JPH1183237A - エンジン駆動式ヒートポンプ装置 - Google Patents

エンジン駆動式ヒートポンプ装置

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JPH1183237A
JPH1183237A JP10163399A JP16339998A JPH1183237A JP H1183237 A JPH1183237 A JP H1183237A JP 10163399 A JP10163399 A JP 10163399A JP 16339998 A JP16339998 A JP 16339998A JP H1183237 A JPH1183237 A JP H1183237A
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JP
Japan
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engine
heat
refrigerant
exhaust heat
engine exhaust
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Application number
JP10163399A
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English (en)
Inventor
Makoto Misawa
誠 三沢
Yoshihiro Sugiyama
由浩 杉山
Katsuyuki Nagura
勝雪 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH1183237A publication Critical patent/JPH1183237A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エンジン排熱を放熱部により直接利用する装置
と、ヒートポンプ式空調において、室内熱交換器で放熱
し暖房する際の熱源として利用する装置の両方を有する
エンジン駆動ヒートポンプ装置で運転直後の暖房要求の
高い状態において早くその要求をみたす。 【解決手段】エンジン201で圧縮機208を駆動し暖
房運転中、エンジン排熱の一部をエンジン冷却水を介し
冷媒回路210に回収するとともに、エンジン排熱の―
部を放熱部を有するエンジン排熱利用装置に供給するエ
ンジン駆動式ヒートポンプ装置1において、エンジン排
熱を回収したエンジン冷却水を、この冷却水と冷媒回路
210中の冷媒との間で熱交換する水−冷媒間熱交換器
とエンジン排熱利用装置とに供給し、暖房要求検知手段
からの暖房開始要求に基づき、送風ファンを起動し、排
熱利用装置への排熱供給量より、水−冷媒間熱交喚器へ
の冷却水による排熱供給量を増加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、暖房装置として
使用するエンジン駆動式ヒートポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプの駆動源としてエンジンを
使用するエンジン駆動式ヒートポンプ装置は、暖房装置
として使用し、例えば暖房時エンジン排熱の一部を冷媒
回路に回収し、室内熱交換器による暖房効率を上昇させ
るとともに、室内熱交換器を配置した部屋や配置しない
部屋の床に放熱パネルを設け、この放熱パネルにエンジ
ン排熱を吸収した冷却水を循環させ床暖房するものが考
えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷媒回路への
回収のためと、床暖房のため、さらには床暖房以外のエ
ンジン排熱利用のためのとそれぞれどのようにエンジン
排熱の供給をするのか明確にしたものはなかった。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、エンジン排熱の一部を利用して放熱を実施するエ
ンジン排熱利用装置と、エンジン排熱の一部を回収した
冷媒を凝縮器となる室内熱交換器に循環してから放熱す
る空調装置の両方によりヒートポンプ装置を形成するも
のにおいて、ヒートポンプ装置の暖房運転開始直後にお
いて、早く暖房要求を満たすことができるようにするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1記載の発明は、『エンジンにより
駆動される圧縮機により暖房運転中、冷媒を圧縮機から
送風ファンを備える室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換
器、そして圧縮機の順に循環させる冷媒回路を備え、エ
ンジン排熱の一部をエンジン冷却水を介して冷媒回路に
回収するとともに、エンジン排熱の―部を放熱部を有す
るエンジン排熱利用装置に供給するエンジン駆動式ヒー
トポンプ装置において、エンジン排熱を回収したエンジ
ン冷却水を、この冷却水と前記冷媒回路中の冷媒との間
で熱交換する水−冷媒間熱交換器と前記エンジン排熱利
用装置とに供給するようにし、暖房要求検知手段からの
暖房開始要求に基づき、前記送風ファンを起動するとと
もに、前記エンジン排熱利用装置への前記冷却水による
排熱供給量より、前記水−冷媒間熱交喚器への前記冷却
水による排熱供給量を増加するようにしたことを特徴と
するエンジン駆動式ヒートポンプ装置。』である。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、放熱部
より、冷媒回路中に回収させて室内熱交換器に優先して
エンジン排熱を供給するとともに、送風ファンによる温
風が室内の人に作用し暖房要求を早期に満たすことがで
きる。
【0008】請求項2記載の発明は、『前記エンジン排
熱利用装置に高圧の冷媒の一部を分岐して流す冷媒放熱
器と、この冷媒放熱器からの放熱を受熱し、前記放熱部
に供給するようにするとともに、この冷媒放熱器を経た
冷媒を膨張弁を経由して低圧側に流すようにし、暖房開
始要求時、前記冷媒放熱器への分岐冷媒量を制限するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動
式ヒートポンプ装置。』である。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、冷媒放
熱器の放熱量を抑えることにより、エンジン排熱利用に
優先して室内熱交換器による放熱をすることができ、放
熱が開始されると室内ファンにより、室内の人が直ちに
暖かい空気流を感知することができ、暖房要求を早期に
満たすことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、『前記エンジン排
熱利用装置を、前記室内熱交換器を配設した部屋の床に
設置する放熱部へエンジン排熱の一部を循環させるよう
にした床暖房装置としたことを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載のエンジン駆動式ヒートポンプ装
置。』である。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、エンジ
ン排熱利用装置を床暖房装置とすることで、床暖房装置
に優先して早期に室内の暖房を可能とする。
【0012】請求項4記載の発明は、『前記エンジン排
熱利用装置を、市水の導入部を設けたタンク内に設ける
放熱部へエンジン排熱の一部を循環させるようにし、且
つ前記タンクに内部の温水の導出部を設けてなる給湯装
置としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
載のエンジン駆動式ヒートポンプ装置。』である。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、エンジ
ン排熱利用装置を給湯装置とすることで、給湯装置に優
先して早期に室内の暖房を可能とする。
【0014】請求項5記載の発明は、『前記エンジン排
熱利用装置を、外気を導く外気導入路と、内気を排出す
る内気排出路とを設けたケーシングの前記外気導入路に
設置する放熱部へエンジン排熱の一部を循環させるよう
にした乾燥装置としたことを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のエンジン駆動式ヒートポンプ装置。』
である。
【0015】この請求項5記載の発明によれば、エンジ
ン排熱利用装置を乾燥装置とすることで、乾燥装置に優
先して早期に室内の暖房を可能とする。
【0016】請求項6記載の発明は、『前記床暖房装
置、前記乾燥装置、あるいは給湯装置の内少なくとも2
つのエンジン排熱利用装置のそれぞれの放熱部にエンジ
ン排熱の一部を循環させるようにしたことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式ヒート
ポンプ装置。』である。
【0017】この請求項6記載の発明によれば、複数の
エンジン排熱利用装置に優先して早期に室内の暖房を可
能とする。
【0018】請求項7記載の発明は、『前記エンジン排
熱利用装置を、エンジン冷却水が循環するエンジン冷却
水放熱部と、このエンジン冷却水放熱部に相対する受熱
部を設け、この受熱部に市水を導くとともに、前記受熱
部で温度上昇した市水を外部に導出可能とする導出部を
設けてなる給湯装置としたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載のエンジン駆動式ヒートポンプ装
置。』である。
【0019】この請求項7記載の発明によれば、エンジ
ン排熱利用装置を給湯装置とすることで、給湯装置に優
先して早期に室内の暖房を可能とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明のエンジン駆動式
ヒートポンプ装置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】図1はエンジン駆動式ヒートポンプ装置の
全体構成を示す図である。エンジン駆動式ヒートポンプ
装置1は、室外機ユニット2と、図2に示す室内機ユニ
ット522とで構成されている。室外機ユニット2に備
えられるエンジン201は、水冷火花点火式のガスエン
ジンであって、伝動装置202を介して冷媒の圧縮機2
08を駆動する。伝動装置202は、エンジン201の
出力軸203と圧縮機208の入力軸206のそれぞれ
に固定されたプーリ204,207間にベルト205を
掛け渡すことによって構成されている。エンジン201
に対して、圧縮機208により冷媒を循環させるための
冷媒回路210と、エンジン201の冷却と排熱の回収
を行うための冷却水回路250が設けられていて、冷却
水回路250には、エンジン201の冷却水ジャケット
263と排気管に設けられた排気熱交換器262とが、
冷却水への排熱供給部として組み込まれている。
【0022】冷媒回路210は、圧縮機208によりフ
ロン等の冷媒を循環させる回路であって、圧縮機208
とオイルセパレータ230が管路211により接続さ
れ、オイルセパレータ230と四方弁232が管路21
2により接続され、四方弁232と主に暖房時冷媒への
放熱用熱交換器である二重管熱交換器233が管路21
3により接続され、二重管熱交換器233は水−冷媒間
熱交換器であり、この二重管熱交換器233と複数個の
室外熱交換器234が分岐管路214により接続され、
室外熱交換器234とディストリビュータ236が複数
の管路215により接続され、ディストリビュータ23
6が管路216により接続され、複数個の室内熱交換器
240が、分岐管路216aにそれぞれ配置された電子
膨張弁238を介して、管路217により接続され、室
内熱交換器240と四方弁232が分岐配管218aを
介して管路218に集合接続され、四方弁232と圧縮
機208が、アキュムレータ245を介して、管路21
9により接続されている。
【0023】冷媒回路210のアキュムレータ245と
圧縮機208の間の管路219には、オイルセパレータ
230において冷媒から分離されたオイルを圧縮機20
8に戻すために、オイルセパレータ230から延びるオ
イル戻し通路231が途中の毛細管270を介して接続
されている。分岐管路214と管路215の間に配置さ
れた室外熱交換器234には、この室外熱交換器234
に対して空気を通過させるための室外ファン235が設
けられている。
【0024】分岐管路216aには電子膨張弁238、
ストレーナ291が配置されている。管路216にはド
ライヤー241、バルブ290が配置され、管路218
にはバルブ292及びストレーナ293がそれぞれ配置
されている。さらに、管路216には管路294が接続
され、この管路294及び管路218には前記と同様に
それぞれ分岐管路を介して複数個の室内熱交換器が接続
される。
【0025】管路214と管路216との間には、バイ
パス冷媒管路421が接続され、このバイパス冷媒管路
421に電動バイパス弁422及び逆止弁423が配置
されている。また、ドライヤー241とディストリビュ
ータ236の間の配管216には、電動開閉弁424が
配置され、さらに冷媒温度センサ425が配置されてい
る。二重管熱交換器233と複数個の室外熱交換器23
4の間の管路214には、電動開閉弁426が配置され
ている。
【0026】管路253には、リニヤ三方弁280を配
置し、リニヤ三方弁280により管路256と管路25
4との切換を行うと共に冷却水の流量制御を行う。即
ち、エンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷
却水と冷媒回路210中の冷媒との間で熱交換する水−
冷媒間熱交換器である二重管熱交換器233と床暖房装
置Aとに分岐して供給するように構成されている。
【0027】管路211の途中には可撓管300が配置
され、また管路211を通過する冷媒温度を検知する高
圧側温度センサ303と、圧縮機208から電子膨張弁
238の間の高圧側冷媒回路の冷媒圧力を検知する高圧
側圧力センサ301が配置される。高圧側冷媒回路は、
冷房時には管路211、オイルセパレータ230、管路
212、四方弁232、管路213、二重管熱交換器2
33、分岐管路214、室外熱交換器234、管路21
5及び管路216で構成され、暖房時には管路211、
オイルセパレータ230、管路212、四方弁232及
び管路218で構成される。
【0028】そして、圧縮機208には圧縮機温度セン
サ306が、管路219の途中には可撓管300がそれ
ぞれ配置される。また、電子膨張弁238から圧縮機2
08までの間の低圧側冷媒回路の冷媒圧力を検知する低
圧側圧力センサ302が管路219に配置される。低圧
側冷媒回路は、冷房時には管路218、四方弁232及
び、途中にアキュムレータ245が配置された管路21
9で構成され、暖房時には管路216、管路215、室
外熱交換器234、管路214、二重管熱交換器23
3、管路213、四方弁232及び管路219で構成さ
れる。
【0029】一方、冷却水回路250は、冷却水ポンプ
261に排気熱交換器262が管路251により接続さ
れ、エンジン201の排気管に設けられた排気熱交換器
262と冷却水ジャケット263が管路252及び管路
252aにより接続され、冷却水ジャケット263とリ
ニヤ三方弁280が管路252bと管路253により接
続され、リニヤ三方弁280と室外ラジエータ265が
管路254により接続され、室外ラジエータ265と冷
却水ポンプ261が管路257により接続され、管路2
57の途中と水タンク267が管路255により接続さ
れ、管路257とリニヤ三方弁280が、二重管熱交換
器233を介して管路256により接続されている。水
タンク267には、リリーフ機能付きタンクキャップ4
06が接続されている。管路252には、切換弁Kが配
置され、この切換弁Kにタンクキャップ406が管路2
59により接続されている。管路259は空気抜き用の
通路として使用される。
【0030】管路255は、冷却水の補給用の通路とし
て使用され、管路257は室外ラジエータ265から水
ポンプに向けて冷却水を循環させる通路として使用され
る。室外ラジエータ265には、この室外ラジエータ2
65に対して空気を吹き付けるための室外ファン266
が設けられている。なお、室外ファン235と266を
一体大型化してもよい。
【0031】冷媒回路210と冷却水回路250に渡っ
て設けられている二重管熱交換器233は、主に暖房時
両回路を流れる冷媒と冷却水の間で熱交換を行う。ま
た、エンジン201には吸気管317が接続され、吸気
管317の上流部にはエアクリーナ318が配置され、
吸気管317の下流部にはガス燃料を混合する混合器3
19とその下流のスロットル弁320とが配置されてい
る。スロットル弁320はステップモータから構成され
るスロットル弁開度制御アクチュエータ311により開
閉制御される。混合器319のベンチュリ部にはガス吐
出口が設けられ、この吐出口には、途中に燃料ガス流量
制御弁312、減圧調整弁313、2つの開閉弁314
を有して燃料ガス供給源315と連結されたガス供給管
路316が接続されている。さらに、エンジン201に
は排気管323が接続され、その途中に設けられた排気
熱交換器262を介して大気に排気ガスを排出可能とし
ている。エンジン201にはエンジン回転数を検知する
エンジン回転数センサ310が配置されている。
【0032】この実施の形態では、冷却水循環システム
の循環路Sは、エンジン201の冷却水ジャケット26
3、切換弁K、これらを連通する循環通路252a,2
52bからなるエンジン側循環半路S1と、排気熱交換
器262、切換弁264、一方は室外ラジエータ265
及び下記する床暖房用エンジン冷却水側放熱管403、
他方は二重管熱交換器233、冷却水ポンプ261、こ
れらを連通する管路252,253,254,255,
256,257からなる放熱側循環半路S2を有してい
る。エンジン側循環半路S1と放熱側循環半路S2で、
冷却水温度が所定値を越えた場合のエンジン暖機時の循
環路を形成している。冷却水ジャケット263の下流側
連結点P1と上流側連結点P2とを結ぶ連通路950は
バイパス路を構成し、放熱側循環半路S2とで、冷却水
温度が一定所定値以下の時の循環路を形成する。
【0033】エンジン201の収容室には、エンジン収
容室内温度センサ430が配置され、さらに循環通路2
52bには冷却水温度センサ431が配置され、この冷
却水温度センサ431は冷却水ジャケット263の出口
温度を検知する。また、管路252には冷却水温度セン
サ432が配置され、この冷却水温度センサ432は排
気熱交換器262の出口温度を検知する。また、室外機
ユニット2には外気温度センサ439が配置されてい
る。
【0034】戸外において、室外機ユニット2と独立に
エンジン排熱回収ユニット70が配置され、エンジン排
熱回収ユニット70とエンジン排熱回収ユニット70か
ら温水が循環供給される床暖房パネル556とでエンジ
ン排熱利用装置の一実施形態となる床暖房装置Aが構成
される。各部屋に配置される室内機ユニット522の室
内熱交換器240は、室外機ユニット側の接続ジョイン
ト部a1〜a8を介して室外機ユニット2側に接続さ
れ、エンジン排熱回収ユニット70は室外機ユニット側
の接続ジョイント部a9〜a12を介して室外機ユニッ
ト2側に接続される。
【0035】エンジン排熱回収ユニット70は、床暖房
ユニット側の接続ジョイント部b1〜b6を有し、床暖
房ユニット側の接続ジョイント部b3,b4は分岐管路
216a,218aを介して室外機ユニット側の接続ジ
ョイント部a10,a9に接続され、床暖房ユニット側
の接続ジョイント部b5,b6は水配管404,402
を介して室外機ユニット側の接続ジョイント部a12,
a11に接続されている。室外機ユニット2の分岐管路
216aには床暖房用電子膨張弁238aが配置され、
ストレーナ291を介して室外機ユニット側の接続ジョ
イント部a10に接続されている。
【0036】室外機ユニット2のリニヤ三方弁280と
室外ラジエータ265の間の管路254には、サーモス
タット400が配置され、このサーモスタット400と
室外機ユニット側の接続ジョイント部a11とを結ぶ管
路の途中にはパックドバルブ401が配置されている。
管路257と室外機ユニット側の接続ジョイント部a1
2とを結ぶ管路の途中にはパックドバルブ405が配置
されている。パックドバルブ401,405は手動式の
開閉弁であり、エンジン排熱回収ユニット70を使用し
ない場合に全閉、エンジン排熱回収ユニット70を使用
する場合に全開とする。あるいは、次のようにしても良
い。パックドバルブ401,405を電子開閉弁とし、
パックドバルブ401及びパックドバルブ405は暖房
時、あるいは冷房時でも床暖房リモコンがON時に同時
に開くようにする。
【0037】リニヤ三方弁280は、サーモスタット4
00ヘの温水流I1と暖房時、エンジン排熱を冷媒に回
収するための二重管熱交換器233への温水流I2への
分流を行う。サーモスタット400は、上流直近の冷却
水温度により温水流I3と温水流I4への分流を行う。
【0038】エンジン排熱回収ユニット70には、床暖
房用熱交換ユニット71及び床暖房用水タンク410が
配置されている。床暖房ユニット側の接続ジョイント部
b1とb2の間に床暖房用水循環管路411、412、
416が接続され、床暖房用水循環管路412に床暖房
用水ポンプ413が配置されている。暖房用水循環管路
412に接続された床暖房用受熱管414と、暖房用水
循環管路416に接続された床暖房用受熱管415は床
暖房用熱交換ユニット71に内蔵されている。
【0039】また、床暖房用エンジン冷却水側放熱管4
03は床暖房ユニット側の接続ジョイント部b5とb6
に接続され、床暖房用冷媒側放熱管418は床暖房ユニ
ット側の接続ジョイント部b3とb4に接続され、この
床暖房用エンジン冷却水側放熱管403及び床暖房用冷
媒側放熱管418も床暖房用熱交換ユニット71に内蔵
されている。
【0040】床暖房用エンジン冷却水側放熱管403と
床暖房用受熱管415は一体化されて、二重管熱交換器
を構成するようにしている。同様に、床暖房用冷媒側放
熱管418と床暖房用受熱管414は一体化されて、二
重管熱交換器を構成するようにしている。この2つの二
重管熱交換器が連結されて床暖房用熱交換ユニット71
を形成している。なお、各々の二重熱交換器の替わりに
各々プレート熱交換器を構成するようにしても良い。
【0041】床暖房用冷媒側放熱管418の直近上流の
冷媒温度を検知する温度センサ419が配置され、また
床暖房用水タンク410には床暖房用水タンク内水面レ
ベルセンサ435が設けられ、さらに床暖房用水循環側
熱交換器の入口水温センサ436、床暖房用水循環側熱
交換器の出口水温センサ437、床暖房用エンジン冷却
水側熱交換器の入口水温センサ438が設けられてい
る。
【0042】図2は各部屋への空調機器の設置状況を示
す図である。例えば空調対象A室520A、空調対象B
室520B、空調対象C室520C、空調対象D室52
0D及び空調対象E室52OEがある。空調対象A室5
20Aには膨張弁内蔵式室内機521が使用され、空調
対象B室520B乃至空調対象E室520Eには膨張弁
非内蔵式室内機522が使用される。
【0043】空調対象A室520Aの膨張弁内蔵式室内
機521には、室内熱交換器240、送風ファン240
a、電子膨張弁238c及び室内交換器240と電子膨
張弁238cの間の冷媒温度を検知する室内機冷媒温度
センサ572が内蔵され、冷媒配管532,533を介
して冷媒配管530,531に接続され、冷媒配管53
0,531は室外機ユニット側の接続ジョイント部a
1,a2を介して室外機ユニット2側に接続される。
【0044】空調対象B室520B及び空調対象C室5
20Cの膨張弁非内蔵式室内機522には、室内熱交換
器240、送風ファン240a及び室内機冷媒温度セン
サ572が内蔵され、冷媒配管536,537及び分岐
ユニット535を介して冷媒配管532,533に接続
され、冷媒配管532,533は冷媒配管530,53
1接続される。分岐ユニット535には、冷媒配管53
2から空調対象B室520B及び空調対象C室520C
側に冷媒配管536が分岐し、冷媒配管533から空調
対象B室520B及び空調対象C室520C側に冷媒配
管537が分岐し、冷媒配管536には電子膨張弁23
8b及びストレーナ538が配置されている。
【0045】空調対象D室520D及び空調対象E室5
20Eの膨張弁非内蔵式室内機522には、室内熱交換
器240、送風ファン240a及び室内機冷媒温度セン
サ572が内蔵され、冷媒配管540,541を介して
室外機ユニット側の接続ジョイント部a3,a4及びa
5,a6を介して室外機ユニット2側に接続される。
【0046】空調対象A室520A乃至空調対象E室5
20Eには、室内リモコン装置570、室内温度センサ
571、床温度センサ573が配置される。また、この
発明の放熱器となる床暖パネル(床暖房用放熱器)55
6が配置され、電子流量制御弁555、床暖房用水管路
552,553を介して床暖房用水管路550,551
に接続される。床暖房用水管路550,551は、最末
尾において連結されている。
【0047】図3はエンジン駆動式ヒートポンプ装置の
制御回路図である。エンジン駆動式ヒートポンプ装置1
は、室外制御装置610、室内制御装置611、床暖制
御装置612及び分岐ユニット制御装置613を有して
いる。室外制御装置610の室外CPU615、室内制
御装置611の室内CPU616、床暖制御装置612
の床暖CPU617及び分岐ユニット制御装置613の
分岐ユニットCPU618は、データバス620,62
1,622により情報の授受を行い制御する。
【0048】室外CPU615は、スロットル弁開度制
御アクチュエータ311、リニヤ三方弁280の駆動ア
クチュエータ、電子膨張弁238,238aの駆動アク
チュエータ、室外ファン235,266の駆動アクチュ
エータ、室外側水ポンプ261の駆動アクチュエータ、
その他アクチュエータ群640、例えば燃料ガス流量制
御弁312、四方弁232、電動バイパス弁422、電
動開閉弁426、電動開閉弁424等の制御を行い、エ
ンジン回転センサ310、高圧側圧力センサ301、冷
媒温度センサ425、エンジン冷却水温度センサ43
1,432、その他のセンサ群641、例えばエンジン
収容室内温度センサ430、外気温度センサ439、高
圧側温度センサ303等の検知データの取込みを行う。
【0049】室内CPU616は、送風ファン240
a、室内ルーバーモータ240b、室内冷媒液温度セン
サ572、室内リモコン操作部570a、室内温度セン
サ571、電子膨張弁238a等の制御あるいは検知デ
ータの取込みを行う。
【0050】床暖CPU617は、床暖側水ポンプ41
3の駆動アクチュエータ、床暖排熱温水温度センサ43
8、床暖冷媒液温センサ419、床暖温水入口温度セン
サ436、床暖温水出口温度センサ437、床暖房用水
タンク内水面レベルセンサ435、床暖リモコン操作部
570b、床温度センサ573及び電子流量制御弁55
5等について、検知データを取り入れアクチュエータの
制御を行う。
【0051】次に、エンジン駆動式ヒートポンプ装置1
は、エンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷
却水と冷媒回路210中の冷媒との間で熱交換する水−
冷媒間熱交換器である二重管熱交換器233と床暖房装
置Aとに分岐して供給するようにし、暖房要求検知手段
からの暖房要求に基づき、送風ファン240aを起動す
るとともに、暖房要求が大なる時、床暖房装置Aへの冷
却水の供給に優先して、水−冷媒間熱交喚器である二重
管熱交換器233への冷却水の供給量を増加する制御
を、図4乃至図10に基づいて説明する。この暖房の制
御によりエンジン排熱を昇温するには時間がかかる床に
設置される放熱部より、冷媒回路210中に回収させて
室内熱交換器240に優先してエンジン排熱を供給する
とともに、送風ファン240aによる温風が室内の人に
作用し暖房要求を満たすことができる。
【0052】図4は制御フローチャートである。
【0053】ステップS101 いずれかの部屋において、室内リモコン装置570の床
暖リモコン操作部570bの床暖スイッチ、同室内機リ
モコン操作部570aの室内機スイッチの内少なくとも
いずれかがONされると、運転制御プログラムがスター
トする。
【0054】ステップS102 各部屋から送信される床暖スイッチ、室内機スイッチの
作動状況を調査する。 ステップS103 この結果は各部屋毎に表のいずれの運転状態となってい
るかとして把握される。
【0055】表1は個々の部屋の運転状態(T.O.
C)を示す。 表1
【0056】
【0057】表2は全体としての運転状態(T.O.
C)を示す。 表2
【0058】
【0059】室内機スイッチはOFFか、暖房か、冷房
の3つのいずれかとされる。この把握の結果は、A=
l、B=6、C=3、D=4の場合、1,6,3,4と
いう39情報データとされる。
【0060】このR.O.C.の組み合わせにより定ま
る全体としての運転状態T.O.Cは、暖房の部屋と冷
房の部屋が共存することはできないので、結果として 全ての部屋において、室内機スイッチOFF、 且つ床暖スイッチOFF状態 ・・・T.O.C=1 全ての部屋において、室内機スイッチOFF、 且ついずれかの部昼において床暖スイッチON状態・・・T.O.C=2 いずれかの部屋において、室内機=暖房、 且つ全ての部屋において床暖スイッチOFF状態 ・・・T.O.C=3 いずれかの部屋において、室内機=暖房、 且ついずれかの部屋において床暖スイッチON状態・・・T.O.C=4 いずれかの部屋において、室内機=冷房、 且つ全ての部屋において床暖スイッチOFF状態 ・・・T.O.C=5 いずれかの部屋において、室内機=冷房、 且ついずれかの部屋において床暖スイッチON状態・・・T.O.C=6 の6通りのいずれかとして全体運転状態が把握される。
【0061】さらに、制御装置は、室内機スイッチON
状態である各部屋における室内機サーモON,OFF状
態、さらには床暖スイッチONである各部屋における床
暖サーモON,OFF状態を把握する。ここで、リモコ
ンにより設定される目標室内温度T。と室内温度センサ
571の室内温度Tとの差に応じて、室内機サーモO
N,OFF状態が決まる。 同様、リモコンにより設定される目標床温度t。と床温
度センサ573の床温度tとの差に応じて、床暖サーモ
ON,OFF状態が決まる。
【0062】t<t。 の時床暖サーモON状態 t>t。 の時床暖サーモOFF状態 ステップS104 全体運転状態T.O.C.に応じてプログラムP1,P
2,停止が選択される。
【0063】ステップS105 ステップS104でT.O.C=2,4が選択される
と、プログラムP1を実施する。
【0064】ステップS106 ステップS104でT.O.C=3,5,6が選択され
ると、プログラムP2を実施する。
【0065】ステップS107 運転スタート時T.O.Cがnot1であったものが途
中で1とされる時に相当し、エンジン停止、全ての電子
膨張弁が全閉、全ての水ポンプは停止とされる。
【0066】図5はプログラムP1の制御を示すフロー
チャートである。
【0067】ステップS202 いずれかの部屋で、床暖サーモON状態でポンプONと
するあるいはポンプONに維持する。また、全ての部屋
で床暖サーモOFF状態でポンプOFFとするあるいは
ポンプOFFに維持する。
【0068】ステップS203 プログラムP1実施の第1回目のルーチン時のみ所定の
速度でリニヤ三方弁を全開方向に開動作し、全開となっ
たら停止する。プログラムP1を継続して実施する時の
第2回目のルーチン以降の時はパスする。なお、リニヤ
三方弁280全開時I1=0となりリニヤ三方弁280
へ流入する温水は全量、二重管熱交換器233へ流出す
る。すなわちI2=100%となる。全閉時は逆にI1
100%、I2=0となる。なお、図12にリニヤ三方
弁280の開度と分岐流量I1、I 2の関係を示した。
【0069】ステップS204 全て室内サーモOFF且つ全て床暖サーモOFF状態
(含む全ての室内リモコン及び床暖スイッチOFF)か
ら、いずれかでサーモON状態になるとエンジンが停止
状態(空調装置OFF状態あるいは空調装置ONかつ室
外機待機状態)から起動される室外機が起動運転状態と
なる。この起動運転状態の時ステップS205へ進む。
エンジンが起動を完了し安定回転域にある時、あるい
は、いずれかの室内リモコンあるいは床暖スイッチON
であっても、全て室内サーモ0FF且つ全て床暖サーモ
0FF状態の室外機待機状態の時、ステップS207へ
進む。
【0070】ステップS205 エンジン起動のための始動電動モータ及び点火回路を起
動する。
【0071】ステップS206 所定の初期開度(例えば全開に対して約20%の開度)
になるまで、床暖房用電子膨張弁238aの弁を所定の
速度で回動する。
【0072】ステップS207 室外機が起動完了後の定常運転か待機状態の判断を行
い、室外機待機状態ならば、ステップS212へ進み、
そうでなければステップS208へ進む。
【0073】ステップS208 暖房の要求に応じて四方弁を暖房の位置に移動あるいは
保持する。電子膨張弁238、238b、238cの初
期制御を行う。使用する部屋に関連する電子膨張弁のみ
所定の開度(例えば約20%の開度)になるまで、弁を
所定の速度で回動する。使用しない部屋に関連する電子
膨張弁は全閉となるまで、弁を所定の速度で回動する。
高圧側圧力センサ301による高圧値を所定の圧力(床
暖房サーモON時例えば21kgf/cm2、床暖房サ
ーモOFF時例えば18kgf/cm2)となるよう
に、スロットル開度を調整してエンジン回転数を増減す
る(フイードバック制御を形成)。
【0074】なお、以降のルーチンにおいてステップS
208を実施する時、電子膨張弁238、238b、2
38cの初期制御が完了した後は、下記する図7のステ
ップS307、ステップS312と同様のサブクール制
御を実施する。すなわち、室内冷媒液温度センサ572
により室内熱交換器240下流の冷媒温度を検知し、こ
の温度が飽和液温度から所定値を引いた目標値となるよ
うに、電子膨張弁238、238b、238cの開度制
御を行う。
【0075】ステップS209 床暖房用電子膨張弁238aの制御プログラムAを実施
する。
【0076】ステップS210 リニヤ三方弁の制御プログラムBを実施する。
【0077】ステップS212 室外機待機状態とするため、室外機のエンジンを停止
し、リニヤ三方弁全閉とし、且つ床暖房用電子膨張弁2
38aを全開とする。この時水ポンプ261、413も
停止される。なお、既にこれらが実施完了であればその
ままステップS211へ進む。
【0078】図6はプログラムP2の制御を示すフロー
チャートである。
【0079】ステップS222 ステップS202と同じであり、いずれかの部屋で、床
暖サーモON状態でポンプONとするあるいはポンプO
Nに維持する。また、全ての部屋で床暖サーモOFF状
態でポンプOFFとするあるいはポンプOFFに維持す
る。
【0080】ステップS223 プログラムP2実施の第1回目のルーチン時のみ所定の
速度でリニヤ三方弁を全開方向に開動作し、全開となっ
たら停止する。プログラムP2を継続して実施する時の
第2回目のルーチン以降の時はパスする。
【0081】ステップS224 T.O.C=3あるいは5の時、全ての床暖房スイッチ
はOFFであるので、全ての室内サーモOFF状態か
ら、いずれかの部屋で室内サーモON状態でなるとエン
ジンが停止状態から室外機が起動運転状態となる。同様
に、T.O.C=6の時いずれかの床暖房スイッチはO
Nであり、全ての部屋で室内サーモOFF且つ全ての床
暖がサーモOFF状態から、いずれかで室内あるいは床
暖がサーモON状態となると、エンジンが停止状態から
室外機が起動運転状態となる。この起動運転状態の時ス
テップS225へ進む。エンジンが起動を完了し安定回
転域にある時、或いは空調装置のスイッチがONであっ
ても全ての部屋で室内サーモOFF且つ全ての床暖がサ
ーモOFF状態の室外機待機状態の時、ステップS22
7へ進む。
【0082】ステップS225 図5のステップS205と同じである。
【0083】ステップS226 T.O.C=3あるいは5の時、全ての床暖房スイッチ
はOFFであり、且つ、T.O.C=6の時、床暖房は
冷媒を利用して実施できないので、床暖電子膨張弁23
8aを全閉にするあるいは全閉に維持する。
【0084】ステップS227 図5のステップS207と同じである。
【0085】ステップS228 全体の運転状態T.O.Cが3ならば四方弁の位置を暖
房位置に動作あるいは保持し、室内機のスイッチが暖と
される部屋のみ、この部屋の室内機への循環路の途中に
配置される電子膨張弁をまず初期開度(例えば20%開
度)となるようにし、その他の部屋に関連する電子膨張
弁は全閉とされる。床暖側水ポンプは停止し、床暖房用
電子膨張弁238aは全閉に維持する。
【0086】なお、以降のルーチンにおいてステップS
228を実施する時、室内サーモON状態となる部屋の
室内熱交換器240を経て通過することとなる電子膨張
弁238、238b、238cの初期制御が完了した後
は、下記する図7のステップS307、ステップS31
2と同様のサブクール制御を実施する。すなわち、室内
冷媒液温度センサ572により室内熱交換器240下流
の冷媒温度を検知し、この温度が飽和液温度から所定値
を引いた目標値となるように、電子膨張弁238、23
8b、238cの開度制御を行う。
【0087】そして、室内機のスイッチが冷とされる部
屋の室内機が、サーモON状態の場合に送風ファンが作
動され、サーモOFFの場合に送風ファンが停止され、
電子膨張弁の開度は絞られる。
【0088】エンジンは高圧側の検知圧力が目標値
(T.O.Cが3の時床暖房スイッチはOFFであり、
例えば18kgf/cm2とされる)となるようにフィ
ードバックによりスロットル開度を制御してエンジン回
転数を増減する(いわゆる高圧制御)。
【0089】全体の運転状態T.O.Cが5ならば四方
弁の位置を冷房位置に動作あるいは保持する。そして、
室内機のスイッチが冷とされる部屋についてのみ、この
部屋の室内機への循環路の途中に配置される電子膨張弁
をまず初期開度(例えば20%開度)となるようにし、
その他の部屋に関連する電子膨張弁は全閉とされる。
【0090】なお、以降のルーチンにおいてステップS
228を実施する時、室内サーモON状態となる部屋の
室内熱交換器240を経て通過することとなる電子膨張
弁238、238b、238cの初期制御が完了した後
は、下記する図7のステップS307、ステップS31
2と同様のサブクール制御を実施する。すなわち、室外
冷媒液温度センサ425により室外熱交換器234下流
の冷媒温度を検知し、この温度が飽和液温度から所定値
を引いた目標値となるように、電子膨張弁238、23
8b、238cの開度制御を行う。
【0091】そして、室内機のスイッチが冷とされる部
屋の室内機が、サーモON状態の場合に送風ファンが作
動され、サーモOFF状態の場合に送風ファンが停止さ
れ、電子膨張弁の開度は絞られる。
【0092】エンジンは低圧側の検知圧力が目標値とな
るようにフィードバックによりスロットル開度を制御し
てエンジン回転数を増減する(いわゆる低圧制御)。
【0093】全体の運転状態T.O.Cが6ならば四方
弁の位置を冷房位置に動作あるいは保持し、且つリニヤ
三方弁は全閉とし温水の全量をサーモスタット400ヘ
の温水流I1方向へ流す位置に回動され保持される。そ
して、室内機のスイッチが冷とされる部屋についての
み、この部屋の室内機への循環路の途中に配置される電
子膨張弁をまず初期開度(例えば20%開度)となるよ
うにし、その他の部屋に関連する電子膨張弁は全閉とさ
れる。
【0094】なお、以降のルーチンにおいてステップS
228を実施する時、室内サーモON状態となる部屋の
室内熱交換器240を経て通過することとなる電子膨張
弁238、238b、238cの初期制御が完了した後
は、下記する図7のステップS307、ステップS31
2と同様のサブクール制御を実施する。すなわち、室外
冷媒液温度センサ425により室外熱交換器234下流
の冷媒温度を検知し、この温度が飽和液温度から所定値
を引いた目標値となるように、電子膨張弁238、23
8b、238cの開度制御を行う。
【0095】そして、室内機のスイッチが冷とされる部
屋の室内機が、サーモON状態の場合に送風ファンが作
動され、サーモOFF状態の場合に送風ファンが停止さ
れ、電子膨張弁の開度は絞られる。床暖側水ポンプ駆動
アクチュエータ413の水ポンプは作動する。エンジン
は低圧側の検知圧力が目標値となるようにフィードバッ
クによりスロットル開度を制御してエンジン回転数を増
減する(いわゆる低圧制御)。その後、プログラムAを
実施。
【0096】ステップS230 図5のステップS212と同じである。
【0097】図7はプログラムAを示すフローチャート
である。
【0098】ステップS302 床暖房を要求しているいずれかの部屋において、目標床
暖房温度に対する検知床温度の差が所定以上の時、床暖
房パネルに温水循環する必要があり、これを床暖サーモ
ON状態という。
【0099】ステップS303 床暖サーモがONの場合には、いずれかの部屋で室内機
運転中かの判断を行う。
【0100】ステップS304 温度センサ419で検知された冷媒温度より入口温度セ
ンサ436の床暖用循環水入口温度より大きいか否かを
判断する。
【0101】ステップS305 ステップS304での判断が、温度センサ419で検知
された冷媒温度より入口温度センサ436の床暖用循環
水入口温度より大きい場合には、床暖房用電子膨張弁2
38aの開度を全閉にして制御を停止し、リターンする
(ステップS306)。
【0102】ステップS307 ステップS303で室内機運転中でないとき、あるいは
ステップS304で温度センサ419で検知された冷媒
液温度より入口温度センサ436の床暖用循環水入口温
度が大きい場合には、床暖房用電子膨張弁238aを調
整する制御を行いリターンする(ステップS306)。
【0103】ステップS308 床暖サーモがOFFの場合には、床暖温水出口温度が4
5℃以上か否かの判断を行う。床暖温水出口温度とは出
口水温センサ437による検知温度である。
【0104】ステップS309 ステップS308での判断が、床暖温水出口温度が45
℃以上の場合には、床暖房用電子膨張弁238aの開度
を全閉にして制御を停止し、リターンする(ステップS
306)。
【0105】ステップS310 床暖温水出口温度が45℃以下の場合には、35℃≦床
暖温水出口温度≦45℃の判断を行う。
【0106】ステップS311 ステップS310の判断で床暖温水出口温度が、35℃
≦床暖温水出口温度≦45℃であると、床暖房用電子膨
張弁238aの弁開度を現状維持するように制御する。
【0107】ステップS312 ステップS310の判断で床暖温水出口温度が、35℃
≦床暖温水出口温度≦45℃でないと、床暖房用電子膨
張弁238a開度を調整する制御を行う。
【0108】このように図7における床暖電子膨張弁と
は238aを言い、ステップS307、ステップS31
2において、床暖電子膨張弁制御とは、膨張弁開度を調
整することによりサブクールを与える制御のことを言
う。すなわち、サブクール制御とは、床暖房用冷媒側放
熱管418で凝縮して放熱し冷却された冷媒の温度(温
度センサ419で検知される)が、高圧の圧力値(高圧
側圧力センサ30lで検知)を基に予め記憶されるメモ
リデータから求まる飽和液温度より、所定値(サブクー
ル値)だけ低くなるように制御することである。
【0109】飽和液温度から所定値を引いた目標温度に
対して温度センサ419検知値が大なる程、電子膨張弁
開度を小さくする。これにより循環量が低下し、その分
所定冷媒量当たりの放熱量が増加して温度センサ419
の検知値が低下し、且つ高圧圧力が増加して飽和液温度
が上昇して、目標温度に対して温度センサ419検知値
が略同等とすることができる。また、目標温度に対して
温度センサ419検知値が小なる程、電子膨張弁開度を
大きくする。これにより循環量が増加し、その分所定冷
媒量当たりの放熱量が減少して温度センサ419検知値
が上昇し且つ高圧圧力が減少して飽和液温度が低下し
て、目標温度に対して温度センサ419の検知値を略同
等とすることができる。
【0110】図8はプログラムBを示すフローチャート
である。
【0111】ステップS402 床暖房を要求しているいずれかの部屋において、目標床
暖房温度に対する検知床温度の差が所定以上の時、床暖
房パネルに温水循環する必要があり、これを床暖サーモ
ON状態という。
【0112】ステップS403 床暖サーモがONの場合には、プログラムB−1を実施
してリニヤ三方弁サーモON制御を行う。
【0113】ステップS404 床暖サーモがOFFの場合には、プログラムB−2を実
施してリニヤ三方弁サーモOFF制御を行う。
【0114】図9はプログラムB−1を示すフローチャ
ートである。
【0115】このプログラムB−1では、床暖サーモO
N制御(床表面を加熱運転)、2次側を第1温水温度に
なる運転を行う。
【0116】ステップS502 高圧目標値は大きく例えば21kgf/cm2に設定す
る。要求暖房能力は、暖房する部屋数が多い程、室内リ
モコンで設定する温度に対して室内温度が低い程、大き
くなる。高圧圧力の検知値に基づき、エンジン回転数制
御及びサブクール制御に加え、このリニヤ三方弁280
の制御が行われる。
【0117】ステップS503 リニヤ三方弁開度を1/4開度分増加し、二重管熱交換
器233への温水循環量I2を増やし、冷媒へのエンジ
ン排熱回収量を増加する。なお、リニヤ三方弁280の
開度を1/4開度分増加途中で開度が全開となる場合、
そこで停止し、次のステップに進む。また、既に開度が
全開の場合、直ちに次のステップに進む。
【0118】ステップS504 暖房中、室外熱交換器234を通過する冷媒温度が低
く、1℃以下となると空気側吸熱面への着霜が発生し、
室外熱交換器234で充分な吸熱ができなくなるので、
冷媒温度センサ425の検知温度が1℃以下か否かの判
断を行う。
【0119】ステップS505 検知温度が1℃以下の場合、二重管熱交換器233ヘの
温水循環量を増やし、冷媒へのエンジン排熱回収量を増
加し、膨張弁通過後の冷媒温度が上昇するようにする。
本ステップにおいても、ステップS503と同様にリニ
ヤ三方弁280開度を1/4開度分増加する。同様、開
度増加途中に全開になる、あるいは増加前に全開となっ
ていれば、直ちに次のステップに進む。
【0120】ステップS506 エンジンが十分な暖機状態にあるか否かを判断する。
【0121】ステップS507 エンジンが十分な暖機状態にある場合に、ステップS5
03、S505と同じリニヤ三方弁280の開度制御
に、二重管熱交換器233への温水循環量を増やし、冷
媒へのエンジン排熱回収量を増加する。
【0122】ステップS508 室外熱交換液温度、すなわち冷媒温度センサ425で検
知される冷媒温度が、1℃≦室外熱交換液温度≦5℃で
あるか否かの判断を行う。
【0123】ステップS509 室外熱交換液温度が、1℃≦室外熱交換液温度≦5℃で
あると、リニヤ三方弁の開度を維持して二重管熱交換器
233ヘの温水循環量I2や、冷媒へのエンジン排熱回
収量を現状維持する。
【0124】ステップS510 エンジン冷却水温度が、79℃≦エンジン冷却水温度≦
84℃であるか否かの判断を行う。
【0125】ステップS511 エンジン冷却水温度が、79℃≦エンジン冷却水温度≦
84℃である場合には、二重管熱交換器233への温水
循環量I2、冷媒へのエンジン排熱回収量を現状維持す
る。
【0126】ステップS512 高圧入力と目標値(例えば21kgf/cm2)とを比
較する。
【0127】ステップS513 高圧入力と目標値とが同等になると、リニヤ三方弁28
0の制御して開度を1/4開度分閉じて制御を終了す
る。なお、リニヤ三方弁280の開度を1/4開度分減
少途中で開度が全閉となる場合、そこで停止し、次のス
テップに進む。また、既に開度が全閉の場合、直ちに次
のステップに進む。
【0128】図10はプログラムB−2を示すフローチ
ャートである。
【0129】このプログラムB−2では、床暖サーモO
FF制御(床表面温度維持運転)、2次側を第2温水温
度キープ運転を行う。
【0130】ステップS602 高圧目標値はプログラムB−1におけるものより小さ
く、例えば18kgf/cm2に設定する。要求暖房能
力は、暖房する部屋数が多い程、室内リモコンで設定す
る温度に対して室内温度が低い程、大きくなる。高圧圧
力の検知値に基づき、エンジン回転数制御及びサブクー
ル制御に加え、このリニヤ三方弁280の制御が行われ
る。
【0131】ステップS603 二重管熱交換器233への温水循環量を、ステップS5
03と同様1/4開度分リニヤ三方弁280の開度を増
加することにより増やし、冷媒へのエンジン排熱回収量
を増加する。
【0132】T.O.C=3あるいは5の時、全ての床
暖房スイッチはOFFであるので、全ての室内サーモO
FF状態から、いずれかの部屋で室内サーモON状態で
なるとエンジンが停止状態から室外機が起動運転状態と
なる、同様に、T.O.C=6の時いずれかの床暖房ス
イッチはONであり、すべての部屋で室内サーモOFF
且つ全ての床暖がサーモOFF状態から、いずれかで室
内あるいは床暖がサーモON状態となると、エンジンが
停止状態から室外機が起動運転状態となる。
【0133】ステップS604 暖房中、室外熱交換器234を通過する冷媒温度が低
く、1℃以下となると空気側吸熱面への着霜が発生し、
室外熱交換器234で充分な吸熱ができなくなるので、
冷媒温度センサ425の検知温度が1℃以下か否かの判
断を行う。
【0134】ステップS605 検知温度が1℃以下の場合、二重管熱交換器233ヘの
温水循環量を増やし、冷媒へのエンジン排熱回収量を増
加し、膨張弁通過後の冷媒温度が上昇するようにする。
本ステップにおいても、リニヤ三方弁280開度を1/
4開度分増加する。同様、開度増加途中に全開になる、
あるいは増加前に全開となっていれば、直ちに次のステ
ップに進む。
【0135】ステップS606 室外熱交換液温度が、1℃≦室外熱交換液温度≦5℃で
あるか否かの判断を行う。
【0136】ステップS607 室外熱交換液温度が、1℃≦室外熱交換液温度≦5℃で
あると、リニヤ三方弁の開度を維持して二重管熱交換器
233ヘの温水循環量I2や、冷媒へのエンジン排熱回
収量を現状維持する。
【0137】ステップS608 2次温水出口温度が、42℃より大きいか否かの判断を
行う。
【0138】ステップS609 2次温水出口温度が、42℃以下の場合には、二重管熱
交換器233への温水循環量を増やし、冷媒へのエンジ
ン排熱回収量を増加する。
【0139】ステップS610 2次温水出口温度が、38℃≦2次温水出口温度≦42
℃であるか否かの判断を行う。
【0140】ステップS611 2次温水出口温度が、38℃≦2次温水出口温度≦42
℃であると、リニヤ三方弁の開度を維持して二重管熱交
換器233ヘの温水循環量I2や、冷媒へのエンジン排
熱回収量を現状維持する。
【0141】ステップS612 高圧入力と目標値例えば18kgf/cm2とを比較
し、かつ2次温水出口温度が、38℃以下か否かの判断
を行う。
【0142】ステップS613 高圧入力と目標値とが同等になり、かつ2次温水出口温
度が、38℃以下であると、リニヤ三方弁280の制御
して開度を1/4開度分閉じて制御を終了する。なお、
リニヤ三方弁280の開度を1/4開度分減少途中で開
度が全閉となる場合、そこで停止し、次のステップに進
む。また、既に開度が全閉の場合、直ちに次のステップ
に進む。
【0143】図11はエンジン駆動式ヒートポンプ装置
の他の実施の形態の全体構成を示す図である。この実施
の形態では、図1と同じ構成は同じ符号を付して説明を
省略する。この実施の形態では、室外機ユニット2のサ
ーモスタット400を廃止し、サーモスタット400を
エンジン排熱回収ユニット70に配置している。
【0144】リニヤ三方弁280が管路800を介して
室外機ユニット側の接続ジョイント部a11に接続さ
れ、リニヤ三方弁280は、エンジン排熱回収ユニット
70ヘの温水流I1と暖房時、エンジン排熱を冷媒に回
収するための二重管熱交換器233への温水流I2との
切替を行う。
【0145】サーモスタット400は、エンジン排熱回
収ユニット70の床暖房用エンジン冷却水側放熱管40
3の下流側に配置される。このサーモスタット400は
配管490を介して接続ジョイント部b6に接続され、
接続ジョイント部b6は水配管491を介して接続ジョ
イント部a13に接続され、この接続ジョイント部a1
3は管路254を介して室外ラジエータ265に接続さ
れる。接続ジョイント部a12は管路801を介して直
接管路257に接続される。サーモスタット400は、
上流直近の冷却水温度により温水流I3と温水流I4との
切替を行う。
【0146】なお、図13はサーモスタット400の分
流特性図である。サーモスタット直近上流の温度に基づ
き、この温度が78℃以下である場合、流量I1の全量
を床暖房用エンジン冷却水側放熱器403へ流す。すな
わち、流量I3=流量I1となる。そしてこの温度が78
℃を越えると、室外ラジエータ265への分流(流量I
4)を開始する。そしてこの温度が93℃を越えると、
流量I1の全量を室外ラジエータ265へ流す。すなわ
ち、流量I4=流量I1となる。外気温度が低い暖房運転
時には、室外熱交換器235での吸熱量が少なくなるの
で、暖房負荷がある程度大きい場合、リニヤ三方弁28
0の開度が2/4ないし全開とされるので、I1の流量
は小さい。また、I1が0でない場合でも、エンジン周
囲温度が低く且つ室内熱交換器240等でエンジン冷却
水温度は十分低下するので、サーモスタット直近上流温
度は78℃以下、すなわちI3、I4はy1状態となる。
一方冷房運転時には、エンジン周囲温度が高く且つエン
ジン排熱の利用度が低下するので、サーモスタット直近
上流温度は93℃以上、すなわちI3、I4はy2状態と
なる。
【0147】なお、図14は運転時のエネルギーの流れ
図である。
【0148】エンジン201で燃料が燃焼して発生する
エネルギーE1の内、E2の機械エネルギーが圧縮機20
8により冷媒に与えられ、エネルギーE1の内の排熱は
さらに分岐され、エネルギーE3がエンジン冷却水に回
収され、エネルギーE4が排気ガスとともにあるいはエ
ンジン201表面から大気中に放出される。エンジン冷
却水に回収されるエネルギーE3は、リニヤ三方弁28
0においてエンジン冷却水がI2、I1に分岐するのに連
れてエネルギーE31とエネルギーE32に分岐する。蒸発
器(暖房時室外熱交換器234、冷房時室内熱交換器2
40)においてエネルギーE5が冷媒に与えられ、エネ
ルギーE31が二重管熱交換器233において冷媒に与え
られる。これにより、エネルギーE5とエネルギーE31
とエネルギーE4とが合流しエネルギーE6となる。エネ
ルギーE32はエンジン冷却水がサーモスタット400で
3、I4に分岐するのに連れてエネルギーE321とエネ
ルギーE322に分岐する。エネルギーE6は分岐し、エネ
ルギーE61、E62となる。エネルギーE61は凝縮器(暖
房時室内熱交換器240、冷房時室外熱交換器234)
において放熱される。エネルギーE62とエネルギーE
321は合流しエネルギーE7となり、床暖房パネル556
から放熱される。一方エネルギーE322は放熱ラジエー
タ265から大気中に放熱される。
【0149】エネルギーE2はエネルギーE1の30〜4
0%であり、暖房時外気温度が低いのでエネルギーE5
は小さい。このため暖房開始時早期に室内温度を上昇す
るのは困難であるが、暖房開始時図4、図5、及び図7
〜図10のプログラムにより、リニヤ三方弁280の開
度を大きく(少なくとも20%開度以上と)し、I2
大きくして排熱の一部を冷媒に取り込むので、室内熱交
換器240による放熱を大きくすることができ、放熱が
開始されると室内ファンにより、室内の人が直ちに暖か
い空気流を感知することができ、暖房要求を早期に満た
すことができる。また、暖房開始時リニヤ三方弁280
の開度を早期に50%さらには100%(I2=50〜
100%)とするとより良い。さらに、電子膨張弁23
8aを所定開度に対して20%開度以下さらには全閉に
し、床暖房用冷媒放熱器418の放熱量を抑えることに
より、床暖房に優先して室内熱交換器240による放熱
をすることができる。放熱が開始されると室内ファンに
より、室内の人が直ちに暖かい空気流を感知することが
でき、暖房要求を早期に満たすことができる。
【0150】また、冷房時においては、蒸発器(室内熱
交換器240)により吸熱がされつつ、エネルギー
31、エネルギーE62は0とされつつ、エネルギーE
321により床暖房が可能となる。
【0151】図15はエンジン排熱利用装置の他の実施
の形態を示す図である。この実施の形態では、図1及び
図2により示すエンジン駆動式ヒートポンプ装置1の床
暖房パネル556の替わりに、熱交換タンク1000及
び主給湯タンク1001を備えている。熱交換タンク1
000には、市水が供給され、内部には放熱部1002
が配置されている。放熱部1002に、エンジン排熱回
収ユニット70´からエンジン排熱の一部を循環させる
ようにしている。このエンジン排熱回収ユニット70´
の構成は、実質的にエンジン排熱回収ユニット70と同
じである。
【0152】この熱交換タンク1000と主給湯タンク
1001とが連結されている。主給湯タンク1001に
は、市水の水圧よりは高い開弁圧のリリーフ弁1003
及び蛇口1004が設けられ、主給湯タンク1001の
内部にはフロート式の湯面レベル保持弁1005が設け
られている。
【0153】この実施の形態では、エンジン排熱利用装
置を、市水の導入部を設けた熱交換タンク1000内に
設ける放熱部1002へエンジン排熱の一部を循環させ
るようにし、且つ主給湯タンク1001に内部の温水の
導出部を設けてなる給湯装置Gとしており、給湯装置G
に優先して早期に室内の暖房を可能とすることができ
る。
【0154】図16はエンジン排熱利用装置のさらに他
の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、前
記他の実施形態と同様床暖房パネル556の替わりに、
乾燥機1100が備えられている。乾燥機1100のケ
ーシング1101の前側には開閉扉1102がヒンジ1
103を支点に開閉可能になっている。乾燥機1100
のケーシング1101内には、空気取入口1104aを
有する取入シュラウド1104、空気排出口1105a
を有する排出シュラウド1105及び回転ドラム110
6が設けられている。ケーシング1101には、取入シ
ュラウド1104により外気を導く外気導入路1107
が形成され、排出シュラウド1105により内気を排出
する内気排出路1108が形成されている。回転ドラム
1106は、回転ドラム保持軸受装置1109により回
転可能になっており、ドラム駆動モータ1110により
回転する。
【0155】取入シュラウド1104の空気取入口11
04aから外気が取り入れられ、外気を導く外気導入路
1107には、放熱部1111が配置されるとともに、
ファン1112が配置されている。放熱部1111に、
エンジン排熱回収ユニット70´からエンジン排熱の一
部を循環させるようにしている。
【0156】この実施の形態では、エンジン排熱利用装
置を、外気を導く外気導入路1107と、内気を排出す
る内気排出路1108とを設けたケーシング1101の
外気導入路1107に設置する放熱部1111へエンジ
ン排熱の一部を循環させるようにした乾燥装置Hとして
おり、乾燥装置Hに優先して早期に室内の暖房を可能と
することができる。
【0157】図17はエンジン排熱利用装置のさらに他
の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、床
暖房装置I、乾燥装置H、及び給湯装置Gが備えられて
いる。給湯装置Gは、貯湯タンク1200を有し、市水
が供給される。貯湯タンク1200にはリリーフ弁12
03及び蛇口1204が設けられ、貯湯タンク1200
の内部には湯面レベル保持弁1205が設けられてい
る。また、貯湯タンク1200の内部には、放熱部12
06が配置されている。放熱部1002に、エンジン排
熱回収ユニット70´からエンジン排熱の一部を循環さ
せるようにしている。床暖房装置Iは床暖房パネル55
6を有し、この床暖房装置I及び乾燥装置Hは、分岐湯
量を調節可能なリニヤ三方弁1210を介してエンジン
排熱回収ユニット70´からエンジン排熱の一部を循環
させるようにしている。
【0158】この実施の形態では、床暖房装置I、乾燥
装置H、あるいは給湯装置Gの内少なくとも2つのエン
ジン排熱利用装置のそれぞれの放熱部にエンジン排熱の
一部を循環させるようにしており、複数のエンジン排熱
利用装置に優先して早期に室内の暖房を可能とすること
ができる。なお、給湯装置Gの放熱部1002と床暖房
パネル556を並列に連結したが、放熱部1002から
床暖房パネル556へエンジン排熱を回収した冷却水を
直列に循環させるようにしても良い。
【0159】図18はエンジン排熱利用装置のさらに他
の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、図
11及び図12によって示すエンジン駆動式ヒートポン
プ装置1の床暖房パネル556の替わりに、給湯装置J
が備えられ、貯湯タンク1200が接続ジョイント部b
1によりエンジン排熱回収ユニット70Bに接続されて
いる。これは、図11に示すエンジン排熱回収ユニット
70と異なり市水の水圧を利用しており、市水を接続ジ
ョイント部b2´、水循環管路411´を介して直接放
熱部を兼ねる貯湯タンク1200に供給するようになっ
ており、この市水は受熱管414´、受熱管415´を
通り、水循環管路416´、接続ジョイント部b1を介
して貯湯タンク1200に送られる。
【0160】この実施の形態では、エンジン排熱利用装
置を、エンジン冷却水が循環する床暖房用エンジン冷却
水側放熱管403´で構成されるエンジン冷却水放熱部
と、このエンジン冷却水放熱部に相対する床暖房用受熱
管415´で構成される受熱部を設け、この受熱部に市
水を導くとともに、受熱部で温度上昇した市水を外部に
導出可能とする導出部を設けてなる給湯装置Jとしてお
り、エンジン排熱利用装置を給湯装置Jとすることで、
給湯装置Jに優先して早期に室内の暖房を可能とするこ
とができる。
【0161】図19はエンジン駆動式ヒートポンプ装置
の他の実施の形態を示す図である。この実施の形態で
は、リニヤ三方弁280からの管路256Aが、冷房時
二重管熱交換器233を迂回して冷房時二重管熱交換器
233とサーモスタット400との間に接続されてい
る。
【0162】冷房時、管路253から二重管熱交換器2
33を通過するエンジン冷却水量I 2を0とし、管路2
56Aを流れるエンジン冷却水量I1を最大とするよう
にリニヤ三方弁280を制御する。暖房時は、管路25
6Aを流れるエンジン冷却水量I1を0とし、管路25
3から二重管熱交換器233を通過させて、サーモスタ
ット400、パックドバルブ401、配管402を介し
て床暖房用エンジン冷却水側放熱管403に流れるよう
に直列に配置されることになる。
【0163】冷房時二重管熱交換器233は、床暖房用
エンジン冷却水側放熱管403の上流側となり、冷房時
二重管熱交換器233への排熱供給量が増加する。な
お、この場合でもエンジン冷却水量は、I1>I2,I3
>I4となるようにリニヤ三方弁280を制御可能であ
り、室内機以外へのエンジン排熱利用度を高めることが
できる。
【0164】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、エンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷
却水と冷媒回路中の冷媒との間で熱交換する水−冷媒間
熱交換器とエンジン排熱利用装置とに供給するように
し、暖房要求検知手段からの暖房開始要求に基づき、送
風ファンを起動するとともに、エンジン排熱利用装置へ
の冷却水による排熱供給量より、水−冷媒間熱交喚器へ
の冷却水による排熱供給量を増加するようにしたから、
エンジン排熱を昇温するには時間がかかる床に設置され
る放熱部より、冷媒回路中に回収させて室内熱交換器に
優先してエンジン排熱を供給するとともに、送風ファン
による温風が室内の人に作用し暖房要求を早期に満たす
ことができる。
【0165】請求項2記載の発明では、エンジン排熱利
用装置に高圧の冷媒の一部を分岐して流す冷媒放熱器
と、この冷媒放熱器からの放熱を受熱し、放熱部に供給
するようにするとともに、この冷媒放熱器を経た冷媒を
膨張弁を経由して低圧側に流すようにし、暖房開始要求
時、冷媒放熱器への分岐冷媒量を制限するようにしたか
ら、冷媒放熱器の放熱量を抑えることにより、エンジン
排熱利用に優先して室内熱交換器による放熱をすること
ができ、放熱が開始されると室内ファンにより、室内の
人が直ちに暖かい空気流を感知することができ、暖房要
求を早期に満たすことができる。
【0166】請求項3記載の発明では、エンジン排熱利
用装置を、室内熱交換器を配設した部屋の床に設置する
放熱部へエンジン排熱の一部を循環させるようにした床
暖房装置としたから、床暖房装置に優先して早期に室内
の暖房が可能である。
【0167】請求項4記載の発明は、エンジン排熱利用
装置を、市水の導入部を設けたタンク内に設ける放熱部
へエンジン排熱の一部を循環させるようにし、且つタン
クに内部の温水の導出部を設けてなる給湯装置としたか
ら、給湯装置に優先して早期に室内の暖房が可能であ
る。
【0168】請求項5記載の発明では、エンジン排熱利
用装置を、外気を導く外気導入路と、内気を排出する内
気排出路とを設けたケーシングの前記外気導入路に設置
する放熱部へエンジン排熱の一部を循環させるようにし
た乾燥装置としたから、乾燥装置に優先して早期に室内
の暖房が可能である。
【0169】請求項6記載の発明では、床暖房装置、前
記乾燥装置、あるいは給湯装置の内少なくとも2つのエ
ンジン排熱利用装置のそれぞれの放熱部にエンジン排熱
の一部を循環させるようにしたから、複数のエンジン排
熱利用装置に優先して早期に室内の暖房が可能である。
【0170】請求項7記載の発明では、エンジン排熱利
用装置を、エンジン冷却水が循環するエンジン冷却水放
熱部と、このエンジン冷却水放熱部に相対する受熱部を
設け、この受熱部に市水を導くとともに、前記受熱部で
温度上昇した市水を外部に導出可能とする導出部を設け
てなる給湯装置としたから、給湯装置に優先して早期に
室内の暖房が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の全体構成を
示す図である。
【図2】床暖房装置を示す図である。
【図3】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の制御回路図
である。
【図4】暖房の制御フローチャートである。
【図5】プログラムP1の制御を示すフローチャートで
ある。
【図6】プログラムP2の制御を示すフローチャートで
ある。
【図7】プログラムAを示すフローチャートである。
【図8】プログラムBを示すフローチャートである。
【図9】プログラムB−1を示すフローチャートであ
る。
【図10】プログラムB−2を示すフローチャートであ
る。
【図11】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の他の実施
の形態の全体構成を示す図である。
【図12】リニヤ三方弁の開度と分岐流量I1、I2の関
係を示する図である。
【図13】サーモスタットの分流特性図である。
【図14】運転時のエネルギーの流れ図である。
【図15】エンジン排熱利用装置の他の実施の形態を示
す図である。
【図16】エンジン排熱利用装置のさらに他の実施の形
態を示す図である。
【図17】エンジン排熱利用装置のさらに他の実施の形
態を示す図である。
【図18】エンジン排熱利用装置のさらに他の実施の形
態を示す図である。
【図19】エンジン駆動式ヒートポンプ装置の他の実施
の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン駆動式ヒートポンプ装置 201 エンジン 208 圧縮機 210 冷媒回路 233 二重管熱交換器 234 室外熱交換器 240 室内熱交換器 240a 送風ファン A 床暖房装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動される圧縮機により暖
    房運転中、冷媒を圧縮機から送風ファンを備える室内熱
    交換器、膨張弁、室外熱交換器、そして圧縮機の順に循
    環させる冷媒回路を備え、エンジン排熱の一部をエンジ
    ン冷却水を介して冷媒回路に回収するとともに、エンジ
    ン排熱の―部を放熱部を有するエンジン排熱利用装置に
    供給するエンジン駆動式ヒートポンプ装置において、エ
    ンジン排熱を回収したエンジン冷却水を、この冷却水と
    前記冷媒回路中の冷媒との間で熱交換する水−冷媒間熱
    交換器と前記エンジン排熱利用装置とに供給するように
    し、暖房要求検知手段からの暖房開始要求に基づき、前
    記送風ファンを起動するとともに、前記エンジン排熱利
    用装置への前記冷却水による排熱供給量より、前記水−
    冷媒間熱交喚器への前記冷却水による排熱供給量を増加
    するようにしたことを特徴とするエンジン駆動式ヒート
    ポンプ装置。
  2. 【請求項2】前記エンジン排熱利用装置に高圧の冷媒の
    一部を分岐して流す冷媒放熱器と、この冷媒放熱器から
    の放熱を受熱し、前記放熱部に供給するようにするとと
    もに、この冷媒放熱器を経た冷媒を膨張弁を経由して低
    圧側に流すようにし、暖房開始要求時、前記冷媒放熱器
    への分岐冷媒量を制限するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のエンジン駆動式ヒートポンプ装置。
  3. 【請求項3】前記エンジン排熱利用装置を、前記室内熱
    交換器を配設した部屋の床に設置する放熱部へエンジン
    排熱の一部を循環させるようにした床暖房装置としたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジ
    ン駆動式ヒートポンプ装置。
  4. 【請求項4】前記エンジン排熱利用装置を、市水の導入
    部を設けたタンク内に設ける放熱部へエンジン排熱の一
    部を循環させるようにし、且つ前記タンクに内部の温水
    の導出部を設けてなる給湯装置としたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のエンジン駆動式ヒート
    ポンプ装置。
  5. 【請求項5】前記エンジン排熱利用装置を、外気を導く
    外気導入路と、内気を排出する内気排出路とを設けたケ
    ーシングの前記外気導入路に設置する放熱部へエンジン
    排熱の一部を循環させるようにした乾燥装置としたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン
    駆動式ヒートポンプ装置。
  6. 【請求項6】前記床暖房装置、前記乾燥装置、あるいは
    給湯装置の内少なくとも2つのエンジン排熱利用装置の
    それぞれの放熱部にエンジン排熱の一部を循環させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のエンジン駆動式ヒートポンプ装置。
  7. 【請求項7】前記エンジン排熱利用装置を、エンジン冷
    却水が循環するエンジン冷却水放熱部と、このエンジン
    冷却水放熱部に相対する受熱部を設け、この受熱部に市
    水を導くとともに、前記受熱部で温度上昇した市水を外
    部に導出可能とする導出部を設けてなる給湯装置とした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエン
    ジン駆動式ヒートポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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