JPH1186165A - 火災予防警報装置 - Google Patents

火災予防警報装置

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Publication number
JPH1186165A
JPH1186165A JP23722497A JP23722497A JPH1186165A JP H1186165 A JPH1186165 A JP H1186165A JP 23722497 A JP23722497 A JP 23722497A JP 23722497 A JP23722497 A JP 23722497A JP H1186165 A JPH1186165 A JP H1186165A
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JP
Japan
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temperature
alarm
image
indicating material
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP23722497A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouji Matsubara
亮滋 松原
Yasuyuki Hishida
康之 菱田
Yoshihiro Daito
良浩 大都
Hitoshi Noujiyou
仁志 能條
Seiichi Yamashita
誠一 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1186165A publication Critical patent/JPH1186165A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に多箇所の温度を測定できる火災予防警
報装置を提供する。 【解決手段】 火災予防の対象物1に取り付けられ、対
象物1の温度に応じて色変化する示温材2と、この示温
材を含む画像を撮像する撮像手段3と、撮像された画像
を処理して上記示温材2の示す温度を検出し、この温度
が所定温度以上のときに警報を発する警報手段4と備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災予防のための
警報装置に係り、特に、安価で多箇所の温度が検出でき
る火災予防警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの変電室には、室温に応じて
換気扇を回す装置や火災が発生したことを知らせる警報
装置はあっても、火災予防の警報装置は設置されていな
い。変電室の火災予防の警報のためには、電力設備の課
電部の過熱を検出することが必要である。電力設備の課
電部の温度監視装置としては、光ファイバを用いて温度
を測定する装置や測温抵抗体で温度を測定して測定結果
を無線で伝送する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】課電された多くの場所
を監視するには、光ファイバを用いた装置ならば1本の
光ファイバで可能であるが、一般に光ファイバを用いた
装置は高価である。
【0004】測温抵抗体を用いた装置は、多箇所に測温
抵抗体や無線機を配置しなくてはならないので、結局、
高価になる。また、課電部に取り付ける装置が大きくな
るという問題もある。さらに、電気的絶縁が確保されな
い場所には設置することができないという問題もある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、安価に多箇所の温度を測定できる火災予防警報装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、火災予防の対象物に取り付けられ、対象物
の温度に応じて色変化する示温材と、この示温材を含む
画像を撮像する撮像手段と、撮像された画像を処理して
上記示温材の示す温度を検出し、この温度が所定温度以
上のときに警報を発する警報手段とを備えたものであ
る。
【0007】上記警報手段が、予め画像上における上記
示温材の位置を記憶し、その位置の部分だけ画像処理し
てもよい。
【0008】上記示温材の一部に周囲環境の色と異なる
色を配し、上記警報手段がその色に基づいて画像上にお
ける上記示温材の位置を検出してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0010】図1に示されるように、本発明の火災予防
警報装置は、火災予防の対象物1に取り付けられ、対象
物1の温度に応じて色変化する示温材2と、この示温材
2を含む画像を撮像するカメラ等の撮像手段3と、撮像
された画像を処理して上記示温材2の示す温度を検出
し、この温度が所定温度以上のときに警報を発する警報
手段4とを備えている。対象物1は、例えば前記した電
力設備であり、その課電部或いは温度検出が必要な部分
の表面に示温材2を取り付ける。示温材2は、ラベル状
に形成したものを接着して張り付けてもよいし、ペイン
ト状のものを塗布してもよい。撮像手段3は、1以上の
箇所の示温材2を視野に入れて設置する。警報手段4
は、CPU及びその周辺回路からなるコンピュータで構
成することができる。例えば、マイクロコンピュータを
搭載した基板(マイコンボード)で構成してもよい。5
は、中央監視装置であり、1以上の警報手段4からの警
報を監視することができる。
【0011】図1の火災予防警報装置は、撮像手段3に
より定期的に画像を取り込み、警報手段4により画像上
の示温材の色から温度を検出する。課電部の過熱等によ
り示温材2の温度が上昇すると、その温度に応じて色が
変化する。警報手段4は、画像上の示温材の色から検出
した温度が予め設定した設定値以上になると、中央監視
装置5に対して警報を発すると共に、その示温材2の位
置情報を伝える。従って、中央監視装置5では、どの撮
像手段3のどの位置にある示温材2が異常温度になって
いるかを知ることができる。
【0012】次に、画像上の示温材の位置を特定する方
法を2つ説明する。
【0013】撮像手段3が撮像した画像には、背景(周
囲環境)が含まれており、背景の色が温度検出にかから
ないように、示温材の色だけを取り出さなくてはならな
い。このための第1の方法は、予め画像上における示温
材の位置を記憶し、その位置の部分だけ画像処理するも
のである。このために、火災予防警報装置は、示温材の
位置を記憶するメモリを備え、そのメモリに示温材の位
置を入力する手段としてモニタ及びマウス(図示せず)
を備える。オペレータは、火災予防警報装置を設置又は
起動したときに、画像を映しているモニタを見ながらマ
ウスを操作して示温材の位置を警報手段4に入力する。
爾後、警報手段4は、示温材の位置の部分だけ画像処理
することになり、背景の色には無関係に温度検出を行う
ことができる。
【0014】第2の方法は、示温材2の一部に周囲環境
の色と異なる色を配し、警報手段4がその画像上の示温
材の色に基づいて画像上における示温材の位置を検出す
るものである。即ち、図2に示されるように、示温材2
1は、その中央部に温度に応じて色変化する示温部22
を配し、その外側に周囲環境の色とは異なる色からなる
位置表示部23を配したものである。位置表示部23に
は、対象物やその他の背景にはない色を使用する。例え
ば、地下変電室などでは、蛍光ピンクを使用するとよ
い。
【0015】警報手段4が画像取り込み後に行う処理
は、図3により説明する。まず、図3(a)に示される
ように、撮像手段3による原画像上には示温材31(示
温部32と位置表示部33)、対象物34、その他の背
景35が含まれる。このなかから位置表示部23の色を
持つ部分を抽出する。図3(b)に示されるように、位
置表示部23の色を抽出し、二値化した画像上には、実
際の位置表示部23による示温材部分36と、予期しな
い同色部分37とが現れる。同色部分37はノイズであ
るから除去する必要がある。ここで画像の膨張・収縮処
理(例えば、白画素に隣接する黒画素を白に反転すると
いう処理を所定回数繰り返して黒画素の集団の大きさを
小さくし、その後、黒画素に隣接する白画素を黒に反転
するという処理を同じ回数繰り返して黒画素の集団の大
きさを大きくすると、一定以上の大きさの黒画素の集団
は復元されるが、小さいものは消去される)を行うと、
図3(c)に示されるように同色部分37は除去され
る。このようにして、示温材部分36だけが取り出さ
れ、示温材の位置が検出される。示温材部分36として
抽出した位置表示部の中央が示温部であるから、図3
(d)に示されるようにこの示温材部分36の中心(重
心)を示温部の中心位置38とする。そして、この中心
位置38を原画像に適用し、原画像において示温部32
の中心近傍の画素の色の平均から温度を算出する。
【0016】第2の方法によれば、自動的に示温材の位
置が検出されるので、位置情報を入力する手間がかから
ないと共に、停電などのなんらかの原因により記憶して
おいた位置情報が失われて温度検出に支障をきたすこと
がなくなる。
【0017】本発明にあっては、示温材2が光ファイバ
や測温抵抗体に比べて相当安価に構成できるので、多箇
所に取り付けてもなお安価である。また、多箇所の示温
材2を1つの撮像手段3で撮像することができるので、
装置全体も安価になる。撮像手段3の画像から示温材と
背景とを識別するのは簡単ではないが、上記2つの方法
により実現できる。特に、示温材2(21)の一部に周
囲環境の色と異なる位置表示部23を設けたものは、自
動的に示温材の位置が検出されるので、簡便である。ま
た、課電部に示温材2を取り付け、撮像手段3は地上電
位部に設置すればよいので、電気的絶縁が確保される。
【0018】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0019】(1)多箇所の温度を測定できる火災予防
警報装置を安価に構成することができる。
【0020】(2)対象物と撮像手段とが空間を隔てて
いるので、電気的絶縁が確保され、課電部の温度検出が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す火災予防警報装置の
構成図である。
【図2】本発明に使用する示温材の平面図である。
【図3】本発明において画像上の示温材の位置を特定す
る方法を示す画像の図であり、(a)は原画像、(b)
は二値化処理画像、(c)は膨張・収縮処理画像、
(d)は示温部の中心位置検出画像である。
【符号の説明】
1 対象物 2 示温材 3 撮像手段 4 警報手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 23/00 530 G08B 23/00 530C (72)発明者 能條 仁志 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 山下 誠一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災予防の対象物に取り付けられ、対象
    物の温度に応じて色変化する示温材と、この示温材を含
    む画像を撮像する撮像手段と、撮像された画像を処理し
    て上記示温材の示す温度を検出し、この温度が所定温度
    以上のときに警報を発する警報手段と備えたことを特徴
    とする火災予防警報装置。
  2. 【請求項2】 上記警報手段が、予め画像上における上
    記示温材の位置を記憶し、その位置の部分だけ画像処理
    することを特徴とする請求項1記載の火災予防警報装
    置。
  3. 【請求項3】 上記示温材の一部に周囲環境の色と異な
    る色を配し、上記警報手段がその色に基づいて画像上に
    おける上記示温材の位置を検出することを特徴とする請
    求項2記載の火災予防警報装置。
JP23722497A 1997-09-02 1997-09-02 火災予防警報装置 Pending JPH1186165A (ja)

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JP23722497A JPH1186165A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 火災予防警報装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008031310A1 (fr) * 2006-09-08 2008-03-20 Weishe Zhang Détecteur d'incendie à détection de température linéaire non renouvelable pour alarme à circuit ouvert
WO2008046249A1 (fr) * 2006-10-19 2008-04-24 Weishe Zhang Detecteur de temperature lineaire non renouvelable dote d'une alarme de court-circuit
JP2008267010A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Ohbayashi Corp 建築物及び建築物の施工方法
JP2011140341A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The ボイルオーバー監視システム及び監視方法
CN112885026A (zh) * 2021-01-15 2021-06-01 浙江大华技术股份有限公司 一种火灾监控系统、方法、装置、监控设备及存储介质

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