JPH1188843A - ビデオサーバ及びその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

ビデオサーバ及びその処理プログラムを記録した媒体

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Publication number
JPH1188843A
JPH1188843A JP9246363A JP24636397A JPH1188843A JP H1188843 A JPH1188843 A JP H1188843A JP 9246363 A JP9246363 A JP 9246363A JP 24636397 A JP24636397 A JP 24636397A JP H1188843 A JPH1188843 A JP H1188843A
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JP
Japan
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client
command
unit
file
video
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Application number
JP9246363A
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English (en)
Inventor
Takuo Kusaba
拓男 草場
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Storage Device Security (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッシュ機能を有するクライアントを用い
た場合でもビデオデータへのアクセスを行うリクエスト
をクライアントからビデオサーバに送信することが可能
な技術を提供する。 【解決手段】 クライアントからのリクエストに応じて
ビデオデータを送信するビデオサーバにおいて、ビデオ
データへのアクセスを制御する制御内容を記述したファ
イルへのリンク情報を含むリクエストをクライアントか
ら受信するコマンド受信部と、前記コマンド受信部が受
信したリクエスト中のリンク情報が示すファイルを読み
出し、当該ファイルに記述された制御内容をコマンド制
御部に渡すと共に当該ファイルへのリンク情報を動的に
生成してクライアントへ応答するコマンド応答部と、ビ
デオデータを蓄積するデータ蓄積部からビデオデータを
取り出してクライアントに送信するストリーム転送部
と、前記コマンド応答部から渡された制御内容に応じて
前記ストリーム転送部を制御するコマンド制御部とを備
えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクライアントからの
リクエストに応じてビデオデータを送信するビデオサー
バに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータの伝送技術や圧縮技術の
進展に伴って、ビデオ・オン・デマンド(VOD)と呼
ばれるインタラクティブな映像提供サービスについての
検討が近年進められてきた。
【0003】VODは、ケーブルテレビ(CATV)に
代わるものとして、或いはまたローカル・エリア・ネッ
トワーク(LAN)における高品質映像の伝送方法とし
て注目されている。
【0004】例えば、VODシステムにおいて付加価値
性の高いサービスの提供が可能なビデオサーバ運用方式
については特開平9−9237号公報に記載されてい
る。
【0005】また動画、音声、静止画及びテキスト等の
多種のメディアをデータベース化して、複数のユーザに
対しネットワークを通じてリアルタイムにデータ転送す
るメディアサーバについては特開平9−62711号公
報に記載されている。
【0006】図6は従来のVODシステムの概略構成を
示す図である。図6に示す様に従来のVODシステム
は、ビデオサーバ600と、クライアント620及び6
30と、パケット交換網640と、第1のネットワーク
641〜643と、第2のネットワーク644〜646
とを有している。
【0007】ビデオサーバ600はクライアント620
または630からの制御コマンドに従ってデータ蓄積部
611に蓄積されたビデオストリームデータを送信する
処理装置である。クライアント620及び630はビデ
オサーバ600にビデオの再生を制御する制御コマンド
を送り、ビデオサーバ600からビデオストリームデー
タを受信して表示する処理装置である。
【0008】パケット交換網640はビデオサーバ60
0とクライアント620及び630との間で制御コマン
ド及びビデオストリームデータ等を送受信する通信回線
である。第1のネットワーク641〜643は制御コマ
ンドを転送する為のコマンド転送用の通信経路である。
第2のネットワーク644〜646はビデオストリーム
データを転送する為のデータ転送用の通信経路である。
【0009】ビデオサーバ600は、CPU601と、
メモリ602と、磁気ディスク装置603と、キーボー
ド604と、ディスプレイ装置605と、CD−ROM
装置606と、データ蓄積部611と、コマンド制御部
615と、ストリーム転送部616とを有している。
【0010】CPU601はビデオサーバ600全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ602はビデオ
ストリームデータをクライアント620または630に
供給する為のプログラム等をロードする記憶装置であ
る。磁気ディスク装置603は前記プログラムを含む各
種プログラムやビデオストリームデータ等のデータを格
納する記憶装置である。
【0011】キーボード604はビデオサーバ600を
操作する為の指示を入力する装置である。ディスプレイ
装置605はビデオサーバ600の処理状況等を表示す
る装置である。CD−ROM装置606は前記プログラ
ムを記録した記録媒体の読み込みを行う装置である。
【0012】データ蓄積部611はクライアント620
または630に送信するビデオストリームデータを蓄積
する蓄積部である。コマンド制御部615はクライアン
ト620または630から送信された制御コマンドに応
じてビデオストリームデータの送信を制御する処理部で
ある。ストリーム転送部616はデータ蓄積部611か
らビデオストリームデータを取り出してクライアント6
20または630に送信する処理部である。
【0013】クライアント620は、CPU621と、
メモリ622と、磁気ディスク装置623と、キーボー
ド624と、ディスプレイ装置625と、CD−ROM
装置626と、ビデオ再生部627とを有している。
【0014】CPU621はクライアント620全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ622はビデオ
サーバ600にビデオストリームデータの送信を要求し
て受信したビデオストリームデータの表示を行う為のプ
ログラム等をロードする記憶装置である。
【0015】磁気ディスク装置623は前記プログラム
を含む各種プログラムやデータを格納する記憶装置であ
る。キーボード624はクライアント620を操作する
為の指示を入力する装置である。ディスプレイ装置62
5は再生したビデオ画像等を表示する装置である。
【0016】CD−ROM装置626は前記プログラム
を記録した記録媒体の読み込みを行う装置である。ビデ
オ再生部627はビデオサーバ600から受信したビデ
オストリームデータを再生する処理部である。
【0017】図6は典型的なVODシステムの全体構成
を概観的に示すブロック図を表しており、従来のVOD
システムは、ビデオサーバ600と、クライアント62
0及び630と、そして両者を結ぶパケット交換網64
0とから成っている。ここでクライアント630の構成
はクライアント620の構成と同様であるものとする。
【0018】なおパケット交換網640に繋がるクライ
アント装置としてクライアント620及び630以外の
他の装置が存在していても良いし、クライアント620
の1台だけが接続されているものとしても良く、またビ
デオサーバ600が複数存在していても良い。
【0019】クライアント620または630でビデオ
の再生等を行う場合には、クライアント620は第1の
ネットワーク642を使用してビデオサーバ600へ制
御コマンドを送り、またクライアント630は第1のネ
ットワーク643を使用してビデオサーバ600への制
御コマンドを送る。
【0020】これらの制御コマンドはパケット化されて
おり、パケット交換網640及び第1のネットワーク6
41を通じてビデオサーバ600のコマンド制御部61
5へ送られる。
【0021】ビデオサーバ600は、ビデオストリーム
データを蓄積するデータ蓄積部611と、このデータ蓄
積部611からビデオストリームデータを取り出して転
送するストリーム転送部616と、そしてこのストリー
ム転送部616を制御するコマンド制御部615とを備
えている。
【0022】ビデオサーバ600のコマンド制御部61
5は、第1のネットワーク641を通ってやってくる制
御コマンドを受け取り、それに応じてストリーム転送部
616を制御する。この制御によってストリーム転送部
616は、クライアント620または630のどちらに
対してどの様にビデオストリームデータを送出するかを
知る。なお一般に第1のネットワーク641としては、
第2のネットワーク644と比べて転送速度が小さい回
線が使用される。
【0023】データ蓄積部611には圧縮されたビデオ
ストリームデータが格納されており、ストリーム転送部
616は、データ蓄積部611からビデオストリームデ
ータを取り出し、そのビデオストリームデータをパケッ
ト化してデータ転送用の通信経路である第2のネットワ
ーク644を使ってパケット交換網640へ転送する。
なお第2のネットワーク644としては、ビデオストリ
ームデータを転送する為に一般に転送速度の大きい回線
が使用される。
【0024】パケット交換網640は、第2のネットワ
ーク644から送り込まれたビデオストリームデータパ
ケットをそのヘッダに記述された宛先に転送する。その
結果、クライアント620が要求したビデオストリーム
データは第2のネットワーク645を通じてクライアン
ト620に送られ、またクライアント630が要求した
ビデオストリームデータは第2のネットワーク646を
通じてクライアント630に送られる。
【0025】一方、近年インターネットにおけるワール
ドワイドウェブ(WWW)が急速に普及し、WWWブラ
ウザを用いてネットワーク経由で情報を検索することが
一般的となった。
【0026】WWWとはインターネットにおける情報検
索サービスの1つで、インターネット内に分散配置され
ているファイル間を関連付けする(リンクを張る)とこ
ろに特徴を持つ。これを閉じたネットワークで実現しよ
うとするのがイントラネットである。
【0027】WWWの仕組みを解説した書籍は既に広く
書店に出回っている。ここでは「OpenDesig
n」1996年4月号(CQ出版社)を基に、その仕組
みを簡単に説明する。
【0028】図7は従来のWWWの概要を示す図であ
る。図7に示す様に従来のWWWシステムは、WWWサ
ーバ700及び710と、クライアント720と、パケ
ット交換網730とを有している。
【0029】WWWサーバ700及び710はクライア
ント720からのリクエストに応じてHTMLファイル
等を送信してWWWサービスをクライアント720に提
供する処理装置である。クライアント720はWWWサ
ーバ700または710にリクエストを送ってHTML
ファイルを受信し、HTMLファイルの記述内容に従っ
て画面表示を行う処理装置である。パケット交換網73
0はWWWサーバ700及び710とクライアント72
0との間でリクエスト及びHTMLファイルを送受信す
る通信回線である。
【0030】WWWサーバ700は、CPU701と、
メモリ702と、磁気ディスク装置703と、キーボー
ド704と、ディスプレイ装置705と、CD−ROM
装置706と、WWWサーバ処理部707と、HTML
ファイル蓄積部708とを有している。
【0031】CPU701はWWWサーバ700全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ702はWWW
サービスをクライアント720に供給する為のプログラ
ム等をロードする記憶装置である。磁気ディスク装置7
03は前記プログラムを含む各種プログラムやデータを
格納する記憶装置である。
【0032】キーボード704はWWWサーバ700を
操作する為の指示を入力する装置である。ディスプレイ
装置705はWWWサーバ700の処理状況等を表示す
る装置である。CD−ROM装置706は前記プログラ
ムを記録した記録媒体の読み込みを行う装置である。
【0033】WWWサーバ処理部707はクライアント
720からのリクエストに応じてHTMLファイルや静
止画や動画等の各種データをクライアント720に送信
する処理部である。HTMLファイル蓄積部708はハ
イパーテキストマークアップランゲージ(HTML)で
記述されたHTMLファイルを蓄積する蓄積部である。
【0034】クライアント720は、CPU721と、
メモリ722と、磁気ディスク装置723と、キーボー
ド724と、ディスプレイ装置725と、CD−ROM
装置726と、WWWブラウザ727とを有している。
【0035】CPU721はクライアント720全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ722はWWW
サーバ700または710からWWWサービスを受ける
為のプログラム等をロードする記憶装置である。磁気デ
ィスク装置723は前記プログラムを含む各種プログラ
ムやデータを格納する記憶装置である。
【0036】キーボード724はクライアント720を
操作する為の指示を入力する装置である。ディスプレイ
装置725はWWWブラウザ727の処理結果等を表示
する装置である。CD−ROM装置726は前記プログ
ラムを記録した記録媒体の読み込みを行う装置である。
【0037】WWWブラウザ727はWWWサーバ70
0または710にHTMLファイルの送信を要求し、送
信されたHTMLファイルの内容を解釈してディスプレ
イ装置725の表示画面上に文字、静止画及び動画等の
表示処理を行う処理部である。
【0038】図7は従来のWWWシステムの全体構成を
概観的に示すブロック図を表しており、従来のWWWシ
ステムは、WWWサーバ700及び710と、クライア
ント720と、そして両者を結ぶパケット交換網730
とから成っている。ここでWWWサーバ710の構成は
WWWサーバ700の構成と同様であるものとする。
【0039】なおパケット交換網730に繋がるWWW
サーバ装置としてWWWサーバ700及び710以外の
他の装置が存在していても良いし、WWWサーバ700
の1台だけが接続されているものとしても良く、またク
ライアント720が複数存在していても良い。
【0040】クライアント720でWWWサーバ700
または710のHTMLファイルの内容を表示する場合
には、クライアント720のWWWブラウザ727は、
パケット交換網730を介してWWWサーバ700また
は710にリクエストを送信する。
【0041】クライアント720が送信するリクエスト
には要求するHTMLファイルへのリンク情報であるユ
ニバーサルリソースロケーター(URL)が含まれてお
り、リクエストはこの記述に従ってWWWサーバ700
または710に到達する。
【0042】クライアント720の送信したリクエスト
中のURLがhttp://www.foo.com/
という文字列を含み、その文字列がWWWサーバ700
内のHTMLファイルを意味しているものとすると、そ
のリクエストはWWWサーバ700へ到達する。
【0043】WWWサーバ700のWWWサーバ処理部
707は、HTMLファイル蓄積部708から前記リク
エストに対応するHTMLファイルを取り出してクライ
アント720のWWWブラウザ727に送る。
【0044】この様なWWWサーバ700とクライアン
ト720との間の通信は、ハイパーテキストトランスフ
ァープロトコル(HTTP)と呼ばれる通信規約に従っ
て行われる。
【0045】クライアント720のWWWブラウザ72
7は、WWWサーバ700から送信されたHTMLファ
イルを受信し、受信したHTMLファイルの記述に従っ
て文字及び静止画の表示や動画の再生等を行う。
【0046】このHTMLファイルは一般にハイパーテ
キストマークアップランゲージ(HTML)で記述され
ており、この言語を使うことでファイル内の任意の文字
列に他のファイルを関連付けることができる。
【0047】HTMLファイルの中にURLのhtt
p://www.foo2.org/と関連付けられた
文字列があるとすると、この文字列をマウスでクリック
することにより、WWWブラウザ727はWWWサーバ
700または710に更なるリクエストを送信する。
【0048】このURLがWWWサーバ710のHTM
Lファイルを指すものである場合には、前記送信された
リクエストはWWWサーバ710へ到達する。
【0049】WWWサーバ710のWWWサーバ処理部
707は、HTMLファイル蓄積部708から前記リク
エストに対応するHTMLファイルを取り出してクライ
アント720に送る。
【0050】クライアント720のWWWブラウザ72
7は、WWWサーバ710から送信されたHTMLファ
イルを受信し、受信したHTMLファイルの記述に従っ
て文字及び静止画の表示や動画の再生等を行う。
【0051】この様にWWWシステムではHTMLファ
イル中に関連付けられた他のHTMLファイルを次々に
呼び出すことによって目的の情報に到達することが可能
であり、呼び出されるファイルの内容は一般にホームペ
ージと呼ばれている。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
WWWのプロトコルであるHTTPを用いてビデオサー
バを操作した場合にはWWWブラウザにキャッシュ機能
が備わっている為、一度出現したホームページがクライ
アント内のキャッシュから呼び出され、クライアントの
リクエストがビデオサーバに届かないという問題があ
る。
【0053】また前記従来技術においてHTTPを用い
てビデオサーバを操作した場合には、ビデオサーバに見
られる一般的なクライアント−サーバ間の通信プロトコ
ルとHTTPとではセッションの形態が異なっている
為、送信中のビデオストリームデータがどのクライアン
トに送られているかを把握するのが困難であるという問
題がある。
【0054】WWWが一般に普及したことから、WWW
ブラウザを用いてWWWを閲覧する要領でVODの操作
ができるとユーザにとっては扱い易く、またWWWとシ
ームレスにVODサービスを受けることができる。
【0055】その為の有力な方法はWWWのプロトコル
であるHTTPを用いてビデオサーバを操作できる様に
することであるが、このときWWWブラウザに備わって
いるキャッシュ機能が問題になる。
【0056】すなわち、WWWブラウザにはインターネ
ットへのアクセス負荷を軽減する為にキャッシュ機能が
備わっているのが普通であるが、このキャッシュ機能が
働くと、一度出現したホームページはそれ以降クライア
ント内のキャッシュから呼び出されることになる。する
と、クライアントのリクエストがビデオサーバに届かな
いことがある。
【0057】例えば一時停止のボタンを押してビデオ再
生を一時停止とし、更にもう一度押して解除しようとす
ると、一時停止のボタンの文字列に関連付けられたUR
Lに対応するHTMLファイルが前記キャッシュから呼
び出される為、この解除リクエストはビデオサーバへ届
かない。
【0058】これを簡単に回避する方法はWWWブラウ
ザのキャッシュ機能を止めることであり、キャッシュ機
能を停止すればリクエストがクライアント側で滞ること
はなくなる。しかし、ビデオの再生を伴わないWWWサ
ービスを受けているときも毎回インターネットにアクセ
スすることとなり、WWWブラウザ本来の役割であるW
WW閲覧のパフォーマンスが悪くなる。
【0059】またHTTPを用いてビデオサーバを操作
する場合に更に問題となるのがHTTPの性質である。
ビデオサーバに見られる一般的なクライアント−サーバ
間の通信プロトコルと、WWWサーバのHTTPとでは
クライアント状態管理の方法、すなわちセッションの形
態が異なっている。
【0060】ビデオサーバでは最初にクライアントがア
クセスしてきたときにセッションが確立され、その後ビ
デオサーバ側はクライアントがセッションの終わりを要
求するまでそのクライアントの状態を保持する。クライ
アントは前記確立されたセッション中で再生や停止の制
御コマンドをビデオサーバに送ってビデオサーバを操作
する。
【0061】クライアントがセッションの終わりを要求
すると、ビデオサーバはクライアント状態の情報を解放
し、ビデオサーバとクライアントとの間のセッションを
終了する。すなわちビデオサーバでは一連の操作の始め
から終わりまでが一回のセッションとなっている。
【0062】一方HTTPでは、たとえ同一のWWWサ
ーバにアクセスし続けるとしても、クライアントが1つ
のリクエストを発行してその応答が返ってくれば、そこ
でセッションは切れる。先のリクエストと次のリクエス
トではクライアントの情報がWWWサーバ側で維持され
ていない。すなわちHTTPではセッションはリクエス
ト毎に確立されている。
【0063】クライアントが再生のリクエストをビデオ
サーバに出すと、ビデオサーバのビデオストリームデー
タはクライアントに送り続けられる。この映像を停止す
る為には、送信中のビデオストリームデータがどのクラ
イアントに送信されているものであるかをビデオサーバ
が把握しておかねばならない。つまりセッションを最初
から最後まで維持しておく必要がある。
【0064】本発明の目的は、上記問題を解決し、キャ
ッシュ機能を有するクライアントを用いた場合でもビデ
オデータへのアクセスを行うリクエストをクライアント
からビデオサーバに送信することが可能な技術を提供す
ることにある。
【0065】
【課題を解決するための手段】本発明はクライアントか
らのリクエストに応じてビデオデータを送信するビデオ
サーバにおいて、動的に生成したリンク情報を使用して
ビデオデータへのアクセスを制御するものである。
【0066】本発明のビデオサーバのコマンド受信部
は、ビデオデータへのアクセスを行うリクエストをクラ
イアントから受信すると、そのリクエスト中のリンク情
報をコマンド応答部に渡す。
【0067】コマンド応答部は、ビデオデータへのアク
セスを制御する制御内容を記述したファイルを蓄積する
ファイル蓄積部から、前記コマンド受信部が受信したリ
クエスト中のリンク情報が示すファイルを読み出し、当
該ファイルに記述された制御内容をコマンド制御部に渡
す。
【0068】またコマンド応答部は、当該ファイルへの
リンク情報を動的に生成し、生成したリンク情報をコマ
ンド受信部を介してクライアントへ送信する。例えばコ
マンド応答部は、前記ファイル蓄積部中のファイルへの
リンク情報であるURLに、現在時刻を示す文字列等の
毎回異なるパラメータを付加することにより当該ファイ
ルへのリンク情報を動的に生成する。
【0069】クライアントが再び当該ファイルへアクセ
スする際にはキャッシュ中に格納されている以前のリン
ク情報のパラメータとは異なるパラメータを有するリン
ク情報が用いられる為、当該リクエストはビデオサーバ
に送られることになる。
【0070】ビデオサーバのコマンド制御部は、前記コ
マンド応答部から渡された制御内容に応じてストリーム
転送部を制御し、ビデオデータを蓄積するデータ蓄積部
からビデオデータを取り出してクライアントに送信す
る。
【0071】以上の様に本発明のビデオサーバによれ
ば、リンク情報を動的に生成してクライアントに送信す
るので、キャッシュ機能を有するクライアントを用いた
場合でもビデオデータへのアクセスを行うリクエストを
クライアントからビデオサーバに送信することが可能で
ある。
【0072】
【発明の実施の形態】以下に、WWWブラウザを使用し
たクライアントからのリクエストに応じてビデオストリ
ームデータを送信する一実施形態のビデオサーバについ
て説明する。
【0073】図1は本実施形態のビデオサーバ100の
概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の
VODシステムは、ビデオサーバ100と、クライアン
ト120及び130と、パケット交換網140と、第1
のネットワーク141〜143と、第2のネットワーク
144〜146とを有している。
【0074】ビデオサーバ100はクライアント120
または130からのリクエストに応じてHTMLファイ
ル蓄積部112に蓄積されたHTMLファイルやデータ
蓄積部111に蓄積されたビデオストリームデータを送
信する処理装置である。
【0075】クライアント120及び130はビデオサ
ーバ100にビデオの再生を制御するリクエストを送
り、ビデオサーバ100からHTMLファイル及びビデ
オストリームデータを受信して表示する処理装置であ
る。パケット交換網140はビデオサーバ100とクラ
イアント120及び130との間でリクエスト、HTM
Lファイル及びビデオストリームデータ等を送受信する
交換網である。
【0076】第1のネットワーク141〜143はリク
エストやHTMLファイルを転送する為の通信経路であ
る。第2のネットワーク144〜146はビデオストリ
ームデータを転送する為のデータ転送用の通信経路であ
る。
【0077】ビデオサーバ100は、CPU101と、
メモリ102と、磁気ディスク装置103と、キーボー
ド104と、ディスプレイ装置105と、CD−ROM
装置106と、データ蓄積部111と、HTMLファイ
ル蓄積部112とを有している。
【0078】CPU101はビデオサーバ100全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ102はWWW
サービスを利用してビデオストリームデータをクライア
ント120または130に供給する為のプログラム等を
ロードする記憶装置である。
【0079】磁気ディスク装置103は前記プログラム
を含む各種プログラムやビデオストリームデータ等のデ
ータを格納する記憶装置である。キーボード104はビ
デオサーバ100を操作する為の指示を入力する装置で
ある。ディスプレイ装置105はビデオサーバ100の
処理状況等を表示する装置である。
【0080】CD−ROM装置106は前記プログラム
を記録した記録媒体の読み込みを行う装置である。デー
タ蓄積部111はクライアント120または130に送
信するビデオストリームデータを蓄積する蓄積部であ
る。HTMLファイル蓄積部112はビデオストリーム
データへのアクセスを制御する制御内容を記載したHT
MLファイルを蓄積する蓄積部である。
【0081】ビデオサーバ100は、コマンド受信部1
13と、コマンド応答部114と、コマンド制御部11
5と、ストリーム転送部116とを有している。
【0082】コマンド受信部113はVOD用HTML
ファイルへのURLを含むリクエストをクライアント1
20または130から受信して当該リクエストをコマン
ド応答部114に渡し、コマンド応答部114から出力
された動的なURLを含むHTMLの記述内容をクライ
アント120または130に送信する処理部である。
【0083】コマンド応答部114はコマンド受信部1
13から渡されたリクエスト中のURLが示すVOD用
HTMLファイルを読み出し、当該ファイルに記述され
た制御内容をコマンド制御部115に渡すと共に当該フ
ァイルへのURLを動的に生成してコマンド受信部11
3に出力する処理部である。
【0084】コマンド制御部115はストリーム転送部
116により行われているビデオストリームデータへの
処理をクライアント120及び130のIPアドレス毎
に管理し、リクエストを送信した送信元のIPアドレス
により制御の対象となるビデオストリームデータへの処
理を識別して、コマンド応答部114から渡された制御
内容に応じてストリーム転送部116の動作を制御する
処理部である。ストリーム転送部116はデータ蓄積部
111からビデオストリームデータを取り出してクライ
アント120または130に送信する処理部である。
【0085】ビデオサーバ100をコマンド受信部11
3、コマンド応答部114、コマンド制御部115及び
ストリーム転送部116として機能させる為のプログラ
ムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディス
ク等に格納された後、メモリにロードされて実行される
ものとする。なお前記プログラムを記録する媒体はCD
−ROM以外の他の媒体でも良い。
【0086】クライアント120は、CPU121と、
メモリ122と、磁気ディスク装置123と、キーボー
ド124と、ディスプレイ装置125と、CD−ROM
装置126とを有している。
【0087】CPU121はクライアント120全体の
動作を制御する制御装置である。メモリ122はWWW
サービスを利用してビデオサーバ100にビデオストリ
ームデータの送信を要求して受信したビデオストリーム
データの表示を行う為のプログラム等をロードする記憶
装置である。
【0088】磁気ディスク装置123は前記プログラム
を含む各種プログラムやデータを格納する記憶装置であ
る。キーボード124はクライアント120を操作する
為の指示を入力する装置である。ディスプレイ装置12
5はWWWブラウザ127の処理結果として再生したビ
デオ画像等を表示する装置である。CD−ROM装置1
26は前記プログラムを記録した記録媒体の読み込みを
行う装置である。
【0089】クライアント120は、WWWブラウザ1
27と、ビデオ再生部128とを有している。WWWブ
ラウザ127はビデオサーバ100にHTMLファイル
及びビデオストリームデータの送信を要求し、送信され
たHTMLファイルの内容を解釈してディスプレイ装置
125の表示画面上に表示する処理部である。ビデオ再
生部128はビデオサーバ100から受信したビデオス
トリームデータを再生する処理部である。
【0090】クライアント120をWWWブラウザ12
7及びビデオ再生部128として機能させる為のプログ
ラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディ
スク等に格納された後、メモリにロードされて実行され
るものとする。なお前記プログラムを記録する媒体はC
D−ROM以外の他の媒体でも良い。
【0091】ここでVODシステムは、ビデオサーバ1
00とクライアント120及び130、そして両者を繋
ぐパケット交換網140とから成っている。ここでクラ
イアント130の構成はクライアント120の構成と同
様であるものとする。
【0092】パケット交換網140が物理的な単一の通
信媒体であったとしても、ビデオサーバ100とクライ
アント120及び130とを接続する通信経路は、論理
的に2種類の通信経路、すなわち制御コマンドに相当す
るリクエストが流れる第1の通信経路とビデオストリー
ムデータが流れる第2の通信経路とで構成されているも
のとする。
【0093】なおパケット交換網140に繋がるクライ
アント装置としてクライアント120及び130以外の
他の装置が存在していても良いし、クライアント120
の1台だけが接続されているものとしても良く、またビ
デオサーバ100が複数存在していても良い。
【0094】ビデオサーバ100のコマンド受信部11
3は、WWWシステムのサーバ処理部の機能を持ち、ク
ライアント120または130のWWWブラウザ127
からのリクエストを処理するものとする。
【0095】クライアント120または130のWWW
ブラウザ127から送られてくるリクエストは、第1の
ネットワーク141を通じてURLで示されたビデオサ
ーバ100に送られる。
【0096】ビデオサーバ100のコマンド受信部11
3は、クライアント120または130から送られたリ
クエストを受信し、このリクエスト中のURLが指して
いるHTMLファイルをHTMLファイル蓄積部112
から取り出して、第1のネットワーク141を使ってク
ライアント120または130に送信する。
【0097】但しコマンド受信部113によるこの様な
直接の応答ではコマンド制御部115に対して何らの命
令も下しておらず、コマンド制御部115に命令を出す
場合にはコマンド応答部114を経由してファイルを返
す処理が行われる。
【0098】図2は本実施形態のHTMLファイルの流
れの概要を示す図である。図2に示す様に本実施形態の
HTMLファイル蓄積部112は、VOD用HTMLフ
ァイル201〜204と、一般処理用HTMLファイル
205とを有している。
【0099】VOD用HTMLファイル201〜204
はビデオストリームデータへのアクセスを制御する制御
内容をHTMLで記述したファイルである。一般処理用
HTMLファイル205はビデオストリームデータへの
アクセス以外の一般的な処理内容をHTMLで記述した
ファイルである。
【0100】図2に示す様にHTMLファイル蓄積部1
12の中に、VOD用HTMLファイル201〜204
及び一般処理用HTMLファイル205の5個のファイ
ルがあるものとする。
【0101】ここで、クライアント120または130
から送られたリクエスト中のURLが一般処理用HTM
Lファイル205を指している場合には、前記の様にコ
マンド受信部113が直接この一般処理用HTMLファ
イル205を取り出してクライアント120または13
0に送信する。
【0102】しかし、前記リクエスト中のURLがその
他のVOD用HTMLファイル201〜204を指して
いる場合にはコマンド応答部114にそのファイルが渡
される。
【0103】これらのVOD用HTMLファイル201
〜204には、クライアント120または130に返す
HTML文書だけでなく、コマンド制御部115に伝え
るべき制御命令も書き込まれている。
【0104】図3は本実施形態のVOD用HTMLファ
イル201の記述例を示す図である。図3に示す様にV
OD用HTMLファイル201は、<html>タグと
</html>タグとで囲まれた通常のHTML文書中
に、<sope>タグと</sope>タグとで囲まれ
た部分と、<caply>タグと</caply>タグ
とで囲まれた部分とを有している。
【0105】<sope>タグと</sope>タグと
で囲まれた部分は、コマンド応答部114で解釈された
後、その結果に応じた制御命令がコマンド制御部115
に渡される部分であり、この部分はクライアント120
及び130へは渡されない。
【0106】なおVOD用HTMLファイル201はビ
デオタイトルAを再生するときに呼び出されるファイル
である為、このファイルの<sope>タグ以降にはコ
マンド制御部115にクライアント120または130
のIPアドレスを伝えるipadd()関数と、ビデオ
タイトルAの再生を指示するplay()関数とが記述
されている。
【0107】ここでipadd()関数はリクエストを
送信したクライアント120または130のIPアドレ
スを取得する関数である。またplay()関数は特定
のビデオストリームデータの再生を指示する関数であ
り、play(titleA)はビデオタイトルAのビ
デオストリームデータの再生を表している。
【0108】クライアント120及び130のIPアド
レスは、HTTP或いはその下のTCP/IPの仕様に
従い、最初にURLを含むリクエストが送られてきたと
きに一緒に送られてきている。ipadd()関数はこ
のIPアドレスを取り出す処理を行う関数である。
【0109】ビデオサーバ100は、VOD用HTML
ファイル201の<sope>タグ以降のipad
d()関数により、ビデオストリームデータへのアクセ
スを制御するリクエストの送信元をクライアント毎に識
別する。
【0110】クライアント毎にリクエストの送信元を認
識することで、仮にビデオの再生中にユーザが不意にW
WWブラウザ127を閉じてしまっても、再びWWWブ
ラウザ127を立ち上げてビデオサーバ100にアクセ
スすれば、WWWブラウザ127を閉じた以前の状態を
保ったままビデオストリームデータを操作できる。
【0111】また同様に、クライアント120及び13
0がビデオの再生中にハングアップしても、リセットし
て電源を入れ直しWWWブラウザ127を立ち上げれば
良い。
【0112】コマンド受信部113がVOD用HTML
ファイル201へのURLを含むリクエストを受信する
と、コマンド応答部114は、VOD用HTMLファイ
ル201中の<sope>タグを識別し、<sope>
タグと</sope>タグとの間に書かれている内容を
コマンド制御部115へ伝える。
【0113】この処理は、クライアント120または1
30からのアクセスがあったときに初めて読み込んでそ
の場で解釈してコマンドを実行するインタープリタ型の
処理としても良いし、予めコンパイルしておいてコマン
ド応答部114がすぐに応答できる様にしておくコンパ
イラ型の処理としても良い。
【0114】コンパイラ型の場合はVOD用HTMLフ
ァイル201〜204を予めコンパイルしてその結果を
HTMLファイル蓄積部112に持っておく。インター
プリタ型に比べコンパイルの手間がかかるが、その分応
答は速くなる。
【0115】クライアント120または130がビデオ
タイトルAの再生を要求するときは、クライアント12
0または130のWWWブラウザ127は、このVOD
用HTMLファイル201のURLを含んだリクエスト
を第1のネットワーク142または143を通じてパケ
ット交換網140に送出する。
【0116】ビデオサーバ100のコマンド受信部11
3がこのリクエストを受け取ると、コマンド応答部11
4を介してVOD用HTMLファイル201を取り出
し、第1のネットワーク141を通じてVOD用HTM
Lファイル201中のHTML文書部分をクライアント
120または130に返す。
【0117】このときコマンド応答部114が、そのV
OD用HTMLファイル201の記述に従ってコマンド
制御部115に制御命令を下すのである。VOD用HT
MLファイル202〜204へのリクエストの場合も同
様にしてコマンド応答部114を通じてコマンド制御部
115に制御命令を下す。
【0118】コマンド制御部115はコマンド応答部1
14によって下された制御命令を基にストリーム転送部
116を操作する。ストリーム転送部116はデータ蓄
積部111からビデオストリームデータを取り出し、第
2のネットワーク144に送出する。
【0119】クライアント120または130はWWW
ブラウザ127を利用してビデオサーバ100にアクセ
スしている。WWWブラウザ127の処理ではインター
ネットのWWWを効率良く閲覧する為にキャッシュ機能
が働いているのが普通である。
【0120】キャッシュ機能とは一度閲覧したホームペ
ージの内容をクライアント120のメモリ122や磁気
ディスク装置123に記憶しておく機能である。同じホ
ームページをもう一度見ようとすると、このキャッシュ
からホームページを呼び出して使用する。
【0121】この機能が働いていると、例えば一度再生
の為のURLを指定し次に停止の為のURLを指定した
後に更に再生の為のURLを指定すると、キャッシュに
貯えられた再生用のホームページが呼び出されてしま
い、停止状態から再生を再開する為の情報がビデオサー
バ100に伝わらない。その為2回目以降の再生ができ
ないことになる。
【0122】クライアント120または130のWWW
ブラウザ127のキャッシュ機能をオフにすることもで
きるが、そうするとクライアント120または130は
WWWにアクセスする度にインターネットにアクセスす
ることになり、WWWにアクセスする際の効率が悪くな
る。
【0123】そこで本実施形態のビデオサーバ100で
はこの問題を解決する為に、クライアント120または
130に送出するVOD用HTMLファイル201中の
URLの記述を動的に生成している。
【0124】図3において<caply>タグと</c
aply>タグとで挟まれた部分が動的にURLを生成
する部分である。ここではPLAYの文字列にVOD用
HTMLファイル201を関連付けるURLを動的に生
成している。なお図3のファイル中にVOD用HTML
ファイル202〜204を関連付けるURLを動的に生
成する部分を更に追加しても良い。
【0125】コマンド応答部114は、VOD用HTM
Lファイル201へのアクセスが行われる度にwrit
e()関数を実行し、PLAYの文字列にVOD用HT
MLファイル201を関連付けるURLを動的に生成す
る。
【0126】write()関数中には現在の時刻を文
字列として出力するtime()関数が用いられてお
り、出力された時刻を示す文字列はリンク先の文字列に
“?”をつけて添えられる。その結果、文字列PLAY
に関連付けられるURLは図4に示す様に毎回異なる文
字列を含むものとなる。
【0127】図4は本実施形態のクライアント120ま
たは130に伝えられるURLの例を示す図である。こ
こで“?”以降はHTTPの仕様に従ってパラメータと
して認識される。従って実際にアクセスされるファイル
はVOD用HTMLファイル201である。しかもクラ
イアント120または130側のWWWブラウザ127
は、当該URLを前回使用されたURLとは異なるもの
であると認識するので、当該URLへのリクエストを行
う際にはキャッシュへのアクセスは行われない。
【0128】図5は本実施形態のビデオサーバ100の
処理手順を示すフローチャートである。クライアント1
20または130がビデオサーバ100にアクセスする
場合には、パケット交換網140を介してビデオサーバ
100に制御コマンドに相当するリクエストを送信す
る。
【0129】ステップ501でビデオサーバ100のコ
マンド受信部113はクライアント120または130
から送信されたリクエストを受信する。
【0130】ステップ502でコマンド受信部113
は、受信したリクエスト中のURLとVOD用HTML
ファイル201〜204のURLとを比較し、URLに
よってアクセスされるファイルがVOD用HTMLファ
イル201〜204であるかどうかを判定する。
【0131】ステップ502でリクエスト中のURLを
判定した結果、受信したリクエスト中のURLの示すフ
ァイルが一般処理用HTMLファイル205である場合
にはステップ510に進み、コマンド受信部113が直
接このファイルをHTMLファイル蓄積部112から取
り出してクライアント120または130に送信する。
【0132】ステップ502でリクエスト中のURLを
判定した結果、受信したリクエスト中のURLの示すフ
ァイルがVOD用HTMLファイル201〜204であ
る場合には、受信したリクエストをコマンド応答部11
4に渡してステップ503に進む。
【0133】ステップ503でコマンド応答部114
は、コマンド受信部113から渡されたリクエスト中の
URLの示すVOD用のHTMLファイルの内容を読み
出す。
【0134】ステップ504でコマンド応答部114
は、当該ファイルから読み出した内容が<sope>タ
グと</sope>タグとで囲まれた部分に記述された
ものであるかどうかを調べる。
【0135】当該ファイルから読み出した内容が<so
pe>タグと</sope>タグとで囲まれた部分のも
のである場合には、その内容で囲まれた部分をコマンド
制御部115に渡し、ステップ520に進む。
【0136】ステップ520でコマンド制御部115は
コマンド応答部114から渡された内容に応じてストリ
ーム転送部116を制御する処理を行う。
【0137】例えばコマンド応答部114からコマンド
制御部115に渡された内容が、クライアント120ま
たは130のIPアドレスを読み出すipadd()関
数である場合には、コマンド制御部115はipadd
()関数を実行し、最初にURLを含むリクエストが送
られてきたときに一緒に送られてきているクライアント
120または130のIPアドレスを取り出してストリ
ーム転送部116に渡す。
【0138】またコマンド応答部114からコマンド制
御部115に渡された内容が、ビデオタイトルAの再生
を指示するplay()関数である場合には、コマンド
制御部115はplay()関数を実行してストリーム
転送部116を制御する。
【0139】ストリーム転送部116は、データ蓄積部
111からビデオタイトルAのビデオストリームデータ
を読み出し、ipadd()関数で読み出されたIPア
ドレスに前記読み出したビデオストリームデータを送信
する処理を行う。
【0140】またコマンド制御部115は、ストリーム
転送部116により行われているビデオストリームデー
タへの処理をクライアント120及び130のIPアド
レス毎に管理し、リクエストを送信した送信元のIPア
ドレスにより制御の対象となるビデオストリームデータ
への処理を識別して、コマンド応答部114から渡され
た制御内容に応じてストリーム転送部116の動作を制
御する。
【0141】例えばコマンド応答部114からビデオタ
イトルAの再生を停止するstop()関数が渡された
場合には、コマンド制御部115はipadd()関数
で読み出されたIPアドレスと同一のIPアドレス宛に
ビデオタイトルAのビデオストリームデータを送信して
いるストリーム転送部116の処理を停止させる。
【0142】ステップ504で当該ファイルから読み出
した内容を調べた結果、その内容が<sope>タグと
</sope>タグとで囲まれた部分のものではない場
合にはステップ505に進む。
【0143】ステップ505でコマンド応答部114
は、当該ファイルから読み出した内容が<caply>
タグと</caply>タグとで囲まれた部分に記述さ
れたものであるかどうかを調べる。
【0144】当該ファイルから読み出した内容が<ca
ply>タグと</caply>タグとで囲まれた部分
のものである場合にはステップ530に進む。
【0145】ステップ530でコマンド応答部114は
クライアント120または130に送出するURLを動
的に生成してコマンド受信部113に出力し、コマンド
受信部113はコマンド応答部114から受け取ったU
RLをクライアント120または130に送信する。
【0146】例えば、<caply>タグと</cap
ly>タグに囲まれた部分が、PLAYの文字列にVO
D用HTMLファイル201を関連付けるHTMLの記
述を出力するwrite()関数である場合にはこのw
rite()関数を実行してURLを出力する。
【0147】なおwrite()関数でPLAYの文字
列にVOD用HTMLファイル201を関連付ける場合
には、VOD用HTMLファイル201を示す記述の後
に文字列“?”と、time()関数で生成した時刻を
示す文字列とを付加して、VOD用HTMLファイル2
01のURLを動的に生成する。
【0148】また動的に生成されるURLのパラメータ
はリクエスト毎に異なる文字列となればどの様な文字列
を用いても良く、time()関数で生成した時刻を示
す文字列を付加する代わりに、リクエストの度に数値が
増加または減少する数字や乱数等を用いてURLのパラ
メータを動的に生成しても良い。
【0149】ステップ505で当該ファイルから読み出
した内容を調べた結果、その内容が<caply>タグ
と</caply>タグとで囲まれた部分のものではな
い場合にはステップ506に進む。
【0150】ステップ506でコマンド応答部114は
当該ファイルのHTMLの記述をコマンド受信部113
に出力し、コマンド受信部113はコマンド応答部11
4から受け取ったHTMLの記述をクライアント120
または130に送信する。
【0151】ステップ507でコマンド応答部114は
当該ファイルの内容を全て読み出したかどうか調べ、ま
だ全ての内容を読み出していない場合にはステップ50
3に戻り、全ての内容を読み出した場合にはこの処理を
終了する。
【0152】以上説明した様に、本実施形態のビデオサ
ーバによれば、リンク情報を動的に生成してクライアン
トに送信するので、キャッシュ機能を有するクライアン
トを用いた場合でもビデオデータへのアクセスを行うリ
クエストをクライアントからビデオサーバに送信するこ
とが可能である。
【0153】
【発明の効果】本発明によれば、リンク情報を動的に生
成してクライアントに送信するので、キャッシュ機能を
有するクライアントを用いた場合でもビデオデータへの
アクセスを行うリクエストをクライアントからビデオサ
ーバに送信することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のビデオサーバの概略構成を示す図
である。
【図2】本実施形態のHTMLファイルの流れの概要を
示す図である。
【図3】本実施形態のVOD用HTMLファイル201
の記述例を示す図である。
【図4】本実施形態のクライアント120または130
に伝えられるURLの例を示す図である。
【図5】本実施形態のビデオサーバ100の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】従来のVODシステムの概略構成を示す図であ
る。
【図7】従来のWWWの概要を示す図である。
【符号の説明】
100…ビデオサーバ、120及び130…クライアン
ト、140…パケット交換網、141〜143…第1の
ネットワーク、144〜146…第2のネットワーク、
101…CPU、102…メモリ、103…磁気ディス
ク装置、104…キーボード、105…ディスプレイ装
置、106…CD−ROM装置、111…データ蓄積
部、112…HTMLファイル蓄積部、113…コマン
ド受信部、114…コマンド応答部、115…コマンド
制御部、116…ストリーム転送部、121…CPU、
122…メモリ、123…磁気ディスク装置、124…
キーボード、125…ディスプレイ装置、126…CD
−ROM装置、127…WWWブラウザ、128…ビデ
オ再生部、201〜204…VOD用HTMLファイ
ル、205…一般処理用HTMLファイル、600…ビ
デオサーバ、620及び630…クライアント、640
…パケット交換網、641〜643…第1のネットワー
ク、644〜646…第2のネットワーク、601…C
PU、602…メモリ、603…磁気ディスク装置、6
04…キーボード、605…ディスプレイ装置、606
…CD−ROM装置、611…データ蓄積部、615…
コマンド制御部、616…ストリーム転送部、621…
CPU、622…メモリ、623…磁気ディスク装置、
624…キーボード、625…ディスプレイ装置、62
6…CD−ROM装置、627…ビデオ再生部、700
及び710…WWWサーバ、720…クライアント、7
30…パケット交換網、701…CPU、702…メモ
リ、703…磁気ディスク装置、704…キーボード、
705…ディスプレイ装置、706…CD−ROM装
置、707…WWWサーバ処理部、708…HTMLフ
ァイル蓄積部、721…CPU、722…メモリ、72
3…磁気ディスク装置、724…キーボード、725…
ディスプレイ装置、726…CD−ROM装置、727
…WWWブラウザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/781 H04N 5/781 510G 7/173

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントからのリクエストに応じて
    ビデオデータを送信するビデオサーバにおいて、 ビデオデータへのアクセスを制御する制御内容を記述し
    たファイルへのリンク情報を含むリクエストをクライア
    ントから受信するコマンド受信部と、前記コマンド受信
    部が受信したリクエスト中のリンク情報が示すファイル
    を読み出し、当該ファイルに記述された制御内容をコマ
    ンド制御部に渡すと共に当該ファイルへのリンク情報を
    動的に生成してクライアントへ応答するコマンド応答部
    と、 ビデオデータを蓄積するデータ蓄積部からビデオデータ
    を取り出してクライアントに送信するストリーム転送部
    と、前記コマンド応答部から渡された制御内容に応じて
    前記ストリーム転送部を制御するコマンド制御部とを備
    えることを特徴とするビデオサーバ。
  2. 【請求項2】 前記コマンド応答部は、前記ファイル蓄
    積部中のファイルへのリンク情報に毎回異なるパラメー
    タを付加することにより当該ファイルへのリンク情報を
    動的に生成することを特徴とする請求項1に記載された
    ビデオサーバ。
  3. 【請求項3】 前記コマンド制御部は、前記ストリーム
    転送部により行われているビデオデータへの処理をクラ
    イアントのアドレス毎に管理し、リクエストを送信した
    クライアントのアドレスにより制御の対象となるビデオ
    データへの処理を識別することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載されたビデオサーバ。
  4. 【請求項4】 クライアントからのリクエストに応じて
    ビデオデータを送信する為のプログラムを記録した媒体
    において、 ビデオデータへのアクセスを制御する制御内容を記述し
    たファイルへのリンク情報を含むリクエストをクライア
    ントから受信するコマンド受信部と、前記コマンド受信
    部が受信したリクエスト中のリンク情報が示すファイル
    を読み出し、当該ファイルに記述された制御内容をコマ
    ンド制御部に渡すと共に当該ファイルへのリンク情報を
    動的に生成してクライアントへ応答するコマンド応答部
    と、 ビデオデータを蓄積するデータ蓄積部からビデオデータ
    を取り出してクライアントに送信するストリーム転送部
    と、前記コマンド応答部から渡された制御内容に応じて
    前記ストリーム転送部を制御するコマンド制御部として
    コンピュータを機能させる為のプログラムを記録したこ
    とを特徴とする媒体。
  5. 【請求項5】 前記コマンド応答部は、前記ファイル蓄
    積部中のファイルへのリンク情報に毎回異なるパラメー
    タを付加することにより当該ファイルへのリンク情報を
    動的に生成することを特徴とする請求項4に記載された
    媒体。
  6. 【請求項6】 前記コマンド制御部は、前記ストリーム
    転送部により行われているビデオデータへの処理をクラ
    イアントのアドレス毎に管理し、リクエストを送信した
    クライアントのアドレスにより制御の対象となるビデオ
    データへの処理を識別することを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5のいずれかに記載された媒体。
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