JPH1173426A - 文章照合装置 - Google Patents

文章照合装置

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JPH1173426A
JPH1173426A JP9235148A JP23514897A JPH1173426A JP H1173426 A JPH1173426 A JP H1173426A JP 9235148 A JP9235148 A JP 9235148A JP 23514897 A JP23514897 A JP 23514897A JP H1173426 A JPH1173426 A JP H1173426A
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JP
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Application number
JP9235148A
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English (en)
Inventor
Makoto Tokita
誠 時田
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TOKKYO JOHO SHUPPAN KK
Original Assignee
TOKKYO JOHO SHUPPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする文章をより簡単な作業で照合する
ことのできる文章照合装置を実現すること。 【解決手段】 照合の元となる文章を装置に入力すると
キーワードが抽出される。これに関連するキーワードも
抽出できる。これらを必要に応じて照合ウィンドウ10
1に取り込み、対象となる文章について照合する。この
結果は、基本ワード単位のグループの照合率として演算
される。照合率葉対応する文章と共に目次欄102の下
の枠内に表示される。したがって、文章のキーワードを
直接指定することなく、所望の文章が照合率と共に抽出
され表示されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイやプリ
ンタといった視覚的な表示装置を使用して文章をグラフ
ィカルに照合するための文章照合装置に係わり、例えば
特許情報を表わした特許公報のように多趣雑多な技術内
容の文書あるいは文章の中から目的とする記載内容の文
書あるいは文章を探し出したり、所有している複数の文
章情報を特定の情報との関連で再整理するような場合に
好適な文章照合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】個人あるいは団体が所有し、あるいはア
クセスすることのできる情報は日に日に増大している。
【0003】図22は、一例として特許文献に代表され
る技術文献の媒体の種類の利用の変化を時間と共に表わ
したものである。この図で縦軸は各媒体の件数の割合を
表わし、横軸は過去、現在および将来にわたっての時間
の経過を表わしている。一昔前までは情報の記録媒体と
しては紙201が独占的に使用されたが、例えば特許公
報がコンパクトディスク(CD)化されたようなある時
点から情報をCD−ROM(リード・オンリ・メモリ)
等の記憶媒体202に高密度に格納して利用するように
なってきている。図で縦線203は現時点を表わしてい
る。LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続され
た情報機器、WWW(ワールドワイドウェブ)、あるい
は多チャンネルのテレビ放送や文字放送を利用すること
で、通信204が新たな情報の入手のための媒体として
大きく台頭してきている。将来はこのような通信204
という手段によって、地域や場所に限定されず無限に近
い情報を居ながらに取得することができるようになるも
のと思われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように情報が氾濫
している時代では、必要な情報を選択し管理することが
必須となってくる。しかも膨大な情報から必要な情報を
選り分ける際にも、迅速さと正確さが従来にも増して必
要とされるようになっている。
【0005】例えば企業で製品の開発を行っている場合
には、開発している技術の内容が他の会社あるいは他人
の権利を侵害するものであるかどうかを毎月のようにチ
ェックする必要がある。この際には、自社が開発してい
る技術の内容を特定して、第三者の権利がその内容と一
致するかどうかの照合作業が行われることが多い。従来
では、このための適切なキーワードの抽出と、抽出した
キーワードを使用した文章または文献(以下、単に文章
という。)の照合作業に多くの時間を要することになっ
た。
【0006】そこで本発明の目的は、目的とする文章を
より簡単な作業で照合することのできる文章照合装置を
提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、情報の氾濫する現代
または将来により有効な情報管理を行うことのできる文
章照合装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)照合の元となる文章を入力する文章入力手段
と、(ロ)この文章入力手段によって入力された文章か
らキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、(ハ)
このキーワード抽出手段によって抽出されたキーワード
を用いて照合の対象となるそれぞれの文章についてキー
ワードとの一致の割合としての照合率を算出する照合率
算出手段と、(ニ)この照合率算出手段によって算出さ
れた照合率を照合の対象となった各文章ごとに表示する
文章単位照合率表示手段とを文章照合装置に具備させ
る。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、文章入
力手段から照合の元となる文章を入力すれば、これを基
にしてキーワード抽出手段がキーワードを抽出し、この
抽出された1または複数のキーワードを使用して照合の
対象となるそれぞれの文章についてこれらのキーワード
との一致の割合を示す照合率を算出するようにしてい
る。そして、文章単位照合率表示手段は、文章単位でこ
れらの照合率を表示するようにしたので、装置の操作者
は単に照合の基となる文章を選択するだけでこれに対応
する文章を簡単に拾い出すことができ、例えばある研究
テーマにもっとも関連する特許情報のような対応する内
容の文章を簡単に見つけ出すことができる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
文章照合装置で、キーワードは、照合の元となる文章に
ついて予め選定した第1のキーワードと、これら選定し
た第1のキーワードがその文章中で直前に配置されてい
る前方隣接ワードと直後に配置されている後方隣接ワー
ドとに挟まれている照合の元となる文章についての新た
なワードとしての第2のキーワードとの双方を含むもの
であり、照合率算出手段はこれら第1および第2のキー
ワードを使用して照合率を算出するものであることを特
徴としている。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
キーワードを基にして文章中で直前に配置されている前
方隣接ワードと直後に配置されている後方隣接ワードと
に挟まれている照合の元となる文章についての新たなワ
ードとしての第2のキーワードを生成し、これら2種類
のキーワードを使用して文章の照合を行うことにしてい
るので、同義語等の関連語が新たに照合の対象となり、
操作者に負担をかけることなく信頼性の高い照合を行う
ことができる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
文章照合装置で、第1のキーワードは、照合の元となる
文章と対になった用語として選択可能な形で予め所定の
記憶領域に格納されており、かつこれら第1のキーワー
ドはそれらを構成する先頭の1文字を前半のコード情報
と後半のコード情報とに分けたときのこれらのコード情
報を組み合わせたファイル名のファイルにそれぞれ格納
されていることを特徴としている。
【0013】このように第1のキーワードのそれぞれの
格納場所をキーワードの先頭の文字のコード情報を用い
たファイル名とすることで、インデックスの作成を不要
とし、文章照合装置の管理を単純化することができる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
文章照合装置で、第1のキーワードは、(イ)照合の元
となる文章と対になった用語として選択可能な形で予め
所定の記憶領域に格納されており、キーワードが入力さ
れたときこれが第1のキーワードと一致するか否かを表
示する第1のキーワード選択可否表示手段と、(ロ)こ
のキーワード選択可否表示手段が第1のキーワードと一
致していないことを表示したとき第1のキーワードの候
補となる他のキーワードの入力を行わせるキーワード再
入力手段とを具備することを特徴としている。
【0015】すなわち請求項4記載の発明では、例えば
記憶媒体ごとにそれに格納された文章の内容に応じて第
1のキーワードを用意しているような場合、これ以外の
キーワードを指定したときにそれが無効であることを表
示するようにすれば、他の候補となるキーワードをこれ
に代わって入力することができ、信号作業に支障をきた
さないようになる。
【0016】請求項5記載の発明では、(イ)検索のた
めのキーワードのうちの第1のキーワードを配置する第
1のキーワード配置欄と、この第1のキーワード配置欄
にそれぞれ配置される第1のキーワードに対して必要に
応じて補助となる第2のキーワードを対応付けて配置す
る第2のキーワード配置欄とを行と列との関係で表示す
る照合フレーム表示手段と、(ロ)この照合フレーム表
示手段によって表示された第1のキーワード配置欄にそ
れぞれ第1のキーワードを入力する第1のキーワード入
力手段と、(ハ)照合フレーム表示手段によって表示さ
れた第2のキーワード配置欄に特定の第1のキーワード
のみに対応つけて第2のキーワードを入力する第2のキ
ーワード入力手段と、(ニ)第1のキーワードとそれに
対応する第2のキーワードを1つのグループとしたとき
の、同一グループ内のいずれかのキーワードが照合対象
となる文書に対して一致するか否かをグループ別に独立
して判別する照合手段と、(ホ)グループ内の少なくと
も1つのキーワードが照合手段によって一致したときを
そのグループが照合についてヒットしたものとして、全
グループについてのヒットの割合を照合率として算出す
る照合率算出手段とを文章照合装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項5記載の発明では、第1の
キーワード配置欄に第1のキーワードをそれぞれ独立し
たキーワードとして配置すると共に、これら配置される
第1のキーワードのそれぞれに必要に応じて第2のキー
ワードを配置できるように第2のキーワード配置欄を設
けることにした。そして、第1のキーワードとそれに対
応する第2のキーワードを1つのグループとしたとき
の、同一グループ内のいずれかのキーワードが照合対象
となる文書に対して一致するか否かをグループ別に独立
して判別することにして、照合率を算出し、第1のキー
ワードと第2のキーワードの特性を考慮した照合率の算
出ができるようにしている。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
文章照合装置で第1のキーワード配置欄に第1のキーワ
ードを配置した状態で、第2のキーワード入力手段は、
これら第1のキーワードが直前に配置されている前方隣
接ワードと直後に配置されている後方隣接ワードとに挟
まれている照合の元となる文章についての新たなワード
としての第2のキーワードを抽出して入力することを特
徴としている。
【0019】すなわち請求項6記載の発明では、請求項
2記載の発明と同様の第2のキーワードを使用すること
で、照合率の信頼性を向上させている。
【0020】請求項7記載の発明では、(イ)照合対象
に近い複数の文章を選別する複数文章選別手段と、
(ロ)この複数文章選別手段によって選別されたそれぞ
れの文章からそれらの内容を特定するキーワードをそれ
ぞれ抽出するキーワード抽出手段と、(ハ)このキーワ
ード抽出手段によって抽出された各文章ごとのキーワー
ドの中から共通する関連性の強いキーワードを抽出する
キーワード最適化手段と、(ニ)このキーワード最適化
手段によって抽出されたキーワード用いて照合の対象と
なる文章について照合を行う照合手段とを文章照合装置
に具備させる。
【0021】すなわち請求項7記載の発明では、照合対
象に近い複数の文章からキーワードを抽出してこれらの
中から共通する関連性の強いキーワードを抽出すること
で、操作者に負担をかけることなく、より適切なキーワ
ードの抽出を可能としている。
【0022】請求項8記載の発明では、(イ)複数の文
章を特定のキーワードと照合して、それぞれのキーワー
ドのヒットした率としての照合率を算出する照合率算出
手段と、(ロ)これらの文章を照合率に応じてあらかじ
め用意したフォルダに振り分けることで、これらの文章
を照合率に合った格納場所に格納する文章格納振分手段
とを文章照合装置に具備させる。
【0023】すなわち請求項8記載の発明では、複数の
文章を特定のキーワードと照合して、それぞれのキーワ
ードのヒットした率としての照合率を算出し、これによ
って的を絞ったキーワードを使用して、例えば多量の文
章について照合率を求め、これらを照合率に応じたフォ
ルダに区分けして格納することで、これらの文章の効率
的な活用が可能になる。また、定期的にこのような照合
とフォルダへの振分を行うことで、表示変化する各種文
章を必要度に応じて管理することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例における文章照合
装置の構成を表わしたものである。この文章照合装置
は、パーソナルコンピュータ本体11と、これにデータ
の入力を行なうキーボード12およびポインティング・
デバイスとしてのマウス13と、所定のデータを出力す
るためのプリンタ14やディスプレイ(モニタ)15か
ら構成されている。パーソナルコンピュータ本体11
は、図示しないが磁気ディスクを内蔵しており、ここに
本実施例の文章照合装置を実現するための処理手順を示
すプログラムが格納されている。また、フロッピーディ
スクドライバ17やCDドライバ18を備えている。こ
れらのシステム構成装置を載置した机21の上には、検
索対象としての特許情報照合用CD−ROM22が載置
されている。
【0027】なお、本実施例では照合用のプログラムや
照合用の文章データをCD−ROM22に格納したもの
として説明するが、光ディスク等の他の記憶媒体であっ
てもよいし、これらのプログラムあるいは文章は通信に
よって随時あるいはそのたびに取得されるものであって
もよい。
【0028】このように本実施例の文章照合装置は、特
許情報の検索を行なうためのシステムとして構成されて
いるが、操作者が図示しない医学情報照合用CD−RO
Mを使用するとすれば、この文章照合装置は医学情報の
検索システムとして直ちに利用することができる。すな
わち、本実施例の特許情報照合用CD−ROM22ある
いは図示しない医学情報照合用CD−ROMはそれぞれ
照合用の処理手順(プログラム)を格納する領域を有し
ており、パーソナルコンピュータ本体11はCDドライ
バ18によってこの領域に格納された処理手順を読み出
して実行することで、同一のCD−ROMに格納された
特許情報等の情報の検索を可能にしている。
【0029】図2は、パーソナルコンピュータ本体の回
路構成の概要を表わしたものである。このパーソナルコ
ンピュータ本体11はCPU31を搭載している。CP
U31は、データバス等のバス32を介して装置内の各
部と接続されている。このうちROM33はこのコンピ
ュータ本体を初期的に立ち上げるためのプログラムやそ
の他の固定的なデータを格納したリード・オンリ・メモ
リである。RAM34は、実行すべきプログラムやその
プログラムの実行時に必要となる各種データを一時的に
格納するランダム・アクセス・メモリである。入力回路
35はデータの入力を行なうための回路であり、本実施
例ではマウス13を接続したキーボード12と接続され
ている。装置によってはマウス13が入力回路35に直
接接続される形態をとっていてもよい。また、マウス1
3以外に他のポインティング・デバイスが使用されるも
のであってもよい。
【0030】磁気ディスクドライバ37は、磁気ディス
ク38にデータを書き込んだり読み出すための制御回路
である。ここで磁気ディスク38には、例えば各種制御
のためのプログラムが格納されている。フロッピーディ
スクドライバ17は、フロッピーディスク39に対して
データを書き込んだり読み出すための制御回路である。
本実施例では例えば検索結果をフロッピーディスクに格
納することができる。CDドライバ18は特許情報照合
用CD−ROM22等のCDからデータの読み出しを行
なうようになっている。ディスプレイドライバ41はデ
ィスプレイ15に表示用のデータを入力する回路であ
る。プリンタドライバ42はプリンタ14の制御を行な
うための回路である。
【0031】図3は、本実施例の特許情報照合用CD−
ROMのデータ格納状態を原理的に表わしたものであ
る。特許情報照合用CD−ROM22には、特許公報と
しての情報をデータ化した特許公報データベース51が
主とし格納されているが、その一部の領域には、ワード
処理用付属データ52が格納されている。本実施例でワ
ード処理用付属データ52とは、特許公報データベース
51を検索するために用意したプログラムと、後に説明
する長語を分解するためのワード(長語分離用ワード)
から構成されている。このように特許情報照合用CD−
ROM22ごとにワード処理用付属データ52が付属し
ている。したがって、オペレータがこの特許情報照合用
CD−ROM22を図1に示したパーソナルコンピュー
タ本体11あるいは他のどんな形式のコンピュータで
も、それらのCDドライバにセットすれば、特別の追加
的なプログラムを必要とすることなく、ワード処理を行
なうことができる。すなわち、コンピュータおよびその
周辺機器を直ちに特別の文章照合装置として構成するこ
とができる。
【0032】もちろん、本実施例と異なり、特許情報照
合用CD−ROM22には特許公報データベース51の
みを格納することも可能である。この場合には、ワード
処理用付属データ52は例えば他のCD−ROMあるい
はフロッピーディスクからパーソナルコンピュータ本体
11に予めインストールしておき、これを磁気ディスク
38に格納することにより、同様の文章照合装置を構築
することが可能である。
【0033】図4は、本実施例の文章照合装置でCD−
ROMをパーソナルコンピュータ本体にセットした際の
処理の様子を表わしたものである。図2に示したCPU
31は、CDドライバ18に新たなCDがセットされる
のを監視している(ステップS101)。特許情報照合
用CD−ROM22がこれにセットされると(Y)、C
PU31は直前にセットされたCD−ROMと同一であ
るかどうかのチェックを行なう(ステップS102)。
これは、全く同一シリーズの特許情報照合用CD−RO
M22が相次いでセットされる状況が存在しうる点に着
目して、ワード処理用付属データ52が同一のものであ
れば、その格納の作業を省略することで処理の高速化を
図るためのものである。ワード処理用付属データ52が
同一のものであるかどうかは特許情報照合用CD−RO
M22に格納されている識別情報を照合することによっ
て行なうことができる。
【0034】同一プログラムの特許情報照合用CD−R
OM22でなければ、ワード処理用付属データ52がC
Dドライバ18によって読み出され、その内容がRAM
34に格納される(ステップS103)。磁気ディスク
38に格納されてもよい。CPU31は、RAM34に
格納されたワード処理用のプログラムを実行して(ステ
ップS104)、オペレータの希望するワード処理を行
なうことになる。これに対して、ワード処理用付属デー
タ52が前回のものと同一である場合には(ステップS
103;Y)、ワード処理用の同一のプログラムがすで
に読み込まれているので、その実行が直ちに可能になる
(ステップS104)。
【0035】図5ないし図15は、本実施例の文章照合
装置による文章の照合の作業の一例を表わしたものであ
る。これについて順を追って説明する。
【0036】図5は、図3で示した本実施例の特許情報
照合用CD−ROMを図1に示したCDドライバにセッ
トした状態でディスプレイに表示される画面を表わした
ものである。ディスプレイ15には、特許情報照合用C
D−ROM22から読み込んだデータ等を一時的に格納
する作業領域をハードディスク上で指定するためのメッ
セージが表示されている。
【0037】図6は、照合の対象となるとなる文章を格
納したフォルダを指定している様子を表わしている。図
7は、この中の具体的な複数の公報が収容された場所が
選択された様子を表わしている。ここでは、"a"という
ホルダに、例えば公開された特許情報が格納されてい
る。
【0038】図8は、照合対象を確認するためのメッセ
ージが表示された様子を表わしたものである。例えば照
合対象となる公開公報が選択されると、この図8に示す
ようなメッセージがディスプレイ15上に表示され、オ
ペレータは照合開始を示す「OK」ボタンを押すか、照
合のための処理をキャンセルする「キャンセル」ボタン
を押すことになる。
【0039】図9は、照合開始を示す「OK」ボタンが
押された場合のディスプレイ上の初期画面を表わしたも
のである。ここには「照合」のための照合ウィンドウ1
01が表示される。この照合ウィンドウ101は、目次
欄102、照合ワード欄103およびワード欄104か
ら構成されている。ここで、目次欄102は、照合ワー
ド欄の右端上部に存在する「スライス値」を越えた照合
率の文献をそれらの照合率と共に表示する欄である。照
合ワード欄103には、初期的に選び出されたキーワー
ドとしての基本ワードと、これら基本ワードのいずれか
から派生したキーワードとしての補助ワードが配置され
るようになっている。一番下のワード欄104には、特
許情報照合用CD−ROM22に予め用意されたキーワ
ードとしての「基本ワード」と、文章をワードに分解し
た場合のこれら基本ワードの直前に隣接する「前方隣接
ワード」と、同じく文章をワードに分解した場合のこれ
ら基本ワードの直後に隣接する「後方隣接ワード」と、
これら「前方隣接ワード」と「後方隣接ワード」に挟ま
れたワードとしての「関連ワード」が配置されるように
なっている。これらについては、後に詳細に説明する。
【0040】照合ウィンドウ101の上部に配置された
バーには、各種の作業内容を示すボタンが示されてい
る。ここで「文章入力」というボタンは、照合の元とな
る文章を入力するときに使用されるものである。
【0041】図10は、照合の元となる文章を入力する
文章入力ボタンを選択した場合の、ディスプレイの表示
内容の一例を表わしたものである。ディスプレイ15に
は、照合の元となる文章を入力する領域111が設定さ
れている。文章を入力するには、大きく分けると、キ
ーボードから直接入力する手法や、どこかの文章をデ
ィスプレイ上で読み出して、照合の元となる文章から所
望の領域を切り取る手法と、ファイルを指定してその
中の文章を照合の対象とする手法が存在している。この
例では、文章を入力する領域111に「構造が簡単で…
…形成する技術。」という具体的な文章を、前記したい
ずれかの手法で入力することになる。
【0042】このようにして文章の入力が終了したら、
文章照合装置側では「ワード切り出しボタン」112を
押してワードの切り出しを行う。ここで、ワードの切り
出しとは、文章中の1つまたは複数の連続した「平仮
名」の部分を識別して、それらの部分を順次1つのカン
マ(,)に置き換えることでカンマで区切られたワード
を抽出することをいう。切り出されたワードは、「あ
り」と示された領域113に抽出される。
【0043】図11は、「あり」と示された領域にワー
ドが抽出された状態を示している。このように照合の元
となる文章からワードが抽出されても、それぞれらすべ
てが適切なキーワードとなるわけではない。そこでオペ
レータは、この中から図9に示した照合ワード欄103
の「基本ワード」欄へ転記すべきワードを選択する。図
11で白抜きの文字で示された3つのワードは、このよ
うに基本ワードとして適するものとして選択されたもの
である。
【0044】図12は、このような基本ワードが「照
合」というウィンドウの「基本ワード」の個所に転記さ
れた状態の一例を表わしている。更に、この図12で
は、転記された基本ワードの中から、「握」という基本
ワードに対する関連ワードを求める作業も示している。
基本ワードが転記されたら、オペレータはそれらの基本
ワードを単独で照合に使用することもできるし、特定の
基本ワードについては更に補助的なワードとしての補助
ワードを探し出して「補助ワード」欄に転記することも
できる。この転記作業を実行するためには、まず前記し
た「握」という基本ワードを、ワード欄104の上部に
位置する枠121にコピーする。すると、この「握」と
いう漢字を基本ワードの先頭に配置したキーワードの一
覧が「基本ワード」欄122に表示される。これらの基
本ワードは、特許情報照合用CD−ROM22に予め用
意されたキーワードであり、例えば「握」という漢字が
先頭にあるキーワードについては、この「握」という漢
字の前半のコードと後半のコードによって組み合わされ
たファイル名のファイルに格納されるようになってい
る。
【0045】これらの「基本ワード」の中から必要なも
のについては、更に、対応する基本ワードとオア(O
R)をとって照合を行うための「補助ワード」を抽出す
ることができる。このような抽出作業を行うためには、
該当する基本ワードをポインティングデバイスとしての
マウス13でダブルクリックする。この例では「握り
棒」という基本ワードに対する関連ワードの抽出が行わ
れている。すなわち、この「握り棒」という基本ワード
の前方隣接ワードと後方隣接ワードがそれぞれ抽出さ
れ、これらによって前後を挟まれるワードが関連ワード
として抽出される。この例では、「収穫作業」というワ
ードと、「カゴ」というワードが抽出されている。
【0046】図13は、抽出された2つのワードの中か
ら「収穫作業」というワードをクリックして「補助ワー
ド」の欄に配置した状態を表わしたものである。この
後、前記した「スライス値」を所望のレベルに設定して
照合ボタン126を押すと、先に説明した100件の対
象公報のなかで基本ワードおよび補助ワードを使用した
照合作業が実行される。この結果は、目次欄102に該
当件数と共に照合率と、該当する公報の番号等が表示さ
れる。
【0047】図14は、目次欄に表示された公報のなか
から所望のものをマウスでクリックしたときにディスプ
レイに表示される内容を表わしたものである。このよう
にディスプレイ15には、特許分類、発明の名称、出願
人等の書誌的事項や、その公報の概要を示す要約、代表
的な図面としての選択図および代表的な権利請求の範囲
を示す特許請求の範囲が表示される。もちろん、これら
以外の内容を表示するようにカスタマイズされたもので
あってもよい。
【0048】図15は、図14に表示された内容の一部
としての選択図を拡大して表示した状態を示している。
拡大率は他の記載事項のうちの同時に参照図べき内容
(この場合には符号を複写した特許請求の範囲)を並行
してみれるような最大サイズに自動的に調整するような
ものであってもよいし、オペレータがその都度自由に調
整できるようなものであってもよい。公報の特許請求の
範囲等に示された語句のうち照合のためのキーワードと
して更に適切なワードがあれば、これをすでに説明した
基本ワードあるいは補助ワードとして追加することで、
更にオペレータの意向に沿った照合作業を行うことがで
きることはもちろんである。
【0049】図16は、図19で説明した照合ワード欄
に表示されたキーワードの一例を表わしたものである。
照合ワード欄103には、照合の元となる文章から自動
的に抽出したりその他の方法で入力した「構造」、「作
用部本体」、……「握り棒」等の基本ワードが、縦一列
の基本ワード欄131に表示されている。また、それぞ
れの基本ワードの横の位置には水平方向にそれぞれ補助
ワード欄132が設けられている。補助ワード欄132
には必ずしも補助ワードを配置する必要がない。基本ワ
ード欄131に配置される各基本ワードは照合作業でそ
れぞれ独立したキーワードとして取り扱われるのに対し
て、補助ワード欄132に配置される補助ワードは対応
する基本ワードを補佐するキーワードなので、必要に応
じて補助ワード欄132に配置されることになる。図1
6に示した例では、「握り棒」という基本ワードに対し
てのみ補助ワードが配置されており、これらは握り棒」
という基本ワードと共通した概念を有するとオペレータ
が判断した「収穫作業」や「カゴ」というキーワードと
なっている。
【0050】図17は、キーワードの照合作業の流れを
表わしたものである。図13に示した照合ボタン126
をマウス13でクリックすると、この照合作業が開始さ
れる。この作業では、まず図16に示した照合ワード欄
103の最初の基本ワードとしての「構造」というキー
ワードが選択される(ステップS201)。選択された
基本ワードに対しては、補助ワードが存在するかどうか
のチェックが行われる(ステップS202)。ここで
は、各キーワードに必要に応じて付加される補助ワード
の組をグループと呼ぶことにする。そのグループについ
て補助ワードが存在すると判別された場合には(Y)、
そのグループの基本ワードと補助ワードのオア(論理
和)をとった形で文章単位の照合が行われる(ステップ
S203)。このレイアウトでは100件の公開公報に
対する照合作業が行われることになる。照合結果とし
て、グループ内のいずれか1つ以上のキーワードが文章
の一部と一致(ヒット)したらそのグループがヒットし
た旨の記録が行われ、どのキーワードもヒットしなかっ
た場合には、その旨の記録が行われる。
【0051】これに対して、そのグループについて補助
ワードが存在しないと判断された場合には(ステップS
202:N)、そのグループには1つの基本ワードしか
存在しないので、その基本ワードについて文章単位の照
合が行われる(ステップS204)。「構造」という基
本ワードについては、補助ワードがセットされていない
ので、ステップS204の処理が行われることになる。
これに対して「握り棒」という基本ワードのグループで
は、図16に示した例の場合、「握り棒」、「収穫作
業」および「カゴ」の3つのキーワードについてオアを
取った形で照合作業が行われる。ステップS204の処
理についても、照合結果としてのヒットの有無が記録さ
れる。
【0052】このようにして、1つのグループのキーワ
ードについて照合作業が終了したら、図2に示したCP
U31は照合ワード欄103に次の基本ワードが存在す
るかどうかをチェックする(ステップS205)。そし
て、存在する場合には(Y)、ステップS202に戻っ
て次のグループの照合作業を行うことになる。以上のよ
うにして、照合ワード欄103の一番下の基本ワードの
グループまで照合作業が終了したら(ステップS20
5:N)、照合率の算出を行う(ステップS206)。
照合率の算出は、照合ワード欄103にセットされてい
る全基本ワードの数、すなわち全グループの数に対する
ヒットの数の割合として、対象となる文章(公開公報)
単位で算出される。例えば図16に示した例では、全部
で9グループのキーワードが存在するので、ある公報に
ついてすべてのグループがヒットすれば照合率は100
パーセントとなる。また、例えば「握り棒」という基本
ワードのグループの3つのキーワードがともにヒットし
たが、他の基本ワードのグループで何もヒットしなかっ
たような公報については、9グループのうちの1グルー
プのみがヒットしたことになるので、照合率は11パー
セントとなる。
【0053】このようにして、対象となるすべての文章
(公報)についての照合率の算出が終了したら、照合率
の高いものから文章の並び替えが行われる(ステップS
207)。そして、設定したスライス値と比較して、そ
れ以上の文章が図13に示したように目次欄102の枠
内に表示される。この例では、「特開平9−1」という
公開特許公報について照合率が92パーセントである旨
の表示が行われている。この場合の表示は、スライス値
が50パーセント以上のものについて行っているので、
結果として表示された内容は公開特許公報が1件という
ことになっているが、スライス値を下げれば、これに応
じてたの公開特許公報が更に枠内に表示される可能性が
ある。なお、照合率の計算で本実施例では基本ワードや
個々の補助ワードを区別することなく、かつ1つのグル
ープ内のキーワードがいくつヒットしてもグループ全体
としてのヒットの有無として算出を行っているが、基本
ワードと補助ワードについて、あるいは1グループ内の
ヒットの個数あるいは回数に対して重み付けを行い、照
合率を算出するようにしてもよいことはもちろんであ
る。
【0054】図18は、ある公報について、「Si」と
いうワードに対する前方隣接ワードと後方隣接ワードな
らびにこれらを用いて抽出される関連ワード(関連語)
を示したものである。ここで前方隣接ワードとは、キー
ワードを求める対象とする文書を順にワードに区切った
ときに「Si」というワードの直前に位置するワードを
いう。また、後方隣接ワードとは、このワードに区切っ
た文書における「Si」というワードの直後に位置する
ワードをいう。これらが1つのワードの一部を構成して
いるか否かは問われない。
【0055】図19は、2つの特許文献「P58−××
×1」と「P58−××1×」についてこれらをすでに
説明した手法で順にワードに分解した様子を表わしたも
のである。この図19で黒塗りの三角(▲)で示したワ
ードが「Si」である。このワードのそれぞれ直前に位
置するワード「非晶質」、「非晶質」、「分解」、「バ
ッタ」……が前方隣接ワードである。また、黒塗りの三
角(▲)で示したワード「Si」のそれぞれ直後に位置
するワード「生成」、「Ge膜」、「Arイオン」、
「基板」、「非晶質」……が後方隣接ワードである。こ
れらについては、図19でアンダーラインで示してい
る。
【0056】図18における「前方語情報」とは、前方
隣接ワードを順にカウントしていって、それらを出現頻
度順に表わしたものである。ここでは「非晶質」という
ワードが37回出現して最高となっている。また、「後
方語情報」とは、後方隣接ワードを順にカウントしてい
って、それらを出現頻度順に表わしたものである。ここ
では「太陽電池」というワードが16回現れて最高とな
っている。
【0057】このようにして求められた前方隣接ワード
は図2に示すRAM34内の予め定めた前方隣接ワード
記憶領域にセットされ、後方隣接ワードは後方隣接ワー
ド記憶領域にセットされる。そして、前方隣接ワード記
憶領域にセットされたいずれかのワードと後方隣接ワー
ド記憶領域にセットされたワードとによって前方と後方
で挟まれるワードを抽出する。
【0058】図20は、このようにして求められた前方
隣接ワードと後方隣接ワードを基にして、関連ワードを
抽出する様子を表わしたものである。この図で三角
(▲)で示したワードの前後に配置されたアンダーライ
ンで示したワードが前方隣接ワードと後方隣接ワードで
あり、三角(▲)で示したワードがこれらによって抽出
された関連ワードである。例えば「非晶質」という前方
語と「太陽電池」という後方語に挟まれた「シリコン」
というワードがワード「Si」の関連ワードとなる。同
様にして、図14に示した文献からは「珪素」というワ
ードも「Si」の関連ワードとして抽出されることにな
る。変形例
【0059】図21は、本発明の変形例として、各人が
所有する書類の管理を行う文章照合装置の作業の概要を
表わしたものである。文章照合装置自体の構成は図1お
よび図2に示したものとほぼ同様であるが、この変形例
の場合には図示しない通信装置を介して文章照合装置が
インターネット等の外部情報源に接続されていることが
好ましい。
【0060】例えば会社の研究開発者は、自分に関連す
る膨大な資料を常に更新しながら効率よくファイリング
を行う必要がある。図21に示す作業は、これを可能と
するものである。まず操作者は、自分が必要とする最重
要の資料をイメージ市、これに近いいくつかの資料をピ
ックアップして、文章照合装置における照合の元となる
文章として入力する。このとき、具体的なキーワードを
入力する必要がないことはもちろんである。例えば「日
経エレクトロニクス」という雑誌の25ページから30
ページまでの特集記事と、「文字放送の50チャネル」
で今日の朝7時に放送のあった電気関係のトピックと、
自分の前に出願した「特開平8−××号公報」の情報と
いうようにキーボード12から指定すればよい(ステッ
プS301)。
【0061】このような特定文章の指定が複数行われる
と(単数でもよいが、複数のほうが照合率の精度がよく
なる。)、文章照合装置ではそれぞれの文章(文献)に
ついて実施例で説明したようにしてキーワードを抽出す
る(ステップS302)。この段階で操作者はそれらの
キーワードの取捨選択を行ってもよい。次に文章照合装
置は、これらのキーワードを出現の割合で重み付けした
り、互いの文章で共通するものに重みを付ける等の操作
を行って最適化処理を行う(ステップS303)。この
結果を操作者はディスプレイ15上で確認し、自分のイ
メージしているキーワードから外れるものを取り除く。
また、必要に応じてたの文章を新たに追加したり、関連
ワードを追加したりして自分の求める情報の輪郭をより
明確にする。もちろん、複数の文章の選択が旨く行って
いるような場合には、このような操作者の負担をかけな
い良好なキーワード抽出が全く自動的に行われることに
なる。
【0062】以上の作業が終了したら、操作者は自己の
現在所有する文章あるいはこれに追加してインターネッ
ト等のネット上でアクセスすることのできる文章に対し
て、抽出したキーワードで照合率を算出させる(ステッ
プS304)。照合率の算出にあたっては、スライスレ
ベルとの関係で抽出した全キーワードの点検を行う必要
がないことはもちろんである。すなわち、スライスレベ
ルをある程度高く設定しておけば、いくつかのキーワー
ドがヒットしなかった段階でその文章をファイリングの
管理対象から外すことができる。照合率の算出された各
文章は、照合率の高い順に設定したファイルのそれぞれ
該当する個所に格納されていく(ステップS305)。
【0063】この結果、例えば夜間や会社の休日である
土曜および日曜にかけて、この図21に示した作業のう
ちのステップS304以降を定期的に実行させること
で、常に自分の求める資料が電子的にファイリングされ
た形で手元に存在することになる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、文章入力手段から照合の元となる文章を入力
すれば、これを基にしてキーワード抽出手段がキーワー
ドを抽出し、この抽出された1または複数のキーワード
を使用して照合の対象となるそれぞれの文章についてこ
れらのキーワードとの一致の割合を示す照合率を算出す
るようにしている。そして、文章単位照合率表示手段
は、文章単位でこれらの照合率を表示するようにしたの
で、装置の操作者は単に照合の基となる文章を選択する
だけでこれに対応する文章を簡単に拾い出すことがで
き、例えばある研究テーマにもっとも関連する特許情報
のような対応する内容の文章を簡単に見つけ出すことが
できる。したがって、検索あるいは文章の照合に不慣れ
なものであっても、適切な検索あるいは照合作業を迅速
に行うことができるようになる。
【0065】また請求項2記載の発明では、第1のキー
ワードを基にして文章中で直前に配置されている前方隣
接ワードと直後に配置されている後方隣接ワードとに挟
まれている照合の元となる文章についての新たなワード
としての第2のキーワードを生成し、これら2種類のキ
ーワードを使用して文章の照合を行うことにしているの
で、同義語等の関連語が新たに照合の対象となり、操作
者に負担をかけることなく信頼性の高い照合を行うこと
ができる。
【0066】更に請求項3記載の発明では、第1のキー
ワードのそれぞれの格納場所をキーワードの先頭の文字
のコード情報を用いたファイル名とすることで、インデ
ックスの作成を不要とし、文章照合装置の管理を単純化
することができる。
【0067】また請求項4記載の発明では、例えば記憶
媒体ごとにそれに格納された文章の内容に応じて第1の
キーワードを用意しているような場合、これ以外のキー
ワードを指定したときにそれが無効であることを表示す
るようにすれば、他の候補となるキーワードをこれに代
わって入力することができ、信号作業に支障をきたさな
いようになる。
【0068】更に請求項5記載の発明では、第1のキー
ワード配置欄に第1のキーワードをそれぞれ独立したキ
ーワードとして配置すると共に、これら配置される第1
のキーワードのそれぞれに必要に応じて第2のキーワー
ドを配置できるように第2のキーワード配置欄を設ける
ことにした。このため、それぞれのキーワードの関係が
見やすくなり、キーワードの適切な選定が可能になる。
【0069】また請求項6記載の発明では、請求項2記
載の発明と同様の第2のキーワードを使用することで、
操作者に特別の負担をかけることなく照合率を向上るこ
とができる。
【0070】更に請求項7記載の発明では、照合対象に
近い複数の文章からキーワードを抽出してこれらの中か
ら共通する関連性の強いキーワードを抽出することにし
たので、操作者に負担をかけることなく、より適切なキ
ーワードの抽出が可能になる。
【0071】また請求項8記載の発明では、複数の文章
を特定のキーワードと照合して、それぞれのキーワード
のヒットした率としての照合率を算出し、これによって
的を絞ったキーワードを使用して、例えば多量の文章に
ついて照合率を求め、これらを照合率に応じたフォルダ
に区分けして格納することで、これらの文章の効率的な
活用が可能になる。また、定期的にこのような照合とフ
ォルダへの振分を行うことで、表示変化する各種文章を
必要度に応じて管理することが可能になり、膨大な情報
の中から真に必要な情報のみを管理することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における文章照合装置の構成
を示すシステム構成図である。
【図2】パーソナルコンピュータ本体の回路構成の概要
を示すブロック図である。
【図3】本実施例の特許情報照合用CD−ROMのデー
タ格納状態を原理的に表わした説明図である。
【図4】本実施例の文章照合装置でCD−ROMをパー
ソナルコンピュータ本体にセットした際の処理の様子を
表わした流れ図である。
【図5】図3で示した本実施例の特許情報照合用CD−
ROMを図1に示したCDドライバにセットした状態で
ディスプレイに表示される画面を表わした説明図であ
る。
【図6】照合の対象となるとなる文章を格納したフォル
ダを指定している様子を表わした説明図である。
【図7】具体的な複数の公報が収容された場所が選択さ
れた様子を表わしてた説明図である。
【図8】照合対象を確認するためのメッセージが表示さ
れた様子を表わした説明図である。
【図9】照合開始を示す「OK」ボタンが押された場合
のディスプレイ上の初期画面を表わした説明図である。
【図10】照合の元となる文章を入力する文章入力ボタ
ンを選択した場合の、ディスプレイの表示内容の一例を
表わした説明図である。
【図11】「あり」と示された領域にワードが抽出され
た状態を示す説明図である。
【図12】基本ワードが「照合」というウィンドウの
「基本ワード」の個所に転記された状態の一例を表わす
説明図である。
【図13】抽出された2つのワードの中から「収穫作
業」というワードをクリックして「補助ワード」の欄に
配置した状態を表わした説明図である。
【図14】目次欄に表示された公報のなかから所望のも
のをマウスでクリックしたときにディスプレイに表示さ
れる内容を表わした説明図である。
【図15】図14に表示された内容の一部としての選択
図を拡大して表示した説明図である。
【図16】図19で説明した照合ワード欄に表示された
キーワードの一例を表わした説明図である。
【図17】本実施例でのキーワードの照合作業の流れを
表わした流れ図である。
【図18】ある公報について、「Si」というワードに
対する前方隣接ワードと後方隣接ワードならびにこれら
を用いて抽出される関連ワード(関連語)を示した説明
図である。
【図19】2つの特許文献「P58−×××1」と「P
58−××1×」についてこれらをすでに説明した手法
で順にワードに分解した様子を表わした説明図である。
【図20】前方隣接ワードと後方隣接ワードを基にし
て、関連ワードを抽出する様子を表わした説明図であ
る。
【図21】本発明の変形例として、各人が所有する書類
の管理を行う文章照合装置の作業の概要を表わした流れ
図である。
【図22】特許文献に代表される技術文献の媒体の種類
の利用の変化を時間と共に表わした説明図である。
【符号の説明】
11 パーソナルコンピュータ本体 12 キーボード 15 ディスプレイ(モニタ) 22 特許情報照合用CD−ROM 31 CPU 34 RAM 38 磁気ディスク 101 照合ウィンドウ 102 目次欄 103 照合ワード欄 104 ワード欄 111 照合の元となる文章を入力する領域 113 「あり」と示された領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照合の元となる文章を入力する文章入力
    手段と、 この文章入力手段によって入力された文章からキーワー
    ドを抽出するキーワード抽出手段と、 このキーワード抽出手段によって抽出されたキーワード
    を用いて照合の対象となるそれぞれの文章について前記
    キーワードとの一致の割合としての照合率を算出する照
    合率算出手段と、 この照合率算出手段によって算出された照合率を照合の
    対象となった各文章ごとに表示する文章単位照合率表示
    手段とを具備することを特徴とする文章照合装置。
  2. 【請求項2】 前記キーワードは、前記照合の元となる
    文章について予め選定した第1のキーワードと、これら
    選定した第1のキーワードがその文章中で直前に配置さ
    れている前方隣接ワードと直後に配置されている後方隣
    接ワードとに挟まれている前記照合の元となる文章につ
    いての新たなワードとしての第2のキーワードとの双方
    を含むものであり、前記照合率算出手段はこれら第1お
    よび第2のキーワードを使用して照合率を算出するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の文章照合装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のキーワードは、前記照合の元
    となる文章と対になった用語として選択可能な形で予め
    所定の記憶領域に格納されており、かつこれら第1のキ
    ーワードはそれらを構成する先頭の1文字を前半のコー
    ド情報と後半のコード情報とに分けたときのこれらのコ
    ード情報を組み合わせたファイル名のファイルにそれぞ
    れ格納されていることを特徴とする請求項1記載の文章
    照合装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のキーワードは、前記照合の元
    となる文章と対になった用語として選択可能な形で予め
    所定の記憶領域に格納されており、キーワードが入力さ
    れたときこれが第1のキーワードと一致するか否かを表
    示する第1のキーワード選択可否表示手段と、 このキーワード選択可否表示手段が第1のキーワードと
    一致していないことを表示したとき第1のキーワードの
    候補となる他のキーワードの入力を行わせるキーワード
    再入力手段とを具備することを特徴とする請求項1記載
    の文章照合装置。
  5. 【請求項5】 検索のためのキーワードのうちの第1の
    キーワードを配置する第1のキーワード配置欄と、この
    第1のキーワード配置欄にそれぞれ配置される第1のキ
    ーワードに対して必要に応じて補助となる第2のキーワ
    ードを対応付けて配置する第2のキーワード配置欄とを
    行と列との関係で表示する照合フレーム表示手段と、 この照合フレーム表示手段によって表示された第1のキ
    ーワード配置欄にそれぞれ第1のキーワードを入力する
    第1のキーワード入力手段と、 前記照合フレーム表示手段によって表示された第2のキ
    ーワード配置欄に特定の第1のキーワードのみに対応つ
    けて第2のキーワードを入力する第2のキーワード入力
    手段と、 第1のキーワードとそれに対応する第2のキーワードを
    1つのグループとしたときの、同一グループ内のいずれ
    かのキーワードが照合対象となる文書に対して一致する
    か否かをグループ別に独立して判別する照合手段と、 前記グループ内の少なくとも1つのキーワードが前記照
    合手段によって一致したときをそのグループが照合につ
    いてヒットしたものとして、全グループについてのヒッ
    トの割合を照合率として算出する照合率算出手段とを具
    備することを特徴とする文章照合装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のキーワード配置欄に第1のキ
    ーワードを配置した状態で、前記第2のキーワード入力
    手段は、これら第1のキーワードが直前に配置されてい
    る前方隣接ワードと直後に配置されている後方隣接ワー
    ドとに挟まれている前記照合の元となる文章についての
    新たなワードとしての第2のキーワードを抽出して入力
    することを特徴とする請求項5記載の文章照合装置。
  7. 【請求項7】 照合対象に近い複数の文章を選別する
    複数文章選別手段と、 この複数文章選別手段によって選別されたそれぞれの文
    章からそれらの内容を特定するキーワードをそれぞれ抽
    出するキーワード抽出手段と、 このキーワード抽出手段によって抽出された各文章ごと
    のキーワードの中から共通する関連性の強いキーワード
    を抽出するキーワード最適化手段と、 このキーワード最適化手段によって抽出されたキーワー
    ド用いて照合の対象となる文章について照合を行う照合
    手段とを具備することを特徴とする文章照合装置。
  8. 【請求項8】 複数の文章を特定のキーワードと照合し
    て、それぞれのキーワードのヒットした率としての照合
    率を算出する照合率算出手段と、 これらの文章を照合率に応じてあらかじめ用意したフォ
    ルダに振り分けることで、これらの文章を照合率に合っ
    た格納場所に格納する文章格納振分手段とを具備するこ
    とを特徴とする文章照合装置。
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