JPH1176169A - 触覚センサプローブ - Google Patents

触覚センサプローブ

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Publication number
JPH1176169A
JPH1176169A JP24123297A JP24123297A JPH1176169A JP H1176169 A JPH1176169 A JP H1176169A JP 24123297 A JP24123297 A JP 24123297A JP 24123297 A JP24123297 A JP 24123297A JP H1176169 A JPH1176169 A JP H1176169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
tactile
probe
measuring
bending
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24123297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Hirata
康夫 平田
Hitoshi Ueno
仁士 上野
Hironobu Takizawa
寛伸 瀧澤
Hideyuki Adachi
英之 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH1176169A publication Critical patent/JPH1176169A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、対象物の硬さを測定する際に安定し
た測定を可能として、測定精度を高め、生体組織の硬さ
を正確に測定することができる触覚センサプローブを提
供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】センサ部3による測定時には複数の距離セ
ンサ7によってセンサ部3と被測定物Hとの間の距離を
計測し、この距離センサ7からの出力に応じて湾曲駆動
制御部によって湾曲機構を制御し、センサ部3の向きを
被測定物Hの方向に向けて略垂直に対向配置させる状態
にセンサ部3の向きを変えるようにした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体組織などの対象
物に接触させてその対象物の硬さを測定する触覚センサ
プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の触覚センサプローブと
して、例えば特開平8−266487号公報や、特開平
9−84769号公報にはプローブ本体の先端部に触覚
センサのセンサ部が配設され、このセンサ部を生体組織
などの対象物に接触させてその対象物の硬さを測定する
構成のものが示されている。そして、従来の触覚センサ
においては、プローブ本体の先端部に触覚センサのセン
サ部が固定状態で取付けられ、触覚センサのセンサ部の
向きが特定方向に向けられた状態で固定されている構成
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の触覚センサにお
いては、触覚センサのセンサ部の向きが特定方向に向け
られた状態で固定されているので、プローブ本体の姿勢
(向き)によって触覚センサのセンサ部が生体組織に接
触する角度が変化するおそれがある。このような場合に
は対象物の硬さを安定には計測ができないので、測定精
度が低下する問題がある。
【0004】さらに、例えばプローブ本体の長さが長い
場合にはプローブ本体の姿勢(向き)を柔軟に変化させ
ることができないので、生体組織へ接触できない死角が
多くなり、所望の対象物の硬さを測定することが困難に
なるおそれもある。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、対象物の硬さを測定する際に安定した
測定を可能として、測定精度を高めることができ、生体
組織の硬さを正確に測定することができる触覚センサプ
ローブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長く、柔軟
である可撓管の先端に触覚センサのセンサ部が配設され
るとともに、このセンサ部の出力を解析する解析手段を
備えた触覚センサプローブにおいて、前記センサ部と被
測定物との間の距離を計測する複数の距離センサと、前
記センサ部の向きを変える測定方向調整手段と、前記距
離センサからの出力に応じて前記測定方向調整手段を制
御し、前記センサ部の向きを前記被測定物の方向に向け
て略垂直に対向配置させる制御手段とを具備したことを
特徴とする触覚センサプローブである。そして、触覚セ
ンサのセンサ部による測定時には複数の距離センサによ
ってセンサ部と被測定物との間の距離を計測し、この距
離センサからの出力に応じて制御手段によって測定方向
調整手段を制御し、センサ部の向きを被測定物の方向に
向けて略垂直に対向配置させる状態にセンサ部の向きを
変えるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図7を参照して説明する。図1は本実施の形態
の触覚センサプローブ1の先端部を示すものである。本
実施の形態の触覚センサプローブ1には細長い挿入部2
が設けられている。この挿入部2には細長い挿入管体
(可撓管)2aと、挿入部2の最先端に配設された触覚
センサのセンサ部3と、このセンサ部3の後方に配設さ
れた湾曲部4とが設けられている。
【0008】また、先端のセンサ部3には樹脂状の柔ら
かい材質、例えばシリコン、テフロン、ポリウレタン等
でできた略半球状の先端部材5が設けられている。この
先端部材5の半球部の中央部位には硬さを計測する1つ
の硬さ計測センサ6が配設されている。さらに、この硬
さ計測センサ6の周囲には硬さ計測センサ6による計測
部位までの距離を計測する複数、本実施の形態では4つ
の距離センサ7が配設されている。
【0009】また、硬さ計測センサ6は、例えば生体組
織に接触したときの反発力を測定する圧力センサや、生
体組織を押し込んだときの変形量を計測する歪みセンサ
や、圧電アクチュエータにより生体組織に接触させたと
きの周波数変化を検知して硬さを検知する振動センサ等
からなる。さらに、この硬さ計測センサ6の表面は、図
2に示すようにシリコン材8で覆われており、硬さ計測
センサ6の表面が生体と直接接触しないように保護され
ている。
【0010】また、距離センサ7はレーザ光を出射する
半導体レーザ9と、その反射光の強度を検知するための
フォトダイオード10からなり、距離に応じて検出する
光の強度が変わることにより距離計測を行うものであ
る。この4つの距離センサ7は、硬さ計測センサ6を中
心として4カ所に等間隔で配置されている。これらの距
離センサ7に対しても生体に直接接触しないように前面
にカバーがかけられている。この場合、距離センサ7の
前面カバーはレーザ光の出射が妨げられないように透明
なガラス等の透光性の材料によって形成されている。
【0011】また、先端部材5の内部には硬さ計測セン
サ6または距離センサ7(場合によっては双方)の制御
回路基板11が設けられている。そして、硬さ計測セン
サ6および距離センサ7の信号を触覚センサプローブ1
の先端部分の制御回路基板11で処理して後方に送るよ
うになっている。ここで、距離センサ7の制御回路基板
11では4つの距離センサ7のそれぞれの相対的な距離
の差を検知できるようになっている。
【0012】また、湾曲部4の外周面側は柔軟な構成要
素、例えば蛇腹部12で構成されている。この蛇腹部1
2の前端部には前側接続部材13a、後端部には後ろ側
接続部材13bがそれぞれ接続固定されている。ここ
で、前側接続部材13aはセンサ部3の後端部に接続さ
れ、後ろ側接続部材13bは挿入管体2aの前端部に接
続されている。
【0013】さらに、湾曲部4の内部には湾曲機構(測
定方向調整手段)14が配設されている。この湾曲機構
14は3つのリニアアクチュエータ部15と、1つの支
持部16とで構成されている。ここで、各リニアアクチ
ュエータ部15には2つの電磁コイル17と1つの磁石
18とが設けられている。なお、支持部16には1つの
固定ロッド19が設けられている。
【0014】そして、各リニアアクチュエータ部15の
磁石18の前端部および支持部16の1つの固定ロッド
19の前端部はそれぞれ自在継手20を介して前側接続
部材13aに連結されている。
【0015】また、後ろ側接続部材13bの前面には図
3(B)に示すように固定板21が固定されている。こ
の固定板21には図3(A)に示す円柱部材22の後端
面が固定されている。この円柱部材22には各リニアア
クチュエータ部15の磁石18が挿入される3つの挿入
孔23と、支持部16の固定ロッド19が挿入される挿
入孔24とが設けられている。
【0016】さらに、円柱部材22の3つの挿入孔23
にはそれぞれ2つの電磁コイル17が埋め込まれてい
る。そして、2つの電磁コイル17で挟まれた挿入孔2
3内に磁石18が挿入部2の軸心方向に沿って移動可能
に挿入されている。
【0017】なお、電磁コイル17と磁石18とはお互
いに抜けないように干渉する抜け防止部材25a、25
bが設けられている。また、支持部16の固定ロッド1
9は挿入孔24に挿入された状態で固定されている。そ
して、3つのリニアアクチュエータ部15の磁石18の
長手方向の動きにより、蛇腹部12を湾曲駆動させる構
成になっている。
【0018】また、前側接続部材13aおよび後ろ側接
続部材13bには図3(B)に示すようにケーブル挿通
孔26が設けられている。そして、制御回路基板11に
接続された信号ケーブル27はこれらのケーブル挿通孔
26に挿通され、触覚センサプローブ1の手元側まで延
出されている。
【0019】さらに、触覚センサプローブ1の手元側に
は図4または図5に示すように硬さ計測センサ6の硬さ
検出部(解析手段)28と、距離計測部29と、湾曲駆
動制御部(制御手段)30とが設けられている。ここ
で、距離計測部29は触覚センサプローブ1の使用時に
4つの距離センサ7からの出力信号に基いて触覚センサ
プローブ1が生体組織に接触するときの位置を計測する
ものである。さらに、湾曲駆動制御部30は距離計測部
29からの出力信号に基いて湾曲部4の湾曲機構14を
駆動し、触覚センサプローブ1の硬さ計測センサ6の向
きを変えて被測定物の方向に向けて略垂直に対向配置さ
せるものである。そして、触覚センサプローブ1の硬さ
計測センサ6の信号を硬さ検出部28で解析して被測定
物の硬さを検知するようになっている。
【0020】また、図4は本実施の形態の触覚センサプ
ローブ1を組み込んだ硬さ検出システム31の概略構成
を示すものである。この硬さ検出システム31は、内視
鏡32のチャンネルを通して患者33の体腔内に本実施
の形態の触覚センサプローブ1を挿入して、内視鏡32
で観察しながら硬さを測定したい体内部位、例えば消化
管の管壁部表面の粘膜等の被測定物の硬さを測定し、診
断を行う構成になっている。
【0021】また、内視鏡32にはCCU34を介して
モニタ35が接続されている。そして、内視鏡32で得
られた映像は、CCU34を介してモニタ35に映し出
されるようになっている。
【0022】また、図5は予め経皮的に患者33の腹腔
内に刺入されたトラカール36a、36bを通して内視
鏡37および本実施の形態の触覚センサプローブ1を生
体内に挿入し、内視鏡37で観察しながら触覚センサプ
ローブ1を用いて患者33の体内の触診を行うものであ
る。ここで、内視鏡37にはカメラヘッド38が接続さ
れている。このカメラヘッド38にはCCU39を介し
てモニタ40が接続されている。そして、内視鏡37で
得られた腹腔内の映像は、カメラヘッド38によって撮
像され、画像信号に変換されるようになっている。さら
に、カメラヘッド38から出力された画像信号は、CC
U39で信号処理され、モニタ40に映し出されるよう
になっている。このシステムでは、内視鏡37および触
覚センサプローブ1を患者33の腹腔内に挿入して、内
視鏡像を見ながら触覚センサプローブ1を操作して、測
定したい部位の生体組織に押しあてて、なぞることで被
測定物の硬さを計測するようになっている。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、本実施の形態の触覚センサプローブ1を図4
に示す硬さ検出システム31に組み込んだ状態で使用す
る場合について説明する。
【0024】まず、図4に示すように内視鏡32で体腔
内を観察しながら、この内視鏡32のチャンネルを通し
て患者33の体腔内に本実施の形態の触覚センサプロー
ブ1を挿入させる。
【0025】続いて、触覚センサプローブ1を測定対象
となる目的の生体組織(被測定物)Hに近づけて、4カ
所の距離センサ7にて被測定物Hまでの距離を計測す
る。このとき、4カ所の距離センサ7の距離を距離計測
部26にて計測し、このときに生じている距離の差を補
正するように湾曲駆動制御部30を駆動させる。
【0026】例えば、図6に示すように被測定物Hに対
して触覚センサプローブ1の硬さ計測センサ6の向きが
正面に向いていない場合には、4カ所の距離センサ7に
よる測定距離がそれぞれ異なる。そのため、この場合に
はこのときの距離計測結果に基づき、湾曲駆動制御部3
0が動作して、4カ所の距離センサ7によって計測され
る距離の差を0に補正するように湾曲機構14を駆動さ
せ、図7に示すように触覚センサプローブ1の硬さ計測
センサ6の向きが被測定物Hに対して正面となるように
湾曲部4を湾曲操作させる。
【0027】この湾曲動作時には、湾曲させたい方向の
リニアアクチュエータ部15の電磁コイル17に通電す
る。このとき、通電された電磁コイル17に対して挿入
部2の軸心方向に沿って湾曲させたい方向の磁石18が
移動し、これにより湾曲部4を湾曲させたい方向に湾曲
操作する。
【0028】なお、この触覚センサプローブ1の湾曲部
4の湾曲駆動制御は、4カ所の距離センサ7による測定
距離が同じになるようにマニュアル操作により行う構成
にしても良い。
【0029】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では触覚センサプ
ローブ1のセンサ部3による測定時には4つの距離セン
サ7によってセンサ部3と被測定物Hとの間の距離を計
測し、この距離センサ7からの出力に応じて湾曲駆動制
御部30によって湾曲機構14を制御し、センサ部3の
向きを被測定物Hの方向に向けて略垂直に対向配置させ
る状態にセンサ部3の向きを変えるようにしたものであ
る。そのため、触覚センサプローブ1が生体組織の被測
定物Hの検査場所に対して、垂直またはそれに近い状態
に当てることができるので、生体組織の被測定物Hの硬
さを正確に計測ができ、生体組織の診断が正確となる。
その結果、被測定物Hの硬さを測定する際に安定した測
定を可能として、測定精度を高めることができ、生体組
織の硬さを正確に測定することができる。
【0030】なお、上記第1の実施の形態のリニアアク
チュエータ部15は図17(A),(B)のように円筒
状の鉄心203の周囲に電磁コイル17を巻装し、これ
を図17(C)のような円筒部材200の挿通孔201
a,201b,201cに対して挿入固定させ、この電
磁コイル17の鉄心203内に磁石18が挿入部2の軸
心方向に沿って移動可能に挿入される構成にしてもよ
い。ここで、202は支持部16の固定ロッド19が挿
入される挿入孔である。さらに、鉄心203の形状は図
18のように角柱状としてもよい。
【0031】また、図8(A),(B)は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1〜図7参照)の湾曲部4の構成を次の
通り変更したものである。
【0032】すなわち、本実施の形態の湾曲部41の外
周面側は柔軟な蛇腹部42で構成されている。この蛇腹
部42の前端部には略リング状の前側接続部材43a、
後端部には略リング状の後ろ側接続部材43bがそれぞ
れ接続固定されている。ここで、前側接続部材43aは
第1の実施の形態と同様の構成のセンサ部3の後端部に
接続され、後ろ側接続部材43bは挿入管体2a(図1
および図2参照)の前端部に接続されている。
【0033】また、前側接続部材43aおよび後ろ側接
続部材43bには4つのワイヤ挿通孔44が触覚センサ
プローブ1の軸心方向に沿ってそれぞれ穿設されてい
る。これらの4つのワイヤ挿通孔44は図4(B)に示
すようにそれぞれ周方向に等間隔に並設されている。
【0034】さらに、前側接続部材43aおよび後ろ側
接続部材43bの各ワイヤ挿通孔44にはそれぞれ操作
ワイヤ45が挿通されている。ここで、周方向に4等分
に配置された4本の操作ワイヤ45の先端部は前側接続
部材43aの先端面に接続固定されている。
【0035】また、4本の操作ワイヤ45の後端部は手
元側に延出され、触覚センサプローブ1の軸心方向に沿
ってそれぞれ独立に進退動作する図示しないリニアアク
チュエータにそれぞれ接続されいる。ここで、各操作ワ
イヤ45のリニアアクチュエータはセンサ部3の距離セ
ンサ7の出力に応じて駆動され、これにより、湾曲部4
1が湾曲駆動されるようになっている。
【0036】なお、4本の操作ワイヤ45の牽引操作は
手動で行う構成にしても良い。さらに、湾曲部41以外
の部分の構成は第1の実施の形態と同じであり、第1の
実施の形態と同一部分には同一の符号を付してここでは
その説明を省略する。
【0037】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では湾曲部41の湾曲駆動時には所望の方
向の操作ワイヤ45を手元側から牽引する。このとき、
牽引されたワイヤ45の位置の蛇腹部42が収縮し、ワ
イヤ45の牽引方向に湾曲部41が湾曲される。その他
の動作は、第1の実施の形態と同じである。
【0038】そこで、上記構成のものにあっても触覚セ
ンサプローブ1のセンサ部3による測定時には4つの距
離センサ7からの出力に応じて湾曲部41を湾曲駆動す
ることにより、センサ部3の向きを被測定物Hの方向に
向けて略垂直に対向配置させる状態にセンサ部3の向き
を変えることができるので、第1の実施の形態と同様に
被測定物Hの硬さを測定する際に安定した測定を可能と
して、測定精度を高めることができ、生体組織の硬さを
正確に測定することができる効果がある。
【0039】さらに、本実施の形態では湾曲部41に4
本の操作ワイヤ45を配設し、これらの操作ワイヤ45
の牽引操作にともない湾曲部41を湾曲操作する構成に
したので、第1の実施の形態のように3つのリニアアク
チュエータ部15と、1つの支持部16とで湾曲機構1
4を構成する場合に比べて湾曲部41の構成が簡単にな
る効果もある。
【0040】また、図9(A)〜(C)は本発明の第3
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1〜図7参照)の挿入部2における湾曲
部4および挿入管体2aの構成を次の通り変更したもの
である。
【0041】すなわち、本実施の形態では湾曲部51に
図9(B)に示す湾曲部用マルチルーメンチューブ5
2、挿入管体53に図9(C)に示す挿入部用マルチル
ーメンチューブ54がそれぞれ設けられている。ここ
で、湾曲部51の手元側端部には図9(A)で示すよう
に挿入部用マルチルーメンチューブ54の先端部がリン
グ状の接続部材55によって接着等により接続されてい
る。
【0042】また、湾曲部用マルチルーメンチューブ5
2は例えば、シリコン、ポリウレタン、PTEE等の材
質からなる柔軟なマルチルーメンチューブによって形成
されている。この湾曲部用マルチルーメンチューブ52
の中央には1つの内蔵物用ルーメン56が形成されてい
る。そして、この湾曲部用マルチルーメンチューブ52
の中央の内蔵物用ルーメン56には配線等が配設されて
いる。
【0043】さらに、湾曲部用マルチルーメンチューブ
52には内蔵物用ルーメン56の周辺に4つのワイヤ用
挿通用のルーメン57aと、4つのワイヤ固定用ルーメ
ン57bとからなる合計8つのワイヤ用ルーメン57が
配置されている。ここで、8つのワイヤ用ルーメン57
のうちの4つのワイヤ用挿通用のワイヤ用ルーメン57
aは周方向に等間隔で配置されている。そして、これら
の4つのワイヤ用ルーメン57a内には操作ワイヤ58
が挿入されている。
【0044】また、操作ワイヤ58が挿入された4つの
ワイヤ用ルーメン57aの近傍には他の4つのワイヤ固
定用のワイヤ用ルーメン57bが配置されている。そし
て、図9(A)に示すように4つのワイヤ用ルーメン5
7a内に挿入された操作ワイヤ58の先端部は各ワイヤ
用ルーメン57aの先端側で折り返されて、隣のワイヤ
用ルーメン57bに挿入された状態で固定されている。
【0045】また、挿入部用マルチルーメンチューブ5
4は湾曲部用マルチルーメンチューブ52と内径および
外径が同じサイズのチューブによって形成されている。
ここで、挿入部用マルチルーメンチューブ54の中央に
は湾曲部用マルチルーメンチューブ52の内蔵物用ルー
メン56と同径の内蔵物用ルーメン59が形成されてい
る。
【0046】さらに、この挿入部用マルチルーメンチュ
ーブ54には図9(C)に示すように内蔵物用ルーメン
59の周辺に操作ワイヤ58が挿入される4つのワイヤ
用挿通用のルーメン60が形成されている。これらのワ
イヤ用挿通用のルーメン60は湾曲部用マルチルーメン
チューブ52のワイヤ用ルーメン57の1つおきの位置
(4つのワイヤ用挿通用のルーメン57aの位置)と同
じ位置に配置されている。そして、この湾曲部51の先
端側には第1の実施の形態と同じ構成のセンサ部3(図
1および図2参照)が設けられている。
【0047】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では湾曲部51の湾曲駆動時には所望の方
向の操作ワイヤ58を手元側から牽引する。ここで、ワ
イヤ58の牽引は第2の実施の形態で示したように手元
側に配置したリニアアクチュエータで動作させる場合
と、マニュアル操作で行う場合とがある。
【0048】そして、このとき牽引されたワイヤ58か
らの牽引力によって湾曲部用マルチルーメンチューブ5
2がその位置のワイヤ用挿通用のルーメン57a側に湾
曲されてそのワイヤ58の牽引方向に湾曲部51が湾曲
される。その他の動作は、第1の実施の形態と同じであ
る。
【0049】そこで、上記構成のものにあっても触覚セ
ンサプローブ1のセンサ部3による測定時には4つの距
離センサ7からの出力に応じて湾曲部51を湾曲駆動す
ることにより、センサ部3の向きを被測定物Hの方向に
向けて略垂直に対向配置させる状態にセンサ部3の向き
を変えることができるので、第1の実施の形態と同様に
被測定物Hの硬さを測定する際に安定した測定を可能と
して、測定精度を高めることができ、生体組織の硬さを
正確に測定することができる効果がある。
【0050】また、図10(A),(B)は本発明の第
4の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
の実施の形態(図1〜図7参照)のセンサ部3の構成を
次の通り変更したものである。
【0051】すなわち、本実施の形態のセンサ部61に
は図10(B)に示すように先端部材62の中央部位に
第1の実施の形態の硬さ計測センサ6と同じ構成の1つ
の硬さ計測センサ63が配設されている。さらに、この
硬さ計測センサ63の周囲には第1の実施の形態の距離
センサ7とは異なる構成の4つの距離センサ64が配設
されている。
【0052】本実施の形態の各距離センサ64には図1
0(A)に示すようにレーザ光出力部65と、反射光検
出部66とが設けられている。ここで、レーザ光出力部
65には手元側に配設された1つのレーザ光源67が設
けられている。このレーザ光源67にはレーザファイバ
68の基端部が連結されている。このレーザファイバ6
8は手元側から途中で4本の分岐レーザファイバ69に
分岐されている。各分岐レーザファイバ69の先端部は
センサ部61まで延出されている。
【0053】また、各距離センサ64のレーザ光出力部
65には各分岐レーザファイバ69の先端に配設された
集光光学レンズ70が設けられている。そして、レーザ
光源67から出射されたレーザ光はレーザファイバ68
から4本の分岐レーザファイバ69を経てセンサ部61
まで導かれた後、集光光学レンズ70から外部に出射さ
れるようになっている。
【0054】また、反射光検出部66にはレーザ光出力
部65から出射されたレーザ光の反射光を受光して取り
込むレーザ光検出部71と、取り込んだレーザ光を手元
側に送るレーザファイバ72と、レーザ光の出力を検知
する光検出器73とが設けられている。
【0055】さらに、4つの各距離センサ64の光検出
器73には比較部74を介して湾曲駆動制御部75に接
続されている。そして、光検出器73で取り込んだ光の
強度を比較部74で比較して、湾曲駆動制御部75に信
号を出力するように構成されている。なお、センサ部3
以外の部分の構成は第1の実施の形態と同じであり、第
1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付してここ
ではその説明を省略する。
【0056】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では触覚センサプローブ1のセンサ部3に
よる距離計測時には次の動作が行なわれる。まず、レー
ザ光源67からレーザ光が出射される。このレーザ光は
レーザファイバ68から4本の分岐レーザファイバ69
を経てセンサ部61まで導かれた後、集光光学レンズ7
0から外部に出射される。
【0057】さらに、出射されたレーザ光は、対象物に
当たる。このとき、反射される光はレーザ光検出部71
により受光されて取り込まれ、レーザファイバ72を介
して、光検出器73に取り込まれる。この光検出器73
で取り込まれた光の強度を比較部74で検知して、その
信号に基づき、湾曲駆動制御部75に対して湾曲動作を
行うように制御信号が出力される。
【0058】なお、センサ部3による距離計測動作以外
の湾曲動作等の動作は前述した第1の実施の形態と同様
であるので、ここではその説明を省略する。そして、本
実施の形態でも第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0059】また、本実施の形態のレーザ光源67のレ
ーザ光をパルス駆動として、光検出器でパルスの数をカ
ウントするカウンタを設ける構成にしても良い。この場
合、触覚センサプローブ1のセンサ部3による距離計測
時にはカウンタのカウント数を比較して、数が一致する
ような方向の湾曲動作を行うようになっている。この場
合も第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0060】また、図11は触覚センサプローブ81の
システム全体の概略構成を示すものである。この触覚セ
ンサプローブ81には細長く、柔軟である湾曲可撓管8
2が設けられている。
【0061】この湾曲可撓管82の先端部分には能動的
に湾曲可能な湾曲部83が配設されている。さらに、こ
の湾曲部83の先端部にはセンサ部84が配設されてい
る。このセンサ部84の外周面には円周上に3つの触覚
・圧覚センサ85が等間隔に配設されている。そして、
センサ部84と、湾曲部83と、可撓管82とによって
挿入部86が構成されている。さらに、挿入部86の内
部には、極細内視鏡等が挿通できるチャンネル87が全
長にわたって設けられている。
【0062】また、挿入部86の湾曲可撓管82の手元
側には分岐部88が設けられている。この分岐部88か
らは手元側に向かって、センシングおよび湾曲制御用の
配線が内蔵されたケーブル89と、チャンネル87へと
通じる管体90とが設けられている。
【0063】ここで、管体90の基端部には極細内視鏡
等を挿入するための挿入口金91が設けられている。さ
らに、ケーブル89内の配線は湾曲可撓管82を制御す
るための制御装置92に接続されている。
【0064】また、図12(A)は湾曲可撓管82の先
端部分を示すものである。この湾曲可撓管82の先端の
センサ部84は円筒の外周面に先細状の傾斜面93が形
成されている。このセンサ部84の傾斜面93には3つ
の触覚・圧覚センサ85が搭載できるスペースが設けら
れている。そして、3つの触覚・圧覚センサ85は図1
2(B)に示すようにこのセンサ部84の傾斜面93に
120゜間隔で搭載されている。
【0065】また、各触覚・圧覚センサ85の配線94
は可撓管82の管壁内の孔95を通して手元まで延出さ
れている。なお、湾曲部83を湾曲させるためのアクチ
ュエータおよび配線も図示していないが可撓管82の管
壁内に配設されている。
【0066】また、図12(C),(D)は触覚・圧覚
センサ85の拡大図を示すものである。この触覚・圧覚
センサ85は単結晶シリコンを微細加工する半導体プロ
セスによって作られている。
【0067】さらに、この触覚・圧覚センサ85には図
12(D)に示すように基体96の上に受光素子97と
面発光レーザ98とが設けられている。ここで、受光素
子97と面発光レーザ98とは半導体プロセスによって
基体96上に集積化され、一体に作られている。
【0068】また、基体96上には同じくシリコンプロ
セスによって構成されたスペーサ99が設けられてい
る。このスペーサ99の上面には圧電性薄膜100が設
けられている。
【0069】さらに、面発光レーザ98には出射面が上
下二面ある。そして、この上下二面の出射面と、受光素
子97の受光面と、圧電性薄膜100とはそれぞれ平行
に配置されている。
【0070】また、圧電性薄膜100には図12
(E),(F)に示すように表面、裏面ともに、表裏同
じ位置に円形の電極101,102が蒸着によって形成
されている。ここで、圧電性薄膜100の裏面(面発光
レーザ98側)の円形電極102は鏡面仕上げされ、面
発光レーザ98からの出射光を反射するようになってい
る。さらに、圧電性薄膜100の表面の円形電極101
の上には半球状の受圧部103が取付けられている。
【0071】また、圧電性薄膜100の表裏に設けられ
た円形電極101,102は触覚・圧覚センサ85のパ
ッド部104まで延長され、このパッド部104で配線
94と半田によって電気的に接続されている。さらに、
受光素子97と面発光レーザ98の信号線もパッド部1
04から配線94に接続されている。
【0072】次に、上記構成の作用について説明する。
図13は人間の血管の中に本構成の触覚センサプローブ
81の湾曲可撓管82を挿入している状態を示すもので
ある。ここで、湾曲可撓管82は図示しない人間の大腿
部の動脈から挿入され、同じく図示しない心臓へと向か
う動脈中を進んでいる。そして、心臓に達する前に、動
脈は大動脈弓105で大きく湾曲しており、その部分で
いくつかに分岐し、頭部へと向かう血管106につなが
っている。
【0073】また、湾曲可撓管82の挿入作業中、この
湾曲可撓管82の先端のセンサ部84が大動脈弓105
まで挿入されたのち、さらに挿入動作を進めていくと
き、この大動脈弓105では血管が大きく湾曲している
ため、図13中に実線で示すように湾曲可撓管82のセ
ンサ部84が血管壁にあたってしまう。
【0074】このとき、センサ部84の触覚・圧覚セン
サ85が押圧値を検出し、その情報を元に制御装置92
は湾曲可撓管82内に配設された湾曲用アクチュエータ
を動作し、図13中に点線で示すように押圧を回避する
方向に湾曲部83を湾曲させる。この動作によって湾曲
可撓管82は血管の湾曲形状に沿ってスムーズに挿入さ
れていく。
【0075】また、血管の分岐部にさしかかった場合に
は、制御装置92に接続された図示しないジョイスティ
ックを手動操作し、湾曲部を湾曲させ、任意に進路を選
択することが可能である。
【0076】さらに、触覚・圧覚センサ85は押圧値と
同時に触覚情報も検知できるので、制御装置92は湾曲
可撓管82の先端部が接触した血管壁等の体腔壁の触覚
情報を元に湾曲動作を制御できる。特に、血管壁が非常
に柔らかい場合、検知した押圧力がごく微量でもすぐに
回避湾曲をすることが望ましいので、触覚情報検知でき
ることは有益である。
【0077】次に、触覚・圧覚センサ85による体壁の
押圧および触覚情報を検知する原理を説明する。まず、
触覚・圧覚センサ85によって体壁の押圧を検出する原
理は次の通りである。すなわち、触覚・圧覚センサ85
の動作時には触覚・圧覚センサ85内の面発光レーザ9
8が表裏両面の発光面からレーザ光を発振する。
【0078】このとき、表側の発光面から発振されたレ
ーザ光は圧電性薄膜100の鏡面仕上げされた円形電極
102によって反射され、この反射光が面発光レーザ9
8の表面の発光面と裏面の発光面とを通過して受光素子
97に到達する。
【0079】さらに、このとき裏側の発光面から発振さ
れたレーザ光も同時に、直接受光素子97に到達する。
この時、直射光と反射光とは干渉しながら、受光素子9
7に伝わる。
【0080】また、触覚・圧覚センサ85の動作中、圧
電性薄膜100の受圧部103が体腔壁から押圧力を受
けると圧電性薄膜100はその押圧力に応じて面発光レ
ーザ98側に変位する。このように圧電性薄膜100が
変位すると、面発光レーザ98から圧電性薄膜100側
に出射されたレーザ光が受光素子97まで到達する光路
長が変化する。そして、このレーザ光の光路長が変化す
ると、受光素子97に到達する直射光と反射光との位相
差が変化し、受光素子97が受光する光の強度が変化す
る。
【0081】図14は圧電性薄膜100の光路方向の変
化と受光素子97の受ける光の強度との関係を示すもの
である。この図14に示すように光の強度のピークを数
えることによって、受圧部103の受けた押圧値がわか
るようになっている。ただし、この場合、光の強度のピ
ークを数えるだけでは、押圧値が増加しているのか減少
しているのかが判断できない。
【0082】そこで、圧電性薄膜100からの情報を利
用して押圧の方向を次のように検出する。すなわち、圧
電性薄膜100の受圧部103に圧力が加わり、圧電性
薄膜100が歪むと二枚の円形電極101,102間に
電位差が生じる。よって、圧電性薄膜100の表裏の電
位差を観察することによって、電圧性薄膜100にかか
る押圧力が増加しているのか、減少しているのかが判断
できる。
【0083】次に、触覚・圧覚センサ85が触覚情報を
検出する原理を説明する。先にも記したように、圧電性
薄膜100は生じた歪みによって電位差を生じるが、こ
の逆で、圧電性薄膜100に電圧をかけると圧電性薄膜
100が歪むという性質も持っている。
【0084】そこで、本触覚・圧覚センサ85の場合に
は、圧電性薄膜100の表裏の円形電極101,102
間に電圧をかけると、圧電性薄膜100は厚さ方向に収
縮する。このとき、圧電性薄膜100に高周波の電圧を
かければ、圧電性薄膜100は厚さ方向に高速振動す
る。
【0085】このように圧電性薄膜100を共振させた
状態で物体に接触させると、振動の周波数や、振幅など
がその対象物体の性質に応じて変化する。そのため、こ
の振動の周波数や、振幅などの変化を計測することで対
象物体の触覚情報(硬さ)を計測する事が可能である。
【0086】ただし、触覚・圧覚センサ85を対象物体
に当てるときの荷重によって圧電性薄膜100の共振状
態の変化に差がでることが分かっている。そこで、前述
の押圧力検出機能を用い、荷重を検出しながら共振状態
の変化を検出すれば、荷重による影響を補完して高精度
なデータを得ることが可能である。
【0087】以上のように、1つの触覚・圧覚センサ8
5によって押圧力と生体硬さとを計測することが可能
で、その計測値をもとに湾曲可撓管82を能動制御しな
がらスムーズに血管内に挿通することが可能である。
【0088】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、触覚・圧覚センサ85によって
湾曲可撓管82の先端のセンサ部84が対象物体と接触
するときの押圧値と触覚情報とを同時に検出することが
可能であるので、触覚・圧覚センサ85の出力を元に湾
曲可撓管82を体腔内にスムーズに挿入することがで
き、湾曲可撓管82の挿入作業の作業性を高めることが
できる。
【0089】なお、触覚・圧覚センサ85の受圧部10
3は半球形状ではなく、他の凸形状のものでもよい。さ
らに、円形電極102を鏡面仕上げするのではなく、円
形電極102、あるいは圧電性薄膜100に別途反射膜
を貼り付けてもよい。また、触覚センサプローブ81の
先端のセンサ部84に4つ触覚・圧覚センサ85を90
゜間隔で設ける構成にしても良い。
【0090】また、図15は分光測定用プローブ111
の概略構成を示すものである。この分光測定用プローブ
111には細長い体腔内挿入部112が設けられてい
る。このプローブ111の体腔内挿入部112の先端部
には湾曲可能なブタジエンゴム等からなる屈曲する蛇腹
部113が設けられている。
【0091】さらに、体腔内挿入部112の内部には照
明光を導光し、外部に照射するための導光ファイバ11
4と、この導光ファイバ114からの照明光により励起
された蛍光、または照明光の散乱光を図示しない分光検
出器へ導く複数の受光ファイバ115と、体腔内挿入部
112の先端部を湾曲させる3本の湾曲操作ワイヤ11
6a,116b,116cとが配設されている。
【0092】ここで、3本の湾曲操作ワイヤ116a,
116b,116cはプローブ111の外周面に沿うよ
うに等間隔に配置されている。これにより、3本の湾曲
操作ワイヤ116a,116b,116cのいずれか1
本、或いは2本を組み合わせて牽引操作することによ
り、蛇腹部113を所望の方向に湾曲変形させてプロー
ブ111の先端部を全方向に湾曲させることができるよ
うになっている。
【0093】さらに、体腔内挿入部112の先端面には
この体腔内挿入部112と、体腔内組織との接触圧信号
を生成する半導体素子等からなる複数、ここでは図16
に示すように8個の圧力センサ117a〜117hが配
設されている。ここで、8個の圧力センサ117a〜1
17hはプローブ111の外周面に沿うように等間隔に
配置されている。
【0094】また、湾曲操作ワイヤ116a,116
b,116cはSMA等のように電流を通電させること
により収縮する素材によって形成されている。さらに、
湾曲操作ワイヤ116a,116b,116cの先端
は、蛇腹部113よりもプローブ111の体腔内挿入部
112の先端面側に配置されたワイヤ固定部材118に
より、プローブ111の体腔内挿入部112の外周面に
接続固定されている。
【0095】また、分光測定用プローブ111の基端部
には各圧力センサ117a〜117hからの信号を検出
する接触圧測定部119と、この接触圧測定部119か
らの出力信号によりプローブ111の端面と生体組織の
接触圧、接触角とを制御する制御部120と、この制御
部120からの信号より湾曲操作ワイヤ116を駆動さ
せるワイヤ駆動部121とが設けられている。
【0096】次に、上記構成の作用について説明する。
上記構成の分光測定用プローブ111を使用して体内の
生体組織の性状を診断する場合には、このプローブ11
1の体腔内挿入部112を体腔内に挿入し、この体腔内
挿入部112の先端面を生体組織に接触させる。
【0097】この時、体腔内挿入部112の先端面と生
体組織との接触角が垂直でない場合には、8個の圧力セ
ンサ117a〜117hのうちの一部のセンサに、生体
組織との接触による圧力信号が生成される。ここで、圧
力センサ117a〜117hのうちの一部により生成さ
れた信号は、接触圧測定部119に伝達され、接触圧が
測定される。この接触圧測定部119で測定された測定
値は制御部120に送られる。
【0098】この制御部120では8個の圧力センサ1
17a〜117hからの測定値が、指定のある一定の設
定値と一致するように制御信号をワイヤ駆動部121に
伝達する。このワイヤ駆動部121では、制御部120
からの制御信号を受け、3本の湾曲操作ワイヤ116
a,116b,116cのいずれか、または全てに通電
する。このとき通電された湾曲操作ワイヤ116a,1
16b,116cのいずれかは収縮し、蛇腹部113を
屈曲させる。なお、3本の湾曲操作ワイヤ116a,1
16b,116cの収縮率は、通電量により異なるた
め、蛇腹部113の屈曲率も異なり、プローブ111の
先端部の湾曲方向が決まる。
【0099】また、プローブ111の先端部の湾曲方向
が変化すると、圧力センサ117a〜117hの生成す
る信号が変化する。そして、8個のセンサ117a〜1
17hにより生成され、接触圧測定部119により測定
された測定値が全て、指定のある一定の設定値と一致す
る状態に制御される。
【0100】また、図示しない光源からの照明光を導光
ファイバ114により体腔内に導き、照明光により励起
された蛍光、または体腔内の生体組織を透過した散乱光
を受光ファイバ115で受け、図示しない分光器にて生
体組織の性状を分析する工程が実施されている間、制御
部120はプローブ111の先端部が垂直かつ一定圧力
で生体組織に接触する状態を保つように制御する。
【0101】そこで、上記構成の分光測定用プローブ1
11では、体腔内挿入部112の先端面と体腔内の生体
組織との接触圧をプローブ111の体腔内挿入部112
の先端面の外周面に沿って配置した8個の圧力センサ1
17a〜117hにより測定し、各圧力センサ117a
〜117hからの測定値が同一の設定値で一定となるよ
うにプローブ111の蛇腹部113を湾曲させ、体腔内
挿入部112の先端面と生体組織との接触角が垂直状態
になるように制御させる。そして、この湾曲による圧力
センサ117a〜117hの測定値の変化をフィードバ
ックすることにより、分光測定中に安定したデータを取
得することができる。このため、体腔内の生体組織の性
状の診断能が向上する効果がある。
【0102】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 長手方向に細長く柔軟である可撓管と、
その可撓管先端に設けたセンサ部と、センサ部の出力を
解析する解析手段を有する触覚センサプローブにおい
て、前記センサ部に設けた被測定物までの距離を計測す
る複数の距離センサと、前記センサ部の向きを変える方
向可変手段と、前記距離センサの出力に応じて方向可変
手段を制御する制御手段と、を設けたことを特徴とする
触覚センサプローブ。
【0103】(付記項1の従来技術) 特開平8−26
6487号公報、特開平9−84769号公報。 (付記項1が解決しようとする課題) 従来の触覚セン
サにおいては、触覚センサの先端部の方向が固定されて
おり、生体への接触する角度が部位により異なったり、
生体へ接触できない死角が多くなり、安定した計測がで
きない場合がある。
【0104】(付記項1の目的) 本発明はその点に鑑
みなされた発明であって、その目的とするところは対象
物の硬さを測定する際に安定した測定を可能として、測
定精度を高めることができ、生体組織の硬さを正確に測
定することができる触覚センサを提供することにある。
【0105】(付記項1の効果) 触覚センサが生体の
検査場所に対して、垂直に当たるような構成になってい
るため、生体組織の硬さを正確に計測ができ、生体組織
の診断が正確となる。
【0106】(付記項2) 付記項1において、前記距
離センサは、レーザ光を出射する光出射部と、出射した
レーザ光の反射した反射光を検出する受光部とからな
り、前記受光部で検出した光の強度により距離を測定す
る測定手段を設けたことを特徴とする触覚センサプロー
ブ。
【0107】(付記項3) 付記項2において、前記光
出射部は、レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光
を導く第1のレーザファイバと、レーザ光を集光する光
学レンズとからなり、前記受光部は、反射光を取り込む
光学レンズと、取り込んだ反射光を手元側に導く第2の
レーザファイバと、光の強度を検知する検出部からなる
ことを特徴とする触覚センサプローブ。
【0108】(付記項4) 付記項3において、前記光
出射部は、半導体レーザであり、前記受光部は、フォト
ダイオードであることを特徴とする触覚センサプロー
ブ。 (付記項5) 付記項1において、前記方向可変手段
は、電磁コイルと磁石からなる複数の直動機構と、前記
直動機構の直進動作を曲げに変換する変換機構とからな
ることを特徴とする触覚センサプローブ。
【0109】(付記項6) 付記項1において、前記方
向可変手段は、前記可撓管先端部に固定されたワイヤ
と、ワイヤを牽引する牽引手段と、前記ワイヤの長手方
向の直進運動を曲げに変換する機構とからなることを特
徴とする触覚センサプローブ。
【0110】(付記項7) 付記項1において、前記制
御手段は、前記複数の距離センサの計測距離が略同一に
なるように前記方向可変手段を動作させる制御部を有す
ることを特徴とする触覚センサプローブ。
【0111】(付記項8) 付記項1において、前記セ
ンサ部は、振動を発生させる超音波振動子、圧電振動子
等からなることを特徴とする触覚センサプローブ。 (付記項9) 医療用可撓管の先端部に設けられ、体腔
壁との接触状態を検出するセンサにおいて、垂直共振器
型面発光レーザと、上記面発光レーザの出射面上に平行
に所定の間隔を空けて配置した反射面と、上記面発光レ
ーザからの出射光と上記反射面からの反射光の光強度を
検出する受光素子と、上記反射面と一体に構成された圧
電性薄膜と、上記圧電性薄膜の表裏面間の電位差を検出
する手段と、を設けたことを特徴とする触覚・圧覚セン
サ。
【0112】(付記項9の従来技術) 付記項9に対す
る従来技術には特願平9−68608号と特開平8−2
61915号公報がある。 (付記項9が解決しようとする課題) 特願平9−68
608号の第一実施形態の挿入管10の先端に設けられ
た圧力センサでは、面発光レーザからの直射光と反射面
からの反射光との干渉による光の強度のピークを数える
ことで押圧力を検知しているが、強度のピークを数える
だけでは押圧力が増加しているのか減少しているのか、
その方向がわからないという問題があった。
【0113】特開平8−261915号公報のセンサで
は、センサを対象物へ押し当てたときの荷重次第で出力
が変化して、正確な触覚情報が得られないという問題が
あった。
【0114】(付記項9の目的) 本発明の目的は、簡
単な構成で、触覚情報と押圧力を単体で検出できる触覚
・圧覚センサを供給することである。 (付記項9の作用) 本願の構成では、圧電性薄膜の電
位差の変化により押圧の方向と触覚情報が検出でき、面
発光レーザと反射面の複合共振器によって押圧力が検出
できるため、二つの情報を元に圧覚・触覚情報が得られ
る作用を持つ。
【0115】(付記項9の効果) 一つの簡単な構造の
センサで、押圧値と触覚情報を検出できるという効果が
ある。 (付記項10) 上記圧電性薄膜には表裏面に電極が設
けられている付記項9の触覚・圧覚センサ。
【0116】(付記項11) 上記反射面は上記圧電性
薄膜の内面の電極である付記項9の触覚・圧覚センサ。 (付記項12) 上記圧電性薄膜の外面の電極には半球
状の受圧部が設けられている付記項9の触覚・圧覚セン
サ。
【0117】(付記項13) 上記圧電性薄膜を高周波
振動させる手段を設けた付記項9の触覚・圧覚センサ。 (付記項14) 上記圧電性薄膜の共振状態を検出する
手段を設けた付記項9の触覚・圧覚センサ。
【0118】(付記項15) 上記面発光レーザと上記
受光素子はそれぞれ半導体基板上に一体に設けられてい
る付記項9の触覚・圧覚センサ。 (付記項16) 先端部湾曲機構を備えた分光測定用プ
ローブにおいて、前記プローブの生体挿入部側の端面に
プローブの外周に配置した複数の圧力センサと、前記圧
力センサからの信号をもとに、前記プローブの先端湾曲
部を制御する湾曲制御部を有することを特徴とする分光
測定用プローブ。
【0119】(付記項17) 前記圧力センサは半導体
素子からなることを特徴とする前付記項16記載の分光
測定用プローブ。 (付記項16、17の従来技術) 本発明は、照明光を
体腔内組織へ照射して照明光による蛍光または散乱光の
スペクトルを分析する診断装置の測定用プローブに関す
る。従来技術として特許公報第2589674号があ
る。(また、胃、大腸等の臓器への応用としては特開平
6−38967号公報がある。) (付記項16、17が解決しようとする課題) 特許公
報第2589674号に記載の様に従来の診断装置で
は、生体からの蛍光または散乱光を検出するときに、安
定した分光測定データを得るために、プローブを適当な
一定圧力で診断を行う体腔内組織に接触させる必要があ
る。また、診断のノイズとなる、情報信号と一緒に検出
してしまう照明光の反射光の割合を一定にするため、プ
ローブの端面を組織に一定角度(特にプローブと組織と
の接触角は垂直であることが望ましい)で当てる必要が
ある。しかしながら、従来の構成では、胃や大腸のよう
な動きの大きい臓器においてプローブの接触圧、接触角
を診断中常に一定に保つことは困難であるという問題を
有していた。
【0120】(付記項16、17の目的) 本発明は、
これらの事情に鑑みてなされたもので、体腔内組織とプ
ローブの接触角および接触圧を、測定中一定に保つこと
で、計測の精度を向上させるとともに、組織診断能の向
上もさせることのできるセンサープローブを提供するこ
とを目的としている。
【0121】(付記項16、17の作用) 分光測定を
行う上で、プローブ端面と体腔内組織との接触圧を測定
し、分光測定中この信号をフィードバックし、組織との
接触圧、接触角を一定に保つことで、安定した測定が可
能となり、分光測定の精度が向上する。測定精度の向上
は、つまり、診断能の向上につながる。
【0122】(付記項16、17の効果) 従来技術の
有する、接触圧の変化による組織性状の変化や、接触角
の変化によるノイズとなる照明光の反射光の検出量の割
合の変化による測定データの不安定性から来る、診断能
の低下という問題が解決され、信号をフィードバックす
ることにより一定時間の安定した測定が可能となる。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば触覚センサのセンサ部に
よる測定時には複数の距離センサによってセンサ部と被
測定物との間の距離を計測し、この距離センサからの出
力に応じて制御手段によって測定方向調整手段を制御
し、センサ部の向きを被測定物の方向に向けて略垂直に
対向配置させる状態にセンサ部の向きを変えるようにし
たので、対象物の硬さを測定する際に安定した測定を可
能として、測定精度を高めることができ、生体組織の硬
さを正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の触覚センサプロ
ーブの先端部を示す側面図。
【図2】 第1の実施の形態の触覚センサプローブの先
端部の内部構成を示す縦断面図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の触覚センサプロ
ーブの湾曲機構のアクチュエータユニットを示す斜視
図、(B)は湾曲機構の後部側接続部材を示す斜視図。
【図4】 第1の実施の形態の触覚センサプローブを組
み込んだ硬さ検出システムの概略構成図。
【図5】 経皮的にトラカールを通して内視鏡および第
1の実施の形態の触覚センサプローブを生体内に挿入し
て内視鏡で観察しながら触覚センサを用いて患者の体内
の触診を行うシステムの概略構成図。
【図6】 第1の実施の形態の触覚センサが生体に対し
て正面から対向していない状態を示す斜視図。
【図7】 第1の実施の形態の触覚センサプローブの湾
曲機構を駆動して生体に対して触覚センサを正面から対
向させた状態を示す斜視図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は湾曲機構を示す縦断面図、(B)は湾曲機構の
前後の接続部材を示す斜視図。
【図9】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は湾曲機構の概略構成を示す斜視図、(B)は湾
曲部用マルチルーメンチューブを示す斜視図、(C)は
挿入部用マルチルーメンチューブを示す斜視図。
【図10】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は触覚センサプローブの概略構成図、(B)は触
覚センサプローブの正面図。
【図11】 先端部に触覚・圧覚センサを搭載した触覚
センサプローブのシステム全体の概略構成図。
【図12】 (A)は図11の触覚センサプローブの先
端部の内部構成を示す縦断面図、(B)は図11の触覚
センサプローブの先端部の正面図、(C)は図11の触
覚センサプローブの触覚センサの斜視図、(D)は図1
1の触覚センサプローブの触覚センサの側面図、(E)
は図11の触覚センサプローブの触覚センサの電極を示
す平面図、(F)は図11の触覚センサプローブの触覚
センサの電極を示す側面図。
【図13】 図11の触覚センサプローブの作用を説明
するための説明図。
【図14】 図11の触覚センサプローブの圧電性薄膜
の光路方向の変化と受光素子が受ける光の強度の関係を
示す特性図。
【図15】 分光測定用プローブの要部構成を示す概略
構成図。
【図16】 図15の分光測定用プローブの圧力センサ
の配置状態を示す横断面図。
【図17】 第1の実施の形態の変形例を示すもので、
(A)はリニアアクチュエータ部の概略構成を示す斜視
図、(B)は鉄心の斜視図、(C)は円筒部材の斜視
図。
【図18】 図17の鉄心の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
2a 挿入管体(可撓管) 3 センサ部 H 被測定物 7 距離センサ 14 湾曲機構(測定方向調整手段) 28 硬さ検出部(解析手段) 30 湾曲駆動制御部(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 英之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長く、柔軟である可撓管の先端に触覚
    センサのセンサ部が配設されるとともに、このセンサ部
    の出力を解析する解析手段を備えた触覚センサプローブ
    において、 前記センサ部と被測定物との間の距離を計測する複数の
    距離センサと、 前記センサ部の向きを変える測定方向調整手段と、 前記距離センサからの出力に応じて前記測定方向調整手
    段を制御し、前記センサ部の向きを前記被測定物の方向
    に向けて略垂直に対向配置させる制御手段とを具備した
    ことを特徴とする触覚センサプローブ。
JP24123297A 1997-09-05 1997-09-05 触覚センサプローブ Withdrawn JPH1176169A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100954285B1 (ko) 2007-12-04 2010-04-23 연세대학교 산학협력단 플렉시블튜브가 구비된 고주파전극수술장치
JP2011120906A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Biosense Webster (Israel) Ltd 接触情報を用いたプローブデータのマッピング
CN103041495A (zh) * 2011-10-12 2013-04-17 上海凯旦医疗科技有限公司 血管内介入导管触觉探头
KR101859717B1 (ko) * 2016-12-22 2018-06-01 테라셈 주식회사 내시경 장치 및 이것의 제어 방법
CN108099025A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 芜湖锐进医疗设备有限公司 便于调整方向的石膏锯
WO2022208584A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 国立大学法人東北大学 硬度算出装置、硬度測定装置及び硬度算出方法

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