JPH1183740A - 雨滴検出装置 - Google Patents

雨滴検出装置

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JPH1183740A
JPH1183740A JP9239987A JP23998797A JPH1183740A JP H1183740 A JPH1183740 A JP H1183740A JP 9239987 A JP9239987 A JP 9239987A JP 23998797 A JP23998797 A JP 23998797A JP H1183740 A JPH1183740 A JP H1183740A
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JP
Japan
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light
raindrop
optical prism
plate
conductive plate
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JP9239987A
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English (en)
Inventor
Keiichi Yasuda
恵一 安田
Osamu Terakura
修 寺倉
Masao Tokunaga
政男 徳永
Tsutomu Nakamura
中村  勉
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】迅速に光学プリズムの結露を除去することがで
きる雨滴検出装置を提供する。 【解決手段】 ヒータ20は、LEDからフォトダイオ
ードまでの光路の中間に対応する板状部19の背面に接
するように配置され、凹部37内に全体が配置されてい
る。このようにすることで、上記ヒータ20に通電を施
すと、反射伝導板22が加熱されて、この反射伝導板2
2での熱伝導にて光学プリズム12全体が加熱されるこ
とになる。この結果、従来に比べて、迅速に光学プリズ
ム12の結露を除去することができ、雨滴検出精度を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や船舶、航空
機等の窓ガラス(ウインドガラス)に付着した雨滴の有
無を検出する雨滴検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述した雨滴量検出装置におい
て、図9、10に示すようなドイツ国明細書38230
0C1号に記載されたものがある。なお、図10は図9
中左右方向から見た概略図である。この従来装置では、
車両の窓ガラス100に雨滴が有るときと無いときでは
窓ガラス100の反射率が異なることを利用して、発光
素子101にて光を窓ガラス100に入射し、窓ガラス
100にて透過した光量を受光素子102にて検出する
ことで、窓ガラス100の雨滴有無を検出している。
【0003】具体的な構成を説明すると、図9に示すよ
うに発光素子101と受光素子102との光路中には、
発光素子101の光を受光素子102へ案内する光学プ
リズム103が設けられている。そして、光学プリズム
103のうち、図9中左右方向の中央部は窪んで、他の
部位より薄板の板状部103aが形成されており、この
板状部103aには、反射板104が設けられている。
【0004】これにより、発光素子101からの光は、
図9中矢印Kで示すように先ず始めに光学プリズム10
3を透過した後、窓ガラス100にて反射する。その
後、この反射された反射光は、反射板104にて、再度
窓ガラス100に向かって反射し、さらに窓ガラス10
0にて反射したのち、受光素子102に入射する。反射
板104は、図10に示すように上記板状部103aの
背面に接するように配置された熱伝導部104aと、こ
の熱伝導部104aの端部から折り曲げられて形成され
た折り曲げ部104bを有する。
【0005】折り曲げ部104bには、自己制御型の抵
抗素子105が設けられており、この抵抗素子105
は、上記光学プリズム103を加熱することで、光学プ
リズム103に結露が生じることを防止するものであ
る。つまり、抵抗素子105からの熱は、上記折り曲げ
部104bを伝わり、さらに熱伝導部104aに伝わる
ことで、光学プリズム103の板状部103aに伝わ
る。これにより、光学プリズム103が加熱され、光学
プリズム103の結露による雨滴検出精度の悪化が防止
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、抵抗素子105が光学プリズム103と離
れた位置で、折り曲げ部104bに設けられているの
で、抵抗素子105からの熱が光学プリズム103全体
に熱が伝わりにくい。従って、光学プリズム103に結
露が生じた場合に、これを除去するのに時間がかかり、
雨滴検出精度が悪化するという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、迅速に光学プリ
ズムの結露を除去することができる雨滴検出装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を採用する。請求項1な
いし4記載の発明では、反射伝導板(22)の他端面、
かつ反射面の反対側で、光学プリズム(12)が接する
部位に対応して設けられ、反射伝導板(22)を加熱す
ることで、反射伝導板(22)での熱伝導にて光学プリ
ズム(12)を加熱する電気式加熱手段(20)とを有
することを特徴としている。
【0009】これにより、電気式加熱手段が、反射伝導
板の他端面で、光学プリズムが接する部位に対応して設
けられているので、電気式加熱手段に通電を施すと、反
射伝導板が加熱されて、この反射伝導板での熱伝導にて
光学プリズム全体が加熱される。この結果、従来に比べ
て、迅速に光学プリズムの結露を除去することができ、
雨滴検出精度を向上できる。
【0010】また、請求項2記載の発明では、光学プリ
ズム(12)のうち、前記発光素子(8)から前記受光
素子(9)までの光路の中間部に対応する中間部分は、
雨滴対象物(1)側に窪む形状になっていることで、凹
部(37)が形成されており、この凹部(37)内に電
気式加熱手段(20)全体が収納配置されていることを
特徴としている。
【0011】これにより、電気式加熱手段全体が、凹部
に収納配置されているので、電気式加熱手段にて雨滴検
出装置の体格を大きくならず、雨滴検出装置の体格を小
さくできる。また、請求項3記載の発明では、反射伝導
板(22)は、凹部(37)の凹面(37a)に沿うよ
うにして屈曲した形状を呈することを特徴としている。
【0012】これにより、反射伝導板が、凹部の凹面に
沿うようにして屈曲した形状となっているので、反射伝
導板の電熱面積を大きくでき、電気式加熱手段の熱をさ
らに光学プリズムの全体に伝えやすくなり、光学プリズ
ム全体をさらに迅速に加熱することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。なお、本実施形態は本発明の雨滴検出装置を
車両のワイパー自動制御装置に適用したものである。図
1にワイパー自動制御装置の概略ブロック図を示す。図
1に示すようにワイパー自動制御装置は、車両のウイン
ドガラス1(雨滴付着対象物)に付着する雨滴を払拭す
るワイパーブレード2と、このワイパーブレード2を作
動制御するワイパー制御装置3と雨滴検出装置6からな
る。
【0014】ワイパー制御装置3は、上記ワイパーブレ
ード2を駆動する電気的駆動手段であるワイパーモータ
4と、ワイパーモータ駆動回路5と、ワイパーブレード
2の自動制御の開始停止を設定するスイッチ手段である
ワイパースイッチ7とを有する。このワイパースイッチ
7は、乗員によりその設定位置が5段階設定可能となっ
ている。具体的には、ワイパーースイッチ7には、ワイ
パーブレード2による雨滴の払拭を停止するオフ、ワイ
パブレード2による払拭を自動制御するオート、ワイパ
ーブレード2の作動(周期)を間欠運転とするInt、
ワイパーブレード2の作動(周期)を低速運転とするL
o、およびワイパーブレード2の作動(周期)を高速運
転とするHiの5つの設定位置がある。
【0015】雨滴検出装置6は、演算処理装置であるC
PU14を有する。このCPU14は、車両イグニッシ
ョンスイッチ40がオンで、上記ワイパースイッチ7が
オートに設定されているときに、車載電源30から電源
が供給されるようになっている。そして、本例では、こ
のCPU14によって演算処理されることで、ウインド
ガラス1に付着した雨滴量を算出する。つまり、上記ワ
イパースイッチ7がオートに設定されているときに、上
記CPU14にて演算された雨滴量に基づきワイパー払
拭モードを決定し、これに応じてワイパー制御信号をワ
イパーモータ駆動回路5に出力することで、ワイパーブ
レード2が自動制御されるようになっている。
【0016】また、図1に示すように、CPU14に
は、後述の光学プリズム12を加熱する電気式加熱手段
であるヒータ20を制御するヒータ回路21が接続され
ている。次に上記雨滴検出装置6について図1〜3に基
づき説明する。なお、図3は図2のX−X断面図であ
る。
【0017】図2に示すように雨滴検出装置6は、上記
ワイパーブレード2の払拭範囲で、ウインドガラス1の
車室内面、かつウインドガラス1の内面に取り付けられ
ている。雨滴検出装置6は、図2、3に示すようにハウ
ジングをなす2つの樹脂性のカバーケース11a、11
bを有する。カバーケース11a、11bは、四角カッ
プ状に形成されており、内部には発光素子8、光学プリ
ズム12、反射伝導板22、受光素子9、および回路基
板部13等の機能部品が収納されている。以下、これら
機能部品を詳細について説明する。
【0018】発光素子8は、赤外線を発光する発光ダイ
オード(以下、LED)にて構成されており、フロント
ガラス1に向かって赤外光を発光する。LED8は、図
1に示すようにCPU14によりLED駆動回路15を
通じて発光タイミングが制御される。光学プリズム12
は、図2に示すように本例ではアクリル等の透明な樹脂
材にて形成されている。光学プリズム12は、上記LE
D8からフロントガラス1までの光路中で、ウインドガ
ラス1の近傍に設けられている。光学プリズム12は、
LED8の光をウインドガラス1に案内するとともに、
ウインドガラスにて反射した反射光を上記受光素子9に
入射されるよう案内するものである。
【0019】また、光学プリズム12は、ウインドガラ
ス1からの反射光を反射させて、上記受光素子9に受光
させるとともに、車室外からの日射が受光素子9に入射
することを遮断するものである。ここで、本例における
光学プリズム12は、図2中中央部がその他の部位に対
して窪んだ凹部37が形成されて、板状の部材の両端部
が山状となるような形状となっている。そして、この凹
部37の底面によって、光学プリズム12には、他の部
位より板厚を小さい板状の板状部19が形成されてい
る。
【0020】このように、板状部19の板厚を他の部位
より小さくしたのは、図2中上下方向における雨滴検出
装置6の体格を小さくすることができるとともに、板厚
を大きくすると図2中左右方向における光路が長くなる
ので、雨滴検出装置6の幅を小さくすることができるか
らである。また、光学プリズム12には、図2、3に示
すように球面レンズ36a、36bが設けられており、
球面レンズ36aは、LED8の光を集光してプリズム
12に光を入射させるものである。また、球面レンズ3
6bは、プリズム12を透過した光を集光して受光素子
9に入射させるものである。
【0021】このような光学プリズム12は、透過性の
接着材17によってウインドガラス1に接するように取
り付けられている。これにより、雨滴検出装置6全体が
ウインドガラス1に取り付けられる。反射伝導板22
は、黄銅等の金属材料にて板状に形成されており、図2
に示すように一端面(紙面下方)が光学プリズム12に
接して設けられている。この一端面は、反射面22aを
構成するものであり、この反射面22aにより反射伝導
板22は、図2中矢印Aで示すようにLED8からの光
が光学プリズム12を透過し、フロントガラス1にて反
射した反射光を再度、反射面22aにて反射し、光学プ
リズム12を透過させて、フロントガラス1に入射させ
る。なお、この反射伝導板22の詳細は後で説明する。
【0022】受光素子9は、本例では、フォトダイオー
ドにて構成されている。フォトダイオード9は、図2中
矢印Aで示すように上記反射面22aにて反射され、光
学プリズム12を通過してフロントガラス1にて反射し
た反射光を受光するものである。また、上記フォトダイ
オード9の出力値は、図1に示すように検波増幅回路1
6により、光−電圧変換されて、CPU14に入力され
るようになっている。
【0023】このような構成により、雨滴検出装置6
は、LED8の光をウインドガラス1に入射し、この光
をウインドガラス1にて反射させて、この反射光をフォ
トダイオード9にて受光し、フォトダイオード9にて上
記反射光の光量に基づいて、ウインドガラス1に付着す
る雨滴量を検出する。つまり、雨滴検出装置6は、CP
U14にてウインドガラス1に雨滴が付着しているとウ
インドガラス1での反射率が変化(小さくなる)して、
フォトダイオード9での受光量が減少することを利用し
て雨滴量を検出している。そして、この検出された雨滴
量に基づいて、上記ワイパーブレード2を自動制御す
る。
【0024】次に、雨滴検出装置6の具体的構成を説明
する。カバーケース11a、11b内には、上記LED
8、上記フォトダイオード9、上記光学プリズム12、
回路基板13、および反射伝導板22等の器の機能部品
を保持するベース部31が設けられている。ベース部3
1は、樹脂材にて板状に形成されている。ベース部13
の板面のうち一方(図2、3中上方)には、図2、3に
示すように回路基板13を保持する保持爪部32が一体
形成されている。ここで、回路基板13は、上記LED
駆動回路15や、上記検波増幅回路16を有する電気回
路を構成するものである。
【0025】ベース部31には、図3に示すように回路
基板13の端面と当接する当接部34が形成されてい
る。そして、回路基板13をベース部31に取り付ける
場合、回路基板13は、図3中上方から下方に上記保持
爪部32を弾性変形させ、回路基板13が当接部34に
当接するまで押し込まれる。すると、保持爪部32が弾
性復帰することで、回路基板13が保持爪部32と当接
部34とに挟み込まれて保持される。
【0026】また、ベース部31の板面のうち他方に
は、図2、3に示すように光学プリズム12を保持する
保持爪部33が一体形成されている。そして、図3に示
すように光学プリズム12には、保持爪部33の先端形
状に合わせた形状の窪み部35を有し、この保持爪部3
3が窪み部35にはまりこんで、保持爪部33に挟み込
まれて保持されている。
【0027】さらにベース部13は、図3中左右方向に
突出するように保持部38を有し、保持部38がカバー
ケース11bの保持孔39にはまりこむことで、カバー
ケース11b内に保持される。次に、上記反射伝導板2
2およびヒータ20の詳細について、図4〜図8に基づ
き説明する。なお、図5は図4中Y−Y断面図であり、
図8は図2の要部拡大図である。
【0028】反射伝導板22は、図4に示すように打ち
抜き加工にて略四角板状に形成されている。そして、反
射伝導板22には、図4に示すように切り込みが形成さ
れて、ベース部31への取り付け部59が設けられてい
る。この取り付け部59には、打ち抜き加工により取り
付け孔40が形成されている。そして、反射伝導部材2
2には、上記ヒータ20が以下のように形成される。先
ず、図5に示すように反射伝導板本体22bの両面に、
真空蒸着にて金属膜41(例えば、Ni)を形成する。
その後、反射伝導板22の一方の面のうち、図4中斜線
で示した範囲に真空蒸着にて絶縁膜42(例えば、Si
2 )を形成する(図5参照)。そして、この絶縁膜4
2上にヒータ膜43(例えば、Ni,Cr)を真空蒸着
にて形成した後、このヒータ膜43にエッチング処理を
施すことで、帯状かつ蛇行形状を有するヒータ20を形
成する。また、このエッチング処理にて、図4に示すよ
うに一対の電極部45を形成する。つまり、本例では、
ヒータ20は、帯状の電気抵抗素子にて構成されてお
り、電極部45を通じて通電が施されることで、発熱す
るようになっている。
【0029】その後、ヒータ20が形成された反射伝導
板22には、図6に示すように上記取り付け部59が折
り曲げられて形成され、さらに反射伝導板22には、図
6に示すようにこの取り付け部59を除いた両側部46
(図7、8中左右方向)が折り曲げられて形成される。
このように加工処理された反射伝導板22は、図8に示
すように雨滴検出装置6内に取り付けられる。ベース部
31には、図8に示すように取付用孔47が形成されて
おり、この取付用孔47内には凸部47aが形成されて
いる。そして、この取付用孔47に上記反射伝導部材2
2の取り付け部59が差し込まれて、上記凸部47aが
上記取り付け孔40が嵌まりこんでいる。このように反
射伝導板22は、雨滴検出装置6に取り付けられてい
る。
【0030】そして、このように反射伝導板22が雨滴
検出装置6(ベース部31)に取り付けられると、ヒー
タ20が形成されていない反射伝導板22の反射面22
aが、図8に示すように光学プリズム12に接するよう
に配置される。つまり、ヒータ20は、反射伝導板22
の他端面、反射面22aの反対側で、光学プリズム12
が接する部位に対応して設けられている。言い換える
と、ヒータ20は、LED8からフォトダイオード9ま
での光路の中間に対応する板状部19の背面(図2中上
方)に接するように配置され、凹部37内に全体が配置
されている。なお、図8は、ヒータ20を図面上に表す
ために、厚みを誇張したものであるとともに、反射伝導
板22および光学プリズム12にはハッチングがいれて
いない。
【0031】このようにすることで、上記ヒータ20に
通電を施すと、反射伝導板22が加熱されて、この反射
伝導板22での熱伝導にて光学プリズム12全体が加熱
されることになる。この結果、従来に比べて、迅速に光
学プリズム12の結露を除去することができ、雨滴検出
精度を向上できる。また、本例では、ヒータ20全体
が、凹部37に収納配置されている、つまり、ヒータ2
0全体が図2中上方における光学プリズム12の端部5
0より、フロントガラス1側に配置されているので、ヒ
ータ20によって雨滴検出装置6の図中上下方向の幅を
小さくできる。
【0032】また、本例では、図2に示すように反射伝
導板22が、凹部37の凹面37aに沿うようにして屈
曲した形状となっており、両側部46が光学プリズム1
2の板状部19の両側にも接するようになっている。こ
のため、反射伝導板22の熱伝導面積を大きくでき、ヒ
ータ20の熱をさらに光学プリズム12の全体に伝えや
すくなる。この結果、光学プリズム12全体をさらに迅
速に加熱することができ、雨滴検出精度を向上できる。
【0033】なお、このヒータ20の通電は、上記CP
U14およびヒータ回路22によって制御されるように
なっている。具体的には雨滴検出装置6には、光学プリ
ズム12の温度を検出する手段である温度センサ24
(図1参照)が内蔵されている。そして、上記ヒータ制
御回路21は、上記温度センサ24が検出する温度に基
づいて、光学プリズム12の温度を所定温度(例えば、
40℃)に制御するようになっている。
【0034】また、図2中25は、フォトダイオード9
への可視光の入射を遮断する可視光カットフィルターで
ある。ここで、ウインドガラス1には当然ながら太陽の
日射が入射する。そして、上記光学プリズム12は、こ
の日射がフォトダイオード9に入射することを防止する
ものである。しかしながら、光学プリズム12を用いて
も、完全に日射をフォトダイオード9から遮断すること
は難しい。そこで、上記可視光カットフィルター25
は、日射によるフォトダイオード9への影響を打ち消す
ために設けられている。
【0035】(他の実施形態)上記実施形態では、ヒー
タ20を真空蒸着にて形成したが、請求項1でいう電気
式加熱手段は、自己制御型の電気ヒータ(PTCヒー
タ)や、ニクロム線や、例えば箔状の抵抗素子を使用し
ても良い。また、上記各実施形態では、本発明を車両の
フロントガラス1に適用したものであったが、例えばサ
ンルーフやドアのウインドガラスにも適用できる。ま
た、これを発展させて、雨が降ってきたら自動的にサン
ルーフやドアのウインドガラスを閉じるようにしても良
い。
【0036】また、上記各実施形態ではワイパー自動制
御装置を車両に適用したが、本発明は船舶や航空機等に
でも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるワイパー自動制御装
置の全体概略構成図である。
【図2】上記実施形態における雨滴検出装置の構成図で
ある。
【図3】図2中X−X断面図である。
【図4】上記実施形態における反射伝導板の詳細図であ
る。
【図5】図4中Y−Y断面図である。
【図6】上記実施形態における反射伝導板の詳細図であ
る。
【図7】上記実施形態における反射伝導板の詳細図であ
る。
【図8】上記実施形態における反射伝導板の取り付け構
造を示す図である。
【図9】従来の雨滴検出装置の全体構成図である。
【図10】従来の雨滴検出装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1…ウインドガラス、6…雨滴検出装置、8…発光素
子、9…受光素子、14…CPU、20…ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 政男 愛知県西尾市下羽角岩谷14番地 株式会社 日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 中村 勉 愛知県西尾市下羽角岩谷14番地 株式会社 日本自動車部品総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨滴付着対象物(1)に向かって発光す
    る発光素子(8)と、 前記雨滴付着対象物(1)にて反射した前記発光素子
    (8)の光を受光するための受光素子(9)と、 前記発光素子(8)から前記受光素子(9)までの光路
    中で、前記雨滴付着対象物(1)に近接して設けられ、
    前記発光素子(8)の光を前記雨滴付着対象物(1)に
    案内するとともに、前記雨滴付着対象物(1)にて反射
    した反射光を前記発光素子(9)に入射されるよう案内
    する光学プリズム(12)と、 一端面が前記光学プリズム(12)に接して反射面(1
    9a)を構成し、前記光学プリズム(12)を透過し、
    前記雨滴付着対象物(1)にて反射した反射光を再度、
    前記反射面(19a)にて反射し、前記光学プリズム
    (12)を透過させて前記雨滴付着対象物(1)に入射
    させる板状の反射伝導板(22)と、 前記反射伝導板(22)の他端面、かつ前記反射面(1
    9a)の反対側で、前記光学プリズム(12)が接する
    部位に対応して設けられ、前記反射伝導板(22)を加
    熱することで、前記反射伝導板(22)での熱伝導にて
    前記光学プリズム(12)を加熱する電気式加熱手段
    (20)とを有することを特徴とする雨滴検出装置。
  2. 【請求項2】 前記光学プリズム(12)のうち、前記
    発光素子(8)から前記受光素子(9)までの光路の中
    間に対応する部分は、前記雨滴対象物(1)側に窪むよ
    うな形状になっていることで、凹部(37)が形成され
    ており、この凹部(37)内に前記電気式加熱手段(2
    0)全体が収納配置されていることを特徴とする雨滴検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記反射伝導板(22)は、前記凹部
    (37)の凹面(37a)に沿うようにして屈曲した形
    状を呈することを特徴とする請求項2記載の雨滴検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段(20)は、前記反射伝導
    板(22)に蒸着された電気抵抗素子にて構成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つに記
    載の雨滴検出装置。
JP9239987A 1997-09-04 1997-09-04 雨滴検出装置 Withdrawn JPH1183740A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004514918A (ja) * 2000-12-06 2004-05-20 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 特に自動車に用いられるレインセンサ
KR100981196B1 (ko) 2008-07-23 2010-09-10 한국오므론전장주식회사 프리즘 매개형 레인센서
JP2010237075A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsubishi Motors Corp 排ガス計測装置
JP2013096897A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Ricoh Co Ltd 撮像ユニット及びそれを備えた車両

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