JPH1179663A - オペレータの操作支援装置 - Google Patents
オペレータの操作支援装置Info
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- JPH1179663A JPH1179663A JP27053197A JP27053197A JPH1179663A JP H1179663 A JPH1179663 A JP H1179663A JP 27053197 A JP27053197 A JP 27053197A JP 27053197 A JP27053197 A JP 27053197A JP H1179663 A JPH1179663 A JP H1179663A
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Abstract
ベルに適合した操作支援が可能なオペレータの操作支援
装置を提供する。 【解決手段】 オペレータ12の操作量に応じて産業車
両の作業機を所定速度で駆動可能とする操作レバー13
と、オペレータ12に操作レバー13の操作量を指示す
る操作指示手段24と、オペレータ12が所定の操作目
的で操作レバー13を操作するとき、この操作目的を達
成するための適切な操作量を作業機の状態に基づいて演
算し、演算した操作量を操作指示手段24に出力する制
御器20とを備えたオペレータの操作支援装置におい
て、制御器20は、オペレータ12の熟練度や作業難易
度を表す操作技術レベルを推定する操作技術レベル推定
手段46と、推定された操作技術レベルに基づいて操作
支援量を演算する操作支援量演算手段47とを備え、演
算された操作支援量に応じて操作指示手段24に前記操
作量を出力する。
Description
量に応じて操作対象を駆動する機械において、所定の操
作目的が達成されるようにその操作技術レベルに応じて
オペレータに操作指示を行う操作支援装置に関し、特に
は、クレーンの吊り荷振れ止め操作支援装置等のように
産業車両における作業機の操作支援を行うオペレータの
操作支援装置に関する。
は、オペレータが操作する操作レバーの操作量に応じ
て、例えばブームの旋回、起伏及び伸縮等のように作業
機を駆動するのが一般的である。そして、オペレータは
所定の操作目的を持って操作レバーを操作しており、こ
の操作目的を達成するのに非常に高度な操作技量を要す
るようなものである場合は、作業状況や作業難易度によ
って、あるいは、オペレータの熟練度によってその目的
の達成度合いが大きく異なってくる。
はブームの操作によって吊り荷の振れを防止している。
図16は、オペレータら見て前後方向の荷振れ止めの操
作方法を説明する図である。同図において、クレーン5
1のブーム52はこのブーム52を駆動するための起伏
シリンダ53と連結されており、オペレータ54が速度
比例型のブーム操作レバー55を操作すると、このとき
のストローク値に応じて起伏シリンダ53が伸縮して、
ブーム52は起伏動作を行うようになっている。また、
ブーム52の先端にはワイヤ56が接続されており、こ
のワイヤ56の他端には吊り荷57が吊り下げられてい
る。このようなクレーン51において、吊り荷57がオ
ペレータ54から見てブーム52の先端部より前方にあ
るときは、オペレータ54はブーム52の先端部が現在
位置よりも前方に移動するようにブーム操作レバー55
を操作してブーム52を伏せ方向に駆動している。
ら見て遠方に有る場合、特にオペレータ54から見て前
後方向に振れているときには遠近感がつかみ難く、この
ため吊り荷57の振れの状態が分かりにくい。また、こ
の振れ止め操作は非常に熟練度を要するものであり、初
心者にとっては振れ止め操作を行うのが非常に困難とな
っており、場合によっては振れ止め操作を行うことによ
りかえって振れが増大するようなこともある。
した操作が可能となるように、オペレータの操作を支援
する支援装置が提案されている。例えば、特開平9−4
8586号公報には、クレーン51において、吊り荷5
7の振れ止め操作を迅速に行うことができる吊り荷振れ
止め支援装置が開示されている。図17には、この支援
装置の構成が示されている。上記吊り荷振れ止め支援装
置は、ブーム先端から吊り下げられた吊り荷57の変位
を検出する第1の検出手段(図示の荷振れ幅検出センサ
58)と、ブーム操作レバー55の変位を検出する第2
の検出手段(図示の操作レバー変位検出センサ59)
と、前記第2の検出手段で検出されたブーム操作レバー
55の変位をブーム先端の速度に変換する変換手段(図
示のレバー変位信号計算用変換手段61とシリンダ速度
換算手段62とブーム先端速度換算手段63)と、前記
第1の検出手段で検出された吊り荷57の変位と前記変
換手段で変換されたブーム先端の速度を、それぞれ吊り
荷57の振れ方向とブーム操作レバー55の変位方向に
対応付けて表示する表示手段(図示のブーム先端速度信
号値変換手段64と荷振れ幅信号計算用変換手段65と
荷振れ幅信号値変換手段66と表示装置67)とを具備
している。このとき、オペレータ54は、前記表示手段
に表示された吊り荷57の振れ方向を見て、ブーム操作
レバー55の変位方向がこの振れ方向と同一方向になる
ように操作する。すなわち、例えばこの振れ方向がブー
ム先端より前方へ向かう場合にはブーム操作レバー55
を前方に操作してブーム52を伏せる方向に駆動する。
これによって、吊り荷57の振れを迅速に減衰させるこ
とが可能としている。
ような従来の支援装置においては、オペレータ54は前
記表示手段を見ながら、かつ、吊り荷57の状態やブー
ム52と周囲との干渉などの状況を見て操作しなければ
ならないので、操作時の精神的な疲労度が大きくなり、
これにより操作性が低下すると言う問題がある。また、
熟練したオペレータ54にとっては、上記支援装置の指
示に従った操作を行うことが非常に煩わしく思われた
り、自分の意志に従って操作を行いたいという欲求を満
足できない等不満及びストレスを感じることが多い。さ
らに、例えば吊り荷57がオペレータ54より離れた位
置、又は見えない位置にあったり、天候が悪い場合等の
ように、作業状況によっては熟練者にとっても作業難易
度が高く高度な操作技術を要求される場合があるが、こ
の作業状況に応じて、前記支援装置の指示に従った操作
を行ったり、自分の意志に基づいて操作を行ったりしな
ければならず、このように操作方法を切り換えることを
非常に煩わしく感じている。このために、オペレータ5
4の熟練度や作業難易度に係わる操作技術レベルに適合
した操作支援を行うことが重要な課題の一つとなってい
る。
たものであり、操作性向上が図れ、オペレータの操作技
術レベルに適合した操作支援が可能なオペレータの操作
支援装置を提供することを目的としている。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、オペレ
ータ12によって操作され、この操作量に応じて産業車
両の作業機を所定の速度で駆動可能とする操作レバー1
3と、オペレータ12にこの操作レバー13を操作すべ
き操作量を指示する操作指示手段24と、オペレータ1
2が所定の操作目的で前記操作レバー13を操作すると
き、この操作目的を達成するための適切な操作量を作業
機の状況に基づいて演算し、この演算した操作量を前記
操作指示手段24に出力してオペレータ12に指示する
制御器20とを備えたオペレータの操作支援装置におい
て、前記操作指示手段24が、前記操作レバー13の適
切な操作量を、触覚又は聴覚を介してオペレータ12に
指示する構成としている。
手段が触覚又は聴覚を介してオペレータに操作指示を行
うので、オペレータは操作対象の作業機に注目しながら
この操作指示に従って操作するだけでよく、操作性が向
上する。これによって、自動制御により駆動される場合
と同等に高精度で作業機の操作が可能となり、オペレー
タの操作意志に基づいて所定の操作目的を達成すること
ができるので、オペレータの操作時の満足感が得られ
る。
によって操作され、この操作量に応じて産業車両の作業
機を所定の速度で駆動可能とする操作レバー13と、オ
ペレータ12にこの操作レバー13を操作すべき操作量
を指示する操作指示手段24と、オペレータ12が所定
の操作目的で前記操作レバー13を操作するとき、この
操作目的を達成するための適切な操作量を作業機の状態
に基づいて演算し、この演算した操作量を前記操作指示
手段24に出力してオペレータ12に指示する制御器2
0とを備えたオペレータの操作支援装置において、前記
制御器20は、オペレータ12の熟練度や作業難易度を
表す操作技術レベルを推定する操作技術レベル推定手段
46と、この推定された操作技術レベルに基づいて操作
支援量を演算する操作支援量演算手段47とを備え、こ
の演算された操作支援量に応じて前記操作指示手段24
に前記操作レバー13の適切な操作量を出力してオペレ
ータ12に指示するようにしている。
タの熟練度や作業難易度を表す操作技術レベルに基づい
て操作支援量を演算し、この操作支援量に応じて操作レ
バーの操作量を指示する。これにより、操作技術レベル
が高いときは指示する操作量が小さくなり、操作技術レ
ベルが低いときは指示する操作量が大きくなるので、オ
ペレータの操作意志に基づいて所定の操作目的を達成す
ることが可能となる。この結果、自動制御により駆動さ
れる場合と同等に高精度で作業機の操作が可能となると
共に、オペレータの操作時の満足感が得られる。
オペレータの操作支援装置において、前記操作指示手段
24が、前記操作レバー13の適切な操作量を、触覚又
は聴覚を介してオペレータ12に指示する構成としてい
る。
手段が触覚又は聴覚を介してオペレータに操作指示を行
うので、オペレータは操作対象の作業機に注目しながら
この操作指示に従って操作するだけでよい。この結果、
請求項2と同様の作用及び効果に加えて、操作性の向上
が図れる。
記載のオペレータの操作支援装置において、前記産業車
両の作業機の操作レバー13による操作目的が、クレー
ン1のブーム5の起伏角速度を制御する操作レバー13
による荷振れ止めであることを特徴としている。
又は2記載のオペレータの操作支援装置を、クレーンの
吊り荷の振れ止めをブームの起伏角速度を制御する操作
レバーによって行う荷振れ止め操作の支援に適用するこ
とにより、操作技術レベルに応じた操作支援量が求めら
れ、この操作支援量に応じて荷振れ止めに適切な操作量
を指示することができる。したがって、自動制御により
駆動される場合と同等に高精度でブームの起伏操作が可
能となり、オペレータの操作意志に基づいて振れ止めの
操作目的を達成することができ、オペレータの操作時の
満足感が得られる。
オペレータの操作支援装置において、前記産業車両の作
業機の操作レバー13による操作目的が、クレーン1の
ブーム5の起伏角速度を制御する操作レバー13による
荷振れ止めであり、かつ、前記操作技術レベル推定手段
46は、前記オペレータ12の熟練度や前記作業難易度
を、操作レバー13の操作により吊り荷8の振れが所定
値以下に減衰したときの停止時間、及び、吊り荷8の振
れ角βから求められ、かつ、振れ止めに要する適切な操
作指示値とオペレータ12の実際の操作レバー13の操
作量との差として求めた操作量偏差により判断し、この
停止時間及び操作量偏差に基づいて前記操作技術レベル
を推定する構成としている。
記載のオペレータの操作支援装置を、クレーンの吊り荷
の振れ止めをブームの起伏角速度を制御する操作レバー
によって行う荷振れ止め操作の支援に適用することによ
り、操作技術レベルに応じた操作支援量が求められ、こ
の操作支援量に応じて荷振れ止めに適切な操作量を指示
することができる。このとき、前記操作技術レベルに係
わるオペレータの熟練度や作業難易度は、荷振れの停止
時間、及び、振れ止めに要する適切な操作指示値とオペ
レータの実際の操作量との差である操作量偏差に基づい
て判断されるので、操作技術レベルが精度良く推定され
る。この操作技術レベルに応じて、操作支援量を変化さ
せて指示するので、オペレータの操作意志に基づいて振
れ止めの操作目的を達成することが可能となる。したが
って、自動制御により駆動される場合と同等にオペレー
タのブーム起伏操作により高精度で振れ止めを行うこと
が可能となり、オペレータの操作時の満足感が得られ
る。
オペレータの操作支援装置において、前記操作技術レベ
ル推定手段46は、ファジィ推論を用いて前記停止時間
及び操作量偏差に基づいて前記操作技術レベルを推定す
る構成としている。
技術レベルの推定にファジィ推論を用いるので、他の推
論方法に比して演算アルゴリズムが簡単となり、コンピ
ュータ装置を用いて容易に演算処理を行うことができ
る。また、停止時間及び操作量偏差等の曖昧量に基づい
て精度良く操作技術レベルが推定ができるので、操作支
援量が正確に求められ、よってオペレータへの振れ止め
操作支援によって確実に振れ止めを行うことができる。
を詳細に説明する。以下の実施形態では、本発明に係わ
るオペレータの操作支援装置の一例として、クレーンの
吊り荷振れ止め操作支援装置を示す。図1は、本実施形
態のクレーンの吊り荷振れ止め操作支援装置に係わるク
レーンの構成を表す側面図である。このクレーン1の機
構構成は、図20で示したクレーン51とほぼ同じとな
っている。すなわち、クレーン1は移動式クレーンであ
り、走行自在な下部走行体2の略中央部に旋回自在な上
部旋回体3を有している。この上部旋回体3の上部には
運転室4が配設されており、また、運転室4の側方近傍
にはブーム5が起伏自在に設けられている。このブーム
5は起伏シリンダ11のロッド先端部と回動自在に連結
されており、起伏シリンダ11のチューブ側の他端部は
上部旋回体3に回動自在に取着されている。また、運転
室4にはブーム5の起伏速度を操作するための操作レバ
ー13が備えられており、この操作レバー13の操作量
(例えば、操作角度や操作ストローク量)に比例して起
伏シリンダ11の伸縮速度が制御されるように起伏シリ
ンダ11の図示しない制御回路は構成されている。よっ
て、オペレータ12がこの操作レバー13を操作する
と、このときの操作量に応じた速度で起伏シリンダ11
が伸縮して、ブーム5は起伏動作を行うようになってい
る。
設けられており、またワイヤ6がこのシーブ7を経由し
てブーム5の先端部から下方に向けて導かれており、こ
のワイヤ6の先端部にはフック6aが取り付けられてい
る。そして、このフック6aに吊り荷8が吊り下げられ
ている。また、上部旋回体3の上部で、かつ、ブーム5
の基端部より後方にはワイヤウィンチ9が回転自在に配
設されており、ワイヤ6の他端側はこのワイヤウィンチ
9に巻き取られている。ワイヤウィンチ9の回転軸近傍
には、ワイヤ長検出センサ22が取り付けられている。
本実施形態においては、このワイヤ長検出センサ22は
例えばパルスエンコーダ等のような回転センサにより構
成されており、ワイヤウィンチ9の回転数を検出するこ
とによってブーム5の先端から先のワイヤ長を検出して
いる。なお、この検出されたワイヤ長に基づいて、ブー
ム5の先端からフック6aまでの長さL2 が求められ
る。
振れ幅L3 を検出する振れ幅検出センサ21が取り付け
られている。この振れ幅検出センサ21は、例えば吊り
荷8の振れ方向と振れ幅L3 を検出する視覚センサ、あ
るいは、吊り荷8の水平方向の移動量と移動方向を検出
する距離センサ等を用いることができる。なお、この振
れ幅検出センサ21はこれらの具体例に限定されるもの
ではなく、吊り荷8の振れ幅L3 及び振れ方向を検出可
能であればよい。
れ止め操作支援装置に係わる制御構成ブロック図を示し
ている。前記振れ幅検出センサ21が検出した振れ幅信
号、及び前記ワイヤ長検出センサ22が検出したワイヤ
長信号は、それぞれ制御器20に入力される。また、前
記操作レバー13の近傍には、この操作レバー13の操
作量を検出するレバー操作量検出センサ23が設けられ
ており、レバー操作量検出センサ23により検出された
操作量信号は制御器20に入力される。本実施形態で
は、操作レバー13は前後方向に傾動させて操作するタ
イプのレバーとしているので、このレバー操作量検出セ
ンサ23は操作レバー13の傾斜角度を検出する角度セ
ンサよりなっており、例えばエンコーダやポテンショメ
ータなどにより構成することができる。
タ等のコンピュータ装置を主体にして構成されている。
制御器20は前記各センサから入力した検出信号に基づ
いて後述する所定の処理を行い、操作指示指令を算出し
て操作指示手段24に出力する。
された操作指示指令に基づいて、オペレータ12に操作
レバー13の操作方向及びそのときの支援操作量を指示
する。すなわち、オペレータ12は、この指示された操
作方向に、指示された支援操作量に比例する操作量だ
け、操作レバー13を操作することにより、クレーン1
の吊り荷8の振れ止めを確実に行うことが可能となる。
この操作指示手段24は、触覚又は聴覚を介して操作指
示を与えるようにしている。触覚としては、例えば、オ
ペレータ12が操作レバー13の操作部を握る手の指に
振動を与えるようにしてもよく、この場合、操作レバー
13の前方側及び後方側にそれぞれ振動手段を取り付
け、この両振動手段のいずれか一方を振動させることに
より操作方向の指示を、そしてこのときの振動周期時間
(つまり、振動周波数)により操作量の指示を行うよう
にする。あるいは聴覚の場合、操作指示手段24は例え
ばスピーカーから音を発するようにしてもよく、この場
合、運転室4の前部及び後部にそれぞれスピーカーを取
り付け、いずれか一方のスピーカーから音を発すること
により操作方向の指示を、そしてこのときの音の周波数
により操作量の指示を行ってもよい。
る操作指示手段24の一例として振動子を用いた例を示
しており、図3は操作レバー13に取り付けられた操作
指示手段24の説明図を示し、また図4は図3における
Z−Z断面を表しており、前記振動子を用いた手段の詳
細図を示している。操作レバー13の上部で、かつ、通
常オペレータ12が掌で握って操作し易い位置の前部及
び後部に、それぞれ振動子30a及び振動子30bが取
り付けられている。各振動子30a,30bは同一の構
成をしており、以下では振動子30aの構成を説明す
る。振動子30aが取り付けられた位置の操作レバー1
3には、所定の空間を有する穴31が設けられており、
この穴31の内部に電磁石34が取着されている。ま
た、この穴31の開口部には、操作レバー13の外周面
に振動鉄片32が取り付けられている。この振動鉄片3
2の一端側はネジ33などの固着手段により操作レバー
13の外周面に取り付けられ、また他端側はこの外周面
に垂直な方向に振動自在となっている。そして、前記電
磁石34の磁力を発生する方の鉄心は、この振動鉄片3
2の振動自在な他端側を向いて取着されている。このよ
うな構成において、振動子30a,30bは制御器20
からの前記操作指示指令に応じて電磁石34の駆動時間
又は駆動電流値を変化させ、振動周期時間又は振動振幅
を変化させることができる。
止め操作支援装置の制御器20に係わる機能ブロック図
を示しており、同図に基づいて、前記操作指示手段24
を用いて操作方向及びそのときの支援操作量を指示する
方法を説明する。レバー操作量演算手段42は、前記レ
バー操作量検出センサ23により検出した操作レバー1
3の操作量に基づいて、実際にオペレータ12が指令し
たレバー操作量(起伏角速度指令値に相当する)を演算
する。荷振れ角算出手段41は、前記振れ幅検出センサ
21により検出した吊り荷8の振れ幅L3 (図1参照)
と、前記ワイヤ長検出センサ22により検出したブーム
5の先端からフック6aまでの長さL2 とに基づいて振
れ角β(図1参照)を算出する。すなわち、振れ角βは
以下の数1により求められる。
後方向の振れのみを抑えるように操作するものとし、上
記振れ幅L3 及び振れ角βはそれぞれの前後方向の成分
を表しているものとする。
手段41により算出された振れ角βに基づいて、振れ止
めのための適切な起伏角速度指令値φ'ds を操作指示値
として演算する。この操作指示値は、次の数2により求
められる。
段43は振動子30a,30bの内この演算した操作指
示値の符号に対応するいずれか1方を振動させる。ま
た、操作量偏差演算手段44は、この操作指示値演算手
段43により演算された操作指示値と、前記レバー操作
量演算手段42により求められたレバー操作量との差を
操作量偏差として求める。また、停止時間演算手段45
は、前記振れ幅検出センサ21により検出された振れ幅
L3 に基づいて、オペレータ12が振れ止め作業に要す
る時間、すなわち振れが発生してから振れ止め操作によ
り減衰するまでの時間(以後、停止時間と言う)を求め
る。この停止時間は、例えば、振れ幅L3 が所定値L0
以上に大きくなってから再びこの所定値L0 以下になる
までの時間として測定できる。
差演算手段44により演算された操作量偏差と、停止時
間演算手段45により演算された停止時間とに基づい
て、オペレータ12の熟練度と、作業の難易度とを表す
オペレータ12の操作技術レベルを推定している。ここ
では、操作量偏差が小さいとき、又は停止時間が短いと
きは、オペレータ12が熟練者である、又は作業の難易
度が低いと判断している。また、操作量偏差が大きいと
き、又は停止時間が長いときは、オペレータ12が初心
者である、又は作業の難易度が高いと判断している。操
作支援量演算手段47は、操作技術レベル推定手段46
により推定された操作技術レベルに応じて、オペレータ
12の操作を支援する量(以後、操作支援量と呼ぶ)を
演算する。なお、ここで、前記操作技術レベルが高いと
判断されたときには操作支援量は小さく、反対に前記操
作技術レベルが低いと判断されたときには操作支援量は
大きく設定される。そして、この操作支援量の大きさに
基づいて、操作指示手段24の振動子30a,30bへ
出力する操作指示値の大きさを変化させる。
操作指示値演算手段43は、前記数2によって、振れ止
めのための適切な起伏角速度指令値φ'ds を操作指示値
として演算するが、図6はこの操作指示値を説明する2
次元のクレーンモデルを表している。同図において、φ
はブーム5の起伏角、L1 はブーム5の長さ、L2 はブ
ーム先端部からワイヤ6の先端のフック6aまでの長さ
(なお、フック6aから吊り荷8までの長さは無視でき
るものとする)、mは吊り荷8の質量である。このと
き、2次元のクレーンモデルの運動方程式は次の数3及
び数4により与えられる。
張力を表している。ここで、数3中の起伏角φを「φ0
(定数)+φ(変化量)」と表すと共に、変化量が小さ
い、すなわちこのφ(変化量)及びβが微小であると仮
定すると、前記数3及び数4で表した運動方程式は以下
のような数5に線形近似できる。
えられるものとすると、数5は次の数6のように表され
る。
2で与えられる操作指示値、すなわち起伏角速度指令値
φ'ds によって荷振れを抑制できる。また、数2におけ
る定数kは数6の微分方程式が臨界減衰を示すように次
の数7のように決定され、この数7で示される定数kを
用いて求められた操作指示値に基づいてオペレータ12
が操作すると、荷振れが短時間で減衰する。
レバー13の不感帯を考慮して以下の数8により与えら
れる。
角、kは前記数7で与えられる定数、Scut は操作レバ
ー13の不感帯、Smax は操作レバー13の最大操作角
度、φ'maxはブーム5の起伏角速度の最大値である。こ
の数8に応じて操作指示値を変化させれば適切な触れ止
め操作が行えるが、操作レバー13の中立位置、つまり
起伏角速度指令が0の位置での不感帯の存在のために、
振れ角βが0の近傍で操作指示値を大きく変化させる必
要があるために、このまま操作支援量として呈示すると
問題が生じる可能性ある。すなわち、例えば、前記不感
帯の存在により、オペレータ12がこの操作指示値に追
従して操作することができない。したがって、オペレー
タ12が追従して操作し易いように考慮して、さらに次
のような数9で表す操作指示値を呈示する。
レバー13の操作角を0とするための幅である。
操作指示値演算手段43により数9に基づいて演算され
た操作指示値Θ'dと、レバー操作量演算手段42により
求められた実際のオペレータ12のレバー操作量との偏
差を求める。また、停止時間演算手段45は、振れ幅L
3 に基づいて、停止時間、すなわち振れが発生してから
減衰するまでの時間を求める。図7は、本発明に係わる
この停止時間の説明図である。本実施形態においては、
停止時間を、振れ幅L3 が所定値L0 (例えば±30c
m)よりも大きくなった時点から所定値L0 以内に減衰
した時点までの所要時間Ts として求めている。停止時
間演算手段45は、現在の振れ幅L3 を常時監視して振
れ幅L3 の減少率から停止時間を推定して求めたり、ま
た、最終的に減衰したときに停止時間を求めて記憶して
おき、次回に新たな停止時間が求まるまでは、この記憶
した停止時間のデータを以後の操作技術レベルの推定の
ために用いるようにしてもよい。
量偏差演算の方法を、図8に基づいて説明する。本実施
形態においては、操作量偏差は所定時間毎に起動される
周期処理ルーチンによって演算により求められており、
このとき、各回の周期処理時に求めた操作量偏差と、前
回の周期処理までに求めた操作量偏差の平均値とに基づ
いて、今回の操作量偏差平均値Evaとして次の数10に
より求められる。
めの適切な操作指示値とオペレータ12の実際のレバー
操作量との偏差を表す評価値であり、E'va は前回の周
期処理までに求められている操作量偏差の評価値の平均
値を、またNは平均するデータ数を示す。したがって、
操作量偏差平均値Evaは、操作量偏差の評価値EpdのN
回の平均値として求められる。なお、本実施形態では、
例えば、周期処理の実行周期(つまり、演算のサンプリ
ング周期)を約0.1秒、Nを100としている。
差の評価値Epdは、本実施形態では図8に示すようなル
ールに基づいて求められる。すなわち、前記操作指示値
及び実際のレバー操作量をそれぞれ3つの範囲プラス
(+)、0、マイナス(−)に区分し、両者の各区分の
組み合わせにより、前記操作量偏差の評価値Epdが所定
値に対応付けられる。そして、この評価値Epdは、熟練
者に対しては0に、初心者に対しては1に近い値となる
ように設定されており、直観的には操作支援レベルの評
価値と表現した方が理解され易いものである。例えば、
操作指示値がプラスで、かつ、レバー操作量がプラスの
場合は評価値Epdは0とし、あるいは、操作指示値がマ
イナスで、かつ、レバー操作量がプラスの場合は評価値
Epdは1としている。
算された前記操作量偏差平均値Evaと、停止時間演算手
段45により演算された前記停止時間とに基づいて、操
作技術レベル推定手段46により、オペレータ12の操
作技術レベルを推定している。本実施形態では、この操
作技術レベルの推定アルゴリズムとしてファジィ推論を
用いている。図9及び図10は、操作技術レベルをファ
ジィ推論で推定するための停止時間a及び操作量偏差b
のメンバーシップ関数の一例をそれぞれ示している。
以下のような定義をおこなう。μa及びμb はそれぞれ
入力された停止時間a及び操作量偏差bに対する適合度
であり、iは停止時間aが「Short 」、「Middle」又は
「 Long 」に当てはまるときそれぞれ0、1又は2と
し、またjは操作量偏差bが「Small 」、「Middle」又
は「 Large」に当てはまるときそれぞれ0、1又は2と
する。このとき、μa,iは、停止時間aのメンバーシッ
プ関数に表されたそれぞれの場合「Short 」、「Middl
e」又は「 Long 」への所定の停止時間a0 に対する適
合度を表し、μb,jは、操作量偏差bのメンバーシップ
関数に表されたそれぞれの場合「Small 」、「Middle」
又は「 Large」への所定の操作量偏差b0 に対する適合
度を表す。また、K(ai,bj )は、停止時間aがi
で、かつ、操作量偏差bがjの場合の、図11のルール
マップから求めるパラメータKの値である。
づいて、操作技術レベルの推定値を求めるが、本発明に
おいては操作技術レベルに応じて操作支援レベルを変化
させるようにしているので、操作支援レベルの評価値f
として求めることと等価である。この操作支援レベルの
評価値fは以下の数11のファジィ推論により求められ
る。
を組み込んだ再帰型ファジィ推論を採用することによっ
て、入力つまり停止時間aや操作量偏差bが突発的に変
化した場合でも、推定値が滑らかに追従することを可能
とする。すなわち、この再帰型ファジィ推論は、過去の
推定値を用いて平均をとり、現在値を推定するものであ
り、以下の数12により表される。
回のデータ(各回において、例えば適合度μa,i
(n-k) 、μb,j (n-k) 、ai 、bj 等を記憶してお
き、これを用いる)を参考にして平均値が求められる。
また、ρは過去のデータの忘却係数で、0〜1の値をと
り、古いデータ程小さな忘却係数ρを掛けて過去の推定
値が今回の推論に及ぼす影響度合が小さくなるようにし
ている。なお、数12では、過去のデータに忘却係数ρ
の類乗を掛けているが、これに限定するものではない。
大きな変動が無くなり、安定した操作支援が可能とな
る。なお、再帰型ファジィ推論において、n回分の過去
のデータが蓄積されるまでは、再帰項のデータは初期値
として例えば0を設定するようにしており、推定の初期
段階では変動があるが、n回分の過去のデータが蓄積さ
れた後は、推定値の変動が無くなる。また、前記数11
によるファジィ推論は、数12の再帰型ファジィ推論に
おいて再帰項の数n=0の場合に相当する。
援レベルの評価値fに基づいて、オペレータ12への操
作支援量を演算する。オペレータ12の熟練度や、実際
の触れ止めに必要な適切な操作指示量の大きさに適応し
て操作支援を行うために、前記操作支援量は以下の数1
3に示す操作支援の強さpとして定義されている。
まり、起伏角速度指令値)を、fは前記求めた操作支援
レベルの評価値を、またSmax は操作レバー13の最大
操作角を表す。よって、この操作支援の強さpは、呈示
すべき操作指示値Θ'dの大きさ(絶対値)と操作支援レ
ベルの評価値fとに応じて変化し、最大操作角Smax に
対する操作支援量の割合を示すものである。すなわち、
操作支援の強さpは0〜1までの値をとり、熟練者の場
合、かつ、操作量偏差が小さい場合(操作がうまくでき
ている場合)に小さくなり、それ以外の場合(初心者の
とき、停止時間が長いとき、又は、操作量偏差が大きい
場合)には大きくなる。
強さpに基づいて操作指示手段24を介してオペレータ
12に操作支援を呈示する。前述のように、本実施態で
は操作指示手段24として振動子30a,30bを操作
レバー13に設けており、触覚により操作支援を呈示し
ている。ここでは、操作支援の強さpに応じて、振動子
30a,30bの振動周波数を制御している。このと
き、振動子30a,30bの電磁石34のオン時間をT
1 、オフ時間をT2 とすると、図12及び図13に示す
ように、オフ時間T2 を変化させることにより振動周波
数を制御でき、このオフ時間T2 は次の数14により求
められる。
支援量演算手段47は、数14で求めたオフ時間T2 毎
に、数9で求めた操作指示量Θ'dの符号に対応した方の
(つまり、符号がプラスのときは、例えば前側の振動子
30aの)電磁石34をオンさせ、操作支援の強さpに
応じて振動させる。
用を説明する。本実施形態に係わるクレーンの吊り荷振
れ止めのためのオペレータの操作支援装置において、現
在の振れ角βに対する操作レバー13の適切な操作指示
値は、吊り荷8の振れ角βに基づいて算出されており、
振れ角βが例えばオペレータ12から見てブーム5の先
端部よりも前方である場合には、ブーム5を前方に伏せ
る方向の起伏角速度の指令値が数9により演算されて、
この指令値が操作レバー13の操作指示値となる。本発
明者らによって、この操作指示値に基づいて操作レバー
13が操作された時には、吊り荷8の振れが短時間で減
衰することは確認されている。なお、操作レバー13の
中立位置(つまり起伏角速度指令=0の位置)における
操作の不感帯を考慮して、現在の振れ角βに対する適切
な操作指示値を数9により算出している。
量は、オペレータ12の熟練度や作業難易度(例えば、
吊り荷8がオペレータ12から遠くに離れていて振れ方
向が確認し難い、あるいは、天候や作業現場の状況によ
り確認できない等)の違いに応じて演算される。すなわ
ち、熟練者の場合には、この操作支援量を小さくして熟
練者の操作意志を満足させている。また、初心者や、あ
るいは熟練者でも作業難易度によって振れ止め操作の結
果が良くないと判断された場合には、操作支援量を大き
くして操作を補助するようにしている。このときの操作
支援量の大きさ、つまり操作支援の強さpを求めるため
に、オペレータ12の操作技術レベルを推定しており、
この推定のための熟練度と作業難易度は、振れ止め操作
による吊り荷8の振れの停止時間(減衰するまでの時
間)と操作量偏差とによって判断される。
操作量と前記操作指示値との差として演算され、この操
作量偏差が大きい場合は操作技術レベルが低い(初心
者、又は、作業難易度が高いとき)と判断して操作支援
量を大きくし、反対に操作量偏差が小さい場合は操作技
術レベルが高いと判断して操作支援量を小さくしてい
る。また、同様に、前記停止時間が長い場合は操作技術
レベルが低いと判断して操作支援量を大きくし、反対に
停止時間が短い場合は操作技術レベルが高いと判断して
操作支援量を小さくしている。このとき、操作量偏差を
求めるに当たって、操作指示値と実際のレバー操作量と
のそれぞれの符号(つまり、中立位置からの前後方向)
の相違に基づいて、操作量偏差を表す評価値Epdとして
求めている。この評価値Epdは、操作技術レベルの高さ
に対して反対に小さくなるように、すなわち操作技術レ
ベルが高いときは0に、低いときは1に近くなるよう
に、実験等により経験的に求めている。さらに、所定の
サンプリング周期毎に操作量偏差を求めるときには、過
去の評価値Epdのデータを参照して数10に基づいてこ
れらの平均値を求め、この評価値Epdの平均値を操作量
偏差として用いているので、各信号の検出誤差やオペレ
ータ12の操作技量のばらつきによって評価値Epdの大
きな変動が生じない。したがって、操作技術レベルの推
定値が大きく変動しない。
推論によって推定される。すなわち、停止時間の測定値
のメンバーシップ関数における適合度と、前記求めた操
作量偏差(つまり評価値Epdの平均値)のメンバーシッ
プ関数における適合度とに基づいて、ファジィ推論によ
りこのときのオペレータ12の操作量に対する操作技術
レベルを推定する。このときのファジィ推論のルールマ
ップは、例えば図11に示されているように、停止時間
aが短くて、かつ、平均操作量偏差bが小さい場合は推
定される操作技術レベルは高く、したがって操作支援量
は小さくなるように、また、停止時間aが長くて、か
つ、平均操作量偏差bが大きい場合は推定される操作技
術レベルは低く、したがって操作支援量は大きくなるよ
うに、経験に基づいて設定されている。この結果、オペ
レータ12の操作に対する操作支援量は、停止時間a及
び平均操作量偏差bの量に基づいて精度良く推定され
る。
を再帰項として用いる再帰型ファジィ推論によって推定
しているので、各サンプリング周期毎の推定時に求めた
停止時間や平均操作量偏差の大きさが突発的に変動して
も、操作技術レベルの推定値が急に変動せずに滑らかに
変化する。これによって、オペレータ12の操作量によ
る操作技術レベルの推定値の精度が徐々に高められ、操
作支援量を安定的に指示することが可能となる。
操作支援量の大きさと、振れ角βに基づいて求められた
適切な操作指示値の大きさとに応じて、操作指示手段2
4を介してオペレータ12に指示する操作支援の強さを
変化させている。本実施形態においては、操作指示手段
24として操作レバー13の操作部の前後に2つの振動
子30a,30bを設けており、両振動子30a,30
bの内前記操作指示値の符号(すなわち、操作レバー1
3を操作すべき方向)に対応したいずれか一方を、上記
操作支援の強さに比例した振動周波数で振動させる。例
えば、推定された操作技術レベルが低くて操作支援の強
さを大きく(強く)するときには、この振動周波数を大
きく(振動を速く)する。これによって、オペレータ1
2は操作レバー13を操作する掌を介して触覚的に操作
支援量を指示されるので、この操作指示に対する操作の
応答性が良くなり、したがって振れ止め操作を効果的に
短時間で行うことが可能となる。さらに、オペレータ1
2は吊り荷8のみを注目して操作することできるので、
操作性も向上することができる。
吊り荷振れ止め操作支援装置の効果を表すオペレータ毎
の平均停止時間及び平均支援レベルを示している。例え
ば、図14に示すように、上述のような操作支援を行う
ことにより、熟練度に係わらずに停止時間が平均的に短
縮化され、かつ、この停止時間の分散値が小さくなり、
振れ止め操作が安定して正確に行われるようになること
が判る。また、図15に示すように、操作支援レベル、
つまり操作支援の強さの平均値が本操作支援によって小
さくなり、操作技術レベルが向上することが判る。
ンの吊り荷振れ止めのための操作支援装置を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。すなわ
ち、産業車両等の作業機をオペレータが操作レバーで操
作するときの所定の操作目的に適合した操作支援を行う
際にも、本発明は適用可能である。例えば、油圧式掘削
機(いわゆる油圧ショベル)において、オペレータがレ
バー操作によってブーム、アーム及びバケットを駆動し
てすき取り作業、又はレベリング作業等を行う際の操作
支援に対しても有効である。
としてファジィ推論を用いているが、本発明の主旨はこ
れに限定するものではなく、例えば、ニューラルネット
ワークを用いた曖昧量の推定方法等によって推定しても
よい。
用したクレーンの構成図を示す。
支援装置の制御構成ブロック図を示す。
作指示手段の説明図である。
支援装置の機能ブロック図を示す。
支援装置の操作指示値を説明するクレーンモデルを示
す。
支援装置の停止時間の説明図である。
支援装置の操作量偏差演算方法の説明図である。
支援装置の操作技術レベル推定のための停止時間のメン
バーシップ関数を示す。
作支援装置の操作技術レベル推定のための操作量偏差の
メンバーシップ関数を示す。
作支援装置の操作技術レベル推定のためのファジィ推論
のルールマップを示す。
作支援装置の操作支援量演算方法の説明図である。
作支援装置の操作支援量演算方法の説明図である。
作支援装置の効果を表す停止時間の図である。
作支援装置の効果を表す支援レベルの図である。
法の説明図である。
操作支援装置の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 オペレータ(12)によって操作され、この
操作量に応じて産業車両の作業機を所定の速度で駆動可
能とする操作レバー(13)と、 オペレータ(12)にこの操作レバー(13)を操作すべき操作
量を指示する操作指示手段(24)と、 オペレータ(12)が所定の操作目的で前記操作レバー(13)
を操作するとき、この操作目的を達成するための適切な
操作量を作業機の状況に基づいて演算し、この演算した
操作量を前記操作指示手段(24)に出力してオペレータ(1
2)に指示する制御器(20)とを備えたオペレータの操作支
援装置において、 前記操作指示手段(24)が、前記操作レバー(13)の適切な
操作量を、触覚又は聴覚を介してオペレータ(12)に指示
することを特徴とするオペレータの操作支援装置。 - 【請求項2】 オペレータ(12)によって操作され、この
操作量に応じて産業車両の作業機を所定の速度で駆動可
能とする操作レバー(13)と、 オペレータ(12)にこの操作レバー(13)を操作すべき操作
量を指示する操作指示手段(24)と、 オペレータ(12)が所定の操作目的で前記操作レバー(13)
を操作するとき、この操作目的を達成するための適切な
操作量を作業機の状態に基づいて演算し、この演算した
操作量を前記操作指示手段(24)に出力してオペレータ(1
2)に指示する制御器(20)とを備えたオペレータの操作支
援装置において、 前記制御器(20)は、 オペレータ(12)の熟練度や作業難易度を表す操作技術レ
ベルを推定する操作技術レベル推定手段(46)と、 この推定された操作技術レベルに基づいて操作支援量を
演算する操作支援量演算手段(47)とを備え、 この演算された操作支援量に応じて前記操作指示手段(2
4)に前記操作レバー(13)の適切な操作量を出力してオペ
レータ(12)に指示することを特徴とするオペレータの操
作支援装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のオペレータの操作支援装
置において、 前記操作指示手段(24)が、前記操作レバー(13)の適切な
操作量を、触覚又は聴覚を介してオペレータ(12)に指示
することを特徴とするオペレータの操作支援装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載のオペレータの操作
支援装置において、前記産業車両の作業機の操作レバー
(13)による操作目的が、クレーン(1) のブーム(5) の起
伏角速度を制御する操作レバー(13)による荷振れ止めで
あることを特徴とするオペレータの操作支援装置。 - 【請求項5】 請求項2記載のオペレータの操作支援装
置において、 前記産業車両の作業機の操作レバー(13)による操作目的
が、クレーン(1) のブーム(5) の起伏角速度を制御する
操作レバー(13)による荷振れ止めであり、かつ、前記操
作技術レベル推定手段(46)は、前記オペレータ(12)の熟
練度や前記作業難易度を、操作レバー(13)の操作により
吊り荷(8) の振れが所定値以下に減衰したときの停止時
間、及び、吊り荷(8) の振れ角( β) から求められ、か
つ、振れ止めに要する適切な操作指示値とオペレータ(1
2)の実際の操作レバー(13)の操作量との差として求めた
操作量偏差により判断し、この停止時間及び操作量偏差
に基づいて前記操作技術レベルを推定することを特徴と
するオペレータの操作支援装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のオペレータの操作支援装
置において、 前記操作技術レベル推定手段(46)は、ファジィ推論を用
いて前記停止時間及び操作量偏差に基づいて前記操作技
術レベルを推定することを特徴とするオペレータの操作
支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053197A JPH1179663A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | オペレータの操作支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053197A JPH1179663A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | オペレータの操作支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179663A true JPH1179663A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17487522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27053197A Pending JPH1179663A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | オペレータの操作支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179663A (ja) |
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-
1997
- 1997-09-17 JP JP27053197A patent/JPH1179663A/ja active Pending
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