JPH1176137A - 水切りカゴ - Google Patents

水切りカゴ

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JPH1176137A
JPH1176137A JP25786297A JP25786297A JPH1176137A JP H1176137 A JPH1176137 A JP H1176137A JP 25786297 A JP25786297 A JP 25786297A JP 25786297 A JP25786297 A JP 25786297A JP H1176137 A JPH1176137 A JP H1176137A
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cage
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Akira Sato
佐藤  明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非常に便利で使い勝手の良い水切
りカゴを提供することを目的とする。 【解決手段】 一のカゴ半体1とこの一のカゴ半体1に
連設される他のカゴ半体2とから成り、この一のカゴ半
体1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にスライド
移動せしめることでカゴ半体1,2同志の対向間隔を可
変し得るように構成した水切りカゴであって、一のカゴ
半体1の下部に水受けトレー3を着脱自在に配置し得る
配置部4を設けるとともに、他のカゴ半体2の下部に水
受けトレー5を着脱自在に配置し得る配置部6を設け、
この一のカゴ半体1に係る配置部4と他のカゴ半体2に
係る配置部6とを、一のカゴ半体1に対して他のカゴ半
体2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せしめた
際、一のカゴ半体1に配置される水受けトレー3と他の
カゴ半体2に配置される水受けトレー5とが上下多段の
位置に配設されるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水切りカゴに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、台所の流し台に配設するもので、洗った食器類をそ
のまま載置して食器に付いた水を切るための水切りカゴ
が提案されている。
【0003】この従来から提案されている水切りカゴと
しては、金属製(ステンレス製)の線材をカゴ状に形成
し、このカゴ体の下部に、洗った食器から流れ落ちる水
を受けるための水受けトレーを配置したもの(以下、従
来例という。)が一般である。
【0004】ところで、従来例には種々の寸法(サイ
ズ)のものがある。これは、例えば流し台のスペース、
家庭毎に異なる一度に洗う食器の量、などこれらの条件
からくる使用者のニーズに合わせた種々のサイズのもの
が必要とされるためである。
【0005】しかしながら、従来例は、前述のように種
々のサイズのものがあるにもかかわらず不便であるとさ
れている。
【0006】即ち、従来例は、例えば収納容量の多いも
のを選択すれば多くの食器を載置することはできるが流
し台のスペースを害してしまうことになり、それとは反
対に、収納容量の少ないものを選択すれば流し台のスペ
ースは害されないが収納容量を超えた食器を一度に洗え
ないことになる、という不都合が生じてしまう。一見、
この問題を回避するためには、従来例の購入時に、流し
台のスペース、一度に洗う食器の量のなどといった使用
者個人個人の使い勝手を考慮した上で購入すれば良いと
思われるが、実際、使用者がその辺を考慮した上で従来
例を購入しようとしても、丁度良い(最適な)サイズの
ものを選択するのが困難であるのは勿論、仮に流し台の
スペースに合ったサイズのものを購入できたとしても、
購入したそのもののサイズが決まってしまう為、結局、
従来例では、その時々によって異なる一度に洗う食器の
量の変化には十分対応しきれず不便を感じてしまうこと
がある(それ故、使用者はその不便を我慢して使用し続
けるか、若しくは、複数の寸法のものを別途購入する
か、いずれかを強いられている。)。
【0007】以上のように、従来例は非常に不便である
と指摘されているのが現状であり、上記問題点を解決し
得るものは何ら提案されていない。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決する水切り
カゴを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】一のカゴ半体1とこの一のカゴ半体1に連
設される他のカゴ半体2とから成り、この一のカゴ半体
1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にスライド移
動せしめることでカゴ半体1,2同志の対向間隔を可変
し得るように構成した水切りカゴであって、一のカゴ半
体1の下部に水受けトレー3を着脱自在に配置し得る配
置部4を設けるとともに、他のカゴ半体2の下部に水受
けトレー5を着脱自在に配置し得る配置部6を設け、こ
の一のカゴ半体1に係る配置部4と他のカゴ半体2に係
る配置部6とを、一のカゴ半体1に対して他のカゴ半体
2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せしめた際、
一のカゴ半体1に配置される水受けトレー3と他のカゴ
半体2に配置される水受けトレー5とが上下多段の位置
に配設されるように構成したことを特徴とする水切りカ
ゴに係るものである。
【0011】また、前記一のカゴ半体1の左右側面に横
桟9を架設し、この横桟9にスライド自在に係止し得る
係止部10を前記他のカゴ半体2の左右側面に設け、この
横桟9に係止部10をスライドさせることで一のカゴ半体
1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にスライド移
動せしめるように構成したことを特徴とする請求項1記
載の水切りカゴに係るものである。
【0012】また、前記一のカゴ半体1に係る配置部4
に対する水受けトレー3の着脱配置構造、並びに、前記
他のカゴ半体2に係る配置部6に対する水受けトレー5
の着脱配置構造を、カゴ半体1,2夫々の下部に載置部
11,12を設け、この載置部11,12夫々に位置決め載置し
得る位置決め係止部3a,5aを水受けトレー3,5夫
々の裏面に設けて、配置部4,6に対して水受けトレー
3,5を位置決め載置し得る構造としたことを特徴とす
る請求項1,2いずれか1項に記載の水切りカゴに係る
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0014】本発明は、使用に際して、例えば流し台の
スペース、或いは、水切りする食器類の量などその時々
の使い勝手を考慮し、一のカゴ半体1に対して他のカゴ
半体2を同一平面方向にスライド移動せしめて、カゴ半
体1,2同志の対向間隔を所望の通りに可変せしめるこ
とで収納容量を調節する。この際、カゴ半体1,2夫々
の下部には常に配置部4,6に配置された水受けトレー
3,5が配設された状態となる。
【0015】本発明は上述のように構成したから、非常
に便利な水切りカゴとなる。即ち、従来例のように使い
勝手を考慮して複数のサイズのものを別途購入したりす
る必要が一切ない(経済的である)のは勿論、その時々
によって、単にカゴ半体1,2同志の対向間隔をスライ
ド移動せしめて可変するだけで、例えば流し台のスペー
スに合わせたり、洗う食器類の量などに合わせて収納す
る容量を調節することができるから、一台で使用者の様
々なニーズに対応することができて非常に便利となり、
その上、一のカゴ半体1に係る配置部4と他のカゴ半体
2に係る配置部6とを、一のカゴ半体1に対して他のカ
ゴ半体2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せしめ
た際、一のカゴ半体1に配置される水受けトレー3と他
のカゴ半体2に配置される水受けトレー5とがそのまま
互いに支障とならず上下多段の位置に配設されるように
構成したから、一のカゴ半体1に対して他のカゴ半体2
をスライド移動せしめた後であっても、カゴ半体1,2
夫々の下部には常に配置部4,6に配置された水受けト
レー3,5が配設された状態となる為、例えば他のカゴ
半体2をスライド移動せしめる度に配置部4,6から水
受けトレー3,5を取り外さなければならないなどとい
う厄介な工程は一切必要なく、いつでも素早く所望の条
件に設定することができ極めて使い勝手の良い水きりカ
ゴとなる。
【0016】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、一のカゴ半体
1の左右側面に横桟9を架設し、この横桟9にスライド
自在に係止し得る係止部10を前記他のカゴ半体2の左右
側面に設け、この横桟9に係止部10をスライドさせるこ
とで一のカゴ半体1に対して他のカゴ半体2を同一平面
方向にスライド移動せしめるように構成したから、一の
カゴ半体1に対する他のカゴ半体2のスライド移動を何
ら複雑な機構を介して行うのではなく、単に一のカゴ半
体1に設けた横桟9に他のカゴ半体2に設けた係止部10
を係止した状態で沿わせてスライド移動せしめるという
簡易構造を介して行うものであるから、極めて使い勝手
が良いのは勿論、簡易構造にして量産性に秀れるなどの
効果を発揮する水切りカゴとなる。
【0017】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、一のカゴ
半体1に係る配置部4に対する水受けトレー3の着脱配
置構造、並びに、前記他のカゴ半体2に係る配置部6に
対する水受けトレー5の着脱配置構造を、カゴ半体1,
2夫々の下部に載置部11,12を設け、この載置部11,12
夫々に位置決め載置し得る位置決め係止部3a,5aを
水受けトレー3,5夫々の裏面に設けて、配置部4,6
に対して水受けトレー3,5を位置決め載置し得る構造
としたから、一のカゴ半体1及び他のカゴ半体2への水
受けトレー3,5の着脱が容易に行えるのは勿論、一の
カゴ半体1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にス
ライド移動せしめた際においても、一のカゴ半体1及び
他のカゴ半体2に対して水受けトレー3,5が擦れたり
落ちたりすることが確実に防止されるなど極めて使い勝
手の良い水切りカゴとなる。
【0018】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0019】本実施例は、カゴ半体1とこのカゴ半体1
に連設されるカゴ半体2とから成り、このカゴ半体1に
対してカゴ半体2を同一平面方向にスライド移動せしめ
ることで当該カゴ半体1,2同志の対向間隔を可変し得
るように構成し、このカゴ半体1に係る配置部4とカゴ
半体2に係る配置部6とを、カゴ半体1に対してカゴ半
体2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せしめた
際、カゴ半体1に配置される水受けトレー3とカゴ半体
2に配置される水受けトレー5とがそのまま互いに支障
となる事なく上下多段の位置関係に配設されるように構
成したものである。
【0020】以下、本実施例を構成する各部の詳細な説
明をする。
【0021】カゴ半体1は、図1〜3に図示したよう
に、金属製(ステンレス製)の線材1aをカゴ状(縦横
網目状)に形成したものであり、この平面視方形状のカ
ゴ半体1の下部四隅には四本の脚杆7を垂設している。
この脚杆7夫々の下端部には屈曲部7aが形成されてお
り、この屈曲部7a夫々には樹脂製のリング部材8を被
嵌している。このリング部材8は、水受けトレー3の配
置部4であり、水受けトレー3の位置決め係止部3aを
位置決め載置せしめる載置部11を構成するものである。
【0022】また、カゴ半体1の左右側面にして脚杆7
間夫々には横桟9が架設されている。この横桟9は、カ
ゴ半体2に係る左右側面夫々の下縁に突設されたフック
状の係止部10に係止され、この係止部10をスライド自在
に誘導し得るように構成したものである。
【0023】カゴ半体2は、図1〜3に図示したよう
に、金属製(ステンレス製)の線材2aをカゴ状(縦横
網目状)に形成したものであり、この平面視方形状のカ
ゴ半体1の後端側左右二隅には二本の脚杆13を垂設して
いる。この脚杆13夫々の下端には樹脂製のキャップ体14
が被嵌されている。従って、このキャップ体14は、カゴ
半体1に係る脚杆7の下部(屈曲部7a)に被嵌したリ
ング部材8と同様、カゴ半体2の滑りを防止し得るとも
に、流し台15の載置面15aを傷つけてしまうのを防止し
得るものである。
【0024】また、カゴ半体2の左右側面同志間の巾
は、カゴ半体1に係る左右側面同志間の巾よりも少し狭
い巾に設定され、カゴ半体2の左右側面夫々の下方寄り
部位には、切欠部2bが形成されている。従って、カゴ
半体1とカゴ半体2同志を、互いの左右側面及び底面を
重合せしめた状態で連結することが可能となる。具体的
には、例えば、本実施例と異なり、カゴ半体1とカゴ半
体2との左右側面同志間の巾を同一巾に設定し、且つ、
カゴ半体2の左右側面夫々の下方寄り部位に切欠部2b
を形成しなかった場合、カゴ半体1とカゴ半体2同志を
互いの前端部(開口部)同志を突き合わせた状態でしか
連結することができないことになる。この点、本実施例
はカゴ半体2の左右側面同志間の巾は、カゴ半体1に係
る左右側面同志間の巾よりも少し狭い巾に設定されると
ともに、カゴ半体2の左右側面夫々の下方寄り部位には
切欠部2bが形成されているから、突き合わせたカゴ半
体1,2同志を互いの左右側面及び底面を重合状態に配
することができる。即ち、カゴ半体2の左右側面をカゴ
半体1の左右側面の内側に重合状態で配し、且つ、カゴ
半体2の底面をカゴ半体1の底面の下側に重合状態に配
することが可能となり、よって、カゴ半体1に対してカ
ゴ半体2を同一平面方向へスライド移動せしめることで
当該カゴ半体1とカゴ半体2との対向間隔を可変し得る
ことになる(図4,5参照)。
【0025】また、カゴ半体2の左右側面夫々の下縁に
は、フック状の係止部10が外方に突設されている。この
係止部10は、カゴ半体1の脚杆7間に架設された横桟9
にスライド自在に係止し得るように構成したものであ
る。
【0026】また、カゴ半体2の左右側面夫々の下縁に
は、線材を折り曲げ形成して成る折り曲げ体16が垂設さ
れている。この折り曲げ体16は、水受けトレー5の配置
部6であり、水受けトレー5の位置決め係止部5aを位
置決め載置せしめる載置部12を構成するものである。こ
のカゴ半体2に係る配置部6は、カゴ半体1とカゴ半体
2との対向間隔を狭めた際、カゴ半体1に係る配置部3
と引っ掛かったりぶつかったりするなど支障となったり
せず当該配置部3の上段に位置するようにその位置関係
が設定されている(図4,5参照)。
【0027】尚、符号17は、食器(皿)を立て掛けるた
めの立て掛け体である。
【0028】水受けトレー3,5は、図4、5に図示し
たように、金属製(ステンレス製)の部材を板状に形成
したものであり、この水受けトレー3,5夫々の裏面左
右端縁部には凹部が形成されており、この凹部は、カゴ
半体1及びカゴ半体2夫々に係る載置部11,12に上方か
ら載置することで係合して位置決め載置し得るように構
成されている。この凹部が請求項でいう位置決め係止部
3a,5aである。
【0029】本実施例は上述のように構成したから、使
用に際して、例えば流し台のスペース、或いは、水切り
する食器の量などのその時々の使い勝手を考慮し、一の
カゴ半体1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にス
ライド移動せしめて、カゴ半体1,2同志の対向間隔を
所望の通りに可変せしめることで収納容量を調節する。
【0030】即ち、水切りする食器が少ない場合には、
カゴ半体1とカゴ半体2との対向間隔を狭くして収納容
量を最小限としたり(図1,5参照)、水切りする食器
が多い場合には、カゴ半体1とカゴ半体2との対向間隔
を広げて収納容量を最大限としたりする(図2,4参
照)。また、水切りする食器の量によりカゴ半体1とカ
ゴ半体2との対向間隔を適宜可変(例えば対向間隔最大
時の1/3,2/3・・・)せしめて収納容量を微調整
し得るものである。
【0031】また、カゴ半体1に対してカゴ半体2をス
ライド移動せしめた後であっても、一のカゴ半体1,2
夫々の下部には常に配置部4,6に配置された水受けト
レー3,5が配設された状態となる。
【0032】よって、本実施例によれば、非常に便利な
水切りカゴとなる。即ち、従来例のように使い勝手を考
慮して複数のサイズのものを別途購入したりする必要が
一切ない(経済的である)のは勿論、その時々によっ
て、単にカゴ半体1,2同志の対向間隔をスライド移動
せしめて適宜可変するだけで、例えば流し台のスペース
に合わせたり、洗う食器類の量などに合わせて収納する
容量を微調整することができるから、一台で使用者の様
々なニーズに対応することができ非常に便利となる。
【0033】また、カゴ半体1に係る配置部4とカゴ半
体2に係る配置部6とを、カゴ半体1に対してカゴ半体
2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せしめた際、
カゴ半体1に配置される水受けトレー3とカゴ半体2に
配置される水受けトレー5とがそのまま互いに支障とな
らず上下多段の位置に配設されるように構成したから、
カゴ半体1に対してカゴ半体2をスライド移動せしめた
後であっても、カゴ半体1,2夫々の下部には常に配置
部4,6に配置された水受けトレー3,5が配設された
状態となり、例えばカゴ半体2をスライド移動せしめる
たびに配置部から水受けトレー5を取り外さなければな
らないなどという厄介な工程は一切必要なく、いつでも
素早く所望の条件に設定し得ることができ極めて使い勝
手が良好となる。
【0034】また、カゴ半体1の左右側面に横桟9を架
設し、この横桟9にスライド自在に係止し得る係止部10
をカゴ半体2の左右側面に設け、この横桟9に係止部10
をスライドさせることでカゴ半体1に対してカゴ半体2
を同一平面方向にスライド移動せしめるように構成した
から、カゴ半体1に対するカゴ半体2のスライド移動を
何ら複雑な機構を介して行うのではなく、単にカゴ半体
1に設けた横桟9にカゴ半体2に設けた係止部10を沿わ
せてスライド移動せしめるという簡易構造を介して行う
ものであるから、スライド移動の微調整が容易に行え極
めて使い勝手が良いのは勿論、簡易構造にして量産性に
秀れることになる。
【0035】また、カゴ半体1に係る配置部4に対する
水受けトレー3の着脱配置構造、並びに、前記カゴ半体
2に係る配置部6に対する水受けトレー5の着脱配置構
造を、カゴ半体1,2夫々の下部に載置部11,12を設
け、この載置部11,12夫々に位置決め載置し得る位置決
め係止部3a,5aを水受けトレー3,5夫々の裏面に
設けて、配置部4,6に対して水受けトレー3,5を位
置決め載置し得る構造としたから、カゴ半体1及びカゴ
半体2への水受けトレー3,5の着脱が容易に行え、即
ち、カゴ半体1,2夫々に係る載置部11,12へ水受けト
レー3,5を上方からこの水受けトレー3,5夫々に係
る位置決め係止部(凹部)3a,5aを載置する(置
く)だけで位置決め載置し得ることになるからカゴ半体
1,2への水受けトレー3,5の着脱が容易に行えるこ
とになり、その上、一のカゴ半体1に対して他のカゴ半
体2を同一平面方向にスライド移動せしめた際において
も、一のカゴ半体1及び他のカゴ半体2に対して水受け
トレー3,5が擦れたり落ちたりすることが確実に防止
されるなど極めて使い勝手が良いことになる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、非
常に便利な水切りカゴとなる。即ち、従来例のように使
い勝手を考慮して複数のサイズのものを別途購入したり
する必要が一切ない(経済的である)のは勿論、その時
々によって、単にカゴ半体1,2同志の対向間隔をスラ
イド移動せしめて可変するだけで、例えば流し台のスペ
ースに合わせたり、洗う食器類の量などに合わせて収納
する容量を調節することができるから、一台で使用者の
様々なニーズに対応することができて非常に便利とな
り、その上、一のカゴ半体1に係る配置部4と他のカゴ
半体2に係る配置部6とを、一のカゴ半体1に対して他
のカゴ半体2を対向間隔を閉じる方向へスライド移動せ
しめた際、一のカゴ半体1に配置される水受けトレー3
と他のカゴ半体2に配置される水受けトレー5とがその
まま互いに支障とならず上下多段の位置に配設されるよ
うに構成したから、一のカゴ半体1に対して他のカゴ半
体2をスライド移動せしめた後であっても、カゴ半体
1,2夫々の下部には常に配置部4,6に配置された水
受けトレー3,5が配設された状態となる為、例えば他
のカゴ半体2をスライド移動せしめる度に配置部4,6
から水受けトレー3,5を取り外さなければならないな
どという厄介な工程は一切必要なく、いつでも素早く所
望の条件に設定することができ極めて使い勝手の良い水
きりカゴとなる。
【0037】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、一のカゴ半体
1の左右側面に横桟9を架設し、この横桟9にスライド
自在に係止し得る係止部10を前記他のカゴ半体2の左右
側面に設け、この横桟9に係止部10をスライドさせるこ
とで一のカゴ半体1に対して他のカゴ半体2を同一平面
方向にスライド移動せしめるように構成したから、一の
カゴ半体1に対する他のカゴ半体2のスライド移動を何
ら複雑な機構を介して行うのではなく、単に一のカゴ半
体1に設けた横桟9に他のカゴ半体2に設けた係止部10
を係止した状態で沿わせてスライド移動せしめるという
簡易構造を介して行うものであるから、極めて使い勝手
が良いのは勿論、簡易構造にして量産性に秀れるなどの
効果を発揮する水切りカゴとなる。
【0038】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、一のカゴ
半体1に係る配置部4に対する水受けトレー3の着脱配
置構造、並びに、前記他のカゴ半体2に係る配置部6に
対する水受けトレー5の着脱配置構造を、カゴ半体1,
2夫々の下部に載置部11,12を設け、この載置部11,12
夫々に位置決め載置し得る位置決め係止部3a,5aを
水受けトレー3,5夫々の裏面に設けて、配置部4,6
に対して水受けトレー3,5を位置決め載置し得る構造
としたから、一のカゴ半体1及び他のカゴ半体2への水
受けトレー3,5の着脱が容易に行えるのは勿論、一の
カゴ半体1に対して他のカゴ半体2を同一平面方向にス
ライド移動せしめた際においても、一のカゴ半体1及び
他のカゴ半体2に対して水受けトレー3,5が擦れたり
落ちたりすることが確実に防止されるなど極めて使い勝
手の良い水切りカゴとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る一のカゴ半体と他のカゴ半体と
の対向間隔を狭くした状態の斜視図である。
【図2】本実施例に係る一のカゴ半体と他のカゴ半体と
の対向間隔を広げた状態の斜視図である。
【図3】本実施例を示す正面図である。
【図4】本実施例に係る一のカゴ半体と他のカゴ半体と
の対向間隔を広げた状態の側面図である。
【図5】本実施例に係る一のカゴ半体と他のカゴ半体と
の対向間隔を狭くした状態の側面図である。
【符号の説明】
1 カゴ半体 2 カゴ半体 3 水受けトレー 3a 位置決め係止部 4 配置部 5 水受けトレー 5a 位置決め係止部 6 配置部 9 横桟 10 係止部 11 載置部 12 載置部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一のカゴ半体とこの一のカゴ半体に連設
    される他のカゴ半体とから成り、この一のカゴ半体に対
    して他のカゴ半体を同一平面方向にスライド移動せしめ
    ることでカゴ半体同志の対向間隔を可変し得るように構
    成した水切りカゴであって、一のカゴ半体の下部に水受
    けトレーを着脱自在に配置し得る配置部を設けるととも
    に、他のカゴ半体の下部に水受けトレーを着脱自在に配
    置し得る配置部を設け、この一のカゴ半体に係る配置部
    と他のカゴ半体に係る配置部とを、一のカゴ半体に対し
    て他のカゴ半体を対向間隔を閉じる方向へスライド移動
    せしめた際、一のカゴ半体に配置される水受けトレーと
    他のカゴ半体に配置される水受けトレーとが上下多段の
    位置に配設されるように構成したことを特徴とする水切
    りカゴ。
  2. 【請求項2】 前記一のカゴ半体の左右側面に横桟を架
    設し、この横桟にスライド自在に係止し得る係止部を前
    記他のカゴ半体の左右側面に設け、この横桟に係止部を
    スライドさせることで一のカゴ半体に対して他のカゴ半
    体を同一平面方向にスライド移動せしめるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の水切りカゴ。
  3. 【請求項3】 前記一のカゴ半体に係る配置部に対する
    水受けトレーの着脱配置構造、並びに、前記他のカゴ半
    体に係る配置部に対する水受けトレーの着脱配置構造
    を、カゴ半体夫々の下部に載置部を設け、この載置部夫
    々に位置決め載置し得る位置決め係止部を水受けトレー
    夫々の裏面に設けて、配置部に対して水受けトレーを位
    置決め載置し得る構造としたことを特徴とする請求項
    1,2いずれか1項に記載の水切りカゴ。
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