JPH1188935A - 事業所内ナビゲーションシステム - Google Patents
事業所内ナビゲーションシステムInfo
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- JPH1188935A JPH1188935A JP9246467A JP24646797A JPH1188935A JP H1188935 A JPH1188935 A JP H1188935A JP 9246467 A JP9246467 A JP 9246467A JP 24646797 A JP24646797 A JP 24646797A JP H1188935 A JPH1188935 A JP H1188935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication device
- portable communication
- equipment
- host computer
- navigation system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、原子力発電プラントなどの大規模な
事業所において、事業所内を移動する作業者あるいは作
業者を監督する管理者に対し、有用なガイダンスを提供
する情報システムに関する。 【解決手段】携帯式通信装置１には画像表示の機能があ
り、配置情報を表示できる。携帯式通信装置のユーザ
は、必要に応じてホストコンピュータ３と通信してデー
タを取り出し、携帯式通信装置１の出力画面上に、自分
の現在位置を表示したり、目的とする設備の位置を表示
したりできる。また、現在位置あるいは任意の位置から
目的とする設備の位置への移動ルートを検索し、表示す
ることができる。
事業所において、事業所内を移動する作業者あるいは作
業者を監督する管理者に対し、有用なガイダンスを提供
する情報システムに関する。 【解決手段】携帯式通信装置１には画像表示の機能があ
り、配置情報を表示できる。携帯式通信装置のユーザ
は、必要に応じてホストコンピュータ３と通信してデー
タを取り出し、携帯式通信装置１の出力画面上に、自分
の現在位置を表示したり、目的とする設備の位置を表示
したりできる。また、現在位置あるいは任意の位置から
目的とする設備の位置への移動ルートを検索し、表示す
ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トなどの大規模で複雑な設備を有する事業所において、
あるいは高層ビル街などの大規模な事業所群において、
事業所内あるいは事業所群を移動する作業者又はパトロ
ール者あるいは作業者を監督する管理者に対し、有用な
ガイダンスを提供する情報システムに関する。
トなどの大規模で複雑な設備を有する事業所において、
あるいは高層ビル街などの大規模な事業所群において、
事業所内あるいは事業所群を移動する作業者又はパトロ
ール者あるいは作業者を監督する管理者に対し、有用な
ガイダンスを提供する情報システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術としては、これまでにカーナビ
ゲションシステムが実用化されているが、これは道路を
走行する自動車に対する複数の人工衛星からの位置信号
（GPS信号）により地球上での位置を特定するガイダン
スシステムであり、発電所などの施設内を対象としたシ
ステムではない。道路情報を提供するカーナビゲション
システムでは、発電所などの情報提供システムの場合と
異なり、下記の特徴と制約がある。
ゲションシステムが実用化されているが、これは道路を
走行する自動車に対する複数の人工衛星からの位置信号
（GPS信号）により地球上での位置を特定するガイダン
スシステムであり、発電所などの施設内を対象としたシ
ステムではない。道路情報を提供するカーナビゲション
システムでは、発電所などの情報提供システムの場合と
異なり、下記の特徴と制約がある。
【０００３】１）人工衛星からの電波が届かないトンネ
ルや建物内では機能しない。
ルや建物内では機能しない。
【０００４】２）建物の内部に収容する各種の機械設備
・電気設備の情報を提供しない。
・電気設備の情報を提供しない。
【０００５】３）情報は、人工衛生から携帯式の通信装
置への一方向にのみ流れる。
置への一方向にのみ流れる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題を原子力発電プラントの場合を例にとり、以下
説明する。
する課題を原子力発電プラントの場合を例にとり、以下
説明する。
【０００７】原子力発電プラントは、ひじょうに多くの
機械設備，電気設備で構成する巨大システムであるとと
もに、高い安全性，信頼性が要求されるために、それら
の多数の構成要素の保守管理を確実に行う必要がある。
そのためには、設備の設置場所をまちがいなく把握し、
その場所へまちがいなく到達することが重要である。こ
れは一見単純なことのように思われるが、原子力発電プ
ラントでは次の事情により、このことが重要である。
機械設備，電気設備で構成する巨大システムであるとと
もに、高い安全性，信頼性が要求されるために、それら
の多数の構成要素の保守管理を確実に行う必要がある。
そのためには、設備の設置場所をまちがいなく把握し、
その場所へまちがいなく到達することが重要である。こ
れは一見単純なことのように思われるが、原子力発電プ
ラントでは次の事情により、このことが重要である。
【０００８】１）原子力発電プラントには高い安全性，
信頼性が要求される。
信頼性が要求される。
【０００９】２）巨大システムであるために設備の位置
を迅速かつ正確に把握するには熟練を要する。特に、原
子力発電プラントの安全設備には多重性をもたせて同種
類の設備を複数セット設置している場合があり、そのよ
うな設備の識別には注意を要する。
を迅速かつ正確に把握するには熟練を要する。特に、原
子力発電プラントの安全設備には多重性をもたせて同種
類の設備を複数セット設置している場合があり、そのよ
うな設備の識別には注意を要する。
【００１０】３）プラント内部が、しゃへい壁や安全設
備の防護壁によって複雑に仕切られているため、目的の
場所へ到達するためのルートを迅速かつ正確に把握する
には熟練を要する。
備の防護壁によって複雑に仕切られているため、目的の
場所へ到達するためのルートを迅速かつ正確に把握する
には熟練を要する。
【００１１】４）プラントの定期検査には、保守点検の
ために多数の作業者がプラント内に入るが、この中には
プラント内部の配置に詳しくない者も含まれる。
ために多数の作業者がプラント内に入るが、この中には
プラント内部の配置に詳しくない者も含まれる。
【００１２】５）プラントの定期検査を短期間で効率的
に実施する動きがあり、作業者にとって時間単位（オン
ライン）でのプラント状況把握が重要である。
に実施する動きがあり、作業者にとって時間単位（オン
ライン）でのプラント状況把握が重要である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】発電プラント内部に複数
個の固定式の位置標識通信装置２を設置し、前記の位置
標識通信装置２は建屋内の３次元座標を常時発信してお
り、携帯用通信装置１との相対位置関係で現在位置の認
識と表示を行うとともに、プラントの各種データを記憶
したコンピュータ３と相方向の情報通信することにより
各種のナビゲーション機能を作業者またはプラント管理
者に提供する。
個の固定式の位置標識通信装置２を設置し、前記の位置
標識通信装置２は建屋内の３次元座標を常時発信してお
り、携帯用通信装置１との相対位置関係で現在位置の認
識と表示を行うとともに、プラントの各種データを記憶
したコンピュータ３と相方向の情報通信することにより
各種のナビゲーション機能を作業者またはプラント管理
者に提供する。
【００１４】
【発明の実施の形態】原子力発電プラントにおける実施
例の構成を図１に示す。以下、本図に従い実施例を述べ
る。
例の構成を図１に示す。以下、本図に従い実施例を述べ
る。
【００１５】（１）システムの基本構成 プラントを構成する建物は原子炉建物６，中央制御室７
などであり、これらは連絡通路８で通じている。ナビゲ
ーションシステムは、プラント内の各所に設置した位置
標識用の通信装置２と、複数の携帯式の通信装置１，中
央制御室に設けた１台のホストコンピュータ３を備え
る。各携帯式通信装置１は、付近の位置標識用通信装置
２と無線または光通信を行うことによって、現在位置を
検知する。位置標識用の通信装置２は、中央制御室に設
けたホストコンピュータ３とケーブル４によって接続し
ており、携帯式通信装置１とホストコンピュータ３の間
の通信を中継する機能ももつ。位置標識装置用通信装置
２のいくつかは、ゲート通行管理用としてプラント内の
連絡通路８のゲート５に設ける。
などであり、これらは連絡通路８で通じている。ナビゲ
ーションシステムは、プラント内の各所に設置した位置
標識用の通信装置２と、複数の携帯式の通信装置１，中
央制御室に設けた１台のホストコンピュータ３を備え
る。各携帯式通信装置１は、付近の位置標識用通信装置
２と無線または光通信を行うことによって、現在位置を
検知する。位置標識用の通信装置２は、中央制御室に設
けたホストコンピュータ３とケーブル４によって接続し
ており、携帯式通信装置１とホストコンピュータ３の間
の通信を中継する機能ももつ。位置標識装置用通信装置
２のいくつかは、ゲート通行管理用としてプラント内の
連絡通路８のゲート５に設ける。
【００１６】携帯式通信装置１およびホストコンピュー
タ３には、プラントの建物内の部屋・通路・階段・エレ
ベータなどの建物配置データと、プラントの機械設備・
電気設備の機器配置データを格納している。機械設備と
しては、タンク，熱交換器，ポンプ，弁，配管などが、
電気設備としては、盤，ラック，計器，ケーブルなどが
機器配置データの対象となる。
タ３には、プラントの建物内の部屋・通路・階段・エレ
ベータなどの建物配置データと、プラントの機械設備・
電気設備の機器配置データを格納している。機械設備と
しては、タンク，熱交換器，ポンプ，弁，配管などが、
電気設備としては、盤，ラック，計器，ケーブルなどが
機器配置データの対象となる。
【００１７】ホストコンピュータには、建物配置デー
タ，機器配置データに加え、設備のプロセス線図デー
タ，電気系統の結線図データを記憶している。
タ，機器配置データに加え、設備のプロセス線図デー
タ，電気系統の結線図データを記憶している。
【００１８】（２）位置検知機能 事業所内に固定して設ける位置標識用の通信装置２と、
人間が携帯できる携帯式の通信装置１を設ける。
人間が携帯できる携帯式の通信装置１を設ける。
【００１９】位置標識用の通信装置２は、例えば建物の
各フロアの四隅に設置するなど、事業所内の複数の箇所
に設置し、予め設置場所の３次元座標（ｘ，ｙ，ｚ）を
設置しておき、周期的又は常時に位置座標を発信する。
携帯式の通信装置１は、複数個の位置標識用の通信装置
２と通信することによって、通信装置２の発信電波など
方向により携帯用通信装置１の現在位置を３次元で検知
し表示する機能（位置認識表示機能）を備える。
各フロアの四隅に設置するなど、事業所内の複数の箇所
に設置し、予め設置場所の３次元座標（ｘ，ｙ，ｚ）を
設置しておき、周期的又は常時に位置座標を発信する。
携帯式の通信装置１は、複数個の位置標識用の通信装置
２と通信することによって、通信装置２の発信電波など
方向により携帯用通信装置１の現在位置を３次元で検知
し表示する機能（位置認識表示機能）を備える。
【００２０】携帯式通信装置１と位置標識用通信装置２
との間の通信媒体は、電波や赤外線，光などの電磁波の
場合と、有線通信の場合がある。有線通信の場合は、位
置標識用通信装置２または事業所内の壁などに接続用端
子を設け、携帯式通信装置１をこの接続用端子に接続す
ることによって、携帯式通信装置１と位置標識用の通信
装置２とが有線接続されるよう構成する。
との間の通信媒体は、電波や赤外線，光などの電磁波の
場合と、有線通信の場合がある。有線通信の場合は、位
置標識用通信装置２または事業所内の壁などに接続用端
子を設け、携帯式通信装置１をこの接続用端子に接続す
ることによって、携帯式通信装置１と位置標識用の通信
装置２とが有線接続されるよう構成する。
【００２１】（３）携帯式通信装置の情報表示機能 携帯式の通信装置１には、事業所内での業務を遂行する
うえで有効な各種の情報を画像または音声で表し、携帯
者に情報提供する機能をもたせる。
うえで有効な各種の情報を画像または音声で表し、携帯
者に情報提供する機能をもたせる。
【００２２】情報の種類は例えば、図２に示す画面メニ
ュー（１例）で必要な情報を順に検索表示することがで
きる。
ュー（１例）で必要な情報を順に検索表示することがで
きる。
【００２３】画面メニューにより、建物配置図，機
器配置図，任意の場所への移動ルート，設備のプロ
セス線図，設備の電気系統の結線図，機器の構造図
・取扱説明図、設備の操作指示情報などを容易に選択
し、更にそれぞれの詳細情報にアクセスすることができ
る。例えば、移動ルート検索においては、更に最短ルー
ト条件つきの検索，高放射線量エリア回避条件つきのル
ート検索，火災発生エリア回避条件つきの緊急避難ルー
トの検索を行うことができる。移動ルート表示画面の例
を図３に示す。
器配置図，任意の場所への移動ルート，設備のプロ
セス線図，設備の電気系統の結線図，機器の構造図
・取扱説明図、設備の操作指示情報などを容易に選択
し、更にそれぞれの詳細情報にアクセスすることができ
る。例えば、移動ルート検索においては、更に最短ルー
ト条件つきの検索，高放射線量エリア回避条件つきのル
ート検索，火災発生エリア回避条件つきの緊急避難ルー
トの検索を行うことができる。移動ルート表示画面の例
を図３に示す。
【００２４】情報の元となるデータは、携帯式通信装置
１自身に搭載する場合と、携帯式の通信装置１にデータ
を送信するホストコンピュータ３を別に設けて提供する
場合（ホストコンピュータ・データサポート機能）とが
ある。データ量が多い場合は、必要に応じてホストコン
ピュータ３と通信して、一例として設備のプロセス線図
データ，電気系統の結線図データを取り出し、携帯式通
信装置１の出力画面上に表示し、以下に示すシミュレー
ション機能などに活用することができる。
１自身に搭載する場合と、携帯式の通信装置１にデータ
を送信するホストコンピュータ３を別に設けて提供する
場合（ホストコンピュータ・データサポート機能）とが
ある。データ量が多い場合は、必要に応じてホストコン
ピュータ３と通信して、一例として設備のプロセス線図
データ，電気系統の結線図データを取り出し、携帯式通
信装置１の出力画面上に表示し、以下に示すシミュレー
ション機能などに活用することができる。
【００２５】（４）携帯式通信装置の情報発信機能 携帯式の通信装置１には、事業所内での業務を遂行する
うえで有効な各種の情報を別の通信装置に向かって出力
する機能をもたせる。情報の種類は例えば、身分証明
情報，現在位置，設備の状態などがある。
うえで有効な各種の情報を別の通信装置に向かって出力
する機能をもたせる。情報の種類は例えば、身分証明
情報，現在位置，設備の状態などがある。
【００２６】この機能を用いると例えば、携帯式通信装
置１を事業所内のゲート５を通行する際のキーあるいは
身分証明書として自動管理ができる。即ち、これを携帯
する者は、通行許可信号を発してゲート５を開いて通行
が許可される。また、複数の携帯式通信装置１の位置に
より作業者の現在所在地を一括してモニタしたりするこ
とができる。即ち、ホストコンピュータ３は、各携帯式
通信装置１の位置を中央制御室に表示する機能をもち、
中央制御室にいながらプラント内の人員配置状況をモニ
タできる。
置１を事業所内のゲート５を通行する際のキーあるいは
身分証明書として自動管理ができる。即ち、これを携帯
する者は、通行許可信号を発してゲート５を開いて通行
が許可される。また、複数の携帯式通信装置１の位置に
より作業者の現在所在地を一括してモニタしたりするこ
とができる。即ち、ホストコンピュータ３は、各携帯式
通信装置１の位置を中央制御室に表示する機能をもち、
中央制御室にいながらプラント内の人員配置状況をモニ
タできる。
【００２７】更に情報発信機能により、現場で確認した
設備・機器の状態に関する情報をホストコンピュータに
送信しホストコンピュータで一括管理する運用が可能と
なる。
設備・機器の状態に関する情報をホストコンピュータに
送信しホストコンピュータで一括管理する運用が可能と
なる。
【００２８】情報を受け取る側の通信装置が何であるか
は、利用形態によりさまざまであるが、別の携帯式通信
装置１の場合と、ホストコンピュータ３などの別に設け
た専用の通信装置の場合とがある。
は、利用形態によりさまざまであるが、別の携帯式通信
装置１の場合と、ホストコンピュータ３などの別に設け
た専用の通信装置の場合とがある。
【００２９】（５）情報記録機能 事業所内ナビゲーションシステムで取り扱うデータは必
要に応じて、データ量が少ない場合は携帯式通信装置１
に、データ量が多い場合はホストコンピュータ３の記憶
装置に記録することができる。この機能を用いると例え
ば、人員の行動記録（トレース機能），設備の操作
記録（作業指示・完了報告機能）などの作成に活用でき
る。
要に応じて、データ量が少ない場合は携帯式通信装置１
に、データ量が多い場合はホストコンピュータ３の記憶
装置に記録することができる。この機能を用いると例え
ば、人員の行動記録（トレース機能），設備の操作
記録（作業指示・完了報告機能）などの作成に活用でき
る。
【００３０】（５）情報記録機能 ホストコンピュータ３は各携帯式通信装置１の位置を時
系列で記録し、被曝管理情報などの必要な情報に加工す
ることができる。
系列で記録し、被曝管理情報などの必要な情報に加工す
ることができる。
【００３１】設備の操作情報も時系列で記録しておくこ
とができるものとする。記録可能な情報としては、弁の
開閉情報など予めプロセス線図データと対応しているも
のの他、テキストで書かれた作業者のメモなども含むも
のとする。
とができるものとする。記録可能な情報としては、弁の
開閉情報など予めプロセス線図データと対応しているも
のの他、テキストで書かれた作業者のメモなども含むも
のとする。
【００３２】（６）シミュレーション機能 事業所内ナビゲーションシステムで取り扱うデータに基
づきホストコンピュータ３でシステムシミュレーション
機能を実施することができる。この機能は、ホストコン
ピュータ３を用いてプラントの機器の分解点検状況、弁
の開閉状態をプロセス線図データに記憶しており、次に
行う操作の結果を予めシミュレーションを実施するもの
である。この機能によれば、例えば図４に示すようにプ
ラントの機器の分解点検状況、弁の開閉状態をプロセス
線図データに反映したプロセス状態シミュレーションが
可能である。そしてシミュレーションの結果を、ホスト
コンピュータ３および携帯式通信装置に表示したり、ま
たシミュレーション結果に基づき操作不可の場合は自動
的に警報を発したりすることができる。
づきホストコンピュータ３でシステムシミュレーション
機能を実施することができる。この機能は、ホストコン
ピュータ３を用いてプラントの機器の分解点検状況、弁
の開閉状態をプロセス線図データに記憶しており、次に
行う操作の結果を予めシミュレーションを実施するもの
である。この機能によれば、例えば図４に示すようにプ
ラントの機器の分解点検状況、弁の開閉状態をプロセス
線図データに反映したプロセス状態シミュレーションが
可能である。そしてシミュレーションの結果を、ホスト
コンピュータ３および携帯式通信装置に表示したり、ま
たシミュレーション結果に基づき操作不可の場合は自動
的に警報を発したりすることができる。
【００３３】また、図５に示すようにプラントのポン
プ，弁等の状態をオンラインで表示することにより、運
転員や作業者にプラント状態の把握を容易にし、誤操作
の発生を防止することができる。
プ，弁等の状態をオンラインで表示することにより、運
転員や作業者にプラント状態の把握を容易にし、誤操作
の発生を防止することができる。
【００３４】また、プラント定期検査時には、ポンプや
熱交換器の点検の為に複数の弁を閉鎖し系統隔離を行う
が、ホストコンピュータ３に接続することにより閉鎖す
べき弁を全てリストアップし、場合によっては当該弁の
設置場所及びそこまでの最短アクセスルートを表示する
ことにより、作業の効率化と信頼性向上を図ることがで
きる。
熱交換器の点検の為に複数の弁を閉鎖し系統隔離を行う
が、ホストコンピュータ３に接続することにより閉鎖す
べき弁を全てリストアップし、場合によっては当該弁の
設置場所及びそこまでの最短アクセスルートを表示する
ことにより、作業の効率化と信頼性向上を図ることがで
きる。
【００３５】（７）パトロール支援機能 一般ビルの警備・パトロールにおいて、警備員はビル内
の情報を熟知していないものが担当するので、本発明の
建屋内ナビゲーションシステムがあれば、一時立ち入り
禁止や危険物保管区域，パトロールルートの表示，ゲー
トチェックによる警備確認などにより確実に安全にパト
ロールすることができる。
の情報を熟知していないものが担当するので、本発明の
建屋内ナビゲーションシステムがあれば、一時立ち入り
禁止や危険物保管区域，パトロールルートの表示，ゲー
トチェックによる警備確認などにより確実に安全にパト
ロールすることができる。
【００３６】
【発明の効果】本発明は、原子力発電プラントのような
巨大システムの保守点検に際して以下に示すように、作
業効率の向上と、ヒューマンエラーの防止等に有効であ
る。
巨大システムの保守点検に際して以下に示すように、作
業効率の向上と、ヒューマンエラーの防止等に有効であ
る。
【００３７】（１）作業効率向上 近年、原子力発電プラントは立地効率化の観点から同一
サイトに複数プラントを設置することが多く、隣接する
プラント同士が通路や作業スペースを介してつながって
いる場合がある。このような場合、隣接するプラント同
士でエレベータなどを融通しあうことによって作業効率
が向上する。この際、プラント内を通行する作業者の管
理やヒューマンエラー防止が課題となるが、本発明は、
このような課題に対する改善策として有効である。
サイトに複数プラントを設置することが多く、隣接する
プラント同士が通路や作業スペースを介してつながって
いる場合がある。このような場合、隣接するプラント同
士でエレベータなどを融通しあうことによって作業効率
が向上する。この際、プラント内を通行する作業者の管
理やヒューマンエラー防止が課題となるが、本発明は、
このような課題に対する改善策として有効である。
【００３８】（２）フューマンエラーの防止と信頼性向
上 ツイン型プラントではプラント間共用設備や類似機器が
多くなるので、確実に該当機器を点検・補修することが
重要となる。本発明によりホストコンピュータ３による
シミュレーション機能を利用することによりヒューマン
エラーの発生を防止できる。また、定検期間の短縮動向
のなかで作業員の定検作業の効率化が図られるなかで、
本発明はヒューマンエラー防止に寄与するものである。
上 ツイン型プラントではプラント間共用設備や類似機器が
多くなるので、確実に該当機器を点検・補修することが
重要となる。本発明によりホストコンピュータ３による
シミュレーション機能を利用することによりヒューマン
エラーの発生を防止できる。また、定検期間の短縮動向
のなかで作業員の定検作業の効率化が図られるなかで、
本発明はヒューマンエラー防止に寄与するものである。
【００３９】（３）配置計画の自由度の増加と建屋容積
低減 本発明によりヒューマンエラーの発生確率を低減できる
ので、従来スライド配置をベースに建屋容積が大きくな
っていたものを、ミラー配置も用いることができるので
建屋容積を低減できる。
低減 本発明によりヒューマンエラーの発生確率を低減できる
ので、従来スライド配置をベースに建屋容積が大きくな
っていたものを、ミラー配置も用いることができるので
建屋容積を低減できる。
【００４０】（４）人員管理・安全管理 本発明によれば、プラント内滞在者の把握，作業者の位
置確認，通行記録確認，ゲート通過許可，設備の操作状
況監視などが容易になる。また、火災などの非常時の作
業員退避など安全管理を向上することが可能である。
置確認，通行記録確認，ゲート通過許可，設備の操作状
況監視などが容易になる。また、火災などの非常時の作
業員退避など安全管理を向上することが可能である。
【図１】本発明の実施例である原子力発電プラント構成
図。
図。
【図２】図１に使用する携帯式通信装置の情報表示フロ
ーを示す図。
ーを示す図。
【図３】実施例の移動ルート表示画面を示す図。
【図４】実施例のプロセス状態表示画面を示す図。
【図５】プラント状態の表示画面を示す図。
１…携帯式の通信装置、２…位置標識用の通信装置、３
…ホストコンピュータ、４…ケーブル、５…ゲート、６
…原子炉建物、７…中央制御室、８…連絡通路。
…ホストコンピュータ、４…ケーブル、５…ゲート、６
…原子炉建物、７…中央制御室、８…連絡通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 章 茨城県日立市幸町三丁目２番１号 日立エ ンジニアリング株式会社内
Claims (15)
- 【請求項１】人間が携帯できる携帯式の通信装置１と、
事業所内に固定して設置する位置標識用の通信装置２と
を備え、位置標識用の通信装置２には予め固定点の３次
元座標を入力しておき、携帯式通信装置１と一つ又は複
数の位置標識用通信装置２とが無線、光または有線で通
信しあうことによって携帯式通信装置１の位置を検知す
る位置認識・表示機能を備えることを特徴とする事業所
内ナビゲーションシステム。 - 【請求項２】事業所の建物内部の部屋・通路などの建物
配置データ、及び事業所の建物に収容している機械設備
・電気設備などの機器配置又はシステム構成データを記
憶した携帯式の通信装置１を必要に応じて当該データを
表示する配置・システム構成表示機能を備えることを特
徴とする請求項１の事業所内ナビゲーションシステム。 - 【請求項３】事業所の建物内部の部屋・通路などの建物
配置データ、及び事業所の建物に収容している機械設備
・電気設備などの機器配置又はシステム構成データは一
般にメモリー容量が大きいので、これらのデータを記憶
したホストコンピュータ３を備え、携帯式の通信装置１
とホストコンピュータ３の間で無線、光または有線で必
要なデータをオンライン又はバッチ処理にてデータ通信
を行うホストコンピュータ・データサポート機能を有す
ることを特徴とする請求項１から２の事業所内ナビゲー
ションシステム。 - 【請求項４】作業者が事業所内のどこにいるかを把握す
る手段として、携帯式の通信装置１の現在位置を検知
し、または、事業所内の任意の部屋・機械設備・電気設
備などの位置を検索し、それらの位置を携帯式通信装置
１上または位置標識用通信装置２上またはホストコンピ
ュータ３の出力装置上に表示する作業員管理機能をもつ
ことを特徴とする請求項１から３の事業所内ナビゲーシ
ョンシステム。 - 【請求項５】携帯式の通信装置の現在位置または事業所
内の任意の位置を出発点として、事業所内の任意の部屋
・機械設備・電気設備などの目的地へ移動するためのア
クセスルートを検索し、検索結果を携帯式の通信装置１
上または位置標識用通信装置２上またはホストコンピュ
ータ３の出力装置上に表示するアクセスルート検索・表
示機能をもつことを特徴とする請求項１から４の事業所
内ナビゲーションシステム。アクセスルート検索・表示
機能として、最短ルート検索，高放射線エリアの回避ル
ート検索，重量物搬出入ルート検索，建屋外への退避ル
ート検索等をもたせる。 - 【請求項６】携帯式の通信装置１の事業所内における現
在位置を検知し、検知した現在位置を別の携帯式の通信
装置１上または位置標識用通信装置２上またはホストコ
ンピュータ３の出力装置上に表示し、必要に応じて作業
者の融通による応援サポート機能をもつことを特徴とす
る請求項１から５の事業所内ナビゲーションシステム。 - 【請求項７】一定の時間周期で、携帯式の通信装置１の
各時刻での事業所内における位置を検知し、この位置の
時刻歴を携帯式通信装置１またはホストコンピュータ３
の記憶装置に記録し表示するトレース機能をもつことを
特徴とする請求項１から６の事業所内ナビゲーションシ
ステム。 - 【請求項８】通信装置を備えたゲート５を設けたこと、
および、ゲート５に備えた通信装置２と携帯式の通信装
置１との通信によってこのゲート５を開き、この通信装
置１を携帯する者がゲート５を通行することを可能とす
るゲート管理機能を有することを特徴とする請求項１か
ら７の事業所内ナビゲーションシステム。 - 【請求項９】携帯式の通信装置１に火災等の非常警報を
受信する機能をもたせたこと、及び、携帯式の通信装置
１の事業所内における現在位置を検知し、この位置から
の非常時の退避ルートを検索し、検索結果を携帯式の通
信装置１上に表示する退避指示機能をもつことを特徴と
する請求項１から８の事業所内ナビゲーションシステ
ム。 - 【請求項１０】危険物貯蔵区域や一時的な立入禁止区域
の情報、あるいは特定の関係者以外は立入禁止区域とす
るなどの情報を、事業所内の建物配置データに取り込
み、これらの情報を反映したガイダンスを提供する立入
制限表示機能を備えたことを特徴とする請求項１から９
の事業所内ナビゲーションシステム。 - 【請求項１１】事業所内の機器，配管，計器，弁類の接
続を示すプロセス線図の情報、または、電気系統の結線
図の情報、または、設備の運転・停止・分解点検などの
状態に関する情報を携帯式の通信装置１またはホストコ
ンピュータ３の記憶装置に記憶すること、およびこれら
の情報を携帯式通信装置１または位置標識用通信装置２
上またはホストコンピュータ３上の出力装置に表示する
システム状態表示機能を備えることを特徴とする請求項
１から１０の事業所内ナビゲーションシステム。 - 【請求項１２】事業所内の設備に対する操作指示情報あ
るいは操作許可情報を、ホストコンピュータ３から携帯
式の通信装置１に発信する機能をもつこと、及び、操作
結果を携帯式の通信装置１からホストコンピュータ３に
送信する作業指示・完了報告機能をもつことを特徴とす
る請求項１から１１の事業所内ナビゲーションシステ
ム。 - 【請求項１３】建物配置データ，機器配置及びシステム
構成データ、その他のホストコンピュータ３が予め記憶
しているデータ、及び携帯式の通信装置１からホストコ
ンピュータ３に送信されてくる設備の操作情報データに
基づき、ホストコンピュータ３が事業所内の設備の状態
をシミュレーションし、設備が正常な状態から逸脱する
可能性を検知した場合には、携帯式通信装置１に必要な
情報や警報などを発信するシステムシミュレーション機
能をもつことを特徴とする請求項１から１２の事業所内
ナビゲーションシステム。 - 【請求項１４】ホストコンピュータ３と携帯式の通信装
置１の間で、画像通信または音声通信が可能なことを特
徴とする請求項１から１３の事業所内ナビゲーションシ
ステム。 - 【請求項１５】建物配置情報または機器配置及びシステ
ム構成情報を、平面図，断面図、及び任意の方向からの
鳥瞰図で表示する鳥瞰図表示機能を有することを特徴と
する請求項１から１４の事業所内ナビゲーションシステ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9246467A JPH1188935A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 事業所内ナビゲーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9246467A JPH1188935A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 事業所内ナビゲーションシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1188935A true JPH1188935A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17148854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9246467A Pending JPH1188935A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 事業所内ナビゲーションシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1188935A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-09-11 JP JP9246467A patent/JPH1188935A/ja active Pending
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