JPH1189940A - ガイドワイヤー - Google Patents
ガイドワイヤーInfo
- Publication number
- JPH1189940A JPH1189940A JP9258399A JP25839997A JPH1189940A JP H1189940 A JPH1189940 A JP H1189940A JP 9258399 A JP9258399 A JP 9258399A JP 25839997 A JP25839997 A JP 25839997A JP H1189940 A JPH1189940 A JP H1189940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin film
- guide wire
- main body
- coating resin
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガイドワイヤーの先端部の曲り方向を容易に
把握でき、確実に目的部位まで導入することのできる操
作性のよいガイドワイヤーを提供する。 【解決手段】 芯線2と、芯線2の外周に被覆された合
成樹脂膜3とからなる本体1を備えてなり、合成樹脂膜
3に、本体1の先端部1aの曲り方向を示す表示手段4
bを設け、表示手段4bを、本体1の芯線2の軸方向に
沿い、かつ本体1の先端部1aの内側曲り面側に一致す
る位置で、本体1の全長または一部に線状または帯状に
設けたものである。
把握でき、確実に目的部位まで導入することのできる操
作性のよいガイドワイヤーを提供する。 【解決手段】 芯線2と、芯線2の外周に被覆された合
成樹脂膜3とからなる本体1を備えてなり、合成樹脂膜
3に、本体1の先端部1aの曲り方向を示す表示手段4
bを設け、表示手段4bを、本体1の芯線2の軸方向に
沿い、かつ本体1の先端部1aの内側曲り面側に一致す
る位置で、本体1の全長または一部に線状または帯状に
設けたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテルを例え
ば患者の血管内に挿入する場合に用いられ、特にガイド
ワイヤー操作時における2次元的なX線透視下におい
て、ガイドワイヤー先端の曲り方向を確実に知り得、そ
の操作性を向上させるのに有効なガイドワイヤーに関す
るものである。
ば患者の血管内に挿入する場合に用いられ、特にガイド
ワイヤー操作時における2次元的なX線透視下におい
て、ガイドワイヤー先端の曲り方向を確実に知り得、そ
の操作性を向上させるのに有効なガイドワイヤーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガイドワイヤーは、治療用または
検査用のカテーテルを、血管、消化管または気管などの
体腔の目的の部位まで導入して留置させる場合に用いら
れ、造影性を有する金属により構成された芯線の外周
に、微粉末状のX線造影物が混入された樹脂により構成
された合成樹脂膜を被覆することによって形成されてい
る。また、ガイドワイヤーの先端部はJ字型またはアン
グルなどを有するように形成されている。
検査用のカテーテルを、血管、消化管または気管などの
体腔の目的の部位まで導入して留置させる場合に用いら
れ、造影性を有する金属により構成された芯線の外周
に、微粉末状のX線造影物が混入された樹脂により構成
された合成樹脂膜を被覆することによって形成されてい
る。また、ガイドワイヤーの先端部はJ字型またはアン
グルなどを有するように形成されている。
【0003】そして、医師などの医療従事者は、穿刺針
およびカニューラ等を用いてガイドワイヤーを先端部か
ら患者の体腔、例えば血管内に挿入し、ガイドワイヤー
の先端部のX線透視像を見ながら、手元側のガイドワイ
ヤーを押したり引いたり回転させたりして操作し、目的
部位まで導入する。導入後、ガイドワイヤーに沿わせて
カテーテルを挿入し、目的部位まで誘導する。
およびカニューラ等を用いてガイドワイヤーを先端部か
ら患者の体腔、例えば血管内に挿入し、ガイドワイヤー
の先端部のX線透視像を見ながら、手元側のガイドワイ
ヤーを押したり引いたり回転させたりして操作し、目的
部位まで導入する。導入後、ガイドワイヤーに沿わせて
カテーテルを挿入し、目的部位まで誘導する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のガ
イドワイヤーは、その操作時においてガイドワイヤーの
芯線および被覆樹脂の造影性に頼っているので、ガイド
ワイヤーの先端部がJ字型等に形成されていると、2次
元的なX線透視下では先端部の曲り方向がどちらに向い
ているかわかりにくく、特に真上または真下に向いてい
る場合はその向きを把握することが困難であった。そし
て、このような場合では、手元側でガイドワイヤーを回
転させるなどして先端部の側面のX線透視像の向きを確
かめながら行っていたため、操作性が悪かった。また、
先端部の曲り方向を誤って判断してしまうと、血管等の
体腔の内壁を傷つけてしまったり、ガイドワイヤーを誤
った方向に導入させてしまって、目的部位に到達するま
でに非常に時間がかかってしまうなどの問題もあった。
イドワイヤーは、その操作時においてガイドワイヤーの
芯線および被覆樹脂の造影性に頼っているので、ガイド
ワイヤーの先端部がJ字型等に形成されていると、2次
元的なX線透視下では先端部の曲り方向がどちらに向い
ているかわかりにくく、特に真上または真下に向いてい
る場合はその向きを把握することが困難であった。そし
て、このような場合では、手元側でガイドワイヤーを回
転させるなどして先端部の側面のX線透視像の向きを確
かめながら行っていたため、操作性が悪かった。また、
先端部の曲り方向を誤って判断してしまうと、血管等の
体腔の内壁を傷つけてしまったり、ガイドワイヤーを誤
った方向に導入させてしまって、目的部位に到達するま
でに非常に時間がかかってしまうなどの問題もあった。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ガイドワイヤーの先端部の曲り方
向を容易に把握でき、確実に目的部位まで導入すること
のできる操作性のよいガイドワイヤーを提供することを
目的としたものである。
めになされたもので、ガイドワイヤーの先端部の曲り方
向を容易に把握でき、確実に目的部位まで導入すること
のできる操作性のよいガイドワイヤーを提供することを
目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガイドワイ
ヤーは、芯線と、芯線の外周に被覆された合成樹脂膜と
からなる本体を備えてなり、合成樹脂膜に、本体の先端
部の曲り方向を示す表示手段を設けたものである。
ヤーは、芯線と、芯線の外周に被覆された合成樹脂膜と
からなる本体を備えてなり、合成樹脂膜に、本体の先端
部の曲り方向を示す表示手段を設けたものである。
【0007】また、本発明に係るガイドワイヤーは、表
示手段を、本体の芯線の軸方向に沿い、かつ本体の先端
部の内側曲り面側または外側曲り面側に一致する位置
で、本体の全長または一部に線状または帯状に設けたも
のである。
示手段を、本体の芯線の軸方向に沿い、かつ本体の先端
部の内側曲り面側または外側曲り面側に一致する位置
で、本体の全長または一部に線状または帯状に設けたも
のである。
【0008】本発明に係るガイドワイヤーは、合成樹脂
膜を、主被覆樹脂膜および主被覆樹脂膜と色の異なる副
被覆樹脂膜により押出成形にて形成し、表示手段を、副
被覆樹脂膜により構成したものである。
膜を、主被覆樹脂膜および主被覆樹脂膜と色の異なる副
被覆樹脂膜により押出成形にて形成し、表示手段を、副
被覆樹脂膜により構成したものである。
【0009】また、本発明に係るガイドワイヤーは、表
示手段を、合成樹脂膜の外表面に印刷により設けたもの
である。
示手段を、合成樹脂膜の外表面に印刷により設けたもの
である。
【0010】さらに、本発明に係るガイドワイヤーは、
合成樹脂膜の外表面または表示手段に対応する外表面
に、本体の先端部からの距離を示す深度マークおよび数
字、またはいずれか一方を付したものである。
合成樹脂膜の外表面または表示手段に対応する外表面
に、本体の先端部からの距離を示す深度マークおよび数
字、またはいずれか一方を付したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の外観
図、そのX−X断面図およびA部分の拡大図、図2は図
1(a)の要部の拡大図である。図において、1はガイ
ドワイヤーの本体で、芯線2と、その外周を被覆してい
る合成樹脂膜3とにより構成されており、先端部1aは
J字型に加工されている。
図、そのX−X断面図およびA部分の拡大図、図2は図
1(a)の要部の拡大図である。図において、1はガイ
ドワイヤーの本体で、芯線2と、その外周を被覆してい
る合成樹脂膜3とにより構成されており、先端部1aは
J字型に加工されている。
【0012】芯線2は、例えばステンレスまたはニッケ
ルチタン合金などの造影性を有する金属から構成されて
いる。
ルチタン合金などの造影性を有する金属から構成されて
いる。
【0013】合成樹脂膜3は、例えばタングステン、タ
ングステンカーバイドまたは硫酸バリウムなどの微粉末
状のX線造影物が混入されたポリウレタンなどの樹脂に
より構成され、図1(b)に示すように、主被覆樹脂膜
4aと、それと色の異なる副被覆樹脂膜4bとからな
り、副被覆樹脂膜4bは芯線2の軸方向に沿うように芯
線2の全長にわたって線状または帯状に設けられてい
る。ここで、主被覆樹脂膜4aを例えばタングステンカ
ーバイトが混入されたポリウレタンにより構成すると、
主被覆樹脂膜4aは黒色となるので、この場合、副被覆
樹脂膜4bを硫酸バリウムが混入されたポリウレタンに
より構成して白色とし、色が異なるようにする。なお、
副被覆樹脂膜4bは、微粉末状のX線造影物を混入させ
ず、主被覆樹脂膜4aの色と異なるようにするための例
えば酸化チタン(白色)などを混入させてもよい。
ングステンカーバイドまたは硫酸バリウムなどの微粉末
状のX線造影物が混入されたポリウレタンなどの樹脂に
より構成され、図1(b)に示すように、主被覆樹脂膜
4aと、それと色の異なる副被覆樹脂膜4bとからな
り、副被覆樹脂膜4bは芯線2の軸方向に沿うように芯
線2の全長にわたって線状または帯状に設けられてい
る。ここで、主被覆樹脂膜4aを例えばタングステンカ
ーバイトが混入されたポリウレタンにより構成すると、
主被覆樹脂膜4aは黒色となるので、この場合、副被覆
樹脂膜4bを硫酸バリウムが混入されたポリウレタンに
より構成して白色とし、色が異なるようにする。なお、
副被覆樹脂膜4bは、微粉末状のX線造影物を混入させ
ず、主被覆樹脂膜4aの色と異なるようにするための例
えば酸化チタン(白色)などを混入させてもよい。
【0014】そして、副被覆樹脂膜4bは、合成樹脂膜
3の押出成形時において、主被覆樹脂膜4aとともに押
し出されて形成され、本体1の先端部1aの曲げ加工
は、押出成形後に行われる。先端部1aの曲げ方向は、
副被覆樹脂膜4bと先端部1aの内側曲り面側とが一致
するようになっており、副被覆樹脂膜4bは、主被覆樹
脂膜4aと異なる色によって操作中の先端部1aの曲り
方向が手元側でも把握できるように、先端部1aの曲り
方向を示す表示手段となっている。
3の押出成形時において、主被覆樹脂膜4aとともに押
し出されて形成され、本体1の先端部1aの曲げ加工
は、押出成形後に行われる。先端部1aの曲げ方向は、
副被覆樹脂膜4bと先端部1aの内側曲り面側とが一致
するようになっており、副被覆樹脂膜4bは、主被覆樹
脂膜4aと異なる色によって操作中の先端部1aの曲り
方向が手元側でも把握できるように、先端部1aの曲り
方向を示す表示手段となっている。
【0015】図2において、5は合成樹脂膜3の外表
面、例えば副被覆樹脂膜4bに対応する外表面に設けら
れた深度マークで、先端部1aから基端部1b(図1参
照)に向かって例えば5cm毎の等間隔で設けられた目
盛部分に少なくとも1つの太線でマーキングされてい
る。また、深度マーク5の近傍には先端部1aからの距
離を示す数字5aがマーキングされている。そして、深
度マーク5および数字5aのマーキングは、プリンティ
ング、スタンピングまたはその他の公知の方法によって
行われる。
面、例えば副被覆樹脂膜4bに対応する外表面に設けら
れた深度マークで、先端部1aから基端部1b(図1参
照)に向かって例えば5cm毎の等間隔で設けられた目
盛部分に少なくとも1つの太線でマーキングされてい
る。また、深度マーク5の近傍には先端部1aからの距
離を示す数字5aがマーキングされている。そして、深
度マーク5および数字5aのマーキングは、プリンティ
ング、スタンピングまたはその他の公知の方法によって
行われる。
【0016】このように構成したこの実施の形態におい
て、ガイドワイヤーを用いてカテーテル(図示せず)を
目的部位に挿入する場合、まず、医療従事者は、穿刺針
およびカニューラ等を用いてガイドワイヤーをその本体
1の先端部1aから患者の体腔、例えば血管内に挿入
し、先端部1aのX線透視像を見ながら、手元側のガイ
ドワイヤーを押したり引いたり回転させたりして操作
し、目的部位まで導入する。操作中、本体1の先端部1
aの曲り方向が、2次元的なX線透視下で真上または真
下になった場合でも、手元側のガイドワイヤーの副被覆
樹脂膜4bの位置を確認することによって、先端部1a
がいずれの向きであるかを把握でき、また、深度マーク
5および数字5aを確認することによって、ガイドワイ
ヤー1の挿入深度も把握できる。そして、ガイドワイヤ
ーに沿わせてカテーテルを挿入し、カテーテルを目的部
位まで誘導する。
て、ガイドワイヤーを用いてカテーテル(図示せず)を
目的部位に挿入する場合、まず、医療従事者は、穿刺針
およびカニューラ等を用いてガイドワイヤーをその本体
1の先端部1aから患者の体腔、例えば血管内に挿入
し、先端部1aのX線透視像を見ながら、手元側のガイ
ドワイヤーを押したり引いたり回転させたりして操作
し、目的部位まで導入する。操作中、本体1の先端部1
aの曲り方向が、2次元的なX線透視下で真上または真
下になった場合でも、手元側のガイドワイヤーの副被覆
樹脂膜4bの位置を確認することによって、先端部1a
がいずれの向きであるかを把握でき、また、深度マーク
5および数字5aを確認することによって、ガイドワイ
ヤー1の挿入深度も把握できる。そして、ガイドワイヤ
ーに沿わせてカテーテルを挿入し、カテーテルを目的部
位まで誘導する。
【0017】このように、ガイドワイヤーの本体1の芯
線2の外周を被覆している合成樹脂膜3を主被覆樹脂膜
4aおよび副被覆樹脂膜4bにより形成し、本体1の先
端部1aの曲げ方向、内側曲り面側を副被覆樹脂膜4b
と一致させたので、2次元的なX線透視下での先端部1
aの曲り方向を、本体1を回転させてたりすることなく
ガイドワイヤーの手元側で容易に把握することができ、
血管等の体腔の内壁に損傷を与えることなく、目的部位
まで迅速かつ確実に導入することができる。また、副被
覆樹脂膜4bに対応する外表面に深度マーク5および数
字5aが設けられているので、ガイドワイヤーの挿入深
度も容易に把握することができ、ガイドワイヤーの操作
性の向上を図ることができる。
線2の外周を被覆している合成樹脂膜3を主被覆樹脂膜
4aおよび副被覆樹脂膜4bにより形成し、本体1の先
端部1aの曲げ方向、内側曲り面側を副被覆樹脂膜4b
と一致させたので、2次元的なX線透視下での先端部1
aの曲り方向を、本体1を回転させてたりすることなく
ガイドワイヤーの手元側で容易に把握することができ、
血管等の体腔の内壁に損傷を与えることなく、目的部位
まで迅速かつ確実に導入することができる。また、副被
覆樹脂膜4bに対応する外表面に深度マーク5および数
字5aが設けられているので、ガイドワイヤーの挿入深
度も容易に把握することができ、ガイドワイヤーの操作
性の向上を図ることができる。
【0018】なお、上述の実施の形態では、図1(b)
に示すように、副被覆樹脂膜4bを芯線2に達するよう
に設けるとともに、芯線2の全長にわたって設け、この
副被覆樹脂膜4bを先端部1aの曲り方向を示す表示手
段とした場合を示したが、これに限定するものではな
く、図3に示すように、副被覆樹脂膜4bを芯線2に達
しない主被覆樹脂膜4aの途中まで設けてもよく、芯線
2の一部に設けてもよい。また、副被覆樹脂膜4bを省
略し、先端部1aの曲り方向を示す表示手段を主被覆樹
脂膜4aの外表面に印刷により設けてもよい。これらの
場合も同様の効果を奏する。
に示すように、副被覆樹脂膜4bを芯線2に達するよう
に設けるとともに、芯線2の全長にわたって設け、この
副被覆樹脂膜4bを先端部1aの曲り方向を示す表示手
段とした場合を示したが、これに限定するものではな
く、図3に示すように、副被覆樹脂膜4bを芯線2に達
しない主被覆樹脂膜4aの途中まで設けてもよく、芯線
2の一部に設けてもよい。また、副被覆樹脂膜4bを省
略し、先端部1aの曲り方向を示す表示手段を主被覆樹
脂膜4aの外表面に印刷により設けてもよい。これらの
場合も同様の効果を奏する。
【0019】また、本体1の先端部1aの曲げ方向、内
側曲り面側を副被覆樹脂膜4bと一致させた場合を示し
たが、外側曲り面側を副被覆樹脂膜4bと一致させても
よい。
側曲り面側を副被覆樹脂膜4bと一致させた場合を示し
たが、外側曲り面側を副被覆樹脂膜4bと一致させても
よい。
【0020】さらに、深度マーク5および数字5aを副
被覆樹脂膜4bに対応する外表面に設けた場合を示した
が、主被覆樹脂膜4aに対応する外表面に設けてもよ
い。
被覆樹脂膜4bに対応する外表面に設けた場合を示した
が、主被覆樹脂膜4aに対応する外表面に設けてもよ
い。
【0021】また、J字型のガイドワイヤーにこの発明
を実施した場合を示したが、図4に示すように、先端部
1aにアングルを有するガイドワイヤー1Aにおいても
この発明を実施することができ、この場合も同様に効果
を奏する。
を実施した場合を示したが、図4に示すように、先端部
1aにアングルを有するガイドワイヤー1Aにおいても
この発明を実施することができ、この場合も同様に効果
を奏する。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明に係るガイドワイヤ
ーは、芯線と、芯線の外周に被覆された合成樹脂膜とか
らなる本体を備えてなり、合成樹脂膜に、本体の先端部
の曲り方向を示す表示手段を設け、表示手段を、本体の
芯線の軸方向に沿い、かつ本体の先端部の内側曲り面側
または外側曲り面側に一致する位置で、本体の全長また
は一部に線状または帯状に設けたので、ガイドワイヤー
の操作中において、本体の先端部の曲り方向が、2次元
的なX線透視下で真上または真下になった場合でも、手
元側の本体の表示手段の位置を確認することによって、
本体を回転させてたりすることなく先端部がいずれの向
きであるかを容易に把握することがでる。これにより、
ガイドワイヤーによる体腔の内壁への損傷を与えること
なく目的部位まで迅速かつ確実に導入することができ、
ガイドワイヤーの操作性の向上を図ることができる。
ーは、芯線と、芯線の外周に被覆された合成樹脂膜とか
らなる本体を備えてなり、合成樹脂膜に、本体の先端部
の曲り方向を示す表示手段を設け、表示手段を、本体の
芯線の軸方向に沿い、かつ本体の先端部の内側曲り面側
または外側曲り面側に一致する位置で、本体の全長また
は一部に線状または帯状に設けたので、ガイドワイヤー
の操作中において、本体の先端部の曲り方向が、2次元
的なX線透視下で真上または真下になった場合でも、手
元側の本体の表示手段の位置を確認することによって、
本体を回転させてたりすることなく先端部がいずれの向
きであるかを容易に把握することがでる。これにより、
ガイドワイヤーによる体腔の内壁への損傷を与えること
なく目的部位まで迅速かつ確実に導入することができ、
ガイドワイヤーの操作性の向上を図ることができる。
【0023】本発明に係るガイドワイヤーは、合成樹脂
膜を、主被覆樹脂膜および主被覆樹脂膜と色の異なる副
被覆樹脂膜により押出成形にて形成し、表示手段を、副
被覆樹脂膜により構成した、あるいは、表示手段を、合
成樹脂膜の外表面に印刷により設けたので、簡単な構造
で容易に表示手段を得ることができる。
膜を、主被覆樹脂膜および主被覆樹脂膜と色の異なる副
被覆樹脂膜により押出成形にて形成し、表示手段を、副
被覆樹脂膜により構成した、あるいは、表示手段を、合
成樹脂膜の外表面に印刷により設けたので、簡単な構造
で容易に表示手段を得ることができる。
【0024】また、本発明に係るガイドワイヤーは、合
成樹脂膜の外表面または表示手段に対応する外表面に、
本体の先端部からの距離を示す深度マークおよび数字、
またはいずれか一方を付したので、本体の先端部の曲り
方向だけでなく挿入深度も容易に把握することができ、
ガイドワイヤーの操作性をより高めることができる。
成樹脂膜の外表面または表示手段に対応する外表面に、
本体の先端部からの距離を示す深度マークおよび数字、
またはいずれか一方を付したので、本体の先端部の曲り
方向だけでなく挿入深度も容易に把握することができ、
ガイドワイヤーの操作性をより高めることができる。
【図1】本発明の実施の形態の外観図、そのX−X断面
図およびA部分の拡大図である。
図およびA部分の拡大図である。
【図2】図1(a)の要部の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態の変形例の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の変形例の外観図であ
る。
る。
1 本体 1a 先端部 2 芯線 3 合成樹脂膜 4a 主被覆樹脂膜 4b 副被覆樹脂膜 5 深度マーク 5a 数字
Claims (5)
- 【請求項1】 芯線と、該芯線の外周に被覆された合成
樹脂膜とからなる本体を備えてなり、 前記合成樹脂膜に、前記本体の先端部の曲り方向を示す
表示手段を設けたことを特徴とするガイドワイヤー。 - 【請求項2】 表示手段を、前記本体の芯線の軸方向に
沿い、かつ前記本体の先端部の内側曲り面側または外側
曲り面側に一致する位置で、前記本体の全長または一部
に線状または帯状に設けたことを特徴とする請求項1記
載のガイドワイヤー。 - 【請求項3】 合成樹脂膜を、主被覆樹脂膜および該主
被覆樹脂膜と色の異なる副被覆樹脂膜により押出成形に
て形成し、前記表示手段を、前記副被覆樹脂膜により構
成したことを特徴とする請求項2記載のガイドワイヤ
ー。 - 【請求項4】 表示手段を、前記合成樹脂膜の外表面に
印刷により設けたことを特徴とすることを特徴とする請
求項2記載のガイドワイヤー。 - 【請求項5】 合成樹脂膜の外表面または前記表示手段
に対応する外表面に、前記本体の先端部からの距離を示
す深度マークおよび数字、またはいずれか一方を付した
ことを特徴とする請求項1,2,3または4のいずれか
記載のガイドワイヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258399A JPH1189940A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | ガイドワイヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9258399A JPH1189940A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | ガイドワイヤー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189940A true JPH1189940A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17319705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9258399A Pending JPH1189940A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | ガイドワイヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189940A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131565A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-18 | Hoya Corp | 内視鏡用高周波処置具 |
US8114031B2 (en) | 2006-07-26 | 2012-02-14 | Johan Willem Pieter Marsman | Facilitation of antegrade insertion of a guidewire into the superficial femoral artery |
US8303519B2 (en) | 2003-03-25 | 2012-11-06 | Olympus Corporation | Guide wire having markings to indicate changes in structural features |
JP2013154071A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Terumo Corp | ガイドワイヤ |
JP2016527063A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-09-08 | エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイションEdwards Lifesciences Corporation | 植込み後に識別可能な外科心臓弁 |
USD867594S1 (en) | 2015-06-19 | 2019-11-19 | Edwards Lifesciences Corporation | Prosthetic heart valve |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP9258399A patent/JPH1189940A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8303519B2 (en) | 2003-03-25 | 2012-11-06 | Olympus Corporation | Guide wire having markings to indicate changes in structural features |
US8114031B2 (en) | 2006-07-26 | 2012-02-14 | Johan Willem Pieter Marsman | Facilitation of antegrade insertion of a guidewire into the superficial femoral artery |
US8900216B2 (en) | 2006-07-26 | 2014-12-02 | Johan Willem Pieter Marsman | Facilitation of antegrade insertion of a guidewire into the superficial femoral artery |
JP2009131565A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-18 | Hoya Corp | 内視鏡用高周波処置具 |
JP2013154071A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Terumo Corp | ガイドワイヤ |
JP2016527063A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-09-08 | エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイションEdwards Lifesciences Corporation | 植込み後に識別可能な外科心臓弁 |
JP2017213436A (ja) * | 2014-06-20 | 2017-12-07 | エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイションEdwards Lifesciences Corporation | 植込み後に識別可能な外科心臓弁 |
US10130469B2 (en) | 2014-06-20 | 2018-11-20 | Edwards Lifesciences Corporation | Expandable surgical heart valve indicators |
US11154394B2 (en) | 2014-06-20 | 2021-10-26 | Edwards Lifesciences Corporation | Methods of identifying and replacing implanted heart valves |
USD867594S1 (en) | 2015-06-19 | 2019-11-19 | Edwards Lifesciences Corporation | Prosthetic heart valve |
USD893031S1 (en) | 2015-06-19 | 2020-08-11 | Edwards Lifesciences Corporation | Prosthetic heart valve |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5203777A (en) | Radiopaque marker system for a tubular device | |
EP0244818B1 (en) | Catheter | |
JP3614943B2 (ja) | 内視鏡用穿刺針 | |
US5042475A (en) | Hinged tracheostomy tube obturator | |
JP3080962B2 (ja) | 病巣部の位置決め針集合体 | |
US6432042B1 (en) | Intubation system | |
EP0393972B1 (en) | Lesion location device | |
US5803898A (en) | Intubation system | |
US4969875A (en) | Drainage device for medical use | |
EP2620111A2 (en) | Echogenic medical device | |
AU5952890A (en) | Lesion localization device and method of using | |
EP3551029B1 (en) | Systems for eccentric nodule tissue acquisition | |
CN110730675A (zh) | 插管装置 | |
JPH1189940A (ja) | ガイドワイヤー | |
CA1313101C (en) | Hinged tracheostomy tube obturator | |
EP3991775A1 (en) | Sheath device and endoscope assembly | |
JP2018191883A (ja) | 医療用長尺体 | |
JP2019504693A (ja) | 挿管補助具の改良 | |
CA2289614C (en) | Intubation system | |
US20150031991A1 (en) | Depth Advancement Marker Needle For Image Guided Procedures | |
CN210904581U (zh) | 一种医用导丝 | |
JP2564367Y2 (ja) | 超音波探触子 | |
CN220002707U (zh) | 一种导丝 | |
CN211935130U (zh) | 一种带刻度标识防穿刺亲水性导丝 | |
CN216908890U (zh) | 一种新型测量型导丝 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |