JPH1190089A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH1190089A
JPH1190089A JP9252347A JP25234797A JPH1190089A JP H1190089 A JPH1190089 A JP H1190089A JP 9252347 A JP9252347 A JP 9252347A JP 25234797 A JP25234797 A JP 25234797A JP H1190089 A JPH1190089 A JP H1190089A
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JP
Japan
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water
priming
pump
washing
channel
Prior art date
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Application number
JP9252347A
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English (en)
Inventor
Koji Araki
康志 荒木
Harumi Takeuchi
晴美 竹内
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1190089A publication Critical patent/JPH1190089A/ja
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】風呂水を利用できるように自吸ポンプを備えた
洗濯機では、ポンプに呼び水を供給する呼び水水路を、
水が逆流してしまうと、次回のポンプ作動時に時間がか
かる。 【解決手段】本洗濯機では、主洗濯装置20と副洗濯装
置40とを有する。主洗濯装置20へ水道水を供給する
給水路の端部に、注水口部80を設けた。注水口部80
から管78を通じてポンプPの呼び水口51hへ呼び水
を供給する。注水口部80と管78とを接続する筒部8
1cに、ボール弁である逆止弁90を設けて、逆流を阻
止し、管78に水を溜める。逆止弁90を呼び水口51
hより低く位置させた。ポンプPから副洗濯装置40へ
給水する際、管78から主洗濯装置20へ水が流出しな
い。 【効果】構造を簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に関する。
特に、風呂水を利用するためのポンプを内蔵する洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のポンプを内蔵した洗濯機では、従
来より、自吸ポンプが使用されている。この自吸ポンプ
では、風呂水を吸い込むために、ポンプ内部に呼び水を
溜めるようにしている。呼び水は、水道等からポンプの
運転毎に供給される。このために、水道から洗濯槽内へ
水を導く給水水路から分岐して、呼び水をポンプの呼び
水口へ導く呼び水水路が設けられている。呼び水水路と
給水水路とは、互いに常時連通している。給水水路の入
口には、弁が設けられており、給水時には、弁が開かれ
る。そして、洗浄水が、水道から供給され、給水水路を
洗濯槽へ流れる。その一方で、洗浄水は、給水水路から
呼び水水路を流れて、ポンプの呼び水口へ流入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、呼び水水路
と給水水路とは、互いに常に連通しているので、弁が閉
じられると、呼び水水路内の水が逆流して、洗濯槽内へ
流出してしまうことがある。このような場合、呼び水水
路が空になると、ポンプの次回の運転時に、ポンプが呼
び水を供給されてから水を吐出するまでの時間が長くか
かってしまう。
【0004】また、このような課題を解決するために、
構造が複雑化することも回避したい。そこで、本発明の
目的は、上述のような技術的課題を解決し、簡単な構造
で、ポンプへ呼び水を速やかに供給できる洗濯機を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の洗濯機は、水道水を洗濯槽へ
供給する給水路と、風呂水を汲み上げて洗濯槽に供給す
るためのポンプとを備えた洗濯機において、ポンプの呼
び水として、ポンプの呼び水口へ給水路からの水を導く
呼び水水路と、呼び水水路に設けられ、呼び水口へ向か
う水の流れを許容し、この流れと逆向きの流れを阻止す
る逆止弁とを備えたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、以下の作用を奏する。
すなわち、水は、外部の給水設備から、給水路を通じて
洗濯槽へ供給される。また、水は、給水路から呼び水水
路へ入り、逆止弁を通過してポンプの呼び水口に至り、
呼び水として供給される。逆止弁は呼び水水路を給水路
側へ向かう逆流を防止できるので、水を呼び水水路内に
溜めることができる結果、溜められた水を呼び水として
次回の運転時にポンプへ速やかに供給できる。従って、
簡単な構造で、ポンプを速やかに作動させることができ
る。
【0007】請求項2に係る発明の洗濯機は、請求項1
記載の洗濯機において、逆止弁は、呼び水水路の給水路
側端部にあることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、逆止弁は、呼び水
水路端部にあるので、逆流を確実に防止できる。請求項
3に係る発明の洗濯機は、請求項1または2記載の洗濯
機において、逆止弁はポンプの呼び水口よりも低い位置
に配置されていることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、請求項1または2に記
載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわ
ち、呼び水口と逆止弁との間にあって、呼び水口よりも
低くなる、呼び水水路の部分に水を確実に溜めることが
できるので、ポンプをより一層速やかに作動させること
ができる。また、ポンプの呼び水口が逆止弁よりも高い
ことから、呼び水水路は逆流し易い傾向にあるので、よ
り一層好ましい。
【0009】請求項4に係る発明の洗濯機は、請求項1
乃至3の何れかに記載の洗濯機において、逆止弁は、ボ
ール弁であることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1乃至3の何れかに記載の発明の作用に加えて、構
造を簡素化することができる。請求項5に係る発明の洗
濯機は、請求項4に記載の洗濯機において、給水路の端
部には、水を洗濯槽へ流出させるための注水口形成部材
が設けられ、注水口形成部材は、呼び水水路が接続され
る接続筒部を有し、接続筒部にはボール弁の弁座が形成
されたことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、請求項4に記載の発明
の作用に加えて、注水口形成部材で、給水路からの水は
洗濯槽内へ、また、逆止弁を通り呼び水水路へ流れる。
この注水口形成部材は、注水口を形成し、水路を分岐
し、ボール弁の弁座を一体に構成しているので、構造を
より一層簡素化することができる。請求項6に係る発明
の洗濯機は、請求項1乃至5の何れかに記載の洗濯機に
おいて、洗濯槽は、複数が設けられ、呼び水水路は、一
の洗濯槽に対する給水路からの水をポンプの呼び水口へ
導くことを特徴とする。
【0011】この構成によれば、請求項1乃至5の何れ
かに記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。
すなわち、一の洗濯槽に対する給水路から、ポンプに呼
び水を供給し、ポンプを作動させることができる。この
ポンプから他の洗濯槽に対して給水する場合に、洗浄水
がポンプから呼び水水路を通じて一の洗濯槽へ流出する
ことを、逆止弁によって防止できる。従って、簡単な構
造の呼び水水路で、一の洗濯槽に不用意に洗浄水が流入
することを防止しつつ、他の洗濯槽へポンプで洗浄水を
供給することができる。
【0012】なお、ポンプから複数の洗濯槽へ給水する
構成は限定されない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態にかかる二槽式洗濯機の概略構成の正
面断面図である。二槽式洗濯機1は、主洗濯装置20と
副洗濯装置40とを有している。両洗濯装置は、例えば
左右方向に長い長方形の平面形状を有したハウジング1
0内に隣接して配置されている。主洗濯装置20は、一
般に知られている全自動洗濯機と同様の構成であり、洗
濯および脱水を行うことができる。副洗濯装置40は、
洗濯専用槽である。
【0014】またハウジング10内の上部には、両洗濯
装置へ洗浄水を供給するための給水機構30が設けられ
ている。給水機構30は、外部の水道等の給水設備(図
示せず)から供給される水道水を、また、浴槽の風呂水
を、洗濯用に給水することができる。また、各洗濯装置
から排水するために、排水管61、排水弁62,63等
を有した排水機構が設けられている。また、これら各部
を操作するための操作パネル12と、マイクロコンピュ
ータ等を含み各部を制御する制御部(図示せず)とが設
けられている。制御部の制御のもとで主洗濯装置20お
よび副洗濯装置40は、同時にまたは別々に運転可能と
され、分け洗いをすることができる。
【0015】以下、各部を詳細に説明する。主洗濯装置
20は、洗濯槽としてつり棒26に支持された外槽21
と、外槽21内に回転可能に設けられ、表面に多数の小
孔を有した内槽22と、内槽22内の底部に設けられた
攪拌翼23とを備えている。内槽22および攪拌翼23
は、モータ25等を含む駆動機構24によって駆動され
る。洗いおよびすすぎ時には攪拌翼23のみが一方向ま
たは両方向に回転し、脱水時には攪拌翼23および内槽
22がともに高速で一方向に回転する。
【0016】副洗濯装置40は、平面形状が略長方形状
の内形を有してその内部に洗浄水および洗濯物を収容す
る洗濯槽41と、洗濯槽41内の洗濯物および洗浄水を
攪拌するために洗濯槽41の長手側面41bに設けられ
た攪拌翼42と、攪拌翼42を洗いおよびすすぎ時に一
方向または両方向に回転させるためのモータ44、ベル
ト機構48等を含む駆動装置43とを備えている。攪拌
翼42は円板形状で、その表面が凹凸状に形成されてお
り、その中心軸としての回転軸46が洗濯槽41の長手
側面41bに交差して回転自在に支持されている。攪拌
翼42が駆動装置43によって回転すると、洗濯槽41
内に収容された洗浄水および洗濯物は攪拌され、洗浄さ
れる。また、同様にして濯がれる。
【0017】給水機構30は、各管73〜78と、管7
4,75をそれぞれ開閉する例えば電磁弁からなる給水
弁71,72と、水を吸い込んで送り出すことのできる
ポンプPとを備えている。これら各部によって、水道水
を両洗濯装置へ供給するための給水路と、浴槽から風呂
水を主洗濯装置20へ導くための風呂水供給水路と、ポ
ンプPに呼び水として水道水を供給するための呼び水水
路とが形成されている。給水路は、水道水を主洗濯装置
20へ導くための第1水道水供給水路と、水道水を副洗
濯装置40へ導くための第2水道水供給水路とからなっ
ている。また、第1水道水供給水路および風呂水供給水
路の端部に注水口部80が設けられている。
【0018】第1水道水供給水路は、一端が水道等に接
続されて他端がハウジング10内上部に導入されて分岐
した管73と、管73の他端の分岐した一方に接続され
て注水口部80に導かれた管74とによって構成されて
いる。第1水道水供給水路は、給水弁71によって開閉
され、水道水を主洗濯装置20に供給する。第2水道水
供給水路は、上述の管73と、管73の他端の分岐した
他方に接続されて洗濯槽41の上部に導かれた管75と
によって構成されている。第2水道水供給水路は、給水
弁72によって開閉され、水道水を副洗濯装置40に供
給する。
【0019】風呂水供給水路は、一端が機外に導出され
て浴槽等に導かれて他端がポンプPの吸込口51d(図
7参照)に接続された管76と、ポンプP内の水路と、
ポンプPの吐出口51i(図7参照)から上述した注水
口部80に接続された管77とによって構成されてい
る。管76の一端にはフィルタ(図示せず)が取り付け
られ、吸い込まれる風呂水中の異物を捕獲することがで
きる。ポンプPは、管76を通じて風呂水を吸い込み、
吐出口51iから送り出して、注水口部80から主洗濯
装置20へ供給できる。また、後述するように、注水口
部80に接続したホースH(図5参照)を通じて副洗濯
装置40へ風呂水を供給することができる。
【0020】呼び水水路は、注水口部80とポンプPの
呼び水口51h(図2,図7参照)とを接続する管78
によって構成されている。呼び水水路は、第1水道水供
給水路から注水口部80へ供給された水道水の一部を、
ポンプPに呼び水として供給することができる。呼び水
水路には、逆止弁90(図3参照)が取り付けられてい
る。
【0021】図2は、図1の二槽式洗濯機の主洗濯装置
の注水口部とポンプの正面図である。また、注水口部の
断面右側面図の、図2のA─A断面を図3に、B─B断
面を図4に、C─C断面を図5に図示する。まず、図3
を参照する。逆止弁90は、いわゆるボール弁である。
逆止弁90は、注水口部80の主体部材81の筒部81
c内に設けられている。逆止弁90は、筒部81cの内
奥部に形成された環状の凹湾曲面を有する弁座91と、
弁座91に当接できる球状の弁体92とを備えている。
弁体92は、弁座91と、管78の端部にある接続部材
84に形成された桟84aとによって係止されて、筒部
81c内に収容されている。弁体92は、筒部81c内
を弁座91と桟84aとの間で移動可能で、筒部81c
内の流れに伴い、弁座91に当接した状態と、弁座91
と離間している状態とをとることができる。水が注水口
部80内にある場合には、弁体92が弁座91から離間
して、水道水が注水口部80内から筒部81cの連通孔
81dを通じて管78内へ流れる(矢印F1)。水が注
水口部80内にない場合には、弁体92が弁座91に当
接し、水は管78から注水口部80内へ流入できない。
【0022】また、逆止弁90は、図2に示すように、
ポンプPの呼び水口51hよりも低い位置に配置されて
いる(図2でL1>L2)。それゆえ、呼び水口51h
と逆止弁90との間にあって、呼び水口51hよりも低
くなる、管78の部分に水を確実に溜めることができ
る。注水口部80は、互いに組み合わされている一対の
注水口形成部材によって箱状に形成されている。注水口
形成部材は、前方に開放された箱状の主体部材81と、
主体部材81の前方、上方、左右を覆う覆い部材82と
からなる。主体部材81は、覆い部材82の内部に嵌め
込まれており、注水口部80の内部は中空状で水を通す
ことができる。
【0023】図2を参照する。注水口部80の内部と、
各管74,77,78とは、連通している。注水口部8
0内部は、管74から管78へ洗浄水を導くための水路
80bと、この水路80b以外の部分である室とに、主
体部材81の後面部に形成された壁部81hによって区
画されている。また、室内には、多数の柱状突起81i
が、主体部材81の後面部に前方に突出して形成されて
いる。後述するように管74および管77からの洗浄水
が筒部81fおよび筒部81gから室内に流れ込むと、
水の勢いを多数の柱状突起81iによって弱められつ
つ、屈曲しながら内部に広がる。その後、洗浄水は、注
水口部80の前下縁部に形成された、水平に延びる開口
80aを通じて流出する(矢印F3、F4)。
【0024】主体部材81の後面には、図4に示すよう
に、管74と接続される後方に突出した筒部81aと、
筒部81aと連通し前方に突出する筒部81fとが形成
されている。筒部81fは、筒の軸線と直交する方向に
開いた複数の開口を有し、その一開口は水路80b内
に、他開口は室内に開口している。管74からの水の一
部は室内に(矢印F3)、残りは水路80bへ流入する
(図2および図3の矢印F1)。
【0025】また、主体部材81の後面には、図3に示
すように、水路80bと連通孔81dで連通して後方に
突出した上述の筒部81cが形成されている。筒部81
cには、管78が接続されており、管74から水路80
bを通った水は、管78へ流入する(矢印F1)。主体
部材81の後面には、図5に示すように、管77と接続
される後方に突出した筒部81bと、筒部81bと連通
し前方に突出する筒部81gとが形成されている。筒部
81gは、先細り状に形成されて、筒の軸線と直交する
方向に開いた複数の開口を有し、その開口は上述した室
内に開いている。管77からの洗浄水は室内に流れ込む
(矢印F4)。
【0026】また、筒部81gは、副洗濯装置40へ風
呂水を供給するための接続口を構成している。覆い部材
82は、筒部81gの前方に開口82gを有している。
この開口82gを通じて、筒部81gに着脱自在の柔軟
なホースHを容易に接続することができる。筒部81g
の開口から流れ出る風呂水をホースHへ流通させること
ができる(矢印F5)。このホースHの端部を洗濯槽4
1内へ導入して、副洗濯装置40へ風呂水を供給でき
る。なお、このとき、風呂水は注水口部80の開口80
aから流出しない。
【0027】また、覆い部材82の前面には蓋83が取
り付けられている。蓋83は、注水口部80の下端近傍
の水平な回動中心軸83dを中心として回転して起倒す
ることができる。蓋83は、図3に示す起立状態で、注
水口部80の前面に沿って筒部81gを覆う。この状態
では、開口80aを通る水は、蓋83の下縁部に沿いつ
つ下方へ流出する(矢印F6)。また、蓋83は図5に
示す倒れ状態で、開口82gを露出させて、蓋83上面
を略水平にすることができる。この状態で、蓋83の後
方部分は、注水口部80の下方にあり、開口80aから
の洗浄水を上面に沿わせて前に流すことができる(矢印
F7)。
【0028】また、蓋83は、倒れ状態の上面に洗剤S
を収容できるように、凹湾曲面からなる凹部83bを有
している。また、蓋83は、その上面にある洗剤を水で
残すことなく流せるように、倒れ状態の上面の最底部と
なる部分に下方へ抜ける孔83aを有している。この二
槽式洗濯機では、予め定める時間経過後に運転開始する
予約洗い運転を実行できる。この際、蓋83を倒れ状態
として、凹部83bに洗剤を収容しておく。この洗剤
は、開口80aから流出する水によって流されて、蓋8
3の前縁部や孔83aから洗濯槽内に自動的に投入され
る(矢印F8、F9)。
【0029】このように、蓋83は、接続口のカバー
と、予約洗い時の洗剤用容器と、開口80aからの水を
沿わせる案内板とを兼用して、構造を簡素化できる。と
ころで、蓋83が、図4に示すように、水平に倒されず
に、前方が上がった傾斜状態とされる場合には、蓋83
の上面を後方に洗浄水が流れることが想定される。本実
施の形態では、蓋83の後方に案内部材としてのリブ8
1eが形成されている。
【0030】リブ81eは、主体部材81の下面部に垂
下して設けられている。リブ81eは、主洗濯装置20
の洗濯槽の上方に配置されている。リブ81eは、蓋8
3の後方をほぼ覆えるような幅を有している。リブ81
eは、蓋83に沿って後方へ流れる水が確実に当たるよ
うな上下長さを有している。リブ81eに沿って洗浄水
が下方に案内されて、確実に洗濯槽内に落下することが
できる(矢印F10)。従って、洗濯槽外へ洗浄水が飛
散することを防止できる。
【0031】図6は、ポンプPの断面図である。図7
は、ポンプP内部の水路の模式図であり、運転状況に応
じて示されている。ポンプPは、吸込口51dと、吐出
口51iと、呼び水口51hとが形成され、内部に水路
となる各室を区画するケーシング51と、ケーシング5
1内にあって水を押し動かす回転部材であるインペラ5
2とを備えている。インペラ52は、シール部材55に
よってシールされた軸56を介して、モータ53によっ
て回転することができる。
【0032】ケーシング51内部には、吸込口51dに
接続された吸込室51aと、吸込室51aと中央開口5
1eを通じて連通してインペラ52を回転可能に収容す
る回転室51bと、回転室51bに上部開口51gおよ
び戻り水口51fで連通して回転室51bの周囲に設け
られた排出室51cとが区画されている。排出室51c
には、吐出口51iと呼び水口51hとが形成されてい
る。また、吸込口51dには、吸込室51a内から管7
6への洗浄水の流出を阻止するための逆止弁54が設け
られている。
【0033】ポンプPは、運転開始時、内部に呼び水が
溜められている状態で運転されると、空の管76内に水
を吸い込むことができる(この運転を自吸運転という)
自吸ポンプである。自吸ポンプは、自吸運転後、継続し
て水を吸い込み、吐出することができる。なお、ポンプ
Pは自吸ポンプであればよく、上述の構成に限定されな
い。
【0034】ポンプPの運転を説明する。先ず、呼び水
を供給する。水が、外部の給水設備から、第1水道水供
給水路、注水口部80、逆止弁90を通過して、呼び水
水路を経て、ポンプPの呼び水口51hに至り、ポンプ
P内へ供給される。図7(a)に示すように、呼び水を
排出室51c内に所定量、例えば、供給された水道水が
戻り水口51fを塞ぐ程度に供給すると、水道水は回転
室51b内にも流入する。図7(b)に示すように、イ
ンペラ52が回転すると、回転室51b内の空気(白抜
き矢印)と水(矢印)が排出室51cに排出される。こ
の排出された水は排出室51c内を通り戻り水口51f
から回転室51b内に戻り、排出室51c内の空気は吐
出口51iから排出される。それとともに、吸込室51
a内が負圧となり、管76内の空気が吸い込まれて、風
呂水が吸水される。自吸時間後、図7(c)に示すよう
に、風呂水は、吸込室51aに至り、ケーシング51内
に満たされて、管77へ継続して吐出される。
【0035】また、一旦、呼び水水路内に水が供給され
ると、逆止弁90が注水口部80へ向かう逆流を防止す
るので、水を呼び水水路内に溜めることができる。その
結果、次回の運転時には、第1水道水供給水路の水道水
と、呼び水水路内に溜められた水とを呼び水としてポン
プPへ速やかに供給できる。従って、簡単な構造で、ポ
ンプPを速やかに作動させることができる。
【0036】また、この二槽式洗濯機では、以下のよう
にして、副洗濯装置40へ風呂水を供給することができ
る。予め、ホースHを準備しておく。図5に示すよう
に、蓋83を倒して、上述した接続口である筒部81g
にホースHの一端を差し込んで接続し、ホースHの他端
を洗濯槽41内に差し入れる。上述のようにして、ポン
プPに呼び水を供給し、ポンプPを運転する。そうする
と、風呂水は、ポンプPによってくみ出されて、注水口
部80からホースHを通じて副洗濯装置40へ供給され
る。
【0037】このポンプPから副洗濯装置40に対して
風呂水を供給する際に、ポンプPから呼び水水路や注水
口部80を通じて水が主洗濯装置20へ逆流すること
を、逆止弁90によって防止できる。従って、簡単な構
造の呼び水水路で、主洗濯装置20へ不用意に水が流入
することを防止しつつ、副洗濯装置40へポンプPで風
呂水を供給することができる。
【0038】このように本実施の形態によれば、呼び水
水路は、逆止弁90によって逆流を防止されているの
で、水を溜めることができる結果、ポンプPの次回の作
動時に、呼び水を速やかに供給できる。従って、簡単な
構造で、ポンプPを速やかに作動させることができる。
また、逆止弁90は、呼び水水路の給水側端部である注
水口部80に設けられているので、呼び水水路の逆流を
確実に防止できる。
【0039】逆止弁90は、ポンプPの呼び水口51h
よりも低い位置にあることによって、逆流し易い傾向の
呼び水水路にもかかわらず、呼び水水路内に水を確実に
溜めることができるので、ポンプPをより一層速やかに
作動させることができる。また、ボール弁からなる逆止
弁90は、構造を簡素化することができる。また、主体
部材81は、注水口である開口80aの区画部材と、管
相互の接続部材と、ボール弁の弁座92とを一体に構成
しているので、構造をより一層簡素化することができ
る。
【0040】また、ホースHを着脱して、ポンプPから
の水を両洗濯装置で振り分けることができるので、一つ
のポンプPから複数の洗濯槽へ給水する構成を簡素化で
き、例えば電磁弁等を省くことができて、安価にするこ
とができる。なお、逆止弁90は、ボール弁以外の公知
の構成のものを利用してもよい。また、上述の実施の形
態では、二槽式洗濯機を例に洗濯機を説明したが、単槽
式の洗濯機や、3つ以上の洗濯装置を有する洗濯機にも
本発明を適用することができる。また、各洗濯装置の構
成や、ポンプPから複数の洗濯槽へ給水する構成も上述
した構成に限定されない。
【0041】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、呼び水水路に設けられた逆止弁
が、給水路側へ向かう流れを阻止できるので、水を呼び
水水路内に溜めることができる結果、溜められた水を呼
び水として、次回運転時にポンプを速やかに作動させる
ことができる。しかも、簡単な構造である。
【0043】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、呼び水水路の給水路側端部に
ある逆止弁は、逆流を確実に防止できる。請求項3記載
の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に
加えて、逆止弁をポンプの呼び水口よりも低く配置した
ことによって、呼び水水路内に水を確実に溜めることが
できるので、ポンプをより一層速やかに作動させること
ができる。特に、この状態の呼び水水路は逆流し易い傾
向にあるので、より一層好ましい。
【0044】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3の何れかに記載の発明の効果に加えて、ボール弁か
らなる逆止弁は、構造を簡素化することができる。請求
項5記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果
に加えて、注水口形成部材に給水路と呼び水水路とを接
続し且つボール弁の弁座を形成したことによって、構造
をより一層簡素化することができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至5の何れかに記載の発明の効果に加えて、簡単な構造
の呼び水水路にでき、しかも、一の洗濯槽に不用意に洗
浄水が流入することを逆止弁によって防止しつつ、他の
洗濯槽へポンプで洗浄水を供給して利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の二槽式洗濯機の概略構
成の正面断面図である。
【図2】図1の二槽式洗濯機の主洗濯装置の注水口部と
ポンプの正面図である。
【図3】図2のA─A断面の、注水口部の断面右側面図
である。
【図4】図2のB─B断面の、注水口部の断面右側面図
である。
【図5】図2のC─C断面の、注水口部の断面右側面図
である。
【図6】図1のポンプの一部断面正面図である。
【図7】図6のポンプの概略水路図である。
【符号の説明】
21 外槽(一の洗濯槽) 41 洗濯槽(他の洗濯槽) 51h 呼び水口 73,74 管(給水路) 78 管(呼び水水路) 81 主体部材(注水口形成部材) 81c 筒部(接続筒部) 90 逆止弁 91 弁座 P ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道水を洗濯槽へ供給する給水路と、風呂
    水を汲み上げて洗濯槽に供給するためのポンプとを備え
    た洗濯機において、 ポンプの呼び水として、ポンプの呼び水口へ給水路から
    の水を導く呼び水水路と、 呼び水水路に設けられ、呼び水口へ向かう水の流れを許
    容し、この流れと逆向きの流れを阻止する逆止弁とを備
    えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の洗濯機において、 逆止弁は、呼び水水路の給水路側端部にあることを特徴
    とする洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の洗濯機において、 逆止弁は、ポンプの呼び水口よりも低い位置に配置され
    ていることを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の洗濯機に
    おいて、 逆止弁は、ボール弁であることを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の洗濯機において、 給水路の端部には、水を洗濯槽へ流出させるための注水
    口形成部材が設けられ、 注水口形成部材は、呼び水水路が接続される接続筒部を
    有し、接続筒部にはボール弁の弁座が形成されたことを
    特徴とする洗濯機。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れかに記載の洗濯機に
    おいて、 洗濯槽は、複数が設けられ、 呼び水水路は、一の洗濯槽に対する給水路からの水をポ
    ンプの呼び水口へ導くことを特徴とする洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109957941A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 青岛海尔洗衣机有限公司 一种可变出水流量的进水阀、洗涤设备及其控制方法
CN109957942A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 青岛海尔洗衣机有限公司 一种可变出水流量的进水阀、洗涤设备及其控制方法
CN109957944A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 青岛海尔洗衣机有限公司 一种可变出水流量的进水阀、洗涤设备及其控制方法

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CN109957941A (zh) * 2017-12-26 2019-07-02 青岛海尔洗衣机有限公司 一种可变出水流量的进水阀、洗涤设备及其控制方法
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