JPH1182018A - エンジンの冷却水制御装置 - Google Patents
エンジンの冷却水制御装置Info
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- JPH1182018A JPH1182018A JP25751997A JP25751997A JPH1182018A JP H1182018 A JPH1182018 A JP H1182018A JP 25751997 A JP25751997 A JP 25751997A JP 25751997 A JP25751997 A JP 25751997A JP H1182018 A JPH1182018 A JP H1182018A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 114
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 43
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- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの運転状態に応じて、エンジン内の
冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を向上させ
るエンジンの冷却水制御装置を提供する。 【解決手段】 ラジエータ内の冷却水の制御目標温度
を、エンジンの運転状態に応じて高負荷時には高温制御
値RHに、低負荷時には低温制御値RLに制御するす
る。ラジエータ水温の高温制御値RHを、エンジン水温
の高温制御値EHよりも低く、かつラジエータ水温の低
温制御値RLを、エンジン水温の低温制御値ELよりも
低く設定する。エンジン水温の制御目標温度がそれ以前
よりも低い温度に切換制御されたときには、エンジン内
の冷却水の温度に比べてラジエータ内の冷却水の温度を
確実に低い温度となり、エンジン水温の低温制御値EL
への移行時間Tが短くなる。
冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を向上させ
るエンジンの冷却水制御装置を提供する。 【解決手段】 ラジエータ内の冷却水の制御目標温度
を、エンジンの運転状態に応じて高負荷時には高温制御
値RHに、低負荷時には低温制御値RLに制御するす
る。ラジエータ水温の高温制御値RHを、エンジン水温
の高温制御値EHよりも低く、かつラジエータ水温の低
温制御値RLを、エンジン水温の低温制御値ELよりも
低く設定する。エンジン水温の制御目標温度がそれ以前
よりも低い温度に切換制御されたときには、エンジン内
の冷却水の温度に比べてラジエータ内の冷却水の温度を
確実に低い温度となり、エンジン水温の低温制御値EL
への移行時間Tが短くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの冷却水
制御装置に関する。
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンの冷却装
置においては、ラジエータの冷却水をエンジン側へ供給
するとともに、暖められた冷却水をエンジン側からラジ
エータに環流させる水冷式のものが一般的である。ま
た、冷却装置において、ラジエータ内の冷却水温度(以
下、ラジエータ水温という。)を制御する場合には、ラ
ジエータに電動式の冷却ファンを設けるとともに、冷却
ファンの回転をサーモスタット等によりオン・オフ制御
し、ラジエータ水温がエンジンの運転に伴い次第に上昇
した後、所定の高温値RHに達したら冷却ファンを回転
させる一方、冷却ファンの回転に伴いラジエータ水温が
次第に下降した後、所定の低温値RLに達したら冷却フ
ァンの回転を停止させている(図9参照)。
置においては、ラジエータの冷却水をエンジン側へ供給
するとともに、暖められた冷却水をエンジン側からラジ
エータに環流させる水冷式のものが一般的である。ま
た、冷却装置において、ラジエータ内の冷却水温度(以
下、ラジエータ水温という。)を制御する場合には、ラ
ジエータに電動式の冷却ファンを設けるとともに、冷却
ファンの回転をサーモスタット等によりオン・オフ制御
し、ラジエータ水温がエンジンの運転に伴い次第に上昇
した後、所定の高温値RHに達したら冷却ファンを回転
させる一方、冷却ファンの回転に伴いラジエータ水温が
次第に下降した後、所定の低温値RLに達したら冷却フ
ァンの回転を停止させている(図9参照)。
【0003】一方、冷却装置において、エンジン内の冷
却水温度を(以下、エンジン水温という。)制御するに
は、一般にエンジンからラジエータへの冷却水の環流路
に流量制御弁を設けるとともに、エンジン水温を水温セ
ンサーで検出し、その検出値と予め設定した制御目標温
度との乖離量に基づき流量制御弁の開度を調整してラジ
エータへの冷却水の環流量を制御し、エンジン水温を制
御目標温度に制御している。また、こうしたエンジン水
温の制御に際して、制御目標温度をエンジン負荷やエン
ジン回転数等の運転状態に応じて設定することにより燃
費や排気性能や運転性能を向上させるものが、特公平2
−59289号公報に開示されている。
却水温度を(以下、エンジン水温という。)制御するに
は、一般にエンジンからラジエータへの冷却水の環流路
に流量制御弁を設けるとともに、エンジン水温を水温セ
ンサーで検出し、その検出値と予め設定した制御目標温
度との乖離量に基づき流量制御弁の開度を調整してラジ
エータへの冷却水の環流量を制御し、エンジン水温を制
御目標温度に制御している。また、こうしたエンジン水
温の制御に際して、制御目標温度をエンジン負荷やエン
ジン回転数等の運転状態に応じて設定することにより燃
費や排気性能や運転性能を向上させるものが、特公平2
−59289号公報に開示されている。
【0004】すなわちエンジンの低負荷時には制御目標
温度を高温制御値EH(例えば110℃)に設定する高
温制御を行う一方、エンジンの高負荷時には制御目標温
度を低温制御値EL(例えば95℃)に設定する低温制
御を行うことにより、エンジンの低負荷時には、フリク
ション低減と燃焼改善を図ることができ、エンジンの高
負荷時には、エンジンの出力向上及び信頼性の確保を図
ることができるのである(図9参照)。
温度を高温制御値EH(例えば110℃)に設定する高
温制御を行う一方、エンジンの高負荷時には制御目標温
度を低温制御値EL(例えば95℃)に設定する低温制
御を行うことにより、エンジンの低負荷時には、フリク
ション低減と燃焼改善を図ることができ、エンジンの高
負荷時には、エンジンの出力向上及び信頼性の確保を図
ることができるのである(図9参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン水温をエンジンの運転状態に応じて異なる制御目標温
度に設定する制御(高温制御および低温制御)を行う冷
却装置において、電動式の冷却ファンによって前述した
ようにラジエータ水温の制御すると、ラジエータ水温が
エンジン水温とは関係なく上下動し、また冷却ファンが
回転する高温値RHはエンジン水温の高温制御値EHよ
りも高いため、次のような問題が生じる。
ン水温をエンジンの運転状態に応じて異なる制御目標温
度に設定する制御(高温制御および低温制御)を行う冷
却装置において、電動式の冷却ファンによって前述した
ようにラジエータ水温の制御すると、ラジエータ水温が
エンジン水温とは関係なく上下動し、また冷却ファンが
回転する高温値RHはエンジン水温の高温制御値EHよ
りも高いため、次のような問題が生じる。
【0006】すなわち、図9に示したように、エンジン
の運転状態が低負荷状態から高負荷状態となることに伴
い、エンジン水温の制御目標温度を高温制御値EHから
低温制御値ELに切り換えるとき、低温制御値ELより
もラジエータ水温の方が高い場合にはエンジン水温の低
温移行に時間Tがかかる等、エンジン水温の応答性がよ
くなかった。
の運転状態が低負荷状態から高負荷状態となることに伴
い、エンジン水温の制御目標温度を高温制御値EHから
低温制御値ELに切り換えるとき、低温制御値ELより
もラジエータ水温の方が高い場合にはエンジン水温の低
温移行に時間Tがかかる等、エンジン水温の応答性がよ
くなかった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、エンジンの運転状態に応じて、エンジ
ン内の冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を向
上させるエンジンの冷却水制御装置を提供することを目
的とする。
れたものであり、エンジンの運転状態に応じて、エンジ
ン内の冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を向
上させるエンジンの冷却水制御装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、ラジエータとエンジンと
の間で冷却水を循環させエンジン内の冷却水の温度を目
標温度に制御する一方、前記エンジン内の冷却水の制御
目標温度が、前記エンジンの運転状態が低負荷時には第
1の制御目標温度に設定され、かつ前記エンジンの運転
状態が高負荷時には前記第1の制御目標温度よりも低い
第2の制御目標温度に設定される冷却水制御装置におい
て、前記ラジエータ内の冷却水温度を、前記エンジン内
の冷却水の制御目標温度よりも低い温度に設定された目
標温度に制御するラジエータ水温制御手段を備えたもの
とした。
に請求項1の発明にあっては、ラジエータとエンジンと
の間で冷却水を循環させエンジン内の冷却水の温度を目
標温度に制御する一方、前記エンジン内の冷却水の制御
目標温度が、前記エンジンの運転状態が低負荷時には第
1の制御目標温度に設定され、かつ前記エンジンの運転
状態が高負荷時には前記第1の制御目標温度よりも低い
第2の制御目標温度に設定される冷却水制御装置におい
て、前記ラジエータ内の冷却水温度を、前記エンジン内
の冷却水の制御目標温度よりも低い温度に設定された目
標温度に制御するラジエータ水温制御手段を備えたもの
とした。
【0009】かかる構成においては、ラジエータ内の冷
却水温度を、常にエンジン内の冷却水温度よりも低い温
度に制御可能となる。このため、運転状態に応じて前記
エンジン内の冷却水の制御目標温度がそれ以前よりも低
い温度に切換制御されたときには、エンジン内の冷却水
の温度に比べてラジエータ内の冷却水の温度を確実に低
い温度とすることができる。
却水温度を、常にエンジン内の冷却水温度よりも低い温
度に制御可能となる。このため、運転状態に応じて前記
エンジン内の冷却水の制御目標温度がそれ以前よりも低
い温度に切換制御されたときには、エンジン内の冷却水
の温度に比べてラジエータ内の冷却水の温度を確実に低
い温度とすることができる。
【0010】また、請求項2の発明にあっては、前記ラ
ジエータ水温制御手段は、前記ラジエータ内の冷却水温
度を目標温度に向けて冷却する冷却手段と、前記ラジエ
ータ内の冷却水の制御目標温度を、前記エンジン内の冷
却水の制御目標温度が前記第1の制御目標温度に設定さ
れているときには前記第1の制御目標温度と前記第2の
制御目標温度と間に設定し、かつ前記エンジン内の冷却
水の制御目標温度が前記第2の制御目標温度に設定され
ているときには前記第2の制御目標温度よりも低く設定
する設定手段とを含むものとした。
ジエータ水温制御手段は、前記ラジエータ内の冷却水温
度を目標温度に向けて冷却する冷却手段と、前記ラジエ
ータ内の冷却水の制御目標温度を、前記エンジン内の冷
却水の制御目標温度が前記第1の制御目標温度に設定さ
れているときには前記第1の制御目標温度と前記第2の
制御目標温度と間に設定し、かつ前記エンジン内の冷却
水の制御目標温度が前記第2の制御目標温度に設定され
ているときには前記第2の制御目標温度よりも低く設定
する設定手段とを含むものとした。
【0011】かかる構成においては、エンジンの運転状
態が低負荷状態から高負荷状態になることに伴い、エン
ジン内の冷却水の制御目標温度が第1の目標温度から第
2の目標温度に切り換えられると、冷却手段が、エンジ
ン内の冷却水の第2の目標温度よりも低い温度に向け
て、ラジエータ内の冷却水の冷却を直ちに開始する。
態が低負荷状態から高負荷状態になることに伴い、エン
ジン内の冷却水の制御目標温度が第1の目標温度から第
2の目標温度に切り換えられると、冷却手段が、エンジ
ン内の冷却水の第2の目標温度よりも低い温度に向け
て、ラジエータ内の冷却水の冷却を直ちに開始する。
【0012】また、請求項3の発明にあっては、前記ラ
ジエータと前記エンジンとの間で循環する冷却水の流量
を増減する流量制御弁と、該流量制御弁の開度を、前記
エンジン内の冷却水の温度を前記制御目標温度とすべく
制御するとともに、前記エンジン内の冷却水の制御目標
温度が前記第2の目標温度に設定された際には流量制御
弁を全開させる制御手段とを備えたものとした。
ジエータと前記エンジンとの間で循環する冷却水の流量
を増減する流量制御弁と、該流量制御弁の開度を、前記
エンジン内の冷却水の温度を前記制御目標温度とすべく
制御するとともに、前記エンジン内の冷却水の制御目標
温度が前記第2の目標温度に設定された際には流量制御
弁を全開させる制御手段とを備えたものとした。
【0013】かかる構成においては、エンジン内の冷却
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、流量制御弁が全開することによ
り、ラジエータとエンジンとの間の冷却水の循環量が増
大し、エンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷
却水に置き換わる。
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、流量制御弁が全開することによ
り、ラジエータとエンジンとの間の冷却水の循環量が増
大し、エンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷
却水に置き換わる。
【0014】また、請求項4の発明にあっては、前記ラ
ジエータと前記エンジンとの間で冷却水を循環させると
ともに、吐出圧力が制御可能なウォーターポンプと、前
記エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の目標
温度に設定された際、前ウォーターポンプの吐出圧力を
それ以前よりも増大させる制御手段とを備えたものとし
た。
ジエータと前記エンジンとの間で冷却水を循環させると
ともに、吐出圧力が制御可能なウォーターポンプと、前
記エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の目標
温度に設定された際、前ウォーターポンプの吐出圧力を
それ以前よりも増大させる制御手段とを備えたものとし
た。
【0015】かかる構成においては、エンジン内の冷却
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、ウォーターポンプの吐出圧力をそ
れ以前よりも増大することにより、ラジエータとエンジ
ンとの間の冷却水の循環量が増大し、エンジン内の冷却
水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換わる。
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、ウォーターポンプの吐出圧力をそ
れ以前よりも増大することにより、ラジエータとエンジ
ンとの間の冷却水の循環量が増大し、エンジン内の冷却
水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換わる。
【0016】また、請求項5の発明にあっては、前記ラ
ジエータと前記エンジンとの間で循環する冷却水の流量
を増減する流量制御弁と、前記ラジエータと前記エンジ
ンとの間で冷却水を循環させるとともに、吐出圧力が制
御可能なウォーターポンプと、前記流量制御弁の開度
を、前記エンジン内の冷却水の温度を前記制御目標温度
とすべく制御するとともに、前記エンジン内の冷却水の
制御目標温度が前記第2の目標温度に設定された際には
前記流量制御弁を全開させ、かつ前ウォーターポンプの
吐出圧力をそれ以前よりも増大させる制御手段とを備え
たものとした。
ジエータと前記エンジンとの間で循環する冷却水の流量
を増減する流量制御弁と、前記ラジエータと前記エンジ
ンとの間で冷却水を循環させるとともに、吐出圧力が制
御可能なウォーターポンプと、前記流量制御弁の開度
を、前記エンジン内の冷却水の温度を前記制御目標温度
とすべく制御するとともに、前記エンジン内の冷却水の
制御目標温度が前記第2の目標温度に設定された際には
前記流量制御弁を全開させ、かつ前ウォーターポンプの
吐出圧力をそれ以前よりも増大させる制御手段とを備え
たものとした。
【0017】かかる構成においては、エンジン内の冷却
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、流量制御弁が全開すると同時にウ
ォーターポンプの吐出圧力をそれ以前よりも増大するこ
とにより、ラジエータとエンジンとの間の冷却水の循環
量がより一層増大し、エンジン内の冷却水が極めて短時
間でラジエータ内の冷却水に置き換わる。
水の制御目標温度が第1の目標温度から第2の目標温度
に切り換えられると、流量制御弁が全開すると同時にウ
ォーターポンプの吐出圧力をそれ以前よりも増大するこ
とにより、ラジエータとエンジンとの間の冷却水の循環
量がより一層増大し、エンジン内の冷却水が極めて短時
間でラジエータ内の冷却水に置き換わる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明の冷却水制御装
置を備えた、第1の実施の形態にかかる自動車用エンジ
ンの冷却装置を示す概略構成図であって、この冷却装置
は、従来例で説明したものと同様に、エンジンの運転状
態に応じてエンジン水温の制御目標温度を変化させる機
能を備えている。
にしたがって説明する。図1は、本発明の冷却水制御装
置を備えた、第1の実施の形態にかかる自動車用エンジ
ンの冷却装置を示す概略構成図であって、この冷却装置
は、従来例で説明したものと同様に、エンジンの運転状
態に応じてエンジン水温の制御目標温度を変化させる機
能を備えている。
【0019】冷却装置は、ラジエータ1で放熱された冷
却水をウォーターポンプ2により入口流路3からエンジ
ンのシリンダブロック及びシリンダヘッド4に供給し、
これにより燃焼室やシリンダを冷却した後、暖められた
冷却水を出口流路5からラジエータ1に戻すとともに放
熱した後、再びシリンダブロック及びシリンダヘッド4
に供給する構造を有している。前記ウォーターポンプ2
は電動式であって、必要に応じて吐出圧力を制御可能と
なっている。なお、シリンダブロック及びシリンダヘッ
ド4内には、一度暖められた冷却水を再び入口流路3側
に環流させ、エンジンの水温や水圧変化を減少させるた
めのバイパス流路6、冷間時に自動車居室内を暖めるた
めのヒーター7が設けられている。前記シリンダブロッ
ク及びシリンダヘッド4の出口流路5側には、冷却水の
循環の開始・停止及び循環量の制御を行う流量制御弁8
が設けられており、前記ラジエータ1には、ラジエータ
1内の冷却水を冷却する本発明の冷却手段である冷却フ
ァン9が設けられている。
却水をウォーターポンプ2により入口流路3からエンジ
ンのシリンダブロック及びシリンダヘッド4に供給し、
これにより燃焼室やシリンダを冷却した後、暖められた
冷却水を出口流路5からラジエータ1に戻すとともに放
熱した後、再びシリンダブロック及びシリンダヘッド4
に供給する構造を有している。前記ウォーターポンプ2
は電動式であって、必要に応じて吐出圧力を制御可能と
なっている。なお、シリンダブロック及びシリンダヘッ
ド4内には、一度暖められた冷却水を再び入口流路3側
に環流させ、エンジンの水温や水圧変化を減少させるた
めのバイパス流路6、冷間時に自動車居室内を暖めるた
めのヒーター7が設けられている。前記シリンダブロッ
ク及びシリンダヘッド4の出口流路5側には、冷却水の
循環の開始・停止及び循環量の制御を行う流量制御弁8
が設けられており、前記ラジエータ1には、ラジエータ
1内の冷却水を冷却する本発明の冷却手段である冷却フ
ァン9が設けられている。
【0020】また、前述したウォーターポンプ2、流量
制御弁8、冷却ファン9は、ECM(エンジン・コント
ロール・モジュール)10に接続されており、ECM8
には、シリンダブロック及びシリンダヘッド4の冷却水
の出口部分の温度を検出する第1の水温センサ11と、
ラジエータ1の冷却水の出口部分の温度を検出する第2
の水温センサ12とが接続されている。また、図示しな
いが、ECM8には、エンジンの運転状態を検出するた
めのトルクセンサや回転数センサ等の各種検出手段が接
続されている。ECM8は、図示しないCPU、及びC
PUの制御プログラム及び各種パラメータが格納された
ROM、CPUの動作に伴い各種データを記憶するRA
M、A/D変換器及びD/A変換器等を含む入出力装置
を備えたものであり、ROMに記憶されたプログラムに
基づきRAMをワーキングメモリとして動作することに
より、本発明の制御手段及び設定手段として機能する。
制御弁8、冷却ファン9は、ECM(エンジン・コント
ロール・モジュール)10に接続されており、ECM8
には、シリンダブロック及びシリンダヘッド4の冷却水
の出口部分の温度を検出する第1の水温センサ11と、
ラジエータ1の冷却水の出口部分の温度を検出する第2
の水温センサ12とが接続されている。また、図示しな
いが、ECM8には、エンジンの運転状態を検出するた
めのトルクセンサや回転数センサ等の各種検出手段が接
続されている。ECM8は、図示しないCPU、及びC
PUの制御プログラム及び各種パラメータが格納された
ROM、CPUの動作に伴い各種データを記憶するRA
M、A/D変換器及びD/A変換器等を含む入出力装置
を備えたものであり、ROMに記憶されたプログラムに
基づきRAMをワーキングメモリとして動作することに
より、本発明の制御手段及び設定手段として機能する。
【0021】また、前記ROMには、前記プログラムと
ともに、図2に示すように、エンジンの運転状態に対応
する、エンジン水温の制御目標値と、ラジエータ水温の
制御目標温度とを示す水温制御マップM1が記憶されて
いる。エンジンの運転状態が低負荷における制御目標温
度(高温制御値)は、エンジン水温(EH)が110
℃、ラジエータ水温(RH)が90℃に設定され、高負
荷における制御目標温度(低温制御値)は、エンジン水
温(EL)が95℃、ラジエータ水温(RL)が90℃
にそれぞれ設定されている。
ともに、図2に示すように、エンジンの運転状態に対応
する、エンジン水温の制御目標値と、ラジエータ水温の
制御目標温度とを示す水温制御マップM1が記憶されて
いる。エンジンの運転状態が低負荷における制御目標温
度(高温制御値)は、エンジン水温(EH)が110
℃、ラジエータ水温(RH)が90℃に設定され、高負
荷における制御目標温度(低温制御値)は、エンジン水
温(EL)が95℃、ラジエータ水温(RL)が90℃
にそれぞれ設定されている。
【0022】次に、以上の構成からなる本実施の形態に
おいて、ECM10における冷却水の制御に関する動作
を説明する。すなわち、ECM8は、イグニッション・
スイッチのオン操作とともに制御を開始し、エンジント
ルクやエンジン回転数等に基づき、エンジンの運転状態
を判断し、低負荷時には制御目標温度を110℃に設定
する高温制御を行う一方、エンジンの高負荷時には制御
目標温度を95℃に設定する低温制御を行う。また、こ
の高温制御及び低温制御は、具体的には、エンジン水温
を第1の水温センサ11で検出し、その検出値と制御目
標温度との乖離量に基づき流量制御弁8の開度を調整し
てラジエータ1への冷却水の環流量を制御することによ
り行う。
おいて、ECM10における冷却水の制御に関する動作
を説明する。すなわち、ECM8は、イグニッション・
スイッチのオン操作とともに制御を開始し、エンジント
ルクやエンジン回転数等に基づき、エンジンの運転状態
を判断し、低負荷時には制御目標温度を110℃に設定
する高温制御を行う一方、エンジンの高負荷時には制御
目標温度を95℃に設定する低温制御を行う。また、こ
の高温制御及び低温制御は、具体的には、エンジン水温
を第1の水温センサ11で検出し、その検出値と制御目
標温度との乖離量に基づき流量制御弁8の開度を調整し
てラジエータ1への冷却水の環流量を制御することによ
り行う。
【0023】また、ECM8は前記制御と並行してラジ
エータ1における冷却水の温度を制御する。すなわち図
3は、ECM8におけるラジエータ水温制御処理を示す
フローチャートであって、かかる制御においては、先
ず、エンジン負荷に応じた、制御目標温度(RH又はR
L)を前記ROMから読み出し設定する(SA1)。な
お、本実施の形態において制御目標温度(RH又はR
L)は同一であって常に90℃である。次に、ラジエー
タ水温RFを検出し(SA2)、検出温度が、その時点
で設定されている制御目標温度(RH又はRL)に予め
決められた制御幅αを加えた温度よりも高いか否かを判
断し(SA3)、高いときには冷却ファン9を回転させ
る(SA4)。また、ステップSA3の判断結果がNO
であって検出したラジエータ水温RFの方が低いときに
は、その時点で設定されている制御目標温度(RH又は
RL)が、予め決められた制御幅αを引いた温度よりも
低いか否かを判断し(SA5)、低いときには冷却ファ
ン9の回転を停止させる(SA4)。そして、以上の処
理を繰り返すことによりラジエータ水温をその時点で設
定されている制御目標温度(RH又はRL)に制御す
る。
エータ1における冷却水の温度を制御する。すなわち図
3は、ECM8におけるラジエータ水温制御処理を示す
フローチャートであって、かかる制御においては、先
ず、エンジン負荷に応じた、制御目標温度(RH又はR
L)を前記ROMから読み出し設定する(SA1)。な
お、本実施の形態において制御目標温度(RH又はR
L)は同一であって常に90℃である。次に、ラジエー
タ水温RFを検出し(SA2)、検出温度が、その時点
で設定されている制御目標温度(RH又はRL)に予め
決められた制御幅αを加えた温度よりも高いか否かを判
断し(SA3)、高いときには冷却ファン9を回転させ
る(SA4)。また、ステップSA3の判断結果がNO
であって検出したラジエータ水温RFの方が低いときに
は、その時点で設定されている制御目標温度(RH又は
RL)が、予め決められた制御幅αを引いた温度よりも
低いか否かを判断し(SA5)、低いときには冷却ファ
ン9の回転を停止させる(SA4)。そして、以上の処
理を繰り返すことによりラジエータ水温をその時点で設
定されている制御目標温度(RH又はRL)に制御す
る。
【0024】これにより、前述した高温制御時及び低温
制御時のいずれにおいても、常にラジエータ水温をエン
ジン水温よりも低い温度とすることが可能となる。この
ため、図4に示すように、エンジン水温の制御が高温制
御から低温制御に切り換えられた時点における、エンジ
ン内(シリンダブロック及びシリンダヘッド4内)とラ
ジエータ1内との冷却水の温度差を従来よりも小さくす
ることができる。よって、エンジン水温を低温に切換制
御する際の移行時間Tが従来よりも短くなり、応答性が
良くなる。
制御時のいずれにおいても、常にラジエータ水温をエン
ジン水温よりも低い温度とすることが可能となる。この
ため、図4に示すように、エンジン水温の制御が高温制
御から低温制御に切り換えられた時点における、エンジ
ン内(シリンダブロック及びシリンダヘッド4内)とラ
ジエータ1内との冷却水の温度差を従来よりも小さくす
ることができる。よって、エンジン水温を低温に切換制
御する際の移行時間Tが従来よりも短くなり、応答性が
良くなる。
【0025】なお、本実施の形態においては、ラジエー
タ水温の高温制御値(RH)と低温制御値(RL)とを
同一に設定した場合を示したが、各々が、それと対応す
るエンジン水温の高温制御値(EH)及び低温制御値
(EL)よりも低い温度に設定されていれば、前記効果
を奏することができる。また、図3に示したラジエータ
水温の制御は、あくまでも一例であって、ラジエータ水
温をより厳密に制御目標温度(RH又はRL)に制御す
るには、例えば、過去の一定時間内のラジエータ水温の
変動率を計算し、その結果に基づき冷却ファン9の回転
開始時期及び停止時期を早める制御を行わせればよい。
タ水温の高温制御値(RH)と低温制御値(RL)とを
同一に設定した場合を示したが、各々が、それと対応す
るエンジン水温の高温制御値(EH)及び低温制御値
(EL)よりも低い温度に設定されていれば、前記効果
を奏することができる。また、図3に示したラジエータ
水温の制御は、あくまでも一例であって、ラジエータ水
温をより厳密に制御目標温度(RH又はRL)に制御す
るには、例えば、過去の一定時間内のラジエータ水温の
変動率を計算し、その結果に基づき冷却ファン9の回転
開始時期及び停止時期を早める制御を行わせればよい。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態を図にし
たがって説明する。本実施の形態は、前述した冷却装置
において、ECM10のROMに、図5に示した水温制
御マップM2及び、前述したエンジン水温の高温制御及
び低温制御に並行して、図3をもって既説したラジエー
タ水温制御処理に加え、後述する環流量制御処理、及び
吐出量制御処理を行わせるためのプログラムが記憶され
たものである。
たがって説明する。本実施の形態は、前述した冷却装置
において、ECM10のROMに、図5に示した水温制
御マップM2及び、前述したエンジン水温の高温制御及
び低温制御に並行して、図3をもって既説したラジエー
タ水温制御処理に加え、後述する環流量制御処理、及び
吐出量制御処理を行わせるためのプログラムが記憶され
たものである。
【0027】以下、図5及び図8に従って具体的に説明
すると、前記水温制御マップM2においては、エンジン
の運転状態が低負荷における制御目標温度(高温制御
値)は、エンジン水温(EH)が110℃、ラジエータ
水温(RH)が97℃に設定され、高負荷における制御
目標温度(低温制御値)は、エンジン水温(EL)が9
5℃、ラジエータ水温(RL)が82℃にそれぞれ設定
されている。つまり、ラジエータ水温の高温制御値(R
H)が、エンジン水温の高温制御値(EH)と低温制御
値(EL)との間に設定されている。このため、エンジ
ン水温の制御が高温制御から低温制御に切り換えられる
と、前述したラジエータ水温制御処理(図3参照)で
は、ステップSA1においてラジエータ水温の制御目標
温度が97℃から82℃へと低い温度へと切換設定され
るため、その時点Pにおいては、ステップSA2で検出
される温度が、制御目標温度(82℃)に予め決められ
た制御幅αを加えた温度よりも高くなり(ステップAS
3でYES)、冷却ファン9が回転する(SA4)。こ
れに伴い、ラジエータ1内の冷却水の温度が直ちに下が
り始めることとなる(図8参照)。
すると、前記水温制御マップM2においては、エンジン
の運転状態が低負荷における制御目標温度(高温制御
値)は、エンジン水温(EH)が110℃、ラジエータ
水温(RH)が97℃に設定され、高負荷における制御
目標温度(低温制御値)は、エンジン水温(EL)が9
5℃、ラジエータ水温(RL)が82℃にそれぞれ設定
されている。つまり、ラジエータ水温の高温制御値(R
H)が、エンジン水温の高温制御値(EH)と低温制御
値(EL)との間に設定されている。このため、エンジ
ン水温の制御が高温制御から低温制御に切り換えられる
と、前述したラジエータ水温制御処理(図3参照)で
は、ステップSA1においてラジエータ水温の制御目標
温度が97℃から82℃へと低い温度へと切換設定され
るため、その時点Pにおいては、ステップSA2で検出
される温度が、制御目標温度(82℃)に予め決められ
た制御幅αを加えた温度よりも高くなり(ステップAS
3でYES)、冷却ファン9が回転する(SA4)。こ
れに伴い、ラジエータ1内の冷却水の温度が直ちに下が
り始めることとなる(図8参照)。
【0028】つまり、本実施の形態においては、ラジエ
ータ1内の冷却水の温度がその低温制御値(RL)より
も高い場合には、エンジン水温の制御を高温制御から低
温制御へ切り換える時点Pから冷却ファン9が回転する
ようにしたため、第1の実施の形態に比べて、エンジン
水温を低温に切換制御する際の移行時間Tをより短くす
ることができる。また、この冷却ファン9の作動により
エンジン水温を低温に切換制御した直後の冷却効果が大
きくなるため、ラジエータ1の容量を大きくすることな
く、前記切換制御の直後にエンジン水温が上下動するハ
ンチング現象を緩和することができる。
ータ1内の冷却水の温度がその低温制御値(RL)より
も高い場合には、エンジン水温の制御を高温制御から低
温制御へ切り換える時点Pから冷却ファン9が回転する
ようにしたため、第1の実施の形態に比べて、エンジン
水温を低温に切換制御する際の移行時間Tをより短くす
ることができる。また、この冷却ファン9の作動により
エンジン水温を低温に切換制御した直後の冷却効果が大
きくなるため、ラジエータ1の容量を大きくすることな
く、前記切換制御の直後にエンジン水温が上下動するハ
ンチング現象を緩和することができる。
【0029】しかも、エンジン水温とラジエータ水温と
の双方の高温制御値EH,RHの差を、第1の実施の形
態よりも少なく設定したため、エンジン水温度を低温側
へ切換制御する時点Pよりも以前、つまりエンジンの運
転状態が低負荷状態である通常の運転状態では、ラジエ
ータ1内の冷却水温度が第1の実施の形態のものに比べ
高くなり、ラジエータ効率が良くなる。
の双方の高温制御値EH,RHの差を、第1の実施の形
態よりも少なく設定したため、エンジン水温度を低温側
へ切換制御する時点Pよりも以前、つまりエンジンの運
転状態が低負荷状態である通常の運転状態では、ラジエ
ータ1内の冷却水温度が第1の実施の形態のものに比べ
高くなり、ラジエータ効率が良くなる。
【0030】なお、本実施の形態においては、エンジン
水温の低温制御値ELとラジエータ水温の低温制御値R
Lの差Aを、エンジン水温とラジエータ水温との双方の
高温制御値EH,RHの差Bと同一に設定した場合を説
明したが、図8に示すように、ラジエータ水温の低温制
御値RL90℃として、その差Cを、エンジン水温とラ
ジエータ水温との双方の高温制御値EH,RHの差Bの
半分程度に設定することもできる。その場合には、前述
した移行時間Tが若干延びるものの、実用に耐えるだけ
でなく、低温制御時におけるラジエータ効率を低下させ
ることなく、本実施の形態とほぼ同様の効果が得られ
る。
水温の低温制御値ELとラジエータ水温の低温制御値R
Lの差Aを、エンジン水温とラジエータ水温との双方の
高温制御値EH,RHの差Bと同一に設定した場合を説
明したが、図8に示すように、ラジエータ水温の低温制
御値RL90℃として、その差Cを、エンジン水温とラ
ジエータ水温との双方の高温制御値EH,RHの差Bの
半分程度に設定することもできる。その場合には、前述
した移行時間Tが若干延びるものの、実用に耐えるだけ
でなく、低温制御時におけるラジエータ効率を低下させ
ることなく、本実施の形態とほぼ同様の効果が得られ
る。
【0031】次に、本発明の第3の実施の形態を図にし
たがって説明する。本実施の形態は、前述した第1又は
第2の実施の形態における冷却装置において、前記EC
M10のROMに、図6のフローチャートに示した流量
制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されたもの
である。
たがって説明する。本実施の形態は、前述した第1又は
第2の実施の形態における冷却装置において、前記EC
M10のROMに、図6のフローチャートに示した流量
制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されたもの
である。
【0032】この流量制御処理においては、先ず、前記
流量制御弁8が全開状態か否かを判断し(SB1)、全
開状態でなければ、かかる流量制御処理の直前にエンジ
ンの運転状態が高負荷から低負荷に変わったか否かを判
断する(SB5)。ここで変わっていない場合には、ス
テップSB4へ進み、通常の制御(高温制御又は低温制
御)に移行し流量制御弁8を開閉する。一方、かかる流
量制御処理の直前にエンジンの運転状態が高負荷から低
負荷に変わると(ステップSB5でYES)、流量制御
弁8を強制的に全開させる(SB6)。これに伴い、ラ
ジエータ1とエンジン(シリンダブロック及びシリンダ
ヘッド4)との間の冷却水の循環量が増大し、エンジン
内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換わ
る。また、流量制御弁8が全開中であるときには(ステ
ップSB1でYES)、エンジン水温を検出した後、そ
の検出温度が制御目標温度(低温制御値EL)と一致す
るか否かを判断する(SB3)。そして、一致しない場
合には、そのまま流量制御弁8を全開状態とし、一致す
る場合には、前述した通常の制御に移行し流量制御弁8
を開閉する(SB4)。つまり、流量制御弁8の強制全
開制御を終了する。
流量制御弁8が全開状態か否かを判断し(SB1)、全
開状態でなければ、かかる流量制御処理の直前にエンジ
ンの運転状態が高負荷から低負荷に変わったか否かを判
断する(SB5)。ここで変わっていない場合には、ス
テップSB4へ進み、通常の制御(高温制御又は低温制
御)に移行し流量制御弁8を開閉する。一方、かかる流
量制御処理の直前にエンジンの運転状態が高負荷から低
負荷に変わると(ステップSB5でYES)、流量制御
弁8を強制的に全開させる(SB6)。これに伴い、ラ
ジエータ1とエンジン(シリンダブロック及びシリンダ
ヘッド4)との間の冷却水の循環量が増大し、エンジン
内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換わ
る。また、流量制御弁8が全開中であるときには(ステ
ップSB1でYES)、エンジン水温を検出した後、そ
の検出温度が制御目標温度(低温制御値EL)と一致す
るか否かを判断する(SB3)。そして、一致しない場
合には、そのまま流量制御弁8を全開状態とし、一致す
る場合には、前述した通常の制御に移行し流量制御弁8
を開閉する(SB4)。つまり、流量制御弁8の強制全
開制御を終了する。
【0033】このように、本実施の形態においては、エ
ンジンの運転状態が高負荷から低負荷に変わったとき、
つまりエンジン水温の制御が高温制御から低温制御に切
換制御した時点Pから、エンジン水温が制御目標温度と
なるまでエンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の
冷却水に置き換わる。よって、図8に示すように、前述
したエンジン水温を低温に切換制御する際の移行時間T
をより短くすることができる。同時に、ハンチング現象
をより緩和することができる。
ンジンの運転状態が高負荷から低負荷に変わったとき、
つまりエンジン水温の制御が高温制御から低温制御に切
換制御した時点Pから、エンジン水温が制御目標温度と
なるまでエンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の
冷却水に置き換わる。よって、図8に示すように、前述
したエンジン水温を低温に切換制御する際の移行時間T
をより短くすることができる。同時に、ハンチング現象
をより緩和することができる。
【0034】次に、本発明の第4の実施の形態を図にし
たがって説明する。本実施の形態は、前述した第1又は
第2の実施の形態における冷却装置において、前記EC
M10のROMに、図7のフローチャートに示した吐出
量制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されたも
のである。
たがって説明する。本実施の形態は、前述した第1又は
第2の実施の形態における冷却装置において、前記EC
M10のROMに、図7のフローチャートに示した吐出
量制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されたも
のである。
【0035】この吐出量制御処理においては、先ず、前
記ウォーターポンプ2の冷却水の吐出圧力を通常の吐出
圧力よりも増大中か否かを判断し(SC1)、増大中で
なければ、かかる吐出量制御処理の直前にエンジンの運
転状態が高負荷から低負荷に変わったか否かを判断する
(SC5)。ここで変わっていない場合には、何もせず
処理を終了する。一方、かかる吐出量制御処理の直前に
エンジンの運転状態が高負荷から低負荷に変わると(ス
テップSC5でYES)、ウォーターポンプ2の冷却水
の吐出圧力を、所定の圧力まで上げたり最大圧力とした
りすることにより増大させる(SC6)。これに伴い、
ラジエータ1とエンジン(シリンダブロック及びシリン
ダヘッド4)との間の冷却水の循環量が増大し、エンジ
ン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換
わる。また、ウォーターポンプ2の冷却水の吐出圧力を
増大中であるときには(ステップSC1でYES)、エ
ンジン水温を検出した後、その検出温度が制御目標温度
(低温制御値EL)と一致するか否かを判断する(SC
3)。そして、一致しない場合には、ウォーターポンプ
2の冷却水の吐出圧力をそのままの状態とし、一致する
場合には、通常の吐出圧力に戻し(SC4)、吐出量制
御処理を終了する。
記ウォーターポンプ2の冷却水の吐出圧力を通常の吐出
圧力よりも増大中か否かを判断し(SC1)、増大中で
なければ、かかる吐出量制御処理の直前にエンジンの運
転状態が高負荷から低負荷に変わったか否かを判断する
(SC5)。ここで変わっていない場合には、何もせず
処理を終了する。一方、かかる吐出量制御処理の直前に
エンジンの運転状態が高負荷から低負荷に変わると(ス
テップSC5でYES)、ウォーターポンプ2の冷却水
の吐出圧力を、所定の圧力まで上げたり最大圧力とした
りすることにより増大させる(SC6)。これに伴い、
ラジエータ1とエンジン(シリンダブロック及びシリン
ダヘッド4)との間の冷却水の循環量が増大し、エンジ
ン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き換
わる。また、ウォーターポンプ2の冷却水の吐出圧力を
増大中であるときには(ステップSC1でYES)、エ
ンジン水温を検出した後、その検出温度が制御目標温度
(低温制御値EL)と一致するか否かを判断する(SC
3)。そして、一致しない場合には、ウォーターポンプ
2の冷却水の吐出圧力をそのままの状態とし、一致する
場合には、通常の吐出圧力に戻し(SC4)、吐出量制
御処理を終了する。
【0036】このように、本実施の形態においても、第
3の実施の形態に説明したものと同様に、エンジンの運
転状態が高負荷から低負荷に変わったとき、つまりエン
ジン水温の制御が高温制御から低温制御に切換制御した
時点Pからエンジン水温が制御目標温度となるまで、エ
ンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置
き換わる。よって、図8に示すように、前述したエンジ
ン水温を低温に切換制御する際の移行時間Tをより短く
することができる。同時に、ハンチング現象をより緩和
することができる。
3の実施の形態に説明したものと同様に、エンジンの運
転状態が高負荷から低負荷に変わったとき、つまりエン
ジン水温の制御が高温制御から低温制御に切換制御した
時点Pからエンジン水温が制御目標温度となるまで、エ
ンジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置
き換わる。よって、図8に示すように、前述したエンジ
ン水温を低温に切換制御する際の移行時間Tをより短く
することができる。同時に、ハンチング現象をより緩和
することができる。
【0037】なお、前述した、第3及び第4の実施の形
態とは別に、本実施の形態は、前述した第1又は第2の
実施の形態における冷却装置において、第3の実施の形
態で説明した流量制御処理と、第4の実施の形態で説明
した吐出量制御処理との双方を行わせるようにすれば、
移行時間Tをより一層短くすることができるとともに、
ハンチング現象をより一層緩和することができる。ま
た、図8は、第3及び第4の実施の形態におけるエンジ
ン水温及びラジエータ水温の変化を示した図であって、
図中に破線で示した変化は、前記吐出量制御処理を行わ
ない場合におけるラジエータ水温の低下期待値である。
態とは別に、本実施の形態は、前述した第1又は第2の
実施の形態における冷却装置において、第3の実施の形
態で説明した流量制御処理と、第4の実施の形態で説明
した吐出量制御処理との双方を行わせるようにすれば、
移行時間Tをより一層短くすることができるとともに、
ハンチング現象をより一層緩和することができる。ま
た、図8は、第3及び第4の実施の形態におけるエンジ
ン水温及びラジエータ水温の変化を示した図であって、
図中に破線で示した変化は、前記吐出量制御処理を行わ
ない場合におけるラジエータ水温の低下期待値である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の本発明に
おいては、ラジエータ内の冷却水温度を、エンジン内の
冷却水の制御目標温度よりも低い温度に設定された目標
温度に制御し、これにより運転状態に応じて前記エンジ
ン内の冷却水の制御目標温度がそれ以前よりも低い温度
に切換制御されたときには、エンジン内の冷却水の温度
に比べてラジエータ内の冷却水の温度を確実に低い温度
とすることができる。よって、エンジンの運転状態に応
じて、エンジン内の冷却水温度を低温に切換制御したと
きの冷却水温度の移行時間が短くし、応答性を向上させ
ることが可能となる。
おいては、ラジエータ内の冷却水温度を、エンジン内の
冷却水の制御目標温度よりも低い温度に設定された目標
温度に制御し、これにより運転状態に応じて前記エンジ
ン内の冷却水の制御目標温度がそれ以前よりも低い温度
に切換制御されたときには、エンジン内の冷却水の温度
に比べてラジエータ内の冷却水の温度を確実に低い温度
とすることができる。よって、エンジンの運転状態に応
じて、エンジン内の冷却水温度を低温に切換制御したと
きの冷却水温度の移行時間が短くし、応答性を向上させ
ることが可能となる。
【0039】これに加え、請求項2の本発明において
は、エンジン内の冷却水の制御目標温度が第1の目標温
度から第2の目標温度に切り換えられると、冷却手段
が、エンジン内の冷却水の第2の目標温度よりも低い温
度に向けて、ラジエータ内の冷却水の冷却を直ちに開始
するようにした。よって、前記第2の目標温度への切換
時点の直後における、エンジン内の冷却水に対する冷却
効果が向上するため、エンジン内の冷却水温度を低温側
に切換制御したときの冷却水温度の移行時間がより短く
なり、応答性をより向上させることが可能となる。その
結果、切換制御直後におけるエンジン内の冷却水温度の
ハンチング現象を緩和することができる。
は、エンジン内の冷却水の制御目標温度が第1の目標温
度から第2の目標温度に切り換えられると、冷却手段
が、エンジン内の冷却水の第2の目標温度よりも低い温
度に向けて、ラジエータ内の冷却水の冷却を直ちに開始
するようにした。よって、前記第2の目標温度への切換
時点の直後における、エンジン内の冷却水に対する冷却
効果が向上するため、エンジン内の冷却水温度を低温側
に切換制御したときの冷却水温度の移行時間がより短く
なり、応答性をより向上させることが可能となる。その
結果、切換制御直後におけるエンジン内の冷却水温度の
ハンチング現象を緩和することができる。
【0040】しかも、エンジン内の冷却水温度を低温側
に切換制御する以前、つまりエンジンの運転状態が低負
荷状態である通常の運転状態ではラジエータ内の冷却水
温度が請求項1のものに比べ高いことから、ラジエータ
効率が良くなる。
に切換制御する以前、つまりエンジンの運転状態が低負
荷状態である通常の運転状態ではラジエータ内の冷却水
温度が請求項1のものに比べ高いことから、ラジエータ
効率が良くなる。
【0041】また、請求項3の本発明においては、エン
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、流量制御弁が全開することにより、エン
ジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き
換わるようにした。よって、エンジン内の冷却水温度を
低温に切換制御する際の応答性を、より向上させること
が可能となるとともに、前記ハンチング現象をより緩和
することができる。
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、流量制御弁が全開することにより、エン
ジン内の冷却水が短時間でラジエータ内の冷却水に置き
換わるようにした。よって、エンジン内の冷却水温度を
低温に切換制御する際の応答性を、より向上させること
が可能となるとともに、前記ハンチング現象をより緩和
することができる。
【0042】また、請求項4の本発明においては、エン
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、ウォーターポンプの吐出圧力がそれ以前
よりも増大することにより、エンジン内の冷却水が短時
間でラジエータ内の冷却水に置き換わるようにした。こ
れによっても、エンジン内の冷却水温度を低温に切換制
御する際の応答性を、より向上させることが可能となる
とともに、前記ハンチング現象をより緩和することがで
きる。
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、ウォーターポンプの吐出圧力がそれ以前
よりも増大することにより、エンジン内の冷却水が短時
間でラジエータ内の冷却水に置き換わるようにした。こ
れによっても、エンジン内の冷却水温度を低温に切換制
御する際の応答性を、より向上させることが可能となる
とともに、前記ハンチング現象をより緩和することがで
きる。
【0043】また、請求項5の本発明においては、エン
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、流量制御弁が全開し、かつウォーターポ
ンプの吐出圧力がそれ以前よりも増大することにより、
エンジン内の冷却水が極めて短時間でラジエータ内の冷
却水に置き換わるようにした。よって、、エンジン内の
冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を、より一
層向上させることが可能となるとともに、前記ハンチン
グ現象をより一層緩和することができる。
ジン内の冷却水の制御目標温度が第2の目標温度に切り
換えられた際、流量制御弁が全開し、かつウォーターポ
ンプの吐出圧力がそれ以前よりも増大することにより、
エンジン内の冷却水が極めて短時間でラジエータ内の冷
却水に置き換わるようにした。よって、、エンジン内の
冷却水温度を低温に切換制御する際の応答性を、より一
層向上させることが可能となるとともに、前記ハンチン
グ現象をより一層緩和することができる。
【0044】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自動車用エンジン
の冷却装置の模式構成図である。
の冷却装置の模式構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における水温制御マ
ップを示す説明図である。
ップを示す説明図である。
【図3】ECMによるラジエータ水温制御処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における冷却水の温
度変化を示す説明図である。
度変化を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における水温制御マ
ップを示す説明図である。
ップを示す説明図である。
【図6】ECMによる流量制御処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】ECMによる吐出量制御処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】本発明の第2〜第4の実施の形態における冷却
水の温度変化を示す説明図である。
水の温度変化を示す説明図である。
【図9】従来技術における冷却水の温度変化を示す説明
図である。
図である。
1 ラジエータ 2 ウォーターポンプ 4 シリンダブロック及びシリンダヘッド 8 流量制御弁 10 ECM(エンジン・コントロール・モジュー
ル) 11 第1の水温センサ 12 第2の水温センサ
ル) 11 第1の水温センサ 12 第2の水温センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 ラジエータとエンジンとの間で冷却水を
循環させエンジン内の冷却水の温度を目標温度に制御す
る一方、前記エンジン内の冷却水の制御目標温度が、前
記エンジンの運転状態が低負荷時には第1の制御目標温
度に設定され、かつ前記エンジンの運転状態が高負荷時
には前記第1の制御目標温度よりも低い第2の制御目標
温度に設定される冷却水制御装置において、 前記ラジエータ内の冷却水温度を、前記エンジン内の冷
却水の制御目標温度よりも低い温度に設定された目標温
度に制御するラジエータ水温制御手段を備えたことを特
徴とするエンジンの冷却水制御装置。 - 【請求項2】 前記ラジエータ水温制御手段は、前記ラ
ジエータ内の冷却水温度を目標温度に向けて冷却する冷
却手段と、前記ラジエータ内の冷却水の制御目標温度
を、前記エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第1
の制御目標温度に設定されているときには前記第1の制
御目標温度と前記第2の制御目標温度と間に設定し、か
つ前記エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の
制御目標温度に設定されているときには前記第2の制御
目標温度よりも低く設定する設定手段とを含むことを特
徴とするエンジンの冷却水制御装置。 - 【請求項3】 前記ラジエータと前記エンジンとの間で
循環する冷却水の流量を増減する流量制御弁と、 該流量制御弁の開度を、前記エンジン内の冷却水の温度
を前記制御目標温度とすべく制御するとともに、前記エ
ンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の目標温度
に設定された際には流量制御弁を全開させる制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジ
ンの冷却水制御装置。 - 【請求項4】 前記ラジエータと前記エンジンとの間で
冷却水を循環させるとともに、吐出圧力が制御可能なウ
ォーターポンプと、 前記エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の目
標温度に設定された際、前ウォーターポンプの吐出圧力
をそれ以前よりも増大させる制御手段とを備えたことを
特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの冷却水制御
装置。 - 【請求項5】 前記ラジエータと前記エンジンとの間で
循環する冷却水の流量を増減する流量制御弁と、 前記ラジエータと前記エンジンとの間で冷却水を循環さ
せるとともに、吐出圧力が制御可能なウォーターポンプ
と、 前記流量制御弁の開度を、前記エンジン内の冷却水の温
度を前記制御目標温度とすべく制御するとともに、前記
エンジン内の冷却水の制御目標温度が前記第2の目標温
度に設定された際には前記流量制御弁を全開させ、かつ
前ウォーターポンプの吐出圧力をそれ以前よりも増大さ
せる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は
2記載のエンジンの冷却水制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25751997A JPH1182018A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | エンジンの冷却水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25751997A JPH1182018A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | エンジンの冷却水制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182018A true JPH1182018A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17307434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25751997A Pending JPH1182018A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | エンジンの冷却水制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182018A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198631A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Nissan Motor Co Ltd | スポット溶接ガン |
JP2013047470A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Hino Motors Ltd | ファン制御装置 |
KR20190042877A (ko) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | 현대자동차주식회사 | 냉각수 제어 밸브유닛의 제어방법 |
JP2019132197A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | ダイハツ工業株式会社 | エンジン冷却系の制御装置 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP25751997A patent/JPH1182018A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198631A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Nissan Motor Co Ltd | スポット溶接ガン |
JP4517862B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2010-08-04 | 日産自動車株式会社 | スポット溶接ガン |
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