JPH1188983A - スピーカユニット - Google Patents

スピーカユニット

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Publication number
JPH1188983A
JPH1188983A JP25022897A JP25022897A JPH1188983A JP H1188983 A JPH1188983 A JP H1188983A JP 25022897 A JP25022897 A JP 25022897A JP 25022897 A JP25022897 A JP 25022897A JP H1188983 A JPH1188983 A JP H1188983A
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JP
Japan
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edge
cross
diaphragm
section
speaker unit
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Pending
Application number
JP25022897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Tanaka
祥司 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容積キャビネットにおいても大音圧低域再
生を実現することを目的とする。 【解決手段】 振動板5と、弾性材をロール状に成型し
たエッジ6と、フレーム4とを備え、エッジ6の少なく
とも頂部の断面形状を略円弧状とし、エッジ断面の外側
のロール立ち上がり部の幅をW1、エッジ断面の内側の
ロール立ち上がり部の幅をW2、エッジ断面の全高を
H、エッジ断面の内側の円弧長をL、振動板の最大振幅
をXとした時に0.55×W1≦H≦1.5×W1,
1.07×(X2+W220.5≦L≦2.9×(X2+W
20.5なる条件を満たすことにより、振動板5が大振
幅をしてもエッジ6が偏平にならずロール形状を保つの
で、キャビネット内部音圧によって生じるエッジの降伏
変形が発生せず、小容積キャビネットでも大音圧低域再
生を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低域再生能率と中
高域の周波数特性を損なうことなく、大音圧時での低域
の異常音を防止したスピーカユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル化に伴うAV機器の高音
質化、小型化に対応するため、小内容積でありながら低
域再生能力を高めたスピーカシステム、またはサブウー
ハなどが望まれてきている。特に小型キャビネットであ
りながら低域を大音圧で再生できることが必要とされて
きており、小型化の時代潮流はとどまるところがない。
【0003】また、近年は大出力アンプが比較的容易に
実現できるようになってはきたものの、低域でできるだ
け高い能率(出力音圧レベル)を得ることは依然として
必要とされている。なぜならばアンプの大出力化は、再
生装置のトータルコストを上げることになり、また昨今
の省エネルギーや環境保護の流れにそぐわないからであ
る。
【0004】また、低音用とは言え、スピーカユニット
の中高域の周波数特性が良好であることも必要とされ
る。なぜならば中高域のピークなどの特性の乱れは、こ
れを対策するためにネットワークの著しいコストアップ
を招いたり、またそれを行ったとしても高音質ソースを
再生するには不十分なことが多いからである。
【0005】このためにスピーカユニットは、低域で振
動板が容易に大振幅ができるようにロール状のエッジが
広く用いられており、またエッジの幅が大きすぎると中
高域の周波数特性の乱れを生じるため、エッジの幅はあ
まり大きくはしていない。このようなスピーカユニット
については文献を参照するまでもなく広く知られている
が、以下にこのような従来の最も一般的なスピーカユニ
ットついて、図面を参照しながら説明する。図7は従来
のスピーカユニットの構造断面図である。
【0006】図7に示すように、界磁部51とボイスコ
イル52で磁気回路が構成され、界磁部51にフレーム
54が取り付けられている。ボイスコイル52はフレー
ム54に外周部が固定されたダンパ53により支持され
ている。ボイスコイル52には振動板55が取り付けら
れている。振動板55にはエッジ56が取り付けられて
おり、エッジ56の外周部はフレーム54に固定されて
いる。
【0007】振動板55が大振幅できるように界磁部5
1は深いものとなっており、ダンパ53から界磁部51
までの距離も大きく取ってある。そしてエッジ56は断
面形状が半円であり幅の大きなものとなっている。また
エッジ56は振動板55が柔軟に且つロスなく動くよう
に、発泡ウレタンなどのような柔らかく且つ機械抵抗の
小さな材質でできている。上記構成により振動板55が
スムーズに大振幅をすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、小容積のキャビネットにおいて大音圧で低
域を再生しようとしてもエッジがすさまじい異常音を発
生してしまうので、小容積キャビネットでは大音圧の低
域再生ができないという問題点があった。また、これを
防ごうとすると、低域の再生能率(出力音圧レベル)が
著しく低下したり、中高域の周波数特性が悪化するとい
う問題点があった。これは従来認識されていない新しい
タイプの問題点であるので、以下詳しく説明する。
【0009】これは小容積のキャビネットを用いる場合
に特有の問題点である。つまり従来のスピーカユニット
でも、キャビネット内容積が従来のようにある程度とれ
る場合には、大振幅をしてもエッジからすさまじい異常
音が出ることはない。
【0010】出たとしてもせいぜいエッジが突っ張る時
に出るクリッピング音、いわゆる突っ張り音であり、
「ボコボコ」「ポコンポコン」というような音である。
ところが小容積キャビネットにおいて発生するそのエッ
ジ異常音は、「バリバリ」「バチバチ」「パンパン」と
いうようなすさまじい音である。
【0011】以下この問題点について、図面を参照しな
がら説明する。図8は、従来のスピーカユニットが単体
で動作させた場合の、またはある程度の内容積のキャビ
ネットに収納して動作させた場合の、振動板大振幅時の
エッジの断面形状変化を示すエッジ部の拡大断面図であ
る。
【0012】図8の図中点線に示すように、振動板65
が大振幅をするとこれに従ってエッジ66が変形して偏
平な断面形状になってしまう。さらに図9は、この従来
のスピーカユニットを小内容積のキャビネットに収納し
て動作させた場合の、振動板大振幅時のエッジの断面形
状変化を示すエッジ部の拡大断面図である。
【0013】振動板75が大振幅をしてエッジ76が偏
平な断面形状になると、キャビネット内部圧力と大気圧
との差圧のために、図9の図中点線に示すようにエッジ
76が降伏変形を発生する。つまり振動板75が前に出
た時にはキャビネット内部の空気の圧力は大気圧よりも
低くなり、振動板75が後ろに入った時にはキャビネッ
ト内部の空気の圧力は大気圧よりも高くなる。キャビネ
ット内容積が小さくなるとこの差圧が非常に高くなるの
で、偏平な断面形状になったエッジ76はこれに耐えき
れずに降伏変形するわけである。
【0014】特に図9において振動板75が前に出た時
には、エッジ76の変形は図中点線に示すように、降伏
変形の極端な形態つまり反転に至ってしまう。この様子
は今回、エッジの振動姿態をストロボスコープで観察し
て確認することができたものである。
【0015】プラスチック洗面器や紙皿などの僅かに凸
面になっている底面を指で押すと、これが反転して凹面
になる時に「ペコッ」という大きな音が出ることは、よ
く経験するところである。
【0016】エッジが反転する時にもこれと同様のこと
が起こるわけである。エッジの材質は固くないので一見
大きな音が出るようには思えないが、この反転が1秒間
に数十回という低域周波数の周期で繰り返されるので、
および反転の振動が振動板に伝わるので、非常に大きな
異常音が出るのである。
【0017】以上の理由でエッジの異常音が発生するわ
けであるが、従来の半円のエッジ断面形状のままでは、
エッジの異常音を出なくしようとすると数々の犠牲を伴
うことになる。
【0018】例えば、エッジのロール半径をもっと大き
くすれば、大振幅時にもエッジ断面形状が偏平になるこ
とはない。しかしこうするとエッジの輻射面積が大きく
なるので、中高域でのエッジの共振レベルが高くなって
中高域の周波数特性を悪化させる。
【0019】また、実効振動面積が小さくなるので能率
が低下することになるし、同じ音圧を出すためには一層
振幅を増やさなければならなくなる。またエッジの投影
面積が増えるのでキャビネット内部圧力と大気圧との差
圧に対抗するためには、エッジの材質を厚くしなければ
ならない。このためにかえってエッジのスティフネスと
機械抵抗が大きくなり、最低共振周波数の上昇とロスの
増加を招いて低域の能率が著しく低下することにもな
る。
【0020】なお、従来のロールエッジの断面形状はほ
とんどすべてが半円であるが、断面形状が半円でないも
のも僅かに提案されている。しかしそれらとて、キャビ
ネット内部圧力と大気圧との差圧やエッジの降伏変形、
反転については全く考慮していない。そのため、これの
対策と高い低域再生能率および中高域の良好な周波数特
性を両立することができない。
【0021】その一例として図10を参照しながら、実
公昭55−12554号公報に提案されている従来のス
ピーカユニットについて説明する。図10にそのエッジ
付近の拡大断面図を示す。
【0022】図10において、断面形状が略U字型をし
たエッジ86は、その端部がフレーム84の表面と振動
板85の表面外周部に取り付けられている。そしてエッ
ジ86の側面部が、フレーム84の内周側面部と、振動
板85に設けられた外周側面部に当接するように構成さ
れている。これにより、振動板85の振幅に対してエッ
ジ86がいわゆるキャタピラ運動を行う。
【0023】この構成によれば振動板85が大振幅をし
てもエッジ86は偏平にならないので、小容積キャビネ
ットに本スピーカユニットを収納してもエッジの降伏変
形、反転は起こらないように一見思われる。しかし実際
にはエッジ86の側面部がフレーム84の内周側面部と
振動板85の外周側面部に少しでも接触すると、スティ
フネスと機械抵抗が著しく大きくなり振動板85がスム
ーズに振幅できなくなるばかりでなく、エッジ86の側
面部から接触音やノイズが発生することになる。
【0024】このため、エッジ86の側面部がフレーム
84の内周側面部と振動板85の外周側面部に当接する
と述べられているものの、実際には僅かな隙間を設ける
ことが避けられない。従ってキャビネット内部圧力と大
気圧との差圧はこの隙間から入ってエッジ86の側面部
にも加わることとなり、このまっすぐな側面部は長いス
パンをもっているので、側面部が降伏変形を発生するこ
とになる。またそればかりでなく非常に縦長な断面形状
をしているために、振動板に加わる等価質量が大きく中
高域の周波数特性の悪化を招く。
【0025】以上説明したように従来のスピーカユニッ
トではエッジの降伏変形、反転による異常音が発生する
ので、低域再生能率と中高域の周波数特性を損なうこと
なく、小内容積キャビネットでの大音圧低域再生を実現
することができなかった。
【0026】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低域再生能率と中高音域の周波数特性を損なうこと
なく、エッジの降伏変形、反転の異常音を防止して小内
容積キャビネットでの大音圧低域再生を実現するスピー
カユニットを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のスピーカユニットは、振動板と、振動板の外
周部に取り付けられた弾性材をロール状に成型したエッ
ジと、エッジ外周部を固定するフレームとを備え、エッ
ジの少なくとも頂部の断面形状が略円弧状であるととも
に、エッジ断面の外側のロール立ち上がり部の幅をW
1、エッジ断面の内側のロール立ち上がり部の幅をW
2、エッジ断面の全高をH、エッジ断面の内側の円弧長
をL、振動板の最大振幅をXとした時に、0.55×W
1≦H≦1.5×W1および1.07×(X2+W22
0.5≦L≦2.9×(X2+W220.5なる条件を満たし
たものである。
【0028】この構成により、振動板が大振幅をしても
エッジ断面形状が偏平にならずロール形状を保つ。且つ
エッジ側面部が長すぎないことから、小内容積キャビネ
ットにおいても、キャビネット内部圧力と大気圧との差
圧によるエッジの降伏変形、反転が起こらず、エッジの
異常音が発生しない。従って小容積キャビネットでも大
音圧低域再生を行うことができ、またエッジの幅と厚み
を大きくする必要がないので、低域再生能率と中高域の
周波数特性を損なうこともない。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、振動板
と、前記振動板の外周部に取り付けられた弾性材をロー
ル状に成型したエッジと、前記エッジ外周部を固定する
フレームとを備え、前記エッジの少なくとも頂部の断面
形状が略円弧状であるとともに、エッジ断面の外側のロ
ール立ち上がり部の幅をW1、エッジ断面の内側のロー
ル立ち上がり部の幅をW2、エッジ断面の全高をH、エ
ッジ断面の内側の円弧長をL、振動板の最大振幅をXと
した時に、0.55×W1≦H≦1.5×W1および
1.07×(X2+W220.5≦L≦2.9×(X2+W
20.5なる条件を満たしたものであり、低域再生能率
と中高域の周波数特性を損なうことなく小容積キャビネ
ットでも大音圧低域再生を行うことができる。
【0030】また、本発明の第2の発明は、エッジの断
面形状を楕円の一部としたものであり、第1の発明の作
用に加えて、エッジの成型が容易で量産性を向上させる
ことができる。
【0031】また、本発明の第3の発明は、エッジの最
大幅をW3とした時に、W1<W3としたものであり、
第1の発明の作用に加えて能率を向上させることができ
る。
【0032】また、本発明の第4の発明は、エッジをダ
ウンロールとし、エッジのW2の開口部と開口部の奥の
空間とによって生じる音波吸収の周波数と音波打ち消し
の周波数のいずれかまたは両方を、振動板のピーク周波
数付近に設定したものであり、第1の発明の作用に加え
て中高域の特性改善を図ることができる。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるス
ピーカユニットの構造断面図である。図1において、1
は界磁部であり、マグネットサイズは外径60mm×内
径32mm×厚み14mmである。2はボイスコイルで
あり公称口径25mmの高耐入力タイプである。3はダ
ンパであり材質は綿布にフェノールを含浸したものであ
る。ボイスコイル2の底部と界磁部1との当たり寸法は
13mm、ダンパ3の裏面部と界磁部1との当たり寸法
は12.5mmである。
【0034】4はフレームであり、口径14cmの鉄板
フレームである。5は振動板であり直径が100mmで
材質が厚み0.5mmの紙のコーン、および直径が40
mmで材質が厚み0.4mmの紙のセンタキャップであ
る。6はエッジであり、材質は厚み1mmの発泡ウレタ
ンで、原反厚み12mm程度の発泡ウレタンを加熱成型
したものである。
【0035】本実施の形態ではエッジ6の断面形状は、
頂部が外半径5mmの半円、断面の外側のロール立ち上
がり部の幅W1が10mm、断面の全高Hが8mmであ
り、半径5mmの半円と3mmの垂直部が結合された形
となっている。また、断面の内側のロール立ち上がり部
の幅W2が8mm、断面の内側の円弧長Lが18.6m
mである。つまりH=0.8×W1の関係になってい
る。
【0036】この口径14cmのスピーカユニットの実
効振動半径は55mm、実効振動質量は16g、最低共
振周波数は35Hzであり、内容積が僅か4.8リット
ルという小容積の密閉型キャビネットに収納される。キ
ャビネットに収納された状態での最低共振周波数は約7
0Hzである。従来はこの口径に対しては10〜15リ
ットル程度以上のキャビネット内容積が普通である。そ
して最大出力50Wのアンプで駆動され、この時の振動
板5の最大振幅は±10mmである。
【0037】以上のように構成された本実施の形態のス
ピーカユニットについて、以下その作用と効果を図1、
図2、図3を参照しながら説明する。図2は、本実施の
形態のスピーカユニットの振動板大振幅時のエッジの断
面形状変化を示す、エッジ部の拡大断面図である。
【0038】つまり図2のフレーム14、振動板15、
エッジ16は図1で説明したものと同じである。図2に
おいて振動板15が最大振幅Xだけ変位した時のエッジ
16の断面形状を点線で示しており、X=10mmであ
る。図1と同じくW2は8mm、Lは18.6mmであ
る。またフレーム14の内周端部とエッジ16の内側立
ち上がり部を結ぶ図中の一点鎖線の長さは(X2+W
20.5であり、12.8mmである。つまりL=1.
45×(X2+W220.5の関係になっている。そして
最大振幅時においてもエッジ16の断面形状が偏平にな
らずロール形状を保っている。
【0039】このW1、H、W2、L、Xの関係とエッ
ジの断面形状について以下説明する。エッジの幅を広げ
ずに大振幅時にもエッジ断面形状がロール形状を保つよ
うにするには、頂部が偏平でないことと、エッジ断面形
状がいわゆる縦長であることつまり、最低限H>0.5
×W1であることが必要である。しかし極端に縦長にな
ると、エッジ側面部が長くなりすぎてここが降伏変形、
反転を起こし始めるばかりでなく、エッジの等価質量も
増加するので中高域の周波数特性の悪化を招く。従って
HはW1に対してある程度の比率以内にあることも必要
である。
【0040】試作実験やストロボスコープでの観察を行
ったところ、エッジ頂部の形状は略円弧状が最適である
ことが分かった。そしてまた、W1とHの関係とその効
果について図3に示すような概略関係が得られた。図3
において、Pは本発明のエッジが降伏変形を起こさない
キャビネット内部圧力と大気圧との差圧の限界最大値、
P0は従来の半円断面形状のエッジが降伏変形を起こさ
ないキャビネット内部圧力と大気圧との差圧の限界最大
値である。これより従来よりも有為差ある効果(量産に
よるばらつきなどを考慮してP/P0 が1.1倍程度以
上)を発揮するためにはW1とHについて、0.55×
W1≦H≦1.5×W1の条件を満たすことが必要であ
る。
【0041】もうひとつには、最大振幅した場合でもエ
ッジが突っ張って偏平にならないことが必要である。つ
まり最低限、L>(X2+W220.5でなければならな
い。しかし、Lが長すぎるとエッジの幅と厚みを大きく
せざるを得なくなるので、またエッジの等価質量が増加
するので、能率の低下や中高域の周波数特性の悪化を招
くことになる。従ってLは(X2+W220.5に対して
ある程度の比率以内にあることも必要である。
【0042】これについても、同様に試作実験や有限要
素法コンピュータシミュレーションなどの結果、1.0
7×(X2+W220.5≦L≦2.9×(X2+W22
0.5の条件を満たすことが必要であることが分かった。
【0043】本実施の形態ではエッジの頂部が半円形で
あり、且つ上記2つの条件を満たしている。このため、
振動板が大振幅をしてもエッジ断面形状が偏平にならず
ロール形状を保つ。且つエッジ側面部が長すぎないこと
から、小内容積キャビネットにおいても、キャビネット
内部圧力と大気圧との差圧によるエッジの降伏変形、反
転が起こらず、エッジの異常音が発生しない。従って小
容積キャビネットでも大音圧低域再生を行うことができ
る。またエッジの幅と厚みを大きくする必要がないの
で、低域再生能率と中高域の周波数特性を損なうことも
ない。
【0044】本実施の形態と界磁部、ボイスコイル、ダ
ンパ、フレームが全く同じ、振動板も直径が98mmで
ほぼ同じ、実効振動質量や最低共振周波数もほぼ同じ、
エッジ厚みと材質は同じだがエッジの断面形状は半径
5.5mmの半円形である従来のスピーカユニットを、
同じく内容積4.8リットルのキャビネットに収納した
場合、振幅±6.5mmを越えるとエッジの降伏変形、
反転の異常音を発生していた。この時のキャビネット内
部圧力と大気圧との差圧は約0.017パスカル(17
00N/m2)である。
【0045】ところが本実施の形態では、キャビネット
内部圧力と大気圧との差圧が約0.026パスカル(2
600N/m2)までエッジの降伏変形、反転が発生し
なかった。その結果、振幅±10mmまで異常音なく低
域再生を行うことができ、低域再生能率と中高域の周波
数特性を損なうことなく従来よりも約4dBほど高い低
域最大音圧を実現することができた。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、小内
容積キャビネットにおいて振動板が大振幅をしてもエッ
ジ断面形状がロール形状を保つので、キャビネット内部
圧力と大気圧との差圧によるエッジの降伏変形、反転が
起こらず、エッジの異常音が発生しない。従って小容積
キャビネットでも大音圧低域再生することができ、また
エッジの幅と厚みを大きくする必要がないので、低域再
生能率と中高域の周波数特性を損なうこともない。
【0047】なお、本実施の形態では、エッジをアップ
ロールとしたが、これをダウンロールとしても構わない
ことは言うまでもない。
【0048】また、本実施の形態では、エッジ断面形状
を半円部分と垂直部分を結合したものとしたが、側面が
垂直ではなく若干の傾きを有していても構わない。また
頂部断面形状がサインカーブの頂上付近の形状などであ
っても構わない。
【0049】また、本実施の形態ではエッジのロール立
ち上がり部の鉛直方向位置が同じ高さとしたが、例えば
フレーム取り付け面の側の方が少し高くなっている等、
極端でなければ高さが違っても構わない。この場合のH
はフレーム取り付け面からエッジ頂部までの高さと、振
動板側つまりエッジ内周側の立ち上がり部からエッジ頂
部までの高さとの平均とすればよい。
【0050】また、本実施の形態ではスピーカユニット
を通常の動電型としたが、可動磁石型スピーカユニット
やその他の変換方式のスピーカユニットとすることもで
きる。
【0051】また、本実施の形態ではエッジを振動板の
裏側に取り付けたが、振動板の表側に取り付けても構わ
ない。またエッジとフレームとの間に矢紙などのスペー
サを取り付けても構わない。
【0052】また、本実施の形態ではエッジの厚みを一
定としたが、例えば頂部を少し厚くする等、若干の厚み
の変化を設けても構わない。また材質は発泡ウレタン以
外に、ゴム、発泡ゴム、エラストマ、ゴムコーティング
した布、軟質プラスティックなどであってももちろん構
わない。
【0053】また、本実施の形態ではエッジは軸対称で
ありどの回転方向をとってもエッジ断面形状は同じであ
るが、これが若干非軸対称となっていても構わない。こ
の場合はエッジ断面形状を回転方向角度で加重平均した
ものを考えればよい。
【0054】また、本実施の形態ではフレームの内周端
部とエッジのロール立ち上がり部が一致しているが、エ
ッジのロール立ち上がり部がフレーム内周端部より若干
オーバーハングしていても、またはその逆であっても構
わない。振動板側についても同様のことが言える。
【0055】また、本実施の形態では最大振幅をアンプ
の最大出力時のものとしたが、最大振幅をアンプの出力
とは関係なく、ダンパのストローク、ボイスコイルと界
磁部の当たり寸法やダンパと界磁部の当たり寸法などと
して設計しても、もちろん構わない。また最大振幅を、
磁気回路の駆動力歪やダンパの非直線性歪など顕著とな
らない値付近として設計しても構わない。
【0056】その他、本発明は上記説明した例に限定さ
れるものでないことは、言うまでもない。
【0057】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2によるスピーカユニットの構造断面図である。図4
において、界磁部21、ボイスコイル22、ダンパ2
3、フレーム24は実施の形態1と同一、また振動板2
5もほぼ同じなので、これらの説明は省略する。
【0058】本実施の形態のスピーカユニットの実効振
動半径は54mm、実効振動質量は16g、最低共振周
波数は30Hzであり、実施の形態1と同様に内容積が
僅か4.8リットルという小容積の密閉型キャビネット
に収納される。そして最大出力40Wのアンプで駆動さ
れ、この時の振動板25の最大振幅は±9.5mm、つ
まりX=9.5mmである。
【0059】本実施の形態では、エッジ26の断面形状
が楕円の一部となっている。エッジ26の材質は厚み1
mmの発泡ウレタンで、原反厚み14mm程度の発泡ウ
レタンを加熱成型したものである。そしてエッジ26の
断面形状は外側が、長径が16mm、短径が11mmの
楕円の上半分であり、内側が長径が14mm、短径が9
mmの楕円の上半分である。
【0060】つまり断面の外側のロール立ち上がり部の
幅W1が11mm、断面の全高Hが8mm、断面の内側
のロール立ち上がり部の幅W2が9mm、断面の内側の
円弧長Lは18.4mmである。このためH=0.73
×W1の関係になっている。
【0061】また(X2+W220.5=13.1mmで
あり、L=1.4×(X2+W220 .5の関係になって
いる。
【0062】従って本実施の形態のエッジは、頂部の形
状が略円弧状になっており、0.55×W1≦H≦1.
5×W1および1.07×(X2+W220.5≦L≦
2.9×(X2+W220.5の2つの条件を満たすの
で、実施の形態1のところで説明したのと全く同じ作
用、効果が得られる。具体的には振幅±9.5mmまで
異常音なく低域再生を行うことができ、低域再生能率と
中高域の周波数特性を損なうことなく従来よりも約3.
5dBほど高い低域最大音圧を実現することができた。
【0063】さらに本実施の形態ではエッジの断面形状
を楕円の一部としたので、エッジ断面の側面部が勾配を
もち垂直部がないので、エッジの成型が容易で量産性に
優れたスピーカユニットを実現できる。
【0064】なお本実施の形態では、エッジ断面形状を
楕円の半分としたが、楕円の1/3や1/4などの任意
の割合とすることもできる。
【0065】その他、本発明は、実施の形態1のところ
で説明したのと同様に、上記説明した例に限定されるも
のでないことは言うまでもない。
【0066】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3によるスピーカユニットの構造断面図である。図5
において、界磁部31、ボイスコイル32、ダンパ3
3、フレーム34は第1の実施の形態と同一、また振動
板35もほぼ同じなので、これらの説明は省略する。
【0067】本実施の形態のスピーカユニットの実効振
動半径は57.3mm、実効振動質量は16.2g、最
低共振周波数は28Hzであり、実施の形態1と同様に
内容積が僅か4.8リットルという小容積の密閉型キャ
ビネットに収納される。そして最大出力65Wのアンプ
で駆動され、この時の振動板35の最大振幅は±10.
5mm、つまりX=10.5mmである。
【0068】本実施の形態ではエッジ36の断面形状
が、外側が直径9.5mmの円のほぼ2/3、内側が直
径8mmの円の3/4となっている。エッジ36の材質
は厚み0.75mmの発泡ゴムで、水平方向にパーティ
ングを有する成型金型(いわゆる割り型)の中で加熱発
泡させたものである。
【0069】断面の外側のロール立ち上がり部の幅W1
は7.7mm、断面の全高Hは7.6mm、断面の内側
のロール立ち上がり部の幅W2は5.6mm、断面の内
側の円弧長Lは18.8mmである。
【0070】このためH=0.99×W1の関係になっ
ている。また(X2+W220.5=11.9mmであ
り、L=1.6×(X2+W220.5の関係になってい
る。従って本実施の形態のエッジは、頂部の形状が当然
ながら円弧となっており、且つ0.55×W1≦H≦
1.5×W1、1.07×(X2+W220.5≦L≦
2.9×(X2+W220.5の2つの条件を満たすの
で、実施の形態1のところで説明したのと全く同じ作
用、効果が得られる。具体的には振幅±10.5mmま
で異常音なく低域再生を行うことができ、低域再生能率
と中高域の周波数特性を損なうことなく従来よりも5d
Bほど高い低域最大音圧を実現することができた。
【0071】さらに本実施の形態ではエッジ36の最大
幅W3が9.5mmであり、W1<W3としている。こ
れによりLを短くすることなくW1またはW2を小さく
することができるので、同じフレームを用いながら実効
振動半径を大きくすることができる。従って、従来より
も能率を向上させたスピーカユニットを実現することが
できる。本実施の形態では、従来のスピーカユニットよ
りも約1dBほど能率を向上させることができた。
【0072】なお、本実施の形態では、エッジ断面形状
を円の一部としたが、これが楕円やその他の形状であっ
ても構わないことは言うまでもない。
【0073】その他、本発明は、実施の形態1のところ
で説明したのと同様に、上記説明した例に限定されるも
のでないことは言うまでもない。
【0074】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4によるスピーカユニットの構造断面図である。図6
において、界磁部41、ボイスコイル42、ダンパ4
3、フレーム44は実施の形態1と同一、また振動板4
5もほぼ同じなので、これらの説明は省略する。
【0075】本実施の形態のスピーカユニットの実効振
動半径は54mm、実効振動質量は16g、最低共振周
波数は30Hzであり、実施の形態1と同様に内容積が
僅か4.8リットルという小容積の密閉型キャビネット
に収納される。そして最大出力60Wのアンプで駆動さ
れ、この時の振動板45の最大振幅は±10.9mm、
つまりX=10.9mmである。
【0076】本実施の形態ではエッジ46はダウンロー
ルエッジとなっており、断面形状が外側が直径8.5m
mの円のほぼ3/4、内側が直径7mmの円の5/6と
なっている。エッジ46の材質は厚み0.75mmの発
泡ゴムで、水平方向にパーティングを有する成型金型
(いわゆる割り型)の中で加熱発泡させたものである。
【0077】断面の外側のロール立ち上がり部の幅W1
は6.5mm、断面の全高Hは7.5mm、断面の内側
のロール立ち上がり部の幅W2は3.5mm、断面の内
側の円弧長Lは18.3mmである。
【0078】このためH=1.15×W1の関係になっ
ている。また(X2+W220.5=11.4mmであ
り、L=1.61×(X2+W220.5の関係になって
いる。従って本実施の形態のエッジは、頂部の形状が当
然ながら円弧となっており、且つ、0.55×W1≦H
≦1.5×W1、1.07×(X2+W220.5≦L≦
2.9×(X2+W220.5の2つの条件を満たすの
で、実施の形態1のところで説明したのと全く同じ作
用、効果が得られる。具体的には振幅±10.9mmま
で異常音なく低域再生を行うことができ、低域再生能率
と中高域の周波数特性を損なうことなく従来よりも4d
B強ほど高い低域最大音圧を実現することができた。
【0079】さらに、本実施の形態ではエッジ46をダ
ウンロールとし、エッジ46のW2の開口部と開口部の
奥の空間とによって吸収が起こるので、この共振周波数
を振動板45のピーク周波数付近に設定することによっ
て、中高域の特性改善を行うことができる。
【0080】この共振は2つ存在する。一つはエッジの
W2の開口部を首とし、開口部の奥の空間をキャビティ
とするヘルムホルツレゾネータによる吸収で、本実施の
形態では約3.5kHzである。もう一つはW2の開口
部の半径が半波長となる周波数での反射打ち消しであ
り、振動板からの直接波と、振動板から出た音波がW2
の開口部で反射した反射波とが打ち消し合うものであ
る。これは本実施の形態では約3kHzである。
【0081】これにより本実施の形態では、振動板45
の高域共振周波数の3〜3.5kHz付近のピークを約
2dB低減することができた。
【0082】なお、本実施の形態では、W2とW3の比
率をかなり大きくしたが、これを減ずればヘルムホルツ
レゾネータによる吸収は起こりにくくなる。しかし反射
打ち消しの作用は極端には弱くならない。このことを念
頭に置いて所望の特性になるよう適宜W2とW3の比率
を設計すればよい。
【0083】なお、本実施の形態では、エッジ断面形状
を円の一部としたが、これが楕円やその他の形状であっ
ても構わないことは言うまでもない。
【0084】その他、本発明は、実施の形態1のところ
で説明したのと同様に、上記説明した例に限定されるも
のでないことは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピーカユ
ニットによれば、エッジの少なくとも頂部の断面形状が
略円弧状であるとともに、エッジ断面の外側のロール立
ち上がり部の幅をW1、エッジ断面の内側のロール立ち
上がり部の幅をW2、エッジ断面の全高をH、エッジ断
面の内側の円弧長をL、振動板の最大振幅をXとした時
に、0.55×W1≦H≦1.5×W1および1.07
×(X2+W220.5≦L≦2.9×(X2+W220.5
なる条件を満たすことにより、振動板が大振幅をしても
エッジ断面形状が偏平にならずロール形状を保つ。且つ
エッジ側面部が長すぎないことから、小内容積キャビネ
ットにおいても、キャビネット内部圧力と大気圧との差
圧によるエッジの降伏変形、反転が起こらず、エッジの
異常音が発生しない。従って、小容積キャビネットでも
大音圧低域再生を行うことができ、またエッジの幅と厚
みを大きくする必要がないので、低域再生能率と中高域
の周波数特性を損なうこともない。
【0086】また、エッジの断面形状を楕円の一部とす
ることにより、エッジ断面の側面部が勾配をもち垂直部
がないので、エッジの成型が容易で量産性を向上するこ
とができる。
【0087】また、エッジの最大幅W3をW1<W3と
することにより、Lを短くすることなくW1またはW2
を小さくすることができるので、同じフレームを用いな
がら実効振動半径を大きくすることができる。従って、
従来よりも能率を向上することができる。
【0088】さらに、エッジをダウンロールとすること
により、エッジのW2の開口部と開口部の奥の空間とに
よって音波の吸収や打ち消しが起こるので、この周波数
を振動板のピーク周波数付近に設定することによって、
中高域の特性改善を行うことができる。
【0089】以上のように本発明は極めて大きな実用的
価値をもつものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスピーカユニッ
トの構造断面図
【図2】同スピーカユニットのエッジ部の拡大断面図
【図3】同スピーカユニットのエッジの効果を示す関係
【図4】本発明の実施の形態2におけるスピーカユニッ
トの構造断面図
【図5】同実施の形態3におけるスピーカユニットの構
造断面図
【図6】同実施の形態4におけるスピーカユニットの構
造断面図
【図7】従来のスピーカユニットの構造断面図
【図8】従来のスピーカユニットのエッジ部の拡大断面
【図9】従来のスピーカユニットのエッジ部の拡大断面
【図10】従来のスピーカユニットのエッジ部の拡大断
面図
【符号の説明】
1 界磁部 2 ボイスコイル 3 ダンパ 4 フレーム 5 振動板 6 エッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、前記振動板の外周部に取り付
    けられた弾性材をロール状に成型したエッジと、前記エ
    ッジ外周部を固定するフレームとを備え、前記エッジの
    少なくとも頂部の断面形状が略円弧状であるとともに、
    エッジ断面の外側のロール立ち上がり部の幅をW1、エ
    ッジ断面の内側のロール立ち上がり部の幅をW2、エッ
    ジ断面の全高をH、エッジ断面の内側の円弧長をL、振
    動板の最大振幅をXとした時に、0.55×W1≦H≦
    1.5×W1および1.07×(X2+W220.5≦L
    ≦2.9×(X2+W220.5なる条件を満たすことを
    特徴とするスピーカユニット。
  2. 【請求項2】 エッジの断面形状が楕円の一部であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のスピーカユニット。
  3. 【請求項3】 エッジの最大幅をW3とした時に、W1
    <W3としたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ
    ユニット。
  4. 【請求項4】 エッジをダウンロールとし、前記エッジ
    の開口部とその開口部の奥の空間とによって生じる音波
    吸収の周波数と音波打ち消しの周波数のいずれかまたは
    両方を、振動板のピーク周波数付近に設定したことを特
    徴とする請求項3記載のスピーカユニット。
JP25022897A 1997-09-16 1997-09-16 スピーカユニット Pending JPH1188983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006080819A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
JP2006319595A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Audio Technica Corp リボンマイクロホンの製造方法
JP2006339816A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Pioneer Electronic Corp スピーカ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006080819A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
JP2006319595A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Audio Technica Corp リボンマイクロホンの製造方法
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