JPH1182755A - 流体シール装置 - Google Patents

流体シール装置

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JPH1182755A
JPH1182755A JP9254288A JP25428897A JPH1182755A JP H1182755 A JPH1182755 A JP H1182755A JP 9254288 A JP9254288 A JP 9254288A JP 25428897 A JP25428897 A JP 25428897A JP H1182755 A JPH1182755 A JP H1182755A
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Shintaro Watanabe
真太郎 渡辺
Tadashi Kususe
正 楠瀬
Yasuyuki Tanaka
保幸 田中
Akeshi Koike
明士 小池
Yukifumi Toyama
幸文 外山
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの半径方向変位量が過大となり、あ
るいは軸受隙間が過大となっても、かかる変位や隙間の
変化に影響されることなく確実に油等の流体をシールで
きるとともに、シール部の寿命が延長され、かつ低コス
トの流体シール装置を提供する。 【解決手段】 シリンダの内周に軸受により支持されて
往復動するピストンを備えるとともに、該ピストンとシ
リンダとにより区画形成される流体室との間の流体シー
ルを行なうシール機構を備えた流体シール装置におい
て、前記シール機構は、前記シリンダの内部にピストン
の外周に臨んで形成された空間と、該空間内に移動可能
に収納されたフローチングケースと、該フローチングケ
ースの内周に前記ピストンの外周に摺接して設けられた
シールリングと、該シールリングの外側に並設され半径
方向に弾力性を保持してピストンの外周に摺接する弾性
リングとを備え、該シールリングを弾性リングとの接触
型の2段シールにより流体をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧シリンダ、空
気圧シリンダ等の加圧流体で作動する流体機器に適用さ
れる流体シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、油圧により作動する油圧シリン
ダの従来の1例を示す。図2において、1はシリンダで
ある。30は該シリンダ1内に往復摺動自在に嵌合され
たピストンで、シリンダ1の内周1aに摺動するピスト
ン部9、ピストンロッド部2及び被駆動体(不図示)に
連結されるフランジ部3より成る。
【0003】前記シリンダ1内には、前記ピストン30
のピストン部9によって2つの油室11a、11bが区
画形成されている。10a及び10bは前記油室11a
及び油室11bに作動油(圧油)を夫々給排するための
油穴であり、該油室11aと油室11bとの圧力差によ
って前記ピストン30がシリンダ1内を往復するように
なっている。31は前記ピストン30の背部に形成され
る背部室、4は該背部室31を覆う蓋である。
【0004】前記シリンダ1の内周には、油室11a側
に取付ライナ5aが、油室11b側に取付ライナ5bが
夫々圧入されている。前記取付ライナ5a及び5bの油
室11a及び11b寄りの内周には高圧シール6a及び
6bが設けられている。該高圧シール6a、6bは、そ
の内周とピストン30のピストンロッド部2の外周との
間に微小な隙間が形成される非接触型のフローチングシ
ールにより構成される。7a及び7bは前記取付ライナ
5a及び5bに取付けられた軸受で、前記高圧シール6
a及び6bの外側に夫々配置され、該高圧シール6a及
び6bからの漏油等によって潤滑されるようになってい
る。
【0005】さらに前記取付ライナ5a及び5bには、
前記軸受7a及び7bの外側に低圧シール8a及び8b
が設けられている。低圧シール8a及び8bはシール性
の良好なUパッキン等の接触型シールが用いられ、軸受
7a及び7bを通過した油の外部への漏洩を阻止してい
る。12aは、前記軸受7aと低圧シール8aとの間に
穿設されたドレン穴、12bは軸受7bと低圧シール8
bとの間に穿設されたドレン穴であり、前記軸受7a及
び7bを通過し、低圧シール8a及び8bによりシール
された油が該ドレン穴12a及び12bから外部に排出
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の流体シール装置には次のような解決すべき課題が
ある。
【0007】(1)軸受7a、7bには、一般に銅合金
等の軟質金属が用いられている。然るに、油室11a、
11b内の作動油の温度上昇、あるいは摩擦熱による該
軸受7a、7bの温度上昇があると、銅合金製の軸受7
a、7bの熱変形は、ピストンロッド部2と軸受7a、
7bとの隙間を小さくする方向に作用する。このため、
かかる従来技術においては、軸受7a、7bによるピス
トンロッド部2の隙間の過小による、いわゆる抱き付き
による軸受の損傷の発生を防止するため、軸受隙間を大
きく設定せざるを得ず、ピストンロッド部2の径が大き
くなる程前記隙間は大きくなる。これにより、軸受7
a、7b部からの油漏れが多くなる。
【0008】(2)ピストン30のフランジ部3に結合
される被駆動体に軸直角方向の交番荷重が作用すると、
ピストン30はこれのピストンロッド部2と軸受7a、
7bとの前記軸受隙間内で半径方向に運動し変位する。
そして、かかるピストンロッド部2の前記半径方向変位
量が、低圧シール8a、8bの接触シールの許容変位量
を越えると該低圧シール8a、8bのシール能力が無く
なり、油の漏れ量が急激に増加し、あるいは接触型シー
ルつまり低圧シール8a、8bの損傷が発生する。殊に
ピストンロッド部2の径が大きくなると該ピストンロッ
ド部2の半径変位量が大きくなるため、通常の接触型シ
ールではかかる半径方向の変位量に追随できず、適用可
能な接触型シールが皆無となり前記不具合の発生が避け
られなくなる。
【0009】本発明にかかる従来技術の課題に鑑み、ピ
ストンの半径方向変位量が過大となり、あるいは軸受隙
間が過大となっても、かかる変位や隙間の変化に影響さ
れることなく確実に油等の流体をシールできるととも
に、シール部の寿命が延長され、かつ低コストの流体シ
ール装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、シリンダの内周を往復動するピストンと、
該シリンダの内周にて前記ピストンを支持する軸受と、
前記ピストンとシリンダの内周とにより区画形成され、
加圧流体が給排される流体室と、該流体室と外部との間
を流体密にシールするシール機構とを備えた流体シール
装置であって、前記シール機構は、前記シリンダの内部
に前記ピストンの外周に臨んで形成された空間と、該空
間内に移動可能に収納されたフローチングケースと、該
フローチングケースの内周に前記ピストンの外周に摺接
して設けられたシールリングと、該シールリングの外側
に並設され、半径方向に弾力性を保持してピストンの外
周に摺接する弾性リングとを備えたことを特徴とする流
体シール装置を提案する。
【0011】かかる発明によれば、フローチングケース
の内周に並設された内側のシールリング及び外側の弾性
リングのうち該シールリングはピストンの外周に常時摺
接することにより軸受の作用及び半径方向の隙間を一定
に保持する作用をなし、また前記弾性リングは半径方向
に弾力性を保持しながらピストンの半径方向の変位に追
従してシール作用を行なう。
【0012】これにより、ピストンの半径方向の変位が
大きくなっても、弾性リングが速やかに追従して良好な
シール性を保持することができる。また、軸受隙間が過
大となっても、前記シールリングと弾性リングの接触型
の2段階シールにより確実に流体のシールをなすことが
できる。
【0013】また、第2発明は、前記発明に加えて前記
フローチングケースの外側側面とこれに対向する前記シ
リンダの側板との間に、前記空間内と外部との間を流体
密にシールする前記弾性リングを設けてなる。
【0014】かかる発明によれば、フローチングケース
の空間内での移動により、該フローチングケースの外側
側面とシリンダの側板との当接部に隙間が生じても、前
記弾性リングがフローチングケースの変位に追従して前
記当接部のシール作用を行なうので、該当接部からの流
体の漏洩は確実に阻止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0016】本発明の実施形態は、図2に示す油圧シリ
ンダの取付ライナ5a、5b、高圧シール6a、6b、
軸受7a、7b、低圧シール8a、8b等からなる油圧
シール部を改良したものである。図2において、1はシ
リンダであり、該シリンダ1内にはピストン部9、ピス
トンロッド部2及びフランジ部3より成るピストン30
が往復摺動自在に嵌合されている。
【0017】前記シリンダ1内には、前記ピストン30
のピストン部9によって2つの油室11a、11bが区
画形成されている。10a及び10bは前記油室11
a、油室11bに作動油を夫々給排するための油穴であ
り、該油室11aと油室11bとの圧力差によって前記
ピストン30がシリンダ1内を往復動するようになって
いる。31は前記ピストン30の背部に形成される背部
室、4は背部室31を覆う蓋である。前記シリンダ1の
内周には、油室11a側に取付ライナ5aが、油室11
b側に取付ライナ5bが夫々圧入されている。以上の構
成は図2に示す従来の油圧シリンダと同様である。
【0018】本発明は前記のように図2に示す油圧シリ
ンダの油圧シール部を改良したもので、図1はその実施
形態を示す図2のZ部の拡大図である。図1において、
シリンダ1に圧入された取付ライナ5bの端面5b1
は、穴あき円板上の側板18bがボルト(不図示)によ
って固着されている。19bは該側板18bの内面26
と前記端面5b1 との油漏れをシールするOリングであ
る。
【0019】25は前記取付ライナ5bに凹設された空
間で、前記端面5b1 の内周側からシリンダ1の内側へ
むけて凹設され、その内部には円環状のフローチングケ
ース13bが収納されている。該フローチングケース1
3bは前記空間25内にその端面と微小間隙を存して浮
動状態にて収納され、その外側面27(詳細は後述)と
前記側板18bの内面26とを当接させたとき、内側面
28と前記空間25の側面29との間に微小間隙hが形
成される。
【0020】そして前記フローチングケース13bの内
周には、内側にウェアリング14b、外側にOリング
(弾性体)15b2 とシールリング15b1 とより成る
低圧ロッドシール15bが長手方向に並設されている。
前記ウェアリング14bは、その内周面を前記ピストン
ロッド部2の外周面に摺接させた接続型シールであり、
PTFE等の樹脂材からなる。また、前記低圧ロッドシ
ール15bは外周側のOリング15b2 の弾力でシール
リング15b1 の内周をピストンロッド部2の外周に押
圧するように構成された組合せ型のシールである。尚、
該低圧ロッドシール15bはUパッキンでもよい。
【0021】16bは前記フローチングケース13bの
外側面27と側板18bの内面26との間をシールする
低圧端面シールで、前記低圧ロッドシール15bと同
様、側板18bの内面26に当接されるシールリング1
6b1 と該シールリングを押し付ける弾性体からなるO
リング16b2 とによって構成されている。前記低圧端
面シール16bが挿入されるリング溝32の外周側に
は、浅い切欠き溝20bが刻設されている。該切欠き溝
20bの半径方向長さLはピストンロッド部2の半径方
向変位量よりも大きく形成される。そして前記フローチ
ングケース13bは、前記切欠き溝20bよりも外周側
の外側面27が側板18bの内面26と反対側に前記間
隙hを存して当接し、前記リング溝32よりも内周側は
前記側板18bとh1 なる間隙を形成している。
【0022】また前記フローチングケース13bには、
その外周面から内周面へと貫通された連通孔17bが設
けられ、該連通孔17bは前記空間25と前記軸受7b
の外側の空間21bとを連通している。12bは前記空
間21bと外部とを連通するドレン穴である。
【0023】かかる構成からなる油圧シール装置におい
て、軸受7bへの油圧0(ゼロ)のときには、フローチ
ングケース13bは、低圧端面シール16bの圧縮及び
反作用力で取付ライナ5bの側面29に押し付けられて
いる。また、軸受7bに所定の圧力で油(潤滑油)が供
給されているときは、空間21bを経てドレン穴12b
へと流れる油には管路抵抗を生じ、この管路抵抗に相当
する圧力Pが軸受7a及び空間21bに生ずる。この圧
力Pが間隙hに入ってフローチングケース13bの内側
面28に作用し、該フローチングケース13bを前記側
板18bに押し付ける。
【0024】また、前記空間21b内の油は連通孔17
bを経て空間25に入り、フローチングケース13bの
外側面27と側板18bの内面26との摺接部の潤滑に
利用される。そして前記空間21b及び該空間21bと
連通孔17bを介して連通される空間25は低圧ロッド
シール15b及び低圧端面シール16bにより密封され
ることとなり、これによって該空間21b内の油はドレ
ン穴12bから外部へ排出される。
【0025】かかる実施形態によれば、ピストンロッド
部2の半径方向変位が大きい場合には、該ピストンロッ
ド部2はウェアリング14bを介してフローチングケー
ス13bを半径方向に変位させる。この際において、前
記ピストンロッド部2と低圧ロッドシール15bとの隙
間は許容変位量以内に維持され、この部位のシール性は
良好に保持される。また、前記ウェアリング14bは、
前記ピストンロッド部2と摺接することにより軸受作用
を行ない、フローチングケース13bとピストンロッド
部2との直接接触による損傷が防止される。また、前記
ウェアリング14bにPTFE等の樹脂材を用いること
により、ピストンロッド部2との間の摩擦損失が低減さ
れる。
【0026】前記低圧ロッドシール15bは、Uパッキ
ンあるいはOリングとPTFE等の樹脂材とを組合せた
シールをしているので、低圧ロッドシール15bの許容
変位量を大きく採ることができる。これにより、ピスト
ンロッド部2の半径方向微小変位はこの低圧ロッドシー
ル15bで吸収し、フローチングケース13bを微小変
位させることがなく、該フローチングケース13bの反
軸受側端面の摩擦が低減させる。また、かかるシールは
接触型シールであるので、シール部からの流体の漏れ量
も微小量に維持できる。
【0027】また、前記フローチングケース13bの反
軸受側端面に、即ち外側面27にUパッキンあるいはO
リングとPTFE等の樹脂リングとを組み合わせてなる
低圧端面シール16bを設けているので、フローチング
ケース13bの内側面28と、該フローチングケース1
3bが挿入される空間での側面29と隙間hは、該フロ
ーチングケース13bが側板18bと接触した場合で
も、また、反対側の取付ライナ5bの側面29と接触し
た場合でも、前記低圧端面シール16bのシール性が維
持できるように設定することができる。
【0028】また前記フローチングケース13bは、稼
動時においては側板18bに油圧により押し付けられて
おり、該フローチングケース13bの半径方向の運動に
伴ないフローチングケース13bの外側面27と側板1
8b及び低圧端面シール16bと側板18bとは摺接し
ている。
【0029】また、フローチングケース13bの低圧端
面シール16bが挿入されるリング溝32の外周部には
浅い切欠き溝20bが設けられており、該切欠き溝20
bの幅Lはピストンロッド部2の半径方向変位量よりも
大きく形成している。これによって、低圧端面シール1
6bと摺接する側板18bの内面26と、フローチング
ケース13bの外側面27に摺接する側板18bの内面
部分を分離することができ、後者の摺接面に損傷が生じ
ても、これが前者のシール性には影響を及ぼすことはな
い。
【0030】さらに、フローチングケース13bに連通
孔17bを設けているので、油をフローチングケース1
3bの外側面27と側板18bの内面26との摺動面に
供給することができ、かかる摺接面の異常摩耗や焼付き
等の損傷の発生を防止できる。
【0031】尚、この実施形態は図1に示すようにフラ
ンジ3寄りの取付ライナ5bについて示したが、内側の
取付ライナ5aについても、前記実施形態と同様な構
成、機能を備えた装置とすることができる。
【0032】また、前記実施形態は本発明を油圧シリン
ダに適用した場合について示したが、本発明はこれに限
定されることなく、各種油圧機器、並びに空気圧を利用
した空気圧シリンダ等の空気圧機器等、加圧流体を使用
する機器の流体シール部に適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、シリ
ンダの空間内に収納されたフローチングケースの内周
に、内側のシールリングと外側の弾性リングとを並設し
たので、シールリングが軸受けの作用及び半径方向に隙
間を一定に保持する作用をなす一方、弾性リングが半径
方向に弾力性を保持しながらピストンの半径方向変位に
確実に追従してシール作用をなすことができる。
【0034】従って、前記シールリングによる軸受作用
及び隙間保持作用と、弾性リングによるシール作用とを
組合せてなさしめることにより、ピストンの大きな半径
方向変位に正しく追従し、さらに、軸受隙間が過大とな
っても前記シールリングと弾性リングとの組合せによっ
て、漏れのない確実な流体シールをなすことができる。
また、シールリングに軸受作用をなさしめることによ
り、弾性リングに過大な荷重が加わることがなく、シー
ル部の寿命が延長される。
【0035】さらに、軸受作用及び半径方向隙間の保持
作用をなすシールリングとシール作用をなす弾性リング
を分離したので、ロッドシールとしての弾性リングの選
定範囲が拡がり、低コストとなる。
【0036】また請求項2の発明によれば、フローチン
グケースの移動に対しても該フローチングケースの側部
に設けた弾性リングが前記移動に正しく追従することに
より、確実に流体シールを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる油圧シリンダ用シー
ル装置の要部拡大断面図(図2のZ部に対応する図)で
ある。
【図2】本発明が適用される油圧シリンダにおける従来
のシール装置を装備した縦断面である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストンロッド部 5a、5b 取付ライナ 5b1 端面(取付ライナ) 6a、6b 高圧シール 7a、7b 軸受 11a、11b 油室 13b フローチングケース 14b ウェアリング 15b 低圧ロッドシール 15b1 シールリング 15b2 Oリング 16b 低圧端面シール 16b1 シールリング 16b2 Oリング 17b 連通孔 18b 側板 19b Oリング 20b 切欠き溝 21b 空間 25 空間 26 内面(側板) 27 外側面(フローティングケース) 28 内側面(フローティングケース) 29 側面 30 ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 明士 下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱 重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 外山 幸文 下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱 重工業株式会社下関造船所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの内周を往復動するピストン
    と、該シリンダの内周にて前記ピストンを支持する軸受
    と、前記ピストンとシリンダの内周とにより区画形成さ
    れ、加圧流体が給排される流体室と、該流体室と外部と
    の間を流体密にシールするシール機構とを備えた流体シ
    ール装置において、 前記シール機構は、前記シリンダの内部に前記ピストン
    の外周に臨んで形成された空間と、該空間内に移動可能
    に収納されたフローチングケースと、該フローチングケ
    ースの内周に前記ピストンの外周に摺接して設けられた
    シールリングと、該シールリングの外側に並設され、半
    径方向に弾力性を保持してピストンの外周に摺接する弾
    性リングとを備えたことを特徴とする流体シール装置。
  2. 【請求項2】 前記フローチングケースの外側側面とこ
    れに対向する前記シリンダの側板との間に、前記空間内
    と外部との間を流体密にシールする前記弾性リングを設
    けてなる請求項1記載の流体シール装置。
JP25428897A 1997-09-03 1997-09-03 流体シール装置 Expired - Lifetime JP3957832B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437295B2 (en) 2001-04-27 2008-10-14 Accenture Llp Natural language processing for a location-based services system

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