JPH1189688A - 植木鉢積み重ね用ポールと植木鉢およびそれに用いられる給水用器具 - Google Patents
植木鉢積み重ね用ポールと植木鉢およびそれに用いられる給水用器具Info
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- JPH1189688A JPH1189688A JP25656397A JP25656397A JPH1189688A JP H1189688 A JPH1189688 A JP H1189688A JP 25656397 A JP25656397 A JP 25656397A JP 25656397 A JP25656397 A JP 25656397A JP H1189688 A JPH1189688 A JP H1189688A
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Abstract
可能にする植木鉢積み重ね用ポールおよび植木鉢と、そ
れらを用いて植物を栽培する際に用いられる給水用器具
を提供する。 【解決手段】 植木鉢積み重ね用ポールは、植木鉢5a
の底面上に載置される脚部4と、この脚部の上端面から
垂直上向きに伸びる支柱3と、この支柱の上端部から横
方向に広がり、かつ、植木鉢5bを載置するための載置
部2とを備えた構成とする。また植木鉢は、上端部26
が開口している植木鉢において、その側壁に、植木鉢内
部から外部へ植物を突出させるための貫通孔21aが形
成された構成とする。また給水用器具は、下端部が閉じ
られ、かつ、側壁の少なくとも下端部近傍に複数の開口
部15aが形成された可撓性パイプ15を有し、このパ
イプ内の開口部15aが形成された区間には、保水材1
6が充填されており、かつ、パイプの上端部には、着脱
自在の蓋17が取り付けられた構成とする。
Description
ポールと植木鉢、および、それらを用いて植物を栽培す
る際に用いられる給水用器具に関し、いずれも、植物を
より立体的に展示しつつ、狭い敷地面積で多くの植物を
栽培するための技術に関する。
培するための容器は、地面や床にそのまま載置されてい
た。また、植木鉢やプランター等の容器は、その上端部
のみが開口した形状となっていた。
来の設置状態では、植木鉢をたくさん設置するには、多
くの敷地(床)面積が必要であった。
のみが開口した形状となっているため、その上端開口部
でしか植物を栽培できず、従って栽培できる量には限度
があった。
もので、少ない敷地(床)面積で多くの植物を栽培する
ことを可能にする植木鉢積み重ね用ポールおよび植木鉢
と、それら植木鉢積み重ね用ポールや植木鉢を用いて植
物を栽培する際、植木鉢の深さにかかわらずその内部に
万遍なく水を行き渡らせることのできる給水用器具の提
供を目的とする。
図面を参照しながら、本発明の構成について説明する。
載の植木鉢積み重ね用ポールは、図1、図2に例示する
ように、植木鉢を鉛直方向に所定の間隔をあけて二段に
配置するためのポールであって、植木鉢5aの底面上に
載置される脚部4と、この脚部4の上端面から垂直上向
きに伸びる支柱3と、この支柱3の上端部から横方向に
広がり、かつ、植木鉢5bを載置するための載置部2と
を備えていることを特徴としている。
えば二個の植木鉢を用意した場合において、脚部4を一
方の植木鉢の底面上に載置し、載置部2上に他方の植木
鉢を載置することで、植木鉢を鉛直方向に二段に配置す
ることができる。従って、植木鉢を一個設置できる敷地
(床)上で、植木鉢二個分の植物を栽培することが可能
となる。
重ねて使用されてもよい。すなわち、一段目の積み重ね
用ポール上に載置された植木鉢内に二段目の積み重ね用
ポールを載置し、その上にまた植木鉢を載置するといっ
た形態にすることにより、植木鉢を一個設置できる敷地
(床)上で、植木鉢三個分以上の植物を栽培することが
可能となる。
1、図2に例示するように、上記載置部2と、支柱3
と、脚部4とが、互いに着脱自在に接続されていること
を特徴とする請求項1に記載の植木鉢積み重ね用ポール
である。
ル1を接続箇所で分解することができる。ここで、支柱
3を、長さの異なる支柱に交換すれば、植木鉢積み重ね
用ポール1の高さを調節することができる。従って、例
えば、下側の植木鉢5aで栽培される植物が伸びたとき
に、載置部2の高さを上げることができるので、載置部
2がその植物の成長を妨げるといった不都合が生じな
い。
1に例示するように、載置部2の上端側から脚部4の下
端側まで水を通過させるべく、載置部2、支柱3、およ
び脚部4を貫通する孔2a,3a,4aが形成されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の植木鉢積
み重ね用ポールである。
aを通じて載置部2の上端側から脚部4の下端側まで水
を通過させることができるので、上方に位置する植木鉢
5bから出る水を、貫通孔2a,3a,4aを通じて下
方に位置する植木鉢内5a内に流下させることができ
る。従って、載置部2に水が溜まることがなく、植物の
根腐れ等を防止することができる。
3、図4に例示するように、支柱7の側壁に、貫通孔7
a内から外部へ植物を突出させるための開口部8aが形
成されていることを特徴とする請求項3に記載の植木鉢
積み重ね用ポールである。
収容し、支柱側壁の開口部8aを通じて茎や葉を突出さ
せることで、植物を栽培することができる。従って、単
に植木鉢を上下に配置する場合に比べて、より多くの植
物を栽培することができるとともに、より立体的に植物
の展示を行うことができる。また、支柱7をある程度隠
すことができるので、見栄えがよくなる。
るように、上端部26が開口している植木鉢において、
その側壁に、当該植木鉢内部から外部へ植物を突出させ
るための貫通孔21aが形成されていることを特徴とし
ている。
植物を突出させることができるので、上端部のみが開口
している植木鉢に比べて、より多くの植物を栽培するこ
とができる。しかも、植木鉢の側面を隠すこともできる
とともに、植物をより立体的に展示することができるた
め、外観上、優れた展示をすることができる。
示するように、下端部7bが、上端開口部7cに嵌まり
込む外面形状を備えているか、もしくは、下端面に凹部
が形成され、かつ、上端部がその凹部に嵌まり込む外面
形状を備えていることを特徴とする請求項5に記載の植
木鉢である。なお、図3の例では、植木鉢積み重ね用ポ
ールの支柱を、当該植木鉢として利用している。
結することができる。従って図8に例示するように、よ
り一層多くの植物を栽培することができる。また、各段
ごとに植える植物の種類を変えれば、多種の植物を栽培
することができ、しかもその組み換えを容易に行うこと
ができるので、外観上、一層優れた展示をすることがで
きる。
7に例示するように、下端部が閉じられ、かつ、側壁の
少なくとも下端部近傍に複数の開口部15aが形成され
た可撓性パイプ15を有し、このパイプ内の上記開口部
15aが形成された区間には、保水材16が充填されて
おり、かつ、このパイプの上端部には、着脱自在の蓋1
7が取り付けられていることを特徴としている。
その上端開口部から水を入れると、その水は保水材16
に浸透したのち、開口部15aから排出される。このと
き、保水材16が水を蓄えようとするために、また、水
が排出されるときにパイプ15内が負圧になるために、
可撓性パイプ15内の水は非常にゆっくりと排出され
る。
説明する。図7(a)に例示するように、当該給水用器
具18を、可撓性パイプ15の上端部を外部に露出させ
た状態で、支柱7内に挿入する。次に、支柱7内に土を
充填して苗を植え、同パイプ内に水を入れて蓋17を閉
じる。こうすることで、パイプ内の水がなくなるまでの
間、植物に絶えず水を供給することができるから、例え
ば数日分の水を入れておけば、数日間水を与えなくて済
む。また、支柱7が長くても、それに応じて可撓性パイ
プの挿入深度を調節すれば、深い位置まで水を供給する
ことができる。
9に例示するように、縦方向に貫く貫通孔33cを有
し、この貫通孔33cの内面形状が、請求項4に記載の
植木鉢積み重ね用ポールの支柱7もしくは請求項5に記
載の植木鉢21の少なくともいずれか一方の上端部と嵌
合する形状である貯水タンク33と、この貯水タンク3
3の下端部近傍に連通しており、少なくとも下端部近傍
に複数の開口部15aが形成された可撓性パイプ15
と、この可撓性パイプ15内の水の流量を調節するため
の流量調節機構36とを備えていることを特徴としてい
る。
鉢積み重ね用ポールの支柱7もしくは請求項5に記載の
植木鉢21の上端部に、タンク33の貫通孔33cを嵌
合させておくとともに、可撓性パイプ15を支柱7もし
くは植木鉢21内に挿入しておき、さらにタンク33内
に水を入れておくことで、同タンク内の水が支柱7もし
くは植木鉢21内に供給される。ここで、パイプ15内
の水の流量は流量調節機構36で調節できるので、適当
な量の水を常時、供給することができる。また、タンク
には、パイプに比してより多くの水を入れておくことが
できるから、土の量、留守にする日数が多くても、それ
に対応することが可能となる。
の実施の形態について説明する。
の実施の形態を示す図であり、(a)は、斜め上方から
見た斜視図で、(b)は、正面図で、(c)は、分解正
面図である。
の底盤部40を有する脚部4と、この脚部4の上端部に
着脱自在に接続されて垂直上向きに伸びる支柱3と、こ
の支柱3の上端部に着脱自在に接続され、周囲に立ち上
がり部20が形成された円盤状の平板部を有する載置部
2とで構成されている。
は、図1(c)の破線に示すように、それらを鉛直方向
に貫通する孔2a,3a,4aが形成されている。
構造は、差し込み式になっている。すなわち、載置部2
の下端部2bが、支柱3の上端開口部内に嵌まり込む外
周形状になっているとともに、支柱3の下端部3bが、
脚部4の上端開口部に嵌まり込む外周形状になってい
る。
1は、次のようにして使用することができる。その使用
状態を表す図2に示すように、まず脚部4を植木鉢5a
の底面上に載置した後、同脚部4の上に土を被せてその
重みでしっかりと固定し、その土に植物6を植えつけ
る。次に、載置部2の上面に別途用意した植木鉢5bを
載置すれば、鉛直方向に上下二段に植木鉢を配置するこ
とができる。
他の実施の形態について説明する。図3は、その実施の
形態を示す図であり、(a)は、斜め上方から見た斜視
図で、(b)は、正面図で、(c)は、分解正面図であ
る。
な点は、支柱7の外径および内径が大きくなっているこ
とと、この支柱の側壁に、大貫通孔8a,中貫通孔8
b,小貫通孔8cがそれぞれ複数個形成されていること
である。
中央部に共に所定の間隔をおいて設けられており、小貫
通孔8cは、支柱7の下部に所定の間隔をおいて設けら
れている。また、大貫通孔8aの内側には、図4(a)
にその縦断面を示すように、ゴム製の膜体7cが取り付
けられている。
(b)にその縦断面図を示すように、中央に水抜き用貫
通孔9aが形成された円盤状の底板9が設けられてい
る。この底板9は、脚部11の上端開口部に嵌まり込む
リング状部材7bの上端に当接しており、支柱7の上端
開口部から落とし込むことにより配置される。
12は、例えば次のようにして使用することができる。
その使用状態を表す図5に示すように、まず脚部11を
例えばプランター13の底面上に配置した後、同脚部1
1の上に土を被せてしっかりと固定し、その土に植物を
植える。次に、支柱7内部に土を入れるとともに大貫通
孔8aの内側に設けられた膜体7cに切り込みを入れて
そこから植物の苗を植えつけた後、載置部10を取り付
ける。そして同載置部10の上面に、別途用意した植木
鉢13を載置すれば、図2の場合と比べてより多くの植
物を栽培することができる。ここで、膜体7cは、土の
こぼれ止めとして機能する。また、中貫通孔8bは、根
が呼吸するための空気取り入れ口、支柱内に水や肥料を
供給するための水・肥料供給口、棒を突っ込みつつ土を
かき混ぜてメンテナンスを行うためのかき混ぜ口として
利用できる。また、小貫通孔8cは、水を抜くための水
抜き口として機能する。なお、この図では、正面側の大
貫通孔8aには植物が記されていないが、実際には植え
つけられているものとする。
いられる給水用器具について説明する。図6は、その実
施の形態を示す図であり、(a)は、正面図で、(b)
は、(a)の縦断面図である。
よって閉じられ、かつ、側壁の下端部から全長の約1/
3の高さまで複数の開口部15aが形成された可撓性樹
脂製のパイプ15と、これら開口部15aが形成された
区間に充填された保水材16と、パイプ15の上端部に
着脱自在に設けられた蓋17とで構成されている。な
お、保水材16は、軟質のポリウレタン発泡体で構成さ
れている。
いて説明する。例えば、その使用状態を示す図7(a)
に示すように、積み重ね用ポールの支柱7の中貫通孔8
bから、この給水用器具18を、少なくとも上端部が露
出するように挿入する。次に、支柱7内部に土を入れ、
大貫通孔8aから植物の苗20を植えつける。次に、給
水用器具のパイプ15内に、その上端開口部から水を入
れて蓋17を嵌める。
は、保水材16に浸透し、徐々に開口部15aから排出
されてその周囲の土に吸収される。ここで、パイプ内の
水は、非常にゆっくりと排出されるので、開口部15a
付近の土が移動することがなく、従ってその部分に空隙
ができてしまうといった不都合が生じない。また、下端
部から水が抜けないので、水が出すぎることがない。こ
れにより、例えば家を数日間留守にする場合、出掛ける
前に数日分の水をパイプ内に入れておくことで、数日の
間常時、水を供給していることになるから、植物を枯ら
してしまうことがない。また、この給水用器具18は、
支柱の長さに応じてその挿入深さを調節することができ
るから、深度が深い箇所であっても十分に水を供給する
ことができる。なお、このパイプ内には、水の他に液体
肥料等を入れてもよい。
て説明する。図8は、その実施の形態を示す図であり、
(a)は、全体構成を示す斜視図で、(b)は、(a)
の縦断面図である。また、図9は、その使用状態を表す
正面図である。
しているタンク33の、その開口部には、中央で二つに
分離可能な蓋34が設けられている。この蓋34の一方
には給水口33aが形成されており、この給水口33a
には、キャップ35が着脱自在に装着されている。また
蓋34の他方には、把手34aが設けられている。
形成されており、この排水口33bに、図6に示した給
水用器具の蓋17を取り外したものが装着されている。
そして、その可撓性パイプ15の上部には、回転用つま
みのついたねじ36aを回すことによりパイプ15を押
圧して、その中空部分の断面積を小さくすることのでき
る流量調節機構36が設けられている。
周は、図3に示した支柱7の上端部と嵌合できる形状と
なっており、また、上端内周は、支柱7の下端部と嵌合
できる形状となっている。
のようにして使用することができる。図9に示すよう
に、支柱7、7間に本給水用器具37を接続するととも
に、可撓性パイプ15を支柱7の中貫通孔8bから内部
に挿入した後、柱7内に土を入れ、苗を植える。次に、
給水用器具37を支柱7の上端部に接続し、さらに給水
用器具の上端部に別の支柱7を接続する。そして、キャ
ップ35または蓋34を取り外して水を入れる。する
と、タンク33内の水はパイプ15を介して支柱7内の
土に供給される。ここで、単位時間あたりの水供給量
は、流量調節機構36のねじを回動することにより調節
することができるが、パイプ15を支柱7に挿入する前
の段階で水の出具合を見て調節しておけば、より適切な
調節をすることができる。また、蓋34は、タンク33
内に葉やゴミが入るのを防止しているが、二分割型であ
るから、給水用器具37が支柱7、7間に接続されてい
る状態のまま、取り外すことができる。また、給水用器
具を屋外で使用する場合には、蓋34は外しておいても
構わない。この場合、雨がタンク33内に直接入り込む
ので、水を補給する手間を省くことができる。
7、7間に挟み込んだ状態で使用しているが、上方に支
柱7を接続せずに使用してもよい。この場合、支柱7の
上端開口部、給水用器具の貫通孔33cを通じて植物を
突出させることができる。
しているが、メッシュ状に形成しておけば、いちいち蓋
やキャップを取り外さなくても、水を補給することがで
きる。また、流量調節機構36には、上記した機構に限
らず、汎用の絞り弁を用いてもよい。
て説明する。図10は、その実施の形態を示す正面図で
ある。
した積み重ね用ポールの支柱をそのまま利用したもので
ある。そしてこの形態では、同植木鉢21を三段積み重
ねるとともに、下段に位置する植木鉢21の下端部に、
脚部材23を接続した構成となっている。この脚部材2
3は、図3に示した脚部において、底盤部に取り付けら
れた柱状部の高さをより高く、かつ、底盤部の底面積を
より大きくしてなる部材である。また、下段に位置する
植木鉢21の下部には、ミラー24が取り付けられてお
り、これにより太陽光等を反射して上方の植物を照射す
るようになっている。また、上段および中段に位置する
植木鉢21,21の中貫通孔には、棒25,25が、挿
通状態で設けられている。
を、少なくともその上端部を露出させた状態で地中に埋
設することで、その上端部に接続される植木鉢21を、
安定した状態で支持することができる。また、ミラー2
4は、植木鉢21に対する角度を調節できるようになっ
ており、これにより、的確に上方の植物を照らすことが
でき、室内であっても光合成を確実に行わせることがで
きる。また、棒25,25に、植物のつるを巻き付けさ
せることで、つるを出す植物を栽培することが可能とな
り、そのつるに実を成らせれば、狭い敷地上で多くの収
穫を得ることができる。また、この実施の形態において
は、図4に示した載置部がないため、上段の植木鉢21
の上端開口部26から植物を突出させることができる。
は、図4(b)に示した構造と同じである。また、上段
の植木鉢21への水や肥料の供給は、図7(b)に示す
ように、給水用器具18を、植木鉢の上端開口部から挿
入することで行ってもよい。
ついて説明する。図11は、その実施の形態を示す図
で、(a)は、斜め上方から見た要部斜視図、(b)
は、(a)のA−A断面図である。なお、この図では、
小植木鉢27が固定される大貫通孔以外の貫通孔は、簡
単のために省略している。
に、別途、小植木鉢27が取り付けられている。この小
植木鉢27は、下端部に底板部28aを有し、かつ、側
壁の一部が植木鉢21の表面に沿うような形状に形成さ
れた筒状本体28と、この筒状本体28の下部側面から
外側に突出する筒状突出部29と、筒状本体28の上端
および下端からそれぞれ上向き、下向きに延出する板状
固定部30a,30bとで構成されている。
出部29が、植木鉢21の大貫通孔に挿入された状態
で、各板状固定部30a,30bが、植木鉢21の側壁
に、ネジ留めされている。
入れた後、小植木鉢本体28内にも土を入れてその土に
植物を植えつける。この場合、植木鉢21の大開口部に
直接植物を植える場合に比して、より多くの植物を植え
ることができ、また外観的に変化を出すことができる。
なお、小植木鉢27には、上端開口部27aから水を供
給することになるが、小植木鉢内の下端付近に到達した
水は、筒状突出部29を介して植木鉢21内に流れ込
む。従って、小植木鉢内部には水が必要以上に溜まら
ず、根腐れが生じない。
形態について説明する。図12は、その実施の形態を示
す図で、(a)は、斜め上方から見た斜視図、(b)
は、(a)のB−B断面図である。なお、この図では、
小植木鉢が固定される大貫通孔以外の貫通孔は、簡単の
ために省略している。
aの形状が、楕円形でしかもその切り口が図10(b)
に示すように斜めになっており、この大貫通孔32a
に、小植木鉢31が着脱自在に差し込まれている。この
小植木鉢31は、上端部および下端部が開口した円錐状
の鉢であって、所定の角度に傾斜させてその下端部を大
開口部32aに差し込んだ状態で、上端の切り口を含む
平面が水平となるように構成されている。
入れた後、小植木鉢31内にも土を入れてその土に植物
を植えつける。この場合、水は上端開口部31aから供
給されることになるが、小植木鉢31内の下端付近に到
達した水は、下端開口部31bを介して植木鉢32内に
流れ込むため、小植木鉢31内に水が必要以上に溜まる
ことがなく、植物は根腐れしない。また、小植木鉢31
は、抜き差し自在であるため、必要に応じて植木鉢32
に対して着脱し、他の大貫通孔32aに移動することが
できる。
32の大貫通孔において、ゴム製の膜体を、簡単のため
に省略している。
形態に限ることはなく、例えば以下のように変更して実
施することができる。
柱を、単なる棒で構成してもよく、また、載置部と、支
柱と、脚部とを、一体成形してもよい。また、載置部
を、支柱を軸として放射状に伸びる複数本の腕状部材で
構成してもよい。
施の形態における部材同士の接続方式を、一方の部材に
雄ねじ、他方の部材に雌ねじを切ることによるねじ込み
方式にしてもよい。また、上方に位置する部材の下端面
に凹部を形成するとともに、下方に位置する部材の上端
部を、その凹部に嵌まり込む外周形状とした差し込み方
式にしてもよい。その他、スリーブを用いて接続する方
式としてもよい。
植木鉢は、特に三段に重ねる必要はなく、一段、二段、
あるいは三段以上であってもよい。また、脚部材のみ
を、屋外のいろいろな箇所に設置しておき、季節等に応
じて植木鉢のみを移動するようにしてもよい。また、各
段ごとに、植えつける植物の種類を変えることで、デザ
イン的に変化を持たせてもよい。
に示した実施の形態において、支柱、植木鉢、小植木鉢
の横断面の形状を、円筒形以外に、四角筒形、五角筒形
等にしてもよい。
プラスチックの他、陶器などの焼物や、その他の材質で
形成されてもよい。
用いれば、植物を植えた状態の植木鉢を、鉛直方向に上
下二段に配置することができるから、植木鉢を一個置け
る敷地上で、植木鉢二個分の植物を栽培することができ
る。また、この積み重ね用ポールを複数個用いれば、さ
らに多くの植物を栽培することができる。
形成されており、この貫通孔を通じて植木鉢内部から植
物を突出させることができるから、上端部のみが開口し
ている従来の植木鉢に比べて、より多くの植物を栽培す
ることができる。しかも、植木鉢の側面を隠蔽すること
ができるとともに、より立体的に植物を展示することが
できるから、外観上、優れた展示をすることができる。
装着しておけば、可撓性パイプ内、もしくは、タンク内
に水を入れておくだけで、適量の水が、常時、可撓性パ
イプを介して植木鉢内部に供給されるので、例えば、数
日分の水を入れておけば、数日間、水を与える手間が省
ける。また、植木鉢が深くても、その下部まで十分に水
を行き渡らせることができる。
を示す図であり、(a)は、斜め上方から見た斜視図
で、(b)は、正面図で、そして(c)は、分解正面図
である。
を表す正面図である。
形態を示す図であり、(a)は、斜め上方から見た斜視
図で、(b)は、正面図で、そして(c)は、分解正面
図である。
す図であり、(a)は、支柱の側部に形成された大開口
部付近の縦断面図で、(b)は、支柱と脚部との接続部
近傍の縦断面図である。
を表す正面図である。
り、(a)は、正面図で、(b)は、(a)の縦断面図
である。
であり、(a)は、給水用器具を支柱の中開口部から挿
入して使用する状態を表す図で、(b)は、給水用器具
を本発明の植木鉢の上端開口部から挿入して使用する状
態を表す図である。
であり、(a)は、全体構成を表す斜視図で、(b)
は、(a)の縦断面図である。
である。
す正面図である。
あり、(a)は、斜め上方から見た斜視図で、(b)
は、(a)のA−A断面図である。
す図であり、(a)は、斜め上方から見た斜視図で、
(b)は、(a)のB−B断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 植木鉢を鉛直方向に所定の間隔をあけて
二段に配置するためのポールであって、植木鉢の底面上
に載置される脚部と、この脚部の上端面から垂直上向き
に伸びる支柱と、この支柱の上端部から横方向に広が
り、かつ、植木鉢を載置するための載置部とを備えてい
ることを特徴とする植木鉢積み重ね用ポール。 - 【請求項2】 上記載置部と、支柱と、脚部とが、互い
に着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項1
に記載の植木鉢積み重ね用ポール。 - 【請求項3】 上記載置部の上端側から上記脚部の下端
側まで水を通過させるべく、上記載置部、支柱、および
脚部を貫通する孔が形成されていることを特徴とする請
求項1または2に記載の植木鉢積み重ね用ポール。 - 【請求項4】 上記支柱の側壁には、上記貫通孔内から
外部へ植物を突出させるための開口部が形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の植木鉢積み重ね用ポ
ール。 - 【請求項5】 上端面が開口している植木鉢において、
その側壁に、当該植木鉢内部から外部へ植物を突出させ
るための貫通孔が形成されていることを特徴とする植木
鉢。 - 【請求項6】 下端部が、上端開口部に嵌まり込む外面
形状を備えているか、もしくは、下端面に凹部が形成さ
れ、かつ、上端部がその凹部に嵌まり込む外面形状を備
えていることを特徴とする請求項5に記載の植木鉢。 - 【請求項7】 下端部が閉じられ、かつ、側壁の少なく
とも下端部近傍に複数の開口部が形成された可撓性パイ
プを有し、このパイプ内の上記開口部が形成された区間
には、保水材が充填され、かつ、このパイプの上端部に
は、着脱自在の蓋が取り付けられていることを特徴とす
る給水用器具。 - 【請求項8】 縦方向に貫く貫通孔を有し、この貫通孔
の内面形状が、請求項4に記載の植木鉢積み重ね用ポー
ルの支柱もしくは請求項5に記載の植木鉢の少なくとも
いずれか一方の上端部と嵌合する形状である貯水タンク
と、この貯水タンクの下端部近傍に連通しており、少な
くとも下端部近傍に複数の開口部が形成された可撓性パ
イプと、この可撓性パイプ内の水の流量を調節するため
の流量調節機構とを備えていることを特徴とする給水用
器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25656397A JPH1189688A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 植木鉢積み重ね用ポールと植木鉢およびそれに用いられる給水用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25656397A JPH1189688A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 植木鉢積み重ね用ポールと植木鉢およびそれに用いられる給水用器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189688A true JPH1189688A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17294388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25656397A Pending JPH1189688A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 植木鉢積み重ね用ポールと植木鉢およびそれに用いられる給水用器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189688A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296211A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Tajima Roofing Co Ltd | 植栽装置と給・排水基盤。 |
JP2007060981A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Haruo Fujimoto | 大気浄化、害虫捕獲、気温緩和となる緑化装置 |
JP2009065926A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Motoko Shigemori | 縦型養液栽培装置及び同装置を用いた根菜類育成方法 |
WO2016003051A1 (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 김희수 | 적층식 식물 재배 가습 장치 |
CN109392509A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-03-01 | 北京正和恒基滨水生态环境治理股份有限公司 | 适于机关单位及高档小区的空中绿化设施 |
CN109496604A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-03-22 | 潘仕高 | 一种栽培盆 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP25656397A patent/JPH1189688A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009065926A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Motoko Shigemori | 縦型養液栽培装置及び同装置を用いた根菜類育成方法 |
WO2016003051A1 (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | 김희수 | 적층식 식물 재배 가습 장치 |
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CN109496604A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-03-22 | 潘仕高 | 一种栽培盆 |
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A02 | Decision of refusal |
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