流w1及びw2によって反応領域8に
来ると、光源3から発光した光に晒されて所定の光反応
が生じる。
【0034】本実施形態によっても、第4の実施形態と
同様、装置内における光のエネルギーロスを十分に小さ
くすることができ、装置の消費動力を小さくできるの
で、装置自体をコンパクト化することができる。またこ
のとき、仕切板9U,9Lによって気泡領域6と反応領
域8とを区切るので、確実に光のエネルギーロスを低減
できる。また反射板19U,19Lによって光導入窓4
から導入された光の大部分を反応領域8内に閉じこめる
ので、光酸化反応を効率的に生じさせることができ、こ
れによっても装置の消費動力を小さくすることができ
る。
【0035】なお、この第5の実施形態においても、光
酸化粒子20を被処理液体1中に分散浮遊させてもよ
い。この変形例を図13に示す。また、この第5の実施
形態においても、仕切板9U,9Lの内側の反射板19
U,19Lに代わり、二酸化チタン等の光触媒物質を表
面に固定した光酸化部材21U,21Lを設けてもよ
い。この変形例を図14に示す。
【0036】本発明の第6の実施形態を図15〜図17
により説明する。本実施形態による光反応液体処理装置
の構造を表す縦断面図を図15に示す。第5の実施形態
と共通の部分には同一の符号を付す。この図15におい
て、本実施形態の光反応液体処理装置は、第5の実施形
態の光反応液体処理装置において、水平仕切板23の外
側に略鉛直方向の気体溜め板24を付加している。
【0037】上記構成においては、気体導入装置5より
導入され気泡領域6内を上昇した気泡の一部が、水平仕
切り23、気体溜め板24、及び光導入窓4で構成され
る空間内にトラップされて気体溜まり25として気相空
間を形成する。ここで、一般に液体中に気体を溶存させ
る場合には、気泡界面からの気体の気相から液相への移
動よりも液面における表面曝気の方が効果が大きいこと
が知られている。したがって、本実施形態によれば、第
5の実施形態と同様の効果に加え、気体溜まり25を形
成して液面で表面曝気させることにより被処理液体1の
下方の循環流w1における気体吸収を高める効果があ
る。
【0038】なお、この第6の実施形態においても、光
酸化粒子20を被処理液体1中に分散浮遊させてもよ
い。この変形例を図16に示す。また、反射板19U,
19Lに代わり、二酸化チタン等の光触媒物質を表面に
固定した光酸化部材21U,21Lを設けてもよい。こ
の変形例を図17に示す。
【0039】本発明の第7の実施形態を図18〜図20
により説明する。本実施形態による光反応液体処理装置
の構造を表す縦断面図を図18に示す。第6の実施形態
と共通の部分には同一の符号を付す。この図18におい
て、本実施形態の光反応液体処理装置は、第6の実施形
態の光反応液体処理装置において、反射板19U及び1
9Lの内側に略水平方向のガイド板26U及び26Lを
付加している。
【0040】本実施形態によれば、第6の実施形態と同
様の効果に加え、ガイド板26U,26Lで液面との間
に薄膜流を形成することによって、循環流w1及びw2に
おける気体吸収をさらに高める効果がある。
【0041】なお、この第7の実施形態においても、光
酸化粒子20を被処理液体1中に分散浮遊させたり、反
射板19U,19Lに代えて二酸化チタン等の光触媒物
質を表面に固定した光酸化部材21U,21Lを設けて
もよい。これら変形例をそれぞれ図19及び図20に示
す。
【0042】本発明の第8の実施形態を図21〜図23
により説明する。本実施形態による光反応液体処理装置
の構造を表す側断面図を図21に、図21中XXII−XXII
断面による横断面図を図22に示す。これら図21及び
図22において、光反応液体処理装置は、被処理液体1
01を処理する処理容器102と、この処理容器102
内に光源103からの光を導入する光導入手段としての
光導入窓104と、処理容器102内に酸素を含む気体
を導入する気体導入手段としての気体導入装置105と
を備え、被処理液体101中で光酸化反応を行わせるよ
うになっている。またこの光反応液体処理装置は、処理
容器102内の被処理液体101の自由液面101aよ
り下方に、気体導入装置105から導入された気体の気
泡が主として存在する気泡領域106が形成されるとと
もに、光導入窓104から導入された光が照射され、主
として光酸化反応が行われる反応領域108が形成され
ている。
【0043】被処理液体101は、例えば産業排水、生
活排水、河川水、湖沼水、水道水源水等であり、これら
排水の種類に対応する水源、例えば工場の下水路、住宅
からの下水路、導水路等からポンプ110に導かれて加
圧された後、吐出配管111及び処理容器102の底部
に接続された流入管112を介し、処理容器102内に
流入するようになっている。そして、処理容器102内
の主として反応領域108で光酸化反応を受けた被処理
液体101は、処理容器102の上部に接続された流出
管113より流出し、次の処理手段か又は給水路に導か
れるようになっている。
【0044】気体導入装置105は、処理容器102の
底部の複数箇所に設けられている(図21では1箇所の
みを図示)。各気体導入装置105には、ブロア115
で加圧された空気が吸気配管116を介して導かれてお
り、加圧空気が各気体導入装置105から処理容器10
2内に流入するようになっている。そして、処理容器1
02内を上昇し被処理液体101内に酸素を供給した空
気は、処理容器102の上部に接続されたエア抜き管1
18から外部に放出されるようになっている。
【0045】光源103は、被処理液体101の自由液
面101aより上方に3個配置された上部光源103U
と、自由液面101aより下方に3個配置された下部光
源103Lと、計6個が設けられており、それぞれ交流
電源114で駆動されて所定の光(例えば紫外線等)を
発するようになっている。そして光導入窓104は、3
つの上部光源103Uの光を導入する上部光導入窓10
4Uと、3つの下部光源103Lの光を導入する上部光
導入窓104Lとから構成されている。また下部光源1
03Lの上部には、これに接するように水平仕切板12
3が設けられ、さらにこの水平仕切板123の端部には
略鉛直方向の気体溜め板124a,124b,124
c,124dが設けられ、気体導入装置105より導入
されて上昇した気泡の一部が、水平仕切り123、気体
溜め板124a〜d、及び下部光導入窓104Lで構成
される空間内にトラップされて、気体溜まり125とし
て下部光導入窓104Lに接するような気相空間を形成
するようになっている。すなわち、この気体溜まり12
5と、気体導入装置105の上方にある処理容器102
の側壁102aの近傍領域127とが、気体導入装置1
05から導入された気体の気泡が主として存在する気泡
領域106を構成している。さらに、気体溜まり125
の下方には、液面との間に薄膜流を形成するための略水
平方向の水平ガイド板126が設けられ、さらにこの水
平ガイド板126の端部には略鉛直方向の鉛直ガイド板
128a,128b,128c,128dが設けられて
いる。
【0046】反応領域108は、上部光源103Uの下
方で自由液面101a下部に位置する上部反応領域10
8Uと、気相空間125の下部に位置する下部反応領域
108Lとから構成される。
【0047】上記構成において、気体導入装置105よ
り導入された気体は、まず、処理容器102の側壁10
2a近傍を上昇する。そして、一部は気体溜まり125
にトラップされ、残りは処理容器102の側壁102a
と気体溜め板124aとの間を気泡として上昇してい
く。なおこのとき、気体溜め板124aの長さが気体溜
め板124bよりも短くなっており、気体溜まり125
からあふれる気体についても気体溜め板124aの側か
らあふれ出て気泡となり、側壁102aと気体溜め板1
24aとの間を上昇する。これら気泡は、被処理液体1
中に酸素を供給して、最終的にエア抜き管118から処
理装置外に抜ける。そして、このような気泡の動きによ
る駆動力によって、処理容器102内においては被処理
液体101の循環流w1,w2が生じる。そして、酸素が
供給された被処理液体1がこれら循環流w1,w2によっ
て反応領域108U,108Lに来ると、光源103
U,103Lから発光した光に晒されて所定の光反応
(例えば、紫外線照射による有機物分解反応や殺菌線に
よる殺菌反応等)が生じ、これによって、例えば被処理
液体101中に含まれる有害有機物質、細菌、バクテリ
ア、藻類、バクテリア、アオコ等の殺菌・消毒を行う。
【0048】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、以下のような効果を奏する。すなわちまず、上部反
応領域108Uで光酸化反応が起こっているとき、気体
導入装置105から導入された気体の気泡は、上部光導
入窓104Uから遠く離れた処理容器側壁102a近傍
を上部光導入窓104Uに近寄ることなく上昇しエア抜
き管118から外部に放出される。また、下部反応領域
108Lについても、気体導入装置105からの気泡
は、気体溜まり125にトラップされている。したがっ
て、光酸化反応が起こっている部分と気泡が発生してい
る部分とを分離することができるので、光酸化反応が起
こっている部分において、気泡が光の透過を妨げたり多
数の気泡間で光が散乱・反射・吸収されたりするのを防
止できるので、その分、装置内における光のエネルギー
ロスを十分に小さくすることができる。したがって、装
置の消費動力を小さくでき、装置自体をコンパクト化す
ることができる。また、2つの光源103U,103L
のうち下部光源103Lからの光は、下部光導入窓10
4Lから、これに接する気体溜まり125を介して被処
理液体1に照射されるので、被処理液体1が光導入窓1
04Lに直接接触するのを防止できる。したがって、下
部光導入窓104Lの表面に被処理液体1中の汚染物質
が付着することがないので、撹拌によって光導入窓の付
着物の離脱や付着の抑制を図る従来構造よりも確実かつ
十分に下部光導入窓104Lの汚染を防止でき、その
分、下部光源103Lからの光のエネルギーロスを十分
に小さくすることができる。したがって、これによって
も装置の消費動力を小さくでき、装置自体をコンパクト
化することができる。
【0049】また、一般に、液体中に気体を溶存させる
場合には、気泡界面からの気体の気相から液相への移動
よりも液面における表面曝気の方が効果が大きいことが
知られている。そして、本実施形態によれば、下方の循
環流w1については気体溜まり125を形成して液面で
表面曝気させ、上方の循環流w2については被処理液体
101の自由液面101aで表面曝気させているので、
気体吸収を高めることができる。さらに、上部反応領域
108Uでは自由液面101aとの間に、下部反応領域
108Lでは気体溜まり125下部に接する液面との間
に薄膜流が形成されるので、これによっても循環流w1
及びw2における気体吸収をさらに高めることができ
る。
【0050】なお、上記実施形態においては、図22に
示したように処理容器102は横断面が横長長方形の形
状であったが、これに限られない。すなわち、例えば処
理容器102は横断面略円形の横円筒形状であってもよ
い。これらの場合も同様の効果を得る。
【0051】また、上記実施形態においては、被処理液
体101に対し特に何も添加しなかったが、例えば特開
平7−284764号公報等で公知のように、二酸化チ
タン等の光触媒物質で構成される光酸化粒子120を被
処理液体101中に分散浮遊させてもよい。この変形例
を図23に示す。このようにすることにより、光酸化粒
子120の表面で光酸化反応が生じ、全体として光酸化
反応が促進されるので、さらに光酸化反応を効率的に生
じさせることができる。
【0052】本発明の第9の実施形態を図24〜図26
により説明する。本実施形態による光反応液体処理装置
の構造を表す縦断面図を図24に示す。第8の実施形態
と共通の部分には同一の符号を付す。この図24におい
て、本実施形態の光反応液体処理装置は、第8の実施形
態の光反応液体処理装置に対し、循環流w1及びw2を促
進するための水流発生ファン129を付加したものであ
る。
【0053】本実施形態によっても、第8の実施形態と
同様の効果を得る。
【0054】なお、この第9の実施形態においても、先
に図23に示した変形例と同様、光酸化粒子120を被
処理液体101中に分散浮遊させてもよい。この変形例
を図25に示す。これにより、光酸化粒子120の表面
で光酸化反応が生じて全体として光酸化反応が促進され
る効果を得る。また、この光酸化粒子120に代わり、
二酸化チタン等の光触媒物質を表面に固定した光酸化部
材121U,121Lをそれぞれ反応領域108U,1
08Lに設けてもよい。この変形例を図26に示す。
【0055】なお、以上第1〜第9の実施形態では、処
理容器2又は102内に空気を供給したが、これに限ら
れず、酸素、オゾン等でもよい。要は、酸素を含む気体
であれば足り、これらの場合も同様の効果を得る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、光酸化反応が起こって
いる部分において、気泡が光の透過を妨げたり多数の気
泡間で光が散乱・反射・吸収されたりするのを防止でき
るので、その分、装置内における光のエネルギーロスを
十分に小さくすることができる。したがって、装置の消
費動力を小さくできるので、装置自体をコンパクト化す
ることができる。
【0057】本発明によれば、光導入手段の表面に被処
理液体中の汚染物質が付着することがないので、撹拌に
よって光導入手段の付着物の離脱や付着の抑制を図る従
来構造よりも確実かつ十分に光導入手段の汚染を防止で
き、その分、装置内における光のエネルギーロスを十分
に小さくすることができる。したがって、装置の消費動
力を小さくできるので、装置自体をコンパクト化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による光反応液体処理
装置の構造を表す縦断面図である。
【図2】図1中II−II断面による横断面図である。
【図3】処理容器を略円筒形状とした変形例による光反
応液体処理装置の構造を表す横断面図である。
【図4】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図5】光酸化部材を用いた変形例による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による光反応液体処理
装置の構造を表す縦断面図である。
【図7】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による光反応液体処理
装置の構造を表す縦断面図である。
【図9】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図11】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図13】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図14】光酸化部材を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図15】本発明の第6の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図16】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図17】光酸化部材を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図18】本発明の第7の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図19】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図20】光酸化部材を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図21】本発明の第8の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図22】図1中XXII−XXII断面による横断面図であ
る。
【図23】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図24】本発明の第9の実施形態による光反応液体処
理装置の構造を表す縦断面図である。
【図25】光酸化粒子を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【図26】光酸化部材を用いた変形例による光反応液体
処理装置の構造を表す縦断面図である。
【記号の説明】
1 被処理液体 1a 自由液面 2 処理容器 3 光源 4 光導入窓(光導入手段) 5 気体導入装置(気体導入手段) 6 気泡領域 8 反応領域 9 仕切壁(仕切手段) 16 吸気配管 18 エア抜き管 19 反射板 20 光酸化粒子 21 光酸化部材 23 水平仕切板 24 気体溜め板 25 気体溜まり 26L,U ガイド板 101 被処理液体 101a 自由液面 102 処理容器 103L 下部光源 103U 上部光源 104L 下部光導入窓(光導入手段) 104U 上部光導入窓(光導入手段) 105 気体導入装置(気体導入手段) 106 気泡領域 108L 下部反応領域 108U 上部反応領域 116 吸気配管 118 エア抜き管 120 光酸化粒子 121 光酸化部材 123 水平仕切板 124a〜d 気体溜め板 125 気体溜まり 126 水平ガイド板 127 処理容器側壁の近傍領域 128a〜d 鉛直ガイド板
フロントページの続き (72)発明者 仲平 四郎 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を処理する処理容器と、この処理容器
    内に光源からの光を導入する光導入手段と、前記処理容
    器内に酸素を含む気体を導入する気体導入手段とを備
    え、前記被処理液体中で光酸化反応を行わせる光反応液
    体処理装置において、 前記処理容器内の前記被処理液体の自由液面より下方
    に、前記気体導入手段から導入された気体の気泡が主と
    して存在する気泡領域と、前記光導入手段から導入され
    た光が照射され、主として前記光酸化反応が行われる反
    応領域とを設けたことを特徴とする光反応液体処理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光反応液体処理装置におい
    て、前記反応領域は、前記光導入手段の略水平方向にお
    ける近傍に配置され、前記気泡領域は、前記反応領域の
    略水平方向における反光導入手段側に配置されているこ
    とを特徴とする光反応液体処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光反応液体処理装置におい
    て、前記気泡領域と前記反応領域との境界の少なくとも
    一部を仕切る仕切手段をさらに有することを特徴とする
    光反応液体処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光反応液体処理装置におい
    て、前記気泡領域は、前記光導入手段の下部に接するよ
    うに形成された気相空間を含み、前記反応領域は、該気
    相空間の下方に配置された下部反応領域を含むことを特
    徴とする光反応液体処理装置。
  5. 【請求項5】液体を処理する処理容器と、この処理容器
    内に光源からの光を導入する光導入手段と、前記処理容
    器内に酸素を含む気体を導入する気体導入手段とを備
    え、前記被処理液体中で光酸化反応を行わせる光反応液
    体処理装置において、前記処理容器内の前記被処理液体
    の自由液面より下方で、前記光導入手段に接するよう
    に、前記気体導入手段から導入された気体による気相空
    間を形成したことを特徴とする液体の光反応液体処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152304A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Hitachi Ltd 液体処理方法および液体処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152304A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Hitachi Ltd 液体処理方法および液体処理装置

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