JPH1183078A - 屋内型スキー場の冷却装置 - Google Patents

屋内型スキー場の冷却装置

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JPH1183078A
JPH1183078A JP25033897A JP25033897A JPH1183078A JP H1183078 A JPH1183078 A JP H1183078A JP 25033897 A JP25033897 A JP 25033897A JP 25033897 A JP25033897 A JP 25033897A JP H1183078 A JPH1183078 A JP H1183078A
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JP
Japan
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slope
cold air
snow
air
holes
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JP25033897A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tomioka
正裕 冨岡
Makoto Yotsuya
誠 四ツ谷
Masanori Shimazaki
正則 島崎
Junji Ogata
潤司 緒方
Takayuki Irie
隆之 入江
Shuji Sumiya
修二 角谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内型スキー場の冷却装置において、過剰な
冷却をすることなく建屋内を効率良く冷却して人工雪の
雪質を良好に維持する。 【解決手段】 ゲレンデ17の上方に人工雪16の表面
高さ近傍に冷気を吹き出す冷気孔22a〜22cを形成
すると共にこの冷気孔22a〜22cの上方に室内空間
の空気を取り込む排気孔23a〜23cを形成し、冷気
孔22a〜22cから取り込んだ空気を第1雪面冷気流
制御装置24によって冷却して冷気孔22a〜22cに
供給する一方、ゲレンデ17の側方に冷気孔22d〜2
2fを形成すると共にゲレンデ17の下方に排気孔23
dを形成し、排気孔23dから取り込んだ空気を第2雪
面冷気流制御装置25によって冷却して冷気孔22d〜
22fに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋内部にゲレン
デ面が形成された屋内型スキー場の冷却装置に関し、特
に、ゲレンデ面の雪質維持のための冷却構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レジャー産業の発達と多様化の趨勢によ
り、自然環境の影響を受けることなく快適な環境でスキ
ーができることが要望されている。この要望を満たすた
め、屋内型スキー場が建設されており、都市やその近郊
のみでなく、悪天候時でもスキーができるように自然ス
キー場にも付設されるようになってきている。
【0003】図4に従来の屋内型スキー場の建屋内部を
表す概略を示す。
【0004】従来の屋内型スキー場において、図4に示
すように、建屋101の内部には図面直交方向に傾斜して
いるスロープ102が形成され、このスロープ102に人工雪
103が所定厚さ積雪されてゲレンデ104が形成されてい
る。この建屋101の天井付近には、空気圧縮管105が架設
されてこの空気圧縮管105に建屋101の外部に設けられた
空気圧縮機106が連結されると共に、この空気圧縮管105
に沿って送水管107が架設されてこの送水管107に建屋10
1の外部に設けられた送水装置108が連結されている。そ
して、互いに平行をなす空気圧縮管105と送水管107に
は、共有の噴射ノズル109が複数装着されている。ま
た、この建屋1の側壁には建屋1の内部に冷気を吹き出
す冷気供給管110と、内部の空気を排出する空気排出管1
11の一端部が貫通して建屋101の内部に開口しており、
冷気供給管110及び空気排出管111の他端部は空気冷却装
置112に連結されている。
【0005】従って、空気冷却装置112から約−10〜
−15℃の冷気を送り、冷気供給管110を介して建屋101
の内部にこの冷気を吹き出させる。同時に、空気圧縮機
106から空気圧縮管105に圧縮空気を供給すると共に、送
水装置108から送水管107に水を供給し、各噴射ノズル10
9から噴射する。すると、霧状の水と冷却された空気と
の間で熱交換が行われ、霧状の水は人工雪103となって
ゲレンデ104に降りそそぐ。このような作動を一定時間
継続すると、スロープ102には雪が堆積してゲレンデ104
が形成される。
【0006】そして、スロープ102に一定厚さの人工雪1
03 を有するゲレンデ104が形成されたら、各噴射ズル10
9への圧縮空気と水の供給を停止し、人工雪の生成・降
雪を中止する。このため、スキーを楽しむ人は、雪が降
っていない状態において、良好な雪厚の人工降雪を有す
るゲレンデ104でスキーを楽しむことができる。
【0007】一方、冷気供給管110からは常時冷気を建
屋101の内部に吹き出しており、人工雪を降雪させてい
ないときであっても、この冷却空気によって建屋101の
内部全体を約−5〜−10℃付近にまで冷却しており、
圧縮空気と水によって人工雪103の雪質を良好に維持す
ることができる。即ち、人工雪103の雪質を良好に維持
するためには、人工雪103の雪表面の温度を予め設定し
た温度(例えば2℃)以下に保持する必要があり、例え
ば、雪表面温度を2℃以下に保持するために、冷気を継
続して吹き出して、建屋101の内部全体の空気温度を約
−5〜−10℃付近にまで冷却していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の屋内型
スキー場にあっては、建屋101の内部に、空気冷却装置1
12から約−10〜−15℃の冷気を送り込むと同時に、
空気圧縮機106及び送水装置108から圧縮空気と水を供給
して噴射ノズル109で噴射することで、霧状の水を人工
雪103にしてゲレンデ104に堆積してゲレンデ104を形成
しており、このゲレンデ104の人工雪103の雪質を良好に
維持するために、建屋101の内部全体に冷気を供給して
−5〜−10℃付近まで冷却していた。
【0009】ところが、このように建屋101の内部で人
工雪103を製造してゲレンデ104に堆積させるためには、
建屋101の内部全体を冷却しなければならず、建屋101内
に冷気を供給するための空気冷却装置112は、大きな能
力が要求され、装置が大型化して広い設置場所が必要に
なってしまうと共にエネルギコストが増加してしまうと
いう問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、過剰な冷却をすることなく建屋内を効率良く冷
却して人工雪の雪質を良好に維持することのできる屋内
型スキー場の冷却装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の屋内型スキー場の冷却装置は、建
屋内部のスロープに所定厚の人工雪が散布されてゲレン
デが形成された屋内型スキー場において、前記ゲレンデ
の傾斜方向の上部位置に前記人工雪の表面高さ近傍に冷
気を吹き出す上部冷気孔を形成すると共に、該上部冷気
孔よりも若干上方に前記室内空間の空気を取り込む上部
排気孔を形成し、該上部排気孔から取り込んだ前記室内
空間の空気を所定温度に冷却して前記上部冷気孔に供給
する上部雪面冷気流制御手段を設ける一方、前記ゲレン
デの傾斜方向の側部位置に前記人工雪の表面高さ近傍に
冷気を吹き出す側部冷気孔を形成すると共に、前記ゲレ
ンデの傾斜方向の側部位置に前記室内空間の空気を取り
込む下部排気孔を形成し、該下部排気孔から取り込んだ
前記室内空間の空気を所定温度に冷却して前記側部冷気
孔に供給する下部雪面冷気流制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係る屋内型ス
キー場の冷却装置の概略、図2に本実施形態の屋内型ス
キー場の冷却装置が適用されたドーム全体のシステム概
略、図3にゲレンデ上部を表す屋内型スキー場の断面を
示す。
【0014】本実施形態のドームは、テーマパークやシ
ョッピングセンター等として使用される常温空間領域
と、スキー場として使用される低温空間領域とを有して
いる。即ち、図1乃至図3に示すように、ドーム11は
平面視が楕円形状をなし、床面部12に対して半円形状
の天井部13が形成されることで、内部が大空間14と
なっている。そして、ドーム11の内部は、一方(図1
にて左方)がテーマパークやショッピングセンター等の
常温空間領域Mであり、他方(図1にて右方)が屋内型
スキー場の低温空間領域Cとなっている。この低温空間
領域Cでは、下面にスロープ15が形成され、このスロ
ープ15に人工雪16が所定厚さ積雪されてゲレンデ1
7が形成されている。
【0015】この屋内型スキー場では、造雪機18によ
って人工雪16を製造し、製造した人工雪16を一旦貯
雪庫19に保管している。そして、貯雪庫19に保管し
ている人工雪16を、搬雪装置20によりゲレンデ17
まで搬送(空気搬送等)して、ゲレンデ17上に人工降
雪を形成するようにしている。なお、ゲレンデ17の人
工雪16が溶けて発生した水は集められて造雪機18に
戻され、再び、人工雪16が製造されるようになってい
る。
【0016】一方、ドーム11の床面部12には、常温
空間領域Mと低温空間領域Cとを段差をもって区画する
ようにエアダム21が形成されている。そして、屋内型
スキー場側のドーム11の側壁には、ゲレンデ17の上
部に位置してドーム11の内部に冷気を吹き出す第1、
第2、第3冷気孔22a,22b,22cがそれぞれ形
成されると共に、ゲレンデ17の側部に位置して第4、
第5、第6冷気孔22d,22e,22fがそれぞれ形
成され、更に、ゲレンデ17内に位置して第6冷気孔2
2gがそれぞれ形成されている。また、ゲレンデ17の
上部には各冷気孔22a,22b,22cのそれぞれ上
方に位置してドーム11の内部の空気を排出する第1、
第2、第3排気孔23a,23b,23cが形成される
と共に、ゲレンデ17の下部であってエアダム21の側
面部には第4排気孔23dが形成されている。この各冷
気孔22a〜22f及び排気孔23a〜23dは、その
高さ位置が、所定厚さ(スキーをするのに好適な厚さ)
の人工降雪16の表面高さ近傍に位置するように配置さ
れており、その形状は人工雪16の表面に沿って長いス
リット形状となっている。
【0017】第1及び第2雪面冷気流制御装置24,2
5は熱交換器24a,25aとファン24b,25bを
有しており、人工雪16の雪質を良好に維持できる程度
の温度(−15℃には至らない、例えば、−5〜10℃
の温度)に冷却されている冷気を複数の冷気孔22a〜
22gに供給することができる。
【0018】即ち、この冷気は、各冷気孔22a〜22
cからゲレンデ17の上部表面に向かって供給されると
共に、各冷気孔22d〜22gからゲレンデ17の中央
部及び下部表面に向かって供給され、人工雪16の表面
は、冷気孔22a〜22gから供給される冷気により冷
やされ、融雪することがなく、その雪質が良好に維持さ
れる。そして、ゲレンデ17の表面に向けて供給された
冷気は、周囲(人工雪14や空気)を冷やして熱交換し
て温度上昇し、各排気孔23a〜23dからドーム11
の外部に排出される。この場合、各排気孔23a,23
b,23cが取り込んだ空気は雪面冷気流制御装置24
に戻され、ここで、前述したように、熱交換(冷却)が
なされて各冷気孔22a,22b,22cに戻され、再
び、この各冷気孔22a,22b,22cからゲレンデ
17に供給される。また、排気孔23dが取り込んだ空
気は雪面冷気流制御装置25に戻され、ここで、熱交換
(冷却)がなされて各冷気孔22d,22e,22f,
22gに戻され、再び、この各冷気孔22d,22e,
22f,22gからゲレンデ17に供給される。
【0019】また、エアダム21の高い位置(または、
頂上部近傍)には多数の噴射ノズル26が設けられてお
り、この噴射ノズル26からの噴流の噴射方向はゲレン
デ17の方向となっており、吹出温度は20℃〜30℃
となっている。この噴射ノズル26からの噴流はゲレン
デ17の表面を流れる冷気の上を通って上昇し、ドーム
11の天井部13に沿って常温空間領域Mに流れること
で、このドーム11内を循環するようになっている。
【0020】更に、ドーム11の常温空間領域M側の側
壁部にはドーム11内の空気を取り込む排出孔27が設
けられている。そして、気流制御装置28は熱交換器2
8aとファン28bを有しており、この排出孔27から
取り込んだドーム11内の空気を集めて熱交換(冷却)
し、噴射ノズル26から噴流として噴射することができ
るようになっている。
【0021】従って、気流制御装置28はファン28b
を駆動して排出孔27から常温空間領域Mの空気を取り
込み、熱交換器28aによって所定の温度に熱交換し、
噴射ノズル26から噴流としてゲレンデ17側に噴射す
ることで、この噴流をドーム11内で循環させることが
できる。この場合、排出孔27からは常温空間領域Mの
空気が取り込まれることとなり、この常温空間領域Mの
空気温度と噴射ノズル26からの噴流温度はほぼ同じで
あるため、熱交換器28aによる冷却コストは少なくて
済む。
【0022】このように構成された本実施形態のドーム
11において、図1及び図2に示すように、造雪機18
は人工雪を製造して貯雪庫19に保管しており、搬雪装
置20はこの貯雪庫19内の人工雪を、例えば、圧縮空
気によってゲレンデ17に搬送して散布することで、ゲ
レンデ17の所定厚の人工降雪を形成している。
【0023】雪面冷気流制御装置24,25は人工雪1
6の雪質を良好に維持できるような、例えば、−5〜1
0℃の冷気を複数の冷気孔22a〜22gからゲレンデ
17の表面に向かって供給しており、人工雪16の表面
はこの冷気によって冷やされ、表面が融雪することがな
く、その雪質が良好に維持される。そして、冷気孔22
a〜22cからゲレンデ17の表面に向けて供給された
冷気はゲレンデ17の表面に沿って流れ、熱交換して温
度上昇して各排気孔23a〜23cに取り込まれて第1
雪面冷気流制御装置24に戻され、ここで、熱交換(冷
却)がなされて再び冷気孔22a〜22cからゲレンデ
17に供給される。一方、冷気孔22d〜22gからゲ
レンデ17の表面に向けて供給された冷気はゲレンデ1
7の表面に沿って下方に流れ、熱交換して温度上昇して
排気孔23dに取り込まれて第2雪面冷気流制御装置2
5に戻され、ここで、熱交換(冷却)がなされて再び冷
気孔22d〜22gからゲレンデ17に供給される。
【0024】一方、気流制御装置28はドーム11内が
常温となるような、例えば、20℃〜30℃の噴流を複
数の噴射ノズル26からゲレンデ17側に噴射してお
り、この噴流はゲレンデ17の表面を流れる冷気の上を
通って上昇し、ドーム11の天井部13に沿って循環す
ることとなる。そして、ドーム11内を循環する気流の
一部は常温空間領域Mには排出孔27から取り込まれて
気流制御装置28に戻され、ここで、熱交換がなされて
再び噴射ノズル26から噴流としてゲレンデ17側に噴
射される。
【0025】このように本実施形態の屋内型スキー場の
冷却装置にあっては、ゲレンデ17の上方に位置する冷
気孔22a〜22cからゲレンデ17の表面に供給され
た冷気はゲレンデ17の上部表面を冷却して排気孔23
a〜23cに取り込まれ、第1雪面冷気流制御装置24
にて熱交換(冷却)され、再び冷気孔22a〜22cか
ら吹き出される一方、ゲレンデ17の側方に位置する冷
気孔22d〜22gからゲレンデ17の表面に供給され
た冷気はゲレンデ17の中央部及び下部表面を冷却して
排気孔23dに取り込まれ、第2雪面冷気流制御装置2
5にて熱交換(冷却)され、再び冷気孔22d〜22g
から吹き出されるようになっている。
【0026】そのため、ゲレンデ17の表面への冷気の
供給及び排気が効率よく行われ、その表面には常に新し
い冷気が供給されることとなり、ゲレンデ17の全ての
領域にわたって好適な雪質に維持できる。また、ゲレン
デ17の上部と下部でそれぞれ冷気の給排を行うため、
各雪面冷気流制御装置24,25の処理能力を低減して
小型化が図れ、冷気孔22a〜22cと第1雪面冷気流
制御装置24と排気孔23a〜23c、及び冷気孔22
d〜22gと第2雪面冷気流制御装置25と排気孔23
dの各配管やダクトを短縮して部品コスト及び配置コス
トの低減が図れる。
【0027】なお、本実施形態では、ゲレンデ17にお
いて、このゲレンデ17の下方に設けられた図示しない
機械室からの貫流熱が断熱材を有する床面部12を伝わ
って人工雪16の下面部に作用するようになっており、
人工雪16はこの貫流熱によって下面部側が融解する。
一方、人工雪16の融雪量に応じて搬雪装置20が貯雪
庫19内の人工雪をゲレンデ17の表面に搬送して散布
しており、このゲレンデ17の人工雪16の厚さを常時
一定に維持している。
【0028】
【発明の効果】以上、実施形態を挙げて詳細に説明した
ように本発明の屋内型スキー場の冷却装置によれば、ゲ
レンデの上方に人工雪の表面高さ近傍に冷気を吹き出す
上部冷気孔を形成すると共にこの上部冷気孔よりも若干
上方に室内空間の空気を取り込む上部排気孔を形成し、
上部排気孔から取り込んだ空気を所定温度に冷却して上
部冷気孔に供給する上部雪面冷気流制御手段を設ける一
方、ゲレンデの側方に人工雪の表面高さ近傍に冷気を吹
き出す側部冷気孔を形成すると共にゲレンデの下方に室
内空間の空気を取り込む下部排気孔を形成し、下部排気
孔から取り込んだ空気を所定温度に冷却して側部冷気孔
に供給する下部雪面冷気流制御手段を設けたので、ゲレ
ンデ表面への冷気の供給及び排気が効率よく行われ、そ
の表面には常に新しい冷気が供給されることとなり過剰
な冷却をすることなく、ゲレンデの全領域にわたって人
工雪の表面のみを均一に冷却することで好適な雪質に維
持することができ、また、ゲレンデの上部と下部でそれ
ぞれ独立して冷気の給排を行うため、各雪面冷気流制御
装置の処理能力を低減して小型化を図ることができると
共に、上部冷気孔と上部雪面冷気流制御装置と上部排気
孔、及び側部冷気孔と下部雪面冷気流制御装置と下部排
気孔の各配管やダクトを短縮して部品コスト及び配置コ
ストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る屋内型スキー場の冷
却装置の概略図である。
【図2】本実施形態の屋内型スキー場の冷却装置が適用
されたドーム全体のシステム概略図である。
【図3】ゲレンデ上部を表す屋内型スキー場の断面図で
ある。
【図4】従来の屋内型スキー場の建屋内部を表す概略図
である。
【符号の説明】
11 ドーム 12 床面部 15 スロープ 16 人工雪 17 ゲレンデ 18 造雪機 19 保管庫 20 搬雪装置 21 エアダム 22a 第1冷気孔(上部冷気孔) 22b 第2冷気孔(上部冷気孔) 22c 第3冷気孔(上部冷気孔) 22d 第4冷気孔(側部冷気孔) 22e 第5冷気孔(側部冷気孔) 22f 第6冷気孔(側部冷気孔) 22g 第7冷気孔(側部冷気孔) 23a 第1排気孔(上部排気孔) 23b 第2排気孔(上部排気孔) 23c 第3排気孔(上部排気孔) 23d 第4排気孔(下部排気孔) 24 第1雪面冷気流制御装置(上部雪面冷気流制御手
段) 25 第2雪面冷気流制御装置(下部雪面冷気流制御手
段) 26 噴射ノズル 27 排出孔 28 気流制御装置 M 常温空間領域 C 低温空間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 潤司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 入江 隆之 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 角谷 修二 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋内部のスロープに所定厚の人工雪が
    散布されてゲレンデが形成された屋内型スキー場におい
    て、前記ゲレンデの傾斜方向の上部位置に前記人工雪の
    表面高さ近傍に冷気を吹き出す上部冷気孔を形成すると
    共に、該上部冷気孔よりも若干上方に前記室内空間の空
    気を取り込む上部排気孔を形成し、該上部排気孔から取
    り込んだ前記室内空間の空気を所定温度に冷却して前記
    上部冷気孔に供給する上部雪面冷気流制御手段を設ける
    一方、前記ゲレンデの傾斜方向の側部位置に前記人工雪
    の表面高さ近傍に冷気を吹き出す側部冷気孔を形成する
    と共に、前記ゲレンデの傾斜方向の側部位置に前記室内
    空間の空気を取り込む下部排気孔を形成し、該下部排気
    孔から取り込んだ前記室内空間の空気を所定温度に冷却
    して前記側部冷気孔に供給する下部雪面冷気流制御手段
    を設けたことを特徴とする屋内型スキー場の冷却装置。
JP25033897A 1997-09-16 1997-09-16 屋内型スキー場の冷却装置 Withdrawn JPH1183078A (ja)

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