JPH1174864A - スペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置 - Google Patents
スペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置Info
- Publication number
- JPH1174864A JPH1174864A JP9230812A JP23081297A JPH1174864A JP H1174864 A JPH1174864 A JP H1174864A JP 9230812 A JP9230812 A JP 9230812A JP 23081297 A JP23081297 A JP 23081297A JP H1174864 A JPH1174864 A JP H1174864A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報の秘匿性の程度によって、その情報を伝
送する相手を限定する。 【解決手段】 送信装置200に設けられた拡散符号生
成回路241は、送信装置200が通信信号をスペクト
ラム拡散するときに用いる拡散符号を生成する。この拡
散符号生成回路241は、パーソナルコンピュータ21
0から入力される符号長データに基づいて拡散符号の符
号長を変更する機能を備えている。また、受信装置とし
てのビューアに設けられた拡散符号生成回路も拡散符号
の符号長を変更する機能を備えている。これにより、送
信装置200およびビューアのそれぞれの拡散符号の符
号長を、伝送する情報の秘匿性に応じて変更できる。
送する相手を限定する。 【解決手段】 送信装置200に設けられた拡散符号生
成回路241は、送信装置200が通信信号をスペクト
ラム拡散するときに用いる拡散符号を生成する。この拡
散符号生成回路241は、パーソナルコンピュータ21
0から入力される符号長データに基づいて拡散符号の符
号長を変更する機能を備えている。また、受信装置とし
てのビューアに設けられた拡散符号生成回路も拡散符号
の符号長を変更する機能を備えている。これにより、送
信装置200およびビューアのそれぞれの拡散符号の符
号長を、伝送する情報の秘匿性に応じて変更できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式を用いて情報の送受信を行うスペクトラム拡散
送信装置およびスペクトラム拡散受信装置に関し、特
に、スペクトラム拡散方式によって信号を拡散および逆
拡散するときに用いる拡散符号の符号長を可変に設定す
ることができるようにしたスペクトラム拡散送信装置お
よびスペクトラム拡散受信装置に関する。
通信方式を用いて情報の送受信を行うスペクトラム拡散
送信装置およびスペクトラム拡散受信装置に関し、特
に、スペクトラム拡散方式によって信号を拡散および逆
拡散するときに用いる拡散符号の符号長を可変に設定す
ることができるようにしたスペクトラム拡散送信装置お
よびスペクトラム拡散受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な送信装置および受信装置が
普及しており、これら送信装置および受信装置を利用し
て行われる情報通信の量は飛躍的に増大している。この
ような状況下においては、通信の秘匿性を高めることが
重要な課題となっている。
普及しており、これら送信装置および受信装置を利用し
て行われる情報通信の量は飛躍的に増大している。この
ような状況下においては、通信の秘匿性を高めることが
重要な課題となっている。
【0003】ところで、通信の秘匿性を高めることがで
きる通信方式の一つとしてスペクトラム拡散通信方式が
知られている。スペクトラム拡散通信方式は、拡散符号
を用いて、信号の周波数帯域をその数十倍といった周波
数帯域に拡散する伝送方式である。さらに詳しく説明す
ると、スペクトラム拡散通信方式を採用した送信装置
(以下、「スペクトラム拡散送信装置」という)は、情
報が含まれた信号を、例えばPN符号(疑似雑音符号)
により形成された拡散符号を用いて拡散して送信する。
一方、スペクトラム拡散通信方式を採用した受信装置
(以下、「スペクトラム拡散受信装置」という)は、送
信された信号を受信し、送信装置がその信号を拡散する
ときに用いた拡散符号と同様の拡散符号によって、受信
した信号を逆拡散する。これにより、スペクトラム拡散
受信装置は、スペクトラム拡散送信装置によって拡散処
理が施される前の信号を復元する。
きる通信方式の一つとしてスペクトラム拡散通信方式が
知られている。スペクトラム拡散通信方式は、拡散符号
を用いて、信号の周波数帯域をその数十倍といった周波
数帯域に拡散する伝送方式である。さらに詳しく説明す
ると、スペクトラム拡散通信方式を採用した送信装置
(以下、「スペクトラム拡散送信装置」という)は、情
報が含まれた信号を、例えばPN符号(疑似雑音符号)
により形成された拡散符号を用いて拡散して送信する。
一方、スペクトラム拡散通信方式を採用した受信装置
(以下、「スペクトラム拡散受信装置」という)は、送
信された信号を受信し、送信装置がその信号を拡散する
ときに用いた拡散符号と同様の拡散符号によって、受信
した信号を逆拡散する。これにより、スペクトラム拡散
受信装置は、スペクトラム拡散送信装置によって拡散処
理が施される前の信号を復元する。
【0004】ここで、スペクトラム拡散送信装置からス
ペクトラム拡散受信装置に向けて伝送される信号は、例
えばPN符号からなる拡散符号によって拡散された信号
である。従って、スペクトラム拡散送信装置からスペク
トラム拡散受信装置に向けて伝送される信号を傍受し
て、この信号の内容を盗み取ることは非常に困難であ
る。このように、スペクトラム拡散通信方式を送信装置
および受信装置に採用すれば、伝送する情報の秘匿性を
高めることができる。最近では、コードレス電話や携帯
電話にこのスペクトラム拡散通信方式が採用されてい
る。
ペクトラム拡散受信装置に向けて伝送される信号は、例
えばPN符号からなる拡散符号によって拡散された信号
である。従って、スペクトラム拡散送信装置からスペク
トラム拡散受信装置に向けて伝送される信号を傍受し
て、この信号の内容を盗み取ることは非常に困難であ
る。このように、スペクトラム拡散通信方式を送信装置
および受信装置に採用すれば、伝送する情報の秘匿性を
高めることができる。最近では、コードレス電話や携帯
電話にこのスペクトラム拡散通信方式が採用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送信装置か
ら受信装置に向けて伝送する情報は、その内容や種類に
応じて秘匿性の程度が異なる場合がある。例えば、宣伝
や広告のようにたくさんの人に向けて伝送するような情
報は秘匿性が低い。一方、秘密事項や個人に関する情報
は秘匿性が高い。秘匿性の低い情報は、多数の受信装置
に受信されるように伝送することが望ましい。一方、秘
匿性の高い情報は、ごく限られた特定の受信装置のみに
受信されるように伝送することが望ましい。このよう
に、情報の秘匿性の程度によって、その情報を伝送する
相手を限定することが望まれる。
ら受信装置に向けて伝送する情報は、その内容や種類に
応じて秘匿性の程度が異なる場合がある。例えば、宣伝
や広告のようにたくさんの人に向けて伝送するような情
報は秘匿性が低い。一方、秘密事項や個人に関する情報
は秘匿性が高い。秘匿性の低い情報は、多数の受信装置
に受信されるように伝送することが望ましい。一方、秘
匿性の高い情報は、ごく限られた特定の受信装置のみに
受信されるように伝送することが望ましい。このよう
に、情報の秘匿性の程度によって、その情報を伝送する
相手を限定することが望まれる。
【0006】しかしながら、従来技術によるスペクトラ
ム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置では、
伝送する情報の秘匿性の程度によって、その情報を伝送
する相手を限定することができないという問題がある。
ム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置では、
伝送する情報の秘匿性の程度によって、その情報を伝送
する相手を限定することができないという問題がある。
【0007】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、情報の秘匿性の程度によって、その情
報を伝送する相手を限定することできるスペクトラム拡
散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置を提供する
ことを目的としている。
なされたもので、情報の秘匿性の程度によって、その情
報を伝送する相手を限定することできるスペクトラム拡
散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、通信信号をスペクトラム拡
散通信方式により拡散して送信するスペクトラム拡散送
信装置であって、スペクトラム拡散通信方式によって通
信信号を拡散するときに用いる拡散符号の符号長を変更
可能に設定する符号長設定手段と、前記符号長設定手段
によって設定された符号長の拡散符号を用いて、スペク
トラム拡散通信方式により通信信号を拡散し、拡散信号
を生成する拡散手段と、前記拡散手段により生成された
拡散信号を送信する送信手段とを備えている。
ために、請求項1の発明は、通信信号をスペクトラム拡
散通信方式により拡散して送信するスペクトラム拡散送
信装置であって、スペクトラム拡散通信方式によって通
信信号を拡散するときに用いる拡散符号の符号長を変更
可能に設定する符号長設定手段と、前記符号長設定手段
によって設定された符号長の拡散符号を用いて、スペク
トラム拡散通信方式により通信信号を拡散し、拡散信号
を生成する拡散手段と、前記拡散手段により生成された
拡散信号を送信する送信手段とを備えている。
【0009】上記構成より、符号長設定手段は、拡散符
号の符号長を変更する。例えば、送信する情報の秘匿性
の程度に応じて拡散符号の符号長を変更する。また、ご
く限られた少数の相手に情報を送信するか、それとも、
多数の相手に情報を伝送するかといった基準で拡散符号
の符号長を変更してもよい。そして、拡散手段は、符号
長設定手段によって設定された符号長の拡散符号を用い
て、スペクトラム拡散通信方式により通信信号を拡散
し、拡散信号を生成する。さらに、送信手段は、前記拡
散信号を送信する。
号の符号長を変更する。例えば、送信する情報の秘匿性
の程度に応じて拡散符号の符号長を変更する。また、ご
く限られた少数の相手に情報を送信するか、それとも、
多数の相手に情報を伝送するかといった基準で拡散符号
の符号長を変更してもよい。そして、拡散手段は、符号
長設定手段によって設定された符号長の拡散符号を用い
て、スペクトラム拡散通信方式により通信信号を拡散
し、拡散信号を生成する。さらに、送信手段は、前記拡
散信号を送信する。
【0010】ここで、送信装置および受信装置で用いら
れる拡散符号は、例えば、一定の比較的大きな周期をも
って繰り返すPN符号系列によって形成される。そし
て、PN符号系列の繰返し周期は、拡散符号の符号長を
変えることによって変更することができる。即ち、拡散
符号の符号長を長くすれば、PN符号系列の周期も長く
なる。これにより、拡散符号のパターンがより複雑にな
るため、当該拡散符号を用いて通信信号を拡散すれば、
通信信号がより複雑に拡散される。この結果、送信装置
から受信装置に向けて伝送される通信信号に含まれる情
報の秘匿性を高めることができる。逆に、拡散符号の符
号長を短くすれば、PN符号系列の周期も短くなる。こ
れにより、拡散符号のパターンがより簡単になるため、
当該拡散符号を用いて通信信号を拡散すると、通信信号
が比較的簡単なパターンにより拡散される。この結果、
送信装置から受信装置に向けて伝送される通信信号に含
まれる情報の秘匿性を低くすることができる。
れる拡散符号は、例えば、一定の比較的大きな周期をも
って繰り返すPN符号系列によって形成される。そし
て、PN符号系列の繰返し周期は、拡散符号の符号長を
変えることによって変更することができる。即ち、拡散
符号の符号長を長くすれば、PN符号系列の周期も長く
なる。これにより、拡散符号のパターンがより複雑にな
るため、当該拡散符号を用いて通信信号を拡散すれば、
通信信号がより複雑に拡散される。この結果、送信装置
から受信装置に向けて伝送される通信信号に含まれる情
報の秘匿性を高めることができる。逆に、拡散符号の符
号長を短くすれば、PN符号系列の周期も短くなる。こ
れにより、拡散符号のパターンがより簡単になるため、
当該拡散符号を用いて通信信号を拡散すると、通信信号
が比較的簡単なパターンにより拡散される。この結果、
送信装置から受信装置に向けて伝送される通信信号に含
まれる情報の秘匿性を低くすることができる。
【0011】このように、前記符号長設定手段によっ
て、符号長を変更することにより、送信装置により送信
する通信信号に含まれる情報の秘匿性の程度を変化させ
ることができ、この通信信号に含まれる情報を送信する
相手を、情報の秘匿性等に応じて限定することができ
る。
て、符号長を変更することにより、送信装置により送信
する通信信号に含まれる情報の秘匿性の程度を変化させ
ることができ、この通信信号に含まれる情報を送信する
相手を、情報の秘匿性等に応じて限定することができ
る。
【0012】請求項2の発明は、拡散手段に、最大n
(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成する
nビットのシフトレジスタを設け、符号長設定手段を、
前記シフトレジスタのビット数を減少させることにより
M系列符号の符号長を変更する構成としたものである。
(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成する
nビットのシフトレジスタを設け、符号長設定手段を、
前記シフトレジスタのビット数を減少させることにより
M系列符号の符号長を変更する構成としたものである。
【0013】このように構成することにより、拡散符号
の符号長を容易に変更することができる。
の符号長を容易に変更することができる。
【0014】請求項3の発明は、通信信号をスペクトラ
ム拡散通信方式によって拡散することにより生成された
拡散信号を受信し、この拡散信号を逆拡散して前記通信
信号を得るスペクトラム拡散受信装置であって、拡散信
号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した
拡散信号をスペクトラム拡散通信方式によって逆拡散す
るときに用いる拡散符号の符号長を、変更可能に設定す
る符号長設定手段と、前記符号長設定手段によって設定
された符号長の拡散符号を用いて、前記受信手段により
受信した拡散信号をスペクトラム拡散通信方式により逆
拡散し、元の通信信号を得る逆拡散手段とを備えてい
る。
ム拡散通信方式によって拡散することにより生成された
拡散信号を受信し、この拡散信号を逆拡散して前記通信
信号を得るスペクトラム拡散受信装置であって、拡散信
号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した
拡散信号をスペクトラム拡散通信方式によって逆拡散す
るときに用いる拡散符号の符号長を、変更可能に設定す
る符号長設定手段と、前記符号長設定手段によって設定
された符号長の拡散符号を用いて、前記受信手段により
受信した拡散信号をスペクトラム拡散通信方式により逆
拡散し、元の通信信号を得る逆拡散手段とを備えてい
る。
【0015】上記構成より、符号長設定手段は拡散符号
の符号長を変更し、逆拡散手段は、符号長設定手段によ
って設定された符号長の拡散符号を用いて、受信手段に
よって受信された拡散信号を逆拡散し、元の通信信号、
即ち、スペクトラム拡散通信方式によって拡散される前
の通信信号を復元する。
の符号長を変更し、逆拡散手段は、符号長設定手段によ
って設定された符号長の拡散符号を用いて、受信手段に
よって受信された拡散信号を逆拡散し、元の通信信号、
即ち、スペクトラム拡散通信方式によって拡散される前
の通信信号を復元する。
【0016】ここで、逆拡散手段によって拡散信号を逆
拡散して元の通信信号を復元するには、送信側で拡散信
号を拡散したときに用いられた拡散符号と同一の拡散符
号を用いて、拡散信号を逆拡散しなければならない。従
って、逆拡散手段によって拡散信号を逆拡散して元の通
信信号を復元するには、前記逆拡散手段で用いる拡散符
号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の符号長に一致
させる必要がある。従って、当該スペクトラム拡散受信
装置によって拡散信号を逆拡散して元の通信信号を得る
には、符号長変更手段によって、逆拡散手段で用いる拡
散符号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の符号長と
一致するように変更し、設定する。また、当該スペクト
ラム拡散受信装置によって元の通信信号が得られないよ
うにするには、符号長変更手段によって、逆拡散手段で
用いる拡散符号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の
符号長と異なるように変更し、設定する。
拡散して元の通信信号を復元するには、送信側で拡散信
号を拡散したときに用いられた拡散符号と同一の拡散符
号を用いて、拡散信号を逆拡散しなければならない。従
って、逆拡散手段によって拡散信号を逆拡散して元の通
信信号を復元するには、前記逆拡散手段で用いる拡散符
号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の符号長に一致
させる必要がある。従って、当該スペクトラム拡散受信
装置によって拡散信号を逆拡散して元の通信信号を得る
には、符号長変更手段によって、逆拡散手段で用いる拡
散符号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の符号長と
一致するように変更し、設定する。また、当該スペクト
ラム拡散受信装置によって元の通信信号が得られないよ
うにするには、符号長変更手段によって、逆拡散手段で
用いる拡散符号の符号長を、送信側で用いた拡散符号の
符号長と異なるように変更し、設定する。
【0017】請求項4の発明は、逆拡散手段に、最大n
(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成する
nビットのシフトレジスタを設け、前記符号長設定手段
を、前記シフトレジスタのビット数を減少させることに
より、M系列符号の符号長を変更する構成としたもので
ある。
(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成する
nビットのシフトレジスタを設け、前記符号長設定手段
を、前記シフトレジスタのビット数を減少させることに
より、M系列符号の符号長を変更する構成としたもので
ある。
【0018】このように構成することにより、拡散符号
の符号長を容易に変更することができる。
の符号長を容易に変更することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8に従って説明する。なお、本実施形態では、
本発明のスペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム
拡散受信装置を備えたシステムとしてビューアシステム
を例に挙げて説明する。
ないし図8に従って説明する。なお、本実施形態では、
本発明のスペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム
拡散受信装置を備えたシステムとしてビューアシステム
を例に挙げて説明する。
【0020】図1に示すように、スペクトラム拡散通信
システムとしてのビューアシステム100は、周波数ホ
ッピング方式を用いて、文字、画像、音声またはデータ
等の情報を送信するスペクトラム拡散送信装置としての
送信装置200と、送信装置200から送信された情報
を受信し、受信した情報の表示、再生等を行うスペクト
ラム拡散受信装置としてのビューア300とを備えてい
る。
システムとしてのビューアシステム100は、周波数ホ
ッピング方式を用いて、文字、画像、音声またはデータ
等の情報を送信するスペクトラム拡散送信装置としての
送信装置200と、送信装置200から送信された情報
を受信し、受信した情報の表示、再生等を行うスペクト
ラム拡散受信装置としてのビューア300とを備えてい
る。
【0021】ここで、送信装置200の構成について説
明する。送信装置200は、図2に示すように、通信信
号を生成するパーソナルコンピュータ210と、パーソ
ナルコンピュータ210に接続され、前記通信信号につ
いて変調、拡散および増幅等を行い、拡散信号を生成す
る送信ユニット220と、送信ユニット220に設けら
れ、前記拡散信号を送信する送信手段としての送信アン
テナ230とを備えている。
明する。送信装置200は、図2に示すように、通信信
号を生成するパーソナルコンピュータ210と、パーソ
ナルコンピュータ210に接続され、前記通信信号につ
いて変調、拡散および増幅等を行い、拡散信号を生成す
る送信ユニット220と、送信ユニット220に設けら
れ、前記拡散信号を送信する送信手段としての送信アン
テナ230とを備えている。
【0022】さらに、送信ユニット220は、送信制御
部240と送信部250とを備えている。送信制御部2
40は、主に送信部250の制御と通信信号に対するエ
ラー検出および訂正処理を行うものである。また、送信
制御部240には、図3に示すように、拡散符号を生成
する拡散符号生成回路241が設けられており、拡散符
号生成回路241は、入力側がパーソナルコンピュータ
210に接続され、出力側がPLL回路254に接続さ
れている。
部240と送信部250とを備えている。送信制御部2
40は、主に送信部250の制御と通信信号に対するエ
ラー検出および訂正処理を行うものである。また、送信
制御部240には、図3に示すように、拡散符号を生成
する拡散符号生成回路241が設けられており、拡散符
号生成回路241は、入力側がパーソナルコンピュータ
210に接続され、出力側がPLL回路254に接続さ
れている。
【0023】一方、送信部250は、主に通信信号を拡
散信号に拡散するもので、送信部250は、図3に示す
ように、通信信号を変調して変調信号を生成する変調器
251と、変調信号を拡散して拡散信号を生成するとき
に用いられるアップコンバータ252と、拡散信号を増
幅する電力増幅器253と、アップコンバータ252に
よって拡散信号を生成するときに使用する搬送波周波数
を可変に設定するPLL(Phase Locked Loop)回路2
54とを備えている。
散信号に拡散するもので、送信部250は、図3に示す
ように、通信信号を変調して変調信号を生成する変調器
251と、変調信号を拡散して拡散信号を生成するとき
に用いられるアップコンバータ252と、拡散信号を増
幅する電力増幅器253と、アップコンバータ252に
よって拡散信号を生成するときに使用する搬送波周波数
を可変に設定するPLL(Phase Locked Loop)回路2
54とを備えている。
【0024】次に、送信装置200の動作について説明
する。まず、文字、画像、音声またはデータ等の情報を
含む通信信号が、パーソナルコンピュータ210によっ
て生成され、送信ユニット220の送信制御部240に
出力される。そして、送信制御部240に入力された通
信信号は、送信制御部240によってエラーの検出およ
びその訂正が行われると共に、エラー訂正符号が付加さ
れ、送信部250に出力される。さらに、送信部250
に入力された通信信号は、変調器251によって変調
(1次変調)され、変調信号に変換される。そして、こ
の変調信号はアップコンバータ252に出力される。
する。まず、文字、画像、音声またはデータ等の情報を
含む通信信号が、パーソナルコンピュータ210によっ
て生成され、送信ユニット220の送信制御部240に
出力される。そして、送信制御部240に入力された通
信信号は、送信制御部240によってエラーの検出およ
びその訂正が行われると共に、エラー訂正符号が付加さ
れ、送信部250に出力される。さらに、送信部250
に入力された通信信号は、変調器251によって変調
(1次変調)され、変調信号に変換される。そして、こ
の変調信号はアップコンバータ252に出力される。
【0025】さらに、アップコンバータ252に入力さ
れた変調信号は、アップコンバータ252、PLL回路
254および拡散符号生成回路241により、周波数ホ
ッピング方式を用いて拡散され、拡散信号に変換され
る。
れた変調信号は、アップコンバータ252、PLL回路
254および拡散符号生成回路241により、周波数ホ
ッピング方式を用いて拡散され、拡散信号に変換され
る。
【0026】さらに詳しく説明すると、拡散符号生成回
路241は、アップコンバータ252に入力された変調
信号を周波数ホッピング方式で拡散するときに用いる拡
散符号を生成する。ここで、この拡散符号は、周波数ホ
ッピング方式を用いて拡散を行うのに好適なホッピング
パターンを形成することができる符号であり、例えば、
一定の比較的大きな周期をもって繰り返すPN符号系
列、より具体的にはM系列符号から得られる拡散Ree
d−Solomon符号(以下、「拡散RS符号」と呼
ぶ)によって形成される。
路241は、アップコンバータ252に入力された変調
信号を周波数ホッピング方式で拡散するときに用いる拡
散符号を生成する。ここで、この拡散符号は、周波数ホ
ッピング方式を用いて拡散を行うのに好適なホッピング
パターンを形成することができる符号であり、例えば、
一定の比較的大きな周期をもって繰り返すPN符号系
列、より具体的にはM系列符号から得られる拡散Ree
d−Solomon符号(以下、「拡散RS符号」と呼
ぶ)によって形成される。
【0027】また、拡散符号生成回路241によって生
成される拡散符号の符号長は、パーソナルコンピュータ
210から拡散符号生成回路241に入力される符号長
データに基づいて変更可能に設定することができる。
成される拡散符号の符号長は、パーソナルコンピュータ
210から拡散符号生成回路241に入力される符号長
データに基づいて変更可能に設定することができる。
【0028】そして、拡散符号生成回路241によって
生成された拡散符号は、PLL回路254に入力され
る。これにより、拡散符号に対応して周波数が変化する
信号が、PLL回路254からアップコンバータ252
に向けて出力される。そして、アップコンバータ252
は、PLL回路254から出力される信号に基づいて、
変調器251から出力される変調信号の搬送波周波数を
変化(ホッピング)させ、拡散信号を生成する。さら
に、アップコンバータ252から出力された拡散信号
は、電力増幅器253により増幅され、送信アンテナ2
30から送信される。
生成された拡散符号は、PLL回路254に入力され
る。これにより、拡散符号に対応して周波数が変化する
信号が、PLL回路254からアップコンバータ252
に向けて出力される。そして、アップコンバータ252
は、PLL回路254から出力される信号に基づいて、
変調器251から出力される変調信号の搬送波周波数を
変化(ホッピング)させ、拡散信号を生成する。さら
に、アップコンバータ252から出力された拡散信号
は、電力増幅器253により増幅され、送信アンテナ2
30から送信される。
【0029】次に、前記拡散符号生成回路241の詳細
な構成および動作について図6に基づいて説明する。
な構成および動作について図6に基づいて説明する。
【0030】即ち、図6に示すように、拡散符号生成回
路241は、M系列符号を生成するためのシフトレジス
タ381と、帰還タップを設定するためのタップレジス
タ382と、シフトレジスタ381およびタップレジス
タ382を介して出力される符号を加算する第1加算器
383と、シストレジスタ381により生成されるM系
列符号に加算符号を加算して、拡散RS符号を生成する
第2加算器384と、符号長データに基づいてシフトレ
ジスタ381、タップレジスタ382および第2加算器
384のビット数を設定する符号長設定レジスタとを備
えている。そして、シストレジスタ381により生成さ
れるM系列符号に加算符号を加算して得られる拡散RS
符号は、拡散信号としてPLL回路254に向けて出力
される。
路241は、M系列符号を生成するためのシフトレジス
タ381と、帰還タップを設定するためのタップレジス
タ382と、シフトレジスタ381およびタップレジス
タ382を介して出力される符号を加算する第1加算器
383と、シストレジスタ381により生成されるM系
列符号に加算符号を加算して、拡散RS符号を生成する
第2加算器384と、符号長データに基づいてシフトレ
ジスタ381、タップレジスタ382および第2加算器
384のビット数を設定する符号長設定レジスタとを備
えている。そして、シストレジスタ381により生成さ
れるM系列符号に加算符号を加算して得られる拡散RS
符号は、拡散信号としてPLL回路254に向けて出力
される。
【0031】ここで、前記シフトレジスタ381、タッ
プレジスタ382は、例えば16ビットのレジスタによ
り構成されている。また、加算器383,384のビッ
ト数も同様に、例えば16ビットである。従って、拡散
符号生成回路241により生成される拡散符号の符号長
は最大16ビットである。
プレジスタ382は、例えば16ビットのレジスタによ
り構成されている。また、加算器383,384のビッ
ト数も同様に、例えば16ビットである。従って、拡散
符号生成回路241により生成される拡散符号の符号長
は最大16ビットである。
【0032】また、加算符号は、送信制御部240に設
けられた記憶回路(図示せず)に予め記憶されており、
この記憶回路から第2加算器384に入力される。な
お、第2加算器384とパーソナルコンピュータ210
を接続し、加算符号をパーソナルコンピュータ210か
ら入力する構成としてもよい。このような構成にすれ
ば、加算符号を変更可能に設定することができる。
けられた記憶回路(図示せず)に予め記憶されており、
この記憶回路から第2加算器384に入力される。な
お、第2加算器384とパーソナルコンピュータ210
を接続し、加算符号をパーソナルコンピュータ210か
ら入力する構成としてもよい。このような構成にすれ
ば、加算符号を変更可能に設定することができる。
【0033】さらに、符号長設定レジスタ385は、そ
の入力側がパーソナルコンピュータ210に接続されて
おり、出力側がシフトレジスタ381、タップレジスタ
382および第2加算器384に接続されている。そし
て、符号長設定レジスタ385にはパーソナルコンピュ
ータ210から入力された符号長データがセットされ
る。この符号長データは、パーソナルコンピュータ21
0によって生成される。また、この符号長データは、送
信者がパーソナルコンピュータ210を操作することに
よって変更することができる。そして、符号長設定レジ
スタ385は、セットされた符号長データに基づいてシ
フトレジスタ381、タップレジスタ382および第2
加算器384のビット数を設定する。より具体的に説明
すると、図7に示すように、シフトレジスタ381の出
力側には、各ビット毎にAND回路381Aが接続され
ている。そして、各AND回路381Aの一方の入力端
子は、それぞれシフトレジスタ381の出力端子にそれ
ぞれ接続され、各AND回路381Aの他方の入力端子
は、符号長レジスタ385の出力端子にそれぞれ出力さ
れている。このような構成により、符号長レジスタ38
5にセットした符号長データの各ビット状態(0か1
か)によって、シフトレジスタ381の出力をビット毎
にオン、オフすることができる。従って、シフトレジス
タ381の上位側のビットがオフになるように、符号長
データを符号長設定レジスタ385に設定すれば、シフ
トレジスタ381のビット数を実質的に減少させること
ができる。なお、タップレジスタ382および第2加算
器384にも、このシフトレジスタ381と同様な回路
が設けられており、シフトレジスタ381と同様に、そ
れぞれのビット数を減少させることができるようになっ
ている。
の入力側がパーソナルコンピュータ210に接続されて
おり、出力側がシフトレジスタ381、タップレジスタ
382および第2加算器384に接続されている。そし
て、符号長設定レジスタ385にはパーソナルコンピュ
ータ210から入力された符号長データがセットされ
る。この符号長データは、パーソナルコンピュータ21
0によって生成される。また、この符号長データは、送
信者がパーソナルコンピュータ210を操作することに
よって変更することができる。そして、符号長設定レジ
スタ385は、セットされた符号長データに基づいてシ
フトレジスタ381、タップレジスタ382および第2
加算器384のビット数を設定する。より具体的に説明
すると、図7に示すように、シフトレジスタ381の出
力側には、各ビット毎にAND回路381Aが接続され
ている。そして、各AND回路381Aの一方の入力端
子は、それぞれシフトレジスタ381の出力端子にそれ
ぞれ接続され、各AND回路381Aの他方の入力端子
は、符号長レジスタ385の出力端子にそれぞれ出力さ
れている。このような構成により、符号長レジスタ38
5にセットした符号長データの各ビット状態(0か1
か)によって、シフトレジスタ381の出力をビット毎
にオン、オフすることができる。従って、シフトレジス
タ381の上位側のビットがオフになるように、符号長
データを符号長設定レジスタ385に設定すれば、シフ
トレジスタ381のビット数を実質的に減少させること
ができる。なお、タップレジスタ382および第2加算
器384にも、このシフトレジスタ381と同様な回路
が設けられており、シフトレジスタ381と同様に、そ
れぞれのビット数を減少させることができるようになっ
ている。
【0034】例えば、符号長設定レジスタ385に、符
号長データ「0000000001111111」をセ
ットすると、シストレジスタ381、タップレジスタ3
82および第2加算器384は、それぞれ7ビットのレ
ジスタまたは加算器として機能するようになる。従っ
て、この場合、拡散符号生成回路241により生成され
る拡散符号の符号長は7ビットとなる。
号長データ「0000000001111111」をセ
ットすると、シストレジスタ381、タップレジスタ3
82および第2加算器384は、それぞれ7ビットのレ
ジスタまたは加算器として機能するようになる。従っ
て、この場合、拡散符号生成回路241により生成され
る拡散符号の符号長は7ビットとなる。
【0035】このように、拡散符号生成回路241は、
パーソナルコンピュータ210から入力される符号長デ
ータに基づいて符号長が可変に設定される拡散符号を生
成する。
パーソナルコンピュータ210から入力される符号長デ
ータに基づいて符号長が可変に設定される拡散符号を生
成する。
【0036】ところで、拡散符号の符号長を変えると、
M系列の繰返し周期が変化する。例えば、拡散符号の符
号長を長くすれば、M系列の周期も長くなる。これによ
り、拡散符号のパターンがより複雑になるため、当該拡
散符号を用いて通信信号を拡散すれば、通信信号がより
複雑に拡散され、より複雑なホッピングパターンで周波
数がホップする拡散信号が生成される。この結果、送信
装置から送信される拡散信号に含まれる情報の秘匿性を
高めることができる。逆に、拡散符号の符号長を短くす
れば、M系列の周期も短くなる。これにより、拡散符号
のパターンがより簡単になるため、当該拡散符号を用い
て通信信号を拡散すると、比較的簡単なホッピングパタ
ーンで周波数がホップする拡散信号が生成される。この
結果、送信装置から送信される拡散信号に含まれる情報
の秘匿性を低くすることができる。
M系列の繰返し周期が変化する。例えば、拡散符号の符
号長を長くすれば、M系列の周期も長くなる。これによ
り、拡散符号のパターンがより複雑になるため、当該拡
散符号を用いて通信信号を拡散すれば、通信信号がより
複雑に拡散され、より複雑なホッピングパターンで周波
数がホップする拡散信号が生成される。この結果、送信
装置から送信される拡散信号に含まれる情報の秘匿性を
高めることができる。逆に、拡散符号の符号長を短くす
れば、M系列の周期も短くなる。これにより、拡散符号
のパターンがより簡単になるため、当該拡散符号を用い
て通信信号を拡散すると、比較的簡単なホッピングパタ
ーンで周波数がホップする拡散信号が生成される。この
結果、送信装置から送信される拡散信号に含まれる情報
の秘匿性を低くすることができる。
【0037】次に、ビューア300の構成について説明
する。ビューア300は、図4に示すように、送信装置
200から送信された拡散信号を受信する受信手段とし
ての受信アンテナ310と、受信した拡散信号について
逆拡散および復調を行い、元の通信信号を復元する受信
部320と、当該通信信号についてエラー訂正等を施す
と共に、通信信号に含まれる文字、画像、音声またはデ
ータ等の情報を当該通信信号から抽出する受信制御部3
30と、通信信号に基づいて表示切換等を制御する表示
制御部340と、液晶パネル等から構成され、通信信号
から抽出された文字、画像またはデータ等を表示する表
示部350と、通信信号から抽出された音声を出力する
スピーカ360と、受信制御部330に向けて符号長デ
ータを入力すると共に、表示制御部340に向けて表示
切換指令等を入力するための入力部370とを備えてい
る。
する。ビューア300は、図4に示すように、送信装置
200から送信された拡散信号を受信する受信手段とし
ての受信アンテナ310と、受信した拡散信号について
逆拡散および復調を行い、元の通信信号を復元する受信
部320と、当該通信信号についてエラー訂正等を施す
と共に、通信信号に含まれる文字、画像、音声またはデ
ータ等の情報を当該通信信号から抽出する受信制御部3
30と、通信信号に基づいて表示切換等を制御する表示
制御部340と、液晶パネル等から構成され、通信信号
から抽出された文字、画像またはデータ等を表示する表
示部350と、通信信号から抽出された音声を出力する
スピーカ360と、受信制御部330に向けて符号長デ
ータを入力すると共に、表示制御部340に向けて表示
切換指令等を入力するための入力部370とを備えてい
る。
【0038】さらに、受信部320は、図5に示すよう
に、受信アンテナ310により受信された拡散信号を増
幅する低雑音増幅器321と、増幅された拡散信号を逆
拡散して逆拡散信号を生成するときに用いられるダウン
コンバータ322と、逆拡散信号を復調して元の通信信
号を復元する復調器323と、ダウンコンバータ322
によって逆拡散信号を生成するときに使用する搬送波周
波数を可変に設定するPLL回路324とを備えてい
る。
に、受信アンテナ310により受信された拡散信号を増
幅する低雑音増幅器321と、増幅された拡散信号を逆
拡散して逆拡散信号を生成するときに用いられるダウン
コンバータ322と、逆拡散信号を復調して元の通信信
号を復元する復調器323と、ダウンコンバータ322
によって逆拡散信号を生成するときに使用する搬送波周
波数を可変に設定するPLL回路324とを備えてい
る。
【0039】また、受信制御部330には、拡散符号生
成回路331が設けられており、この拡散符号生成回路
331の入力側には入力部370が接続され、出力側は
PLL回路324に接続されている。この拡散符号生成
回路331は、低雑音増幅器321から出力された拡散
信号を逆拡散するための拡散符号を生成するものであ
る。なお、この拡散符号生成回路331の詳細な構成お
よび動作は、前述した送信装置200に設けられた拡散
符号生成回路241とほぼ同様である。但し、ビューア
300に設けられた拡散符号生成回路331の符号長設
定レジスタ385の入力側は、入力部370に接続され
ており、入力部370によって入力された符号長データ
が入力されるようになっている。
成回路331が設けられており、この拡散符号生成回路
331の入力側には入力部370が接続され、出力側は
PLL回路324に接続されている。この拡散符号生成
回路331は、低雑音増幅器321から出力された拡散
信号を逆拡散するための拡散符号を生成するものであ
る。なお、この拡散符号生成回路331の詳細な構成お
よび動作は、前述した送信装置200に設けられた拡散
符号生成回路241とほぼ同様である。但し、ビューア
300に設けられた拡散符号生成回路331の符号長設
定レジスタ385の入力側は、入力部370に接続され
ており、入力部370によって入力された符号長データ
が入力されるようになっている。
【0040】また、入力部370は、図1に示すよう
に、ビューアボディ301に配設された複数のスイッチ
を有している。拡散符号生成回路241の符号長設定レ
ジスタ385に符号長データを入力するときには、これ
らのスイッチを操作して行う。
に、ビューアボディ301に配設された複数のスイッチ
を有している。拡散符号生成回路241の符号長設定レ
ジスタ385に符号長データを入力するときには、これ
らのスイッチを操作して行う。
【0041】次に、ビューア300の動作について説明
する。まず、周波数ホッピング方式により拡散され、送
信装置200の送信アンテナ230から送信された拡散
信号は、ビューア300の受信アンテナ310により受
信される。そして、受信された拡散信号は、受信部32
0の低雑音増幅器321に入力され、低雑音増幅器32
1によって増幅される。さらに、増幅された拡散信号
は、ダウンコンバータ322に入力され、ダウンコンバ
ータ322、PLL回路324および拡散符号生成回路
331等によって逆拡散され、逆拡散信号に変換され
る。
する。まず、周波数ホッピング方式により拡散され、送
信装置200の送信アンテナ230から送信された拡散
信号は、ビューア300の受信アンテナ310により受
信される。そして、受信された拡散信号は、受信部32
0の低雑音増幅器321に入力され、低雑音増幅器32
1によって増幅される。さらに、増幅された拡散信号
は、ダウンコンバータ322に入力され、ダウンコンバ
ータ322、PLL回路324および拡散符号生成回路
331等によって逆拡散され、逆拡散信号に変換され
る。
【0042】即ち、ダウンコンバータ332に入力され
た拡散信号は、拡散符号生成回路331によって生成さ
れた拡散符号を用いて逆拡散され、逆拡散信号に変換さ
れる。さらに詳しく説明すると、拡散符号生成回路33
1の符号長設定レジスタ385には、入力部370によ
り入力された符号長データがセットされる。これによ
り、図6に示すように、拡散符号生成回路331を構成
するシフトレジスタ381、タップレジスタ382およ
び第2加算器384のビット数が設定される。これによ
り、拡散符号生成回路331により生成される拡散符号
の符号長は、入力部370により入力された符号長デー
タに基づいて変更可能に設定される。
た拡散信号は、拡散符号生成回路331によって生成さ
れた拡散符号を用いて逆拡散され、逆拡散信号に変換さ
れる。さらに詳しく説明すると、拡散符号生成回路33
1の符号長設定レジスタ385には、入力部370によ
り入力された符号長データがセットされる。これによ
り、図6に示すように、拡散符号生成回路331を構成
するシフトレジスタ381、タップレジスタ382およ
び第2加算器384のビット数が設定される。これによ
り、拡散符号生成回路331により生成される拡散符号
の符号長は、入力部370により入力された符号長デー
タに基づいて変更可能に設定される。
【0043】ここで、送信装置200から送信された拡
散信号は、送信装置200の拡散符号生成回路241に
より生成された拡散符号を用いて拡散されたものであ
る。従って、この拡散信号をビューア400が逆拡散し
て元の通信信号を復元するには、送信装置200の拡散
符号生成回路241により生成された拡散符号と同一の
拡散符号をビューア400の拡散符号生成回路331に
よって生成しなければならない。従って、受信者は、送
信装置200から伝送された情報を得るために、送信装
置200の拡散符号生成回路241により生成された拡
散符号と同一の拡散符号を拡散符号生成回路331によ
って生成できるような符号長データと加算符号を、入力
部370に入力する。
散信号は、送信装置200の拡散符号生成回路241に
より生成された拡散符号を用いて拡散されたものであ
る。従って、この拡散信号をビューア400が逆拡散し
て元の通信信号を復元するには、送信装置200の拡散
符号生成回路241により生成された拡散符号と同一の
拡散符号をビューア400の拡散符号生成回路331に
よって生成しなければならない。従って、受信者は、送
信装置200から伝送された情報を得るために、送信装
置200の拡散符号生成回路241により生成された拡
散符号と同一の拡散符号を拡散符号生成回路331によ
って生成できるような符号長データと加算符号を、入力
部370に入力する。
【0044】そして、拡散符号生成回路331により生
成された拡散符号は、PLL回路324に入力される。
これにより、拡散符号に対応して周波数が変化する信号
が、PLL回路324からダウンコンバータ322に向
けて出力される。そして、ダウンコンバータ322は、
PLL回路324から出力される信号に基づいて、低雑
音増幅器321から出力される拡散信号を逆拡散し、逆
拡散信号を生成する。
成された拡散符号は、PLL回路324に入力される。
これにより、拡散符号に対応して周波数が変化する信号
が、PLL回路324からダウンコンバータ322に向
けて出力される。そして、ダウンコンバータ322は、
PLL回路324から出力される信号に基づいて、低雑
音増幅器321から出力される拡散信号を逆拡散し、逆
拡散信号を生成する。
【0045】さらに、ダウンコンバータ322から出力
された逆拡散信号は、復調器323で復調され、受信制
御部330においてエラー訂正等が施され、元の通信信
号、即ち、送信装置200によって変調、拡散される前
の通信信号に変換される。そして、受信制御部330に
おいて、通信信号に含まれる文字、画像、音声またはデ
ータ等の情報が抽出され、文字、画像またはデータ等の
情報は表示部350へ、音声等の情報はスピーカ360
へそれぞれ出力される。
された逆拡散信号は、復調器323で復調され、受信制
御部330においてエラー訂正等が施され、元の通信信
号、即ち、送信装置200によって変調、拡散される前
の通信信号に変換される。そして、受信制御部330に
おいて、通信信号に含まれる文字、画像、音声またはデ
ータ等の情報が抽出され、文字、画像またはデータ等の
情報は表示部350へ、音声等の情報はスピーカ360
へそれぞれ出力される。
【0046】かくして、本実施形態によるビューアシス
テム100によれば、送信装置200の拡散符号生成回
路241によって生成される拡散符号の符号長を、パー
ソナルコンピュータ210から入力された符号長データ
に基づいて変更可能に設定する構成とすると共に、ビュ
ーア300の拡散符号生成回路331によって生成され
る拡散符号の符号長を、入力部370から入力された符
号長データに基づいて可変に設定する構成としたから、
送信装置200からビューア300に伝送する情報の秘
匿性に応じて、送信装置200およびビューア300の
それぞれの拡散符号の符号長を変更し、設定することが
できる。即ち、それぞれの拡散符号の符号長を長くすれ
ば、送信装置200からビューア300に伝送する情報
の秘匿性を高めることができ、それぞれの拡散符号の符
号長を短くすれば、送信装置200からビューア300
に伝送する情報の秘匿性を低くすることができる。従っ
て、送信者は、情報の秘匿性に応じて、その情報を伝送
する相手を容易に限定することができる。
テム100によれば、送信装置200の拡散符号生成回
路241によって生成される拡散符号の符号長を、パー
ソナルコンピュータ210から入力された符号長データ
に基づいて変更可能に設定する構成とすると共に、ビュ
ーア300の拡散符号生成回路331によって生成され
る拡散符号の符号長を、入力部370から入力された符
号長データに基づいて可変に設定する構成としたから、
送信装置200からビューア300に伝送する情報の秘
匿性に応じて、送信装置200およびビューア300の
それぞれの拡散符号の符号長を変更し、設定することが
できる。即ち、それぞれの拡散符号の符号長を長くすれ
ば、送信装置200からビューア300に伝送する情報
の秘匿性を高めることができ、それぞれの拡散符号の符
号長を短くすれば、送信装置200からビューア300
に伝送する情報の秘匿性を低くすることができる。従っ
て、送信者は、情報の秘匿性に応じて、その情報を伝送
する相手を容易に限定することができる。
【0047】例えば、図8に示すように、1台の送信装
置200と、3台のビューア300A,300B,30
0Cがある。そして、送信装置200に設けられた拡散
符号生成回路を構成するシフトレジスタ、タップレジス
タおよび加算器等はそれぞれ16ビットであり、従っ
て、生成可能な拡散符号の最大符号長は16ビットであ
る。一方、ビューア300Aに設けられた拡散符号生成
回路を構成するシフトレジスタ、タップレジスタおよび
加算器等はそれぞれ16ビットであり、従って、生成可
能な拡散符号の最大符号長は16ビットである。また、
ビューア300B,300Cに設けられた拡散符号生成
回路を構成するシフトレジスタ、タップレジスタおよび
加算器等はそれぞれ7ビットであり、従って、生成可能
な拡散符号の最大符号長は7ビットである。
置200と、3台のビューア300A,300B,30
0Cがある。そして、送信装置200に設けられた拡散
符号生成回路を構成するシフトレジスタ、タップレジス
タおよび加算器等はそれぞれ16ビットであり、従っ
て、生成可能な拡散符号の最大符号長は16ビットであ
る。一方、ビューア300Aに設けられた拡散符号生成
回路を構成するシフトレジスタ、タップレジスタおよび
加算器等はそれぞれ16ビットであり、従って、生成可
能な拡散符号の最大符号長は16ビットである。また、
ビューア300B,300Cに設けられた拡散符号生成
回路を構成するシフトレジスタ、タップレジスタおよび
加算器等はそれぞれ7ビットであり、従って、生成可能
な拡散符号の最大符号長は7ビットである。
【0048】今、秘匿性の高い情報を送信装置200か
らビューア300Aに向けて伝送する場合、送信装置2
00の拡散符号生成回路によって生成される拡散符号の
符号長を例えば16ビットに設定する。そして、ビュー
ア300Aの拡散符号生成回路によって生成される拡散
符号の符号長も16ビットに設定する。これにより、送
信装置200からビューア300Aに向けて情報を伝送
することができる。しかしながら、この場合、ビューア
300B,300Cの拡散符号生成回路で生成可能な拡
散符号の最大符号長は7ビットであるため、ビューア3
00B,300Cは、送信装置200から送信された情
報を得ることができない。このように、送信装置200
およびビューア300Aのそれぞれの拡散符号の符号長
を長く設定することにより、秘匿性の高い情報を、送信
装置200からビューア300Aのみに伝送することが
でき、情報の伝送相手を限定できる。
らビューア300Aに向けて伝送する場合、送信装置2
00の拡散符号生成回路によって生成される拡散符号の
符号長を例えば16ビットに設定する。そして、ビュー
ア300Aの拡散符号生成回路によって生成される拡散
符号の符号長も16ビットに設定する。これにより、送
信装置200からビューア300Aに向けて情報を伝送
することができる。しかしながら、この場合、ビューア
300B,300Cの拡散符号生成回路で生成可能な拡
散符号の最大符号長は7ビットであるため、ビューア3
00B,300Cは、送信装置200から送信された情
報を得ることができない。このように、送信装置200
およびビューア300Aのそれぞれの拡散符号の符号長
を長く設定することにより、秘匿性の高い情報を、送信
装置200からビューア300Aのみに伝送することが
でき、情報の伝送相手を限定できる。
【0049】また、秘匿性の低い情報を、送信装置20
0からビューア300A,300B,300Cに向けて
伝送する場合、送信装置200の拡散符号生成回路によ
って生成される拡散符号の符号長を例えば7ビットに設
定する。そして、ビューア300A,300B,300
Cのそれぞれの拡散符号生成回路によって生成される拡
散符号の符号長も7ビットに設定する。これにより、送
信装置200からビューア300A,300B,300
Cに向けて情報を伝送することができる。このように、
送信装置200およびビューア300Aのそれぞれの拡
散符号の符号長を短く設定することにより、秘匿性の低
い情報については、送信装置200からビューア300
A,300B,300Cにそれぞれ伝送することがで
き、情報を多くの相手に伝送できる。
0からビューア300A,300B,300Cに向けて
伝送する場合、送信装置200の拡散符号生成回路によ
って生成される拡散符号の符号長を例えば7ビットに設
定する。そして、ビューア300A,300B,300
Cのそれぞれの拡散符号生成回路によって生成される拡
散符号の符号長も7ビットに設定する。これにより、送
信装置200からビューア300A,300B,300
Cに向けて情報を伝送することができる。このように、
送信装置200およびビューア300Aのそれぞれの拡
散符号の符号長を短く設定することにより、秘匿性の低
い情報については、送信装置200からビューア300
A,300B,300Cにそれぞれ伝送することがで
き、情報を多くの相手に伝送できる。
【0050】また、本実施形態によるビューアシステム
100によれば、送信装置200側で設定した拡散符号
の符号長と、ビューア300側で設定した拡散符号の符
号長とが一致したときに限り、送信装置200からビュ
ーア300に情報を伝送することができる。従って、送
信装置200およびビューア300のそれぞれの拡散符
号の符号長を互いに一致させるか、異ならしめるかによ
って、送信装置200からビューア300に向けて情報
の伝送を許可するか禁止するかを切り換えることができ
る。これにより、送信者は、情報を伝送する相手を選択
でき、限定することができる。
100によれば、送信装置200側で設定した拡散符号
の符号長と、ビューア300側で設定した拡散符号の符
号長とが一致したときに限り、送信装置200からビュ
ーア300に情報を伝送することができる。従って、送
信装置200およびビューア300のそれぞれの拡散符
号の符号長を互いに一致させるか、異ならしめるかによ
って、送信装置200からビューア300に向けて情報
の伝送を許可するか禁止するかを切り換えることができ
る。これにより、送信者は、情報を伝送する相手を選択
でき、限定することができる。
【0051】さらに、本実施形態によるビューアシステ
ム100によれば、送信装置200の拡散符号生成回路
241(ビューア300の拡散符号生成回路331)に
符号長設定レジスタ385を設け、この符号長レジスタ
385により、シフトレジスタ381、タップレジスタ
382および第2加算器384のビット数を変更する構
成としたから、簡単な構成で拡散符号の符号長を容易に
変更することができる。
ム100によれば、送信装置200の拡散符号生成回路
241(ビューア300の拡散符号生成回路331)に
符号長設定レジスタ385を設け、この符号長レジスタ
385により、シフトレジスタ381、タップレジスタ
382および第2加算器384のビット数を変更する構
成としたから、簡単な構成で拡散符号の符号長を容易に
変更することができる。
【0052】なお、前記実施形態では、前記ビューア3
00の拡散符号生成回路331に設けられたシフトレジ
スタ381、タップレジスタ382を16ビットのレジ
スタにより構成する場合を例に挙げたが、本発明はこれ
に限らず、シフトレジスタ381、タップレジスタ38
2を、例えば、4ビットないし15ビットまたは17ビ
ット以上のレジスタで構成してもよい。加算器383,
384についても同様に、4ビットないし15ビットま
たは17ビット以上の加算器を用いてもよい。
00の拡散符号生成回路331に設けられたシフトレジ
スタ381、タップレジスタ382を16ビットのレジ
スタにより構成する場合を例に挙げたが、本発明はこれ
に限らず、シフトレジスタ381、タップレジスタ38
2を、例えば、4ビットないし15ビットまたは17ビ
ット以上のレジスタで構成してもよい。加算器383,
384についても同様に、4ビットないし15ビットま
たは17ビット以上の加算器を用いてもよい。
【0053】また、前記実施形態では、拡散符号の一例
としてM系列符号から得られる拡散RS符号を用いる場
合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、M系列以外
のPN符号、例えば、ゴールド符号、バーカ符号等を拡
散符号として用いてもよい。例えば、ゴールド符号を拡
散符号として用いる場合、ゴールド符号は、ビット数の
等しい2種類のM系列出力について排他的論理和の加算
を行うことにより得られるため、2種類のM系列符号の
ビット数を変更するようにすればよい。
としてM系列符号から得られる拡散RS符号を用いる場
合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、M系列以外
のPN符号、例えば、ゴールド符号、バーカ符号等を拡
散符号として用いてもよい。例えば、ゴールド符号を拡
散符号として用いる場合、ゴールド符号は、ビット数の
等しい2種類のM系列出力について排他的論理和の加算
を行うことにより得られるため、2種類のM系列符号の
ビット数を変更するようにすればよい。
【0054】また、前記実施形態では、周波数ホッピン
グ方式を用いて通信信号(変調信号)拡散信号に拡散
し、拡散信号を元の通信信号に逆拡散する場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、直接拡散方式
を用いてもよい。
グ方式を用いて通信信号(変調信号)拡散信号に拡散
し、拡散信号を元の通信信号に逆拡散する場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、直接拡散方式
を用いてもよい。
【0055】また、前記実施形態では、送信装置200
とビューア300との間の情報の伝送を無線によって行
うものとして述べたが、本発明はこれに限らず、送信装
置200とビューア300を同軸ケーブルや光ファイバ
ーによって接続し、同軸ケーブルや光ファイバーを介し
て情報の伝達を行う構成としてもよい。
とビューア300との間の情報の伝送を無線によって行
うものとして述べたが、本発明はこれに限らず、送信装
置200とビューア300を同軸ケーブルや光ファイバ
ーによって接続し、同軸ケーブルや光ファイバーを介し
て情報の伝達を行う構成としてもよい。
【0056】また、前記実施形態では、送信装置200
の送信ユニット220をパーソナルコンピュータ210
に接続する構成を例に挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、送信ユニット220をパーソナルコンピュータ21
0内に設けてもよい。
の送信ユニット220をパーソナルコンピュータ210
に接続する構成を例に挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、送信ユニット220をパーソナルコンピュータ21
0内に設けてもよい。
【0057】さらに、前記実施形態では、スペクトラム
拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置の一例と
してビューアシステム100を例に挙げたが、本発明は
これに限らず、音声を伝達する通信システムやデータ伝
送を行う通信システム等、種々の通信システムに適用す
ることができる。
拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置の一例と
してビューアシステム100を例に挙げたが、本発明は
これに限らず、音声を伝達する通信システムやデータ伝
送を行う通信システム等、種々の通信システムに適用す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1の発明に
よれば、符号長設定手段によって、スペクトラム拡散通
信方式によって通信信号を拡散するときに用いる拡散符
号の符号長を変更可能に設定する構成としたから、スペ
クトラム拡散送信装置により送信する通信信号に含まれ
る情報の秘匿性に応じて、拡散符号の符号長を変更する
ことができ、この通信信号に含まれる情報を送信する相
手を、その情報の秘匿性に応じて限定することができ
る。
よれば、符号長設定手段によって、スペクトラム拡散通
信方式によって通信信号を拡散するときに用いる拡散符
号の符号長を変更可能に設定する構成としたから、スペ
クトラム拡散送信装置により送信する通信信号に含まれ
る情報の秘匿性に応じて、拡散符号の符号長を変更する
ことができ、この通信信号に含まれる情報を送信する相
手を、その情報の秘匿性に応じて限定することができ
る。
【0059】請求項2の発明によれば、拡散手段に、最
大n(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成
するnビットのシフトレジスタを設け、符号長設定手段
を、前記シフトレジスタのビット数を減少させることに
よりM系列符号の符号長を変更する構成としたから、拡
散符号の符号長を容易に変更することができ、スペクト
ラム拡散送信装置の構成を簡単化することができる。
大n(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生成
するnビットのシフトレジスタを設け、符号長設定手段
を、前記シフトレジスタのビット数を減少させることに
よりM系列符号の符号長を変更する構成としたから、拡
散符号の符号長を容易に変更することができ、スペクト
ラム拡散送信装置の構成を簡単化することができる。
【0060】請求項3の発明によれば、符号長設定手段
によって、スペクトラム拡散通信方式によって拡散信号
を逆拡散するときに用いる拡散符号の符号長を変更可能
に設定する構成としたから、拡散信号を逆拡散するとき
に用いる拡散符号の符号長を、送信側で拡散信号を生成
するときに用いた拡散符号の符号長と一致するように設
定すれば、受信した拡散信号から元の通信信号を復元す
ることができる。逆に、拡散信号を逆拡散するときに用
いる拡散符号の符号長を、送信側で拡散信号を生成する
ときに用いた拡散符号の符号長と異なるように設定すれ
ば、受信した拡散信号から元の通信信号が復元するのを
禁止することができる。従って、情報の秘匿性の程度等
によって拡散符号の符号長を変更すれば、情報の秘匿性
の程度等によって、その情報を伝送する相手を限定する
ことができる。
によって、スペクトラム拡散通信方式によって拡散信号
を逆拡散するときに用いる拡散符号の符号長を変更可能
に設定する構成としたから、拡散信号を逆拡散するとき
に用いる拡散符号の符号長を、送信側で拡散信号を生成
するときに用いた拡散符号の符号長と一致するように設
定すれば、受信した拡散信号から元の通信信号を復元す
ることができる。逆に、拡散信号を逆拡散するときに用
いる拡散符号の符号長を、送信側で拡散信号を生成する
ときに用いた拡散符号の符号長と異なるように設定すれ
ば、受信した拡散信号から元の通信信号が復元するのを
禁止することができる。従って、情報の秘匿性の程度等
によって拡散符号の符号長を変更すれば、情報の秘匿性
の程度等によって、その情報を伝送する相手を限定する
ことができる。
【0061】請求項4の発明によれば、逆拡散手段に、
最大n(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生
成するnビットのシフトレジスタを設け、前記符号長設
定手段を、前記シフトレジスタのビット数を減少させる
ことにより、M系列符号の符号長を変更する構成とした
から、拡散符号の符号長を容易に変更することができ、
スペクトラム拡散受信装置の構成を簡単化することがで
きる。
最大n(nは2以上の自然数)ビットのM系列符号を生
成するnビットのシフトレジスタを設け、前記符号長設
定手段を、前記シフトレジスタのビット数を減少させる
ことにより、M系列符号の符号長を変更する構成とした
から、拡散符号の符号長を容易に変更することができ、
スペクトラム拡散受信装置の構成を簡単化することがで
きる。
【図1】本発明の実施形態によるビューアシステムを示
す全体図である。
す全体図である。
【図2】本発明の実施形態による送信装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の実施形態による送信装置のパーソナル
コンピュータ、送信制御部、送信部および送信アンテナ
を示すブロック図である。
コンピュータ、送信制御部、送信部および送信アンテナ
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態による受信装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本発明の実施形態による受信部、受信制御部お
よび入力部を示すブロック図である。
よび入力部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態による拡散符号生成回路を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態による拡散符号生成回路に設
けられたシフトレジスタおよび符号長設定レジスタ等を
示すブロック図である。
けられたシフトレジスタおよび符号長設定レジスタ等を
示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態において、送信装置とビュー
アとの通信を説明するためのブロック図である。
アとの通信を説明するためのブロック図である。
100 ビューアシステム 200 送信装置(スペクトラム拡散送信装置) 210 パーソナルコンピュータ 230 送信アンテナ(送信手段) 240 送信制御部 241 拡散符号生成回路(符号長設定手段) 250 送信部(拡散手段) 300 ビューア(スペクトラム拡散受信装置) 310 受信アンテナ(受信手段) 320 受信部(逆拡散手段) 330 受信制御部 331 拡散符号生成回路(符号長設定手段) 370 入力部 381 シフトレジスタ 382 タップレジスタ 383,384 加算器 385 符号長設定レジスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 通信信号をスペクトラム拡散通信方式に
より拡散して送信するスペクトラム拡散送信装置であっ
て、 スペクトラム拡散通信方式によって前記通信信号を拡散
するときに用いる拡散符号の符号長を、変更可能に設定
する符号長設定手段と、 前記符号長設定手段によって設定された符号長の拡散符
号を用いて、スペクトラム拡散通信方式により前記通信
信号を拡散し、拡散信号を生成する拡散手段と、 前記拡散手段により生成された拡散信号を送信する送信
手段とを備えたスペクトラム拡散送信装置。 - 【請求項2】 前記拡散手段は、最大n(nは2以上の
自然数)ビットのM系列符号を生成するnビットのシフ
トレジスタを備え、 前記符号長設定手段は、前記シフトレジスタのビット数
を減少させることによりM系列符号の符号長を変更する
ものである請求項1に記載のスペクトラム拡散送信装
置。 - 【請求項3】 通信信号をスペクトラム拡散通信方式に
よって拡散することにより生成された拡散信号を受信
し、この拡散信号を逆拡散して前記通信信号を得るスペ
クトラム拡散受信装置であって、 前記拡散信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した拡散信号をスペクトラム拡
散通信方式によって逆拡散するときに用いる拡散符号の
符号長を、変更可能に設定する符号長設定手段と、 前記符号長設定手段によって設定された符号長の拡散符
号を用いて、前記受信手段により受信した拡散信号をス
ペクトラム拡散通信方式により逆拡散し、元の前記通信
信号を得る逆拡散手段とを備えてなるスペクトラム拡散
受信装置。 - 【請求項4】 前記逆拡散手段は、最大n(nは2以上
の自然数)ビットのM系列符号を生成するnビットのシ
フトレジスタを備え、 前記符号長設定手段は、前記シフトレジスタのビット数
を減少させることにより、M系列符号の符号長を変更す
るものである請求項3に記載のスペクトラム拡散受信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230812A JPH1174864A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | スペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9230812A JPH1174864A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | スペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1174864A true JPH1174864A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16913667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9230812A Pending JPH1174864A (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | スペクトラム拡散送信装置およびスペクトラム拡散受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1174864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9285161B2 (en) | 2012-02-21 | 2016-03-15 | Whirlpool Corporation | Refrigerator with variable capacity compressor and cycle priming action through capacity control and associated methods |
US9618246B2 (en) | 2012-02-21 | 2017-04-11 | Whirlpool Corporation | Refrigeration arrangement and methods for reducing charge migration |
-
1997
- 1997-08-27 JP JP9230812A patent/JPH1174864A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9285161B2 (en) | 2012-02-21 | 2016-03-15 | Whirlpool Corporation | Refrigerator with variable capacity compressor and cycle priming action through capacity control and associated methods |
US9618246B2 (en) | 2012-02-21 | 2017-04-11 | Whirlpool Corporation | Refrigeration arrangement and methods for reducing charge migration |
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